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プロジェクト‐ノート:生物/過去ログ6

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侠遺伝子という記事について

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たまたま侠遺伝子という記事にいきついて、少し疑問があったのですが、私の知見・能力を超えているのでこちらにて問い合わせさせてください。

疑問は「侠遺伝子」なる語/概念について、この漢字表記で良いのかどうかです。

  • 記事中には参考文献として2点の論文が示されていますが、いずれも英論文です。漢字の「侠」が登場するのでしょうか。
  • 外部リンクの中には「侠」という漢字すら登場しません。
  • 本文中では「野崎助教授が好きな任侠映画から命名」とありますが、ここの部分は要出典・要検証だろうと思います。(英論文を検証していませんが、さすがに論文で「自分の好きな映画から命名する」とは書かないでしょう?)

分野的にも能力的には私には手に負えないので、いちおう気になったこととして書き留めておきます。--柒月例祭会話2016年3月21日 (月) 15:07 (UTC)

参考文献の論文2件では PlestMID ですが、日本では OTOKOGI とも呼んでいるのは確かなようですね。
問題はこれに勝手に漢字を当てている(?)ことでしょうか。--Hisagi会話2016年3月21日 (月) 15:31 (UTC)
Wikipedia 的には意味の無い意見であることを承知で書くと、遺伝子名の由来が任侠映画であり、本人がその漢字をあてていることは事実です。従って現状を放置しても、Wikipedia が誤った風説の元になる虞はありません。
上記の事情は別として、原則通り適切な情報源が出なければ OTOKOGI へ改名して由来の話は除去、好ましくは MID (遺伝子) でまとめて扱うべき内容だと思います。- NEON会話2016年3月21日 (月) 16:13 (UTC)
新聞記事でも「侠」と書かれていたりするようですし、[1]とかもあり、全体的には「問題ない」内容のようですね。あとは出典を付けさえすれば。--Hisagi会話2016年3月22日 (火) 12:13 (UTC)
出典不足感は否めませんが、おもしろい項目ですね。記事名についてですが、遺伝子名について統一的な基準はどこかにありましたっけ。なければ、一般的にアルファベット大文字表記が基本かと思います。NEONさんに賛成です。もちろんこの記事について実行するときは、改めて改名提案と合意が必要でしょうけど、どこかで総論的な基準があってもいいように思います。--W.CC会話2016年3月22日 (火) 12:22 (UTC)

家畜の品種と「絶滅」「絶滅危惧」という表現について教えてください。

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私はちゃんとした知識がないので教えていただきたく参りました。

具体的にはヨークシャー種という記事のことなのですが、「絶滅危惧」とか「絶滅」という表現があります。一般的には、レッドリストで「絶滅危惧種」とかに指定されて「絶滅危惧種」と認められるんだろうなと思うのですが、家畜の品種はそもそも「生物種」ではないはずです。ヨークシャー種の場合は生物種としては「ブタ」のはずです。「家畜の品種」は、生物学などの学術的な基準ではなく、業界団体が品種登録をしたり、血統管理を行って「血統管理されていない個体」を排除することで成立するものです。たとえば父も母も正規の「サラブレッド」でも、生まれた仔馬の血統登録を忘れたら、そのウマは「サラブレッド」とは認められません。

そういう「家畜品種」に対して「絶滅」とか「絶滅危惧」という表現は何かヘンだと感じるのです。ヨークシャー種の場合には、出典に示したイギリスのサイトでも「extinct」だとか「nearly extinct in GB」だとかの表現があり、「姿を消してしまいそうな勢いで減っている」ことは確かなのですが、それを「絶滅危惧」という言葉で表現していいものなのかどうか、なんとなくおかしいと思うのですが、よくわかりません。

ちょっとした言い回しの問題で、別の表現に変えればいいだけのような気もしますし、ご教授いただきたく思います。--柒月例祭会話2016年5月21日 (土) 04:10 (UTC)

そこまでちゃんとした知識がある訳ではないですが、とりあえず。そもそも絶滅危惧とかそういう単語は生物多様性保護の観点から言われる訳ですが、種の絶滅だけが対象ではありません。個体群の絶滅など、種のレベルでは存続していてもある地域で個体群がいなくなってしまえばそれも絶滅と呼ばれるはずです。これは同じ生物種でも地域ごとに遺伝的特徴が異なり、これを多様性と捉えているためです。そういった観点から言えば品質が潰えてしまうのも絶滅と呼んで差し支えないのではないでしょうか。絶滅危惧「種」と呼んでいいのかは自分にはわかりかねますが。--Karasunoko会話2016年5月21日 (土) 04:27 (UTC)
例えば日本在来馬は日本在来のウマの品種ですが、このように絶滅という単語が使用されています。--Karasunoko会話2016年5月21日 (土) 04:47 (UTC)
コメント こんばんわ。品種の絶滅という表現を使わない事はないのかもしれませんが、Conservation statusとしての使用は誤りだと思います。ノート:近絶滅種に貘様が作成された表があり、Endangeredは、WWF-Jでは絶滅危惧種となっています。この種は亜種の場合も含むと思いますが、品種は含まないはずです(そもそも人為的に作られた品種は、自然保護と相反するような気もします)。なお、[2]で念のため「Middle White」「Pig」「Sus scrofa」「domesticus」などで検索しましたが、ヒットしませんでした。記事ヨークシャー種の「希少種」は「希少品種」とした方が良いかもしれません。--Sutepen angel momo会話2016年5月21日 (土) 09:45 (UTC)(JapaneseA)
少々質問の意図を読み間違えておりました。Sutepen angel momoさんのおっしゃる通りIUCNのレッドリストで言うところの絶滅、あるいは絶滅危惧という意味合いでいうと品種は含まれないはずです。環境省のレッドリストでも恐らく同様でしょう。逆に単語そのものを使うのはそれほど問題ないと思います。したがって例えば生物分類票のテンプレートの中で「絶滅危惧」という単語を使うのは恐らく間違い、品種保存の観点から本文中に「絶滅」という単語を使うのはそれほど問題ではないものと考えます。--Karasunoko会話2016年5月21日 (土) 11:02 (UTC)

外部リンク修正の御願いと修正方法

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皆様御存知かもしれませんが、ある日を境にナショナルジオグラフィックが一斉にリンク切れとなりました。特別:外部リンク検索でhttp://www.nationalgeographic.co.jp/newsを指定すると、表示されます(40件ほど修正しましたが、まだ400件近く残っています)。修正方法としては、

  1. 上記一覧よりURLを開き、リンク切れを確認
  2. 上記一覧より記事を開き、ナショナルジオグラフィックのURLのタイトル(カメレオン科の場合、「自然界の不思議な舌」)をWEB検索
  3. WEB検索で見つかったURLを開き、記事内の記述が出典に記載されている事を確認
  4. URLを修正

となります(例:カメレオン科)。以上、何かのついでで結構ですので、片隅にでも覚えて頂ければ幸いです。--Sutepen angel momo会話2016年5月22日 (日) 13:42 (UTC)(JapaneseA)

カテゴリ情報不足の改名提案

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Category:情報不足Category:情報不足 (環境省レッドリスト)への改名を提案します(より多くの方に御覧頂きたいのでここで提案します)。「情報不足」では汎用すぎて、誰かしらが違う意図でカテゴライズしそうです。カッコ内は「Category:絶滅 (環境省レッドリスト)」にあわせました。なお、カテゴリの跡地は削除する事も提案します。--Sutepen angel momo会話2016年10月25日 (火) 13:43 (UTC)

特に反対がなかったので改名しました。--Sutepen angel momo会話2016年11月1日 (火) 13:49 (UTC)

テンプレート呼び出しで引数が重複しているページ

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Category:テンプレート呼び出しで引数が重複しているページのうち、生物記事を100記事ほど修正しましたが、以下が修正できずに残っています(他にも見落としがあるかもしれません)。

何方か修正して頂ける方がいらっしゃれば、何卒宜しく御願いします。--Sutepen angel momo会話2017年1月21日 (土) 10:24 (UTC)(JapaneseA)

  • 最初の二つはいいとして、「その他出典を付加する際の重複指定」については、どの出典情報のどの部分に重複指定があるのかわかりますでしょうか。私は、Citationテンプレートのフィールドを重複指定しているのだろうと思って、アジサイジャバラタゲリルリトウワタ、のソースをチェックしてみたのですが、ルリトウワタ以外は重複指定箇所を見つけられませんでした。
もしそれがわかるのであれば、重複指定のある出典番号も併記していただけると助かります。Sutepen angel momoさんも、それがわからないから、あるいはそれを調べるのが手間だからここで依頼しているのだ、ということであれば申し訳ありません。--Loasa会話2017年1月22日 (日) 12:27 (UTC)
早速の御返事ありがとうございます。どれかは勿論わかっています(つきとめましたが、力不足故修正できかねました)。例えばアジサイをプレビューで見ると「警告: アジサイは複数の「url」パラメータを伴ってTemplate:Citationを呼び出しています。提供されている最後の値のみが使用されます。」と表示され、ソース内を「url」で検索すると「2016年11月5日 (土) 08:29 UTC」の場合は、26番という事がわかります。1つめと2つめは、先達の皆様の知識に期待するところでありますが(私が知っている分類は既に古く、最新の分類はどの文献を見るべきかもわかりかねますし)、出典エラーは、広く皆様に「何番目が間違っているので」と言うつもりはなく、これらの記事を書かれた方に「覚えていたならば」修正を御願いしているつもりです。勿論、加筆者以外の方の修正でも構いませんが、加筆者でないと多分難しいと思います。よって、出典の何番目、というのは省略させて頂きます。--Sutepen angel momo会話2017年1月22日 (日) 13:06 (UTC)

コメント 追加します。

--Sutepen angel momo会話2017年1月25日 (水) 13:44 (UTC)

チェック 生物知識が必要なエラーは全て修正完了となりました。修正に御協力して頂いた方には御礼申し上げます。--Sutepen angel momo会話2017年7月8日 (土) 00:35 (UTC)

[意見募集]鳥類プロジェクトにおける品質評価テンプレートの存廃について

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プロジェクト‐ノート:鳥類/評価において、鳥関係の記事ノートに多数貼付されている品質評価表示の全廃を提案しました。数日たちましたがなかなかコメントが集まらないので、関心をお持ちの方がおられるであろうこちらのプロジェクトにも告知させていただきます。ぜひ賛否の表明をお願いします。--Kojidoi会話2017年3月3日 (金) 18:12 (UTC)

Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/ルバーブ 20170511

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Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/ルバーブ 20170511にて、ルバーブの良質な記事選考が提出されていますので、関連する分野であるこちらのウィキプロジェクトへお知らせいたします。--Yapparina会話2017年5月28日 (日) 05:34 (UTC)

記事冒頭で「特定動物。」と書くことについて

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例えば「アフリカニシキヘビ」など、記事冒頭で「○○○○は、××科××属に分類される△△。特定動物」などと書かれている記事が結構あるようです。

これについて「そもそもJPOV的に冒頭に書くのはどうか」という点と、「人間やその財産に危害を加える(可能性のある)動物」であることを端的に表す基準としてそれはOKとした場合にも「ただ4文字、特定動物とだけ書くのはどうか」という点、2つの問題があるかと思いますが、いかがでしょうか? --Hisagi会話2017年10月16日 (月) 11:08 (UTC)

指定法令を明確にするために「動物愛護管理法の規定に基づく特定動物」とするのはいかがでしょうか。--ウミユスリカ会話2017年10月16日 (月) 14:12 (UTC)
ありがとうございます。ウミユスリカさんのご意見としては「冒頭に書くこと自体はOK」ということでしょうか。それと(そもそも個人的には冒頭はNG寄りだったこともあり)後出しで申し訳ないですが、書くならあくまで「日本国内での扱い」ということですから、根拠法令よりは「日本における」という断り書きがまずあるべきな気がします。「日本においては、人間や所有財産に害を加える恐れのある特定動物に指定されている。」とかでしょうか。ちょっと堅いですが。--Hisagi会話2017年10月16日 (月) 14:38 (UTC)
コメント 1点目。本ケースのような人間主体の記述は冒頭ではなく「人間との関係」節に記載すべきだと思います(イエネコイヌのような人間がいなければ存在しなかったものは別ですが)。少し話はそれますが、人間(日本人)と関りが深そうな生物の記事での「人間との関係を示す記述」は、ハブ (動物)ニホンマムシウシガエルオオスズメバチヤギは冒頭で記載なし、イエシロアリオオクチバスアメリカザリガニヌートリアヒアリウマは冒頭に記載ありで、特に統一はされていないようです。2点目は一任します。「特定動物。」だけでもリンクを見れば何の事かわかりますので、このままでも構いませんし、御二方が御提案の文でも構いません。--Sutepen angel momo会話2017年10月16日 (月) 22:08 (UTC)(JapaneseA)

以前からWikipedia日本語版において「特定動物」の用法に強い違和感を持っていました。と申しますのも、「特定動物」という語は特定法令の指し示す「特定動物」に限らず、普通名詞としても意味を持ってしまうからです。私の提案の含みは、日本国内での特定法令の特定動物であると明示するところにあります。--ウミユスリカ会話2017年10月17日 (火) 05:17 (UTC)

意図は理解しました。いわゆる政令指定都市を「地方自治法の規定に基づく政令指定都市」と書くような意味合いですね。(それに対して私の案は「大都市制度としての政令指定都市」とするようなものでしょうか)--Hisagi会話2017年10月21日 (土) 15:20 (UTC)

