「あこがれ共同隊」の版間の差分
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| 出演者 = [[郷ひろみ]]<br />[[西城秀樹]]<br />[[桜田淳子]]<br />[[高橋昌也 (俳優)|高橋昌也]]<br />[[黒柳徹子]] ほか |
| 出演者 = [[郷ひろみ]]<br />[[西城秀樹]]<br />[[桜田淳子]]<br />[[高橋昌也 (俳優)|高橋昌也]]<br />[[黒柳徹子]]<br />[[三田佳子]]<br />[[せんだみつお]]<br />[[浅田美代子]]<br />[[田中邦衛]] ほか |
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『'''あこがれ共同隊'''』(あこがれきょうどうたい)は、[[TBSテレビ|TBS]]系列で[[1975年]][[6月6日]]から[[9月26日]]まで、金曜日夜8時から1時間枠で放送された[[テレビドラマ]]。当時人気絶頂の<!--「絶頂」と「トップ」は、この場合同じ意味です。トップ-->[[アイドル]]だった[[郷ひろみ]]・[[西城秀樹]]・[[桜田淳子]]の3人が共演して話題 |
『'''あこがれ共同隊'''』(あこがれきょうどうたい)は、[[TBSテレビ|TBS]]系列で[[1975年]][[6月6日]]から[[9月26日]]まで、金曜日夜8時から1時間枠で放送された[[テレビドラマ]]。当時人気絶頂の<!--「絶頂」と「トップ」は、この場合同じ意味です。トップ-->[[アイドル]]だった[[郷ひろみ]]・[[西城秀樹]]・[[桜田淳子]]の3人が共演して大きな話題を呼んだ<ref name="445baaba">{{cite news|url=https://ameblo.jp/445baaba/entry-12376774401.html|title =西城秀樹さん、ご冥福を祈ります|publisher=三田佳子オフィシャルブログ「佳子のガラパゴス遊歩」|date=2018-05-18}}</ref><ref name="読売">[https://web.archive.org/web/20120416053256/http://www.yomiuri.co.jp/otona/people/graffiti/20120409-OYT8T00390.htm 郷ひろみ主演ドラマに出演、主題歌「風の街」も歌う…山田パンダさん(13)](Internet Archive)</ref><ref name="サンスポ19750507">{{Cite news |title = 淳子めぐって西城、郷が"青いラブ" ヤングアイドル初共演 来月のお茶の間に『あこがれ共同隊』 口説くのに一年も 今里プロデューサー "青春根性物語に" ゲストも豪華…百恵、たくろう、かまやつら |date = 1975年5月7日 |newspaper = [[サンケイスポーツ]] |publisher = [[産業経済新聞社]] |page = 15 }}</ref><ref name="w–seventeen19750527">{{cite journal |和書 |title = ニュース特報 ひろみと秀樹がテレビで激突! TVドラマ『あこがれ共同隊』(仮題)(TBS系・6月6日スタート)で初共演 |journal = [[Seventeen (日本の雑誌)|週刊セブンティーン]] |issue = 1975年5月27日号 |publisher = [[集英社]] |pages = 27–31頁 }}</ref><ref name="reminder">[https://reminder.top/253034388/ 等身大100% 髪を伸ばして化けたアイドル、桜田淳子は僕の初恋?]</ref>。番組の冒頭では、郷ひろみが[[高村光太郎]]の「天文学の話」という詩の一部を朗読した。 |
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[[再放送]]は一度もされていないとされ、ソフト化も一度もないとされる。 |
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*[[東京]][[原宿]]・[[表参道]]を舞台に、現代(当時)の若者たちの青春の生きざまを描く。原宿は当時、にわかに注目を集めはじめた街であった<ref name="アサ芸">『[[週刊アサヒ芸能]]』 2013年1月22日号 「〈百恵と淳子〉の交差線 連載第4回」60-62頁</ref>。 |
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== 概要 == |
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*[[縫製]]工場の見習いで主人公の八田広介([[郷ひろみ]])は、大企業の社長([[高橋昌也 (俳優)|高橋昌也]])の息子だが父と衝突して独立。生活費を節約し、[[ファッション雑誌]]を読んで一流[[デザイナー]]を目指しているという[[トレンディドラマ]]の先駆けのような設定<ref name="アサ芸"/>。 |
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[[東京]][[原宿]]・[[表参道 (原宿)|表参道]]を舞台に、[[しらけ世代|シラケ世代]]とは真反対の若者たちの熱いエネルギーのほとばしる姿を描く<ref name="読売"/><ref name="サンスポ19750507"/><ref name="月刊平凡197508">{{Cite journal |和書 |title = TV特集 スタジオ・ルポ1 『あこがれ共同隊』TBS系 ひろみ、秀樹、淳子の激突 スタジオでは火花 楽屋ではノンビリ雑談 |journal = 月刊平凡 |issue = 1975年8月号 |publisher = [[マガジンハウス|平凡出版]] |pages = 128–130頁 }}</ref><ref name="サンスポ19750508">{{Cite news |title = 撮影会にどっと親衛隊 花のヤング揃い踏み 片や真理チャン初ゲイコ お目当てアイドルに声援 |date = 1975年5月8日 |newspaper = サンケイスポーツ |publisher = 産業経済新聞社 |page = 11 }}</ref>。原宿は当時、日本で最もファッショナブルな街といわれ<ref name="kindai197511">{{Cite journal |和書 |title = せんみつの足をくすぐってついにひろみのイタズラが始まった…!(あこがれ共同隊)スタジオ訪問 |journal = 近代映画 |issue = 1975年11月号 |publisher = [[近代映画社]] |pages = 70–73頁 }}</ref>、にわかに注目を集めはじめていた<ref name="gendai">[https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71924 傑作ドラマ『岸辺のアルバム』を手掛けた、堀川とんこう氏の死を悼む グッドバイ・ママ、あこがれ共同隊も… ]</ref><ref>{{cite journal |和書 |title = いま、いちばんファッショナブルな町でみつけた秋のおしゃれ 原宿 |journal = 週刊セブンティーン |issue = 1975年9月3日号 |publisher = 集英社 |pages = 158頁 }}</ref><ref name="アサ芸">『[[週刊アサヒ芸能]]』 2013年1月22日号 「〈百恵と淳子〉の交差線 連載第4回」60-62頁([https://www.asagei.com/excerpt/11708 百恵は“哀愁”、淳子は“意外性”])</ref>。主人公・八田広介([[郷ひろみ]])は、高級紳士服店の社長([[高橋昌也 (俳優)|高橋昌也]])の息子だが父と衝突して独立<ref name="kindai197511"/>。生活費を節約し、[[ファッション雑誌]]を読んで一流[[デザイナー]]を目指しているという[[トレンディドラマ]]の先駆けのような設定<ref name="reminder"/><ref name="アサ芸"/>。 |
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*畠山竜也([[西城秀樹]])は酒屋の息子。[[不治の病]]に冒され、[[ジョギング]]中に発作を起こし、池にはまって命を落としてしまう(第7話までの出演)<ref name="アサ芸"/>。 |
