能登鹿島駅
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(能登さくら駅から転送)
能登鹿島駅 | |
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駅舎(2010年3月6日撮影) | |
のとかしま NOTO-KASHIMA (能登さくら駅) | |
◄西岸 (4.3 km) (6.3 km) 穴水► | |
所在地 | 石川県鳳珠郡穴水町曽福イ-1[1] |
所属事業者 | のと鉄道 |
所属路線 | ■七尾線 |
キロ程 | 26.8 km(七尾起点) |
電報略号 | トシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
4人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1932年(昭和7年)8月27日[2] |
備考 | 無人駅 |
能登鹿島駅(のとかしまえき)は、石川県鳳珠郡穴水町曽福(そぶく[3])にある[4]、のと鉄道七尾線の駅である。
桜(さくら)の名所であることから「能登さくら駅」という愛称があり、花見シーズンには観光名所となる[5][6][7]。この桜は1932年(昭和7年)の駅開業を祝って地元住民がホーム沿いにソメイヨシノを植えたのが始まりで[8][9][7]、約110本が春になると「桜のトンネル」をつくる[10][11]。夜桜が咲く頃にはぼんぼり、提灯の点灯とライトアップが行なわれる[12][7]。
1999年(平成11年)、第1回中部の駅百選の一つに選ばれた。
歴史
[編集]- 1932年(昭和7年)8月27日:鉄道省(国鉄)七尾線能登中島駅 - 穴水駅間延伸と同時に開業[2][8]。旅客及び貨物取扱を開始[13]。
- 1960年(昭和35年)4月1日:貨物の取扱を廃止[14]。
- 1972年(昭和47年)3月15日:荷物扱い廃止[15]。無人駅化[14][16]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[8]。
- 1988年[11](昭和63年)2月19日:現在の駅舎が竣工し、能登さくら駅の愛称が付けられる。
- 1991年(平成3年)9月1日:七尾線和倉温泉駅 - 輪島駅間がのと鉄道に転換され、同社の駅となる[8][14]。
駅構内
[編集]相対式ホーム2面2線[17]を有し、列車交換が可能な地上駅である[2]。上りホーム側に駅舎があり、下りホームへは穴水駅寄りの構内踏切で連絡している。終日無人駅[11]。また、駅舎は待合室のみで、自動券売機は設置されていない。
のりば
[編集]ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
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駅舎側 | ■七尾線 | 上り | 七尾・金沢方面 |
反対側 | 下り | 穴水行き |
※案内上ののりば番号は設定されていない。
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構内(2006年4月、桜の季節)
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駅名標(2020年6月、汎用仕様)
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駅名標(2020年6月、背景が桜の写真となっている)
駅周辺
[編集]その他
[編集]2021年5月21日にNHK総合にて放送された『ドキュメント72時間』「能登半島 桜咲く無人駅で」では、当駅を舞台に撮影が行われた[18][19][20]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ “能登鹿島駅 – のと鉄道”. のと鉄道. 2024年6月10日閲覧。
- ^ a b c 川島 2010, p. 59.
- ^ “石川県 鳳珠郡穴水町 曽福の郵便番号 - 日本郵便”. 郵便局. 日本郵便. 2024年6月10日閲覧。
- ^ a b 加藤豊大「「美しいサクラ」満足 能登鹿島駅に花見客」『北陸中日新聞Web』中日新聞北陸本社、2021年4月4日。2021年6月5日閲覧。
- ^ “観光ガイド 能登さくら駅”. 穴水町役場観光交流課. 2024年5月6日閲覧。
- ^ 「桜開花心待ち、ぼんぼり設置 穴水「さくら駅」」『北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ』北國新聞社、2020年3月30日。2020年6月21日閲覧。
- ^ a b c 岩間昌子『ローカル鉄道の解剖図鑑』エクスナレッジ、2016年10月22日、112頁。ISBN 978-4-7678-2217-4。
- ^ a b c d 朝日 2011, p. 21.
- ^ 「さくら駅、満開 穴水」『北國新聞』北國新聞社、2021年4月3日。オリジナルの2021年4月4日時点におけるアーカイブ。2021年9月28日閲覧。
- ^ 松井英幸「今年も染まった桜沿線」『産経新聞』産経新聞社、2024年4月28日、朝刊、特集面。2024年5月6日閲覧。
- ^ a b c d 村松拓「視界を埋め尽くす桜と海のコラボ 石川県・能登鹿島駅」『朝日新聞デジタルマガジン & Travel』2021年3月22日。2021年6月5日閲覧。
- ^ 「春の足音、桜名所にぼんぼり=能登鹿島駅―石川・穴水町」『時事通信』時事通信社、2024年3月31日。2024年5月6日閲覧。
- ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、154頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日、246頁。ISBN 978-4-7770-1336-4。
- ^ 「日本国有鉄道公示第642号」『官報』1972年3月14日。
- ^ 「通報 ●横山駅ほか9駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1972年3月14日、4面。
- ^ 川島 2010, p. 39.
- ^ @nototetsu (2021年4月29日). "来月放映ですっ". X(旧Twitter)より2021年5月14日閲覧。
- ^ “ドキュメント72時間「能登半島 桜咲く無人駅で」”. NHK. 2021年5月14日閲覧。
- ^ 「NHK「ドキュメント72時間」5/21はのと鉄道「桜咲く無人駅」が舞台」『マイナビニュース』マイナビ、2021年5月17日。2021年5月21日閲覧。
参考文献
[編集]- 川島令三『【図説】日本の鉄道 中部ライン 全線・全駅・全配線 第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』講談社、2010年9月20日。ISBN 978-4-06-270066-5。
- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』28号 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道、朝日新聞出版、2011年10月2日。
関連項目
[編集]- 能登半島地震_(2024年):列車の運休中、当駅も休業した。
- 七尾線(のと鉄道七尾線と接続するJR西日本の路線)
- 日本の鉄道駅一覧