IUCNの虚偽編集

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Moss様により管理者伝言板に報告されているIP:61.197.100.147会話 / 投稿記録 / 記録 / Whois氏の編集について。故意に荒らしているのか、間違えているのかはわかりませんが、論点は全Rvする必要があるかどうかです。ニューカレドニアクイナの編集は誤り[3]でしたが、フクロモグラは、LCで正解[4]のようです。同様にエゾアカネは誤りで、ニュージーランドクイナは正しいようです。さて、今のところ120記事ほどが対象ですが、一律全Rvとすべきでしょうか?--Sutepen angel momo会話2018年1月30日 (火) 08:30 (UTC)(JapaneseA)

全てリバートするのが理想ですが、まずは誤情報の除去・修正を優先するべきでしょう。単にIUCNへのリンクを貼っただけでは出典元の引用方法を満たしていないと過去に指摘を受けたことがありますので、手間はかかりますが引用文も明記するべきだと思います(IUCNレッドデータの一番下にある著者・年・doi・バージョンなどが明記された文章)。残りの対処は更新作業も含め後ほど進めます。--Moss会話2018年1月30日 (火) 14:04 (UTC)
コメントありがとうございます。印象としては「編集は7割正しい」といった感じです。2018年1月26日と27日UTCをチェックしましたが、全Rvすると逆に間違いが増えるように思います。「IUCNへのリンクを貼っただけでは出典元の引用方法を満たしていない」は、なぜかはわかりかねますが、とりあえず間違ったstatusを正しくする事自体は良き編集だと思っています。--Sutepen angel momo会話2018年1月30日 (火) 15:38 (UTC)

コメント これにて全てのチェックが終わりました。活動停止したのか、別IPで編集を続けているのかはわかりません。発見された方は このノートに報告頂ければ幸いです。--Sutepen angel momo会話2018年1月31日 (水) 03:39 (UTC)

コメント 2018年2月2日 (金) 07:08 UTC までのチェックが終わりました。今回は7割ダメです。--Sutepen angel momo会話2018年2月2日 (金) 12:52 (UTC)

コメント 2018年2月11日 再度の活動をジンベイザメ, ノコギリエイ, ニューカレドニアクイナで確認しました. rvしてあります. 管理者伝言板にも報告, ブロック依頼をいたしました.--Pseudoanas会話2018年2月11日 (日) 08:45 (UTC)

ジンベイザメについては, 私の過誤でありましたので修正しました--Pseudoanas会話2018年2月12日 (月) 10:24 (UTC)

コメント 2018年2月12日 (月) 23:51 UTC までのチェックが終わりました。ローソンヒノキですが、学名はChamaecyparis lawsonia(この名ではIUCNヒットせず)と記載されていますが、出典[7]ではChamaecyparis lawsoniana、で、一致していません。この出典で良いのであれば、記事の学名を修正し、NT2.3をNT3.1に修正する必要があります(あるいは出典間違いで除去するか)。--Sutepen angel momo会話2018年2月13日 (火) 11:19 (UTC)

返信  シノニムかと思ってキュー植物園のデータベースで"Chamaecyparis lawsonia"を調べて見たのですが見当たりません。どうやら単なる書き間違いだったようですので、学名を修正しておきました。保全状況に関しては、生物分類表のstatusをNT3.1と書き換えただけではランキングが消えてしまい修正方法がわからないのでそのままにしてあります。--Loasa会話2018年2月15日 (木) 11:06 (UTC)
修正ありがとうございます。NT3.1にしました、問題がないか確認して頂ければ幸いです。--Sutepen angel momo会話2018年2月15日 (木) 11:51 (UTC)
こんにちは。すでにご認識されているかと思いますが、IP:157.65.80.178会話 / 投稿記録 / 記録 / Whois氏によって同様の編集が行われています。ご確認をお願いします。--翼のない堕天使会話2018年2月21日 (水) 23:51 (UTC)
うわっ知りませんでした。情報ありがとうございます。ちょっと忙しくて対応できません。--Sutepen angel momo会話2018年2月22日 (木) 12:08 (UTC)

コメント 157.65.80.178の2018年2月22日 (木) 21:13 UTCまでをチェックしました。なお、IP:124.154.37.54会話 / 投稿記録 / 記録 / Whoisも同一人物のようですね。--Sutepen angel momo会話2018年2月24日 (土) 03:59 (UTC)

コメント 157.65.80.178がブロック明けに編集を再会しました。編集はシロフクロウの1つのみで、この編集は問題ない事を確認しました。--Sutepen angel momo会話2018年3月6日 (火) 10:16 (UTC)

コメント いつの間にか活動を再開していたようです。2018年4月18日 (水) 13:00 (UTC)までをチェックしました。題名のない音楽会は当プロジェクトの範囲外ですので、ノーチェック。

総じていえば、今回のチェックでは「サイチョウ科」の編集の真偽が不明なので一応Rvしましたが、虚偽と呼べるような編集はないようです(コビトキツネザル科は、現状の記事名が標準和名になっていない事自体が問題)。--Sutepen angel momo会話2018年4月18日 (水) 13:43 (UTC)

コメント 2018年4月20日 (水) 13:00 (UTC)までをチェックしました。

他は問題なし。--Sutepen angel momo会話2018年4月20日 (金) 13:43 (UTC)

コメント 2018年4月23日 (月) 13:00 (UTC)までをチェックしました。--Sutepen angel momo会話2018年4月24日 (火) 12:07 (UTC)

(インデント戻します)対処ありがとうございます。以前にコウテイペンギンの件でも申し上げましたが、学会による標準和名というものが明記されている生物群はかなり限られ、されにそれはもっぱら日本産に限定されます。例として私の執筆範囲(主に四肢動物。まれに魚類。)かつ知る限りでは標準和名が明言されているのは日本産の魚類・両生類・爬虫類くらいです。標準和名とは明記されていないが鳥類では日本産のものについては日本鳥類目録というものがあります。哺乳類は2018年現在日本哺乳類学会によって標準和名を設けようとする動きはありますが、まだ案の段階であり確定事項ではありません。コビトキツネザル科も含めた霊長目の和名については2000年以降に多くの亜種が独立種とされるなどの大きな分類の変動があったこともあり、和名が定まっていない状態でした(できれば比較のためにも複数種が掲載された文献・論文を参考にするように心がけてはいましたが)。2018年になり日本モンキーセンター(専門機関)による近年の分類を網羅した霊長目全種の和名リスト(近年の分類・他種と比較できる)が公開されたため現在これを元に修正を試みていますが、先に挙げた日本哺乳類学会の標準和名が確定しこれらと齟齬が生じるようであればまたWikipedia:日本語版の霊長目の和名について大規模な変更が行われる可能性もあります。無論こうした問題があるといっても好きに名称を付けていいものではなく、専門的な出典をできれば複数用意して検証可能性を満たし、新種・分類に変更があるおそれがある場合は作成などを保留するなどといった姿勢が必要でしょう(これらについての問題はPJ:BIOで名称のガイドライン作成のきっかけとなったフクロモモンガダマシのノートなどを参照)。ケナガワラビーはケナガワラルーの誤植、シラガサイチョウは明記されていないが記述のある出典はあり、アマゾンマナティーはアマゾンエリアで展示しているのは疑問ですが分布をみる限りではアメリカマナティー(基亜種アンティルマナティー)のようです。問題となっているIPアドレスについてはLTAと認定しましたので、以後も出没ごとに対処を行う予定です。--Moss会話2018年5月3日 (木) 10:37 (UTC)

コメント 5月9日 0:00 UTCまでチェック完了。--Sutepen angel momo会話2018年5月10日 (木) 13:16 (UTC)

  • 報告 新たにIP:210.139.83.126会話 / 投稿記録 / 記録 / Whoisが出現しました。半分以上の編集は問題ないのですが、たまに虚偽があるところが一連の利用者と一致しています。カラスガレイ 2019年2月19日 (火) 07:36 UTCまでチェックし、IUCNで検索してヒットしなかったものはRvしました。
    • サバクキンモグラなどいくつかの編集が虚偽でした。
    • ニューカレドニアズクヨタカは問題ないと判断しました。
    • トムソンガゼルはGazella thomsoniiで検索するとEudorcas thomsonii(Thomson's Gazelle)にヒット。値は一致したので、Rvせず(学名変わったのか?)。
    • モモイロバトはColumba mayeriで検索するとNesoenas mayeri(Pink Pigeon)にヒット。値は一致したので、Rvせず(学名変わったのか?)。
    • ボーダンクロオウムはCalyptorhynchus baudiniiで検索するとZanda baudinii(Long-billed Black-cockatoo)にヒット。値は一致しないので、Rv。
    • セアカヒメミフウズラはTurnix castanotaで検索するとTurnix castanotusにヒット。値は一致したので、Rvせず(Wikipediaの記事内の学名正しいのか不明?)。
    • キバシカササギはPica nuttalliで検索するとPica nutalliにヒット。値は一致したので、Rvせず(Wikipediaの記事内の学名正しいのか不明?)。
--Sutepen angel momo会話2019年2月19日 (火) 07:40 (UTC)

生物分類表の保全状況評価の表示に関するテンプレート群について

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専門じゃないのだったら邪魔だから手を出すなと言われればそれまでのことなのですが, Category:Template of Conservation status にまとめられているテンプレートのうち IUCN 関係のものについては, 例えばTemplate:Endangeredのように現在のバージョンに対応していないものがあります. これについてはどう対応したらいいのかよくわからないところです. また, 今後も IUCN のバージョンは変わるわけですので, できればテンプレートを使用せずに本文中に記載する(もちろん出典付きです)方式の方が変更に対して柔軟に対応できるものと思うのですが, 今後どのように対処すればよろしいか御教示くださるようお願いいたします. つまりは, 以下の2点なのですが

  • 今後も IUCN のバージョンが変わることが想定されるのだから, その都度テンプレートの変更, 作成が行われるまでは変更を反映することができない状況はおかしいのではないか.
  • できれば, そのような不便なテンプレートを使用せずに記事本文に直接記載する方法ではダメなのだろうか.

御教示くださるようお願いいたします--Pseudoanas会話) 2018年2月14日 (水) 17:24 (UTC). 撤回します.失礼いたしました.--Pseudoanas会話2018年2月23日 (金) 16:21 (UTC)

リュウキュウガネブについて

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リュウキュウガネブについて, YListではエビヅルの別名としております. つきましては, 本件記事が単独記事たりうるかどうかについてノート:リュウキュウガネブ御意見をお寄せくださるようお願いいたします.--Pseudoanas会話2018年3月28日 (水) 14:27 (UTC)

議論終結とさせていただきます. ご協力に感謝いたします.--Pseudoanas会話2018年6月15日 (金) 17:12 (UTC)

アフリカンゴールデンウルフへの記事リンクについて

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初めまして。題名にあるアフリカンゴールデンウルフについてご相談したいことがあります。本種の和名に対して「出典が専門的な文献からではなくネット記事のみと不足している」との指摘があり、 その為にイヌ科イヌ属からリンクを外され孤立した記事となってしまっていました。 私には専門的な知識が無く加筆できないのですが、「孤立状態となっていることも問題では無いか?」と考え利用案内での相談に相談したところ、 「記事自体のリンクを行った上で記事に問題があることを示すテンプレートを貼った良いのでは」とのアドバイスを頂きました。 上記を踏まえ、アフリカンゴールデンウルフにTemplate:暫定記事名を貼りリンクを繋げようと考えています。 既に利用案内での相談はしてはおりますが、本プロジェクトでの編集方針として問題はありますでしょうか?--toppa会話2018年4月15日 (日) 13:25 (UTC)

