新尾頭
新尾頭・新尾頭町 | |
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北緯35度8分25.04秒 東経136度53分51.46秒 / 北緯35.1402889度 東経136.8976278度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市町村 | 名古屋市 |
区 | 熱田区・中区 |
人口 (2018年(平成30年)12月1日現在)[WEB 1] | |
• 合計 | 1,472人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
456-0018[WEB 2] |
市外局番 | 052 (名古屋MA)[WEB 3] |
ナンバープレート | 名古屋 |
新尾頭(しんおとう)は、愛知県名古屋市熱田区および中区にある町名。現行行政地名は新尾頭一丁目から新尾頭三丁目と新尾頭町。住居表示は新尾頭町が未実施、新尾頭一丁目から新尾頭三丁目が実施済み[WEB 4]。
地理
[編集]名古屋市熱田区の北部に位置し、東は花町・金山町、西(新尾頭町の西隣も含む)は中川区八熊・柳川町、南は尾頭町・五本松町、北は中区正木と接する。
新尾頭町は新尾頭の西隣にあるが、面積の殆どが堀川にある。また中区新尾頭は、一丁目が道路部分にのみ存在する。
歴史
[編集]町名の由来
[編集]新尾頭の地名は、熱田の北郊の尾頭の町のさらに北側に、江戸時代前期に町屋ができたことによる[1]。
現在の新尾頭の東側・北側を通る佐屋街道は熱田と桑名を結ぶ道で、東海道の脇道に当たる。寛文6年(1666年)幕府が道中奉行が管轄することとなったとき、佐屋街道の尾頭橋を亀屋河渡から北側の現在位置に移転させた。これにより尾頭橋の東側の佐屋街道沿いに町が広がり、これを新尾頭町と呼ぶようになった。
江戸時代、佐屋街道は諸大名の参勤交代のルートになるとともに[2]、多くの人々が伊勢詣りや津島詣でに利用し、シーボルトや松尾芭蕉も通行したといわれる。 新尾頭の町にある住吉社は、摂津の住吉大社(現在の大阪市)の神の来臨を願って建てられたもので、現存する[2]。
天保期に編さんされた『尾張名所図会』の「住吉社」では、住吉社手前(北側)の佐屋街道沿いにのれんを下げた商家が描かれている[3]。
沿革
[編集]- 1878年(明治11年)12月28日 - 愛知郡熱田村の一部より、新尾頭町が成立[4]。
- 1889年(明治22年)10月1日 - 町村制施行・合併に伴い、愛知郡熱田町大字新尾頭となる[4]。
- 1907年(明治40年)6月1日 - 名古屋市へ編入し、同市熱田新尾頭町に改称[4]。
- 1908年(明治41年)4月1日 - 行政区設置に伴い、南区所属となる[4]。
- 1937年(昭和12年)10月1日 - 行政区変更に伴い、熱田区所属となる[4]。
- 1939年(昭和14年)12月15日 - 熱田尾頭町(尾頭町)の一部を編入し、新尾頭町に改称[4]。
- 1980年(昭和55年)7月13日 - 以下の通り変更[4][5]。
世帯数と人口
[編集]2018年(平成30年)12月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[WEB 1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
新尾頭一丁目 | 608世帯 | 942人 |
新尾頭二丁目 | 142世帯 | 314人 |
新尾頭三丁目 | 134世帯 | 216人 |
計 | 884世帯 | 1,472人 |
人口の変遷
[編集]国勢調査による人口の推移
1995年(平成7年) | 1,254人 | [WEB 5] | |
2000年(平成12年) | 1,167人 | [WEB 6] | |
2005年(平成17年) | 1,329人 | [WEB 7] | |
2010年(平成22年) | 1,503人 | [WEB 8] | |
2015年(平成27年) | 1,528人 | [WEB 9] |
学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[WEB 10]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[WEB 11]。
丁目 | 番・番地等 | 小学校 | 中学校 | 高等学校 |
---|---|---|---|---|
新尾頭一丁目 | 全域 | 名古屋市立高蔵小学校 | 名古屋市立沢上中学校 | 尾張学区 |
新尾頭二丁目 | 全域 | |||
新尾頭三丁目 | 全域 |
施設
[編集]新尾頭一丁目
[編集]- イチビキ本社
- 愛知県司法書士会
- 真求寺
- 住吉神社
- 名古屋市営新尾頭荘
- 新尾頭交番
- 新橋通商店街
- 堀川の尾頭橋より伏見通までの約250メートルの間の道路の両側に商店が所在する商店街[6]。昭和初年に商店街が形成され、発展会として組織化された[7]。戦災により全滅したものの、その後復活を果たしている[6]。小売店や飲食・サービス業などの一般向け店舗は商店街の3分の1程度であり、作業着・塗料などの卸売業が中心となっている[6]。
-
住吉神社(2018年11月)
-
イチビキ本社(2014年10月)
-
新尾頭交番(2018年11月)
新尾頭二丁目
[編集]- 商工組合中央金庫熱田支店
- 妙安寺
新尾頭三丁目
[編集]-
十六銀行熱田支店(2019年3月)
交通
[編集]道路
[編集]その他
[編集]日本郵便
[編集]脚注
[編集]WEB
[編集]- ^ a b “町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2018年12月20日). 2019年1月6日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2019年1月6日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
- ^ “熱田区の町名”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2019年1月12日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
- ^ “市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
- ^ “平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
- ^ 郵便番号簿 平成29年度版 - 日本郵便. 2019年01月06日閲覧 (PDF)
書籍
[編集]- ^ 名古屋市計画局 1992, p. 426.
- ^ a b 日下英之 1994, p. 9.
- ^ 日下英之 1994, p. 49.
- ^ a b c d e f g 名古屋市計画局 1992, p. 812.
- ^ 名古屋市計画局 1992, p. 792.
- ^ a b c 熱田区制五十周年記念誌編集部会 1987, p. 276.
- ^ 熱田区制五十周年記念誌編集部会 1987, p. 275.
参考文献
[編集]- 熱田区制五十周年記念誌編集部会 編『熱田区誌』熱田区制五十周年記念事業実行委員会、1987年10月1日。全国書誌番号:88014448。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
- 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。全国書誌番号:93012879。
- 日下英之『佐屋路 歴史散歩』七賢出版中部事業部、1994年。
関連項目
[編集]中区正木 | ||||
中川区八熊・柳川町 | 花町・金山町 | |||
新尾頭 | ||||
尾頭町・五本松町 |