コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プリンスリーグから転送)
高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ > 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ
加盟国 日本の旗 日本
大陸連盟 AFC
開始年 2003年
参加クラブ 104(2022年現在)
リーグレベル 第2 (2-3)部
上位リーグ プレミアリーグ
下位リーグ 都道府県リーグ
国内大会 日本クラブユース選手権大会
Jユースカップ
全国高校総体
全国高校サッカー選手権大会
公式サイト 公式ウェブサイト
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2024

高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ(たかまどのみやはい ジェイエフエイ アンダーエイティーン サッカープリンスリーグ)日本高校生(ユース)年代のサッカー大会の一つ。高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグにおけるプレミアリーグに次ぐ2部のリーグである。前身は、JFAプリンスリーグU-18高円宮杯U-18サッカーリーグ プリンスリーグ

歴史

[編集]

JFAプリンスリーグU-18は2003年に、高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会の地域予選を兼ねる大会として日本サッカー協会の主催と朝日新聞社の共催で開始した。JFAプリンスリーグU-18の開始により次のことが期待された[1]

  • 高校・クラブチームを問わず地域ごとで参加チームを強化する
  • 地域内でより実力の高いチームが高円宮杯に出場する

2011年高円宮杯U-18サッカーリーグが開始するとき、JFAプリンスリーグU-18は新たに開始するプレミアリーグに次ぐ2部リーグという位置付けとし、名称も「高円宮杯U-18サッカーリーグ プリンスリーグ」になった。さらに2017年11月1日に日本サッカー協会 (JFA) が発表した「JFAブランディング」の一環としてJFA主催の2018年以降全ての大会名称に "JFA" の文字を加えることと、大会名の整理を行ったこと[2]から、現在の大会名となっている。

プリンスリーグの概要

[編集]

プリンスリーグの地域区分

[編集]
プリンスリーグの地域区分

プリンスリーグは全国を9地域(第1種カテゴリ(社会人)における地域リーグの区分と同じ)に分けて行われる。試合結果に応じて勝ちに3、引き分けに1、負けに0の勝ち点が与えられ、勝ち点の多寡によって順位を決定する。勝ち点が同じ場合、得失点差によって順位を決する。

リーグ 参加都道府県
プリンスリーグ北海道 北海道
プリンスリーグ東北 青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県
プリンスリーグ関東 茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県山梨県
プリンスリーグ北信越 新潟県富山県石川県福井県長野県
プリンスリーグ東海 岐阜県静岡県愛知県三重県
プリンスリーグ関西 滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県
プリンスリーグ中国 鳥取県島根県岡山県広島県山口県
プリンスリーグ四国 徳島県香川県愛媛県高知県
プリンスリーグ九州 福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県

一部制への移行と二部制の復活

[編集]

プレミアリーグへの昇格

[編集]

各地域のプリンスリーグ上位チームは、プレミアリーグ プレーオフ(2017年までは「プレミアリーグ参入戦」)への出場資格を得る。プレーオフはノックアウトトーナメントで行われ、それぞれのグループを勝ち抜いたチームがプレミアリーグに昇格する。