(宛 toppa様)上の 学名ラテン語の記事名について の議論を参考にして御検討をされてはいかがでしょうか.--Pseudoanas会話2018年4月18日 (水) 13:53 (UTC)
コメント 記事名が適切でない記事に対し行われるべき修正はWikipedia:改名提案であって、たったそれだけの単純な理由により記事そのものの存在と内容一切を全否定して孤立させ読者に対する検索性を阻害してしまう処置は少々乱暴すぎる対処ではないかな、と考えます。暫定記事名を貼付した上でリンクを戻しても良いように思いますが。--Nami-ja (会話 / 履歴) 2018年5月30日 (水) 06:01 (UTC)
コメント  少し調べてみましたが、CNNの日本語記事では「アフリカキンイロオオカミ」、ナショナルジオグラフィック日本語版では「アフリカンゴールデンウルフ」と書かれていました。CiNiiJ-STAGEではヒットしませんでしたし、標準和名はまだ定まっていない可能性もあります。「暫定名として英語名をカタカナ表記したものを使用する」などと説明書きをした上でテンプレートを貼っておくのがよいかと思います。あくまで暫定名なので、他の記事からリンクを貼る際にはパイプ付きリンクを使用して学名や英語表記を使用してもよいのではないかと。--SilverSpeech会話2018年6月2日 (土) 12:02 (UTC)
アフリカンゴールデンウルフ(仮称)ことCanis anthusの記事は削除依頼に提出しました。SilverSpeech氏についてはノート:ロンサム・ジョージ(アフリカンゴールデンウルフと同様の出典・問題で、ファウストガメと記述しようとしていた件)・利用者‐会話:SilverSpeech/過去ログ1にて警告を行いノート:ガラパゴスゾウガメ(他の誤訳記事や荒らしの対処で後回しになっていましたが、こちらの対処も再開した方がよさそうですね)にて問題の一部を掲載していますが、どうやら私からの警告を気にもとめてらっしゃらないようですね。--Moss会話2018年6月3日 (日) 14:42 (UTC)
提案させて頂きながら大きく時間を開けてしまい申し訳ありません。学名ラテン語の記事名について の議論が再開したこともあり、様子をうかがいつつ対応に悩んでいたのですが、記事の削除提案が行われているという状態に困惑しております。確かに現状、出典が大きく不足しているのは事実だと感じております。ですが私としては今後少しでも詳しい方が記事の存在に気づき、記事が発展していく流れのほうが良いのでは?と考え、今回の提案をさせて頂いた次第です。しかしながら現在削除提案をされたのならば、一旦その結果を待って、本提案を進めるか取り下げるか検討したいと思います。--toppa会話2018年6月4日 (月) 16:02 (UTC)
コメント #学名ラテン語の記事名についての議論を再開させた者でございます。内容および記事名についての出典さえしっかりしていれば記事名の決定に関する条件を(最初に私が提出した案を叩き台とした方法で)緩和しても良いのでは、というのが私の基本的なスタンスではございます。しかし、削除依頼ページにおける依頼者・Mossさんのご指摘にもありますが、この記事の場合は単に記事名のみに留まらず、内容を保証する存在たるべき出典の用い方などにも問題があると考えられます。私は実は生物学に関してあまり詳しくなく、票を決定するにはまだ疑問のある点が残ってはおりますが、素人目線からでも既に削除依頼ページに投下させて頂いた様な記事の存続に不利な要素を見つけてしまっております。仮に疑問点がクリアされたとしても、現時点で特筆性を保証してくれるだけでなくWikipedia:削除の方針のケースDやEに当たらないほどの信頼できる情報源が極端に少ないと思われるものを、十分な出典が生まれるまで放置しておいても良いのか、という論点になると存じます。toppaさんは、詳しい方が記事を加筆して下さる事を期待されていたのでしょう。しかし、むしろ詳しい方が気付いたからこそこの流れになっている様に思われます。知識があればあるほど、人は慎重な姿勢となるのやもしれません。英語版記事(en:African golden wolf)の現在版はどうなっているのか確認致しましたが、あちらでもこちらと同様に Canis aureus のためのIUCNレッドリストが出典とされていた為、削っておきました(en:Special:Diff/840367496/next)。英語版Wikipediaは母語話者以外の活動も数多く見られる(≒人が多く集まる)ところですので、もしこの私の編集が不適切であるならば合理的な理由の説明とともに差し戻しが行われる事が考えられます。それ以外の記述に目を向けますと身体的特徴についての節(Physical description節)が存在し、一見すると分量がある様に思われますが、よくよく読みますと具体的な形態の説明は2種の分離を提唱する論文(doi:10.1016/j.cub.2015.06.060)が発表された2015年よりも前のものがほとんどとなっています。出典のうちオープンアクセスとなっている Mivart (1890:41–3) に目を通しましたが、記述は Canis anthus についてのものとなっています。英語版記事においてこの典拠を使用された方は、特に C. aureusキンイロジャッカル)との差異を説明していないものであっても、2015年よりも前に一旦独立種とされた事のある C. anthus を説明した信頼できる情報源であれば問題ないだろう、という認識であった事が窺えます。--Eryk Kij会話2018年6月7日 (木) 12:38 (UTC)
報告 英語版記事における編集ですが、「[IUCNレッドリストの] C. aureus のページにおけるアフリカに分布する個体全ては [C.] anthus のことを指している[ので、2008年最終更新のデータを出典として用いる事には何の問題もない]」という旨のコメントと共に差し戻しが行われました(en:Special:Diff/844816219/next)。--Eryk Kij会話2018年6月8日 (金) 13:12 (UTC)

Neocaridina davidi について

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レッドチェリーシュリンプの原種である Neocaridina davidi (出典1)について、日本に定着していることが学術的に明らかになった(出典2)ため、これを記事に盛り込む方法を検討しています。今後、他のエビにおいても同様の判断が求められる可能性が高いため、プロジェクトを通すこととします。

論点1 標準和名は存在するか

「レッドチェリーシュリンプ」または「チェリーシュリンプ」が Neocaridina davidi の標準和名であるならば、議論の余地なくこれを Neocaridina davidi の記事とすることが可能です。しかしながら、そのような扱いを示す学術資料は見つかりません。したがって、私は標準和名は存在しないという立場をとります。

論点2 学名と商品名を単一記事で扱うか、別記事で扱うか

標準和名が存在しない場合、次のような選択肢があります。

  1. 商品としてのレッドチェリーシュリンプを含めて学名記事で扱う
  2. 種としての Neocaridina davidi を含めて商品名記事で扱う
  3. 学名記事と商品名記事を併存させる

Wikidataを見ると学名8商品名11と取り扱いが割れていますが、併存しているケースはないようです。言語間リンクの混乱を避けることを考えると、単一記事とする(レッドチェリーシュリンプに集約し、必要に応じて記事名を変更する)ことが望ましいと思われます。

論点3 単一記事とする場合、記事名をどうするか

プロジェクトのルールに従うと、カタカナ学名→アルファベット学名→俗称の順に優先されます。つまり以下のようになります。

  1. ネオカリディナ・ダビデ
  2. Neocaridina davidi
  3. レッドチェリーシュリンプ または チェリーシュリンプ

カタカナ属名は用例がありますが、カタカナ種小名は用例が見当たりません。また、日本語俗称としてはレッドチェリーシュリンプの方がやや有力ですが、商品名を記事としている他言語版は全てチェリーシュリンプ相当となっています。どれも一長一短で、意見を決めかねています。

以上の各論点について、皆さんのご意見を頂戴したく思います。--ぬまえびす会話2018年8月7日 (火) 15:05 (UTC)

情報 2014年の論文では観賞用の甲殻類のリストで学名「Neocaridina david」、標準和名「シナヌマエビ」、商品名「レッドチェリーシュリンプ」と記載されています。2017年の論文では中国産外来種「Neocaridina denticulata sinensis」の標準和名を「シナヌマエビ」としているようです。北海道庁の専門部署が運営している北海道外来種データベースでは「シナヌマエビ Neocaridina denticulata sinensis」と書かれています。「ブツエビ」の名前で売られている釣りの餌用のエビが「シナヌマエビ」だと書いているサイトもいくつか見かけましたが、こちらは真偽不明です。--SilverSpeech会話2018年8月8日 (水) 05:06 (UTC)

貴重な情報をありがとうございます。「2014年の論文」の立場を採るのなら、レッドチェリーシュリンプシナヌマエビに移動し、そちらに Neocaridina davidi に関する記述を集約することで解決できる可能性がありますね。しかし、「2017年の論文」では「シナヌマエビ」とは別に Neocaridina davidi のシノニムとされた Neocaridina heteropoda heteropoda が定義されていますので、この段階で見解の相違があることになります。引き続きご意見を募集します。--ぬまえびす会話2018年8月8日 (水) 07:03 (UTC)

コメント Niwa 2017は「中国のシナヌマエビN. d. sinensis」の後で「N. d. davidi: formerly N. d. sinensis」と書いてますから、シナヌマエビ=Neocaridina denticulata davidiという立場なのでしょう(N. h. h.は全くの別種として触れられているように思います)。Shih et al. 2017(出典2)の系統樹を見るとN. denticulataN. davidiは確かに近縁で、亜種扱いの方が妥当なのかなとも思います。種を分けるにはベイズ法・最尤法どちらの支持も微妙です。
それで、種にせよ亜種にせよ項目名はシナヌマエビが良い(分類階級の相違を吸収できる)と思うのですが、現在流通しているレッドチェリーシュリンプの原種は本当にN. davidi/N. d. davidiなのでしょうか。一般にはそう言われているようですが、確たる出典が見つかりませんでした。なので、内容的にもアクアリウムに偏っているレッドチェリーシュリンプは移動せず、新たにシナヌマエビを作成した方が良いと思います。- NEON会話2018年8月8日 (水) 08:57 (UTC)
ご意見をありがとうございます。結論として項目名をシナヌマエビとすることには一定の妥当性があると考えます。種・亜種の定義に関する議論からの独立が(項目名に関しては)保たれますし、単一とはいえ出典があります。当議論において他に提案がない場合は、そのようにしたいと思っております。
レッドチェリーシュリンプの原種であるか否か、原種であるとして同一記事で扱うべきかについては、ご指摘を踏まえてさらなる議論が必要と思われますので、一旦レッドチェリーシュリンプを存置したまま新記事を作成することとし、後日改めて統合に関する議論を提起することとします(個別性が強いため、当該記事ノートに提案してこちらへ告知する形となります)。さしあたって、言語間リンクをどうするかという問題が発生しますので、この点についてご意見を頂戴したく思います。--ぬまえびす会話2018年8月8日 (水) 14:20 (UTC)

コメント 2018年の英語論文によると、2013年に「Neocaridina heteropoda heteropoda」と「Neocaridina denticulata sinensis」は「Neocaridina davidi」のシノニムだとする論文が発表されています。また、「red cherry shrimp」で検索すると2010年代の論文で学名を N. davidi としているものが多数ヒットします。2013年のレッドリストでは Neocaridina denticulata ssp. davidi の名称が使用されていますが、分類の混乱が原因でデータ不足となっています。前に紹介した2017年によるとカワリヌマエビ属の種・亜種レベルの分類は分子系統学的解析により再編が進められているところだそうですから、再編の影響で学名がまだ安定していないのでしょう。レッドチェリーシュリンプの原種は日本で釣り餌用として流通しているシナヌマエビ、従来の学名 N. d. sinensis であり、学名については論争中というところではないでしょうか。「シナヌマエビ」を新規立項するなら、言語間リンクをつけかえて「レッドチェリーシュリンプ」は観賞用品種としてwikidataに項目を作り直した方がよいかと思います。--SilverSpeech会話2018年8月9日 (木) 00:44 (UTC)

Neocaridina heteropoda heteropoda が Neocaridina davidi のシノニムであることについては、2018年現在多数説のようです。しかし Neocaridina denticulata sinensis はShih & Cai 2007で台湾中部・ハワイの個体群に命名されており、Shih et al. 2017(出典2)における Neocaridina davidi とは明らかに別系統です(Shih et al. 2017において亜種区分がされていないのは、側系統になってしまった旧 Neocaridina denticulata denticulataの扱いを決めかねているものと推測します)。シナヌマエビの名称は両者に使用されており、このあたりの分類の混乱は立項時に本文中で触れる予定です。いずれにせよ、今回の目的は Neocaridina davidi (旧 Neocaridina heteropoda heteropoda)の日本定着に関する記述ですから、レッドチェリーシュリンプの原種であるか否かで意見が分かれるのであれば、議論を分離するのが賢明であると判断したものです。
wikidataの「Neocaridina heteropoda」は日本語版のシナヌマエビに接続し、日本語版のレッドチェリーシュリンプのみが属する項目を新たに作成、他言語版がいずれに属するかは各プロジェクトの判断に任せるという理解でよろしかったでしょうか。異論はありませんので、当議論において他に提案がない場合は、そのようにしたいと思っております。--ぬまえびす会話2018年8月9日 (木) 03:59 (UTC)

シナヌマエビを立項しましたので、本議論は終了とさせていただきます。なお現状では記事としての質が高いとは言えないため、時間をかけて改善を図っていくつもりです(Liang 2002の原典にあたれば格段に充実すると思われます)。ご協力いただきましたSilverSpeechさんとNEONさんにお礼申し上げます。--ぬまえびす会話2018年8月12日 (日) 16:05 (UTC)

写真の判定について

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メダカ」においてキタノメダカとして2枚の写真が紹介されていますが、東京都においてキタノメダカの生息が報告されていないことから、ミナミメダカと思われます(形態で言えば、オスは尾鰭付け根の着色が太めでややミナミ寄りですが微妙なところ、メスはこの部分にピントが合っていません)。しかしながら、これを検証可能な形で主張するのは困難であり、また他の生物においても同様の状況が発生しうるため、プロジェクトにおいて写真の種判定に関する方針があった方がよいのではないかと考えます。もっとも、疑義が生ずる都度プロジェクトに持ち込む以外に良い方法は思いつきませんが…

ひとまず、メダカの件と、今後同様の状況が発生した場合の取扱について、それぞれ皆さんのご意見を頂戴したく思います。--ぬまえびす会話2018年8月27日 (月) 05:03 (UTC)

一般論の方ですけれども、ここやノートで知ってる人に訊くしか無いと思います。自分も怪しい画像はなるべく除去するようにしています。過去にも何件か議論がありました。
あと生物の分布域は、画像に限らず内容の検証材料として有力なので、議論の中で判断材料として挙げるには良いと思います(ノート:蟻浴)。独自研究だと主張する人がいると話が進まなくなってしまいますが。- NEON会話2018年8月27日 (月) 08:43 (UTC)

ありがとうございます。写真をアップロード・記事に採用した方に根拠を問い合わせ、回答がなければ除去することとします。--ぬまえびす会話2018年8月28日 (火) 23:36 (UTC)

改名提案のご案内

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たびたびお騒がせして恐縮です。プロジェクトの方針に基づき、Panulirusイセエビ属へ改名することを提案しています。ノート:Panulirusにて合意形成にご協力をお願いします。--ぬまえびす会話2018年8月29日 (水) 02:01 (UTC)

改名が完了しましたのでご報告申し上げます。--ぬまえびす会話2018年9月5日 (水) 02:33 (UTC)

サバンナモンキー関連記事名の議論のご案内

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Portal‐ノート:生き物と自然で、Portal:生き物と自然/執筆依頼にあるサバンナモンキー関連の記事の名称について議論を提起しております。もしよければごらんください。--さえぼー会話2018年9月4日 (火) 05:28 (UTC)

Oxygastrinaeの記事名について

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クセノキプリス亜科を立項したところ、記事名が適切でないとのご指摘をいただきました。代替案がない状況ですので、ノート:クセノキプリス亜科で皆さんのご意見を頂戴したく思っております。--ぬまえびす会話2018年9月5日 (水) 02:33 (UTC)

