第96回選抜高等学校野球大会
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第96回選抜高等学校野球大会 | |
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開会式 | |
試合日程 | 2024年3月18日 - 3月31日 |
出場校 | 32(一般・神宮枠:30、21世紀:2)校 |
優勝校 | 健大高崎(群馬、初優勝) |
試合数 | 31試合 |
選手宣誓 | 橋場公祐(青森山田)[1] |
始球式 | 盛山正仁(文部科学大臣) |
開会式司会 |
入場行進:古賀美希(長崎・諫早) 式典:古田桃香(岐阜・岐阜北) |
入場行進曲 | 『愛の花』[2] |
国歌独唱 | 門脇早紀(島根・松江北) |
閉会式司会 | 竪道夕夏(鹿児島・鹿児島純心女子) |
総入場者数 | 326,900人 |
大会本塁打 | 3本 |
タイブレーク | 延長10回以降 |
< 20232025 > 選抜高等学校野球大会 |
第96回選抜高等学校野球大会(だい96かいせんばつこうとうがっこうやきゅうたいかい)は、2024年3月18日から3月31日まで阪神甲子園球場で開催された選抜高等学校野球大会である。
概要
[編集]出場枠が再編され、21世紀枠が1枠減の2枠[注釈 1]となり中国・四国の比較枠をなくしそれぞれ2枠となる。また東北と東海は各1枠増となり3枠となる[注釈 2][3]。選抜大会においては今大会からベンチ入り選手が20人まで可能となり[4]、使用される金属バットは反発の少ない新基準のバットに移行した[5][注釈 3]。
新型コロナウイルスの影響で見送られていた甲子園練習および大会初戦の応援を対象にした応援団賞が2019年の第91回大会以来5年ぶりに実施された[7][8]。
日程
[編集]- 2023年
- 9月15日 - 第1回の大会運営委員会を開催し、日程などを決定[9]。
- 11月20日 - 第54回明治神宮野球大会高校の部・決勝戦が行われ、星稜(石川)が優勝。北信越地区の一般選考における出場枠増枠が決定。
- 2024年
- 1月26日 - 出場校選考委員会にて出場32校を選出[10][11][12][13]。
- 3月8日 - 組み合わせ抽選会[14]。
- 3月13日・14日 - 出場校による甲子園練習。
- 3月18日 - 開会式。
- 3月23日 - 雨天中止。
- 3月24日 - 雨天中止。これにより準決勝翌日の休養日が消滅。
- 3月26日 - 雨天による天候不良のため、13時30分から2試合のみを開催し、第3試合に予定していた中央学院(千葉)対宇治山田商(三重)戦は翌27日の第1試合に順延された。これにより27日は2回戦4試合が行われる事が発表された[15]。
- 3月29日 - 休養日。
- 3月31日 - 決勝戦が行われ健大高崎(群馬)が報徳学園(兵庫)を3-2で下し初優勝。群馬県勢は選抜大会では初めての優勝となった。敗れた報徳学園は2年連続の準優勝[注釈 4]。閉会式。
選出校
[編集]一般選考
[編集]地区 | 選出校 | 出場回数 | |
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北海道 | 北海 | 北海道 | 3年ぶり14回目 |
東北 | 青森山田 | 青森 | 8年ぶり3回目 |
八戸学院光星 | 青森 | 5年ぶり11回目 | |
学法石川 | 福島 | 33年ぶり4回目 | |
関東 | 常総学院 | 茨城 | 3年ぶり11回目 |
作新学院 | 栃木 | 2年連続12回目 | |
健大高崎 | 群馬 | 2年連続7回目 | |
山梨学院 | 山梨 | 3年連続7回目 | |
中央学院 | 千葉 | 6年ぶり2回目 | |
東京 | 関東第一 | 東京 | 8年ぶり7回目 |
北信越 | 星稜 | 石川 | 2年ぶり16回目 |
日本航空石川 | 石川 | 4年ぶり3回目 | |
敦賀気比 | 福井 | 4年連続11回目 | |
東海 | 豊川 | 愛知 | 10年ぶり2回目 |
愛工大名電 | 愛知 | 12年ぶり10回目 | |
宇治山田商 | 三重 | 16年ぶり2回目 |
地区 | 選出校 | 出場回数 | |
---|---|---|---|
近畿 | 近江 | 滋賀 | 2年ぶり7回目 |
京都外大西 | 京都 | 18年ぶり7回目 | |
京都国際 | 京都 | 3年ぶり2回目 | |
耐久 | 和歌山 | 初出場 | |
大阪桐蔭 | 大阪 | 5年連続15回目 | |
報徳学園 | 兵庫 | 2年連続23回目 | |
中国 | 創志学園 | 岡山 | 7年ぶり4回目 |
広陵 | 広島 | 3年連続27回目 | |
四国 | 阿南光 | 徳島 | 32年ぶり2回目 |
高知 | 高知 | 3年連続21回目 | |
九州 | 東海大福岡 | 福岡 | 7年ぶり3回目 |
熊本国府 | 熊本 | 初出場 | |
明豊 | 大分 | 3年ぶり6回目 | |
神村学園 | 鹿児島 | 9年ぶり6回目 |
21世紀枠
[編集]地区 | 選出校 | 出場回数 | |
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北海道 | 別海 | 北海道 | 初出場 |
近畿 | 田辺 | 和歌山 | 76年ぶり3回目 |
組み合わせ・試合結果
[編集]1回戦 - 準決勝
[編集]1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | |||||||||||
3月18日(1):延長11回 TB | ||||||||||||||
八戸学院光星 | 5 | |||||||||||||
3月25日(2) | ||||||||||||||
関東第一 | 3 | |||||||||||||
八戸学院光星 | 2 | |||||||||||||
