コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

茨城県道31号瓜連馬渡線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
主要地方道
茨城県道31号標識
茨城県道31号 瓜連馬渡線
主要地方道 瓜連馬渡線
総延長 20.651 km
実延長 20.560 km
制定年 1977年2月14日
起点 茨城県那珂市北緯36度29分12.0秒 東経140度27分0.2秒 / 北緯36.486667度 東経140.450056度 / 36.486667; 140.450056 (県道31号起点)
終点 茨城県ひたちなか市北緯36度25分12.9秒 東経140度35分17.1秒 / 北緯36.420250度 東経140.588083度 / 36.420250; 140.588083 (県道31号終点)
接続する
主な道路
記法
国道118号
国道6号
国道349号
国道245号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

茨城県道31号瓜連馬渡線(いばらきけんどう31ごう うりづらまわたりせん)は、茨城県那珂市からひたちなか市に至る県道主要地方道)である。

茨城県道31号瓜連馬渡線
那珂市鴻巣(2023年4月)

概要

[編集]

路線データ

[編集]
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

歴史

[編集]

1977年昭和52年)2月14日、前身にあたる旧・県道那珂瓜連線(那珂郡那珂町 - 瓜連町、整理番号220)[注釈 2]県道佐和停車場線(佐和停車場 - 勝田市大字稲田、整理番号222)、県道佐和停車場馬渡線(佐和停車場 - 勝田市大字馬渡、整理番号223)、県道菅谷稲田線(那珂郡那珂町菅谷 - 勝田市大字稲田、整理番号224)の4路線を廃止[3]・統合して主要地方道に昇格させた、起点を那珂郡瓜連町、終点を勝田市大字馬渡とする県道瓜連馬渡線(整理場号49)として路線認定した。認定当時、終点はひたちなか市大字馬渡の「追分三叉路」であった[1]。のちの1995年(平成7年)には、茨城県道の路線再編成が行われて現在の整理番号31になり現在に至る[4]

年表

[編集]
  • 1959年昭和34年)10月14日
    前身にあたる(旧)県道那珂瓜連線那珂町菅谷 - 瓜連町中里、図面対照番号163)、県道佐和停車場線(佐和停車場 - 勝田市稲田、図面対象番号165)、県道佐和停車場馬渡線(佐和停車場 - 勝田市馬渡、図面対照番号166)、県道菅谷稲田線(那珂町菅谷 - 勝田市稲田、図面対照番号167)が路線認定[5]
  • 1977年(昭和52年)2月14日
    • 主要地方道瓜連馬渡線(整理番号49)として路線認定される[6]
    • 道路区域を、那珂郡瓜連町大字中里 - 勝田市大字馬渡に決定する[1]
    • 同時に、県道那珂瓜連線(整理番号220)、県道佐和停車場線(整理番号222)、県道佐和停車場馬渡線(整理番号223)、県道菅谷稲田線(整理番号224)が廃止される[3]
  • 1984年(昭和59年)6月27日:那珂インター開通に伴い、那珂郡那珂町大字鴻巣(現県道那珂インター線交点) - 同町大字菅谷(ひばりヶ丘交差点)の道路改良バイパス(約1.3 km)が開通[7]
  • 1986年(昭和61年)12月26日:勝田市大字高野(県道豊岡佐和停車場線交点) - 同市大字長砂(国道245号交点)の新道区間(約3.1 km)が開通[8]
  • 1987年(昭和62年)11月5日:那珂町大字鴻巣(県道那珂インター線交点) - 同町大字菅谷(旧国道349号交点)の旧道(1.211 km)が指定解除され那珂町道へ降格[9]
  • 1990年平成2年)12月3日:勝田市佐和(篠根沢交差点) - 同市高野(一般県道豊岡佐和停車場線)までバイパスの一部を建設する道路区域(約2.6043 km)が決定する[10]
  • 1991年(平成3年)10月1日:那珂町菅谷(ひばりヶ丘交差点) - 勝田市高野(一般県道豊岡佐和停車場線)のバイパス区間(7.018 km)を供用開始[11]
  • 1993年(平成5年)5月11日建設省から、県道瓜連馬渡線が瓜連馬渡線として主要地方道に指定される[12]
  • 1995年(平成7年)3月30日:整理番号49から現在の番号(整理番号31)に変更される[4]
  • 2000年(平成12年)4月1日:那珂郡那珂町大字鴻巣 - ひたちなか市長砂の区間が、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定される[13]
  • 2003年(平成15年)9月18日:ひたちなか市大字高野(高野十字路) - 同市大字馬渡(国道245号・馬渡下宿交差点)までの旧道区間(6.162 km)が指定解除され、ひたちなか市道降格及び、一部が県道351号馬渡水戸線へ編入される[14]
  • 2004年(平成16年)3月22日:那珂郡那珂町大字鴻巣 - ひたちなか市大字長砂の区間が、通行する車両の高さの最高限度4.1 mの道路に指定される[15]
  • 2006年(平成18年)3月17日:那珂市菅谷地内(都市計画道路上菅谷下菅谷線の一部、約0.7 km)の街路整備がなされ供用開始[16]
  • 2014年(平成26年)10月16日:那珂市菅谷(都市計画道路上菅谷下菅谷線の一部、約0.37 km)の街路整備がなされ供用開始[17][18]
  • 2018年(平成30年)2月8日:那珂市菅谷地内の旧道区間の一部(菅谷中宿交差点 - 菅谷小東交差点 - ひたちなか市佐和境界:2.339 km)が移管により県道指定解除[19]
  • 2019年令和元年)7月31日:ひたちなか市佐和(孫目十字路) - 同市長砂(長砂交差点)間を、国際コンテナ車[注釈 3]の重量・長さ上限を引き上げる道路に指定[20]
  • 2022年(令和4年)10月27日:ひたちなか市大字佐和 - 同市大字高野(ひたちなか市佐和・那珂市菅谷境界 - 稲田十字路 - 高野十字路 - 県道31号現道交点)の旧道(4.039 km)を路線指定解除[21]