カテゴリの改名提案

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名称と運用が一致しないため、上記の通り改名提案を行っております。詳細はCategory‐ノート:ヤドカリをご覧ください。--ぬまえびす会話2018年9月6日 (木) 14:25 (UTC)

改名が完了しました。--ぬまえびす会話2018年9月17日 (月) 23:48 (UTC)

範囲が狭すぎてカテゴリの用をなさないため、改名による範囲の拡大を提案しています。詳細はCategory‐ノート:アナジャコをご覧ください。--ぬまえびす会話2018年9月17日 (月) 23:48 (UTC)

改名が完了しました。--ぬまえびす会話2018年9月24日 (月) 10:29 (UTC)

カテゴリの名称について

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Category:頭足綱Category:頭足類の両方が存在するようです。使い分ける手段はないと思われるためいずれか一方を削除依頼に出すつもりですが、どちらを採用すべきか皆さんのご意見を頂戴したく思います。他との整合の問題が起こりうるため、ノートページではなくここで議論することとします。--ぬまえびす会話2018年9月11日 (火) 05:52 (UTC)

Wikipedia:削除依頼/Category:頭足類を提出しました。--ぬまえびす会話2018年9月18日 (火) 08:05 (UTC)
  • 情報 「Category:頭足類」関連として以下のカテゴリも存在しています。
  1. Category:頭足類の体
  2. Category:頭足類に関する文化(サブカテゴリ有り)
  3. Category:頭足類を題材にした作品(未使用カテゴリ)
  4. Category:頭足類を題材とした映画作品(未使用カテゴリ)
これらの扱い(改名、削除など)もどうするか検討した方が宜しいかと。--Challemoni会話2018年9月23日 (日) 06:26 (UTC)

体・文化・作品は「頭足綱」というよりは「頭足綱に分類される生物=頭足類」に関するものですから、ただちに変更する必要はないように思われます(魚類などでも同様の不一致があります)。もっとも、生物全体で一定の基準の元に統一するというのであれば反対するつもりはありません。--ぬまえびす会話2018年9月24日 (月) 10:29 (UTC)

乳酸菌系の菌株・宣伝記事について

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ちょっとガセリ菌SP株という記事を見かけまして、気になったので調べてみると、乳酸菌の菌株・宣伝記事がこれだけあるようです。

多くは特定企業・個人によって研究されているものですが、宣伝記事の存続、削除の基準があいまいなので、皆様の意見を聞かせてください。仮に存続としても、ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株ヤクルト(または代田稔)へ、ガセリ菌SP株雪印メグミルクへ、乳酸菌LS1乳酸菌LS1 (菓子)へのリダイレクトで良いような気もしますが。--Crion会話2019年4月7日 (日) 03:38 (UTC)

分類の基準の更新

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PJ:BIO#分類の基準では、「『理科年表』平成16年版」や「『生物学辞典 第4版』」(岩波生物学辞典 第4版のこと)が挙げられていますが、現在、

が出版されており、更新が望ましいと思います。また、「『学術用語集 動物学編』(文部省 1988年)」も挙げられていますが、PJ:BIO#寄せられた意見のような問題もあり、上記2書籍に基づくことによりこの参照は不要だと思いますので、除去することを提案します。--Kingfiser会話2019年12月15日 (日) 22:43 (UTC)

この議題に関して、1年以上経ったもののどなたからも意見がないのですが、ひとまず『岩波生物学辞典』については旧版である第4版に準拠する理由がないため、議論の余地はないと考え全て第5版に更新します。また、上記の動物界における分類体系に関しても、かなり古い『学術用語集 動物学編』(文部省 1988年)または『理科年表』平成16年版に準拠する理由はないと思いますので、『岩波生物学辞典 第5版』に差し替えます(現時点で理科年表に準拠する理由はあまりないと見受けられます)。
その他の分類群に関しては、最新の分類体系に基づき適宜調整の必要があると思います。被子植物に関してはAPG III (2009)が挙げられていますが、同様の理由で旧版に準拠する理由はなく、APG IV (2016)に更新します。日本語の文献としてはHaston et al. (2007)のLAPGに準拠した邑田・米倉(2010)『高等植物分類表』も参考になるかと存じます。これには維管束植物が含まれます。シダ植物に関しては、小葉類大葉シダ類ともにPPG I (2016)というcommunity-derived(研究者のコミュニティで広く受け入れられている体型を整理したもの)の分類体系がまとめられていますので、それを追加することをここで提案します。ひとまず反対意見がなければ1週間で追加します。その他に関してはより小規模な分類群に関してより正確な分類体系がお更新されつつあると思うのですが、知識に乏しいため、ご意見を賜りたいです。--Kingfiser会話2021年3月25日 (木) 20:06 (UTC)

当PJ関連記事が良質な記事として選考中です (2019年12月期)

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当プロジェクトに (直接・間接的に) 関連する以下の1記事が現在、良質な記事の選考中です。

タガメノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年1月3日 (金) 14:52 (UTC) (※左記より最大4週間延長される場合があります)
  • 【選考エントリータイプ】: 他者推薦
  • 【主筆者】: 要塞騎士さん加筆 (月間強化記事賞候補時)
  • 【過去の関連選考】: コウイカ (2019年12月、選考通過) - 生物関連の直近選考案件 (Kingfiserさん主筆) です。
タガメは、カメムシ目コオイムシ科のタガメ亜科に分類される水生カメムシ類の総称、またはそのうちの1種 Kirkaldyia deyrolliを指す和名である。カメムシおよび水生昆虫としては日本最大級で、日本の一般的な水生昆虫である。知名度の高さに加え、学術的にも貴重な種だが、現在は絶滅が心配されている。…… — Template:強化記事 (oldid=74924923) より概説抜粋。
賛否投票だけでなく、査読コメントや修正案の提起などのご協力も歓迎します。時間が足りない場合は、査読・修正希望者が選考期間の延長を申請することもできます。選考ページに是非立ち寄ってみてください。
また、良質な記事選考の新規投票者を増やすための取り組みを「ノートページ」上で議論しています。選考投票に躊躇している方がいらっしゃいましたら、お声をお寄せ下さい。--ProfessorPine会話2019年12月21日 (土) 04:51 (UTC)

当PJ関連記事が良質な記事として選考中です (2020年1月期)

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当プロジェクトに (直接・間接的に) 関連する以下の2記事が現在、良質な記事の選考中です。

藍藻ノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年1月25日 (土) 00:04 (UTC) (※左記より最大4週間延長される場合があります)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
  • 【過去の関連選考 1】: 紅藻 (2019年12月、選考通過) - 主筆者が同一です
  • 【過去の関連選考 2】: 二胚動物 (2019年12月、選考通過) - 詳細な査読コメントがついた案件です
藍藻は、酸素発生を伴う光合成を行う細菌の一群、またはそれに属する生物のことである。系統的には細菌ドメイン(真正細菌)に属する原核生物であり、他の藻類よりも大腸菌や乳酸菌などに近縁である。そのため、生物学においてはシアノバクテリア(藍色細菌)とよばれることが多い。単細胞、群体、または糸状体であり、多くは顕微鏡でなければ見えない大きさであるが、肉眼でも見える大きさの集塊を形成するものもいる。…… — Template:強化記事 (oldid=75418404) より概説抜粋。

アルバートサウルスノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年1月25日 (土) 00:04 (UTC) (※左記より最大4週間延長される場合があります)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
  • 【過去の関連選考 1】: ロッキートビバッタ (2019年8月、選考通過せず) - 猛威を振るった後に絶滅した種です
アルバートサウルスは、約7000万年前の後期白亜紀に北アメリカ西部に生息した、ティラノサウルス科の獣脚類の恐竜の属。属名は、化石が初めて発見された地であるカナダ・アルバータ州にちなむ。他のティラノサウルス科の属と同様に、小さな二本指の前肢と大型で鋭い歯が多く並ぶ巨大な頭部を持つ二足歩行の捕食動物であった。ただし、ティラノサウルスよりは遥かに小型であり、全長は10メートル、体重はおそらく2トン未満であった。…… — Template:強化記事 (oldid=75383453) より概説抜粋。
賛否投票だけでなく、査読コメントや修正案の提起などのご協力も歓迎します。時間が足りない場合は、査読・修正希望者が選考期間の延長を申請することもできます。選考ページに是非立ち寄ってみてください。--ProfessorPine会話2020年1月11日 (土) 09:05 (UTC)

当PJ関連記事が良質な記事として選考中です (2020年2月期)

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当プロジェクトに (直接・間接的に) 関連する以下の1記事が現在、良質な記事の選考中です。

タルボサウルスノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年2月25日 (火) 00:04 (UTC) (※左記より最大4週間延長される場合があります)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
  • 【過去の関連選考 1】: アルバートサウルス (2020年1月、通過)
タルボサウルスは、後期白亜紀の終わりごろである約7000万年前のアジアに生息した、ティラノサウルス科の獣脚類の恐竜の属。巨大な二足歩行の捕食動物であり、体重は最大5トンで60本もの歯が生えていた。下顎には独特の固定機構がある。体格に見合わないほど小さな2本指の前肢はティラノサウルス科によく知られる特徴であるが、タルボサウルスの前肢は体格と比べてその中でも最小であった。…… — Template:強化記事 (oldid=75700045) より概説抜粋。
前月からの選考持ち越し案件も複数残っている状態で、人手不足です。コメントだけでも構いませんので、是非選考にご協力下さい! --ProfessorPine会話2020年2月11日 (火) 05:31 (UTC)

Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/ヘビの鱗 20200225

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本プロジェクトに関連する「ヘビの鱗」についての選考が、Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/ヘビの鱗 20200225にて行われております。投票やコメントのご協力を頂ければ幸いです。--Yapparina会話2020年3月12日 (木) 09:36 (UTC)

当PJ関連記事が良質な記事として選考中です (2020年9月期)

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当プロジェクトに (直接・間接的に) 関連する以下の3記事が現在、良質な記事 (GA) の選考中です。選考締切日時は、下記より最大4週間延長される場合があります。

アマノリノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年9月24日 (木) 16:48 (UTC)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間新記事賞からの自動推薦
  • 【記事概要】: 紅藻ウシケノリ綱に属する海藻。紅藻は2019年にGA認定済です。

微生物叢ノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年9月25日 (金) 00:04 (UTC)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
  • 【記事概要】: 微生物の集合で細菌、古細菌、真菌、寄生虫、ウイルスの総称。腸内細菌など宿主がヒトのものや、植物に宿るタイプなど包括的に解説。

ミューラー型擬態ノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年9月24日 (木) 16:48 (UTC)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間新記事賞からの自動推薦
  • 【記事概要】: 共通の捕食者を持つ種の関係で、捕食者から防御するため食べると不味いことが多い。

投票や査読コメント、お待ちしています。--ProfessorPine会話) 2020年9月11日 (金) 09:25 (UTC) ⇒ 1件漏れていたので追記。--ProfessorPine会話2020年9月11日 (金) 09:37 (UTC)

当PJ関連記事が良質な記事として選考中です (2020年10月期)

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当プロジェクトに (直接・間接的に) 関連する以下の2記事が現在、良質な記事 (GA) の選考中です。選考締切日時は、下記より最大4週間延長される場合があります。

熱水噴出孔ノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年10月25日 (日) 00:04 (UTC)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
  • 【記事概要】: 地熱で熱せられた水が噴出する大地の亀裂。地球外にも存在するとみられる。地球では、深海にもかかわらず熱水噴出孔周辺では多様な生物が生息。英語版からの翻訳加筆。

緑藻ノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年10月25日 (日) 00:05 (UTC)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
  • 【記事概要】: 緑色植物のうち、陸上植物 (コケ植物と維管束植物) を除いた総称。クロレラ、アオサ、マリモなど。

投票や査読コメント、お待ちしています。--ClerkPine (on behalf of ProfessorPine) 2020年10月14日 (水) 13:39 (UTC)

PJ:BIOのガイドにおける「専門的でない資料」の禁止あるいは回避に関する明文化の提言

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プロジェクト:生物のガイドにおいて、「専門的でない資料を用いるべきでない」あるいは「専門的でない資料を避ける」ということを明記することを提言します。

以前よりコトバンクなどのウェブ上のものも含めた百科事典(LTA:HEATHROWWikipedia:コメント依頼/Greeneyes3とBox normなど)や、新聞、ニュースサイトや個人サイト(LTA:PARLTA:MEIなど)などを出典に、生物系の記事において信頼性の低い・検証可能性を満たせないと思われる問題のある編集が多く見受けられます。LTA関連は上記の編集を傾向を参照いただくとして、以下に一部の例を挙げます。

  • ヴァラヌス・ビタタワ - ニュースサイトなどを出典に作成された記事。体長の数値があるが、爬虫類の体長が何を指すのか不明(トカゲ類やヘビ類が分類される有鱗目であれば全長か頭胴長。海獣を除く哺乳綱では頭胴長を体長とすることもある<海獣類は尾鰭を含む計測値を体長とすることもあり、全長=体長であることもある>)。半陰茎(ヘミペニス - 有鱗目で見られる陰茎に似た1対の器官がある。カメ目やワニ目は陰茎)があることを、特徴とするかのような報道がなされたとされる(おそらくは有鱗目の分類法の1つである、半陰茎の形状を分類の根拠の1つとしたのを専門的な知識がない人間が理解せずに報道した)。
  • アマミノクロウサギにて朝日新聞を出典として「奄美大島における個体数は1万5千 - 3万9千匹にまで回復したと推定されている」と記述する。 - 環境省が非公表としていたデータを、情報公開制度を利用し報道している。しかしこの推定値は糞に基づくものであり気候や気温(おそらく雨天や高温時には糞が分解してしまう)の影響を大きく受けてしまうため、環境省が信頼性が低いとして公表せず報道内容を否定している。

