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Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「Overnight Sensation
〜時代はあなたに委ねてる〜」
trfシングル
初出アルバム『dAnce to positive
B面 Overnight Sensation
〜時代はあなたに委ねてる〜
[Extended Mix]
リリース
規格 8cmCD
ジャンル J-POP
レーベル avex trax
作詞・作曲 小室哲哉
プロデュース Tetsuya Komuro
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1995年度年間27位(オリコン)
  • trf シングル 年表
    masquerade
    (1995年)
    Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜
    (1995年)
    BRAND NEW TOMORROW
    (1995年)
    テンプレートを表示

    Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」(オーバーナイト・センセーション じだいはあなたにゆだねてる)は、1995年3月8日avex traxよりリリースされたtrfの10枚目のシングル。(2006年11月29日に廉価版12cmシングルとして再発売。)

    解説

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    前月に発売された「masquerade」に続き3ヶ月連続リリース第3弾の曲で、ホンダライブDioコマーシャルソングタイアップ付きで本人たちが同CMにも出演している。また小室哲哉・trf双方の要望が取り入れられた曲である。プロデューサーである小室によれば、ソウルミュージックディスコの全盛期であった「1970年代を意識して作った曲」であり、いわゆるソウルミュージックの中にあるソウルクラシックなどを取り入れた曲である。BPM的にも踊りやすく作られている。これはダンサーチームへの「ここまで頑張ってくれてありがとう」の気持ちが入ってると後に小室がコメントしている。[要出典]

    歌詞のコンセプトは、「OLのお話」「身近に感じられる応援歌[1]

    DJ KOOは「悲しそうに歌えば悲しく響くし、フランク・シナトラの『マイ・ウェイ』みたいに歌い上げれば、その方向に印象付けられる曲だ」と感じ、「リスナーの聴き方で、リスナーなりのポジティブさを想って欲しい」という意向から、YU-KIには「特定の感情を露わにしない」歌い方を指示し、どう感じるかはリスナーの想像に委ねた[1]

    TRFコーク・イントゥ・ザ・グルーヴ』の人気曲投票で4位となった。日本テレビ系の音楽番組速報!歌の大辞テン』でコメント出演の際にはDJ KOOが「trfの楽曲の中でも1番歌った曲」と語っている。また、この曲を聴いたウルフルズが『LOVE LOVEあいしてる』に出演の際にメンバー全員が「衝撃を受けた曲」と語っている[要出典]。同番組にSPEEDが出演した際も同様の事を語っており、実際にこの曲を歌っている。[2]

    trfのシングルは「survival dAnce 〜no no cry more〜」から本作までオリコンの集計で5作連続ミリオンセラーを記録している。これは、ピンク・レディーB'zに続いて史上3組目の達成(後に、Mr.ChildrenGLAYAKB48も達成)。コンピレーション・アルバムとして発売された『TK MILLION WORKS』にも収録された。

    1995年8月19日公開の東映フジテレビ共同製作によるぼくたちの映画シリーズ第1弾『花より男子』では挿入歌(エンディングテーマ)に起用され、劇中にtrfが出演、歌唱している。また1995年12月31日の『第37回日本レコード大賞』では、この曲で大賞を受賞し、エイベックス初のレコード大賞受賞に輝いている。それを記念して専用のケース付きテレホンカードが作られた。

    ナンシー関は「もうすごい。酔った親父の説教のように、1から10まで言って聞かせるというような押しの強さであり、聴く側の解釈の自由を許さない」と評している[3]

    後に地球ゴージャス岸谷五朗寺脇康文がYU-KIとの合唱の形でカバーし、「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜 -meets Goro Kishitani & Yasufumi Terawaki-」のタイトルでTRFのアルバム『Lif-e-Motions』に収録された。

    バリエーション

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    「Overnight Sensation〜時代はあなたに委ねてる〜」には以下のバリエーションがある。

    • TVバージョン(テレビ用に編集されたものでOriginal Mix+Extended Mixを組み合わせ曲も短くなっている。)
    • ライブバージョン1(曲終了後もう一度サビから開始。dAnce to positive tour、BRAND NEW TOMORROW in TOKYO DOME)
    • ライブバージョン2(曲の始まりをHiper Mix4のミックス+Original Mix+ライブバージョン3を組み合わせたもの:SILENT NIGHT TOURやa-nation'04で使用)
    • ライブバージョン3(exicoast TOURより曲最後のアレンジが変更)

    収録曲

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    作詞・作曲:小室哲哉 編曲:小室哲哉&久保こーじ、Mix: Pete Hammond & Steve Hammond

    1. Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜 [Original Mix]
    2. Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜 [Extended Mix]
    3. Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜 [Original Karaoke]

    収録アルバム

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    カヴァーした歌手

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    • 東京女子流 - 2012年12月19日発売のアルバム『TRFリスペクトアイドルトリビュート!!』、2013年1月31日発売のアルバム『約束』に収録。編曲は松井寛、エレキギターは土方隆行が担当している。東京女子流のライブで継続的に数多くパフォーマンスされている。
      • 東京女子流のメンバーの庄司芽生は、デビュー前の2008年にTRFのツアーアクトダンサーオーディションに合格しており、TRFのツアーのステージや、SAM・ETSU・CHIHARUがプロデュースするa-nation’09のアクトダンサーに出演していたこのアクトダンサー出演後に、エイベックスのスタッフからスカウトされ、東京女子流のメンバーとしてデビューしている)。
    • 涼野ユウ(CV.内田雄馬) - 2019年7月24日発売のシングル『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- マイソングシングルシリーズ 涼野ユウ』に収録。編曲はmichitomoが担当。テレビアニメ『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』第8話エンディングテーマ。
    • 向井拓海(CV.原優子) - 2020年8月21日、ゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』内のDJ KOOコラボレーションとして配信された楽曲「TRF×CG -DJKOO Mix-」のひとつとして収録。[4]。同年9月26日から単体で配信[5]
    • ミームトーキョー - 2023年10月4日に配信でリリース[6]

    関連項目

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    出典

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    1. ^ a b 角川書店刊『月刊カドカワ』1995年5月号「trf『快楽のGROOVE』」237Pより。
    2. ^ LOVE LOVE あいしてる SUMMARY」SPEED”. フジテレビ (1997年3月29日). 2016年1月22日閲覧。
    3. ^ 朝日新聞社刊『聞いて極楽(文庫版)』ナンシー関著162Pより。
    4. ^ “「デレステ」、コラボキャンペーン「DJ KOOのデレステ最KOO!」を開催! アイドルたちがTRFの楽曲をカバー”. GAME Watch. (2020年8月21日). https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1272234.html 2020年8月31日閲覧。 
    5. ^ スターライトステージ [@imascg_stage] (2020年9月26日). "アイドルたちがカバーした楽曲を新たに追加しました!". X(旧Twitter)より2020年10月17日閲覧
    6. ^ ミームトーキョー、TRF「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」カバー曲リリース”. BARKS (2023年9月27日). 2023年10月9日閲覧。

    外部リンク

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