水原駅
水原駅 | |
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駅舎(2021年9月) | |
すいばら Suibara | |
◄京ケ瀬 (4.1 km) (3.7 km) 神山► | |
所在地 | 新潟県阿賀野市下条町1-1 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■羽越本線 |
キロ程 | 10.2 km(新津起点) |
電報略号 | スイ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
703人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1912年(大正元年)9月2日[1] |
備考 | 無人駅[2] |
水原駅(すいばらえき)は、新潟県阿賀野市
歴史
[編集]- 1912年(大正元年)9月2日:鉄道院信越線支線(現・羽越本線)新津駅 - 新発田駅間開通時に開設[1]。
- 1914年(大正3年)6月2日:新発田駅 - 中条駅間延伸に伴い、村上線へ改称、同線の駅となる。
- 1924年(大正13年)7月31日:線路名称改定。村上線が羽越線へ編入、同線の駅となる。
- 1925年(大正14年)11月20日:線路名称再改定。羽越線が羽越本線へ改称、同線の駅となる。
- 1966年(昭和41年)1月11日:駅舎改築[3]。
- 1984年(昭和59年)1月20日:車扱貨物取扱廃止(旅客駅化)[1]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴う、JR東日本の駅となる[1]。
- 1990年(平成2年)12月1日:みどりの窓口開設[4]。
- 2000年(平成12年)9月4日:自由通路使用開始[5][6]。
- 2008年(平成20年)3月15日:ICカード「Suica」が利用可能となる[7]。
- 2023年(令和5年)2月28日:みどりの窓口の営業を終了[8]。
- 2024年(令和6年)3月16日:終日無人駅化[要出典]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な地上駅。両ホームは跨線橋で連絡している。跨線橋は2つに仕切られており、新津寄り半分が東西自由通路となっている。交換が無い場合は両方向の列車共に駅舎(南側)に面する1番線から発着する。2番線は以前、島式ホーム(2・3番線)であり、さらに3番線外側には数本側線が存在したが現在は市道等に転用されている。以前は正面口側新津方に貨物ホーム、西口側に山崎ヒューム管工場専用線が存在した。平日・土曜のみ新津駅と当駅を結ぶ区間列車も1往復設定されている。
無人駅である[2](新津駅管理)。駅舎内には自動券売機、簡易Suica改札機、待合室、自動販売機、トイレ等がある。以前[いつ?]は売店もあった。
1番線ホーム上には、地元名物であるハクチョウの剥製が展示されている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | ■羽越本線 | 下り | 新発田・村上方面[9] |
上り | 新津方面[9] |
-
改札口(2016年9月)
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待合室(2021年9月)
-
ホーム(2021年9月)
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駅舎横(新津寄り)には、跨線橋を活用した自由通路入口がある
-
自由通路西口(2020年5月)
-
改札内外が仕切られた跨線橋(2020年5月)
利用状況
[編集]JR東日本によると、1965年度(昭和40年度)、1970年度(昭和45年度)、1975年度(昭和50年度)、2000年度(平成12年度)- 2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
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1965年(昭和40年) | 2,248 | [利用客数 1] |
1970年(昭和45年) | 2,101 | [利用客数 2] |
1975年(昭和50年) | 2,084 | [利用客数 3] |
2000年(平成12年) | 1,274 | [利用客数 4] |
2001年(平成13年) | 1,242 | [利用客数 5] |
2002年(平成14年) | 1,162 | [利用客数 6] |
2003年(平成15年) | 1,069 | [利用客数 7] |
2004年(平成16年) | 1,041 | [利用客数 8] |
2005年(平成17年) | 1,001 | [利用客数 9] |
2006年(平成18年) | 972 | [利用客数 10] |
2007年(平成19年) | 917 | [利用客数 11] |
2008年(平成20年) | 937 | [利用客数 12] |
2009年(平成21年) | 913 | [利用客数 13] |
2010年(平成22年) | 907 | [利用客数 14] |
2011年(平成23年) | 886 | [利用客数 15] |
2012年(平成24年) | 880 | [利用客数 16] |
2013年(平成25年) | 863 | [利用客数 17] |
2014年(平成26年) | 815 | [利用客数 18] |
2015年(平成27年) | 805 | [利用客数 19] |
2016年(平成28年) | 809 | [利用客数 20] |
2017年(平成29年) | 787 | [利用客数 21] |
2018年(平成30年) | 767 | [利用客数 22] |
2019年(令和元年) | 739 | [利用客数 23] |
2020年(令和 | 2年)700 | [利用客数 24] |
2021年(令和 | 3年)702 | [利用客数 25] |
