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茨城県道59号玉里水戸線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
主要地方道
茨城県道59号標識
茨城県道59号 玉里水戸線
主要地方道 玉里水戸線
総延長 29.076 km
実延長 28.773 km
制定年 1994年4月1日
起点 小美玉市北緯36度10分12.2秒 東経140度20分56.3秒 / 北緯36.170056度 東経140.348972度 / 36.170056; 140.348972 (県道59号起点)
主な
経由都市
東茨城郡茨城町
終点 水戸市北緯36度23分06.4秒 東経140度24分42.8秒 / 北緯36.385111度 東経140.411889度 / 36.385111; 140.411889 (県道59号終点)
接続する
主な道路
記法
国道355号
国道6号
国道50号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

茨城県道59号玉里水戸線(いばらきけんどう59ごう たまりみとせん)は、茨城県小美玉市(玉里地区)から水戸市までを結ぶ県道主要地方道)である。

概要

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小美玉市田木谷の国道355号分岐を起点に北上し同市堅倉を経て、水戸市赤塚の国道50号現道に至る茨城県県央地区を南北に縦断する延長約29kmの主要地方道。茨城町中央工業団地で、北関東自動車道茨城町西インターチェンジ (IC) と接続する。路線名にある玉里は、小美玉市の平成の大合併以前の旧自治体名「玉里村」が由来で、自治体名としての玉里村消滅後も現路線名称は変更なく踏襲されている。

路線データ

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全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

歴史

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1994年平成6年)4月1日主要地方道小川鉾田線の一部、県道紅葉石岡線の一部、本路線の前身にあたる県道堅倉小川線(けんどう かたくらおがわせん;整理番号240)、県道小岩戸赤塚停車場線(けんどう こいわとあかつかていしゃじょうせん;整理番号239)を統合して、起点を新治郡玉里村、終点を水戸市とする新たな路線として主要地方道玉里水戸線が路線認定された。翌年の1995年平成7年)には整理番号59に変更されて現在に至る。

年表

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  • 1959年昭和34年)10月14日
    現在の路線の前身にあたる県道小岩戸赤塚停車場線美野里町小岩戸 - 水戸市赤塚町、図面対照番号182)と県道堅倉小川線(美野里町堅倉 - 小川町、図面対照番号183)が路線認定される[4]
  • 1993年平成5年)5月11日 - 建設省から、県道赤塚馬口労線の一部・県道小岩戸赤塚停車場線の一部・県道堅倉小川線・県道紅葉石岡線の一部が玉里水戸線として主要地方道に指定される[5]
  • 1994年(平成6年)4月1日
    • 玉里水戸線(整理番号75)として県道路線認定[6]
    • 道路の区域は、新治郡玉里村大字田木谷国道355号分岐から水戸市赤塚町1丁目国道50号交点までに決定する[1]
  • 1995年(平成7年)3月30日:整理番号75から現在の番号(整理番号59)に変更される[7]
  • 2000年(平成12年)
  • 2001年(平成13年)3月19日:中央工業団地を造成する為、茨城町大字野曽地内の旧道区間 (600 m) が県道指定除外となる[10]
  • 2002年(平成14年)7月18日:東茨城郡美野里町大字堅倉 - 大字先後のバイパスを新設する道路区域 (2.192 km) が決定する[11]
  • 2003年(平成15年)
    • 1月30日:美野里町大字三箇 - 大字鶴田の現道(2.357 km)を2車線化道路改良する区域決定[12]
    • 3月24日:水戸市河和田2丁目(筑波銀行赤塚支店前 - ローソン水戸赤塚駅南店前)のバイパス道路 (441 m) を供用開始[13]
  • 2004年(平成16年)3月22日:東茨城郡小川町大字中延の区間が、通行する車両の高さの最高限度4.1 mの道路に指定される[14]
  • 2008年(平成20年)3月21日:中央工業団地を通過していた、茨城町大字野曽(中央工業団地南交差点) - 水戸市大字鯉淵町字六ノ割の旧道区間(計945 m)を指定解除[15]
  • 2010年(平成22年)10月5日:水戸市赤塚1丁目の国道50号・赤塚郵便局前交差点に接続する新道(約0.2 km)が開通[16]
  • 2011年(平成23年)4月7日:水戸市赤塚1丁目の県道赤塚馬口労線重複区間を、電線共同溝を整備すべき道路に指定[17]
  • 2014年(平成26年)3月20日:旧終点(大塚町交差点)の水戸市赤塚一丁目の旧道 (165 m) が指定解除により市道へ降格する[2]
  • 2019年令和元年)7月31日:小美玉市中延(横町交差点 - 中延北交差点)間を、国際コンテナ車[注釈 2]の重量・長さ上限を引き上げる道路に指定[18]
  • 2021年(令和3年)9月21日:小美玉市堅倉 - 同市小岩戸にバイパス道路(1.642 km)を改築するための道路区域を指定[19]

路線状況

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玉里方面から水戸方面に向かう場合、小美玉市小岩戸地内と、水戸市河和田町地内で案内標識無しで本道が左折している。

水戸市河和田町の国道50号水戸バイパス交点(河和田町南交差点)から水戸市赤塚の国道50号交点(大塚町交差点)までの区間は、線形が屈曲しており複雑で、センターラインなしの1車線の区間も存在する。

