「南松本駅」の版間の差分
地図アイコン変更、位置図記載、座標情報追記 |
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|画像説明 = 駅舎 |
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|よみがな = みなみまつもと |
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2020年2月15日 (土) 07:11時点における版
南松本駅 | |
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駅舎 | |
みなみまつもと Minami-Matsumoto | |
◄平田 (2.1 km) (2.4 km) 松本► | |
所在地 | 長野県松本市出川町[1] |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 |
■篠ノ井線 (■■中央本線直通含む) |
キロ程 | 10.9 km(塩尻起点) |
電報略号 | ミマ[1] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,504人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1944年(昭和19年)9月1日[1] |
備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有[1] 標高:594.6m[1] |
南松本駅(みなみまつもとえき)は、長野県松本市出川町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)篠ノ井線の駅である[1]。
歴史
戦時中、軍需工場の輸送駅として開業した。松本駅の貨物営業が廃止され当駅に集約されてからは、貨物ターミナルとして発展した。松本市街地の拡大により、通勤・通学の乗客も増加している。
年表
- 1944年(昭和19年)9月1日:国鉄篠ノ井線の駅として開業。一般駅。
- 1968年(昭和43年)6月1日:松本駅の貨物取扱業務を移管。
- 1971年(昭和46年)10月12日:日本オイルターミナル松本営業所営業開始。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物の取扱を開始。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本・JR貨物の駅となる。窓口・出改札業務はJR貨物関東支社に委託。
- 1999年(平成11年):出改札業務をJR東日本グループしなのエンタープライズに委託。
- 2007年(平成19年)9月24日:貨物駅構内でJR貨物発足20周年記念イベントを開催。
- 2008年(平成20年):ホームかさ上げ実施。ホームに屋根が設置される。
- 2009年(平成21年):発車ベル装置を設置。下りは全列車が、上りは1両、2両編成以外の全ての列車がベルを使用できる位置にスイッチを設置。
- 2010年(平成22年):駅改良工事を実施。待合スペースを冷暖房完備の待合室に改装。また、ホーム上には冷暖房完備の待合室を新設。
- 2011年(平成23年):6月30日に発生した、長野県中部地震で破損した、駅設備の復旧工事を実施。
- 2012年(平成24年):ワンマン運転用のミラー新設工事を実施。
- 2014年(平成26年)4月1日:東京近郊区間に編入された。ただし、Suicaは利用できない。
- 2017年(平成29年)4月1日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[2]。
駅構造
島式ホーム1面2線と複数の側線を有する地上駅。駅舎とホームの間は跨線橋で結ばれている。貨物列車の発着があるため構内は広い。
ホームは長野方に向かって細長く延びているが、以前は自由に入れた先端の一部は2011年の地震破損復旧工事と同時に柵によって閉鎖されている。またその閉鎖箇所は復旧工事が行われていないため、一部ホーム敷石も欠損している。
松本駅管理の業務委託駅で、長鉄開発が駅業務を受託しており、自動券売機・簡易Suica改札機・みどりの窓口(営業時間 7:30 - 17:40 ※ただし途中休止時間あり)設置。夕方から朝までは無人となる (19:00 - 始発まで)。また、冷暖房完備の待合室が駅舎内(7:30 - 17:30のみ使用可能)とホーム上(列車運行時間中、常時使用可能)にある。なお、乗車証明書発行機が設置されていたが、駅舎内待合室の設置の時期と同じころに撤去された。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■篠ノ井線 | 下り | 松本・長野方面 |
2 | ■篠ノ井線 ■中央本線 |
上り | 広丘・塩尻・木曽福島・上諏訪・甲府方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
貨物駅
JR貨物の施設は、旅客ホームの東側にある。1960年代に、付近の各駅に散在していた石油・セメント販売会社などの専用線を合理化のため当駅に集約したことから、1970年には計17本の専用線が接続したが、現存するものはごくわずかである。
コンテナホーム(ヤード)は2面2線、旅客ホームの東側に設置されている。本線と荷役線は、平田駅方の引き上げ線を介して接続している。また、営業窓口のJR貨物松本営業所が置かれている。
駅構内の下り線側から分岐し、本線の西側に沿って南下する松本市保有の公共線がある。全長1キロメートルほどのこの専用線の末端付近からはジャパンオイルネットワーク松本油槽所へ至る専用線が、その北側からは日本オイルターミナル松本営業所へ至る路線が分岐している。前者は塩浜駅発送の石油輸送で、後者は北袖駅・浜五井駅・末広町駅・浮島町駅・根岸駅・四日市駅発送の石油輸送で使用されている。かつては公共線から太平洋セメント(旧・日本セメント)松本サービスステーションや、秩父セメント松本サービスステーション、岡谷酸素松本営業所へ至る専用線も分岐していた。太平洋セメント線は2004年ごろまで青海駅発送のセメント輸送で、岡谷酸素線は2005年ごろまでLPG輸送で使用されていた。
駅構内の上り線側からは、電気化学工業松本サービスステーションや住友大阪セメント南松本サービスステーションへ至る専用線もかつては分岐していた。両者共に、青海駅(電気化学工業青海工場)や本巣駅(住友大阪セメント岐阜工場)発送のセメント輸送で使用されていたが、前者は2006年3月に、後者は2005年3月に廃止された。
また、日穀製粉松本工場や㈱タケヤ松本工場へ至る専用線もあった。