3月18日(2) | ||||||||||||||
星稜 | 3 | |||||||||||||
田辺 | 2 | |||||||||||||
3月28日(1) | ||||||||||||||
星稜 | 4 | |||||||||||||
星稜 | 5 | |||||||||||||
3月18日(3):延長10回 TB | ||||||||||||||
阿南光 | 0 | |||||||||||||
近江 | 1 | |||||||||||||
3月25日(3) | ||||||||||||||
熊本国府 | 2x | |||||||||||||
熊本国府 | 0 | |||||||||||||
3月19日(1) | ||||||||||||||
阿南光 | 3 | |||||||||||||
豊川 | 4 | |||||||||||||
3月30日(1) | ||||||||||||||
阿南光 | 11 | |||||||||||||
星稜 | 4 | |||||||||||||
3月19日(2) | ||||||||||||||
健大高崎 | 5 | |||||||||||||
敦賀気比 | 0 | |||||||||||||
3月26日(1) | ||||||||||||||
明豊 | 1x | |||||||||||||
明豊 | 0 | |||||||||||||
3月19日(3) | ||||||||||||||
健大高崎 | 4 | |||||||||||||
学法石川 | 0 | |||||||||||||
3月28日(2) | ||||||||||||||
健大高崎 | 4 | |||||||||||||
健大高崎 | 6 | |||||||||||||
3月20日(1) | ||||||||||||||
山梨学院 | 1 | |||||||||||||
創志学園 | 7 | |||||||||||||
3月26日(2) | ||||||||||||||
別海 | 0 | |||||||||||||
創志学園 | 0 | |||||||||||||
3月20日(2) | ||||||||||||||
山梨学院 | 4 | |||||||||||||
山梨学院 | 7 | |||||||||||||
京都外大西 | 1 | |||||||||||||
1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | |||||||||||
3月20日(3) | ||||||||||||||
耐久 | 1 | |||||||||||||
3月27日(1) | ||||||||||||||
中央学院 | 7 | |||||||||||||
中央学院 | 7 | |||||||||||||
3月21日(1) | ||||||||||||||
宇治山田商 | 6 | |||||||||||||
宇治山田商 | 5 | |||||||||||||
3月28日(3) | ||||||||||||||
東海大福岡 | 4 | |||||||||||||
中央学院 | 5 | |||||||||||||
3月21日(2) | ||||||||||||||
青森山田 | 2 | |||||||||||||
広陵 | 3 | |||||||||||||
3月27日(2):延長10回 TB | ||||||||||||||
高知 | 1 | |||||||||||||
広陵 | 5 | |||||||||||||
3月21日(3) | ||||||||||||||
青森山田 | 6x | |||||||||||||
京都国際 | 3 | |||||||||||||
3月30日(2) | ||||||||||||||
青森山田 | 4x | |||||||||||||
中央学院 | 2 | |||||||||||||
3月22日(1) | ||||||||||||||
報徳学園 | 4 | |||||||||||||
神村学園 | 6 | |||||||||||||
3月27日(3) | ||||||||||||||
作新学院 | 3 | |||||||||||||
神村学園 | 2 | |||||||||||||
3月22日(2) | ||||||||||||||
大阪桐蔭 | 4 | |||||||||||||
大阪桐蔭 | 7 | |||||||||||||
3月28日(4) | ||||||||||||||
北海 | 1 | |||||||||||||
大阪桐蔭 | 1 | |||||||||||||
3月22日(3):延長10回 TB | ||||||||||||||
報徳学園 | 4 | |||||||||||||
愛工大名電 | 2 | |||||||||||||
3月27日(4) | ||||||||||||||
報徳学園 | 3x | |||||||||||||
報徳学園 | 6 | |||||||||||||
3月25日(1) | ||||||||||||||
常総学院 | 1 | |||||||||||||
日本航空石川 | 0 | |||||||||||||
常総学院 | 1 | |||||||||||||
決勝
[編集]1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
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報徳学園 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 0 |
健大高崎 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 6 | 2 |
- (報):今朝丸 - 徳田
- (健):石垣、佐藤 - 箱山
- 審判
[球審]西貝
[塁審]前坂・井狩・大屋 - 試合時間:1時間45分
