建設大臣
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(建設相から転送)
日本 建設大臣 Minister of Construction | |
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地位 | 建設省の長 |
種類 | 国務大臣 |
所属機関 | 内閣 |
担当機関 | 建設省 |
任命 | 内閣総理大臣 |
根拠法令 | 建設省設置法 |
前身 | 建設院総裁 |
創設 | 1948年(昭和23年)7月10日 |
初代 | 一松定吉 |
最後 | 林寛子 |
廃止 | 2001年(平成13年)1月6日 |
継承 | 国土交通大臣 |
略称 | 建設相 |
職務代行者 | 建設政務次官 |
建設大臣(けんせつだいじん、英: Minister of Construction)は、かつて日本の建設省の長および主任の大臣であった国務大臣である。日本語略称は建設相(けんせつしょう)。
膨大な公共事業を取り仕切ることから利権ポストの代表格ともいわれた[1]。
前身は建設院総裁で、同様に国務大臣をもって充てられていた。1948年7月に建設省昇格に伴い設置され、2001年1月中央省庁再編に伴う、国土交通省への統合により、廃止された。後身は国土交通大臣。中村喜四郎が第50回衆議院議員総選挙に出馬せず引退したため現職議員で建設大臣経験者はいなくなった。
歴代の建設大臣
[編集]代 | 氏名 | 内閣 | 在任期間 | 兼務等 |
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建設大臣 | ||||
1 | 一松定吉 | 芦田内閣 | 1948年 1948年10月15日 |
7月10日 -|
- | 吉田茂 | 第2次吉田内閣 | 1948年10月15日 - 1948年10月19日 |
内閣総理大臣による臨時代理 |
2 | 益谷秀次 | 1948年10月19日 - 1949年 2月16日 |
||
3 | 第3次吉田内閣 | 1949年 1950年 5月 6日 |
2月16日 -||
4 | 増田甲子七 | 1950年5月6日 - 1950年6月28日 | 北海道開発庁長官(1950年6月1日以降) | |
第3次吉田第1次改造内閣 | 1950年 1951年 6月 7日 |
6月 28日 -北海道開発庁長官 | ||
5 | 周東英雄 | 1951年 1951年 7月 4日 |
6月 7日 -北海道開発庁長官
賠償庁長官 | |
6 | 野田卯一 | 第3次吉田第2次改造内閣 | 1951年 1951年12月26日 |
7月 4日 -北海道開発庁長官、首都建設委員会委員長 |
第3次吉田第3次改造内閣 | 1951年12月26日 - 1952年10月30日 |
行政管理庁長官、北海道開発庁長官、首都建設委員会委員長 | ||
7 | 佐藤栄作 | 第4次吉田内閣 | 1952年10月30日 - 1953年 2月10日 |
北海道開発庁長官 |
8 | 戸塚九一郎 | 1953年 1953年 5月21日 |
2月10日 -労働大臣、北海道開発庁長官 | |
9 | 第5次吉田内閣 | 1953年 1954年 6月16日 |
5月21日 -北海道開発庁長官(1954年1月14日まで) | |
10 | 小澤佐重喜 | 1954年 1954年12月10日 |
6月16日 -||
11 | 竹山祐太郎 | 第1次鳩山一郎内閣 | 1954年12月10日 - 1955年 3月19日 |
|
12 | 第2次鳩山一郎内閣 | 1955年 1955年11月22日 |
3月19日 -||
13 | 馬場元治 | 第3次鳩山一郎内閣 | 1955年11月22日 - 1956年12月23日 |
首都圏整備委員会委員長(1956年6月9日以降) |
- | 石橋湛山 | 石橋内閣 | 1956年12月23日 | 内閣総理大臣による臨時代理 |
14 | 南條徳男 | 1956年12月23日 - 1957年 2月25日 |
首都圏整備委員会委員長 | |
15 | 第1次岸内閣 | 1957年 1957年 7月10日 |
2月25日 -首都圏整備委員会委員長 | |
16 | 根本龍太郎 | 第1次岸改造内閣 | 1957年 1958年 6月12日 |
7月10日 -首都圏整備委員会委員長 |
17 | 遠藤三郎 | 第2次岸内閣 | 1958年 1959年 6月18日 |
6月12日 -首都圏整備委員会委員長 |
18 | 村上勇 | 第2次岸改造内閣 | 1959年 1960年 7月19日 |
6月18日 -首都圏整備委員会委員長 |
19 | 橋本登美三郎 | 第1次池田内閣 | 1960年 1960年12月 8日 |
7月19日 -首都圏整備委員会委員長 |
20 | 中村梅吉 | 第2次池田内閣 | 1960年12月 1961年 7月18日 |
