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:** [[アキラとあきら]](2017年7月 主演:[[向井理]]・[[斎藤工]])
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:*** 半沢直樹 (2020年版) (2020年4月 - 、主演:堺雅人、原作:『ロスジェネの逆襲』 『銀翼のイカロス』)
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:** [[ルーズヴェルト・ゲーム#テレビドラマ|ルーズヴェルト・ゲーム]](2014年4月27日 - 6月22日、主演:[[唐沢寿明]])
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:** [[下町ロケット#TBS|下町ロケット (2015年版)]](2015年10月18日 - 12月20日、主演:[[阿部寛]]、原作:『下町ロケット』・『下町ロケット2 ガウディ計画』)
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:*** 下町ロケット (2018年版) (2018年10月14日 - 12月23日、主演:阿部寛、原作:『下町ロケット ゴースト』『下町ロケット ヤタガラス』)
:*** 下町ロケット (2018年版) (2018年10月14日 - 12月23日、主演:阿部寛、原作:『下町ロケット ゴースト』『下町ロケット ヤタガラス』)
:*** 下町ロケット2 新春ドラマ特別編(2019年1月2日)
:*** 下町ロケット2 新春ドラマ特別編(2019年1月2日)

2020年1月18日 (土) 23:12時点における版

池井戸 潤
(いけいど じゅん)
誕生 (1963-06-16) 1963年6月16日(61歳)[1]
日本の旗 日本岐阜県
職業 小説家
国籍 日本の旗 日本
活動期間 1998年 -
ジャンル エンタテインメント、ミステリー
代表作空飛ぶタイヤ』(2006年)
下町ロケット』(2010年)
主な受賞歴 江戸川乱歩賞(1998年)
吉川英治文学新人賞(2010年)
直木三十五賞(2011年)
デビュー作果つる底なき』(1998年)
ウィキポータル 文学
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池井戸 潤(いけいど じゅん、1963年6月16日[1] - )は、日本小説家岐阜県出身。

来歴

デビュー前

子どもの頃から、図書館にある国内外のミステリを読み漁る日々を送り、特に江戸川乱歩賞受賞作は必ず買って読むほどで、いつか自分で書きたいと作家を志すきっかけになった[2]

岐阜県立加茂高等学校[3]から慶應義塾大学文学部および法学部卒業後[4]1988年三菱銀行(当時)に入行[1]1995年、32歳の時に同行を退職し、コンサルタント業のかたわら、ビジネス書の執筆や税理士会計士向けのソフトの監修をしていた[1][2]。ビジネス書の執筆業は順調だったが、テーマが限られていることから将来に不安を感じ始め、夢だった江戸川乱歩賞を目指し始める。

デビュー後

最終選考での1度の落選を経て[2]1998年、『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞、作家デビュー。

2010年、『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を受賞。

2011年、『下町ロケット』で第145回直木賞受賞。

元銀行員の経験を生かしたミステリー(『果つる底なき』)、銀行を舞台にした半沢直樹シリーズ(『オレたちバブル入行組』ほか、『不祥事』など)、中小企業を舞台にした『下町ロケット』、弱小企業野球部の救済を描く『ルーズヴェルト・ゲーム』、企業の不正を描いた『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』、政治と若者の就職難をテーマにした『民王』など、幅広いジャンルのエンタメ作品に挑戦している。

人物

デビュー後、金融界や経済界を舞台にした小説を多く書くが、乱歩賞の選評で「銀行ミステリの誕生」と評されたことで、以後の作品にも「銀行ミステリ」とレッテルが貼られ、「元銀行マンが明かす銀行の内幕」という読まれ方をされることが多かった[2]。書店ではノンフィクションやビジネス関連書のコーナーに置かれることも度々あり[5]、小説でも「企業小説」の棚に入れられることが多かった。

しかし、エンターテインメイント好きなミステリ読者に読んでもらいたいとの気持ちが強くなり、会社や銀行という組織でなく、そこで働く「生きている人」を書くことを目標に立て、エンタメ作家として痛快で単純に読者に楽しんでもらえるような作品として『シャイロックの子供たち』を書き上げる[2]。それまでは、登場人物を自分のプロット通りに動かしていくという書き方をしていたが、同作では読者が感情移入できるリアルな登場人物を描くために、「彼ら(登場人物)の人生の記録係」「登場人物へのリスペクト」という意識を持ちながら創作に当たるようになった[2]

『シャイロックの子供たち』以降は、書くものの幅を広げるため、銀行員以外の世界に踏み出そうと考え[2]、「人間を描くんだ」と強く意識して書いた『空飛ぶタイヤ』で初めて直木三十五賞の候補となるも、「文学性に乏しい」という理由で落選となった[5]

影響を受けた作品として、『エンプティ・チェアー』(ジェフリー・ディーヴァー)、『ジャッカルの日』(フレデリック・フォーサイス)、『ライ麦畑でつかまえて』(J・D・サリンジャー)を挙げている[6]