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*畠山竜也の恋人役として[[桜田淳子]]が[[ドラマ]]初主演。第1回には[[山口百恵]]も[[ゲスト]]出演し、不完全ながら不可能と思われた「[[新御三家]]」と「[[花の中三トリオ|高2トリオ(当時)]]」の合体が実現した<ref name="アサ芸"/>。 |
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== キャスト == |
== キャスト == |
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* [[郷ひろみ]](八田広介・主人公) |
* [[郷ひろみ]](八田広介・主人公) |
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* [[西城秀樹]](畠山竜也・酒屋の息子) |
* [[西城秀樹]](畠山竜也・大学生、酒屋の息子) |
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* [[桜田淳子]](黒沢明子・畠山竜也の恋人) |
* [[桜田淳子]](黒沢明子・畠山竜也の恋人) |
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* [[高橋昌也 (俳優)|高橋昌也]](八田洋介・八田広介の父) |
* [[高橋昌也 (俳優)|高橋昌也]](八田洋介・八田広介の父) |
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* [[黒柳徹子]](畠山春子・畠山竜也の母) |
* [[黒柳徹子]](畠山春子・畠山竜也の母) |
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* [[三田佳子]](黒沢令子・黒沢明子の姉・八田広介の父の愛人) |
* [[三田佳子]](黒沢令子・黒沢明子の姉・八田広介の父の愛人、ブティック主人)<ref name="月刊平凡197508"/> |
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* [[大和田伸也]](郷太、ブティック主任)<ref name="月刊平凡197508"/><ref name="w–seventeen19750819">{{cite journal |和書 |title = TVドラマリサーチ 郷ひろみは『あこがれ共同隊』(TBS)のスタッフ・キャストにどう思われてるの? しつこく質問! このごろとても男っぽくなって…ひろみくん大好き! |journal = 週刊セブンティーン |issue = 1975年8月19日号 |publisher =集英社 |pages = 27–30頁 }}</ref> |
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* [[田中邦衛]](雄二郎・八田広介の叔父) |
* [[田中邦衛]](八田雄二郎・八田広介の叔父、住所不定)<ref name="月刊平凡197508"/> |
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* [[玉川良一]](畠山竜也の祖父)<ref name="月刊平凡197508"/> |
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* [[品川隆二]](吉之助、縫製工場の主人)<ref name="月刊平凡197508"/> |
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* [[浅田美代子]](隔週出演) |
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* [[黒沢洋子]](コーヒーショップのウェイトレス)<ref name="月刊平凡197508"/> |
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* [[浅田美代子]](庄司洋子、第10話からの出演)<ref name="w–seventeen19750819"/> |
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* [[黒沢久雄]](黒川邦彦) |
* [[黒沢久雄]](黒川邦彦) |
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* [[常田富士男]](花本勝、修の父)<ref name="月刊平凡197508"/><ref name="w–seventeen19750819"/> |
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* [[常田富士男]] |
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* [[山田パンダ]](修) |
* [[山田パンダ]](花本修)<ref name="w–seventeen19750819"/> |
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* [[吉田拓郎]] |
* [[吉田拓郎]] |
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* [[玉川良一]](竜太郎) |
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* [[品川隆二]](吉之助) |
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* 主題歌:[[山田パンダ]]「[[風の街 (山田パンダの曲)|風の街]]」(作詞:[[喜多條忠|喜多条忠]]、作曲:[[吉田拓郎]]、編曲:[[瀬尾一三]])[[日本クラウン]]/1975年6月23日発売 |
* 主題歌:[[山田パンダ]]「[[風の街 (山田パンダの曲)|風の街]]」(作詞:[[喜多條忠|喜多条忠]]、作曲:[[吉田拓郎]]、編曲:[[瀬尾一三]])[[日本クラウン]]/1975年6月23日発売 |
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* 制作著作:TBS |
* 制作著作:TBS |
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=== 企画 === |
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企画はTBSで12年間、[[歌謡番組]]を担当していたプロデューサー[[今里照彦]]<ref name="サンスポ19750507"/>。今里にとっては初めて手掛けるドラマで<ref name="サンスポ19750507"/>、今里が[[新御三家]]、[[花の中三トリオ|花の高一トリオ]]の中では一番、俳優としての素質が高いと評価していた[[郷ひろみ]]、[[西城秀樹]]、[[桜田淳子]]の3人をメインキャストに抜擢した<ref name="サンスポ19750507"/><ref name="kindai197511"/>。3人ともかなり先までスケジュールが埋まっていたため、3人のスケジュール調整に1年を要した<ref name="サンスポ19750507"/>。歌謡畑から転向した今里が「今までと違う[[ホームドラマ]]をやってみたい」と企図した<ref name="サンスポ19750507"/>。アイドルファンの心理を煽るため、「桜田淳子を巡って、郷ひろみと西城秀樹が競い、それぞれ青い[[ラブシーン]]を繰り広げる設定にしたい」と話した<ref name="サンスポ19750507"/>。また今里は経歴を活かし、付き合いのある[[吉田拓郎]]に[[主題歌]]を依頼<ref name="サンスポ19750507"/>。