コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

尾﨑正直

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
尾崎正直から転送)
尾﨑 正直
おざき まさなお
デシタル大臣政務官就任時に公表された肖像写真
生年月日 (1967-09-14) 1967年9月14日(57歳)
出生地 日本の旗 高知県高知市
出身校 東京大学経済学部
前職 国家公務員大蔵省財務省
所属政党無所属→)
自由民主党二階派[1]
称号 経済学士(東京大学・1992年
公式サイト 尾﨑正直オフィシャルサイト

選挙区 高知2区
当選回数 2回
在任期間 2021年11月3日[2] - 現職

高知県の旗 公選第17-19代 高知県知事
当選回数 3回
在任期間 2007年12月7日 - 2019年12月6日
テンプレートを表示

尾﨑 正直(おざき まさなお、1967年〈昭和42年〉9月14日 - )は、日本政治家大蔵財務官僚自由民主党所属の衆議院議員(2期)、自由民主党副幹事長。

国土交通大臣政務官内閣府大臣政務官復興大臣政務官デジタル大臣政務官兼内閣府大臣政務官、高知県知事(公選第17・18・19代)、全国知事会副会長を歴任した[3]

来歴

[編集]

高知県高知市生まれ。1991年(平成3年)、大蔵省に入省。関税局国際調査課。大蔵省の同期に寺岡光博阿久澤孝中村英正嶋田俊之堀内斉岩元達弘橋本真吾山崎翼柴田敬司野尻明裕田村謙治長崎幸太郎らがいる。

本省勤務の他、1998年(平成10年)から3年間は外務省へ出向し、在インドネシア日本大使館書記官(赴任時は二等、2001年(平成13年)より一等)を務める。2006年(平成18年)より内閣官房副長官秘書官2007年(平成19年)10月、財務省を退官。

2007年(平成19年)11月25日投開票の高知県知事選挙自由民主党民主党高知県連、公明党社会民主党の推薦で出馬し、40歳で初当選。翌2008年(平成20年)1月に橋下徹大阪府知事に就任するまでは、全国で最年少の知事であった[注 1]

2011年(平成23年)の高知県知事選挙では、尾﨑以外に立候補を届け出た者がいなかったため、無投票再選[4]

2013年(平成25年)1月に内閣府教育再生実行会議の委員に就任し、2015年(平成27年)10月5日まで務めた[5]。同年10月の高知県知事選挙では、尾﨑以外に立候補を届け出た者がおらず、2011年の知事選に引き続き、2度連続で無投票再選[6]。知事選が2度連続で無投票になるのは1978年(昭和53年)、1982年(昭和57年)の滋賀県知事選挙武村正義以来、23年ぶりであった[7]。2015年(平成27年)はこのほか、岩手県知事選挙達増拓也が無投票で当選した[8]

2019年8月、同年11月に予定される高知県知事選挙には立候補せず、次期衆議院議員選挙に高知2区から立候補する意向が報道された[9]

2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙では、前回小選挙区で当選した立憲民主党前職の広田一を大差で破り、初当選した。

2024年9月27日に行われた自民党総裁選挙において、1回目の投票、決選投票、いずれも高市早苗に投じた[10]

2024年10月27日の第50回衆議院議員総選挙では、日本共産党の候補を大差で破り再選した[11]

同年11月15日、自由民主党副幹事長に就任[12]

人物

[編集]

旧統一教会との関係

[編集]

ジャーナリスト鈴木エイトが作成した「旧統一教会関連団体と関係があった現職国会議員168人」によれば、旧統一教会関連団体との関係について、かつて教団関連会合で挨拶をしていたとされる[13]

年譜

[編集]

選挙歴

[編集]
当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
2007年高知県知事選挙 2007年11月25日 40 ーー 無所属 17万8109票 61.21% 1 1/4 /
2011年高知県知事選挙 無投票 44 ーー 無所属 ーー票 ーー 1 / /
2015年高知県知事選挙 無投票 48 ーー 無所属 ーー票 ーー 1 / /
第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 54 高知県第2区 自由民主党 11万7810票 67.24% 1 1/3 /
第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 57 高知県第2区 自由民主党 10万2501票 70.26% 1 1/2 /