  • 2011年 - 2012年:各プリンスリーグの1位チーム(合計9チーム)が出場する。プレーオフからは4チームが昇格する(2または3チームずつの4グループに分かれる)。
  • 2013年 - 2019年:各プリンスリーグの上位チームを、地区ごとの「プリンスリーグ各地域1部出場チーム(プレミアリーグ所属チームのセカンドチームを含む)の成績ポイント」により1-3チームずつ出場枠を配分し、合計16チームがプレーオフに出場する。プレーオフからは4チームが昇格する(4チームずつの4グループに分かれる)。[4]
  • 2020年新型コロナウイルス流行の影響により、プレミアリーグ・プレーオフともに中止。
  • 2021年:2022年よりプレミアリーグを20チームから24チームに拡大する関係で、地域ポイントにより地域ごとのプレーオフ出場チーム数を割り振るのは同様とするが、出場チームの総数を18チームとする。参入戦からは6チームが昇格する(3チームずつの6グループに分かれる)。なおプレミアリーグからは2チーム(東西1チームずつ)が降格する。
  • 2022年:プレーオフ出場チームを「プリンスリーグからの16チーム + プレミアリーグからの2チーム(東西それぞれの10位チーム)」の18チームとする。プレーオフからは6チームが残留もしくは昇格する(3チームずつの6グループに分かれる)。なおプレミアリーグの東西それぞれの11位・12位チームは自動降格。
  • 2023年 - :2019年までの制度に戻り、プリンスリーグからの16チームが4チームずつに分かれてのプレーオフを行い、4チームが昇格する(プレミアリーグの東西それぞれの10位チームは残留に変更)。

都府県リーグへの降格

[編集]

