鉄砲町 (名古屋市)
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鉄砲町 | |
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国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市 | 名古屋市 |
区 | 中区 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
ナンバープレート | 名古屋 |
鉄砲町(てっぽうちょう)は、愛知県名古屋市中区の地名。1966年(昭和41年)3月30日、栄二丁目および栄三丁目にそれぞれ編入され、廃止されている[1]。
歴史
[編集]地名の由来
[編集]慶長年間に清洲越しに伴い、鉄砲師が移住したことに由来する地名とされる[2]。のちに鉄砲師たちは当地を離れ、御園町大下に移っている[2]。
沿革
[編集]- 江戸時代 - 名古屋城下の鉄砲町として所在した[1]。
- 明治4年 - 町域の一部が玉屋町に編入される[1]。また、中須賀町と大久保見町を編入する[1]。
- 1878年(明治11年)12月20日 - 名古屋区成立に伴い、同区鉄砲町となる[1]。
- 1889年(明治22年)10月1日 - 名古屋市成立に伴い、同市鉄砲町となる[1]。
- 1908年(明治41年)4月1日 - 中区成立に伴い、同区鉄砲町となる[1]。
- 1944年(昭和19年)2月11日 - 栄区成立に伴い、同区鉄砲町となる[1]。
- 1945年(昭和20年)11月3日 - 栄区廃止に伴い、中区鉄砲町となる[1]。
- 1963年(昭和38年)3月20日 - 中区白川町の一部を編入する[1]。
- 1966年(昭和41年)3月30日 - 栄二丁目および栄三丁目の各一部に編入され、消滅[1]。
人物
[編集]施設
[編集]明暦年間の禁止まで、広小路筋と蒲焼町筋の間の旅籠屋町と称する小路に遊女が置かれた遊郭があったという[3]。また、広小路筋にそって牢屋敷も所在したとされる[3]。
寺院として、柳薬師新福院・修験良宝院・浄土真宗本願寺派長円寺があった[3]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
- 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。全国書誌番号:93012879。
- 北見昌郎『愛知千年企業 大正時代編』中日新聞社、2016年2月12日。ISBN 978-4-8062-0701-6。