路線状況

[編集]

道路法の規定に基づき、那珂市福田(主要地方道那珂インター線交差) - ひたちなか市長砂(国道245号交差)間および、ひたちなか市高場(JR佐和駅) - 同市高野(高野十字路交差点)間は、緊急輸送道路として機能を維持するため、災害発生時の被害拡大防止を目的に道路用地内に電柱を建てることが制限されている[22]

別称

[編集]
  • 都市計画道路 上菅谷下菅谷線
    那珂市の中心市街地(菅谷地区)を南北に結ぶ市街地形成の骨格をなす道路で、当県道に指定されている。国道349号那珂バイパス開通以前の旧国道349号にあたる道路でもある。那珂バイパス開通以後、衰退が顕著な旧市街地活性化の一翼を担う街路改良事業として、平成5年度(1993年)より道路を拡幅して歩道などを整備する事業がすすめられている[23]

地理

[編集]

起点の那珂市・国道118号分岐(ナザレ園入口)からJR常陸鴻巣駅前を通過し、県道65号との交差点に至り、ここを左折し、常磐自動車道のガードをくぐった先に那珂市役所前を経て国道6号孫目十字路を直進、笠松運動公園付近を通り高低の激しい道を経て終点の長砂交点は一面畑で横にJA長砂直売所がある。

旧道は那珂市のひばりが丘交差点を南下、JR上菅谷駅前を通過し国道349号旧道(菅谷中宿交差点)で左折する。国道349号那珂バイパス・菅谷小東交差点を直進。当道はそのまま直進し国道6号稲田十字路を経て、佐和駅前入口のを直進、県道284号との重複区間を経て当県道現道と合流する。

通過する自治体

[編集]

交差する道路

[編集]
那珂市鴻巣(2012年9月)

沿線にある施設など

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。
  2. ^ 現在の茨城県道104号那珂瓜連線とは別の路線である。
  3. ^ 国際海上コンテナの運搬用のセミトレーラ連結車のこと。

