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飯詰駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
飯詰駅
駅舎(2024年5月)
いいづめ
Iizume
後三年 (5.1 km)
(7.2 km) 大曲
地図
秋田県仙北郡美郷町上深井谷地中[1]
北緯39度24分21.60秒 東経140度30分55.40秒 / 北緯39.4060000度 東経140.5153889度 / 39.4060000; 140.5153889座標: 北緯39度24分21.60秒 東経140度30分55.40秒 / 北緯39.4060000度 東経140.5153889度 / 39.4060000; 140.5153889
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 奥羽本線
キロ程 239.8 km(福島起点)
電報略号 イメ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
142人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1905年明治38年)6月15日[1][2]
備考 簡易委託駅
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飯詰駅(いいづめえき)は、秋田県仙北郡美郷町上深井谷地中(やちなか)[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線である。

横手盆地のほぼ中央に所在し、羽州街道の重要な宿駅であった仙北郡六郷町雄物川横手川舟運で栄えた角間川町のほぼ中間に位置する[3]

歴史

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駅構造

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島式ホーム1面2線を有する列車交換可能な地上駅である。駅舎とホームの間は跨線橋で連絡しており、木造駅舎を備えている。

以前は貨物取扱も行っていたため、駅舎反対側(田んぼ側)にも側線2線を備えていたが、取扱廃止に伴い撤去されている。現在も旧貨物ホームと側線1本が残されており、稀に保線車両等が停まっている。

横手駅管理の簡易委託駅改札業務実施)で、駅舎には出札窓口が設置されている。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 奥羽本線 上り 横手新庄方面[8]
2 下り 大曲秋田方面[8]

利用状況

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JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員142人である[利用客数 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

1日平均乗車人員推移
年度 定期外 定期 合計 出典
2000年(平成12年)     213 [利用客数 2]
2001年(平成13年)     209 [利用客数 3]
2002年(平成14年)     223 [利用客数 4]
2003年(平成15年)     233 [利用客数 5]
2004年(平成16年)     239 [利用客数 6]
2005年(平成17年)     235 [利用客数 7]
2006年(平成18年)     218 [利用客数 8]
2007年(平成19年)     204 [利用客数 9]
2008年(平成20年)     197 [利用客数 10]
2009年(平成21年)     181 [利用客数 11]
2010年(平成22年)     179 [利用客数 12]
2011年(平成23年)     172 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 28 153 181 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 28 160 188 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 26 157 183 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 28 147 175 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 25 136 161 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 24 114 138 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 25 107 133 [利用客数 20]
2019年(令和元年) 23 111 134 [利用客数 21]
2020年(令和02年) 12 100 113 [利用客数 22]
2021年(令和03年) 12 115 128 [利用客数 23]
2022年(令和04年) 15 126 142 [利用客数 24]
2023年(令和05年) 17 125 142 [利用客数 1]

駅周辺

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湿地帯の中に開設したことで、駅舎造成のため盛土したと言われる[3]。また、駅周辺は1・2軒しか家の無い寒村であった。しかし、開業後は商家、住宅、旅館、各種事業所などが立ち並び、街村を形成した[3]。県南部有数の穀倉地帯後背地としており、米穀倉庫が立ち並び、鉄道貨車に米穀・貨物積下ろしなどを行う運送業が盛んとなった[3]荷馬車トラックも使用され、物資集散地として栄えた[3]旅客輸送の面では、急行列車が停車し[6]、戦後しばらくの間は仙北郡内で大曲駅に次ぐ乗降客数で賑わい、一時期は六郷行きや角間川行きの乗合バスも定期運行されていた[3]。しかし、モータリゼーション進行に伴い、鉄道駅の地域における重要性は急速に低下した。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
奥羽本線
快速(朝の下り1本のみ)
横手駅飯詰駅大曲駅
普通
後三年駅 - 飯詰駅 - 大曲駅

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ この開設は横手駅と同時で、大曲駅 - 横手駅間開通に伴うもの。

出典

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  1. ^ a b c d 駅の情報(飯詰駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月5日閲覧。
  2. ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、534頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ a b c d e f g 『仙南村郷土誌』(1992)pp.329-334
  4. ^ 「日本国有鉄道公示第197号」『官報』第16806号1986年2月10日。
  5. ^ 「「通報」●奥羽本線糠ノ目駅ほか2駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1983年2月10日、1面。
  6. ^ a b 2016年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)JR東日本秋田支社、2015年12月18日、5頁https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20151218-1.pdf2016年3月21日閲覧 
  7. ^ Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240711051550/https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240711_ho02.pdf2024年8月4日閲覧 
  8. ^ a b JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(飯詰駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年4月28日閲覧。

利用状況

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  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月23日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月17日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月13日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月27日閲覧。
  23. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月11日閲覧。
  24. ^ 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。

参考文献

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  • 仙南村村史編纂委員会(編) 編『仙南村郷土誌』仙南村、1992年7月。 

関連項目

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外部リンク

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