コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「長万部駅」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
勝手に方面を追加しないこと(注意書きも付与しています)
タグ: 取り消し
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: Template:駅情報への地図引数挿入 - log
6行目: 6行目:
|pxl= 300px
|pxl= 300px
|画像説明= 駅舎(2017年9月)
|画像説明= 駅舎(2017年9月)
{{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point}}
|地図={{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point}}
|よみがな= おしゃまんべ
|よみがな= おしゃまんべ
|ローマ字= Oshamambe
|ローマ字= Oshamambe

2020年2月15日 (土) 06:08時点における版

長万部駅
駅舎(2017年9月)
おしゃまんべ
Oshamambe
地図
所在地 北海道山越郡長万部町字長万部228-7
北緯42度30分44.9秒 東経140度22分30.3秒 / 北緯42.512472度 東経140.375083度 / 42.512472; 140.375083 (長万部駅)
駅番号 H47
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
電報略号 マン
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
開業年月日 1903年明治36年)11月3日
乗入路線 2 路線
所属路線 函館本線
キロ程 112.3 km(函館起点)
H48 中ノ沢 (4.6 km)
(8.6 km) 二股 S32
所属路線 室蘭本線
キロ程 0.0 km(長万部起点)
(10.6 km) 静狩 H46
備考 社員配置駅 長万部ブロック主管駅
みどりの窓口
テンプレートを表示

長万部駅(おしゃまんべえき)は、北海道山越郡長万部町字長万部228-7にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅番号H47電報略号マン事務管コードは▲140129[1]

概要

長万部町の代表駅で、函館本線室蘭本線の分岐駅である。また1987年昭和62年)3月16日に廃止された瀬棚線国縫駅から当駅に直通しており、同線の実質的な起点駅でもあった。そのためかつては一大拠点であり、機関区・鉄道病院・車掌区・鉄道郵便局分局も設置されていた。かつて車両基地があった名残で、側線国鉄時代よりも数を減らしているとはいえ多く敷設されている。気動車への給油設備もあり、現在も使用されているが、長万部運転所の廃止後は側線と共に当駅の管轄となった[2]

2030年度末を予定する北海道新幹線の札幌延伸時には停車駅となる。開業時には洞爺湖登別市登別温泉)・室蘭市方面への往来を想定し、1日辺り4400人の利用を見込む[新聞 1]

乗り入れ路線

函館本線所属線としており[3]、当駅を起点とする室蘭本線を加えた2路線が乗り入れている。

路線名称上は倶知安小樽札幌方面及び函館方面が「函館本線」、東室蘭苫小牧方面が「室蘭本線」となるが、当駅を挟んで函館本線の函館方面・室蘭本線(苫小牧方面)を経由するルートは、札幌と函館・本州方面を結ぶ特急・貨物列車が全て通過するなど広域輸送の大動脈の一部として一体のルートを成している。その一方函館本線の小樽方面にそれらの運行は無く、小樽方面は1日4本の普通列車のみが運行される事実上のローカル線区間となっており[新聞 2]、JR北海道が制定している駅番号・区間カラーにおいても札幌駅 - (千歳線) - 沼ノ端駅 - (室蘭本線) - 長万部駅 - (函館本線) - 函館駅にかけてが一体の区間として「H」の記号・青が割り振られている一方で、札幌駅 - 小樽駅 - 長万部駅間の函館本線には別途「S」の記号・赤が割り振られている。

普通列車の運行系統は当駅を境に分かれており、いずれの方面においても当駅乗り入れの普通列車は全て当駅が始発・終着となる。なお、普通列車は本数が少ないことや特急列車主体のダイヤ編成をしていることもあり、当駅での普通列車同士の接続は最低でも1時間前後となる。

利用可能な優等列車

かつては2015年8月までは寝台特急北斗星」、さらに北海道新幹線開業同月の2016年3月までは寝台特急「カシオペア」・急行はまなす」・当駅 - 函館駅間を結ぶ快速アイリス」が停車・発着していた(アイリスは快速から普通列車へ格下げ)。それ以前の国鉄~民営化直後の時代には瀬棚線の優等列車函館本線・小樽方面を経由する優等列車なども停車していた。

歴史

1976年の長万部駅と周囲約1km×1.5km範囲。右下が函館方面、上は右が室蘭本線室蘭方面(通称海線)、左が函館本線小樽方面(通称山線)。駅裏小樽寄りに扇形車庫と転車台、その周囲に放置されたSLらしき姿も見える。その南側には2つの給水タンク、さらにアッシュピットなど蒸気機関車全盛時代の姿がまだ色濃く残されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅構造

