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「音威子府駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 06:09時点における版

音威子府駅
駅舎(2017年10月)
おといねっぷ
Otoineppu
W60 咲来 (4.6 km)
(6.3 km) 筬島 W62
地図
所在地 北海道中川郡音威子府村字音威子府509番地
北緯44度43分45秒 東経142度15分36秒 / 北緯44.72917度 東経142.26000度 / 44.72917; 142.26000
駅番号 W61
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 宗谷本線
キロ程 129.3 km(旭川起点)
電報略号 オト
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
34人/日(降車客含まず)
-2016年[1]-
開業年月日 1912年大正元年)11月5日
備考 社員配置駅
みどりの窓口
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音威子府駅
おといねっぷ
Otoineppu
(5.4 km) 上音威子府
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 天北線
キロ程 0.0 km(音威子府起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1914年(大正3年)11月7日
廃止年月日 1989年平成元年)5月1日
テンプレートを表示

音威子府駅(おといねっぷえき)は、北海道中川郡音威子府村字音威子府509番地にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線駅番号W61電報略号オト事務管コードは▲121830[2]

概要

音威子府村の代表駅。かつては宗谷本線・天北線の分岐駅であり、交通の要衝であった。

現在も中頓別町浜頓別町猿払村などの旧天北線方面、枝幸方面へ向かう路線バスとの乗換駅として機能する重要な拠点であり、特急宗谷」「サロベツ」を含めた全ての旅客列車が停車する。

JRの特急列車の停車駅の中では、最も人口の少ない自治体に位置する。

歴史

1977年の音威子府駅と周囲約1 km範囲の状況。左上の左方向が本線稚内方面、上方に向かうのが天北線中頓別方面。天北線はまだ現役である。機関車庫と転車台は既に取り払われ、2箇所に新たな車両整備用の車庫がある。駅舎横の稚内側にストックヤードと引込み線。駅裏の名寄側に石油タンクと引込み線が見える。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

所在地区名より。なお、開通当時「音威子府」は一市街の名称であり、村の名称は当初常盤村であったが、1963年(昭和38年)に音威子府村に改称している。

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、あわせて2面3線を持つ地上駅である。1番線は有効長が短いため、普通列車のみ使用する。ホーム間の移動は跨線橋を使う。

社員(駅員)配置駅、みどりの窓口設置(窓口営業時間:8時15分 - 16時10分)。自動券売機はなく、近距離切符入場券もみどりの窓口での購入となる。営業時間外に列車に乗車する際は無人駅同様の扱いとなる。

駅舎は、天北線廃止後、音威子府村の予算によって木造駅舎から現在の交通ターミナル駅舎に改築された。駅本屋の隣には名寄保線所音威子府保線管理室(旧・音威子府駅工務)の事務所もある。

かつては夜間滞泊が設定されていたが、現在は名寄駅に留置されている。

駅舎はバス待合所を兼ねており、「交通ターミナル」と称している。旧天北線代替バスを運行する宗谷バス出札所があるほか、音威子府村地域バス(咲来天塩川温泉方面)が発着している。また天北線現役当時の資料が展示されている「天北線資料室」が併設されている。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 宗谷本線 下り 稚内方面 普通列車
上り 名寄旭川方面
2 下り 稚内方面 特急列車・普通列車
3 上り 名寄・旭川方面

利用状況

  • JR北海道によると、特定の平日の調査日に実施した乗降人員調査の数値は以下の通り。
調査対象の5年間 5年間の各調査日における
平均乗車人員 (人)
出典
2012年 - 2016年 42.2 [5]
2013年 - 2017年 37.4 [6]
2014年 - 2018年 33.4 [7]
  • 音威子府村によると、JR北海道提供の近年の乗車人員は以下の通りである。昭和40年代後半ごろは1日あたり300人前後の乗車人員があった[8]が、天北線廃止等の影響で長らく減少傾向にある。
乗車人員(人/日) 出典
1997年(平成09年) 160 [8]
2000年(平成12年) 140
2003年(平成15年) 100
2006年(平成18年) 70
2009年(平成21年) 60
2012年(平成24年) 52
2013年(平成25年) 53
2014年(平成26年) 45
2015年(平成27年) 40
2016年(平成28年) 34

駅周辺

音威子府村市街地。商店街・住宅地がある。

常盤軒そば店

音威子府そばと店舗。 音威子府駅駅そば
音威子府そばと店舗。
音威子府駅駅そば

蒸気機関車が宗谷本線を走行していた古くから旅行者の間で知られていたもので、「音威子府そば」として村の名産品となっている。2004年(平成16年)に放送された列島縦断 鉄道12000キロの旅 〜最長片道切符でゆく42日〜でも紹介された。

  • 当駅の駅舎内にある立ち食いそば・うどん店[3]。駅舎改築前はホーム上にあった[3]
  • 2010年時点での営業時間10:00 - 15:30、水曜日定休(ただしお盆前後など営業することもある。2010年度は8月11・18日営業)。閉店時間繰り上げあり、定休日以外に臨時休業あり。
  • 2018年平成30年)8月17日より、店主夫婦の高齢などを理由に休業していたが、2019年平成31年)4月25日より営業を再開した。
  • 2019年(平成31年)4月時点での営業時間は10:30 - 14:00 ただし、売り切れの際は閉店。水曜日定休。
  • 立ち食い店ではあるがすぐ隣にベンチがあるので、どんぶりを持ったままにはなるが座って食べることも可能。
  • 土産用そば(生、乾麺)、そばつゆも販売している。
  • そばは村内に営業所・工場を有する畠山製麺が製造する。真っ黒で風味の強い独特のそばであり、そばつゆもそばの強い風味に負けない濃い味のものとなっている[3][9][10]

バス路線

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
宗谷本線
普通
咲来駅 (W60) - 音威子府駅 (W61) - 筬島駅 (W62)

かつて存在した路線

北海道旅客鉄道(JR北海道)
天北線
音威子府駅 - 上音威子府駅

脚注

  1. ^ “鉄道、本当に必要ですか―宗谷線存続問題、広報誌で問いかけ 音威子府村”. 北海道新聞. (2017年8月3日). https://www.hokkaido-np.co.jp/article/123313?rct= 2017年8月3日閲覧。 
  2. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  3. ^ a b c d e f g h 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 20号・宗谷本線/留萌本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年11月2日、9・14-17頁頁。 
  4. ^ a b c 音威子府村史 昭和51年12月発行。
  5. ^ "宗谷線(名寄・稚内間)" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月30日閲覧 {{cite press release2}}: 不明な引数|deadlinkdate=が空白で指定されています。 (説明)
  6. ^ "宗谷線(名寄・稚内間)" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 2 July 2017. 2017年12月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年7月13日閲覧 {{cite press release2}}: 不明な引数|deadlinkdate=が空白で指定されています。 (説明)
  7. ^ 宗谷線(名寄・稚内間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  8. ^ a b “特集 「鉄道の町」音威子府 鉄道、必要ですか?” (PDF). 広報おといねっぷ 514: pp.2-6. (2017-07). http://www.vill.otoineppu.hokkaido.jp/about/kouhou/2017/files/07/2017_7.pdf. 
  9. ^ 宗谷本線人気の駅そば〈常盤軒〉 生産北限の地でいただくまっ黒なそば! - おでかけコロカル(2016.2.2版)2017年10月8日閲覧
  10. ^ 常盤軒 (ときわけん) - 食べログ()2017年10月7日閲覧

関連項目

外部リンク