追分駅 (秋田県)
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追分駅 | |
---|---|
駅舎(2018年5月) | |
おいわけ Oiwake | |
秋田県秋田市金足追分字海老穴257-4[1] | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | オヒ←ヲヒ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,486人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1902年(明治35年)10月21日[1][2] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■奥羽本線 |
キロ程 | 311.7 km(福島起点) |
◄上飯島 (3.4 km) (7.2 km) 大久保► | |
所属路線 | ■男鹿線 |
キロ程 |
0.0 km(追分起点) 秋田から13.0 km |
◄[* 1](上飯島) (- km) (5.1 km) 出戸浜► | |
備考 | 業務委託駅 |
追分駅(おいわけえき)は、秋田県秋田市金足追分(かなあしおいわけ)字海老穴(えびあな)[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
概要
[編集]奥羽本線と男鹿線が乗り入れており、奥羽本線を所属線としている[3]。男鹿線は当駅が路線としての起点であるが、同線のすべての列車は奥羽本線経由で秋田駅まで乗り入れる。
普通列車および「リゾートしらかみ」を含むすべての快速列車が停車する。以前は急行停車駅であった(「津軽」は通過していた)ほか、特急「たざわ」の一部列車が停車していた時期があった。
歴史
[編集]- 1902年(明治35年)10月21日:国鉄の駅として南秋田郡金足村に開業[2]。
- 1913年(大正2年)11月9日:当駅 - 二田駅が開業[4]。
- 1966年(昭和41年)7月1日:貨物の取り扱いを廃止[3]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の扱いを廃止[3]。
- 1986年(昭和61年)12月20日:オレンジカード対応券売機を設置[新聞 1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[3]。
- 1988年(昭和63年)3月13日:直営の飲食店「めん処あっきぃ」が開店[新聞 2]。
- 1996年(平成8年)3月28日:追分駅東西歩道橋「追分Weロード」が開通[5][新聞 3]。
- 1999年(平成11年):こまち駐車場開設[新聞 4]。
- 2004年(平成16年)4月1日:当直勤務を廃止。
- 2006年(平成18年)3月30日:みどりの窓口を廃止[新聞 5]。自動改札機、「もしもし券売機Kaeruくん」が稼働を開始[新聞 6]。
- 2010年(平成22年)4月1日:奥羽本線大久保駅および男鹿線出戸浜駅 - 天王駅間各駅管理権限を土崎駅に委譲し、自駅のみの管理となる。
- 2012年(平成24年)2月15日:「もしもし券売機Kaeruくん」に代わり指定席券売機を設置[報道 1]。
- 2013年(平成25年)4月1日:構内に「追分鉄道設備技能教習所 なまはげ」を設置[報道 2]。
- 2015年(平成27年)10月1日:業務委託化。追分駅長・助役を廃止。
- 2016年(平成28年)3月26日:すべての快速が停車するようになる[報道 3]。
- 2018年(平成30年)2月21日:駅舎内外装のリニューアル工事が完成[報道 4][新聞 7]。
- 2019年(令和元年)6月7日:金足地区に縁のある童謡「どじょっこふなっこ」を列車到着メロディーに採用、記念式典挙行[6][報道 5]。
- 2023年(令和5年)5月27日:奥羽本線秋田駅方面および男鹿線においてICカード「Suica」の利用が可能となる[報道 6][報道 7]。
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[1][報道 8]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅である。互いのホームは跨線橋で連絡している。
自動券売機、指定席券売機、自動改札機(Suica、えきねっとQチケ対応)が設置されている。駅舎南側には、線路の東西を連絡する自由通路がある。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■男鹿線 | 下り | 男鹿方面[7] | |
■奥羽本線 | 上り | 秋田方面[7] | ||
下り | 青森方面[7] | 一部の列車 | ||
2 | ■男鹿線 | 下り | 男鹿方面[7] | 一部の列車 |
■奥羽本線 | 下り | 青森方面[7] | ||
3 | ■奥羽本線 | 上り | 秋田方面[7] |
- 奥羽本線秋田駅 - 当駅間は、男鹿線系統を含む(男鹿始発秋田行きは主に1番線)。
- 当駅始発上り列車は1番線から発着する。
- 東能代方面からの上り列車は3番線から発着する。
- 3番線東側には側線が設けられている。
- 1987年(昭和62年)4月1日時点では、夜間に秋田駅から1往復、当駅折り返しが設定されていた[8]。
-
ホーム(2012年11月)
-
リニューアル前(2009年11月)
利用状況
[編集]JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は1,486人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | ||||
---|---|---|---|---|
年度 | 定期外 | 定期 | 合計 | 出典 |
2000年(平成12年) | 2,325 | [利用客数 2] | ||
2001年(平成13年) | 2,236 | [利用客数 3] | ||
2002年(平成14年) | 2,123 | [利用客数 4] | ||
2003年(平成15年) | 2,070 | [利用客数 5] | ||
2004年(平成16年) | 2,051 | [利用客数 6] | ||
2005年(平成17年) | 2,012 | [利用客数 7] | ||
2006年(平成18年) | 1,939 | [利用客数 8] | ||
2007年(平成19年) | 1,877 | [利用客数 9] | ||
2008年(平成20年) | 1,849 | [利用客数 10] | ||
2009年(平成21年) | 1,861 | [利用客数 11] | ||
2010年(平成22年) | 1,847 | [利用客数 12] | ||
2011年(平成23年) | 1,855 | [利用客数 13] | ||