各地域のプリンスリーグ下位チームは、都府県リーグ(北海道ではブロックリーグ)に降格し、プレーオフを勝ち上がってきた下部リーグのチームと入れ替わる。

年度別優勝チーム

[編集]
  • 2部制の地域は1部リーグ優勝チーム
  • クラブチームにおける「ユース」「U-18」などの名称は省略
  •  ◎強調表示  はプレミアリーグプレーオフ(プレミアリーグ参入戦)を勝ち抜いたチーム(2011年以降)
  • ■印は、プレミアリーグプレーオフへの出場資格がなかったチーム(プレミアリーグプレーオフには出場資格のある次点のチームが出場)
  • 2020年の★印は、プレミアリーグの中止に伴い、プレミアリーグ参加予定であったチームを加えた「スーパープリンスリーグ」として実施した地域(高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2020を参照)
北海道 東北 関東 北信越 東海 関西 中国 四国 九州
2003 コンサドーレ札幌 青森山田高校 市立船橋高校 星稜高校 清水エスパルス ガンバ大阪 サンフレッチェ
広島
愛媛FC 鹿児島城西高校
2004 コンサドーレ札幌 青森山田高校 桐蔭学園高校 星稜高校 ジュビロ磐田 ガンバ大阪 サンフレッチェ
広島
愛媛FC 鹿児島実業高校
2005 コンサドーレ札幌 青森山田高校 横浜F・マリノス 星稜高校 静岡学園高校 ガンバ大阪 サンフレッチェ
広島
愛媛FC 鵬翔高校
2006 札幌第一高校 青森山田高校 横浜F・マリノス 水橋高校 静岡学園高校 ヴィッセル神戸 サンフレッチェ
広島
高知高校 ルーテル学院高校
2007 コンサドーレ札幌 青森山田高校 市立船橋高校 星稜高校 ジュビロ磐田 ガンバ大阪 サンフレッチェ
広島
徳島ヴォルティス 東海第五高校
2008 コンサドーレ札幌 青森山田高校 FC東京 アルビレックス
新潟
名古屋グランパス セレッソ大阪 広島皆実高校 愛媛FC 鹿児島城西高校
2009 コンサドーレ札幌 青森山田高校 FC東京 星稜高校 ジュビロ磐田 ヴィッセル神戸 サンフレッチェ
広島
愛媛FC 東福岡高校
2010 コンサドーレ札幌 青森山田高校 FC東京 富山第一高校 清水エスパルス セレッソ大阪 サンフレッチェ
広島
愛媛FC アビスパ福岡
2011 旭川実業高校 聖和学園高校 鹿島アントラーズ 星稜高校 ジュビロ磐田 ヴィッセル神戸 岡山県作陽高校 済美高校 大津高校
2012 大谷室蘭高校 JFAアカデミー
福島
桐光学園高校 アルビレックス
新潟
ジュビロ磐田 ガンバ大阪 広島皆実高校 香川西高校 大津高校
北海道 東北 関東 北信越 東海 関西 中国 四国 九州 その他の昇格・残留チーム
2013 帯広北高校 ベガルタ仙台 前橋育英高校 星稜高校 ジュビロ磐田 大阪桐蔭高校 広島県瀬戸内高校 愛媛FC 大分トリニータ 柏レイソル(関東2位)
市立船橋高校(関東3位)
京都橘高校(関西2位)
東山高校(関西3位)
2014 大谷室蘭高校 ベガルタ仙台 大宮
アルディージャ
アルビレックス
新潟
清水桜が丘高校 履正社高校 立正大淞南高校 徳島市立高校 大分トリニータ FC東京(関東2位)
2015 旭川実業高校 尚志高校 横浜F·マリノス アルビレックス
新潟
静岡学園高校 神戸弘陵学園高校 米子北高校 徳島市立高校 大津高校 なし
2016 北海道
コンサドーレ札幌
ベガルタ仙台 浦和レッズ 新潟明訓高校 JFAアカデミー
福島
阪南大学高校 米子北高校 明徳義塾高校 長崎総合科学大学
附属高校
アビスパ福岡(九州2位)
2017 北海道
コンサドーレ札幌
青森山田高校
セカンド
前橋育英高校 富山第一高校 名古屋グランパス 大阪桐蔭高校 広島皆実高校 徳島ヴォルティス サガン鳥栖 流経大柏高校(関東2位)
ジュビロ磐田(東海2位)
2018 旭川実業高校 尚志高校 矢板中央高校 新潟明訓高校 静岡学園高校 東海大学付属
仰星高校
岡山学芸館高校 愛媛FC サガン鳥栖 大宮アルディージャ(関東3位)
大津高校(九州2位)
2019 北海道
コンサドーレ札幌
青森山田高校
セカンド
FC東京 帝京長岡高校 JFAアカデミー福島 阪南大学高校 岡山県作陽高校 徳島ヴォルティス サガン鳥栖 横浜F・マリノス(関東2位)
横浜FC(関東3位)
2020 旭川実業高校 青森山田高校 東京ヴェルディ 丸岡高校 清水エスパルス セレッソ大阪 サンフレッチェ広島 徳島ヴォルティス 大津高校 (プレーオフ中止)
2021 北海道
コンサドーレ札幌
尚志高校 川崎フロンターレ 帝京長岡高校 静岡学園高校 履正社高校 米子北高校 カマタマーレ讃岐 V・ファーレン長崎 前橋育英高校(関東2位)
桐生第一高校(関東3位)
JFAアカデミー福島(東海2位)
2022 旭川実業高校 青森山田高校
セカンド■
昌平高校 帝京長岡高校 浜松開誠館高校 興國高校 米子北高校 愛媛FC 神村学園高等部 市立船橋高校(プレミアEAST10位)
尚志高校(東北2位)
2023 北海高校 青森山田高校
セカンド■
鹿島アントラーズ 帝京長岡高校 JFAアカデミー福島■[† 1] 京都サンガ ファジアーノ岡山 徳島ヴォルティス 鹿児島城西高校 なし
2024 北海道
コンサドーレ札幌
青森山田高校
セカンド■
東京ヴェルディ カターレ富山 清水エスパルス ガンバ大阪 岡山学芸館高校 愛媛FC アビスパ福岡
  1. ^ JFAアカデミー福島のU-18チームが2023年度をもって活動を終了するため。

脚注

[編集]
  1. ^ 大会概要”. 日本サッカー協会. 2003年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月28日閲覧。
  2. ^ JFAブランディング概要資料 (PDF) - 日本サッカー協会、2018年1月3日閲覧。
  3. ^ 2013年度第25回高円宮杯福岡県ユース(U-15)サッカー選手権大会について”. 福岡県サッカー協会 (2012年9月10日). 2013年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月16日閲覧。
  4. ^ 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2018 プレーオフ 大会要項”. 日本サッカー協会. 2019年4月30日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]