取り扱う貨物の種類
- コンテナ貨物
- 12ftコンテナ、20ft大型コンテナを取り扱う。
- 車扱貨物
- 産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ている。
貨物列車
(2014年3月15日改正時点)
- 高速貨物列車(コンテナ輸送列車)は、関東方面との間に1日2往復(うち北長野駅発着が1往復)[3]、名古屋貨物ターミナル駅との間に1日1往復(北長野駅発着)が運行されている[4]。
- 高速貨物列車(石油輸送列車)は、千葉貨物駅との間に1日1往復[3]、四日市駅方面との間に1日2往復運行されている[4]。
- 専用貨物列車(石油輸送列車)は、川崎貨物駅・根岸駅との間に1日1往復ずつ(後者は坂城駅発着)[3]、四日市駅方面との間に1日3往復が運行されている[4]。
利用状況
旅客
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は1,504人である[旅客 1]。
近年の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 1,357 | [旅客 2] |
2001年(平成13年) | 1,370 | [旅客 3] |
2002年(平成14年) | 1,351 | [旅客 4] |
2003年(平成15年) | 1,323 | [旅客 5] |
2004年(平成16年) | 1,325 | [旅客 6] |
2005年(平成17年) | 1,372 | [旅客 7] |
2006年(平成18年) | 1,369 | [旅客 8] |
2007年(平成19年) | 1,287 | [旅客 9] |
2008年(平成20年) | 1,323 | [旅客 10] |
2009年(平成21年) | 1,288 | [旅客 11] |
2010年(平成22年) | 1,302 | [旅客 12] |
2011年(平成23年) | 1,301 | [旅客 13] |
2012年(平成24年) | 1,351 | [旅客 14] |
2013年(平成25年) | 1,411 | [旅客 15] |
2014年(平成26年) | 1,452 | [旅客 16] |
2015年(平成27年) | 1,584 | [旅客 17] |
2016年(平成28年) | 1,595 | [旅客 18] |
2017年(平成29年) | 1,630 | [旅客 19] |
2018年(平成30年) | 1,504 | [旅客 1] |
貨物
「松本市の統計」によると、2017年度(平成29年度)の発送貨物は、コンテナ貨物が163,730トン、車扱貨物が98,376トン、到着貨物はコンテナ貨物が98,320トン、車扱貨物が1,046,819トンである[貨物 1]。
近年の推移は以下のとおりである。
貨物輸送推移 | |||||
---|---|---|---|---|---|
年度 | 発送 | 到着 | 出典 | ||
コンテナ | 車扱 | コンテナ | 車扱 | ||
2009年(平成21年) | 110,476 | 88,253 | 103,725 | 935,195 | [貨物 2] |
2010年(平成22年) | 115,658 | 89,512 | 124,455 | 948,374 | |
2011年(平成23年) | 116,129 | 104,385 | 103,465 | 1,117,645 | |
2012年(平成24年) | 120,167 | 98,804 | 124,060 | 1,050,343 | [貨物 3] |
2013年(平成25年) | 124,705 | 101,232 | 96,570 | 1,074,293 | |
2014年(平成26年) | 135,650 | 91,868 | 108,240 | 977,305 | |
2015年(平成27年) | 143,720 | 92,236 | 102,180 | 986,935 | [貨物 1] |
2016年(平成28年) | 155,120 | 93,756 | 100,290 | 1,023,445 | |
2017年(平成29年) | 163,730 | 98,376 | 98,320 | 1,046,819 |
駅周辺
この節は広告・宣伝活動のような記述内容になっています。 (2018年5月) |
松本市の住宅地であり、住宅、商店がある。
- 南松本駅前郵便局
- 松本市総合社会福祉センター[1]
- 松本市南部図書館・南部体育館
- 八十二銀行南松本支店
- 東京インテリア松本店(旧協同乳業松本工場)
- ハイランドシティ松本(イオン南松本店)
- イトーヨーカドー南松本店
- シネマライツ8(シネマコンプレックス)
- マクドナルド松本高宮店
- ケンタッキーフライドチキン南松本店
- マツモトキヨシ南松本店
- TSUTAYA南松本店
- JA松本ハイランド本所
- ネオパーク松本
- 信濃むつみ高等学校
- 日穀製粉松本工場
駅南側の宮田前踏切はJR貨物の作業のために日中は開かずの踏切となり、慢性的渋滞の要因を作る[1]。踏み切りの前が信号機の無い交差点となっていることにも危険性が指摘されており、長野県はアンダーパスの整備を計画している[1]。
バス路線
- アルピコ交通(松本電鉄バス)
- 寿台線、松原線、内田線 - 南出川バス停徒歩約10分
- 空港・朝日線、大久保工場団地線 - 高宮バス停徒歩約15分
- 南部循環線 - 南松本駅前バス停(運行主体は松本市。アルピコ交通が委託で運行)
- かつては南市内線の南松本駅前バス停が、駅のすぐ近くにあった。
隣の駅
脚注
記事本文
利用状況
旅客
- ^ a b “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
貨物
- ^ a b “N 運輸・通信” (PDF). 平成30年版「松本市の統計」. 松本市. p. 5. 2019年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月28日閲覧。
- ^ “N運輸・通信” (PDF). 平成24年版「松本市の統計」. 松本市. p. 7. 2019年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月28日閲覧。
- ^ “N 運輸・通信” (PDF). 平成27年版「松本市の統計」. 松本市. p. 261. 2019年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月28日閲覧。
関連項目
外部リンク
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