2012年(平成24年) | 346 | 1,492 | 1,838 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 362 | 1,475 | 1,838 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 342 | 1,383 | 1,725 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 322 | 1,397 | 1,719 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 304 | 1,416 | 1,721 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 290 | 1,384 | 1,675 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 296 | 1,357 | 1,653 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 277 | 1,341 | 1,618 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)193 | 1,313 | 1,507 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)200 | 1,290 | 1,491 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)222 | 1,294 | 1,517 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)264 | 1,221 | 1,486 | [利用客数 1] |
駅周辺
[編集]駅前は秋田市金足地区の中心地。住宅や商店が建ち並ぶ。
- 秋田県道157号追分停車場線
- 国道7号 - 旧羽州街道。地名・駅名の由来となった、船川街道との追分(追分三叉路)がある。
- 潟上市役所追分出張所
- 秋田県立小泉潟公園
- 秋田県立金足農業高等学校
- 秋田市立秋田北中学校
- 潟上市立追分小学校
- 追分郵便局
- 秋田銀行追分支店
- 秋田なまはげ農業協同組合追分支店
- JA秋田葬祭センターレゼール追分
- 秋田臨港警察署追分交番
- 秋田中央交通、秋田市マイタウン・バス(キングタクシー)「追分駅入口」停留所
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “駅の情報(追分駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月7日閲覧。
- ^ a b 「遞信省告示第330号」『官報』1902年07月28日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c d 石野 1998, p. 536.
- ^ 石野 1998, p. 547.
- ^ “広報あきたオンライン 1996年3月20日号”. 秋田市. 2016年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月21日閲覧。
- ^ 広報あきた令和元年7月5日号13ページ
- ^ a b c d e f “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(追分駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月5日閲覧。
- ^ 交通公社の時刻表 1987年4月号復刻版
報道発表資料
[編集]- ^ “もしもし券売機『Kaeruくん』が指定席券売機に替わります!” (PDF). 東日本旅客鉄道秋田支社. 2021年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月5日閲覧。
- ^ 『「追分鉄道設備技能教習所」について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2013年4月19日。オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブ 。2016年3月21日閲覧。
- ^ 『2016年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2015年12月18日、5頁。オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブ 。2016年3月21日閲覧。
- ^ 『追分駅がリニューアルします』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2018年2月19日。オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブ 。2018年2月20日閲覧。
- ^ 『奥羽本線追分駅で「おもてなし到着メロディ-」が流れます!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2019年5月23日。オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブ 。2020年5月17日閲覧。
- ^ 『2023年5月27日(土)北東北3エリアでSuicaがデビューします!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社・秋田支社、2022年12月12日。オリジナルの2022年12月12日時点におけるアーカイブ 。2022年12月12日閲覧。
- ^ 『北東北3県におけるSuicaご利用エリアの拡大について 〜2023年春以降、青森・岩手・秋田の各エリアでSuicaをご利用いただけるようになります〜』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2021年4月6日。オリジナルの2021年4月6日時点におけるアーカイブ 。2021年4月6日閲覧。
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月6日閲覧。
新聞記事
[編集]- ^ 「国越のオレンジカード 好評 券売機も設置 20日から秋田、土崎、追分に」『読売新聞』1986年12月18日、朝刊、あきた第二県版、19面。
- ^ 「クリーニング取次やそば店 JR秋田支店 5駅に設置へ」『交通新聞』1988年3月11日、1面。
- ^ 「コンコース」『交通新聞社』交通新聞、1996年4月9日、3面。
- ^ 「新幹線客向け駐車場 秋田6駅で新・増設」『日本経済新聞』1999年5月1日、地方経済面東北A。
- ^ 「JR東日本 「みどりの窓口」廃止へ 県内8駅 湯沢市など「撤回を」」『朝日新聞』朝日新聞社、2006年3月2日、朝刊、31面。
- ^ 「みどりの窓口リストラ」『朝日新聞』朝日新聞社、2006年7月11日、23 夕刊。
- ^ 「JR追分駅の改装工事終了 外装や柱に県産材」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2018年2月22日。オリジナルの2018年2月25日時点におけるアーカイブ。2018年2月25日閲覧。
利用状況
[編集]- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月23日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。
参考文献
[編集]- 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6。
関連項目
[編集]- 日本の鉄道駅一覧
- 追分駅 (曖昧さ回避) - 各地の追分駅の一覧
外部リンク
[編集]- 駅の情報(追分駅):JR東日本