Wikipedia:信頼できる情報源において、科学分野においては「査読された科学出版物を参照し学会のコンセンサスをチェックする」「科学では一般向けの出版物からの引用を避ける」といった事柄は明記されていますが、これをプロジェクト単位に落とし込んで何らかの形で明文化したいと考えております。 ただしこの提言はあくまで「Wikipedia全体において、新聞などの資料を活用すべきではない」という意図はないことを断っておきます。私の執筆分野は生物のみですが、門外漢ながら政治・経済・芸能などの他の執筆分野においては新聞などの資料を活用しないと検証可能性を満たす編集を行うことが難しいと考えているからです。 よろしければ皆様の御意見をお願い致します。 --Moss会話2020年11月2日 (月) 11:47 (UTC)

  • 反対 :生物の記事であっても専門外の文献を参照する必要がある場合は多々あります。例えば生物学者が一般向きに書いた読み物は中々大事な資料になることが多々あります。あるいはその生物に関する伝説や神話、あるいは物語の中での言及が有用である場合もあります。それを無視して一律に『「専門的でない資料を用いるべきでない」あるいは「専門的でない資料を避ける」ということを明記』するのは問題です。もちろんそれらを用いる部分は記事の中の一部にしかならないでしょうが、それを区別する条件設定など、ほぼ不可能でしょう。
さらに言えばMoss様は以前、そのような内容を片っ端から削除して問題にされたのをお忘れではないですよね?まさかあのようなまねを『合法化』しようとの意図ではないでしょうね?
もちろんそうでないのではあろうということは、例示していただいた案件を見ればわかりますが、それを疑わねばならない危惧を私は持たざるを得ません。そのような例示にあるような内容だけで記事は出来ていない事が少なくありませんし、百科事典の記事は生物学の専門書ではないので合って、専門外の情報が沢山含まれている方が、ある意味では良いと思うものです。--Keisotyo会話2020年11月2日 (月) 12:24 (UTC)
  • コメント まあ無理な提案でしょう。確かに新聞や一般雑誌の記事やニュースは、自然科学的な、あるいは博物学的な内容の記述に対する出典としては不適切です。引き合いに出されたような事例では、たしかに新聞記事等を出典とすることは不適切です。しかし、生物記事には「人間との関係」が付きものです。そして「人間との関係」は自然科学というよりも、歴史・経済・社会・民俗・人文・芸術など、どっちかといえば人文・社会科学系の広い分野にまたがる話題が中心になります。こういう分野においては新聞・雑誌記事やニュースなども十分有意な出典となりえる場合もあります。というか、Moss さん御自身が、「政治・経済・芸能などの他の執筆分野においては新聞などの資料を活用しないと検証可能性を満たす編集を行うことが難しいと考えている」のですよね。まさしく「人間との関係」には、そういった分野にかかわる内容も少なくないだけに、そういうご自覚をお持ちであれば、生物記事においても新聞などの資料をまったく利用せずに記事を書け! というのはちと無理な要求であることはご理解いただけると思います。
ならば、記述内容によって、例えば「生物の外形的特徴についての出典には、専門的でない資料を避ける」などと個々に条件を設定するという方法もありますが、これも細かく設定していったらきりがないですし、どのように細かく条件設定したところで「この場合は新聞記事でも可」という例外は必ず出て来ます。Keisotyo さんのコメントにもあるように、専門的でない資料を使ってよい場合と使うべきでない場合を区別する条件設定はほぼ不可能でしょう。--Loasa会話2020年11月2日 (月) 13:26 (UTC)

御意見ありがとうございます。Keisotyoさんに対する反論として「伝説や神話、あるいは物語の中での言及」に関しては、専門的な資料で言及されているものもあります。また日本語版のフクロウStrix uralensisにおいて「ギリシャ神話において、フクロウは女神アテーナーの象徴であるとされる」という記述がありますが、アテナの象徴とされているのはコキンメフクロウという別属別種Athene noctuaです。こういった情報もある程度専門性のある文献でないと、証明ができません。タンチョウにおいても鳥類の専門機関(山階鳥類研究所)による論文ですが、文献調査から江戸時代には主にツル=タンチョウではあったが、地域によっては必ずしもツル=タンチョウではなかった(おそらくタンチョウが飛来しないか、あるいは他種が飛来するため)などという記述を行っています。例えばジャイアントパンダのように他に間違えようがない特徴的な生物であれば、この限りではないのかもしれません。ジャイアントパンダでは「中国文学に関する論文」という別分野の専門的資料を用いて、中国語での名称に関する考察・マレーバクの混同があったのではないかという説を挙げています。

Loasaさんに対する反論として、「生物記事において新聞などの資料をまったく利用せずに記事を書く」というのは、少なくとも私にとっては特に問題や困難はありません。十数年にわたり生物の記事だけを2,000 - 3,000程度は執筆をしてきましたが新聞・ニュース・雑誌記事(専門誌・生物について扱った分冊百科は除く)・個人サイトなどを出典にしたことは、おそらくないと思います(記憶違いであれば申し訳ありません)。

  • 「○○という新種が発表された→その記載論文を確認して執筆する(実際には新種ではなくシノニムの復活であることも多い。その場合分類の変更を提唱した論文。)」
  • 「絶滅危惧種に指定された→IUCNあるいは環境省レッドリストを参照して執筆する」
  • 「特定外来生物・希少野生動植物種に指定された→指定元である環境省の報道用資料を引用方式に従ったうえで提示・執筆する」
  • 「飼育設備で飼育・繁殖された→それが明記された文献が出版された時に執筆する(Wikipediaは速報ではない・PJ:BIOより飼育施設を羅列しない)。あるいはその飼育施設から発行された年鑑や、サイトを参照して執筆する」

といった形になります。報道される内容の元の出典にあたった方が情報量が多く正確な記述があり、不正確な情報が付与されたり必要な情報が除去されてしまう専門的でない媒体を参照する必要性を感じません。

もっとも過去にはフクロモモンガダマシに関する問題(フクロモモンガダマシという名称が嫌だとしてフェアリーポッサムという名称で作成された)にあたり生物系の記事において和名で作成することを推奨する・名称の出典を挙げるというガイドを設けた前例はありますが、私1人の提言でプロジェクト全体の流れを変えるというのは難しいことは承知しております。おそらくは問題提起だけ行ったという形でクローズする可能性が高いと思いますが、現状の信頼性の低い出典とそれによる不正確な情報が乱発されている状況になんらかの防波堤を設けたい、日本語版が以前と比較して出典を用いて検証可能性を満たすようになったのでこれをさらにブラッシュアップしておきたいという思いがあります。口を挟んでしまい申し訳ありません。引き続き御意見をお願い致します。--Moss会話2020年11月2日 (月) 16:20 (UTC)

  • 反対 :分類や生態については(自然科学という意味での)専門的な文献や情報源で加筆・修正することは当然でしょう。ただし「人間との関わり」(利用や害、文化など)等については内容に照らして、一般書寄りの書籍、良質な報道記事、飼育や保護・駆除などで関わりを有している公(共)的な機関・団体のサイトも出典として認めるのは、百科事典として望ましいありかたと考えます。それらを排除して支障があるかないかは、記述する分野により異なります。無論、報道よりは直接の発表内容を参照するとか、「人間との関わり」でも動植物等の専門家が啓発や研究の一環として書いた文章があればそれを紹介する等、より良質な出典を探して追加・置換していく努力は常に必要です。Wikipediaの全分野に言えることですが。
無出典とか、胡乱な出典での加筆という、Wikipedia共通の大原則に反する編集は他分野でも、しばしば起きています。それらを出典の付与やリライト、削除などでこまめにケアするのはWikipediaの宿命のようなものです。そういう投稿を続けるアカウントやIDには、会話ページでの注意喚起、コメント依頼から、いざとなれば投稿ブロックや広域IP規制とエスカレーションが可能な諸手段があります。生物における「人との関わり」等にまで適用される、自然科学系書籍・論文・サイト以外は全面排除する規制を導入し、百科事典として豊かさを損なうべきではないと考えます。推奨あるいは避けることが望ましい出典のカテゴリーを、分野ごとに示すガイドライン的なものは(厳格な線引きは難しくても)ありえると思いますが。
付言しますと、この議論の発端となったであろう「ツキノワグマ」における、地名等でのリンクや新聞や自治体サイトなどの出典使用を理由に挙げた当方編集のリバートが「2020年11月2日 (月) 10:24」、当方会話ページでの今後のコメント依頼提出や差戻の示唆がその直前の「2020年11月2日 (月) 10:23 (UTC)」で、ローカルルールについての議論提起が「2020年11月2日 (月) 11:47 (UTC)」というのは、あるべき時系列が逆でしょう。短期の編集と、中長期の議論は違うというご見解なのかもしれませんが。--Uncyle会話2020年11月3日 (火) 08:07 (UTC)
  • コメント おっしゃりたいことはわからないでもないですが、ご提案はいろいろ極論が多く、無理でしょう。
  • まず「生物」の記事といいますが、たとえば「フクロウ」や「リンゴ」クラスの主題の場合には、記事の中身を「生物学」的見地に限定することがまず無理です。Wikipediaは生物図鑑ではないので。やるとしたら、もう「生物種としてのフクロウ」みたいな別記事にしてしまうほかないでしょう。
  • 次に、「専門的」とおっしゃいますが、「専門的情報源に限る」と決めたら、次には「何を専門的」情報源とみなすのか」の基準が必要になります。まあ無理でしょう。
  • できるとしたら、例えば「種としての寸法や、分布や、特徴などについて記述する場合には、ニュースや新聞などの一般的な情報源よりも、その種についての専門的な情報源を使用することを推奨します」みたいなとこぐらいまでじゃないでしょうか。
  • ただ、個人的な感想レベルにとどめますが、しばしば「最新の論文」は「一般的な常識」と反する場合がありますので、「古典的にはこう考えられていて、今はふつうこう考えられている、2020年の論文ではこう報告/主張されている」のように、両論併記が望ましいと思っています。百科事典なので。--柒月例祭会話2020年11月3日 (火) 08:20 (UTC)
  • コメント 提案者様のご提案は、偏りがあってちょっと無理があると思います。学術的な専門書に絞ってその生物の事を科学的な観点で書きたいということと思料しますが、そもそもWikipedia百科事典であって、この分野の専門書の代用ではないですよね。各項目の主題に直接言及した、あらゆる分野の人達から様々な観点で書かれている世に発表済みの(査読もされている)資料があれば、それを肥やしに記述を増やしていけば、Wikipediaの記事はより一層、一般読者にとって面白いもの(男女関係なく普通の大人が読んで、知識として関心が持てるもの・読んで楽しいもの)が出来上がるわけで、それでよいのではないでしょうか。もちろん専門書を否定するわけではありませんので、科学的な観点でより専門的な記述を必要とするところは、その専門書を根拠に加筆・修正すればよいわけです。ただし出典資料の専門家によっては、過去に発表済とされている言及・見解も分かれる場合があるので、その時は人類史としての過去の解釈・見解も踏まえて、排他的にせず両論併記も考慮に入れることは必要になりますが…。また生物の文化的な側面で記述を追加したいとき(名称や、人間とのかかわり等に関するもの)なんかあれば、新聞記者や著名人が書いた二次資料を用いても全然アリだと思います。--小石川人晃会話2020年11月4日 (水) 10:32 (UTC)
  • コメント 議論提起から一週間未満ではありますし、【ウィキペディアは多数決主義ではありません】ではありますが、現状において、百科事典の趣旨にそぐわないという指摘が大勢で、コンセンサスを得られていない個人ルールを、加筆や修正にとどまらない実質的リバートの理由とする編集行為の再開は、【合意形成】の趣旨に反するのではないでしょうか?繰り返しになりますが、当方は専門的な出典の補強・置換は望ましいことと思っていますが、【Wikipedia:スタイルマニュアル (導入部)】に反して記事冒頭を分類学的位置付けだけの記述にしてしまうとか、PCでもスマホでも表の上に表示される本文導入部から内部リンクを落とすとかは、閲覧される皆さんの益にならないと考えます。そうした編集をWikipedia全体の新ルールにしたいのであれば、スタイルマニュアルや【Wikipedia:記事どうしをつなぐ】のノート等で議論提起をお願いします。上記はエトピリカの編集についてですが、こちらでの議論開始の直前に行われた【「ニホンマムシ」導入部からの漢字表記や毒蛇であることの記述除去】も、Wikipediaが仮に単なる動物図鑑であったとしても趣旨に反するでしょう。本題については追加コメントが入るかも知れませんが、導入部のスタイルマニュアル、内部リンクの適正な範囲・箇所・回数での貼付が、生物系項目を例外とせずWikipedia全体に適用されていることも、再確認しておきたいと思います。--Uncyle会話2020年11月7日 (土) 17:25 (UTC)
  • コメント Moss氏のルール化提案は、2カ月近く経っても賛同意見が皆無で、説得力ある追加の説明もないことから、コミュニティとして実質的に却下され、不成立ということでよろしいかと思います。部分的には汲むべき内容(信頼性の高い出典に置き換えていくのが望ましいのは、以前からWikipedia全体に適用されている今更なことですが)を含んでいるとはいえ、元々からしてインターネット百科事典たるWikipediaの趣旨を否定する提案ですから、そのようなルールを全面適用したいのなら、Wikipediaとは別に動物図鑑サイトを立ち上げてやっていただくしかない筋合いの話です。別分野の加筆に注力していたこともあり提起から四半期(3カ月)程度は様子見するつもりでおりましたが、ここでの議論を読んでおられないのか読んだうえで意図的に無視しておられるのか、マイルールしかもPJの議論で反対意見ばかりだったマイルールを恰もWikipediaのルールであるかのように要約欄に記した強行編集を再開しておられるようなので、議論に区切りをつけておく必要があると考えます。付言しますと、提案「内容」の理非と別に、PJや各ページのノートにおいて対話をせずに(あるいは議論提起後に同意が得られる前に)、私見を公的ルールであるかのように言い立てて押し通そうとする「手法」それ自体が、Wikipediaにおいて歓迎されません。--Uncyle会話2020年12月28日 (月) 21:26 (UTC)
  • こちらでのMoss氏の提案は今年に入ってから反対こそあれ賛同者がない状況は変わっておらず、生物系項目のローカルルールとしては不成立であることを、ここに再確認したいと思います。先日提出された【Wikipedia:投稿ブロック依頼/Moss 20211216】での議論の大前提になりますので。--Uncyle会話2021年12月18日 (土) 07:30 (UTC)

