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望月英樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
もちづき ひでき
望月 英樹
生年月日 1937年
出生地 日本の旗 日本東京都
国籍 日本
職業 照明技師
ジャンル 映画
活動期間 1962年 - 2003年
受賞
日本アカデミー賞
最優秀照明賞
1997年誘拐
その他の賞
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望月 英樹もちづき ひでき[1]1937年昭和12年〉[1]6月4日[2] - )は、日本映画照明技師日本映画テレビ照明協会会長[1]東京都出身[1]

人物・経歴

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1956年東京都立蔵前工業高等学校を卒業[要出典]東宝の照明助手となる[1]。1980年に照明技師へ昇進する[1]

ブルーバック(グリーンバック)合成での撮影は、緻密に計算するよりも臨機応変にフレキシブルな対応をする方が良いと考えており、太陽光線の角度などを正確に作っても人間の視覚にはそういった情報は残らないと述べている[1]

役者と会話をすることで場を和ませることに長けており、監督勢からも重用されたほか、中尾彬から「一番好きなライトマン」と評されたこともあった[1]。ゴジラシリーズを多数担当していたことから海外にもファンがおり、『GODZILLA』(1997年)の監督を務めたローランド・エメリッヒにも対面して喜ばれたという[1]

作品

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公開年 作品名 制作(配給) 役職
1962年(昭和37年) 8月11日 キングコング対ゴジラ 東宝 照明助手
1968年(昭和43年) 11月2日 日本一の裏切り男 東宝
渡辺プロダクション
(東宝)
1969年(昭和44年) 4月27日 クレージーの大爆発
1970年(昭和45年) 6月13日 日本一のヤクザ男
1980年(昭和55年) 6月26日 復活の日[1] 角川春樹事務所
TBS
(東宝)
照明
1981年(昭和56年) 2月11日 帰ってきた若大将 東宝映画
加山プロダクション
(東宝)
11月7日 駅 STATION 東宝映画
(東宝)
1982年(昭和57年) 10月16日 海峡
1983年(昭和58年) 8月4日 嵐を呼ぶ男 東宝
ジャニーズ事務所
1984年(昭和59年) 10月6日 おはん[1] 東宝映画
(東宝)
1985年(昭和60年) 12月21日 姉妹坂
1987年(昭和62年) 7月11日 漂流教室 CCJ
日テレ
バンダイ
東和プロダクション
東宝東和
8月1日 トットチャンネル 東宝映画
(東宝)
12月19日 ゴルフ夜明け前
1988年(昭和63年) 3月29日 日本殉情伝 おかしなふたり ものくるほしきひとびとの群 フィルムリンク・インターナショナル
アートリンクス
7月23日 優駿 ORACION フジテレビ
仕事
(東宝)
1989年 5月13日 マイフェニックス 東宝
東急エージェンシー
1990年(平成2年) 11月17日 飛ぶ夢をしばらく見ない アニベール化粧品
須川プロダクション
松竹
1992年(平成4年) 12月12日 ゴジラvsモスラ[1][2] 東宝映画
(東宝)
1993年(平成5年) 12月11日 ゴジラvsメカゴジラ
1994年(平成6年) 7月9日 ヤマトタケル
12月10日 ゴジラvsスペースゴジラ
1995年(平成7年) 12月9日 ゴジラvsデストロイア
1997年(平成9年) 6月7日 誘拐[1]
1998年(平成10年) 6月6日 絆 -きずな-
2002年(平成14年) 12月14日 ゴジラ×メカゴジラ[1]
2003年(平成15年) 9月13日 ロボコン[1] 小学館
TOKYO FM
日本出版販売
東宝映画
(東宝)
12月13日 ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS[1][2] 東宝映画
(東宝)

受賞歴

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受賞年 受賞名
1982年 第5回 日本アカデミー賞 優秀照明賞
1985年 第8回
1989年 第12回
1998年 第21回 最優秀照明賞
2015年 旭日小綬章[3]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 3式機龍コンプリーション 2016, p. 19, 「STAFF MESSAGE 望月英樹」
  2. ^ a b c 野村宏平、冬門稔弐「6月3日 / 6月4日」『ゴジラ365日』洋泉社映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、152頁。ISBN 978-4-8003-1074-3 
  3. ^ 平成27年秋の叙勲 旭日小綬章等受章者 東京都” (PDF). 内閣府. p. 2 (2015年11月3日). 2023年5月26日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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