また拓郎ら[[フォークシンガー#日本のフォークシンガー|フォークシンガー]]の溜まり場だった[[表参道 (原宿)|原宿表参道]]の[[スナックバー (飲食店)|スナック]]<ref>[http://www.harajukushinbun.jp/headline/184/ 原宿新聞 – 70年代原宿の象徴 「ペニー・レイン」が復活]、[http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=2595&bc=2 原宿ペニーレインを舞台化!! - 文化通信.com]、[https://reminder.top/463246112/ 記憶のエアポケット 風の街、原宿ペニーレーンが思い出せない]、[https://www.110107.com/s/oto/page/jyunen_folk_interview?ima=0000&oto=ROBO004 【十年フォーク】制作担当インタビュー]、[http://pennylane.forlife.jp/category/pennylane あの頃僕らはペニーレインで]</ref><ref name="サンスポ19750703">{{Cite news |title = 気になって眠れなかったよ TBS『あこがれ共同隊』 拓郎なごやか共演 |date = 1975年7月3日 |newspaper = サンケイスポーツ |publisher = 産業経済新聞社 |page = 13 }}</ref>『ペニーレイン』を毎回登場させると告知していたが<ref name="サンスポ19750507"/><ref name="月刊平凡197508"/>、実際に同店が撮影に使われたかは映像の照合もできないため分からない<ref name="サンスポ19750703"/>。放送開始1ヵ月前に今里は、[[野口五郎]]や[[小室等]]、[[井上陽水]]もゲストとしてキャスティング予定と話していた<ref name="サンスポ19750507"/>。演出の[[堀川とんこう|堀川敦厚]]は「TBSの金曜8時は[[裏番組]]に『[[太陽にほえろ!]]』([[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系)があって、それまで何をやってもダメ。それなら、売れているアイドル歌手を集めようという発想になったんです」と話している<ref name="アサ芸"/>。この"売れっ子アイドル歌手を集めてドラマを作る""(テレビ出演を拒否する)現役[[音楽家#音楽家に関係する呼称|ミュージシャン]]をテレビに引っ張り出す"といった着想は先駆的で、以降のドラマやアイドル映画、『[[ザ・ベストテン]]』のような[[音楽番組]]にも影響を与えたのかも知れない<ref name="アサ芸"/>{{refnest|group=注|『ザ・ベストテン』は、テレビ出演を拒否する[[ニューミュージック]]系アーティストを紹介するという[[コンセプト]]で始まった番組<ref>{{Cite journal|title=[[ザテレビジョン|別冊ザテレビジョン]] ザ・ベストテン〜蘇る!80'sポップスHITヒストリー〜|publisher=[[角川マガジンズ|角川インタラクティブ・メディア]]|year=2004|isbn=4048944533|pages=188-189頁}}</ref>。}}。これを実現させたのは音楽系の事務所と強いパイプがあった今里の尽力だったいう<ref name="アサ芸"/>。第一回放送まで1ヵ月も切った1975年5月の文献にタイトルの『あこがれ共同隊』が仮題と書かれたものがある<ref name="w–seventeen19750527"/>。 |
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=== キャスティング === |
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放送当時の文献に誰が主役か書かれた文献は見つからないが、3人の中で郷ひろみの出演シーンが多いため<ref name="kindai197511"/>、郷が主役といえる<ref name="kindai197511"/><ref name="アサ芸"/>。郷は「本格的な芝居は初めて」と話し<ref name="月刊平凡197508"/>、歌番組出演時とは違い、前髪を上げて両サイドを[[整髪料#チック|チック]]で固め、[[リーゼント]]風の男っぽい髪型に変えた<ref name="月刊平凡197508"/><ref name="kindai197511"/>。リハーサルが毎週木曜・金曜日にあり、本番収録は月曜・火曜の二日間<ref name="kindai197511"/><ref name="m–seventeen197509">{{cite journal |和書 |title = これさえあれば番組の魅力3倍 『あこがれ共同隊』のこれからは… 竜也の遺志を胸に広介はゆく!! |journal = [[Seventeen (日本の雑誌)|セブンティーン]] |issue = 1975年9月号 |publisher = [[集英社]] |pages = 57–63頁 }}</ref><ref name="w–seventeen1975070617">{{cite journal |和書 |title = 6月6日スタート『あこがれ共同隊』(TBS系)での 郷ひろみ=広介 西城秀樹=竜也へのとりくみかた ひろみは"台本忠実型" 秀樹は"アドリブ型" |journal = [[Seventeen (日本の雑誌)|週刊セブンティーン]] |issue = 1975年7月6、17日号 |publisher = [[集英社]] |pages = 36–39頁 }}</ref>。[[脇役]]にベテラン俳優が多いため、郷は責任感からリハーサル、本番収録日も申し訳なくセットを抜けず、その4日は歌番組に出演しなかった<ref name="kindai197511"/>(収録が早く終わる日は『[[歌のグランプリ]]』等に出演)<ref name="kindai197508">{{Cite journal |和書 |title = アイドル(4)が勢揃い あこがれ共同隊 『あこがれ共同隊』 スパイ"OOH"がヒデキ・淳子・ひろみの秘密暴露 潜行特別ルポ TBS・Gスタを狙え! |journal = 近代映画 |issue = 1975年8月号 |publisher = [[近代映画社]] |pages = 72–77頁 }}</ref>。郷ひろみ扮する八田広介は20歳。主演格の3人は実年齢に合わせている。三代続いた高級紳士服の老舗『ロンドン屋』の息子だが、中学時代に母を自殺に追いやった父を許せず、家を飛び出し原宿の[[裁縫|裁縫工]]として働く<ref name="kindai197511"/><ref name="gendai"/>。西城扮する畠山竜也は20歳の大学生で酒屋の息子<ref name="kindai197511"/>。病に倒れたマラソンランナーの父の遺志を継ぎ、[[マラソン]]に青春の全てをかける<ref name="gendai"/><ref name="kindai197511"/>。西城は「人に言えない暗い影を背負った短い人生なんて、やったことないしとても難しい」などと話した<ref name="月刊平凡197508"/>。郷と西城は元々仲が良かったが<ref name="kindai197511"/>、本ドラマの共演でさらに親しくなったという<ref name="kindai197511"/>。畠山竜也の恋人・黒沢明子を演じる桜田は17歳<ref name="reminder"/>。原宿で[[カフェ|コーヒーショップ]]と[[ブティック]]を経営する黒沢令子を演じる[[三田佳子]]の妹だが異母姉妹<ref name="kindai197511"/>。第7話で竜也が死んだ後は広介に励まされ、恋人関係となる<ref name="reminder"/><ref name="kindai197511"/>。桜田は「いい役でウレシイんだけど、同時にコワイの。だって秀樹クンとひろみクンのファンってコワイでしょ!」など話した<ref name="月刊平凡197508"/><ref name="kindai197511"/>。桜田は郷や秀樹より年下だが〇〇クンと呼ぶ<ref name="月刊平凡197508"/>。[[フォークソング#日本のフォーク|フォーク]]/[[ニューミュージック]]系のスターが大挙出演したというネット情報があるが、当時の文献で確実に出演したと確認できるのは[[山田パンダ]]と[[吉田拓郎]]だけである<ref name="サンスポ19750703"/>。 |