生物の個体の単独記事の特筆性について

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Category:犬の個体の記事群を観覧していて思ったのですが、犬の個体など(犬に限らず動植物、生物の個体全般)、単独記事立項の特筆性について考えました。以下の一つ、あるいは両方を満たさない項目はWP:FAILNの対象となり得るかと考えます。議論を提起します--Kyuri1449会話2020年12月5日 (土) 05:00 (UTC)

*個体、または個体に関連する事項が、対象から独立した二次情報源で些細でない形で取り上げられたこと(ただし、WP:1EVENT程度では不足します)
*個体の存在などによって、何らか物語や伝記もの、伝説が作られ、かつそれが(特筆性のあるレベルで)広く語り継がれるようになったこと
*ただし後世に発掘、出土した個体に対し命名が行われたものは、別基準による(歴史学観点の特筆性により判断する(PJ:HIST))
  • なお補足として、上記で言うWP:1EVENTとは、「対象から独立した二次情報源で些細でない形で取り上げられ」た事象が単一、単発に留まる事を意図します。たとえばタロとジロは南極に置き去りにされた事件は1EVENTかも知れませんが、既に置き去りにされた時点で国内報道から世間にひどく論難されるなどと、単に1EVENTに留まりません(その後、奇跡的に生存が判明⇒一世風靡⇒記念硬貨まで作られる、映画化etc.)。--Kyuri1449会話2020年12月5日 (土) 05:08 (UTC)
  • 発掘個体の後世命名について付記しました。--Kyuri1449会話2020年12月5日 (土) 07:14 (UTC)
個体で立項されている生物は、生物としての特徴を離れ、人間社会における役目に基づく特筆性を備えているもので、本プロジェクトとは関係が薄い気がします。WP:FAILNも含め、通常通り独立記事作成の目安で考えれば良いと思いますが、何か生物個体の記事特有の問題がありますか。- NEON会話2020年12月9日 (水) 01:58 (UTC)
WP:1EVENTは「人物記事」についての規定です。なぜ人物記事にこのような規定があるかと言うと、BLPとの兼ね合いがあり、事件事故に伴う不名誉・不祥事などのネガティブ記述や宣伝に直結しやすく、通常以上に留意する必要があるからでしょう。これに対して「動物」の場合には、たとえばイヌの個体についての記事が、ただちに権利侵害や宣伝につながるとは考えにくいのではないでしょうか。なので、NEONさんがおっしゃるように、通常通りの運用でよいと思います。
おそらく、動物の個体記事として最も数が多く作られそうなのは、イヌ・ネコあたりだろうと思います。たとえば純平 (犬)は、本件ご提案者のKyuri1449さんが12月5日に{{特筆性}}を付与[8]していますけど、図書節にはこのイヌを主題に据えた刊行物(絵本 ISBN 978-4802400374)が示されていて、これを「特筆性を満たしていない」というのはちょっと無理があるのでは?({{特筆性}}は私が除去しました。)--柒月例祭会話2020年12月9日 (水) 03:40 (UTC)

ヤガ上科の分類体系について

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これはたぶんヤガ上科だけの問題ではなく、またおそらく日本語Wikipediaだけの問題でもありませんが、私が個人的に気になったのがヤガ上科だったので範囲を限定したうえでこちらに投稿します。

日本語Wikipediaに存在するヤガ上科に属する種の記事は私が見たところでは以下の18の個別記事とドクガ科に関する9ページですが、依拠する体系がバラバラで統一感に欠ける状態になっています。ヤガ上科およびヤガ科の分類に関しては記事に書きましたし、英語Wikipediaを見てもらってもわかりますが、近年かなり不安定です。いま日本語の図鑑で最も権威のあるものはおそらく『日本産蛾類標準図鑑』ですが、この図鑑の体系はErebidae科を認めるものではありません(参考)。最新の体系を追いかけるのもそれはそれで有意義でしょうが、そもそも私が記事を作成するまでヤガ上科の記事すらなく、いまもってヤガ上科に属する生物種の記事がたったこれだけしかない(にもかかわらず体系の食い違いを発生させている)日本語Wikipediaには明らかに荷が勝ちすぎるように思います。したがって、当座のところは蛾類標準体系に統一するのが望ましいかと思いますが、かまいませんでしょうか?

また、今後おそらくErebidae科(以下の表では仮称「トモエガ科」を採用しました、他の和名が提唱される可能性もあるので注意)を認める体系を採用した図鑑が出てくるでしょうが、どのくらい普及した段階でそちらに移行するかも方針を決めておいた方がいいかもしれません。 --森津会話2020年12月29日 (火) 02:09 (UTC)

クロダケタカネヨトウを忘れてたので追加しました。フクラスズメとクロダケタカネヨトウの分類は今日私が変更したものです。 --森津会話2020年12月29日 (火) 02:15 (UTC)
    • コメント 私の意見としては、「どれかに統一する」のではなく、「A説では○○になっている[1]。B説では△△になっている[1]。C説では□□になっている[1]。」というように、併記してほしいなと思います。「古典的にはホニャララだった」のように、現在は採用されていなくても、過去には定説だったものがあれば、それも。--柒月例祭会話2020年12月29日 (火) 03:58 (UTC)
    • コメント 変動が激しい時期には最先端を追わない方が無難かと。被子植物もAGPが出てきた頃はころころ変わってましたが、最近はそれも落ち着き、一般の文献でも新たな体系を見られるようになりました。そんな時期が来るはずなので、全体の見直しはそれからでいいのではないでしょうか。--Keisotyo会話2020年12月29日 (火) 04:07 (UTC)
  • コメントありがとうございます。幸か不幸か日本語Wikipediaの蛾の記事はスカスカでその気になれば改修は一時間で終わる程度の量しかないですが、基本的には植物の分類をクロンキストにするかAPGにするかというのと同じ問題だと思います。その上で、私が提案しているのは植物にたとえると「まだ一般的でないのにAPG体系を採用するのは混乱をまねくのではないか?少なくとも生物分類表はクロンキスト体系に統一しておいてAPG体系に合わせるのは待った方がいいのでは?」という話です。基準の統一と複数の分類体系の併記は矛盾しないと思います(個人的には種の記事でいちいち分類体系の変遷を追うのもくどいので属以上の上位分類の記事でまとめて記述するのが望ましいと思うんですが、日本語Wikipediaには蛾の、というか昆虫の上位分類群に関する記事が異様に少なく現状その水準にありません)。新しい体系については本文で触れるとして、生物分類表は体系を統一した方がよいかと思うのですが、いかがでしょうか?--森津会話2020年12月29日 (火) 07:39 (UTC)
  • しばらく待ちましたが新規コメントも来ないので、日本で現在一般的な体系の標準図鑑体系に統一をはかることにします。これは「全体の見直し」にあたりますが、新しい体系に合わせるのではなく(相対的に)古い体系に差し戻す措置とお考えください。--森津会話2021年1月15日 (金) 17:29 (UTC)

旧シダ植物の生物分類表の修正に関して

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予てより(ちょうど100年ほど前から)単系統ではないと言われてきたシダ植物の系統関係が25年ほど前くらいからの分子系統解析により大枠が分かり、そしてここ数年(2014,2016,2018年)になってようやく大量の遺伝子データを用いることでほぼ正しい(これ以上変わりようがない)系統関係が決まりました。PPG I (2016)は分子系統解析の結果を用いて、多くの研究者が参加し合意が得られた小葉類・大葉シダ類両方の分類体系をまとめたもので、これに基づくのが分類体系として妥当であると考えられます。

ここ1ヶ月でそれに基づきシダ植物の大分類をざっと整理しました(シダ植物シダ植物門〉・小葉植物ヒカゲノカズラ綱大葉シダ植物シダ綱シダ類〉・ハナヤスリ亜綱薄嚢シダ類)。(ちなみにコケ植物も単系統だと決着がついたので修正したいんですけどなかなか筆が重く…)しかし、各シダ類・小葉類の項目の生物分類表はこれに対応させておらず、修正したいのですがなかなか骨が折れるので次のように書き換えるbot依頼を行いたいと考えています。

それに際しまして、何かご意見・ご指摘等あればいただきたいです。上位の階級(門とか)に関しては最近の研究では書くのを避けるため、上記のものは『岩波生物学辞典 第5版』(2013)に基づいていますが、これに関しても何かご意見があれば。--Kingfiser会話2021年4月9日 (金) 23:13 (UTC)