8日 -首都圏整備委員会委員長 |
第2次池田第1次改造内閣 | 1961年 1962年 7月18日 | 7月18日 -|||
21 | 河野一郎 | 第2次池田第2次改造内閣 | 1962年 1963年 7月18日 |
7月18日 -首都圏整備委員会委員長(1962年11月2日以降) 近畿圏整備長官(1963年7月10日以降) |
第2次池田第3次改造内閣 | 1963年 1963年12月 9日 |
7月18日 -近畿圏整備長官、首都圏整備委員会委員長 | ||
22 | 第3次池田内閣 | 1963年12月 1964年 7月18日 |
9日 -近畿圏整備長官、首都圏整備委員会委員長 | |
23 | 小山長規 | 第3次池田改造内閣 | 1964年 1964年11月 9日 |
7月18日 -近畿圏整備長官、首都圏整備委員会委員長 |
24 | 第1次佐藤内閣 | 1964年11月 1965年 6月 3日 |
9日 -近畿圏整備長官、首都圏整備委員会委員長 | |
25 | 瀬戸山三男 | 第1次佐藤第1次改造内閣 | 1965年 1966年 8月 1日 |
6月 3日 -近畿圏整備長官、首都圏整備委員会委員長 中部圏開発整備長官(1966年7月1日以降) |
26 | 橋本登美三郎 | 第1次佐藤第2次改造内閣 | 1966年 1966年12月 3日 |
8月 1日 -近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長 |
27 | 西村英一 | 第1次佐藤第3次改造内閣 | 1966年12月 1967年 2月17日 |
3日 -近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長 |
28 | 第2次佐藤内閣 | 1967年 1967年11月25日 |
2月17日 -近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長 | |
29 | 保利茂 | 第2次佐藤第1次改造内閣 | 1967年11月25日 - 1968年11月30日 |
近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長 |
30 | 坪川信三 | 第2次佐藤第2次改造内閣 | 1968年11月30日 - 1970年 1月14日 |
近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長 |
31 | 根本龍太郎 | 第3次佐藤内閣 | 1970年 1971年 7月 5日 |
1月14日 -近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長 |
32 | 西村英一 | 第3次佐藤改造内閣 | 1971年 1972年 7月 7日 |
7月 5日 -近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長 |
33 | 木村武雄 | 第1次田中角栄内閣 | 1972年 1972年12月22日 |
7月 7日 -国家公安委員会委員長、近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長 |
34 | 金丸信 | 第2次田中角栄内閣 | 1972年12月22日 - 1973年11月25日 |
近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長 |
35 | 亀岡高夫 | 第2次田中角栄第1次改造内閣 | 1973年11月25日 - 1974年11月11日 |
近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長(1974年6月26日まで) |
36 | 小澤辰男 | 第2次田中角栄第2次改造内閣 | 1974年11月11日 - 1974年12月 9日 |
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37 | 仮谷忠男 | 三木内閣 | 1974年12月 1976年 1月15日 |
9日 -|
- | 三木武夫 | 1976年 1976年 1月19日 |
1月15日 -内閣総理大臣による臨時代理 | |
38 | 竹下登 | 1976年 1976年 9月15日 |
1月19日 -||
39 | 中馬辰猪 | 三木改造内閣 | 1976年 1976年12月24日 |
9月15日 -|
40 | 長谷川四郎 | 福田赳夫内閣 | 1976年12月24日 - 1977年11月28日 |
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41 | 櫻内義雄 | 福田赳夫改造内閣 | 1977年11月28日 - 1978年12月 7日 |
