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大鰐温泉駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大鰐温泉駅
大鰐駅
大鰐温泉駅・大鰐駅南口(2008年8月)
おおわにおんせん
おおわに
Ōwani-Onsen
Owani
地図
青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字前田[1]
所属事業者
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大鰐温泉駅(おおわにおんせんえき)は、青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字前田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線である。

本記事では、近接している弘南鉄道大鰐線大鰐駅(おおわにえき)も併せて記述する。

歴史

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JR東日本 大鰐温泉駅

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弘南鉄道 大鰐駅

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  • 1952年(昭和27年)1月26日弘前電気鉄道大鰐駅開業。
  • 1970年(昭和45年)10月1日:弘前電気鉄道が弘南鉄道に譲渡、弘南大鰐駅に改称。
  • 1973年(昭和48年)6月2日:自動券売機を設置。
  • 1975年(昭和50年)11月1日:出改札業務を委託化。
  • 1981年(昭和56年)12月1日:北口改札口の使用開始。
  • 1986年(昭和61年)4月1日:大鰐駅に改称。
  • 2009年(平成21年)4月1日:南口を無人化。

駅構造

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両駅は跨線橋で繋がっている。ともに地上駅である。

JR東日本

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JR 大鰐温泉駅[* 1]
駅舎(2023年3月)
おおわにおんせん
Ōwani-Onsen
長峰 (3.3 km)
(5.4 km) 石川
所在地 青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字前田34-20[5][1]
北緯40度31分17.22秒 東経140度34分1.08秒 / 北緯40.5214500度 東経140.5669667度 / 40.5214500; 140.5669667 (大鰐温泉駅)座標: 北緯40度31分17.22秒 東経140度34分1.08秒 / 北緯40.5214500度 東経140.5669667度 / 40.5214500; 140.5669667 (大鰐温泉駅)
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 奥羽本線
キロ程 435.3 km(福島起点)
電報略号 ワニ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
181人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1895年明治28年)10月21日[5][1]
乗換 簡易委託駅
  1. ^ 1991年(平成3年)に大鰐駅から改称[4]
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単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ。

弘前統括センター(弘前駅)が管理し、大鰐町が受託する簡易委託駅で、JR全線の乗車券類を取り扱っている。待合室内にキヨスク(弘前ステーションビル営業)があったが、2011年(平成23年)に営業を終了した。

弘南鉄道管理となる北口から直接の利用はできない。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 奥羽本線 下り 弘前新青森青森方面[6]
2・3 上り 大館秋田方面[6]
  • 2番線は上下共用の待避線のため、両方向の発着に対応している。

弘南鉄道

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弘南鉄道 大鰐駅[** 1]
南口(2019年9月)
おおわに
Owani
(0.7 km) 宿川原 KW 13
青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字前田34-8[7]
駅番号 KW14
所属事業者 弘南鉄道
所属路線 大鰐線
キロ程 0.0 km(大鰐起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
395人/日
-2017年-
開業年月日 1952年昭和27年)1月26日
  1. ^ 1970年(昭和45年)- 1986年(昭和61年)は弘南大鰐駅。
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当駅にはKW 14駅番号が設定されている。

島式ホーム1面2線を有する。基本的に4番線から発車する。JRとは保守用車両留置線を介して弘南側引上線にレールが接続されている。

南口はJR大鰐温泉駅に隣接しており、出札口と自動券売機があったが、2009年(平成21年)に終日無人化された。自動券売機の使用も停止されたため、乗車券は北口出札口で購入することになる。南口駅舎はJR大鰐温泉駅とは別にあるが、中に入るとJRのプラットホーム(1番線)につながっており、大鰐線のホームへはJRの2・3番線に向かう跨線橋を共用している[8]

北口は弘南鉄道のみで社員配置駅。出札口の営業時間外は自動券売機も稼働せず、備え付けの無札乗車証明書を持って乗車し、下車時に精算することになっている。

のりば

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番線 路線 行先
4・5 大鰐線 中央弘前方面[7]

利用状況

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JR東日本

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員181人である[JR 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

