コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

竹鼻鉄道デ5形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
竹鼻鉄道デ5形電車
名鉄モ80形電車(2代)
デ5形7
基本情報
運用者 竹鼻鉄道名古屋鉄道
製造所 名古屋電車製作所
製造年 1921年大正10年)
製造数 4両
廃車 1953年(昭和28年)
主要諸元
軌間 1,067 mm(狭軌
電気方式 直流600 V架空電車線方式
車両定員 50人(座席24人)
車両重量 9.15 t
全長 9,234 mm
全幅 2,642 mm
全高 4,250 mm
車体 木造
台車 ブリル 21-E
主電動機 TDK 530B
主電動機出力 40 PS
搭載数 2基 / 両
歯車比 70 : 14
制御装置 直接制御 TDK DB-1-K4
制動装置 手ブレーキ・非常用発電ブレーキ
備考 1944年の諸元表より[1]
テンプレートを表示

竹鼻鉄道デ5形電車(たけはなてつどうデ5がたでんしゃ)は、竹鼻鉄道が新製した木造四輪単車

概要

[編集]

竹鼻鉄道が栄町駅大須駅間の延伸開業のために新製した車両である。1928年昭和3年)10月にデ5 - 8の4両が名古屋電車製作所で製造された。機器類は竹鼻鉄道開業時の車両のデ1形と同じであるが、全長が約9.2mと長くなっている。1943年(昭和18年)に竹鼻鉄道が名古屋鉄道に吸収合併されたが、本形式は車番・車種記号ともに変化はなく、引き続き竹鼻線で運用される。

1949年(昭和24年)に5・7の2両は松本電気鉄道へ譲渡され、モ14形14・15となり、1960年(昭和35年)に廃車された。残りの6・8は同年にモ80形(2代目)81・82と改称・改番された。その後も竹鼻線で運用され、1953年(昭和28年)に廃車された。

脚注

[編集]
  1. ^ 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 上巻』アルファベータブックス、2019年、156頁。ISBN 978-4865988475 

参考文献

[編集]
  • 清水武、田中義人「名古屋鉄道車両史 上巻(創業から終戦まで)」2019年、アルファベータブックス刊 ISBN 978-4-86598-847-5