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「千頭駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 07:40時点における版

千頭駅
駅舎外観(2015年4月4日撮影)
せんず
SENZU
地図
所在地 静岡県榛原郡川根本町千頭1216-5
北緯35度6分27.79秒 東経138度8分11.69秒 / 北緯35.1077194度 東経138.1365806度 / 35.1077194; 138.1365806座標: 北緯35度6分27.79秒 東経138度8分11.69秒 / 北緯35.1077194度 東経138.1365806度 / 35.1077194; 138.1365806
所属事業者 大井川鐵道
駅構造 地上駅
ホーム 3面5線
乗車人員
-統計年度-
(大井川本線)419人/日
(井川線)154人/日(降車客含まず)
-2017年-
乗降人員
-統計年度-
(大井川本線)891人/日
(井川線)288人/日
-2017年-
開業年月日 1931年昭和6年)12月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 大井川本線
キロ程 39.5 km(金谷起点)
崎平 (2.3km)
所属路線 井川線
キロ程 0.0 km(千頭起点)
(1.1km) 川根両国
備考 標高:299.8m
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千頭駅(せんずえき)は静岡県榛原郡川根本町千頭にある、大井川鐵道の駅である。

寸又峡温泉への玄関口となっており、駅の海抜は299.8mである。中部の駅百選選定駅。

利用可能な鉄道路線

駅構造

3面5線のプラットホームをもつ地上駅である。1 - 4番線は2面4線の頭端式ホームであり、大井川本線のSL急行および普通列車が発着する。改札から大井川本線のホームへは段差を通ることなく利用できる。

6番線は井川線が発着するホームであり、大井川本線のホームとの間にある中間改札を通って行くことができる。他のホームよりも高さが低くなっている。井川線の線路は、駅舎の横を通り抜けて川根両国方面に伸びており、頭端式ホームではなく単式ホームのようになっている。なお、井川線ホームの反対側にも大井川本線用の線路が敷かれているが、定期列車では使用されることはなく、5番線の案内もない。

構内には土産屋やうどん屋が営業している。

また、駅付近は広大な車庫になっており、夜間滞泊が設定されている。金谷寄りのところに転車台があり、現在はほぼ毎日使用されている。この転車台は、1897年明治30年)にイギリスで製造された転車台であり、東赤谷駅から1980年昭和55年)7月20日に移設され、同年11月12日に使用を開始した。手動式で、駅員や機関士が5人がかりで蒸気機関車 (SL) を方向転換させる。かつてはイベントや映画の撮影でしか使用されていなかったが、2011年平成23年)に新金谷駅へ設置された転車台が、同年10月7日(SLフェスタ2011の初日)に使用を開始したことに伴い、双方の転車台で原則的に常時SLの方向転換が実施されるようになった。

1976年(昭和51年)6月20日より49616(9600形)静態保存されている。同機は2014年(平成26年)3月、きかんしゃトーマス号運転開始に先がけてD51風に改造され、トーマスのキャラクター「ヒロ」になった。

2015年(平成27年)4月には、以前大代川側線に留置されていたC12 208を「パーシー」に改造したほか、ラスティー (DB9) も登場し当駅で同列車の運転を盛り上げている。

かつては当駅から川根両国駅近くまで貨物専用線が井川線と並行しており、複線のようになっていたが、1960年代後半には遊休施設となっていた。これを活用して、1970年(昭和45年)からSLの運行が開始された。これが大井川鐵道のSL動態保存のルーツである。しかし、当駅近くの道路拡張に支障することから、当駅から川根両国駅までの専用線は廃止されることになり、1989年(平成元年)11月26日限りで当該専用線による運行は廃止された。

また、沢間駅から千頭森林鉄道が井川線に乗り入れて当駅まで運行されており、千頭駅に併設された千頭土場で木材を降ろしていた。千頭森林鉄道の廃止後、トラック輸送に切り替わってからも千頭土場は活用されたが、林業の衰退により閉鎖され、跡地は現在道の駅奥大井音戯の郷とその駐車場となっている。

のりば

1 - 4 大井川本線 金谷方面
6 井川線 井川方面
大井川本線ホーム(2015年4月4日撮影) 井川線ホーム(2015年4月4日撮影)
大井川本線ホーム(2015年4月4日撮影)
井川線ホーム(2015年4月4日撮影)

利用状況

  • 2007年度の1日平均乗車人員(静岡県統計年鑑による)
    • 大井川本線 - 399人
    • 井川線 - 71人

駅周辺

路線バス

大井川鐵道

歴史

  • 1931年昭和6年)12月1日 - 開業。
  • 1935年(昭和10年)5月30日 - 大井川専用軌道(のちの中部電力専用鉄道)が開業。同時に寸又川専用軌道(のちの千頭森林鉄道)が沢間駅 - 当駅間で大井川専用軌道に乗り入れを開始。
  • 1936年(昭和11年)11月19日 - 大井川専用軌道が軌間を762mmから1067mmへ改軌。寸又川専用軌道が乗り入れるため、当駅 - 沢間駅間は762mm軌条が残され、三線軌条となる。
  • 1959年(昭和34年)8月1日 - 中部電力専用鉄道が大井川鐵道に引き継がれ、大井川鐵道井川線となる。
  • 1969年(昭和44年) - 千頭森林鉄道の廃止に伴い当駅 - 沢間駅間の762mm軌条が撤去される。
  • 1970年(昭和45年) - 当駅 - 川根両国駅間に並行する側線を往復するミニSL列車の運行開始。
  • 1989年平成元年)11月26日 - ミニSL列車の運行終了[1]

隣の駅

大井川鐵道
大井川本線
崎平駅 - 千頭駅
井川線
千頭駅 - 川根両国駅
千頭森林鉄道
本線
千頭駅 - 沢間停車場

ギャラリー

脚注

  1. ^ 鉄道ファン 1990年2月号 p.114

関連項目

外部リンク