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第1話には[[山口百恵]]も[[ゲスト]]出演<ref name="445baaba"/><ref name="アサ芸"/><ref name="kindai197508"/>。百恵は「いつも仲良くしてる3人が出てるんだもん。応援しなくっちゃネ」と話し<ref name="kindai197508"/>、3人は「100人力の助っ人で心強い!」と大歓迎した<ref name="kindai197508"/>。不完全ながら不可能と思われた「[[新御三家]]」と「[[花の中三トリオ|高2トリオ(当時)]]」の合体が実現した<ref name="アサ芸"/>。百恵は主演の『[[赤い疑惑]]』が控えてなければ、レギュラー出演する可能性もあったという<ref name="アサ芸"/>。 |
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=== 撮影 === |
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TBSテレビ最大のGスタジオに縫製工場、三田佳子の経営するコーヒーショップとブティック、郷ひろみと森本レオが同居する[[酒屋]]の二階の部屋などのセットが[[ベニヤ板]]で作られ、セットの迷路状態<ref name="kindai197511"/><ref name="kindai197508"/>。Gスタジオは歌謡番組でも使われるスタジオ<ref name="kindai197511"/>。人気者の競演に収録日には[[ガードマン]]が厳しく警戒にあたった<ref name="kindai197511"/>。 |
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また舞台である原宿近辺でもロケが行われた<ref name="w–seventeen1975070617"/>。第1話(1975年6月6日放送)のファーストシーンは郷と西城、桜田の3人の出会いの場面で<ref name="kindai197511"/>、早朝の[[明治神宮外苑|神宮外苑]]を自転車に乗った桜田が号令をかけ、その前を西城が走り、横丁から[[マネキン人形]]を抱えた郷が飛び出し、郷と桜田がぶつかり、マネキンが壊れ、郷と西城がケンカになる<ref name="w–seventeen19750527"/><ref name="kindai197511"/><ref name="kindai197508"/><ref name="w–seventeen1975070617"/>。このシーンは郷と西城が実際に殴り合いをやり<ref name="w–seventeen19750705">{{cite journal |和書 |title = えっほんとう?ひろみと秀樹がつかみあいの大げんか! |journal = 週刊セブンティーン |issue = 1975年7月5日号 |publisher = 集英社 |pages = 191–193頁 }}</ref>、桜田がビックリするほど<ref name="w–seventeen19750705"/>。郷も西城も「小さいときからけんかはよくやったから、これぐらいはどうってことないよ」などと話した<ref name="w–seventeen19750705"/>。 |
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西城が死ぬ第7話(1975年7月18日放送)の[[ロケーション撮影|ロケ]]は1975年6月24日<ref name="デイリー19750625"/><ref name="w–seventeen19750805">{{cite journal |和書 |title = ドキドキ・にやにや… キス・シーン大再現! アイドルはいったいどういう気でいるの!? |journal = 週刊セブンティーン |issue = 1975年8月5日号 |publisher = 集英社 |pages = 36–40頁 }}</ref>。[[不治の病]]に冒され療養中に自身の死期を悟り、死ぬ前に大好きなマラソンをやって死にたいと病院を抜け出し、[[近代オリンピック|オリンピック]]出場寸前に死んだ父の形見の[[ランニングシャツ|ランニングウェア]]を着て思い出の神宮外苑へ飛び出し、[[聖徳記念絵画館|絵画館前]]に差し掛かったとき、ついに力尽きて池の中に落ちるというやや強引な設定だった<ref name="アサ芸"/><ref name="m–seventeen197509"/><ref name="デイリー19750625">{{Cite news |title = なんでヒデキを殺すのファン泣き叫び大騒ぎ |date = 1975年6月25日 |newspaper = [[デイリースポーツ]] |publisher = [[神戸新聞社]] |page = 6 }}</ref><ref name="サンスポ19750625">{{Cite news |title = 嘆願空し!ヒデキついに水死 汚水の中"死ぬ思い" TBS『あこがれ共同隊』 |date = 1975年6月25日 |newspaper = サンケイスポーツ |publisher = 産業経済新聞社 |page = 15 }}</ref>。死ぬ直前に西城が[[聖火ランナー]]になって[[オリンピック聖火|聖火台]]まで駆け上がるシーンが[[フラッシュバック (心理現象)|フラッシュバック]]のように現れるが<ref name="m–seventeen197509"/>、実際にこのシーンも[[陸上競技場|競技場]]の階段を使って撮影された<ref name="m–seventeen197509"/>。西城を死ぬ設定にしたのは、西城はこの年の夏に[[富士山麓]]の野外ライヴや[[大阪スタヂアム|大阪球場]]ライヴを含む[[ヒデキ・オン・ツアー|全国縦断コンサートツアー]](『[[ブロウアップ ヒデキ]]』として映像化)があってドラマのスケジュールが取れなくなり<ref name="サンスポ19750625">{{Cite news |title = 嘆願空し!ヒデキついに水死 汚水の中"死ぬ思い" TBS『あこがれ共同隊』 |date = 1975年6月25日 |newspaper = サンケイスポーツ |publisher = 産業経済新聞社 |page = 15 }}</ref>、死んで降板することが決まったため<ref name="サンスポ19750625"/>。西城自身が「水の中で死にたい」と考案<ref name="サンスポ19750625"/>、神宮外苑の池に入ることになった<ref name="サンスポ19750625"/>。池には[[缶|空き缶]]や[[ごみ|ゴミくず]]がプカプカで、かなりの[[生活排水|汚水]]<ref name="m–seventeen197509"/><ref name="サンスポ19750625"/>。底もヌルヌルし、[[アメンボ]]がいっぱいで、西城はアメンボを見ると[[鳥肌]]が立つというアメンボ嫌い<ref name="m–seventeen197509"/><ref name="サンスポ19750625"/>。自分から水の中でと言ったため引くに引けず<ref name="サンスポ19750625"/>。後から駆け付けた恋人役の桜田も汚水池の中の西城の遺体を抱きかかえ号泣するという、巻き添えを喰らう気の毒な撮影になった<ref name="アサ芸"/><ref name="デイリー19750625"/><ref name="w–seventeen19750805"/>。ロケ当日ファンが押し寄せては撮影にならないと早朝6時からのロケにしたが<ref name="サンスポ19750625"/>、西城のファンがドッと押し寄せ現場は大混乱に陥った<ref name="デイリー19750625"/>。西城ファンが「ヒデキ!死んじゃイヤ!」「なんでヒデキを殺すの。[[ディレクター]]こそ死ね!」などと泣き叫び<ref name="デイリー19750625"/>、「ヒデキを殺すなんてとんでもない!」などと撮影スタッフに詰め寄り、お手上げ状態に陥り、西城自らファンをなだめて回った<ref name="デイリー19750625"/>。撮影ではディレクターが本番でOKを出したのに西城が演技に納得がいかないと、取り直しを要求し、結局西城は1時間池に浸かった<ref name="m–seventeen197509"/>。当時の[[マスメディア]]から「歌手とは思えない体当たり演技」と褒められた記事があることから<ref name="サンスポ19750625"/>、当時の歌手は芝居を本気で演らないと思われていたものと見られる。この撮影に立ち会った堀川敦厚は、桜田の演技に対して「池の中から西城君を抱き起こして叫ぶシーンが、とても鮮やかだった記憶がある。もともと器用な子だけど、恋人の死に向き合う局面で、女優として何かを乗り越えたんじゃないかな」と話している<ref name="アサ芸"/>。また桜田が死んだ西城を抱き抱えるシーンでは、桜田が[[人差し指]]を自分の唇にあてたあと、西城の唇にあてるシーンもあり、桜田は「西城さんのファンが怖い」と怖気づいたが、ディレクターに強要され、見学の西城のファンに「ファンの方ごめんなさいネ」とお詫びして間接キスをした<ref name="m–seventeen197509"/>。収録を終えた西城は「あんまり騒ぎがすごいんで、おちおち死んでもいられなかったよ。呼吸も乱れて[[動悸]]がして困りました」などと話した<ref name="デイリー19750625"/>。 |