文学賞受賞・候補歴

作品

小説

半沢直樹シリーズ

花咲舞シリーズ

  • 不祥事(2004年8月 実業之日本社 / 2007年8月 講談社文庫 / 2011年11月 講談社文庫【新装版】 / 2014年4月 実業之日本社ジェイノベル・コレクション)
  • 花咲舞が黙ってない (2017年9月 中公文庫)

下町ロケットシリーズ

その他の小説

連載

  • 日々、前進4打(実業之日本社『Waggle』)ゴルフエッセイ / 隔月連載

ビジネス書ほか

  • 借りたいとき・借りたいだけ銀行融資をうまく引き出す法(1996年 日本実業出版社)
  • 銀行取扱説明書 : お金を借りる会社の心得(1996年 中経出版)
  • お金を借りる会社の心得銀行取扱説明書(1996年 中経出版)
  • 一目でわかる企業グループの「連結格付」 : 日本の大企業グループ50社の「総合力」を徹底比較!(1997年 日本実業出版社)
  • 会社の格付 : イメージと銀行の見た実力はこんなに違う 有名企業56社の格付を公開(1997年 中経出版)
  • 貸し渋りに勝つ銀行借入れはこうする(1998年 日本実業出版社)
  • シティバンクの経営戦略 : 真の国際銀行はビッグバンをどう勝ち抜くか(1998年 近代セールス社)
  • これだけ覚える融資の基礎知識 : 図解(1999年 近代セールス社)
  • 銀行がお金を貸す会社貸さない会社(1999年 日本能率協会マネジメントセンター)
  • 金融法務がマンガでラクラクわかる本(2000年 近代セールス社)

単行本未収録小説

  • なるへそ(『オール讀物』1999年11月号 文藝春秋、2015年4月 Kindle Single)
  • 犬にきいてみろ(2016年7月 Kindle Single)- 花咲舞シリーズ

メディアミックス作品

テレビドラマ

フジテレビ
WOWOW
NHK総合
TBS
  • 日曜劇場
    • 半沢直樹 (2013年版)(2013年7月7日 - 9月22日、主演:堺雅人、原作:『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』)
      • 半沢直樹 (2020年版) (2020年4月 - 、主演:堺雅人、原作:『ロスジェネの逆襲』 『銀翼のイカロス』)
    • ルーズヴェルト・ゲーム(2014年4月27日 - 6月22日、主演:唐沢寿明
    • 下町ロケット (2015年版)(2015年10月18日 - 12月20日、主演:阿部寛、原作:『下町ロケット』・『下町ロケット2 ガウディ計画』)
      • 下町ロケット (2018年版) (2018年10月14日 - 12月23日、主演:阿部寛、原作:『下町ロケット ゴースト』『下町ロケット ヤタガラス』)
      • 下町ロケット2 新春ドラマ特別編(2019年1月2日)
    • 陸王(2017年10月15日 - 12月24日、主演:役所広司
    • ノーサイド・ゲーム(2019年7月7日 - 9月15日、主演:大泉洋[7]
日本テレビ
  • 水曜ドラマ
    • 花咲舞が黙ってない第1シリーズ(2014年4月16日 - 6月18日、主演:、原作:『不祥事』『銀行総務特命』)
    • 花咲舞が黙ってない第2シリーズ(2015年7月8日 - 9月16日、主演:杏、原作:『銀行仕置人』『銀行狐』)
テレビ朝日
文化放送系(韓国)

ラジオドラマ

映画

脚注

  1. ^ a b c d 池井戸潤”. 朝日新聞出版 (2013年8月29日). 2013年9月24日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 「池井戸潤 60分特別インタビュー」『IN★POCKET』2014年3月号、講談社、2014年3月、8-25頁。 
  3. ^ 池井戸潤の“仕事場だより” 2010年4月17日 (土) 12時15分”. 池井戸潤 (2010年4月17日). 2013年9月24日閲覧。
  4. ^ 塾員(卒業生)の池井戸潤君が第145回直木賞を受賞”. 慶應義塾大学 (2011年7月15日). 2013年8月27日閲覧。
  5. ^ a b 川口則弘『直木賞物語』バジリコ、2014年、444 - 446頁。ISBN 978-4-86238-206-1 
  6. ^ 「七つの会議」著者 池井戸潤さん bestseller's interview 第45回”. 2014年3月18日閲覧。
  7. ^ “大泉洋、7月期TBS日曜劇場で主演 池井戸潤氏と初タッグに「うれしく、光栄であります」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年2月18日). https://www.oricon.co.jp/news/2129730/full/ 2019年2月18日閲覧。 
  8. ^ “萬斎主演で池井戸氏「七つの会議」映画化 香川&及川&愛之助“常連”勢ぞろい”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2018年5月10日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/05/10/kiji/20180509s00041000430000c.html 2018年5月10日閲覧。 

外部リンク