名鉄ト600形貨車
表示
名鉄ト600形貨車 | |
---|---|
基本情報 | |
車種 | 無蓋車 |
運用者 | 名古屋鉄道 |
所有者 | 名古屋鉄道 |
改造数 | 6両 |
消滅 | 1960年(昭和35年) |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
軌間 | 1,076 mm |
全長 | 6,099 mm |
全幅 | 2,362 mm |
全高 | 1,721 mm |
荷重 | 10 t |
自重 | 4.98 t |
換算両数 積車 | 1.2 |
換算両数 空車 | 0.6 |
軸距 | 2,743 mm |
名鉄ト600形貨車(めいてつト600がたかしゃ)とは、かつて名古屋鉄道で運用されていた木造貨車(無蓋車)である。
元は1902年(明治35年)に製造された鉄道院の無蓋車である。ここでは派生したト140形についても記述する。
概要
[編集]- 1920年(大正9年)、三河鉄道は1902年(明治35年)製の無蓋車を鉄道院から譲受し、ト50形(ト51 - ト58)に改番し運用を開始する。1931年(昭和6年)に改番を行い、ト50形のうち国鉄直通を認可されている6両をト600形(ト601 - ト606)、認可されていない2両をト80形(ト81・ト82)と形式を分ける。1939年(昭和14年)にはト600形の国鉄直通認可が抹消されるが、今までの改造によりト50形は9t積、ト600形は10t積となっていることもあり、形式は別々のままとなる。1941年(昭和16年)に三河鉄道が名古屋鉄道に合併すると名古屋鉄道に引き継がれ、ト600形は改番されなかったがト50形はト140形(ト141・ト142)に改番される。
- 戦後、ト600形は東部線で運用され、1960年(昭和35年)に形式消滅、ト140形は三河線で運用され、1958年(昭和33年)に形式消滅する。
脚注
[編集]
参考文献
[編集]- 清水武・田中義人・澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォトパブリッシング、2021年。ISBN 978-4-8021-3270-1。