1日平均乗車人員推移(JR東日本)
年度 定期外 定期 合計 出典
2000年(平成12年)     209 [JR 2]
2001年(平成13年)     216 [JR 3]
2002年(平成14年)     223 [JR 4]
2003年(平成15年)     216 [JR 5]
2004年(平成16年)     213 [JR 6]
2005年(平成17年)     211 [JR 7]
2006年(平成18年)     203 [JR 8]
2007年(平成19年)     218 [JR 9]
2008年(平成20年)     216 [JR 10]
2009年(平成21年)     208 [JR 11]
2010年(平成22年)     212 [JR 12]
2011年(平成23年)     200 [JR 13]
2012年(平成24年) 102 111 213 [JR 14]
2013年(平成25年) 101 120 221 [JR 15]
2014年(平成26年) 104 114 219 [JR 16]
2015年(平成27年) 105 102 207 [JR 17]
2016年(平成28年) 105 106 212 [JR 18]
2017年(平成29年) 98 110 208 [JR 19]
2018年(平成30年) 95 116 211 [JR 20]
2019年(令和元年) 98 122 221 [JR 21]
2020年(令和02年) 59 104 163 [JR 22]
2021年(令和03年) 61 97 159 [JR 23]
2022年(令和04年) 66 97 163 [JR 24]
2023年(令和05年) 81 99 181 [JR 1]

弘南鉄道

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近年の推移は以下のとおりである。

1日乗降人員推移 [9] [10]
年度 1日平均人数
2011年 505
2012年 473
2013年 432
2014年 407
2015年 448
2016年 433
2017年 395

駅周辺

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2016年(平成28年)1月29日より、当駅周辺に足湯施設が供用開始されている[11]

バス路線

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南口に「大鰐温泉駅前」停留所があり、弘南バス弘前 - 大鰐・碇ヶ関線と大鰐町のデマンドバスが運行されている。北口にあった「弘南大鰐駅入口」停留所は、2007年(平成19年)4月のダイヤ改正で「弘前 - 大鰐・碇ヶ関線」が南口経由となり、2008年(平成20年)4月のダイヤ改正で「大鰐 - 黒石線」が廃止となったため、停車する路線がなくなり廃止となった。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
奥羽本線
快速
碇ケ関駅 - 大鰐温泉駅 - 弘前駅
普通
長峰駅 - 大鰐温泉駅 - 石川駅
弘南鉄道
大鰐線
大鰐駅(KW 14) - 宿川原駅(KW 13)

脚注

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記事本文

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出典

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  1. ^ a b c d e f 『週刊 JR全駅・全車両基地』 31号 青森駅・弘前駅・深浦駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月17日、20頁。 
  2. ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、539頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
  4. ^ a b 編集部「3月のメモ帳」『鉄道ピクトリアル』第41巻第6号(通巻第544号)、電気車研究会、1991年6月1日、72頁、ISSN 0040-4047 
  5. ^ a b c 駅の情報(大鰐温泉駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月4日閲覧。
  6. ^ a b JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(大鰐温泉駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月24日閲覧。
  7. ^ a b 大鰐駅 弘南鉄道:大鰐線 | 弘南鉄道株式会社”. 弘南鉄道. 2024年9月4日閲覧。
  8. ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻653号 p.44
  9. ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2019年7月2日閲覧
  10. ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 統計情報リサーチ 、2020年8月28日閲覧
  11. ^ 奥羽本線 大鰐温泉駅前広場に足湯施設が完成 温泉地の魅力をPRしてまいります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2016年1月15日。オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200517101208/https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20160115-7.pdf2020年5月17日閲覧 

報道発表資料

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  1. ^ 2016年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2015年12月18日、5頁。オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200517082028/https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20151218-1.pdf2016年3月21日閲覧 
  2. ^ Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240711051550/https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240711_ho02.pdf2024年8月6日閲覧 

新聞記事

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  1. ^ 「22駅の業務近代化 秋鉄、11月から簡易委託へ」『交通新聞』交通協力会、1986年5月28日、1面。

利用状況

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  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月23日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月20日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月8日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月8日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月28日閲覧。
  23. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月11日閲覧。
  24. ^ 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 武田元秀、山井美希(写真)「秋田青森県境の奥羽本線」『鉄道ジャーナル』第55巻第3号(通巻653号)、成美堂出版、2021年3月1日、40-45頁、ISSN 0288-2337 

関連項目

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外部リンク

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