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[[主題歌]]を担当し、出演も告知されていた[[吉田拓郎]]が<ref name="サンスポ19750703"/>、第8話(7月25日放送回)にゲスト出演<ref name="サンスポ19750703"/>。当時の拓郎は[[フォーライフ・レコード]]の設立に[[吉田拓郎・かぐや姫 コンサート インつま恋|つま恋コンサート]]と芸能界一ともいえる時の人だったが<ref name="サンスポ19750703"/>、テレビ嫌いで通っていたため、久しぶりのテレビ出演に注目度も高かった<ref name="サンスポ19750703"/>。設定は原宿ペニーレーンで、店員役の[[山田パンダ]]に「飲み代ツケにしろ」などと迫り、さんざん飲んだ挙句、勘定も払わず店を出るという実生活に近いもの<ref name="サンスポ19750703"/>。撮影はペニーレーン設定のTBSのスタジオで収録された<ref name="サンスポ19750703"/>。 |
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== 視聴率 == |
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⚫ | 初回[[視聴率]]は7.6%と振るわず<ref name="サンスポ19750618">{{Cite news |title = 意外な『あこがれ共同隊』先週のおもな視聴率 |date = 1975年6月18日 |newspaper = サンケイスポーツ |publisher = 産業経済新聞社 |page = 13 }}</ref>。ヤングアイドル歌手[[ママ (引用) |(原文ママ)]]を起用したが予想外の低視聴率にTBSは「まだスタートしたばかり、勝負はこれからですよ」と強気だったが<ref name="サンスポ19750618"/>、[[裏番組]]の『[[太陽にほえろ!]]』([[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系)を打ち負かすには至らず<ref name="アサ芸"/>。当初の放送予定回数は全26回だったが、視聴率の低迷により、全17回に短縮された<ref name="アサ芸"/>。しかし、演出・[[堀川とんこう|堀川敦厚]]らが果たせなかった「[[視聴率#金曜20時戦争|金曜20時戦争]]」の悲願は、[[1979年]]に始まった『[[3年B組金八先生]]』によって達成される。それは同時に「[[新御三家]]」や「[[花の中三トリオ|高2トリオ(当時)]]」から、アイドルの主流が「[[たのきんトリオ]]」ら「80年代組」に移行したことの象徴でもあった<ref name="アサ芸"/>。 |
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== サブタイトル == |
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!話数||放送日||サブタイトル||脚本||演出 |
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|第1話||1975年<br>6月6日||若者の条件||柴英三郎||堀川敦厚 |
|第1話||1975年<br>6月6日||若者の条件||柴英三郎||堀川敦厚||7.6% |
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|第2話||6月13日||ドブネズミの青春||西条道彦||峰岸進 |
|第2話||6月13日||ドブネズミの青春||西条道彦||峰岸進|| |
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|第3話||6月20日||涙の海を渡れ!||内田栄一、野波静雄||片島謙二 |
|第3話||6月20日||涙の海を渡れ!||内田栄一、野波静雄||片島謙二|| |
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|第4話||6月27日||二十才の朝に走れ!||rowspan="2"|柴英三郎||堀川敦厚 |
|第4話||6月27日||二十才の朝に走れ!||rowspan="2"|柴英三郎||堀川敦厚|| |
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|第5話||7月4日||父への挑戦状||峰岸進 |
|第5話||7月4日||父への挑戦状||峰岸進|| |
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|第6話||7月11日||さよなら原宿||西条道彦||片島謙二 |
|第6話||7月11日||さよなら原宿||西条道彦||片島謙二|| |
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|第7話||7月18日||rowspan=11 style="background:silver"|(サブタイトル無し)||野波静雄||堀川敦厚 |
|第7話||7月18日||rowspan=11 style="background:silver"|(サブタイトル無し)||野波静雄||堀川敦厚|| |
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|第8話||7月25日||柴英三郎||峰岸進 |
|第8話||7月25日||柴英三郎||峰岸進|| |
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|第9話||8月1日||西条道彦||堀川敦厚 |
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|第10話||8月8日||柴英三郎||近藤邦勝 |
|第10話||8月8日||柴英三郎||近藤邦勝|| |
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|第11話||8月15日||岡本克己||片島謙二 |
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|第12話||8月22日||柴英三郎||峰岸進 |
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|第13話||8月29日||岡本克己||近藤邦勝 |
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|第14話||9月5日||柴英三郎||片島謙二 |
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|第15話||9月12日||西条道彦||峰岸進 |
|第15話||9月12日||西条道彦||峰岸進|| |
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|第16話||9月19日||岡本克己||片島謙二 |
|第16話||9月19日||岡本克己||片島謙二|| |
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|第17話||9月26日||柴英三郎||峰岸進 |
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== エピソード == |