北関東自動車道開通前は茨城町野曽の茨城県道16号大洗友部線交点から左折し、300 mほど県道大洗友部線と重複して右折するルートであった。新道開通後は茨城中央工業団地の区画整理により旧道の一部は廃道になったものの、野曽地内に現在でも道路跡が残っている。

道路法の規定に基づき、以下の区間は緊急輸送道路として機能を維持するため、災害発生時の被害拡大防止を目的に道路用地内に新たに電柱を建てることが制限されている[20]

  • 小美玉市中延(主要地方道小川鉾田線交差) - 同(中延北交差点)[21]
  • 東茨城郡茨城町中央工業団地(茨城町道交差) - 東茨城郡茨城町中央工業団地(北関東自動車道 茨城町西IC[22]
  • 東茨城郡茨城町野曽(茨城町西IC入口交差点) - 水戸市高田町(高田十字路交差点)[21]
  • 水戸市赤塚町1丁目(水府病院) - 同(郵便局前交差点)[21]

重複区間

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道路施設

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川根大橋(2014年5月)
  • 園部新大橋(園部川、小美玉市田木谷 - 中延)
  • 川根大橋(かわねおおはし、涸沼川、茨城町上飯沼 - 野曽)
    涸沼川に架かる橋長136.2m、6径間鉄筋コンクリート構造桁橋。1963年(昭和38年)10月竣功。車道は2車線でコンクリート舗装が特徴的である。涸沼川の下流側に歩道が1本併設されている。
  • 水戸橋(涸沼前川、水戸市下野 - 高田)

地理

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通過する自治体

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交差する道路

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沿線風景(小美玉市小岩戸)

沿線にある施設など

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脚注

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注釈

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  1. ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。
  2. ^ 国際海上コンテナの運搬用のセミトレーラ連結車のこと。

出典

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  1. ^ a b c 道路の区域の決定(平成6年4月1日 茨城県告示第490号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第49号: p. p. 12, (1994年4月1日) 
  2. ^ a b 道路の区域の変更(平成26年3月20日 茨城県告示第265号) (PDF)”, 茨城県報 第2573号: pp. pp. 2–3, (2014年3月20日) 
  3. ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 6
  4. ^ 県道路線認定(昭和三十四年十月十四日 茨城県告示第九百一号) (PDF) ,茨城県報 号外(1959年(昭和34年)10月14日)より
  5. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  6. ^ 県道路線認定に関する告示(平成6年4月1日 茨城県告示第487号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第49号: p. p. 7, (1994年4月1日) 
  7. ^ 県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)”, 茨城県報 第637号: pp. pp. 8–12, (1995年3月30日) 
  8. ^ 道路の供用の開始(平成12年2月17日 茨城県告示第181号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1135号: p. p. 2, (2000年2月17日) 
  9. ^ 道路の供用の開始(平成12年3月13日 茨城県告示第278号・279号・280号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1142号: p. p. 13, (2000年3月13日) 
  10. ^ 道路の区域の変更(平成20年3月21日 茨城県告示第302号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1246号: p. p. 12, (2001年3月19日) 
  11. ^ 道路の区域の変更(平成14年7月18日 茨城県告示第862号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1382号: p. p. 16, (2002年7月18日) 
  12. ^ 道路の区域の変更(平成15年1月30日 茨城県告示第139号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1436号: p. p. 6, (2003年1月30日) 
  13. ^ 道路の区域の変更(平成15年3月24日 茨城県告示第433号)・道路の供用の開始(同日 茨城県告示第439号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1451号: pp. pp. 33,35, (2003年3月24日) 
  14. ^ 車両制限令の規定の基づく道路の指定(平成16年3月15日 茨城県告示第371号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1551号: pp. pp. 9–14, (2004年3月15日) 
  15. ^ 道路の区域の変更(平成20年3月21日 茨城県告示第392号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1961号: pp. pp. 65–66, (2008年3月21日) 
  16. ^ 道路の供用の開始(平成22年9月30日 茨城県告示第1138号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2219号: p. p. 3, (2004年9月30日) 
  17. ^ a b 電線共同溝を整備すべき道路の指定(平成23年4月7日 茨城県告示第447号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2272号: p. p. 10, (2011年4月7日) 
  18. ^ 車両制限令の規定に基づく国際海上コンテナ車の重量及び長さの最高限度を引き上げる道路の指定(令和元年7月31日 茨城県告示第424号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第16号: pp. pp. 3–8, (2019年7月31日) 
  19. ^ 道路の区域の変更(令和3年9月21日 茨城県告示第1037号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第240号: p. p. 3, (2021年9月21日) 
  20. ^ 道路の占用を制限する区域の指定(平成30年3月19日 茨城県告示第299号) (PDF)”, 茨城県報 第2980号: pp. pp. 18–28, (2018年3月19日) 
  21. ^ a b c 道路の占用を制限する区域の指定(平成30年3月19日 茨城県告示第299号)」『茨城県報』第2980号、18–28頁、2018年3月19日http://soumu.pref.ibaraki.jp/file/PDF/2018/201803/n2980.pdf 
  22. ^ 道路の占用を制限する区域の指定(令和5年3月16日 茨城県告示第301号)」『茨城県報』第391号、17–20頁、2023年3月16日http://soumu.pref.ibaraki.jp/file/PDF/2023/202303/n391.pdf 

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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