和田駅
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和田駅 | |
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北口(2023年6月) | |
わだ Wada | |
◄大張野 (5.4 km) (6.9 km) 四ツ小屋► | |
所在地 | 秋田県秋田市河辺和田上中野[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■奥羽本線 |
キロ程 | 285.4 km(福島起点) |
電報略号 | ワタ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
296人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1903年(明治36年)10月1日[新聞 1] |
備考 | 簡易委託駅 |
和田駅(わだえき)は、秋田県秋田市河辺和田上中野[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線の駅である。
歴史
[編集]- 1903年(明治36年)10月1日:国鉄奥羽北線(現・奥羽本線)秋田駅 - 当駅間延伸時に終着駅として開設[新聞 1]。
- 1904年(明治37年)
- 1915年(大正4年)3月1日:和田電信取扱所を廃止[3]。
- 1978年(昭和53年)9月20日:貨物取扱を廃止[4]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱いを廃止[4]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:簡易委託化[5][新聞 2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
- 2003年(平成5年)2月1日:橋上駅舎の使用を開始[6][7]。
- 2011年(平成23年)3月20日:キヨスクが閉店し、跡地には自動販売機が入った。
- 2016年(平成28年)3月26日:ダイヤ改正に伴う快速列車の停車駅見直しに伴い、停車駅となる[報道 1]。
- 2023年(令和5年)5月27日:秋田駅方面においてICカード「Suica」が利用可能となる[報道 2][報道 3]。
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[1][報道 4]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な地上駅である。秋田新幹線開通前は島式・単式混合の2面3線であった。北側には横取線が2線ある。また、駅舎側には秋田新幹線一線スルーの交換設備があり、駅南側には保守用留置線2本と除雪車用留置線がある。除雪車用留置線には車庫があり、2階部分に詰所がある。南北自由通路を兼ねた橋上駅舎を備える。
秋田駅管理の簡易委託駅(秋田市役所受託)である。自動券売機は設置されておらず、入出場兼用簡易Suica改札機[報道 2]と出札窓口があり、窓口では普通乗車券(学割など対応)・定期券(Suica不可)・補充券などを発売している。北口1階には秋田市の施設「ふれあい交流館かわべ」を併設[7](施設職員は、交代で同駅業務を兼務)のほか、2階には待合所が設置されている。以前はキヨスクが存在していたが閉店し、飲料用自動販売機へ置き換わっている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■奥羽本線 | 上り | 大曲・湯沢方面[8] |
2 | 下り | 秋田方面[8] |
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改札口と出札窓口(2023年6月)
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ホーム(2023年6月)
利用状況
[編集]JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は296人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | ||||
---|---|---|---|---|
年度 | 定期外 | 定期 | 合計 | 出典 |
2000年(平成12年) | 469 | [利用客数 2] | ||
2001年(平成13年) | 470 | [利用客数 3] | ||
2002年(平成14年) | 434 | [利用客数 4] | ||
2003年(平成15年) | 433 | [利用客数 5] | ||
2004年(平成16年) | 432 | [利用客数 6] | ||
2005年(平成17年) | 446 | [利用客数 7] | ||
2006年(平成18年) | 454 | [利用客数 8] | ||
2007年(平成19年) | 470 | [利用客数 9] | ||
2008年(平成20年) | 455 | [利用客数 10] | ||
2009年(平成21年) | 420 | [利用客数 11] | ||
2010年(平成22年) | 397 | [利用客数 12] | ||
2011年(平成23年) | 380 | [利用客数 13] | ||
2012年(平成24年) | 98 | 279 | 377 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 99 | 261 | 361 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 97 | 224 | 322 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 97 | 228 | 325 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 92 | 232 | 325 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 85 | 244 | 330 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 86 | 244 | 331 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 68 | 223 | 291 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)44 | 198 | 242 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)51 | 209 | 260 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)61 | 213 | 274 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)70 | 226 | 296 | [利用客数 1] |
駅周辺
[編集]- ボートピア河辺(競艇場外発売場)
- 秋田空港(路線バスはなく、徒歩でも遠いため秋田駅からのリムジンバスを利用のこと)
- 国道13号
- 秋田市立河辺中学校
- マックスバリュ河辺店(イオン東北運営)
- 秋田市河辺市民サービスセンター(旧・河辺町役場)
- 秋田市立中央図書館明徳館河辺分館(ほくとライブラリー明徳館河辺分館、旧愛称・せせらぎライブラリー)
- 和田郵便局:徒歩5分。
- 国際教養大学:車で10分、南口より路線バスもある(下記参照)。
- 秋田県道175号和田停車場線
- 秋田銀行河辺支店
- 秋田なまはげ農業協同組合河辺支店
- 秋田市立河辺小学校
バス路線
[編集]- 和田駅前(北口)
- 高尾ハイヤー(駅前より連絡)
- 秋田市マイタウン・バス南部線河辺地域Aコース(イオンモール秋田行き、日赤病院前行き、シルバーエリア前行き、岩見三内行き)
- 秋田市マイタウン・バス南部線河辺地域Cコース(畑ノ沢行き、事前予約制)
- 和田駅前(南口)
以前は秋田中央交通(駅前より連絡)秋田駅とを連絡する「わだ線」が駅前より発着していたが、2019年(平成31年)3月31日までにルート変更、廃止された。
その他
[編集]- 駅近くを流れる岩見川上流部の支流「三内川」には、1970年(昭和45年)まで国鉄水力発電所(秋田電気区三内川発電支区)が存在した。発電した電力は主に土崎工場で利用していた。
- 駅付近には和田営林署和田貯木場があり、岩見川沿いに岩見森林鉄道が1921年(大正10年)より建設され、1967年(昭和42年)に全廃となった[9]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “駅の情報(和田駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月6日閲覧。
- ^ 明治37年逓信省告示第380号(明治37年8月22日付官報第6344号掲載)
- ^ 大正4年逓信省告示第105号(大正4年2月18日付官報第762号掲載)
- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、535頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
- ^ 外山勝彦「鉄道記録帳2003年2月」『RAIL FAN』第50巻第5号、鉄道友の会、2003年5月1日、21頁。
- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-124-4。
- ^ a b “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(和田駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年4月29日閲覧。
- ^ 西裕之『特撰森林鉄道情景』講談社、2014年、58-59頁
報道発表資料
[編集]- ^ 『2016年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2015年12月18日、5頁 。2016年3月21日閲覧。
- ^ a b 『2023年5月27日(土)北東北3エリアでSuicaがデビューします!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社・秋田支社、2022年12月12日。オリジナルの2022年12月12日時点におけるアーカイブ 。2022年12月12日閲覧。
- ^ 『北東北3県におけるSuicaご利用エリアの拡大について 〜2023年春以降、青森・岩手・秋田の各エリアでSuicaをご利用いただけるようになります〜』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2021年4月6日。オリジナルの2021年4月6日時点におけるアーカイブ 。2021年4月6日閲覧。
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月4日閲覧。
新聞記事
[編集]利用状況
[編集]- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月23日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(和田駅):JR東日本