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「長山駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 06:42時点における版

長山駅
駅舎(2018年4月)
ながやま
Nagayama
三河一宮 (2.4 km)
(1.0 km) 江島
地図
所在地 愛知県豊川市上長山町西水神平
北緯34度51分51.75秒 東経137度25分52.86秒 / 北緯34.8643750度 東経137.4313500度 / 34.8643750; 137.4313500
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CD 飯田線
キロ程 14.4 km(豊橋起点)
電報略号 ヤマ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
205人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1899年明治32年)10月19日
備考 駅員無配置駅
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長山駅(ながやまえき)は、愛知県豊川市上長山町西水神平にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線である。

概要

豊橋駅(愛知県)と辰野駅長野県)を結ぶJR飯田線の中間駅(途中駅)の一つであり、豊川市北東部の一宮地区(旧・宝飯郡一宮町域)に位置する。

1899年明治32年)に、豊川鉄道という私鉄の手によって開設された。その後国有化を経て、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化によりJR東海の経営に移っている。豊川鉄道時代は、同社が経営する「長山遊園地」という公園の最寄り駅であった。

歴史

長山駅を開設した豊川鉄道は、現在のJR飯田線南部にあたる豊橋・大海間を運営していた私鉄である。長山駅を挟む三河一宮から新城までの区間は1898年(明治31年)に開通するがその際長山駅はなく、1年遅れて1899年10月に開設された。駅の設置は地元の強い要望によるもので、建設にあたっては敷地の無償寄付や費用の一部負担、勤労奉仕があったという[1]

1943年(昭和18年)8月、豊川鉄道線は買収・国有化され国有鉄道飯田線が成立する。これによって長山駅も国有鉄道の駅となった。1971年(昭和46年)には開業時からの貨物営業が廃止されて旅客専用の駅となり、そのまま1987年4月の国鉄分割民営化を迎えてJR東海に継承されている。

年表

構造

2面2線の地上駅である。1番線側が一線スルーとなっている。単線上にある交換駅であり、列車の交換(行き違い)が可能。

駅舎は1番線(上り線)ホーム側にあり、2つあるホームは構内踏切で繋がっている。駅員が配置されない無人駅(駅員無配置駅)であり、管理駅駅長配置駅)である豊川駅の管理下に置かれている[5]。かつては正八角形で、なおかつ瓦葺の屋根と円形のをもつという特徴的な駅舎であったが、無人化後に荒廃したためコンパクトな駅舎に建て替えられた[6][7]。トイレ(車いす用あり)や自動販売機は改札外に設置されている。

ホームの使用状況
番線 路線 方向 行先 備考
1 CD 飯田線 上り 豊橋方面[8]
2 下り 中部天竜飯田方面[8]
上り 豊橋方面 当駅始発の列車が使用

利用状況

2017年度の乗車人員は合計7万4701人で、1日あたりでは205人であった。近年では、1日あたりの乗車人員は以下の通りに推移している。

  • 2002年度 - 209人
  • 2003年度 - 201人
  • 2004年度 - 190人
  • 2005年度 - 186人
  • 2006年度 - 184人
  • 2007年度 - 177人
  • 2008年度 - 180人
  • 2009年度 - 180人
  • 2010年度 - 203人
  • 2011年度 - 214人
  • 2012年度 - 192人
  • 2013年度 - 194人
  • 2014年度 - 191人
  • 2015年度 - 208人
  • 2016年度 - 211人
  • 2017年度 - 205人

停車列車

長山駅には、豊橋方面(上り)・飯田方面(下り)の双方とも1時間あたり概ね1・2本(ラッシュ時は最大3本)の列車が停車する。停車する種別は普通列車と、上りのみに設定されている快速列車の2種類。また、普通列車には1日1往復ここで折り返す豊橋方面行きの列車が存在する。

特急伊那路」は停車しない。

駅周辺

1932年(昭和7年)頃から当時の豊川鉄道によって駅付近に「長山遊園地」が開設されていたが、太平洋戦争中に消滅している。

バス路線

長山駅バス停

長山バス停(駅から約300m)

隣の駅

東海旅客鉄道(JR東海)
CD 飯田線
快速(上りのみ運転)・普通
三河一宮駅 - 長山駅 - 江島駅

関連項目

出典

  1. ^ 新編豊川市史編集委員会(編)『新編豊川市史』 第三巻、豊川市、2007年、569頁頁。 
  2. ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB、1998年、98頁頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 東海旅客鉄道飯田支店(監修)『飯田線百年ものがたり』新葉社、2005年、92頁頁。 
  4. ^ 川島令三『中部ライン全線・全駅・全配線』 第4巻 塩尻駅-名古屋東部、講談社、2010年、35頁(配線図)・77頁頁。ISBN 978-4-06-270064-1 方角は配線図と実際の地図との対照から補記。
  5. ^ 東海旅客鉄道(編)『東海旅客鉄道20年史』東海旅客鉄道、2007年、732・733頁頁。 
  6. ^ 笠原香・塚本雅啓『タイムスリップ飯田線』大正出版、2007年、92頁頁。ISBN 978-4-8117-0657-3 
  7. ^ 宮脇俊三(編)『JR・私鉄全線各駅停車』 5 東海道570駅、小学館、1992年、125頁頁。 
  8. ^ a b 駅構内の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2015年1月現在)。