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名鉄ト330形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
名鉄ト330形貨車
基本情報
車種 無蓋車
運用者 名古屋鉄道
所有者 大同製鋼、三河貨車組合、三河通運
種車 国鉄ト1形、ト6000形、ト4700形、ト9500形など
改造年 1948年(昭和23年)
改造数 51両
消滅 1968年昭和43年)
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 6,315 mm
全幅 2,310 mm
全高 1,710 mm
荷重 10 t
自重 5.8 t
換算両数 積車 1.2
換算両数 空車 0.6
軸距 3,048 mm
備考 要目はト344 - ト357のもの
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名鉄ト330形貨車(めいてつト330がたかしゃ)とは、かつて名古屋鉄道で運用されていた木造貨車無蓋車)である。

概要

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戦後の貨車不足のため、1948年昭和23年)に国鉄から名鉄に無蓋車が大量に払い下げられた。これらの無蓋車は、名鉄では当初ト1形26両をト500形(ト501 - ト526)、ト6000形13両をト530形(ト531 - ト543)、ト4700形3両をト550形(ト551 - ト553)、ト9500形2両をト560形(ト561 - ト562)、その他の無蓋車7両をト570形(ト571 - ト577)としていたが、1949年(昭和24年)にこれらの形式を1つにまとめ、ト330形(ト331 - ト381)とした。全て私有車かつ国鉄直通車でありその所有者は大同製鋼、三河貨車組合、三河通運であった。

元々の車種がまちまちなこともあり、荷重は10tだがト381のみ12tである、また石炭荷重は7 t - 11 tと車番により異なる。

国鉄の貨物列車の速度がヨンサントオダイヤ改正により75 km/hに引き上げられるのに伴い、老朽化の進んだト330形はその条件に対応できないため、1968年(昭和43年)に形式消滅となった。

番号対比

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名鉄番号 旧名鉄番号 旧国鉄番号
ト331 ト501 ト16066
ト332 ト521 ト16546
ト333 ト504 ト16079
ト334 ト506 ト16476
ト335 ト510 ト16538
ト336 ト521 ト16129
ト337 ト508 ト15920
ト338 ト511 ト15881
ト339 ト520 ト15751
ト340 ト526 ト15386
ト341 ト571 ト748
ト342 ト517 ト2531
ト343 ト518 ト2595
ト344 ト524 ト2379
ト345 ト503 ト2047
ト346 ト505 ト1643
ト347 ト507 ト1512
ト348 ト509 ト348
ト349 ト513 ト1252
ト350 ト514 ト1685
ト351 ト515 ト1277
ト352 ト516 ト2208
ト353 ト519 ト1908
ト354 ト522 ト2185
ト355 ト523 ト1592
ト356 ト525 ト11137
ト357 ト577 ト4547
ト358 ト575 ト4856
ト359 ト553 ト4838
ト360 ト512 ト6416
ト361 ト531 ト6118
ト362 ト532 ト6881
ト363 ト533 ト6020
ト364 ト537 ト7622
ト365 ト538 ト7537
ト366 ト541 ト6294
ト367 ト542 ト7336
ト368 ト543 ト7628
ト369 ト535 ト8779
ト370 ト536 ト8710
ト371 ト539 ト8754
ト372 ト540 ト8670
ト373 ト576 ト30047
ト374 ト534 ト8888
ト375 ト551 ト4800
ト376 ト552 ト4863
ト377 ト573 ト3323
ト378 ト572 ト4188
ト379 ト561 ト9558
ト380 ト562 ト9558
ト381 ト574 ト14912

脚注

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参考文献

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