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大会本塁打
[編集]- 1回戦
- 第1号:モイセエフ・ニキータ(豊川)
- 第2号:正林輝大(神村学園)
- 2回戦
- 第3号:境亮陽(大阪桐蔭)
応援団賞
[編集]- 最優秀賞:耐久(和歌山、近畿)
- 優秀賞:豊川(愛知、東海)、別海(北海道、21世紀枠)、田辺(和歌山、21世紀枠)
その他の主な出場選手
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 21世紀枠が2枠となるのは第79回大会(2007年)以来17年ぶり。また、これまで9地区を東西に分けて1校ずつ選び、地区を問わず3校目を選んでいたが、今大会から東西関係なく2校を選出する。
- ^ いずれも第94回大会(2022年)比
- ^ 大会本塁打は1975年の金属バット導入後では最少だった第68回大会(1996年)の5本を下回る3本で、そのうち1本はランニング本塁打(第3号の境亮陽)であった[6]。
- ^ 第9回大会(1932年)、第10回大会(1933年)で準優勝した明石中(兵庫)以来2度目。
出典
[編集]- ^ “野球に打ち込める「今」に喜び センバツ選手宣誓 青森山田主将”. 毎日新聞 (mainichi.jp). 毎日新聞社 (2024年3月18日). 2024年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月19日閲覧。
- ^ “センバツ入場行進曲 あいみょん「愛の花」に決定 「それぞれの熱い想いが甲子園で弾ける光景を楽しみに」”. スポニチ Sponichi Annex 野球. スポーツニッポン新聞社 (2024年1月12日). 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月13日閲覧。
- ^ “来春センバツ、21世紀枠が1減 中四国比較廃止、東北・東海が1増”. 毎日新聞. 2023年7月7日閲覧。
- ^ “来春のセンバツもベンチ入りは20人 夏の甲子園に続いて登録選手数を増員”. 高校野球ドットコム (hb-nippon.com) (2023年9月15日). 2024年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月27日閲覧。
- ^ “【高校野球】来春採用の新基準バット 日本高野連の狙いとは…「木製バットでやる野球に近づけていく」”. スポーツ報知. 2024年1月26日閲覧。
- ^ “本塁打が出ないセンバツ なぜ? 金属バット導入後、最少か”. 毎日新聞. 2024年3月31日閲覧。
- ^ “センバツ入場行進曲はあいみょん「愛の花」 甲子園練習5年ぶり実施”. 朝日新聞デジタル (asahi.com). 朝日新聞社 (2024年1月12日). 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月13日閲覧。
- ^ “甲子園練習と応援団賞、5年ぶり復活 3月開幕のセンバツ高校野球”. 毎日新聞 (mainichi.jp). 毎日新聞社 (2024年1月12日). 2024年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月27日閲覧。
- ^ “来春選抜は3月18日開幕 ベンチ入り20人、21世紀枠は「2」に”. 朝日新聞デジタル (asahi.com). 朝日新聞社 (2023年9月15日). 2024年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月27日閲覧。
- ^ “被災の日本航空石川や星稜も 第96回センバツ、出場32校が決まる”. 朝日新聞デジタル (asahi.com). 朝日新聞社 (2024年1月26日). 2024年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月27日閲覧。
- ^ “選抜高校野球【詳しく】センバツ 2024 出場32校決定 春の甲子園に星稜、日本航空石川の2校 山梨学院も”. NHK NEWS WEB. 日本放送協会 (2024年1月26日). 2024年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月27日閲覧。
- ^ “【全校紹介】選抜高校野球 センバツ2024 出場32校 チームの特徴は?学校の歴史は?OBには誰?”. NHK NEWS WEB. 日本放送協会 (2024年1月26日). 2024年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月27日閲覧。
- ^ “21世紀枠に出場校最東端の別海、76年ぶりの田辺を選出 センバツ”. 毎日新聞 (mainichi.jp). 毎日新聞社 (2024年1月26日). 2024年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月27日閲覧。
- ^ “大阪桐蔭、初戦の相手は最後に引いた北海…相手がなかなか決まらず、会場内がざわつく【センバツ高校野球抽選】”. 中日スポーツ. 中日新聞社 (2024年3月8日). 2024年3月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月29日閲覧。
- ^ “2日連続順延、試合開始4時間半遅れ… 雨にたたられるセンバツ”. 毎日新聞デジタル. 毎日新聞社 (2024年3月26日). 2024年3月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月29日閲覧。
関連項目
[編集]- 第54回明治神宮野球大会
- 第106回全国高等学校野球選手権大会
- 近藤結良 - 応援イメージキャラクター