「勝沼ぶどう郷駅」の版間の差分
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|画像説明 = 勝沼ぶどう郷駅<br />(2018年10月10日撮影) |
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|よみがな = かつぬまぶどうきょう |
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2020年2月15日 (土) 07:09時点における版
勝沼ぶどう郷駅* | |
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勝沼ぶどう郷駅 (2018年10月10日撮影) | |
かつぬまぶどうきょう Katsunumabudōkyō | |
◄甲斐大和 (6.0 km) (4.4 km) 塩山► | |
所在地 | 山梨県甲州市勝沼町菱山3052 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■中央本線 |
キロ程 | 112.5 km(東京起点) |
電報略号 | ヌマ←ツマ(改称前) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
443人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)4月8日 |
備考 |
業務委託駅 * 1993年に勝沼駅から改称 |
勝沼ぶどう郷駅(かつぬまぶどうきょうえき)は、山梨県甲州市勝沼町菱山にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。
歴史
勝沼はすでにこの地域に開通していた中央本線上に新しく設置された駅である。まず1913年(大正2年)に大日影信号場が設置され、それが駅に昇格する形で同年4月8日に勝沼駅は開業した。
当時は勾配上にホームを設けるのを避け、通過可能なスイッチバック駅であったが、1968年(昭和43年)にスイッチバックは廃止された。
1993年(平成5年)に現在の勝沼ぶどう郷駅へ改称された。さくらんぼ東根駅、井川さくら駅などこの後地名と名物を組み合わせた駅名がJR東日本には多く登場するが、この駅はその嚆矢となった。
年表
- 1913年(大正2年)
- 1960年(昭和35年)6月11日:貨物の取扱を廃止。
- 1968年(昭和43年)8月30日:複線化に伴いスイッチバック運転解消。
- 1980年(昭和55年)10月:現駅舎の使用開始。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 1993年(平成5年)4月1日:勝沼ぶどう郷駅に改称。
- 1998年(平成10年):「関東の駅百選」に選定される。選定理由は「四季折々の季節の中で勝沼の町のシンボルとなるぶどうの丘を望む駅」。
- 2004年(平成16年)10月16日:簡易Suica改札機を導入。
- 2015年(平成27年)3月24日:指定席券売機を設置。
駅構造
島式ホーム1面2線を持つ地上駅。のりばは駅舎側から1番線、2番線である。この地域に中央本線が開通した後に開設された駅であり、開業当初はホームなどを急勾配にしないためスイッチバック駅であった。
スイッチバック駅といっても通過が可能な構造で、当駅に停車する列車のみ駅の甲府寄りで本線から分岐した線路を進み当駅に入っていた。
スイッチバックが廃止されたのは1968年8月30日のことである。このときからこの駅のホームは25‰の勾配がある本線上に設けられているが、スイッチバック時代の遺構が残っており、公園として整備されている。日本国有鉄道(国鉄)形式の駅名標「勝沼」を復刻した旧ホームなどの整備が行われており、復刻のため駅名標の隣駅は「甲斐大和」ではなく「初鹿野」になっている。
ホームは駅舎より高い位置にあり、駅舎の2階から階段と小さな橋でホームの脇に業務用の通路が延びている。駅前には約1000本のサクラが植えられており、毎年4月ごろに見頃をむかえるが、線路が駅舎や駅前広場より高い位置を通っているため通過する列車の内部からもこの様子を見ることができる。
駅舎は1980年に供用を開始したもので、2階建てである。駅舎内部にはコンコースのほか駅事務室や独立した待合所があるほか市の観光案内所をかねたコーヒー店と市営のワインショップが併設されており、特産の甲州ワインの販売がある。
塩山駅が管理する業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)で、みどりの窓口は設置されていないが、日中は改札口に係員がいる。かつては出札窓口がありPOS端末が設置されていたが、2015年3月24日をもって撤去され指定席券売機に置き換えられた。これにより、当駅での指定席や割引きっぷの購入、えきねっと受取が可能になった。簡易Suica改札機設置駅。
特急列車の停車について
特急列車は原則として当駅には停車しないが、主に3月から11月の観光シーズンにおいて、特急「あずさ」「かいじ」の一部列車やホリデー快速が停車する[1]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■中央本線 | 下り | 甲府・上諏訪・松本方面 |
2 | 上り | 大月・八王子・新宿方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は443人である[利用客数 1]。