在来線

島式ホーム2面4線を有する地上駅。ホーム間の移動は跨線橋で行う。

社員配置駅。長万部ブロックの主管駅でもある。みどりの窓口・旅行相談室設置。出札・改札営業時間は7時00分 - 18時15分(列車別改札を実施している)。早朝夜間は営業担当社員が配置されないため、営業時間外の出改札業務は行わない。信号扱いなどを行う輸送担当社員は終日配置されている。 キヨスク2017年に廃止された。

普通列車は3・4番のりばから発着するが、朝の倶知安駅発の列車1本のみ2番のりばへ到着する。

のりば
番線 路線 方向 行先 備考
1 函館本線 上り 函館方面 特急列車
2 室蘭本線 下り 東室蘭札幌方面
3・4 函館本線 上り 森・函館方面 普通列車
函館本線 下り 倶知安小樽方面
室蘭本線 下り 東室蘭・札幌方面

新幹線

  • 在来線ホームの西側に島式ホーム2面4線で3階の位置に配置される計画である[新聞 1]。計画当初は相対式ホームの2面2線、通過線2線の計2面4線の地上駅[11]となっていたが、北海道および長万部町より「駅は街の中心地にあり、街が分断される」などとして高架化を要望したため[12][新聞 4]、2017年6月30日に高架構造への変更が正式決定した[報道 4]
    • これに関連し、現在の駅舎は取り壊される予定になっている[新聞 1]
  • 長万部市街は線路によって街が分断されていたが、新幹線開業時に東西自由通路も建設される。

駅弁

主な駅弁は下記の通り[13]

  • かなやのかにめし
    戦後間もないころホームで「ゆで毛蟹(煮蟹)」を販売していた(1947年 - 1960年)。これが後の「かにめし」販売のきっかけとなった。2019年2月28日をもって、特急「スーパー北斗」での車内販売が終了となった[報道 3]

駅周辺

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
普通
中ノ沢駅 (H48) - 長万部駅 (H47) - 二股駅 (S32)
室蘭本線
普通
長万部駅 (H47) - *旭浜駅 - 静狩駅 (H46)
*打消線は廃駅[報道 5]
北海道新幹線(事業中)
新八雲駅(仮称) - 長万部駅 - 倶知安駅

脚注

出典

  1. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  2. ^ 鉄道ジャーナル』 2009年11月号(No.517) pp.94-99
  3. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  4. ^ 長万部町史 P310。
  5. ^ 長万部町史 P357等。従来10名ほどであった駅員が50余名に増えた。
  6. ^ a b 北海道鉄道百年史 下巻 巻末年表。
  7. ^ 北海道鉄道百年史 下巻、P58 及び巻末年表。
  8. ^ 北海道鉄道百年史 下巻、P63 及び巻末年表。
  9. ^ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1974年5月号
  10. ^ a b c d e f 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行。
  11. ^ 北海道新幹線長万部駅周辺整備構想北海道長万部町
  12. ^ 新幹線を核としたまちづくり実行計画北海道長万部町
  13. ^ 『JR時刻表』2019年3月号、交通新聞社、2019年、682頁。 
  14. ^ 長万部駅 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月5日閲覧。
  15. ^ 長万部駅前”. NAVITIME. 2019年6月5日閲覧。

報道発表資料

  1. ^ "駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 12 September 2007. 2014年9月6日閲覧
  2. ^ "11月以降のダイヤについて" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 20 September 2013. 2014年7月5日閲覧
  3. ^ a b "客室乗務員による車内サービスの終了について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 24 January 2019. 2019年2月28日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年2月28日閲覧
  4. ^ "北海道新幹線(新函館北斗・札幌間)工事の計画変更について" (PDF) (Press release). 鉄道建設・運輸施設整備支援機構. 30 June 2017. 2017年6月30日閲覧
  5. ^ "平成18年3月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 22 December 2005. 2010年7月23日閲覧

新聞記事

  1. ^ a b c “新幹線札幌延伸時 乗降客1日4400人 長万部町の計画”. 北海道新聞. (2016年4月7日). オリジナルの2016年4月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160411175558/http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/donan/1-0256600.html 2016年4月7日閲覧。 
  2. ^ “函館本線運転中止”. コラム 秋葉原日記(ライブラリ) (産報出版(SANPOWEB)). (2011年9月6日). http://www.sanpo-pub.co.jp/column/akihabara/20110906.html 2011年9月6日閲覧。 
  3. ^ “駅弁かにめしラストラン JR車内販売終了 感謝の見送り”. 北海道新聞. (2019年2月28日). オリジナルの2019年2月28日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/Uu53d 2019年2月28日閲覧。 
  4. ^ “北海道新幹線:倶知安駅を高架化 計画変更申請へ”. 毎日新聞. (2016年2月4日). http://mainichi.jp/articles/20160203/ddr/041/020/002000c 

関連項目

外部リンク