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*[[小泉今日子]]は、子供のころ、この番組を見て原宿に憧れたと話している<ref>「[[スイッチ (雑誌)|SWITCH]]」、2010年6月、[[スイッチ・パブリッシング]]、P111</ref>。 |
*[[小泉今日子]]は、子供のころ、この番組を見て原宿に憧れたと話している<ref>「[[スイッチ (雑誌)|SWITCH]]」、2010年6月、[[スイッチ・パブリッシング]]、P111</ref>。小泉は18歳から21歳まで原宿に住んだ<ref>[https://ddnavi.com/news/301464/a/ 小泉今日子、第二の故郷・原宿を語る。]</ref>。 |
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* <!--まだ売れてなかった-->ソロデビュー前の[[山下達郎]]は、このドラマの主題歌、[[山田パンダ]]が歌う「[[風の街 (山田パンダの曲)|風の街]]」のレコーディングに[[コーラス (ポピュラー音楽)|バックコーラス]]として参加した。この時、この曲の[[プロデューサー]]・[[吉田拓郎]]にコーラスの歌唱指導をされて、以来、拓郎とは一回も口を聞いたことがないと話してい |
* <!--まだ売れてなかった-->ソロデビュー前の[[山下達郎]]は、このドラマの主題歌、[[山田パンダ]]が歌う「[[風の街 (山田パンダの曲)|風の街]]」のレコーディングに[[コーラス (ポピュラー音楽)|バックコーラス]]として参加した<ref name="reminder"/>。この時、この曲の[[プロデューサー]]・[[吉田拓郎]]にコーラスの歌唱指導をされて、以来、拓郎とは一回も口を聞いたことがないと話していたが<ref>[http://www.sound.jp/yuming/concert/c_arai/1974Xmas/74xmas.html 山下達郎のJACCS CARDサンデーソングブック2002/5/26]</ref><ref name="natalie">[http://natalie.mu/music/news/77474 ナタリー - 山下達郎、本日ANNで吉田拓郎とメディア初共演]</ref>、拓郎が2012年8月13日の「[[坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD]]」で、山下達郎・[[竹内まりや]]夫妻の声がいい。ファンだね」など話したことがきっかけで<ref name="natalie"/>、以降は家族ぐるみで付き合いになったという<ref>[https://web.archive.org/web/20130620195156/https://www.sanspo.com/geino/news/20130617/oth13061705040012-n1.html 吉田拓郎×竹内まりや、ラジオで初共演!](Internet Archive)</ref>。 |
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== 脚注 == |
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=== 注釈 === |
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=== 出典 === |
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<references /> |
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2021年6月9日 (水) 12:53時点における版
あこがれ共同隊 | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
脚本 | スタッフを参照 |
演出 | スタッフを参照 |
出演者 |
郷ひろみ 西城秀樹 桜田淳子 高橋昌也 黒柳徹子 三田佳子 せんだみつお 浅田美代子 田中邦衛 ほか |
オープニング | 山田パンダ「風の街」 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
プロデューサー | スタッフを参照 |
制作 | TBS |
放送 | |
放送チャンネル | TBS系列 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1975年6月6日 - 9月26日 |
放送時間 | 金曜 20:00 - 20:55 |
放送枠 | TBS金曜8時枠の連続ドラマ |
放送分 | 55分 |
回数 | 17回 |
『あこがれ共同隊』(あこがれきょうどうたい)は、TBS系列で1975年6月6日から9月26日まで、金曜日夜8時から1時間枠で放送されたテレビドラマ。当時人気絶頂のアイドルだった郷ひろみ・西城秀樹・桜田淳子の3人が共演して大きな話題を呼んだ[1][2][3][4][5]。番組の冒頭では、郷ひろみが高村光太郎の「天文学の話」という詩の一部を朗読した。
再放送は一度もされていないとされ、ソフト化も一度もないとされる。
概要
東京原宿・表参道を舞台に、シラケ世代とは真反対の若者たちの熱いエネルギーのほとばしる姿を描く[2][3][6][7]。原宿は当時、日本で最もファッショナブルな街といわれ[8]、にわかに注目を集めはじめていた[9][10][11]。主人公・八田広介(郷ひろみ)は、高級紳士服店の社長(高橋昌也)の息子だが父と衝突して独立[8]。生活費を節約し、ファッション雑誌を読んで一流デザイナーを目指しているというトレンディドラマの先駆けのような設定[5][11]。
キャスト
- 郷ひろみ(八田広介・主人公)
- 西城秀樹(畠山竜也・大学生、酒屋の息子)
- 桜田淳子(黒沢明子・畠山竜也の恋人)
- 高橋昌也(八田洋介・八田広介の父)
- 黒柳徹子(畠山春子・畠山竜也の母)
- 三田佳子(黒沢令子・黒沢明子の姉・八田広介の父の愛人、ブティック主人)[6]
- 大和田伸也(郷太、ブティック主任)[6][12]
- 田中邦衛(八田雄二郎・八田広介の叔父、住所不定)[6]
- 玉川良一(畠山竜也の祖父)[6]
- 森本レオ(志郎・畠山竜也の酒屋の住み込み従業員)[6]
- 品川隆二(吉之助、縫製工場の主人)[6]
- シェリー(正子・志郎の恋人、縫製工場の従業員)[6]
- せんだみつお(海老蔵・コーヒーショップのバーテン)[6]
- 黒沢洋子(コーヒーショップのウェイトレス)[6]
- 浅田美代子(庄司洋子、第10話からの出演)[12]
- 長門裕之(鶴岡武造、質屋の主人)[6]
- 黒沢久雄(黒川邦彦)
- 常田富士男(花本勝、修の父)[6][12]
- 山田パンダ(花本修)[12]
- 吉田拓郎
この節の加筆が望まれています。 |
スタッフ
- 脚本:柴英三郎 、西条道彦、内田栄一、野波静雄、岡本克己
- プロデューサー:大山勝美
- 演出:堀川敦厚、峰岸進、片島謙二、近藤邦勝
- 音楽:
- 主題歌:山田パンダ「風の街」(作詞:喜多条忠、作曲:吉田拓郎、編曲:瀬尾一三)日本クラウン/1975年6月23日発売
- 制作著作:TBS
製作
企画
企画はTBSで12年間、歌謡番組を担当していたプロデューサー今里照彦[3]。今里にとっては初めて手掛けるドラマで[3]、今里が新御三家、花の高一トリオの中では一番、俳優としての素質が高いと評価していた郷ひろみ、西城秀樹、桜田淳子の3人をメインキャストに抜擢した[3][8]。3人ともかなり先までスケジュールが埋まっていたため、3人のスケジュール調整に1年を要した[3]。歌謡畑から転向した今里が「今までと違うホームドラマをやってみたい」と企図した[3]。アイドルファンの心理を煽るため、「桜田淳子を巡って、郷ひろみと西城秀樹が競い、それぞれ青いラブシーンを繰り広げる設定にしたい」と話した[3]。また今里は経歴を活かし、付き合いのある吉田拓郎に主題歌を依頼[3]。また拓郎らフォークシンガーの溜まり場だった原宿表参道のスナック[13][14]『ペニーレイン』を毎回登場させると告知していたが[3][6]、実際に同店が撮影に使われたかは映像の照合もできないため分からない[14]。放送開始1ヵ月前に今里は、野口五郎や小室等、井上陽水もゲストとしてキャスティング予定と話していた[3]。演出の堀川敦厚は「TBSの金曜8時は裏番組に『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)があって、それまで何をやってもダメ。それなら、売れているアイドル歌手を集めようという発想になったんです」と話している[11]。この"売れっ子アイドル歌手を集めてドラマを作る""(テレビ出演を拒否する)現役ミュージシャンをテレビに引っ張り出す"といった着想は先駆的で、以降のドラマやアイドル映画、『ザ・ベストテン』のような音楽番組にも影響を与えたのかも知れない[11][注 1]。これを実現させたのは音楽系の事務所と強いパイプがあった今里の尽力だったいう[11]。第一回放送まで1ヵ月も切った1975年5月の文献にタイトルの『あこがれ共同隊』が仮題と書かれたものがある[4]。