注釈

[編集]
  1. ^ 2024年2月現在は長崎県知事大石賢吾が最年少である。

脚注

[編集]
  1. ^ “金田勝年氏が二階派入り 自民党第4派閥に”. 産経新聞. (2020年1月23日). https://www.sankei.com/article/20200123-NVVFRCTOY5JHRIQD4563HG4GLU/ 2020年1月23日閲覧。 
  2. ^ 令和3年11月3日高知県選挙管理委員会告示第107号(衆議院高知県小選挙区選出議員選挙における当選人の住所等) : 『高知県公報』 令和3年11月16日 第10388号
  3. ^ “国会議員情報 尾崎 正直(おざき まさなお)”. 時事ドットコム (時事通信社). https://www.jiji.com/sp/giin?d=ff56309c9443c0be4bdd391860dd3a60&c=syu 2022年8月12日閲覧。 
  4. ^ “尾崎・高知県知事が無投票で再選”. 日本経済新聞. (2011年11月10日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS10019_Q1A111C1PE8000/ 2011年11月10日閲覧。 
  5. ^ 教育再生実行会議 有識者
  6. ^ “高知知事に尾崎正直氏が3選 2期連続で無投票当選”. 朝日新聞. (2015年10月29日). http://www.asahi.com/articles/ASHBY5RGNHBYPTIL01M.html 2015年12月20日閲覧。 
  7. ^ “高知県知事選、現職が前回に続き無投票で3選”. 読売新聞. (2015年10月29日). https://web.archive.org/web/20151208070906/http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20151029-OYT1T50137.html 2015年12月20日閲覧。 
  8. ^ “高知県知事選 尾崎氏が3選 連続無投票に”. 毎日新聞. (2015年10月30日). http://mainichi.jp/articles/20151030/ddn/002/010/040000c 2015年12月20日閲覧。 
  9. ^ “尾﨑知事4選立候補せず 次期衆院選出馬へ”. 高知新聞. (2019年8月20日). https://www.kochinews.co.jp/article/detail/301948 2019年8月20日閲覧。 
  10. ^ 高知の票の行方は…「党員票」は石破氏トップ 高知関係の国会議員は誰に投票?《自民党総裁》”. 高知さんさんテレビ (2024年9月27日). 2024年10月9日閲覧。
  11. ^ 高知2区で自民党の尾﨑正直氏が当選”. 読売新聞オンライン (2024年10月27日). 2024年11月16日閲覧。
  12. ^ 自由民主党 役員 | 議員”. 自由民主党. 2024年11月17日閲覧。
  13. ^ 鈴木エイト『自民党の統一教会汚染-追跡3000日』小学館、2022年。ISBN 978-4093801232 p307~318

外部リンク

[編集]
公職
先代
石橋林太郎
小鑓隆史
加藤竜祥
日本の旗 国土交通大臣政務官
石橋林太郎
小鑓隆史と共同

2024年
次代
高見康裕
吉井章
国定勇人
先代
土田慎
神田潤一
古賀友一郎
平沼正二郎
吉田宣弘
石井拓
国定勇人
三宅伸吾
加藤竜祥
日本の旗 内閣府大臣政務官
土田慎
神田潤一
古賀友一郎
平沼正二郎
吉田宣弘
石井拓
国定勇人
三宅伸吾と共同

2024年
次代
岸信千世
西野太亮
友納理緒
今井絵理子
加藤明良
竹内真二
国定勇人
勝目康
小林一大
先代
平沼正二郎
本田顕子
石井拓
加藤竜祥
日本の旗 復興大臣政務官
平沼正二郎
本田顕子
石井拓と共同

2024年
次代
今井絵理子
赤松健
竹内真二
国定勇人
先代
山田太郎
日本の旗 デジタル大臣政務官
2022年 - 2023年
次代
土田慎
先代
山田太郎
宮路拓馬
小寺裕雄
島村大
吉川有美
穂坂泰
中曽根康隆
宗清皇一
泉田裕彦
高橋はるみ
岩田和親
日本の旗 内閣府大臣政務官
鈴木英敬
自見英子
中野英幸
本田顕子
長峯誠
里見隆治
西田昭二
柳本顕
木村次郎と共同

2022年 - 2023年
次代
土田慎
神田潤一
古賀友一郎
平沼正二郎
吉田宣弘
石井拓
加藤竜祥
国定勇人
三宅伸吾
先代
橋本大二郎
高知県の旗高知県知事
公選第17-19代:2007年 - 2019年
次代
浜田省司