国土庁長官 |
42 | 渡海元三郎 | 第1次大平内閣 | 1978年12月 1979年11月 9日 |
7日 -|
43 | 渡辺栄一 | 第2次大平内閣 | 1979年11月 1980年 7月17日 |
9日 -|
44 | 斉藤滋与史 | 鈴木善幸内閣 | 1980年 1981年11月30日 |
7月17日 -|
45 | 始関伊平 | 鈴木善幸改造内閣 | 1981年11月30日 - 1982年11月27日 |
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46 | 内海英男 | 第1次中曽根内閣 | 1982年11月27日 - 1983年12月27日 |
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47 | 水野清 | 第2次中曽根内閣 | 1983年12月27日 - 1984年11月 1日 |
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48 | 木部佳昭 | 第2次中曽根第1次改造内閣 | 1984年11月 1985年12月28日 |
1日 -|
49 | 江藤隆美 | 第2次中曽根第2次改造内閣 | 1985年12月28日 - 1986年 7月22日 |
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50 | 天野光晴 | 第3次中曽根内閣 | 1986年 1987年11月 6日 |
7月22日 -|
51 | 越智伊平 | 竹下内閣 | 1987年11月 1988年12月27日 |
6日 -|
52 | 小此木彦三郎 | 竹下改造内閣 | 1988年12月27日 - 1989年 6月 2日 |
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- | 竹下登 | 1989年 1989年 6月 3日 |
6月 2日 -内閣総理大臣による臨時代理 | |
53 | 野田毅 | 宇野内閣 | 1989年 1989年 8月10日 |
6月 3日 -|
54 | 原田昇左右 | 第1次海部内閣 | 1989年 1990年 2月28日 |
8月10日 -|
55 | 綿貫民輔 | 第2次海部内閣 | 1990年 1990年12月29日 |
2月28日 -|
56 | 大塚雄司 | 第2次海部改造内閣 | 1990年12月29日 - 1991年11月 5日 |
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57 | 山崎拓 | 宮澤内閣 | 1991年11月 1992年12月12日 |
5日 -|
58 | 中村喜四郎 | 宮澤改造内閣 | 1992年12月12日 - 1993年 8月 9日 |
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59 | 五十嵐広三 | 細川内閣 | 1993年 1994年 4月28日 |
8月 9日 -|
- | 羽田孜 | 羽田内閣 | 1994年 | 4月28日内閣総理大臣による臨時代理 |
60 | 森本晃司 | 1994年 1994年 6月30日 |
4月28日 -||
61 | 野坂浩賢 | 村山内閣 | 1994年 1995年 8月 8日 |
6月30日 -|
62 | 森喜朗 | 村山改造内閣 | 1995年 1996年 1月11日 |
8月 8日 -|
63 | 中尾栄一 | 第1次橋本内閣 | 1996年 1996年11月 7日 |
1月11日 -|
64 | 亀井静香 | 第2次橋本内閣 | 1996年11月 1997年 9月11日 |
7日 -|
65 | 瓦力 | 第2次橋本改造内閣 | 1997年 1998年 7月30日 |
9月11日 -|
66 | 関谷勝嗣 | 小渕内閣 | 1998年 1999年 1月14日 |
7月30日 -|
小渕第1次改造内閣 | 1999年 1999年10月 5日 |
1月14日 -|||
67 | 中山正暉 | 小渕第2次改造内閣 | 1999年10月 2000年 4月 5日 |
5日 -国土庁長官 |
68 | 第1次森内閣 | 2000年 2000年 7月 4日 |
4月 5日 -国土庁長官 | |
69 | 林寛子 (扇千景) |
第2次森内閣 | 2000年 2000年12月 5日 |
7月 4日 -国土庁長官 |
第2次森改造内閣 | 2000年12月 2001年 1月 6日 |
5日 -運輸大臣、北海道開発庁長官、国土庁長官 |
- 辞令のある再任は代として数え、辞令のない留任は数えない。
- 臨時代理は空位の場合のみ記載し、海外出張等の一時不在代理は記載しない。
- 太字は後に内閣総理大臣となった人物。