キャスティング
放送当時の文献に誰が主役か書かれた文献は見つからないが、3人の中で郷ひろみの出演シーンが多いため[8]、郷が主役といえる[8][11]。郷は「本格的な芝居は初めて」と話し[6]、歌番組出演時とは違い、前髪を上げて両サイドをチックで固め、リーゼント風の男っぽい髪型に変えた[6][8]。リハーサルが毎週木曜・金曜日にあり、本番収録は月曜・火曜の二日間[8][16][17]。脇役にベテラン俳優が多いため、郷は責任感からリハーサル、本番収録日も申し訳なくセットを抜けず、その4日は歌番組に出演しなかった[8](収録が早く終わる日は『歌のグランプリ』等に出演)[18]。郷ひろみ扮する八田広介は20歳。主演格の3人は実年齢に合わせている。三代続いた高級紳士服の老舗『ロンドン屋』の息子だが、中学時代に母を自殺に追いやった父を許せず、家を飛び出し原宿の裁縫工として働く[8][9]。西城扮する畠山竜也は20歳の大学生で酒屋の息子[8]。病に倒れたマラソンランナーの父の遺志を継ぎ、マラソンに青春の全てをかける[9][8]。西城は「人に言えない暗い影を背負った短い人生なんて、やったことないしとても難しい」などと話した[6]。郷と西城は元々仲が良かったが[8]、本ドラマの共演でさらに親しくなったという[8]。畠山竜也の恋人・黒沢明子を演じる桜田は17歳[5]。原宿でコーヒーショップとブティックを経営する黒沢令子を演じる三田佳子の妹だが異母姉妹[8]。第7話で竜也が死んだ後は広介に励まされ、恋人関係となる[5][8]。桜田は「いい役でウレシイんだけど、同時にコワイの。だって秀樹クンとひろみクンのファンってコワイでしょ!」など話した[6][8]。桜田は郷や秀樹より年下だが〇〇クンと呼ぶ[6]。フォーク/ニューミュージック系のスターが大挙出演したというネット情報があるが、当時の文献で確実に出演したと確認できるのは山田パンダと吉田拓郎だけである[14]。
第1話には山口百恵もゲスト出演[1][11][18]。百恵は「いつも仲良くしてる3人が出てるんだもん。応援しなくっちゃネ」と話し[18]、3人は「100人力の助っ人で心強い!」と大歓迎した[18]。不完全ながら不可能と思われた「新御三家」と「高2トリオ(当時)」の合体が実現した[11]。百恵は主演の『赤い疑惑』が控えてなければ、レギュラー出演する可能性もあったという[11]。
撮影
TBSテレビ最大のGスタジオに縫製工場、三田佳子の経営するコーヒーショップとブティック、郷ひろみと森本レオが同居する酒屋の二階の部屋などのセットがベニヤ板で作られ、セットの迷路状態[8][18]。Gスタジオは歌謡番組でも使われるスタジオ[8]。人気者の競演に収録日にはガードマンが厳しく警戒にあたった[8]。
また舞台である原宿近辺でもロケが行われた[17]。第1話(1975年6月6日放送)のファーストシーンは郷と西城、桜田の3人の出会いの場面で[8]、早朝の神宮外苑を自転車に乗った桜田が号令をかけ、その前を西城が走り、横丁からマネキン人形を抱えた郷が飛び出し、郷と桜田がぶつかり、マネキンが壊れ、郷と西城がケンカになる[4][8][18][17]。このシーンは郷と西城が実際に殴り合いをやり[19]、桜田がビックリするほど[19]。郷も西城も「小さいときからけんかはよくやったから、これぐらいはどうってことないよ」などと話した[19]。
西城が死ぬ第7話(1975年7月18日放送)のロケは1975年6月24日[20][21]。不治の病に冒され療養中に自身の死期を悟り、死ぬ前に大好きなマラソンをやって死にたいと病院を抜け出し、オリンピック出場寸前に死んだ父の形見のランニングウェアを着て思い出の神宮外苑へ飛び出し、絵画館前に差し掛かったとき、ついに力尽きて池の中に落ちるというやや強引な設定だった[11][16][20][22]。死ぬ直前に西城が聖火ランナーになって聖火台まで駆け上がるシーンがフラッシュバックのように現れるが[16]、実際にこのシーンも競技場の階段を使って撮影された[16]。西城を死ぬ設定にしたのは、西城はこの年の夏に富士山麓の野外ライヴや大阪球場ライヴを含む全国縦断コンサートツアー(『ブロウアップ ヒデキ』として映像化)があってドラマのスケジュールが取れなくなり[22]、死んで降板することが決まったため[22]。西城自身が「水の中で死にたい」と考案[22]、神宮外苑の池に入ることになった[22]。池には空き缶やゴミくずがプカプカで、かなりの汚水[16][22]。底もヌルヌルし、アメンボがいっぱいで、西城はアメンボを見ると鳥肌が立つというアメンボ嫌い[16][22]。自分から水の中でと言ったため引くに引けず[22]。後から駆け付けた恋人役の桜田も汚水池の中の西城の遺体を抱きかかえ号泣するという、巻き添えを喰らう気の毒な撮影になった[11][20][21]。ロケ当日ファンが押し寄せては撮影にならないと早朝6時からのロケにしたが[22]、西城のファンがドッと押し寄せ現場は大混乱に陥った[20]。西城ファンが「ヒデキ!死んじゃイヤ!」「なんでヒデキを殺すの。ディレクターこそ死ね!」などと泣き叫び[20]、「ヒデキを殺すなんてとんでもない!」などと撮影スタッフに詰め寄り、お手上げ状態に陥り、西城自らファンをなだめて回った[20]。撮影ではディレクターが本番でOKを出したのに西城が演技に納得がいかないと、取り直しを要求し、結局西城は1時間池に浸かった[16]。当時のマスメディアから「歌手とは思えない体当たり演技」と褒められた記事があることから[22]、当時の歌手は芝居を本気で演らないと思われていたものと見られる。この撮影に立ち会った堀川敦厚は、桜田の演技に対して「池の中から西城君を抱き起こして叫ぶシーンが、とても鮮やかだった記憶がある。もともと器用な子だけど、恋人の死に向き合う局面で、女優として何かを乗り越えたんじゃないかな」と話している[11]。また桜田が死んだ西城を抱き抱えるシーンでは、桜田が人差し指を自分の唇にあてたあと、西城の唇にあてるシーンもあり、桜田は「西城さんのファンが怖い」と怖気づいたが、ディレクターに強要され、見学の西城のファンに「ファンの方ごめんなさいネ」とお詫びして間接キスをした[16]。収録を終えた西城は「あんまり騒ぎがすごいんで、おちおち死んでもいられなかったよ。呼吸も乱れて動悸がして困りました」などと話した[20]。
主題歌を担当し、出演も告知されていた吉田拓郎が[14]、第8話(7月25日放送回)にゲスト出演[14]。当時の拓郎はフォーライフ・レコードの設立につま恋コンサートと芸能界一ともいえる時の人だったが[14]、テレビ嫌いで通っていたため、久しぶりのテレビ出演に注目度も高かった[14]。設定は原宿ペニーレーンで、店員役の山田パンダに「飲み代ツケにしろ」などと迫り、さんざん飲んだ挙句、勘定も払わず店を出るという実生活に近いもの[14]。撮影はペニーレーン設定のTBSのスタジオで収録された[14]。
主題歌を歌った山田パンダも、原宿ペニーレーンのマスター役でレギュラー出演[2]。1970年代後半から、武田鉄矢や泉谷しげる、長渕剛といったニューミュージック系のミュージシャンが本格的に俳優業に進出するが、その先駆け的ドラマでもある。
視聴率
初回視聴率は7.6%と振るわず[23]。ヤングアイドル歌手(原文ママ)を起用したが予想外の低視聴率にTBSは「まだスタートしたばかり、勝負はこれからですよ」と強気だったが[23]、裏番組の『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)を打ち負かすには至らず[11]。当初の放送予定回数は全26回だったが、視聴率の低迷により、全17回に短縮された[11]。しかし、演出・堀川敦厚らが果たせなかった「金曜20時戦争」の悲願は、1979年に始まった『3年B組金八先生』によって達成される。それは同時に「新御三家」や「高2トリオ(当時)」から、アイドルの主流が「たのきんトリオ」ら「80年代組」に移行したことの象徴でもあった[11]。