  • コメント 省略テンプレート(プロジェクト:生物/分類表#テンプレートの省略)という仕組みがあるようで、「大葉シダ類」の省略テンプレートはあってもいいかもしれないと思いました。 この形にしておくと、将来 「維管束植物門」「大葉シダ綱」など上位分類群の名前や階級を変えたくなった場合にやりやすいと思います。「大葉シダ綱 Moniliformopses」という名前は PPG I で提案されているわけでもないと思いますし、まだ暫定的な名前なのかなと思っています。
  • コメント 個々の種や小さい分類群の記事の生物分類表で「大葉植物亜門」という階層を書くべきなのかは少々疑問に思いました。 Euphyllophyta(大葉植物、真葉植物)というクレード自体はコンセンサスがあるのだと思いますが、階級を「亜門」とするのはそう広く認められたことではないのだろうと思いますし、シダ類だけの話で済まなく種子植物の分類の記述とも関係する話ですよね。書くとしても 階級なし にした方が無難かもしれません。
  • PPG I は化石種もカバーできるのでしょうか。
RnTkmさん、コメントありがとうございます。
  • テンプレートに関して賛成です。なお、PPG I (2016)では大葉シダ綱をPolipodiopsidaとして扱っているため、本来はこちらのほうが望ましいのかもしれません(ただ指す範囲に歴史的に揺れがあります。Cronquist, Takhtajan & Zimmermann 1966)。
  • 2つ目の件に関しても仰る通りですね。小葉植物を今の記事(小葉植物亜門-ヒカゲノカズラ綱)のように扱ったのでこのように対応させて書いたのですが、種子植物すべてに大葉植物を付すなんてありえませんし、大葉シダ類に関しても同じで各下位分類群の記事には大葉植物は書かないほうが確かに自然ですね。
  • PPG Iは現生のものしか扱っていません。仰る通りアルカエオプテリスを含む前裸子植物(原裸子植物)は種子植物にも大葉シダ類にも含まれません。前裸子植物は側系統群と考えられており、これ自体は別にあってもいいのですが、現在は木質植物 Lignophytaというクレードに置くのが相応しいようです。木質植物は前裸子植物および種子植物(側系統群であるシダ種子植物+裸子植物+被子植物)からなり、大葉シダ類と木質植物およびより原始的なトリメロフィトン類(プシロフィトンなど)がクレード(≒大葉植物)をなします。今年出た論文にその系統樹があり、参考になるかと存じます(Wang et al. 2021)。このうち、ジゴプテリス目が大葉シダ類です(Crane et al. 2004)。
  • 分類体系として化石植物を含みまとめられているものはKenrick & Crane (1997) "The Origin and Early Diversification of Land Plants —A Cladistic Study"および『岩波生物学辞典 第5版』 (2013)であると思います。西田 (2017)『化石の植物学』には最近の研究結果を比較的反映した分類が示されているのですが、[]で示される正しいクレードとは別に、旧来のコケ植物、シダ植物、裸子植物、被子植物の4門を無理やり置いたため、木質植物との入れ子構造が逆転してしまい、体系としては成り立っていません。やはりクレードごとの分類と分類階級を用いた分類は共存が難しいのでしょう。--Kingfiser会話) 2021年4月30日 (金) 18:58 (UTC) すみません普通に書いてありました。嘘ついたので修正します--Kingfiser会話2021年4月30日 (金) 19:07 (UTC)
ご回答ありがとうございます。
> 前裸子植物(原裸子植物)は種子植物にも大葉シダ類にも含まれません。
では、シダ植物 の冒頭の説明は多少修正した方がいいのかなと思います。
  • 大葉シダ類/Moniliformopses の名前について
> PPG I (2016)では大葉シダ綱をPolipodiopsidaとして扱っている
しかし、「ウラボシ綱 Polypodiopsida」とするのだと 混乱を招きそうということなんですよね。 Wikipedia内でも「ウラボシ綱」という言葉を大葉シダ類より狭い群を指す意味で使っている記事があるようです。
  • 「維管束植物」は「門」とするのがいいのでしょうか。なんとなく(今の時点では)階級なし の方が無難かなという気もしますが。 裸子植物の記事では現状「裸子植物」を門階級にしているものが多いようです。 被子植物の記事は「被子植物」を 階級なし としているものが多いようで、界 と 目以下はあるが 門・綱 は分類表にはない形になっているようです。
  • Euphyllophyta の日本語として「大葉植物」か「真葉植物」かというのもありますが(分類表に書かないなら重要度下がるが)、岩波生物学辞典 では「大葉植物」となっているのでしょうか。前裸子植物のことも考えると、「真葉植物」の方が混乱が少なそうな気もするのですが。
Kingfiserさんが書かれたものではないですが、記事 真葉植物 では 大葉植物 や 大葉類 という言葉が 真葉植物 とは違う意味、おそらく 大葉シダ類 を指す意味で使われているようです。そういう意味で使われることもあるということなのか、あるいは単に間違いなのか…。--RnTkm会話2021年5月3日 (月) 02:48 (UTC)
RnTkmさま、ありがとうございます。
  • シダ植物 の冒頭に関して、そうですね。現生植物に重点を置いた説明になっていました。これは不正確ですので修正します。
  • 大葉シダ類はやはり大葉シダ綱 Moniliformopsesとして様子を見ましょうか。(なお、モニロファイツ Monilophyta (英: Monilophytes)と呼ばれることもありますが、不勉強なものでこれは誰の命名かまだ辿れていません。もしご存じでしたらご教授願います。)
  • 門の階級に関しては、少なくともKenrick & Crane (1997)および『岩波生物学辞典 第5版』 (2013)では維管束植物 Tracheophytaを門として置いています。門をどう置くかは研究者によって考えが大きく分かれるところですので、本来はこれらの大分類に関しては分類階級を置かないほうが問題は少ないのですが、そうなると「門」が存在しないことになってしまい、分類なしが多数並列する状況になるため、Wikipedia的にはいかがなものかと思います。わかりやすさとしてはどこかを門で区切ってまとめるのがいいのですが。伊藤元己 (2012)『植物の系統と進化』のように、大葉シダ類と同義の範囲をシダ植物門 Pteridophytaと門として扱っているものもあるのですが、なんせ名前がPteridophytaを引き継いでいるものですから、これをもとに分類体系を整理というのは少し厳しいと思います。現生陸上植物をクレードごとに、門の階級において望ましい範囲で分けた「コケ植物門 Bryomorpha」「小葉植物門 Lycophyta」「大葉シダ植物門 Monilophyta」「種子植物門 Spermatophyta(もしくは裸子植物門 Gymnospermae + 被子植物門 Angiospermae)」とするような分類体系があればすっきりするのですが、そんなものは存在しませんし化石植物も含めるとこれでは問題が多いですし… 被子植物が階級なしとなっているのはAPG分類体系のせいですね。あれは目以上のクレードに学名を置いていませんから(確かに、被子植物以外の分類群のことも考え適切な規模の分類階級として固定するのはなかなか難しいのでこのような措置にするのは理解はできるのですが)。もし維管束植物を門として置くなら裸子植物、被子植物にもそれを適用しなければならないのでなかなか大変な作業になるでしょうね… とりあえずは全て階級なしですかねぇ。
    • なお、PPG Iでも門を置かず小葉類と大葉シダ類を共に綱に置いています。陸上植物の門は大分類の系統関係が全く分からなかった時代に細分化され、旧シダ植物を裸茎植物門(マツバラン門)、トクサ植物門、小葉植物門、シダ門に、裸子植物をソテツ植物門、イチョウ植物門、球果植物門、グネツム植物門(マオウ門)に分けられました。田川基二 (1959)『原色日本羊歯植物図鑑』や信頼できる維管束植物の教科書として用いられるGifford & Foster (1988) "Morphology and Evolution of Vascular Plants"ではこの分け方がなされています。今後どうなるのかは本当にわからないものですが、Puttick et al 2018によりコケ植物が単系統とされたことで蘚植物門、苔植物門、ツノゴケ植物門を維管束植物門と並列して置く必要がなくなったこともあり、コケ植物と維管束植物が門より上位の分類階級に置かれ、より下位の分類群が門とされることも考えられます。今後の進展を待つしかありませんね。
  • 「大葉類」という用語はかつては真正シダ類(真囊シダ類+薄囊シダ類)を指す言葉として使われたことがあります。一方、日本語の「大葉植物」は「真葉植物 Euphyllophyta」と同義でしか用いられないはずです。以下の記述などより、真葉植物はあくまで同義語として挙げられるのみであり、大葉植物の名を優先して使うのが適切だと考えています。見出しの学名であるEuphyllophytinaの直訳はあくまで真葉植物なのでこのままでもいいかもしれませんが、大葉植物への改名も大いにありだと考えています(前裸子植物は大葉シダ類ではありませんが大葉植物ではあり、名前は特に問題ではありません。)。また、真葉植物の記事中にある「大葉植物」は「大葉シダ植物」に置き換える必要があります。
    • 『岩波生物学辞典 第5版』 (2013)の分類表では「大葉植物亜門 Euphyllophytina (真葉植物亜門)」との表記が用いられています。また、岩波生物学辞典の本文の見出し語では「大葉類 Macrophyllinae」、同義語として「大葉植物類 Euphyllophyta」が挙げられており、E.C.Jeffrey (1902)がシダ類と種子植物全部を一括して呼んだ群名として説明されています。また、「大葉 macrophyll」の説明として、O. Lignier (1903)は真正シダ類に限定し「大葉類 Macrophyllinae」と呼んだが、E.C.Jeffrey (1902)はこれを拡大適用し、合わせて「プテロプシダ Pteropsida」と総括した、とあります。このPteropsidaは以下の西田 (2017)では大葉類と訳されています。
    • 西田治文 (2017)『化石の植物学』 p.91には、「ここでは,小葉 microphyll と大葉 megaphyll について,もう少し詳しく解説する.ちなみに,大葉という英語の表現には macrophyll というのもあり,研究者の間でもわりに自由に使われてきた.大葉類という表現にも,megaphyllous plants と macrophyllous plants の両方がある.どちらかというと macrophyll はあまり使われず,さらにややこしいことに最近は,真葉 euphyll という表現が多くなってきた.megaphyll や macrophyll という表現が生態学などでも葉の分類に使われているからかもしれない.理由はよく調べていないが,"本当の葉"という表現には,進化では禁物の優越感のようなものが見え隠れして好きではない.APG分類の中核であるミズーリ植物園のページにも理由は示されていないが,さりげなく"Euphyllophyta" may be a misnomer... (意訳すると,「真葉植物というのはよい名前ではないかも」)とある.本書ではしたがってmegaphyllを使っている.」とあります(この記述は見つけられていないのですが、少なくともそう考える研究者はいるようです)。
    • また、長谷部光泰 (2020)『陸上植物の形態と進化』 p.152には、「シダ植物と木質植物はそれぞれ単系統群であるとともに、両者は姉妹群である。これら二群をまとめて、小葉植物と対比して大葉植物と呼ぶ。(中略)このように、両者の葉は起源も性質も異なるので、ひとまとめに大葉と呼ぶことは妥当ではない。しかし、シダ植物と裸子植物の共有派生形質は見つかっておらず、両者をまとめて呼ぶ他の良い名前が見つからないので、歴史的に用いられてきた大葉植物という用語がいまだに用いられる。」とあります。なお、この本における「シダ植物」はMonilophytaを指すという注釈が別記されています。この前提がないとこの文章は意味が通りませんね。
まとめます。
  • 大葉シダ植物の範囲→すぐに修正します。
  • 生物分類表の「門」→難しい。要相談。
  • 大葉植物→真葉植物における「大葉植物」は即修正、タイトルはもしかしたら真葉植物大葉植物に改名。
以上です。よろしくお願いいたします。--Kingfiser会話) 2021年5月3日 (月) 16:41 (UTC) --追記。Kingfiser会話2021年5月3日 (月) 16:46 (UTC)
了解しました。詳細なご説明ありがとうございました。 真葉植物 も修正されて(すごい仕事速いですね!)、よくわからなかったところが解消したと思います。
  • > わかりやすさとしてはどこかを門で区切ってまとめるのがいい
門階級をどこかに設定するとしたら 維管束植物 というのは私もなかなか良さそうな選択肢と思いますが、今の時点でやってしまっていいのかは私にはわかりません。積極的には反対も賛成もしないという感じです。
コメント いずれは 維管束植物 とかその辺りの階層が門になることも想定して できる準備を徐々に進めていくとよいのかなと。 省略テンプレートを導入するのもそうだし、 高次分類群の記事の改名とか 問題になる記述の対処とかですね(記事 球果植物門ソテツ類 など)。 裸子植物被子植物 は少し触りました。 また、下位分類群の記事でも 分類表で裸子植物より下の階層が「門」となっているものがあるようで、この状態はあまり好ましくないと思っています。
この際 裸子植物などの記事の分類表も bot処理して 省略テンプレートを導入した形にして、「裸子植物門」や「ソテツ門」をやめて 階級なし「裸子植物」にする、といったことをしてもいいかもしれません。 
ありがとうございます。そしてもろもろの修正、おつかれさまです。小葉植物、大葉シダ植物、裸子植物については階級の議論も見越して省略テンプレートを導入しましょうか。歴史的に様々な分類体系があり、(落ち着いた時代があるかはともかく)過渡期であろうと思いますので、これと決めるのは難しいところですが、全く違うランクに同じ階級名が使われるのは混乱のもとですので、Wikipediaなりの大枠となる指針を決める必要がありますね。どちらにせよ球果植物門は困るので早急に改名の手続きを行います。ひとまずすべて階級なしにすればいいと思うのですが、以下、門について書いていたら長文になってしまいました(次の箇条書きまで読み飛ばしても結構です)。RnTkmさんは粗方ご存じだと思いますがご堪忍を。
  • 現在使われている門の位置づけは大きく分けて以下の通りでしょうか。記事「シダ植物」にも大まかな分類の流れを載せておりますのでご参考までに。
  1. 陸上植物の下にコケ植物門・シダ植物門・裸子植物門・被子植物門を置く体系。これの出処は不明ですがいわゆる学校教育の教科書などでよく見かけますね。エングラー体系なのかなと思ってde:Die Natürlichen Pflanzenfamilienを参照したのですが[陸上植物-頸卵器植物門(コケ植物亜門+シダ植物亜門), 陸上植物-顕花植物門(裸子植物亜門+被子植物亜門)]のようになっていますね。山岸高旺 (1975)『植物分類の基礎』の体系では、細菌植物門や真菌植物門、緑藻植物門などとともにコケ植物門, シダ植物門(裸茎植物亜門+小葉植物亜門+有節植物亜門+シダ類亜門), 種子植物門(裸子植物亜門+被子植物亜門)となっています。小葉植物という形質としても明確に区別できるクレードが認識された今、これに基づく理由はありません。やはり生活環の説明および分類の歴史の観点でのみ用いられるべきでしょう。
  2. 陸上植物の下にコケ植物の3群(ツノゴケ植物門、苔植物門、蘚植物門)と維管束植物門を置くもの。維管束植物門を置くのはTippo (1942)のころからすでにあったようですね。そのころはまだコケ植物が門としてまとめられていたという違いがあり、シダ植物が早くも小葉類・楔葉類・シダ類に分けられシダ類は種子植物とともに大葉植物とされました。前記の通りKenrick & Crane (1997)および『岩波生物学辞典 第5版』 (2013)といった信頼できる書籍でも維管束植物門を置いています。維管束植物は今でも単系統群として支持されている上、維管束をもつというはっきりした形質でまとめられているため、問題は少ないはずです。ただこれまた前記の通りコケ植物が単系統群となると陸上植物の下に2門しか置かないのはすこし分類階級の無駄遣い(?)のようにも見えますが、現時点で採用するのはこれかなと思います。まあお互い何度も念押ししている通りひとまず保留でもよいかなとは思います(とはいいつつ大葉植物と小葉植物はすでに亜門としていますが)。
  3. ツノゴケ植物門、苔植物門、蘚植物門だけでなく維管束植物までも各門に分ける分類体系。田川 (1959)では裸茎植物門、ひかげのかずら門、とくさ門、しだ門、そてつ門、毬果植物門、まおう門、被子植物門としています。Gifford & Foster (1988)ではリニア門、ゾステロフィルム門、トリメロフィトン門、マツバラン門、ヒカゲノカズラ門(=小葉植物門)、トクサ門、シダ門、原裸子植物門、シダ種子植物門、ソテツ門、キカデオイデア門、イチョウ門、針葉樹門、グネツム門、モクレン門(=被子植物門)としています。これは各群の系統関係がわからないということが指摘され細分化されたものですが、PPG I (2016)では大葉シダ類を綱のランクに置いており、それに含まれるトクサ類やマツバラン類が門であるというのは成り立たないため、これは採用できません。伊藤 (2012)『植物の系統と進化』では陸上植物の門をツノゴケ植物門、苔植物門、蘚植物門、ヒカゲノカズラ植物門、シダ植物門(=大葉シダ類)、イチョウ植物門、ソテツ植物門、グネツム植物門、球果植物門、被子植物門としており、これであれば使えるかと思いますが、大葉植物は亜門や門に置くことはあっても上門に置くことはないため、この分類体系と併存させにくいという難点があります。
