竹鼻鉄道デ5形電車
表示
竹鼻鉄道デ5形電車 名鉄モ80形電車(2代) | |
---|---|
デ5形7 | |
基本情報 | |
運用者 | 竹鼻鉄道・名古屋鉄道 |
製造所 | 名古屋電車製作所 |
製造年 | 1921年(大正10年) |
製造数 | 4両 |
廃車 | 1953年(昭和28年) |
主要諸元 | |
軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
電気方式 | 直流600 V(架空電車線方式) |
車両定員 | 50人(座席24人) |
車両重量 | 9.15 t |
全長 | 9,234 mm |
全幅 | 2,642 mm |
全高 | 4,250 mm |
車体 | 木造 |
台車 | ブリル 21-E |
主電動機 | TDK 530B |
主電動機出力 | 40 PS |
搭載数 | 2基 / 両 |
歯車比 | 70 : 14 |
制御装置 | 直接制御 TDK DB-1-K4 |
制動装置 | 手ブレーキ・非常用発電ブレーキ |
備考 | 1944年の諸元表より[1]。 |
竹鼻鉄道デ5形電車(たけはなてつどうデ5がたでんしゃ)は、竹鼻鉄道が新製した木造四輪単車。
概要
[編集]竹鼻鉄道が栄町駅・大須駅間の延伸開業のために新製した車両である。1928年(昭和3年)10月にデ5 - 8の4両が名古屋電車製作所で製造された。機器類は竹鼻鉄道開業時の車両のデ1形と同じであるが、全長が約9.2mと長くなっている。1943年(昭和18年)に竹鼻鉄道が名古屋鉄道に吸収合併されたが、本形式は車番・車種記号ともに変化はなく、引き続き竹鼻線で運用される。
1949年(昭和24年)に5・7の2両は松本電気鉄道へ譲渡され、モ14形14・15となり、1960年(昭和35年)に廃車された。残りの6・8は同年にモ80形(2代目)81・82と改称・改番された。その後も竹鼻線で運用され、1953年(昭和28年)に廃車された。
脚注
[編集]- ^ 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 上巻』アルファベータブックス、2019年、156頁。ISBN 978-4865988475。
参考文献
[編集]- 清水武、田中義人「名古屋鉄道車両史 上巻(創業から終戦まで)」2019年、アルファベータブックス刊 ISBN 978-4-86598-847-5