この節の加筆が望まれています。 |
サブタイトル
※第7話以降はサブタイトル無し
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
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第1話 | 1975年 6月6日 |
若者の条件 | 柴英三郎 | 堀川敦厚 | 7.6% |
第2話 | 6月13日 | ドブネズミの青春 | 西条道彦 | 峰岸進 | |
第3話 | 6月20日 | 涙の海を渡れ! | 内田栄一、野波静雄 | 片島謙二 | |
第4話 | 6月27日 | 二十才の朝に走れ! | 柴英三郎 | 堀川敦厚 | |
第5話 | 7月4日 | 父への挑戦状 | 峰岸進 | ||
第6話 | 7月11日 | さよなら原宿 | 西条道彦 | 片島謙二 | |
第7話 | 7月18日 | (サブタイトル無し) | 野波静雄 | 堀川敦厚 | |
第8話 | 7月25日 | 柴英三郎 | 峰岸進 | ||
第9話 | 8月1日 | 西条道彦 | 堀川敦厚 | ||
第10話 | 8月8日 | 柴英三郎 | 近藤邦勝 | ||
第11話 | 8月15日 | 岡本克己 | 片島謙二 | ||
第12話 | 8月22日 | 柴英三郎 | 峰岸進 | ||
第13話 | 8月29日 | 岡本克己 | 近藤邦勝 | ||
第14話 | 9月5日 | 柴英三郎 | 片島謙二 | ||
第15話 | 9月12日 | 西条道彦 | 峰岸進 | ||
第16話 | 9月19日 | 岡本克己 | 片島謙二 | ||
第17話 | 9月26日 | 柴英三郎 | 峰岸進 |
エピソード
- 小泉今日子は、子供のころ、この番組を見て原宿に憧れたと話している[24]。小泉は18歳から21歳まで原宿に住んだ[25]。
- ソロデビュー前の山下達郎は、このドラマの主題歌、山田パンダが歌う「風の街」のレコーディングにバックコーラスとして参加した[5]。この時、この曲のプロデューサー・吉田拓郎にコーラスの歌唱指導をされて、以来、拓郎とは一回も口を聞いたことがないと話していたが[26][27]、拓郎が2012年8月13日の「坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD」で、山下達郎・竹内まりや夫妻の声がいい。ファンだね」など話したことがきっかけで[27]、以降は家族ぐるみで付き合いになったという[28]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b “西城秀樹さん、ご冥福を祈ります”. 三田佳子オフィシャルブログ「佳子のガラパゴス遊歩」. (2018年5月18日)
- ^ a b c 郷ひろみ主演ドラマに出演、主題歌「風の街」も歌う…山田パンダさん(13)(Internet Archive)
- ^ a b c d e f g h i j k “淳子めぐって西城、郷が"青いラブ" ヤングアイドル初共演 来月のお茶の間に『あこがれ共同隊』 口説くのに一年も 今里プロデューサー "青春根性物語に" ゲストも豪華…百恵、たくろう、かまやつら”. サンケイスポーツ (産業経済新聞社): p. 15. (1975年5月7日)
- ^ a b c 「ニュース特報 ひろみと秀樹がテレビで激突! TVドラマ『あこがれ共同隊』(仮題)(TBS系・6月6日スタート)で初共演」『週刊セブンティーン』1975年5月27日号、集英社、27–31頁。
- ^ a b c d e 等身大100% 髪を伸ばして化けたアイドル、桜田淳子は僕の初恋?
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 「TV特集 スタジオ・ルポ1 『あこがれ共同隊』TBS系 ひろみ、秀樹、淳子の激突 スタジオでは火花 楽屋ではノンビリ雑談」『月刊平凡』1975年8月号、平凡出版、128–130頁。
- ^ “撮影会にどっと親衛隊 花のヤング揃い踏み 片や真理チャン初ゲイコ お目当てアイドルに声援”. サンケイスポーツ (産業経済新聞社): p. 11. (1975年5月8日)
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 「せんみつの足をくすぐってついにひろみのイタズラが始まった…!(あこがれ共同隊)スタジオ訪問」『近代映画』1975年11月号、近代映画社、70–73頁。
- ^ a b c 傑作ドラマ『岸辺のアルバム』を手掛けた、堀川とんこう氏の死を悼む グッドバイ・ママ、あこがれ共同隊も…
- ^ 「いま、いちばんファッショナブルな町でみつけた秋のおしゃれ 原宿」『週刊セブンティーン』1975年9月3日号、集英社、158頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『週刊アサヒ芸能』 2013年1月22日号 「〈百恵と淳子〉の交差線 連載第4回」60-62頁(百恵は“哀愁”、淳子は“意外性”)
- ^ a b c d 「TVドラマリサーチ 郷ひろみは『あこがれ共同隊』(TBS)のスタッフ・キャストにどう思われてるの? しつこく質問! このごろとても男っぽくなって…ひろみくん大好き!」『週刊セブンティーン』1975年8月19日号、集英社、27–30頁。
- ^ 原宿新聞 – 70年代原宿の象徴 「ペニー・レイン」が復活、原宿ペニーレインを舞台化!! - 文化通信.com、記憶のエアポケット 風の街、原宿ペニーレーンが思い出せない、【十年フォーク】制作担当インタビュー、あの頃僕らはペニーレインで
- ^ a b c d e f g h i “気になって眠れなかったよ TBS『あこがれ共同隊』 拓郎なごやか共演”. サンケイスポーツ (産業経済新聞社): p. 13. (1975年7月3日)
- ^ 別冊ザテレビジョン ザ・ベストテン〜蘇る!80'sポップスHITヒストリー〜. 角川インタラクティブ・メディア. (2004). pp. 188-189頁. ISBN 4048944533.
- ^ a b c d e f g h 「これさえあれば番組の魅力3倍 『あこがれ共同隊』のこれからは… 竜也の遺志を胸に広介はゆく!!」『セブンティーン』1975年9月号、集英社、57–63頁。
- ^ a b c 「6月6日スタート『あこがれ共同隊』(TBS系)での 郷ひろみ=広介 西城秀樹=竜也へのとりくみかた ひろみは"台本忠実型" 秀樹は"アドリブ型"」『週刊セブンティーン』1975年7月6、17日号、集英社、36–39頁。
- ^ a b c d e f 「アイドル(4)が勢揃い あこがれ共同隊 『あこがれ共同隊』 スパイ"OOH"がヒデキ・淳子・ひろみの秘密暴露 潜行特別ルポ TBS・Gスタを狙え!」『近代映画』1975年8月号、近代映画社、72–77頁。
- ^ a b c 「えっほんとう?ひろみと秀樹がつかみあいの大げんか!」『週刊セブンティーン』1975年7月5日号、集英社、191–193頁。
- ^ a b c d e f g “なんでヒデキを殺すのファン泣き叫び大騒ぎ”. デイリースポーツ (神戸新聞社): p. 6. (1975年6月25日)
- ^ a b 「ドキドキ・にやにや… キス・シーン大再現! アイドルはいったいどういう気でいるの!?」『週刊セブンティーン』1975年8月5日号、集英社、36–40頁。
- ^ a b c d e f g h i j “嘆願空し!ヒデキついに水死 汚水の中"死ぬ思い" TBS『あこがれ共同隊』”. サンケイスポーツ (産業経済新聞社): p. 15. (1975年6月25日)
- ^ a b “意外な『あこがれ共同隊』先週のおもな視聴率”. サンケイスポーツ (産業経済新聞社): p. 13. (1975年6月18日)
- ^ 「SWITCH」、2010年6月、スイッチ・パブリッシング、P111
- ^ 小泉今日子、第二の故郷・原宿を語る。
- ^ 山下達郎のJACCS CARDサンデーソングブック2002/5/26
- ^ a b ナタリー - 山下達郎、本日ANNで吉田拓郎とメディア初共演
- ^ 吉田拓郎×竹内まりや、ラジオで初共演!(Internet Archive)
TBS系列 金曜20時台ドラマ(一部地域を除く) | ||
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あこがれ共同隊
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