「女川駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎(2019年3月) |
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|よみがな = おながわ |
|よみがな = おながわ |
2020年2月15日 (土) 02:19時点における版
女川駅 | |
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駅舎(2019年3月) | |
おながわ Onagawa | |
◄浦宿 (2.3 km) | |
宮城県牡鹿郡女川町女川浜字大原477-59 | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 |
■石巻線[1] (■■仙石東北ライン含む) |
キロ程 |
44.7km(小牛田起点) 仙台から塩釜・矢本経由で64.0 km |
電報略号 | オハ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
222人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1939年(昭和14年)10月7日 |
備考 | 業務委託駅 |
女川駅 | |
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おながわ Onagawa | |
(1.4 km) 女川港► | |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 石巻線(貨物支線) |
キロ程 | 0.0 km(女川起点) |
開業年月日 | 1958年(昭和33年)8月11日 |
廃止年月日 | 1980年(昭和55年)8月1日 |
女川駅(おながわえき)は、宮城県牡鹿郡女川町女川浜字大原にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)石巻線の駅。同線の終着駅となっている。
歴史
- 1926年(大正15年)7月15日:金華山軌道の女川駅(北緯38度26分24.9秒 東経141度26分30.6秒)が開業。
- 1939年(昭和14年)
- 10月7日:鉄道省石巻線の女川駅(北緯38度26分46秒 東経141度26分45.5秒)が開業。
- 10月29日:金華山軌道が全線休止。
- 1940年(昭和15年)5月3日:金華山軌道が全線廃止。国鉄開業による経営不振と認められ、国から補償を受けた[2]。
- 1958年(昭和33年)8月11日:当駅 - 女川港駅間貨物支線開業。
- 1980年(昭和55年)8月1日:当駅 - 女川港駅間貨物支線廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)3月17日:石巻 - 渡波間復旧に伴い、代行バス区間が当駅 - 渡波駅間に短縮。
- 2013年(平成25年)3月16日:渡波 - 浦宿間復旧に伴い、代行バス区間が当駅 - 浦宿駅間に短縮。
- 2015年(平成27年)3月21日:女川町が計画する駅周辺のまちびらきに合わせ、当駅が約200m内陸側に移設(北緯38度26分48.3秒 東経141度26分38.3秒)され、浦宿駅 - 当駅間が復旧[1]。
- 2016年(平成28年)8月6日:仙石東北ラインの一部列車が直通運転開始[7]。
-
被災後の旧駅舎。ホームとエレベーターシャフトのみが残された(2011年3月)
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駅から流された列車。1両は画像左上の丘の中腹まで打ち揚げられた(2011年3月)
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更地になった駅跡地(2012年9月)
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女川運動公園前の代行バス乗り場(2012年9月)
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームの有効長は4両分。震災前より約200メートル内陸に、地盤がおよそ7 - 9メートルかさ上げされた場所に移設された[1]。 鉄骨3階建ての建物に駅舎と町営の温浴施設「女川温泉ゆぽっぽ」が合築されており、建築家の坂茂が設計を担当した[8]。特徴的な白く大きな屋根は、羽ばたくウミネコをイメージしている[8]。女川町が復興のシンボルとして、総工費8億5,000万円をかけて建設した。1階が駅、2階が浴場、3階は展望フロアとなっている。
石巻駅が管理し、JR東日本東北総合サービスが受託する業務委託駅(早朝夜間駅員不在)。出札窓口(POS端末設置・指定券取扱い)・自動券売機設置。
最終列車の旅客扱い終了後は夜間滞泊せず、石巻駅に回送される(当駅発の一番列車も石巻駅から回送される)。
- 東日本大震災被災前
頭端式ホーム1面2線を有する地上駅(主に1番線使用)。駅舎とホームの間には18段の階段があったが、1960年(昭和35年)5月24日のチリ地震津波到来の際に水が達した段には、青いラインが引かれていた。階段横には、車椅子対応型のエレベーターが2011年(平成23年)3月17日使用開始に向けて設置中だった。2番線側には機回し線が敷設されており、2009年(平成21年)10月10日 - 12日の間に小牛田駅 - 当駅間で運行された「SLホエール号」のC11形蒸気機関車が機関車を付け替えるために使用された。
