フランク・ダーニー

フランク・ダーニー （Frank Dernie、1950年4月3日 - ）はイギリス出身のF1エンジニア。また「空力のスペシャリスト」とも言われていた。

経歴

• 1976年 - ヘスケスに加入
• 1979年 - ウィリアムズに移籍し、パトリック・ヘッドの下で空力設計を担当した。
• 1989年 - ロータスに移籍、ジェラール・ドゥカルージュの後任としてテクニカル・ディレクターに就任し、ロータス・101、ロータス・102の設計を担当した。
• 1991年 - テクニカル・ディレクターとして、リジェに移籍、JS37などを担当した。
• 1993年 - チームがシリル・ド・ルーブルに売却されたことを受け、リジェを離れた。
• 1994年 - リジェに復帰、リジェ・JS41などを設計した。
• 1996年 - トム・ウォーキンショーがオーナーとなったアロウズにテクニカル・ディレクターとして移籍、アロウズ・A18を設計した。
• 1997年 - シーズン途中にアロウズ離脱、ローラに移籍した。
• 2002年 - ローラを離れウィリアムズへ移籍した。
• 2007年 - シニアアドバイザーとしてトヨタF1チームに加入した。

エピソード

• ロータス加入の際、ジェラール・ドゥカルージュの設計した100Tを見てダーニーは、「ちょっと柔軟すぎるシャーシですね」と言った。メカニック達は大笑いしたが、当のドゥカルージュは怒り心頭だったという。
• 「空力のスペシャリスト」の異名を取るが、その才能を高く評価したのは、パトリック・ヘッドだったという。事実、ヘッドが「空力において、彼ほどずば抜けた者は居ない」と言わしめるほどだったという。