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「塩尻駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 03:19時点における版

塩尻駅
東口駅舎
しおじり
Shiojiri

地図

塩尻駅の位置(長野県内)
塩尻駅
塩尻駅
塩尻駅位置図(長野県)
所在地 長野県塩尻市大門八番町[1]
北緯36度6分51.61秒 東経137度56分52.16秒 / 北緯36.1143361度 東経137.9478222度 / 36.1143361; 137.9478222座標: 北緯36度6分51.61秒 東経137度56分52.16秒 / 北緯36.1143361度 東経137.9478222度 / 36.1143361; 137.9478222
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)*
東海旅客鉄道(JR東海)
日本貨物鉄道(JR貨物)
電報略号 ホシ[1]
駅構造 地上駅[1]橋上駅
ホーム 3面6線[1]
乗車人員
-統計年度-
4,297人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1902年明治35年)12月15日[1]
乗入路線 3 路線
所属路線 中央本線(JR東日本中央東線・本線)
CF 中央本線(JR東海中央西線)**
キロ程 222.1(東京起点)
名古屋から174.8 km
みどり湖 (3.9 km)
(4.2 km) 洗馬
所属路線 中央本線(JR東日本中央東線・辰野支線)
キロ程 27.7 km(岡谷起点)
小野 (9.9 km)
所属路線 篠ノ井線**(JR東日本)
キロ程 0.0 km(塩尻起点)
(3.8 km) 広丘
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口[1]
標高:715.8m[1]
* 会社境界駅(旅客営業ではJR東日本の管轄駅)
** 中央本線(辰野支線除く) - 篠ノ井線の間で直通運転実施。
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塩尻駅(しおじりえき)は、長野県塩尻市大門八番町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)のである[1]

概要

塩尻駅付近の路線図。塩尻駅から4方向へ路線が延びている。

東京 - 名古屋の二つの都市圏を結ぶ中央本線所属線とし[2]、当駅を起点として長野県の二大都市である長野松本方面への篠ノ井線が接続する、要衝となる駅である。また、中央本線はみどり湖駅経由の本線辰野駅経由の支線が分岐しており、合計4方向へ路線が延びるターミナル駅となっている。

1987年昭和62年)の日本国有鉄道(国鉄)の分割民営化以降、中央本線の旅客営業においては当駅がJR東日本とJR東海の境界駅となっており、当駅より東(東京側)の本線と辰野駅経由の支線および篠ノ井線はJR東日本が、西(名古屋側)はJR東海が管轄している。中央本線のうちJR東日本の管轄部分を中央東線(ちゅうおうとうせん)、JR東海の管轄部分を中央西線(ちゅうおうさいせん)と呼び区別することがある(東線・西線の呼称は国鉄時代からある)。当駅施設はJR東日本が所有・管理しており、JR東日本・JR東海の管理境界点は中央西線の第一場内信号機のところに明示されている。また4方向ともJR貨物が第二種鉄道事業者として貨物営業を行っている。

特急列車は一部を除く「あずさ」と全ての「しなの」が停車する。普通列車は中央東線(本線)・中央西線それぞれから来る列車のほとんどが篠ノ井線を通じて松本駅まで乗り入れているのに対し、中央東線・中央西線を当駅でまたぐ定期列車は存在せず、運行系統が完全に分断されている。

中央本線の辰野経由の支線(旧線)を含めた当駅以東と篠ノ井線松本駅までが東京近郊区間となり、東京近郊区間の駅では最も西に位置する。中央本線当駅 - 中津川駅間や辰野経由の支線では交通系ICカードを利用できない。

歴史

1975年(昭和50年)当時の駅舎の俯瞰画像。上は篠ノ井線、左は中央西線、右下は中央東線本線(現辰野支線)。中央西線と篠ノ井線の直通列車はスイッチバックする必要があった。

駅構造

島式ホーム3面6線を有する地上駅[1]橋上駅舎を持つ。

直営駅駅長配置)であり、管理駅として中央本線みどり湖駅、辰野支線辰野駅 - 小野駅間、篠ノ井線広丘駅を管理している。

駅舎内にはみどりの窓口[1](営業時間 6:00 - 21:40)、指定席券売機自動券売機[1]エレベーター改札内外)が設置されている。2005年平成17年)12月19日には自動改札機が設置された。待合室・ホーム上にはキオスク・売店「NewDays[1]立ち食いそば[1]がある。改札の外とホームにトイレが設置されている[1](3番線・4番線ホームを除く)。多目的トイレは改札外にある。

3番線、4番線ホームには、「一駅一名物」として、塩尻特産ブドウメルロー種)の木柵があり、地元の人々が管理している[1]。秋には収穫も行われる[1]。 かつては中央東線寄りに駅施設が置かれていたが、1982年昭和57年)5月17日に現在地となる篠ノ井線側に移転して、中央本線は当駅でスイッチバックする線形となった[1]。旧本線も連絡線として存置され、デルタ線を形成している。

