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宇川徹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宇川 徹
2003年日本GPにて
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1973-05-18) 1973年5月18日(51歳)
千葉県
レースでの経歴
ロードレース世界選手権
活動期間1994年 - 2005年
初レース1994年 日本GP 250cc
最終レース2005年 日本GP MotoGP
初勝利1999年 フランスGP 250cc
最終勝利2002年 南アフリカGP MotoGP
チームホンダ
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
127 5 39 3 5 1416

宇川 徹(うかわ とおる、1973年5月18日 - )は、千葉県松戸市出身のモーターサイクルロードレーサー。1990年代前半から2000年代前半までホンダワークスライダーとして活躍した。

略歴

[編集]

1993年・1994年全日本ロードレース選手権GP250クラスチャンピオン。1996年から2003年にかけてロードレース世界選手権にフルシーズン参戦。2002年の南アフリカGPにて、最高峰クラスのMotoGPクラスで日本人として初めて優勝する。鈴鹿8時間耐久ロードレースでは最多となる5回優勝。

2004年以降主にワークスマシンの開発ライダーとしてMotoGPにもスポット参戦したが、2006年2月これまでの経験を評価され本田技術研究所に入社。市販モデルの開発業務に専念するため、選手を引退した。

2018年はホンダの二輪ワークス・チーム復活に伴い、全日本ロードレースと鈴鹿8時間耐久レースのチームHRCの監督に就任した[1]。HRCが全日本ロードレース選手権参戦を休止した24年現在は監督から離れて、ホンダものづくりセンターで開発に携わりながら、仲間達とサンデーレースやテイスト・オブ・ツクバ[2]への参戦を行っている[3]

戦績

[編集]
  • 1989年 - ロードレースデビュー
  • 1990年 - 鈴鹿4時間耐久ロードレース優勝柳川明/テクニカルスポーツ九州)
  • 1991年 - 全日本ロードレース選手権国内A級250ccチャンピオン(テクニカルスポーツ九州)
    • 鈴鹿6時間耐久ロードレース優勝
  • 1992年 - 国際A級昇格
    • 全日本ロードレース選手権国際A級250ランキング13位(HRC
  • 1993年 - 全日本ロードレース選手権国際A級250チャンピオン(3勝/HRC/NSR250
  • 1994年 - 全日本ロードレース選手権国際A級250チャンピオン(6勝/HRC)
    • 鈴鹿8時間耐久ロードレース リタイヤ
    • ロードレース世界選手権GP250日本GP鈴鹿)3位
  • 1995年 - 全日本ロードレース選手権GP250ランキング2位(5勝/HRC/NSR250)
    • 鈴鹿8時間耐久ロードレースリタイヤ
    • ロードレース世界選手権GP250日本GPリタイヤ
  • 1996年 - ロードレース世界選手権GP250ランキング5位(ベネトン・ホンダ/NSR250)
  • 1997年 - ロードレース世界選手権GP250ランキング5位(ベネトン・ホンダ/NSR250)
  • 1998年 - ロードレース世界選手権GP250ランキング4位(ベネトン・ホンダ/NSR250)
  • 1999年 - ロードレース世界選手権GP250ランキング2位(2勝/シェルアドバンス・ホンダ)
    • 鈴鹿8時間耐久ロードレースリタイア(伊藤真一)(ラッキーストライク・ホンダ/RVF750/RC45)
    • 全日本ロードレース最終戦MFJ-GPリタイア(シェルアドバンス・ホンダ/NSR250)
  • 2000年 - ロードレース世界選手権GP250ランキング4位(2勝/シェルアドバンス・ホンダ/NSR250)
  • 2001年 - ロードレース世界選手権GP500ランキング10位(レプソル・ホンダ/NSR500
    • 鈴鹿8時間耐久ロードレース4位(加藤大治郎、玉田誠/キャビン・ホンダ/VTR1000 SPW)
    • 全日本ロードレース選手権MFJ-GP(鈴鹿)優勝(キャビン・ホンダ/VTR1000 SPW)
  • 2002年 - ロードレース世界選手権MotoGPランキング3位(1勝/レプソル・ホンダ/RC211V
  • 2003年 - ロードレース世界選手権MotoGPランキング8位(キャメル・プラマック・ポンス/RC211V)
  • 2004年 - 鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝(井筒仁康/セブンスターズ・ホンダ7/CBR1000RRW
    • 鈴鹿300km耐久ロードレース優勝(井筒仁康/セブンスターズ・ホンダ7/CBR1000RRW)
  • 2005年 - 鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝清成龍一/セブンスターズ・ホンダ7/CBR1000RRW)

