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茨城県道58号取手豊岡線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
主要地方道
茨城県道58号標識
茨城県道58号 取手豊岡線
主要地方道 取手豊岡線
総延長 21.539 km
実延長 19.317 km
制定年 1994年4月1日
起点 取手市白山三丁目【北緯35度54分8.8秒 東経140度3分50.5秒 / 北緯35.902444度 東経140.064028度 / 35.902444; 140.064028 (県道58号起点)
主な
経由都市
守谷市
終点 常総市豊岡町【北緯36度2分15.6秒 東経139度57分31.7秒 / 北緯36.037667度 東経139.958806度 / 36.037667; 139.958806 (県道58号終点)
接続する
主な道路
記法
国道294号
国道354号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

茨城県道58号取手豊岡線(いばらきけんどう58ごう とりでとよおかせん)は、茨城県取手市から常総市までを結ぶ県道主要地方道)である。

茨城県道58号取手豊岡線
守谷市板戸井(2021年4月)

概要

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取手市白山三丁目の国道6号交点から常総市豊岡町の国道354号まで南北に結び、起点の取手市白山から取手市戸頭までの約5.9キロメートル (km) は国道294号と重複するため、単独区間は取手市戸頭から以北となる。全体的に緑の色濃い地域を通る道路である。もりや工業団地内を通過するバイパス道も整備されており、もりや工業団地と都市軸道路とを結ぶ。

路線データ

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全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

歴史

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1994年(平成6年)4月1日、それまでの一般県道藤代板戸井岩井線(整理番号151)の一部(守谷町大字守谷 - 水海道市菅生町)と一般県道菅生諏訪線(整理番号306)の一部(水海道市菅生町 - 同市豊岡町)を統合し、起点を取手市、終点を水海道市豊岡町とする新たな主要地方道として、取手豊岡線(整理番号74)が認定された。同時に県道藤代板戸井岩井線および、国道354号と一部重複していた県道菅生諏訪線も廃止された[4]。翌1995年(平成7年)に整理番号58に変更され現在に至る。

年表

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  • 1959年昭和34年)10月14日:前身にあたる県道菅生諏訪線水海道市菅生町 - 同市諏訪町、図面対照番号250)が路線認定される[5]
  • 1993年平成5年)5月11日 - 建設省から、県道藤代板戸井岩井線の一部・県道菅生諏訪線が取手豊岡線として主要地方道に指定される[6]
  • 1994年(平成6年)
    • 4月1日
      • 県道取手豊岡線(整理番号74)として県道路線認定[7]
      • 道路の区域は、取手市白山三丁目国道6号分岐から水海道市豊岡町国道354号交点までに決定する[1]
    • 4月10日:守谷町大字大柏(現道分岐) - 同町大字野木崎のバイパス道路の一部(約560 m)が開通する[8]
  • 1995年(平成7年)
    • 3月30日:整理番号74から現在の番号(整理番号58)に変更される[9]
    • 6月12日:水海道市菅生町の菅生南交差点 - 原入口 - 菅生交差点間のルート(1.73 km)が、路線振替のため指定解除される[10]
  • 1996年(平成8年)
    • 1月25日:水海道市豊岡町地内(国道354号 - 水海道有料道路)の道路を新設する道路区域(1.213 km)が決定する[2]
    • 6月20日:取手市戸頭(戸頭公園付近) - 守谷町大字高野(高野小学校付近)間のバイパスを新設する道路区域(2.0 km)が決定する[11]
  • 1997年(平成9年)8月7日:水海道市豊岡町地内(国道354号 - 水海道有料道路)の新道が開通する[12]
  • 2001年(平成13年)
    • 3月1日:水海道市菅生町 - 水海道市豊岡町までの区間が、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定される[13]
    • 12月27日:水海道市坂手町 - 同市豊岡町(国道354号現道)のバイパス延伸する道路区域(962 m)が決定する[14]
  • 2004年(平成16年)3月22日:水海道市菅生町 - 同市坂手町の区間が、通行する車両の高さの最高限度4.1メートル (m) の道路に指定される[15]
  • 2017年(平成29年)11月24日:守谷市高野(荒野小学校前 - 老人ホーム七福神前)の旧道(401 m)が県道指定解除され、守谷市道に降格[16]
  • 2018年(平成30年)3月19日:守谷市板戸井地内の道路線形改良により、旧道3カ所(延べ507 m)の県道指定を解除[17]
  • 2019年令和元年)7月31日:常総市坂手町(坂手工業団地入口交差点) - 同市豊岡町(貫通道路入口交差点)間を、通行車両の高さ最高限度4.1 mの道路、および国際コンテナ車[注釈 2]の重量・長さ上限を引き上げる道路に指定[18]
  • 2020年(令和2年)4月1日:常総市豊岡町字谷原丙(国道354号交点) - 同市同町字細野丁(国道354号岩井水海道バイパス交点)を、通行する車両の高さの最高限度が4.1メートルの道路に指定[19]
  • 2024年(令和6年)10月25日:常総市坂手町 - 同市豊岡町のバイパス (1.2 km) が開通する[20]

路線状況

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基本は片側1車線(対向2車線)であるが、特に守谷市内の現道では住宅地の中などところどころセンターラインがなくなるところがあり、通行する際には注意が必要である。鬼怒川に架かる滝下橋は、幅員が狭小になるため大型車がすれ違うことができないことから、たびたび渋滞が発生している[21]

2014年9月8日、トレーラーが滝下橋のトラスを損傷するなどの事故を起こし車両通行止めとなる(自転車・歩行者は通行可)[22]。その後9月24日13:00に普通車のみ暫定解放となる[23]