Gifford & Foster (1988)でのこの分類体系の解説を引用します。1988年のものは第3版なのですが、第2版では違う分類体系が用いられていました。
「地球上に優占している陸上植物は多様性に富んだ性質・器官・生殖様式をもっているが,非常に重要な一つの性質,つまり維管束系の存在という性質を共有している。この解剖学的特徴は,管状組織 tracheary tissue,すなわち木部をもつすべての植物を「維管束植物 tracheophytes」 (Sinnott, 1936),より専門的には「維管束植物門 Tracheophyta」(Eames,1936)と命名する根拠として,広く受け入れられている。広い進化的見地からみれば,維管束組織の起源は,胞子体世代の発達および陸上生活への絶えざる適応の点でかなり重要なものである。本書の第2版では,維管束植物門はすべての維管束植物を含み,12綱から構成されていた。これらの綱はそれぞれ独自の形態学的特徴をもっている。維管束植物門を大分類群として認めるということは,まさに維管束植物が単系統群であることを意味している(Stewart, 1983)。近年,維管束植物にただ一つの門に代わって,いくつかの門を認める傾向がある。こうした分類体系では,以前は綱であったものが門の段階へと上げられている。はっきりと言及しているかどうかは別として,こうした体系は,維管束植物が多系統であるという概念を含蓄している。最近の古植物学的研究は,維管束植物はデボン紀後期,さらにはシルル紀中期からすでに別々の進化的系列に分かれていたらしいという結論に至っている。今までのところ,維管束植物かコケ植物かわからない微化石(たとえば維管束状の細胞や胞子)は得られているが,初期の維管束植物の大型化石は発見されていない。したがって,すべての維管束植物が一つの藻類から単一起源で生じたのか,あるいは葉・道管の発達や種子の性質でよくみられるように,外見上は関係のないグループに適応進化の結果として維管束組織の獲得が起きたのかどうかについては,不明な点が多い。さらに古生物学的知見を蓄積することによって初めて,この疑問に答えることができるようになるのだろう。分類学におけるすべての系統体系は,どんなによくても仮説にすぎない。どの系統体系も門・目・科に関して,現代の形態学者と古生物学者にとって満足できるものではない。こうした難点の一つは,先に触れたが,維管束植物で提案されたさまざまな群について,説得力のある系統関係が欠落していることである。さらに,単に接尾辞を変えることで,低次の分類群(たとえば綱)から高次のカテゴリー(たとえば門)への置き換えやその逆を行うため,分類の形式的な部分でもかなりの混乱がある。ここでは,こうした難点や命名上の問題から維管束植物の分類に関するさまざまな体系を対比させるつもりはない。しかしながら,維管束植物を「維管束植物門」として一つの門と扱う代わりに,この版では15の門として認識する。前版では綱または目とさえされていたものである。この体系は,現代植物学者の何人かの分類系とよく一致している。それぞれの門の植物は認識可能な特徴をもつ。これらの特徴を用いると,他の門の植物から区別できるし,比較や仮の系統関係の基準が与えられる。」
重要そうな部分に勝手に太字を施しました。このように、このころは維管束植物の単系統性が疑われていたのですが、分子系統解析の結果現生の維管束植物は単系統であり、ホルネオフィトンやトルチリカウリスなどの化石植物(前維管束植物)を除けば維管束植物は単系統であるといえるため、ここに書かれている問題はないかと存じます。
  • シダ植物をいじるにあたって、シダ植物シダ植物門シダ綱シダ類をどうしようかすごく迷ったのですが、今のところ併存させつつ大部分の内容をそれぞれの前者に書き、後者を水先案内としました。しかし指す範囲はほぼ同じであるため、いっそ階級を付さない方にまとめてしまった方が親切かもしれません。特にシダ綱はシダの文化的側面および歴史的な側系統であるシダ綱について述べていますので、シダとした方がベターなのですが、改名の手続きが面倒で今のような形にしてしまいました。まあ特にシダ植物門はもともとの内容が大葉シダ類に近いですし、履歴を引き継ぐ必要性もないのでもう完全にリダイレクト化してしまってもいい気もします。マツバラン綱もすごく対処に困っています。もともとはマツバラン目のみを含むグループでしたが、Smith et al. (2006)で今のハナヤスリ亜綱と同じ範囲を指すようになり、現在ではハナヤスリ亜綱に置き換わり用いられていません。今の記事ではハナヤスリ亜綱と同じ範囲について述べられているのでハナヤスリ亜綱にリダイレクトさせるか、それとも旧マツバラン綱としてマツバラン目にリダイレクトさせるか、それともシダ植物門みたいに曖昧さ回避にするか…。
  • 裸子植物については、GPGが発足中らしいので、きちんとした分類体系はこれからでしょうが、系統関係は大方明らかになっています。長谷部 (2020)では、分子系統解析の結果から、((ソテツ類, イチョウ類) , (((グネツム目,†ベネチテス類), マツ目), ヒノキ目))としており、グネツム目が針葉樹類(((グネツム目+†ベネチテス類)+マツ目)+ヒノキ目)に内包され、球果植物(マツ類+ヒノキ類)は側系統であるようです。こちらの修正も課題が多そうですね。
  • 維管束植物とか種子植物はなかなか重要なクレードだと思うのですが、内容がカスカスですね。維管束植物の総説をまとめたいところですが、なかなかに大変なので手を付けるかどうか…。また今後、作成の必要があるであろう分類群を挙げておきます。気が向いたら執筆します。バリノフィトン類とかコルダイテス目もあったらいいですが優先順位は低めですかね。
  • また、改名の提案を出すべきなのはとりあえずこんなもんでしょうか。
  • 生物分類表の上位分類は極力単系統群であるべきなのに対し、カテゴリは別に単系統群のみで構成される必要はないため、利便性重視でシダ植物とかは別にあってもよいのかなと思っています。Category:植物分類、なんてのもありますね。とりあえず雑多にこれを付してしまってもいいかもしれません。
長々と失礼しました。文章が拙くやや難解になってしまい申し訳ありません。--Kingfiser会話2021年5月5日 (水) 19:03 (UTC)
続報です。
上記4項目に関し、改名の手続きを済ませましたが、分類体系や命名についてももう少し調べていました。
  • 全生物の分類体系をまとめた論文が2015年に出ていました。(Ruggiero et al. 2015)。オープンアクセスなので誰でも読めるはずです。最近の分子系統解析を反映した分類群を、既存の界階級群(上界)からの分類体系に折衷し収めたもので、まさに「折衷」であるため未だに生物をSuperkingdom ProkaryotaとEukaryotaに分けていたりするのですが、大方信頼してよいと思います。なんなら(細かいところは各分類群でさらに最善のものを勘案する必要がありますが;例えばクロミスタ界の下位分類群はほかでもないキャバリエ=スミスの提案するものに変更など: Cavalier-Smith 2018Wikipediaの準拠する分類体系に選んでも良いと思います。オンライン上にある分、このご時世は岩波生物学辞典より使いやすいかもしれません。
  • 大葉シダ植物を表す綱の学名 Polipodiopsida と Moniliformopses に関して。この分類群はPPG I (2016)ではClass Polipodiopsida Cronquist, Takht & W.Zimm.とされており、Taxon 15: 133. 1966.を引用、また範囲の定義としてPryer et al. (2009)および上記のRuggiero et al. (2015)を引用しています。Cronquist, Takht & W.Zimm. Taxon 15: 133. 1966.を参照すると、Divisio POLYPODIOPHYTA div.nov. (classis Filices Endl. 1836; Gen. pl. 58).およびTypus: Polypodium L. 1753. Classis POLYPODIATAE classis nov. Typus: Polypodium L. 1753.としています。おそらくこれにICN (2018; 深圳規約)の第16.3条
    「16.3 自動的にタイプ指定される学名は以下のように終わる。菌類でない門の学名は-phytaで終わり、菌類の場合は-mycotaで終わる。菌類でない亜門の学名は-phytinaで終わり、菌類の場合は-mycotinaで終わる。藻類では綱の学名は-phyceaeで終わり、亜綱の学名は-phycidaeで終わる。菌類では綱の学名は-mycetesで終わり、亜綱の学名は-mycetidaeで終わる。植物では綱の学名は-opsidaで終わり、亜綱の学名は-idae(ただし-viridaeでない)で終わる。自動的にタイプ指定される学名でこの規則または第17.1条に従わない語尾のものは訂正されなければならないが、著者名や発表の日付は変更されない(第32.2条をみよ)。しかい、そのような学名がラテン語でない語尾をもって発表されたならば、それらは正式には発表されていない。」
    を適用し、Class Polupodiatae Cronquist, Takht & W.Zimm. (1966)がClass Polupodiopsida Cronquist, Takht & W.Zimm. (1966)に訂正されたものだと考えられます。Pryer et al. (2009)はTree of Lifeのページで、
    Polypodiopsida historically did not include the horsetails or whiskferns, two clades now believed to fall within the ferns. The use of other potential names for this inclusive clade, such as Monilophyta or Moniliformopses, is complicated by the uncertain placement of extinct taxa; these clades may not correspond perfectly with the ferns as here defined.
    とあり、これを訳すと
    「Polypodiopsida は歴史的にはトクサ類やマツバラン類を含まないが、この2群は現在はシダ類に含まれると信じられている。これらをすべて含んだ単系統群として考えられる他の名前に、Monilophyta や Moniliformopses があるが、絶滅群の不確定な位置関係によりわかりにくい。これらの単系統群はここで定義するシダ類に完全には一致しないかもしれない。」
    であり、Moniliformopses は系統関係が未確定な絶滅群を含むという理由で否定されています。また、Smith et al. (2006)ではMoniliformopsesについて、
    In this reclassification, we treat all classes, orders, and families of extant ferns, which constitute a monophyletic group, sometimes referred to as Infradivision Moniliformopses (Kenrick & Crane, 1997), or monilophytes (Donoghue in Judd & al., 2002; Pryer & al., 2001a, 2004a, b). However, "Infradivision" is not a recognized rank in the International Code of Botanical Nomenclature (Greuter & al., 2000); moreover, the name "Moniliformopses" was never validly published, lacking a Latin diagnosis or description, or a reference to one. Because validly published names at an appropriate rank are not available for ferns (as here defined), euphyllophytes (ferns + seed plants), or even vascular plants (euphyllophytes + lycophytes), and because all available names at higher ranks have been used in a sense we think would be confusing, we avoid placing ferns in any rank above class. Classification may be better served by adopting “floating”, rankless names for clades above the rank of class.
    Within ferns, we recognize four classes (Psilotopsida; Equisetopsida; Marattiopsida; Polypodiopsida), 11 orders, and 37 families.
    と述べています。これも訳します。
    「この再分類では、我々は時折 Imfradivision Moniliformopses (モニリフォルモプセス下門) (Kenrick & Crane 1997) またはモニロファイツ (Donoghue in Judd et al. 2002; Pryer et al. 2001a, 2004a, b)と呼ばれる単系統群を構成する現生のシダ類の全ての綱、目、科を扱った。しかし、「下門 Infradivision」はICNに認識される階級ではないうえ(Greuter et al. 2000)、さらに「Moniliformopses」という学名はラテン語の判別文やその引用がないため正式に発表されたことがない。適切な階級での正式名は(ここで定義する)シダ類、大葉植物(シダ類 + 種子植物)、もしくは維管束植物(大葉植物 + 小葉植物)でさえ使用可能ではないため、また我々が考える意味で使用されてきた高位にある全ての適格名は混乱しているため、我々はシダ類を綱以上のいかなる分類階級にも置くことを避けた。分類体系は綱より上の階級の分類群を階級なしとするほうがよいかもしれない。
    シダ類の中に、我々は4綱 (マツバラン綱 Psilotopsida; トクサ綱 Equisetopsida; リュウビンタイ綱 Marattiopsida; ウラボシ綱 Polypodiopsida)、11目、37科を認めた。」
    とあり、Moniliformopses が命名規約上有効でないとして空格とし、その下にPPG I (2016)では亜綱とされている4綱を置いています。 Polypodiopsida はSmith et al. (2006)では薄囊シダ類、PPG I (2016)では大葉シダ類を指し、やはり混乱のもとですが、PPG I (2016)では命名規約上こちらを選ぶしかなかったのかなと推測されます。Wikipediaもこの事情を踏まえ、この事情を記述の上、混乱を避けるため全て Polypodiopsida に統一しましょうか。--Kingfiser会話2021年5月10日 (月) 08:53 (UTC)
返信
  • マツバラン綱 は、この言葉に関する歴史的な経緯を簡単に書いた短い記事にするか、曖昧さ回避ページにするかでしょうかね…。ハナヤスリ亜綱と同じ範囲の意味で マツバラン綱 という言葉を使っている記事はいくつかあるようです(リンクされてないけど)。
  • ハナヤスリ門 というリダイレクトがあるのですが、もし削除した方がよければしましょう。
  • シダ植物門 という言葉は、これまで Wikipedia内で 大葉シダ植物 の意味で使われていたというのがあるので、当面は曖昧さ回避ページにしておくのが無難かなとは思います。
  • Ruggiero et al. の体系は、原生生物については側系統的な「界」があったりするので、全面的に従うのには賛成しにくいです。 大きい分類群は基本は ISOP(国際原生生物学会)の体系に従いつつ、同じ分類群が Ruggieroの方にもある場合は そこで与えられている階級を付ける というような、部分的に参考にするのならいいかもしれません。
  • コメント 裸子植物の分類の記述と省略テンプレートについて: 「裸子植物」と言うと「被子植物を除く種子植物」の意味か「現生の4群を含むグループ」か どちらを指すのか曖昧な感じがあるので、「裸子植物」ではなく「種子植物」の省略テンプレート Template:生物分類表/種子植物 を作って、これを (おもに)裸子植物の記事に導入するというのがいいかと思っています。 --RnTkm会話2021年5月20日 (木) 09:45 (UTC)
返信 ありがとうございます。当面忙しく大きな編集はできそうにありませんが、マツバラン綱は気が向いたら直してみます。