駅施設の移転後、塩尻駅をまたいで中央東線と中央西線を直通運転した営業列車は臨時急行「たてしな」1986年7月19・20日に名古屋駅 - 小淵沢駅間で運転)と臨時特急「あずさ木曽号」(2001年9月8・9・15・16日に東京駅 - 上松駅間で運転)、臨時特急「木曽あずさ号」(2017年7月1・2日・8月26・27日・9月9・10日に新宿駅 - 南木曽駅間で運転[3])、臨時特急「諏訪しなの号」(2017年7月8・9日・9月23・24日に名古屋駅 - 茅野駅間で運転)だけである。この両路線を結ぶ連絡線は塩尻駅の東京・名古屋寄りにあるため、直通運転するには以下のいずれかの方法以外ではできない。

  1. 連絡線を通る(旅客ホームを経由しない)。
  2. 当駅で方向転換する。
  3. 当駅を行き過ぎて[注釈 1]松本駅など当駅より北の駅で折り返し、当駅に戻り西線もしくは東線に直通する。

なお、塩尻駅で方向転換をして中央東線・中央西線の直通運転をする場合は全方向に対応している4番線を使用する必要がある。

移転前は、島式2面4線(ホーム間にある中線を含めれば5線であるが、番号には数えられていなかった)を有する地上駅で、中央本線の東京方面(中央東線)と名古屋方面(中央西線)がスルー可能な配線になっており、その一方で中央西線と篠ノ井線の間を直通する列車(「しなの」・「ちくま」など)は、スイッチバックを強いられていた[1]東海道新幹線開業前は中央本線も東海道本線迂回路線としての機能を兼ねていたため)。ホームは、主に1・2番線が篠ノ井線下り(篠ノ井方面)、3番線が中央本線上り(東京方面)、4番線が中央本線下り(名古屋方面)が使用していた。なお、旧駅の着発線は通称「塩尻大門」として残されており、主に貨物列車が待避するために用いられている。JR貨物の塩尻機関区はここに接して置かれている。旧駅跡地は塩尻市役所から南へ道形(みちなり)に直進するとあり、駅前広場跡は車両通行止めあるいは交通規制となっている。

のりば

番線 路線 行先 備考
1 中央東線(みどり湖経由) 上諏訪小淵沢新宿方面  
2 篠ノ井線 松本篠ノ井長野方面 中央東線方面から
3 中央東線(辰野経由) 辰野方面 一部列車は1・4番線から発車
中央東線(みどり湖経由) 上諏訪・小淵沢・新宿方面 一部の列車
篠ノ井線 松本・篠ノ井・長野方面
4 中央東線(みどり湖経由) 上諏訪・小淵沢・新宿方面 主に待避・始発列車
篠ノ井線 松本・篠ノ井・長野方面
CF 中央西線 木曽福島中津川名古屋方面
5 CF 中央西線 木曽福島・中津川・名古屋方面  
6 篠ノ井線 松本・篠ノ井・長野方面 中央西線方面から

(出典:JR東日本:駅構内図

主にみどり湖経由の中央東線は1番線、中央西線は5番線、篠ノ井線は2番線または6番線、辰野方面は3番線に発着する。

貨物取扱

現在、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっており、貨物列車の発着はない。貨物設備もなく、専用線も当駅には接続していない。

2000年3月まで旧駅跡地の「塩尻大門」から分岐し、その西側にある昭和電工塩尻事業所へ至る専用線があった。新興駅発送の酸化アルミニウム(アルミナ)輸送が行われていたが、3月17日の新興駅発送をもって廃止された。

また、有蓋車用の貨物ホームも設置されていたが、駅移転に伴い1982年に廃止された。

駅弁

とりめし

主な駅弁は下記の通り[4]

  • とりめし
  • 小さな信濃路
  • 山里おつまみ弁当
  • 山菜釜めし
  • とり釜めし
  • アルプス道づれおむすび弁当
  • 信州和風牛肉弁当
  • アルプスの四季
  • 信州ジビエ祭弁当

利用状況

JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員4,297人である[利用客数 1]

近年の推移は以下のとおりである。なお、この統計には各線の乗り換え客は含まれていない。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 3,943 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 3,895 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 3,888 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 3,832 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 3,758 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 3,623 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 3,663 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 3,701 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 3,679 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 3,604 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 3,699 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 3,775 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 3,883 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 3,944 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 3,785 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 3,981 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 4,097 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 4,215 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 4,297 [利用客数 1]

駅周辺

塩尻の市街地は駅の東側に広がるが、駅は市街地からやや離れた場所に位置する。徒歩での移動は可能。

路線バス

その他

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
中央本線(中央東線)・篠ノ井線
快速・普通(いずれも「みすず」含む)
みどり湖駅 - 塩尻駅 - 広丘駅
※左方向が中央東線、右方向が篠ノ井線の駅である。
中央本線(辰野支線)
小野駅 - 塩尻駅
東海旅客鉄道(JR東海)
CF 中央本線(中央西線)
  • 特急「しなの」停車駅
普通
洗馬駅 - 塩尻駅 - 広丘駅(東日本旅客鉄道 篠ノ井線)

脚注

記事本文

注釈

  1. ^ 塩尻通過の定期列車は、特急あずさの下り7、11、15、23号と上り6、12、22、32号のみである(2019年3月16日改正時点)。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、54-55頁。ISBN 9784784071647 
  2. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  3. ^ 特急“木曽あずさ号”運転 - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2017年7月2日
  4. ^ 『JR時刻表』2017年3月号、交通新聞社、2017年、553頁。 

利用状況

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月10日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月29日閲覧。

関連項目

外部リンク