近年の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 404 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 424 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 425 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 417 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 421 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 429 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 401 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 377 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 432 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 430 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 427 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 420 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 471 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 479 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 485 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 479 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 451 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 450 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 443 | [利用客数 1] |
駅周辺
この駅は勝沼を名乗ってはいるが、勝沼の中心部からみて東側の笹子峠を下り甲府盆地に入る位置にある。これは笹子峠と甲府盆地との標高差を距離で稼ぐため、盆地の縁に沿って迂回する路線形状を取らざるを得ないことによる。駅を出ると駅前広場の先が崖状になっていて、勝沼の町や甲府盆地、晴れた日には南アルプスも一望できる。駅前からは勝沼市街へ通じる急な坂が左右に降りている。
この駅の所在地は甲州市勝沼町菱山で、開設当初には当時の菱山村がこの駅を菱山駅とするよう求めたというエピソードもあるが、この駅は勝沼のぶどうを多く出荷することとなっていたので結局勝沼となった。
駅の周りから駅の南4キロメートルほどのところまでが当駅の駅名ともなった勝沼ぶどう郷である。勝沼の中心部までは直線距離でも1.5キロメートルほどの距離がある。
駅近くの鉄道遺産記念公園(改札口を出て左方向に100メートル弱)には国鉄EF64形電気機関車の18号機(東芝製)が静態保存されている。もとは、廃車後に塩尻機関区篠ノ井派出構内で留置されていたが、甲州市が日本貨物鉄道(JR貨物)より譲り受け、国道18号・国道141号・国道20号を経由して陸送された。なお、展示にあたっては塗色をし直すなどの整備がなされている(当機は国鉄、JR貨物時代とも国鉄色)。
- トンネルワインカーヴ
- 大日影トンネル遊歩道(2016年4月より閉鎖中)
- 勝沼ぶどう郷駅とトンネルワインカーヴの間にある旧大日影トンネルは、2007年に遊歩道として整備された。全長1376mのトンネル内にはレンガの壁や線路、鉄道標識等が当時のまま残されている。
- 甲州市役所勝沼庁舎(旧・勝沼町役場)
- 菱山簡易郵便局
- 甲州市勝沼ぶどうの丘
- 大善寺
- 国道411号(青梅街道)
- 国道20号(甲州街道)
バス路線
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
勝沼ぶどう郷駅 | ぶどうコース1 | 中原・(ぶどうの丘)・勝沼病院・等々力公民館前 | 健康福祉センター 塩山市民病院 塩山駅南口 |
甲州市市民バス | |
ぶどうコース2 | 上町・釈迦堂入口・図書館・文化館・勝沼病院・山交差点西 | 健康福祉センター 塩山市民病院 |
|||
ワインコース1 | (ぶどうの丘)・山交差点西 | 健康福祉センター 塩山市民病院 塩山駅南口 |
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ワインコース2 | (大善寺)・旧田中銀行前・(勝沼病院)・図書館・文化館・四季の里団地 | 健康福祉センター 塩山市民病院 |
|||
勝沼周遊バス左回り | ぶどうの丘・旧田中銀行前・勝沼病院・等々力公民館前・図書館・文化館・釈迦堂入口・高速勝沼 | 勝沼ぶどう郷駅 | 富士急山梨バス | 季節運行 | |
勝沼周遊バス右回り | 高速勝沼・釈迦堂入口・図書館・文化館・等々力公民館前・勝沼病院・旧田中銀行前・ぶどうの丘 | 勝沼ぶどう郷駅 |
-
改札口(2017年11月7日撮影)
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上り車線方向を見る(2017年11月7日撮影)
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下り車線方向を見る(2017年11月7日撮影)
-
「甲州市かつぬまぶどうまつり」当日のホーム(2018年10月6日撮影)
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 前述の通り、主に3月から11月の観光シーズンにおいて、特急「かいじ」の一部列車やホリデー快速が停車する。
脚注
記事本文
利用状況
- ^ a b “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月21日閲覧。
関連項目
外部リンク
このテンプレートはTemplate‐ノート:中央線快速での議論を受けて廃止されました。 代わりに{{中央線快速・中央東線}}を使用してください。 |