出典

[編集]
  1. ^ a b c 道路区域の決定(昭和52年2月14日 茨城県告示149号の3) (PDF)」『茨城県報』第6502号、茨城県、9–10頁、1977年2月14日。 
  2. ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 5
  3. ^ a b 県道路線の廃止(昭和52年2月14日 茨城県告示149号の2) (PDF)」『茨城県報』第6502号、茨城県、7–9頁、1977年2月14日。 
  4. ^ a b 県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)」『茨城県報』第637号、茨城県、8–12頁、1995年3月30日。 
  5. ^ 県道路線認定(昭和三十四年十月十四日 茨城県告示第九百一号) (PDF) ,茨城県報 号外(1959年(昭和34年)10月14日)より
  6. ^ 県道路線の認定(昭和52年2月14日 茨城県告示149号) (PDF)」『茨城県報』第6502号、茨城県、5–7頁、1977年2月14日。 
  7. ^ 道路の区域変更(昭和59年6月25日 茨城県告示第888号) (PDF)」『茨城県報』第7256号、茨城県、4頁、1995年6月25日。 
  8. ^ 道路の供用開始(昭和61年12月25日 茨城県告示1718号) (PDF)」『茨城県報』第7513号、茨城県、8頁、1986年12月25日。 
  9. ^ 道路の区域変更(昭和62年11月5日 茨城県告示1149号) (PDF)」『茨城県報』号外第124号、茨城県、2頁、1987年11月5日。 
  10. ^ 道路の区域の変更(平成2年12月3日 茨城県告示第1433号) (PDF)」『茨城県報』第197号、茨城県、6–7頁、1990年12月3日。 
  11. ^ 道路の供用の開始(平成3年9月30日 茨城県告示第1082号) (PDF)」『茨城県報』第281号、茨城県、2–3頁、1991年9月30日。 
  12. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  13. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成12年3月2日 茨城県告示第237号) (PDF)」『茨城県報』第1139号、茨城県、6–11頁、2000年3月2日。 
  14. ^ 道路の区域の変更(平成15年9月18日 茨城県告示第1470号) (PDF)」『茨城県報』第1502号、茨城県、11頁、2003年9月18日。 
  15. ^ 車両制限令の規定の基づく道路の指定(平成16年3月15日 茨城県告示第371号) (PDF)」『茨城県報』第1551号、茨城県、9–14頁、2004年3月15日。 
  16. ^ 道路の供用の開始(平成18年3月13日 茨城県告示第299号) (PDF)」『茨城県報』第1755号、茨城県、8–9頁、2006年3月13日。 
  17. ^ 道路の供用の開始(平成26年10月16日 茨城県告示第1074号) (PDF)」『茨城県報』第2633号、茨城県、9頁、2014年10月16日。 
  18. ^ 都市計画道路 上菅谷下菅谷線の一部開通について(平成26年10月16日)”. 土木部常陸大宮土木事務所. 茨城県 (2014年10月29日). 2015年4月5日閲覧。
  19. ^ 道路の区域の変更(平成30年2月8日 茨城県告示第115号) (PDF)」『茨城県報』第2969号、8–9頁、2018年2月8日。 
  20. ^ 車両制限令の規定に基づく国際海上コンテナ車の重量及び長さの最高限度を引き上げる道路の指定(令和元年7月31日 茨城県告示第424号) (PDF)」『茨城県報』号外第16号、茨城県、3–8頁、2019年7月31日。 
  21. ^ 道路の区域の変更(令和4年10月27日 茨城県告示第1081号)」『茨城県報』第353号、茨城県、12頁、2022年10月27日http://soumu.pref.ibaraki.jp/file/PDF/2022/202210/n353.pdf 
  22. ^ 道路の占用を制限する区域の指定(平成30年3月19日 茨城県告示第299号) (PDF)”, 茨城県報 第2980号: pp. pp. 18–28, (2018年3月19日) 
  23. ^ 常陸大宮土木事務所 (2016年8月31日). “《街路改良事業》都市計画道路 上菅谷下菅谷線”. 茨城県ホームページ. 茨城県. 2017年4月15日閲覧。

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]