コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

天竜峡駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
天竜峡駅
駅舎(2022年10月)
てんりゅうきょう
Tenryūkyō
千代 (1.4 km)
(1.3 km) 川路
地図
所在地 長野県飯田市川路天竜峡4744[1]
北緯35度26分27.42秒 東経137度49分2.17秒 / 北緯35.4409500度 東経137.8172694度 / 35.4409500; 137.8172694座標: 北緯35度26分27.42秒 東経137度49分2.17秒 / 北緯35.4409500度 東経137.8172694度 / 35.4409500; 137.8172694
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 飯田線
キロ程 116.2 km(豊橋起点)
電報略号 テン[1]
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
243人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1927年昭和2年)12月26日[1][2]
備考 駅員配置駅[1][3]
JR全線きっぷうりば[1]
標高:382m[1]
テンプレートを表示

天竜峡駅(てんりゅうきょうえき)は、長野県飯田市川路天竜峡にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線である[1]

概要

[編集]

伊那盆地南、観光地「天竜峡」を見下ろす川沿いに位置する。1927年に飯田線の前身伊那電気鉄道の起点駅として開業、その後三信鉄道が南から乗入境界駅となり、当駅は両社を繋ぐ要所の駅となった。その後両社は国有化され途中駅となったものの要所としての地位は変わらず、民営化された現在でも普通列車は当駅止まりの列車が数多く設定されている。特急伊那路」も全列車が停車し、観光地の駅として役割を果たしている。

歴史

[編集]

駅構造

[編集]

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線と側線と数本の留置線を有する地上駅[1]。ホーム間の移動用に、ホーム千代駅側に構内踏切がある。下り線(単式ホーム)側に駅舎がある。

駅長は配置されない駅員配置駅(直営駅[3]であり、飯田駅が当駅を管理する。JR全線きっぷうりばがある。

のりば

[編集]
番線 路線 方向 行先 備考
1 CD 飯田線 下り 飯田辰野方面[6] 特急含む
上り 中部天竜豊橋方面[6] 一部の列車[注釈 1]
2 特急含む
下り 飯田・辰野方面 当駅始発のみ[注釈 2]
3 上り 中部天竜・豊橋方面

利用状況

[編集]

1日平均乗車人員は以下の通り。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2003 438
2004 414
2005 432
2006 416
2007 394[1]
2008 367
2009 336[1]
2010 317
2011 310
2012 301
2013 314
2014 293
2015 319
2016 285
2017 281
2018 243

駅周辺

[編集]
天竜峡

観光地として有名な渓谷、国指定名勝天竜峡」が駅の目の前にあり、遊歩道や展望台が整備されている。付近には天竜峡温泉が湧いており、旅館や土産物店が軒を連ねる温泉街となっている。しかし、長野・新宿方面からの直通電車の廃止や、道路が狭く大型観光バスが乗入れにくいので、利用客減少に伴い数軒の旅館が閉鎖に追込まれる等、観光面で苦戦を強いられている[1]

隣の駅

[編集]
東海旅客鉄道(JR東海)
CD 飯田線
快速(上りのみ運転、当駅から川路寄りは普通列車)・普通
門島駅 - 金野駅(※) - 千代駅(※) - 天竜峡駅 - 川路駅
  • (※)一部普通列車は金野駅を通過する(下り当該列車は千代駅も通過)。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2021年3月改正ダイヤでは、9:14発豊橋行普通1本のみ[7]
  2. ^ 2021年3月改正ダイヤでの3番線発は、15:12発豊橋行き普通と22:26発平岡行き普通の2本のみ[7]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、222頁。ISBN 9784784071647 
  2. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、104頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ a b “飯田線の長野県内有人駅を3つに JR東海、9駅を無人化方針”. 日本経済新聞. (2012年11月5日). https://www.nikkei.com/article/DGXNZO48081660V01C12A1L31000/ 2021年8月12日閲覧。 
  4. ^ a b c 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 03号、15頁
  5. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 03号、17頁
  6. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイト各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。
  7. ^ a b 駅の時刻表-天竜峡駅 飯田線(毎日)(上下)
  8. ^ ライン下りについて - 天龍ライン遊舟有限会社

参考文献

[編集]
  • 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「飯田線・身延線・小海線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日。 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]