ロードレース世界選手権

[編集]

1993年からのポイントシステム:

順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
ポイント 25 20 16 13 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
  • 凡例
  • ボールド体のレースはポールポジション、イタリック体のレースはファステストラップを記録。
クラス マシン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 順位 ポイント
1994年 250cc ホンダ AUS
-
MAL
-
JPN
3
SPA
-
AUT
-
GER
-
NED
-
ITA
-
FRA
-
GBR
-
CZE
-
USA
-
ARG
-
EUR
-
19位 16
1995年 250cc ホンダ AUS
-
MAL
-
JPN
Ret
SPA
-
GER
-
ITA
-
NED
-
FRA
-
GBR
-
CZE
-
BRA
-
ARG
-
EUR
-
- 0
1996年 250cc ホンダ MAL
Ret
INA
7
JPN
5
SPA
5
ITA
Inj
FRA
4
NED
Ret
GER
10
GBR
5
AUT
4
CZE
4
IMO
3
CAT
4
BRA
4
AUS
4
5位 142
1997年 250cc ホンダ MAL
6
JPN
2
SPA
Ret
ITA
Ret
AUT
5
FRA
5
NED
4
IMO
3
GER
6
BRA
3
GBR
5
CZE
5
CAT
3
INA
2
AUS
8
5位 173
1998年 250cc ホンダ JPN
Ret
MAL
2
SPA
4
ITA
7
FRA
Ret
MAD
2
NED
5
GBR
4
GER
Ret
CZE
5
IMO
4
CAT
5
AUS
5
ARG
4
4位 145
1999年 250cc ホンダ MAL
2
JPN
2
SPA
2
FRA
1
ITA
3
CAT
2
NED
4
GBR
4
GER
Ret
CZE
3
IMO
12
VAL
1
AUS
3
RSA
4
BRA
2
ARG
2
2位 261
2000年 250cc ホンダ RSA
3
MAL
Ret
JPN
2
SPA
3
FRA
1
ITA
6
CAT
2
NED
1
GBR
4
GER
2
CZE
2
POR
Ret
VAL
4
BRA
2
PAC
5
AUS
6
4位 239
2001年 500cc ホンダ JPN
Ret
RSA
3
SPA
5
FRA
Ret
ITA
7
CAT
7
NED
8
GBR
16
GER
Ret
CZE
5
POR
Ret
VAL
6
PAC
5
AUS
5
MAL
5
BRA
Ret
10位 107
2002年 MotoGP ホンダ JPN
Ret
RSA
1
SPA
3
FRA
2
ITA
3
CAT
2
NED
5
GBR
Inj
GER
3
CZE
3
POR
3
BRA
Ret
PAC
4
MAL
4
AUS
3
VAL
5
3位 209
2003年 MotoGP ホンダ JPN
20
RSA
6
SPA
4
FRA
7
ITA
6
CAT
6
NED
12
GBR
Ret
GER
6
CZE
8
POR
5
BRA
7
PAC
7
MAL
7
AUS
5
VAL
Ret
8位 123
2004年 MotoGP ホンダ RSA
-
SPA
-
FRA
-
ITA
-
CAT
-
NED
-
BRA
-
GER
-
GBR
-
CZE
-
POR
-
JPN
Ret
QAT
-
MAL
-
AUS
-
VAL
-
- 0
2005年 MotoGP ホンダ/モリワキ・MD211VF SPA
-
POR
-
CHN
15
FRA
-
ITA
-
CAT
-
NED
-
USA
-
GBR
-
GER
-
CZE
-
JPN
Ret
MAL
-
QAT
-
AUS
-
TUR
-
VAL
-
27位 1

参照

[編集]
  1. ^ 編集部, autosport web (2018年2月20日). “10年ぶり復活のホンダワークス、チームHRC。2018年は「憎たらしいぐらい強いHRC復活に向けた序章」と宇川監督 | MotoGP”. autosport web. 2024年11月5日閲覧。
  2. ^ 編集部, autosport web (2024年5月14日). “渡辺一樹が最終周に大逆転! 劇的な初優勝を飾る。初出場の宇川徹はクラス優勝/テイスト・オブ・ツクバ SATSUKI STAGE | MotoGP”. autosport web. 2024年11月5日閲覧。
  3. ^ 『ライディングスポーツ2024年11月号』三栄。