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名鉄ク2070形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
名鉄サ2070形電車
名鉄ク2070形電車
サ2070形2071
基本情報
運用者 名古屋鉄道
製造所 関西鉄道四日市工場[1]
製造年 1898年(明治31年)
製造数 1両
改造所 名古屋鉄道鳴海工場
改造年 1942年(昭和17年)
主要諸元
軌間 1,067 mm(狭軌
車両定員 120人(座席40人)
車両重量 21.0 t
全長 15,254 mm
全幅 2,700 mm
全高 3,882 mm
車体 木造
台車 ボギー台車
制御装置 電空単位スイッチ式
間接非自動加速制御(HL制御)
制動装置 PF自動直通ブレーキ
備考 データはク2070形のもの。1944年の諸元表より[2]
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名鉄ク2070形電車(めいてつク2070がたでんしゃ)は、かつて名古屋鉄道で運用された電車制御車)である。

戦争の激化により、名鉄は輸送量増大に対応すべく車両増備が必要となり、旧式車輌の購入を考えた。1940年(昭和15年)、名鉄は鉄道省から旧式車輌のホユニ5070の払い下げを受け、自社の鳴海工場で車体補強など改造。1941年(昭和16年)、サ2070形(2071)として運用を開始する。改造は車体は補強程度としたため、外観はホユニ5070ほぼそのままであった。1942年(昭和17年)に付随車に改造されク2070形(2071)となる。

1963年(昭和38年)廃車。

脚注

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  1. ^ 小寺 2021, p. 78.
  2. ^ 清水・田中 2019, p. 163.

参考文献

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  • 加藤久爾夫・渡辺肇「私鉄車両めぐり 名古屋鉄道」『鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション』第30号、電気車研究会、2015年1月、122 - 165頁。 
  • 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 上巻』アルファベータブックス、2019年。ISBN 978-4865988475 
  • 小寺幹久『名鉄電車ヒストリー』天夢人、2021年。ISBN 978-4635822695