-
被災前の旧駅舎(2007年9月)
-
機回し線とホーム(2010年6月)
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ホームから石巻方面を望む(2010年6月)
-
ホーム中ほどより駅舎側を望む(2004年9月)
利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は222人である[利用客数 1]。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 521 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 499 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 468 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 445 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 428 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 382 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 347 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 348 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 348 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 325 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 314 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | ||
2012年(平成24年) | 54 | [利用客数 13] |
2013年(平成25年) | 48 | [利用客数 14] |
2014年(平成26年) | 62 | [利用客数 15] |
2015年(平成27年) | 172 | [利用客数 16] |
2016年(平成28年) | 206 | [利用客数 17] |
2017年(平成29年) | 222 | [利用客数 18] |
2018年(平成30年) | 222 | [利用客数 1] |
駅周辺
女川湾の湾奥、女川漁港のある女川町の中心部に位置する。震災後に移設された女川駅から女川湾方面へ向かう通路沿いに商店街「シーパルピア女川」が整備された[9]。
その他
- 全国有数の港町である女川の玄関口であるとして2002年(平成14年)、東北の駅百選に選定された。
- 東日本大震災被災前は、当駅 - 女川港間貨物支線跡は遊歩道になり同駅から東へ延びていた。また終点にあった魚市場は直接貨車へ魚介類の積み込みができるように段差になっており当時の面影が見られていた。
- 震災前に駅に隣接していた女川温泉ゆぽっぽには、JRより譲り受けた廃車車両(キハ40 519、「望郷山」と命名)があり、首都圏色に塗り直して内装をお座敷に改装し、休憩室として温泉利用者に開放されていた。車両はホームからも見ることができた。浴室内にはほっとゆだ駅と同様に列車の発車時刻を知らせる信号機があった。
-
駅に隣接する被災前の「女川温泉ゆぽっぽ」(2007年9月)
-
被災前のゆぽっぽの浴場(2006年12月)
-
駅併設の足湯(2007年9月)
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■石巻線・■■仙石東北ライン
- ■快速(赤快速)・■普通
- 浦宿駅 - 女川駅
- ■快速(赤快速)・■普通
かつて存在した路線
脚注
記事本文
- ^ a b c 百武信幸(2015年3月22日). “東日本大震災:JR石巻線つながった 最後の2.3キロ開通”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ 「金華山軌道株式會社及朝倉軌道株式會社所屬軌道ノ經營廢止ニ對スル補償ノ爲公債發行ニ關スル法律案」『帝国議会衆議院議事摘要75回』 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- ^ 白岩秀基、羽尻拓史、喜多俊介 (2011年3月13日). “ビル屋上に車、駅は土台だけ…女川襲った津波”. YOMIURI ONLINE. オリジナルの2013年1月11日時点におけるアーカイブ。 2018年12月19日閲覧。
- ^ 宮城県・女川町の空撮 - 朝日新聞
- ^ 主な線区の運転計画について - 東日本旅客鉄道仙台支社(2011年10月11日)
- ^ 石巻線代行バス バス停位置 (PDF) - 東日本旅客鉄道仙台支社
- ^ 仙石東北ライン一部列車の女川駅直通運転の開始について (PDF) - 東日本旅客鉄道仙台支社(2016年6月29日)
- ^ a b 石巻線全線が復旧 女川駅再開からはじまる「まちびらき」 - dot(2015年3月22日)
- ^ JR女川駅前:「これからやるぞ」27店舗の新商業施設 - 毎日新聞(2015年12月23日)
利用状況
- ^ a b “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月8日閲覧。