道路法の規定に基づき、以下の区間は緊急輸送道路として機能を維持するため、災害発生時の被害拡大防止を目的に道路用地内に新たに電柱を建てることが制限されている。

  • 守谷市大柏(県道野田牛久線交差:大柏南交差点) - 同市大柏(守谷市道交差)[24]
  • 常総市坂手町(常総市道交差) - 常総市豊岡町砂原(国道354号交差:貫通道路入口交差点)[24]
  • 常総市菅生町(菅生南交差点) - 同(菅生交差点)[25]

重複区間

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道路施設

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滝下橋
  • 雷神橋(常磐自動車道、守谷市大柏)
  • 大野橋(おおのばし・守谷市野木崎 - 大木)
    大野川に架かる1径間桁橋。昭和51年3月竣工。
  • 滝下橋(守谷市板戸井)
    鬼怒川に架かる赤く塗られた鉄鋼ワーレントラス橋。昭和31年1月竣功。高さ4 m制限で、対向2車線であるが橋で幅員が減少するため大型車は交互通行の規制となっている。

地理

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通過する自治体

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交差する道路

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茨城県道58号取手豊岡線
守谷市乙子(2014年4月)
守谷市大木付近のバイパス道
(2014年4月)

沿線にある施設など

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脚注

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注釈

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  1. ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。
  2. ^ 国際海上コンテナの運搬用のセミトレーラ連結車のこと。

出典

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  1. ^ a b c d 道路の区域の決定(平成6年4月1日 茨城県告示第490号) (PDF) ,茨城県報 号外第49号(1994年(平成6年)4月1日)より
  2. ^ a b 道路の区域の変更(平成8年1月25日 茨城県告示第76号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第721号: p. p. 6, (1996年1月25日) 
  3. ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 6
  4. ^ 県道路線廃止に関する告示(平成6年4月1日 茨城県告示第488号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第49号: pp. pp. 8 - 10, (1994年4月1日) 
  5. ^ 県道路線認定(昭和三十四年十月十四日 茨城県告示第九百一号) (PDF) ,茨城県報 号外(1959年(昭和34年)10月14日)より
  6. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  7. ^ 県道路線認定に関する告示(平成6年4月1日 茨城県告示第487号) (PDF) ,茨城県報 号外第49号(1994年(平成6年)4月1日)より
  8. ^ 道路の供用の開始(平成6年4月7日 茨城県告示第516号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第583号: p. p. 18, (1996年4月7日) 
  9. ^ 県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第637号: pp. pp. 8–12, (1995年3月30日) 
  10. ^ 道路の区域の変更(平成7年6月12日 茨城県告示第735号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外78号: p. p. 1, (1995年6月12日) 
  11. ^ 道路の区域の変更(平成8年6月20日 茨城県告示第784号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第763号: p. p. 7, (1996年6月20日) 
  12. ^ 道路の供用の開始(平成9年8月7日 茨城県告示第855号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第879号: pp. pp. 3–4, (1997年8月7日) 
  13. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成13年3月1日 茨城県告示第198号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1241号: pp. pp. 10–14, (2001年3月1日) 
  14. ^ 道路の区域の変更 (平成13年12月27日 茨城県告示第1396号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1326号: p. p. 8, (2001年12月27日) 
  15. ^ 車両制限令の規定の基づく道路の指定(平成16年3月15日 茨城県告示第371号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1551号: pp. pp. 9–14, (2004年3月15日) 
  16. ^ 道路の区域の変更(平成29年11月24日 茨城県告示第1408号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2948号: p. p. 9, (2017年11月24日) 
  17. ^ 道路の区域の変更(平成30年3月19日 茨城県告示第293号) (PDF)”, 茨城県報 第2980号: pp. pp. 15–16, (2018年3月19日) 
  18. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定及び車両の通行方法の指定・車両制限令の規定に基づく国際海上コンテナ車の重量及び長さの最高限度を引き上げる道路の指定(令和元年7月31日 茨城県告示第423・424号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第16号: pp. pp. 1–8, (2019年7月31日) 
  19. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定及び車両の通行方法の指定(令和2年3月30日 茨城県告示第328号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第92号: pp. pp. 16–17, (2020年3月30日) 
  20. ^ 県道取手豊岡線バイパスの開通について』(PDF)(プレスリリース)茨城県土木部道路建設課、2024年10月4日https://www.pref.ibaraki.jp/somu/hodo/hodo/pressrelease/hodohappyoushiryou/2203/documents/241004doutokensetuka.pdf2024年10月26日閲覧 
  21. ^ 竜ケ崎工事事務所 (2013年12月). “県道取手豊岡線滝下橋大型車通行回避(下り:取手→野田方面)のお願い” (PDF). 茨城県ホームページ. 茨城県. 2016年1月8日閲覧。
  22. ^ 滝下橋 車両通行止め情報
  23. ^ 滝下橋の暫定開放日時及び水海道有料道路の無料開放終了について
  24. ^ a b 道路の占用を制限する区域の指定(令和5年3月16日 茨城県告示第301号)」『茨城県報』第391号、17–20頁、2023年3月16日http://soumu.pref.ibaraki.jp/file/PDF/2023/202303/n391.pdf 
  25. ^ 道路の占用を制限する区域の指定(平成30年3月19日 茨城県告示第299号)」『茨城県報』第2980号、18–28頁、2018年3月19日http://soumu.pref.ibaraki.jp/file/PDF/2018/201803/n2980.pdf 

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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