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名古屋鉄道デキ100形電気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(旧)名古屋鉄道デキ100形電気機関車
名鉄デキ100形電気機関車
デキ100形103
基本情報
運用者 (旧)名古屋鉄道・名古屋鉄道
製造所 名古屋電車製作所
製造年 101・102: 1924年大正13年)
103・104: 1928年昭和3年)
製造数 4両
廃車 1968年(昭和43年)
主要諸元
軌間 1,067 mm(狭軌
電気方式 直流600 V架空電車線方式
荷重 5.0 t
車両重量 20.33 t
全長 11,430 mm
全幅 2,425 mm
全高 4,013 mm
車体 半鋼
台車 ボールドウィン型
101・102: 日本車輌
103・104: 住友金属
主電動機 TDK 516-A
主電動機出力 85 PS
搭載数 4基 / 両
歯車比 69 : 15
制御装置 直接制御 TDK Q2
制動装置 WH SME非常直通ブレーキ
備考 1944年の諸元表より[1]
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名古屋鉄道デキ100形電気機関車(なごやてつどうデキ100がたでんききかんしゃ)は、名古屋鉄道(名鉄)の前身である初代名古屋鉄道が新製した直流電気機関車。4両(101~104)が存在した。

概要

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名古屋電車製作所で新製された直流600V用凸字形電気機関車である。それまで名鉄(初代)は、電動貨車で貨物牽引、電車で貨車を牽引などといった運用を行っていたが、国鉄(鉄道省)へ貨車継走する貨物が増加していたため、機関車を製造。その車両がデキ100形である。1924年(大正13年)に2両(デキ101・102)が、1926年(大正15年)に2両 (デキ103・104)が製造され、製造年により寸法や台車、主電動機が異なる。車体の中央にある扉は荷物用のドアであり、電動貨車的な使われ方もされていたが、1500V用に改造された際、荷物室に抵抗器、コンプレッサーなどを設置したため、荷物運搬は行われなくなった。[2]

101・102は1965年(昭和40年)、103は1966年(昭和41年)、104は1967年(昭和42年)に廃車。台車は3730系に流用された。

脚注

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  1. ^ 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 上巻』アルファベータブックス、2019年、165頁。ISBN 978-4865988475 
  2. ^ 名古屋鉄道車両史 上巻. アルファベータブックス. (2019年4月10日) 

参考資料

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  • 名古屋鉄道車両史』上巻 アルファベータブックス