2022年(令和 | 4年)703 | [利用客数 26] |
駅周辺
[編集]周辺に広がる市街地は阿賀野市の中心地。旧北蒲原郡水原町に当たる。また、瓢湖や五頭温泉郷といった観光地も周辺に存在する。
駅前広場は都市計画決定されたものの未整備の状況である[10]。なお、送迎車待機用駐車場や無料パークアンドライド駐車場が整備されている。
正面口側
[編集]- 新潟県道255号新関水原停車場線
- 新潟県道303号水原停車場線
- あがの市民病院
- 白龍酒造(白龍)
- 無為信寺[11]
- 天朝山公園(越後府跡)[11]
- 水原露店市場(4・8の付く日の朝に開催)[12]
- 阿賀野市役所[11]
- 水原城館跡・水原代官所[11]
- 阿賀野郵便局
- 阿賀野市立水原小学校
- 新潟県立阿賀野高等学校
- 瓢湖[11]
西口側
[編集]- 国道460号
- 国道49号
- 新潟県道15号新潟長浦水原線
- 阿賀野市立安野小学校
- 阿賀野市水原公民館
- 越の日本桜酒造(越乃日本桜)
-
駅前からあがの市民病院、阿賀野高校を経て水原総合体育館・阿賀野市役所に至る歩行者自転車道(2020年5月)
-
駅北側を東西に走る街道筋に形成された本町商店街(2020年4月)
-
キスアンドライド(送迎車)用駐車場(2020年5月)
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パークアンドライド用無料駐車場(2020年5月)
バス路線
[編集]当駅を含む阿賀野市と新潟都市圏の中心である新潟市中央区を結ぶ交通手段は鉄道とバスで競合しており、2002年の第3回新潟都市圏パーソントリップ調査では鉄道12%、バス6%となっている[10]。
阿賀野市営バス
[編集]駅前には、阿賀野市営バス「水原駅前」等のバス停がある。市内を運行する11系統のうち10系統が水原駅付近を経由している(一部路線は駅前の自転車置場前か、下記バス停(五頭タクシー前)が最寄り停留所となっている)。詳細は「阿賀野市営バス(阿賀野市役所)」を参照。
新潟交通グループ
[編集]駅を出て左に曲がった徒歩3分の所(県道303号、五頭タクシー前)には、新潟交通グループ「水原」バス停がある。亀田・横越線の路線図や時刻表は「路線・のりば(新潟交通)」、その他は「京ヶ瀬エリア(新潟交通観光バス)」を参照。
バス停名 | 方面 | 路線名 | 系統・行先 |
---|---|---|---|
水原 | 新潟市江南区・中心部方面 | ■S9 亀田・横越線 | S90・S91・S92(急行)・S93:新潟駅前・万代シテイ |
瓢湖方面 | ■S9 亀田・横越線 | S90・S91:瓢湖前 | |
保田方面 | ■S9 亀田・横越線 | S93(急行):保田車庫前 | |
- | SA1:石間中(いしまなか) SA2:保田車庫前 行 SG2:五泉営業所 |
水原バス停は以前の新潟交通水原営業所跡地から五頭(ごず)タクシー株式会社前に移設されている。新潟交通水原営業所は1990年代に新津営業所と統合して京ヶ瀬営業所(阿賀野市下里工業団地内)となった。水原営業所跡地には新潟交通旅行代理店「くれよん旅行センター」が開設されていたが、現在はコインランドリー「しゃぼん」となっている。
-
新潟駅発着路線等が発着する新潟交通観光バス「水原」バス停(2020年5月)
毎時1本以上運行されており、列車よりも本数は多い。 -
新潟交通グループ「水原」バス停と市営バス「五頭タクシー前」バス停は同位置にある。(2020年5月)
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、558頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b “駅の情報(水原駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月16日閲覧。
- ^ 「近代的駅舎に生れ変る 新装なった羽越線水原駅」『交通新聞』交通協力会、1966年1月14日、1面。
- ^ JR時刻表平成2年12月号索引地図欄外の注
- ^ 「JR水原駅 自由通路の使用開始」『交通新聞』交通新聞社、2000年10月3日、4面。
- ^ 「跨線橋ちょっと拝借、僕らの通学路できた JR羽越線水原駅」『朝日新聞』朝日新聞社、2000年9月5日、東京地方版/新潟、31面。
- ^ 『2008年3月 Suicaがますます便利になります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2007年12月21日。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ 。2020年5月29日閲覧。
- ^ “駅の情報(水原駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月10日閲覧。
- ^ a b “駅構内図(水原駅)”. 東日本旅客鉄道. 2020年2月2日閲覧。
- ^ a b “阿賀野市地域公共交通総合連携計画 pp.13-15”. 阿賀野市 (2010年3月). 2020年12月27日閲覧。
- ^ a b c d e “豪農が闊歩したまち 水原そぞろ歩き”. 新潟日報. (2018年9月21日). オリジナルの2018年10月25日時点におけるアーカイブ。 2022年5月16日閲覧。
- ^ “『広報あがの』2018年6月号 pp.2-7 特集:買い物ツアーに行こう”. 阿賀野市. 2020年6月1日閲覧。
利用状況
[編集]- ^ 鉄道統計年報昭和40年版p100 新潟鉄道管理局
- ^ 鉄道統計年報昭和45年版p88-89 新潟鉄道管理局
- ^ 鉄道統計年報昭和50年版p62-63 新潟鉄道管理局
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月12日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(水原駅):JR東日本