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粟国島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
粟国島

南西方向から撮影した航空写真
所在地 日本の旗 日本 沖縄県島尻郡粟国村
所在海域 東シナ海
所属諸島 沖縄諸島
座標 北緯26度34分56秒 東経127度13分36秒 / 北緯26.58222度 東経127.22667度 / 26.58222; 127.22667 (粟国島)座標: 北緯26度34分56秒 東経127度13分36秒 / 北緯26.58222度 東経127.22667度 / 26.58222; 127.22667 (粟国島)
面積 7.62 km²
海岸線長 12.8 km
最高標高 95.8 m
最高峰 番屋塚(ばんやちじ)
人口 約900人
粟国島の位置(沖縄諸島内)
粟国島
粟国島の位置(南西諸島内)
粟国島
粟国島の位置(日本内)
粟国島
     
プロジェクト 地形
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島はサンゴ礁に囲まれている

粟国島(あぐにじま)は、粟国諸島に属するである。沖縄本島の北西にあり、フェリー航路がある那覇港と約60キロメートル離れている[1]

周囲に島はなく、沖縄県島尻郡粟国村の一島一村である。

概要

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面積7.62km2[2]、周囲12.8km[3]

産業は主に農業漁業で、近年では製塩業も有名である。かつてはの産地として知られており、粟島とも呼ばれ、名前の由来となっている。また飢饉用に植えられたソテツが多く残っており、別名「ソテツの島」ともいわれる[4]

島の西側の標高が高く、東側へ緩やかな傾斜となっている。西端が真鼻岬(筆ん崎)で、白色凝灰岩の断崖絶壁となる。

筆ん崎(ふでんざき)沖は流れが強いものの、4月 - 7月にかけて産卵期を控えたギンガメアジが数千匹の大群をつくるほか、ロウニンアジナポレオンフィッシュなども回遊してくるため、上級者向けのダイビングポイントとして有名である[1]

あまり観光地として知られていないこともあり、島内はのどかで昔ながらの沖縄の町並みが残っている。

歴史

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交通

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航路

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粟国港に停泊するフェリーあぐに
フェリー粟国:所要時間は2時間10分、便数は1日1往復[7]

航空路

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  • 第一航空那覇空港間で運航。一時期停止していた運航は2021年7月より再開。月・水・土の週3往復(多客期増便)。所要時間は約25分、運賃は大人片道8000円[8]
  • エクセル航空がヘリタクシーをチャーター便として運航[9]

島内交通

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  • 路線バス:村営コミュニティバス「アニー号」が島内各地と粟国港・粟国空港を結んで運行される。
  • タクシー:通常のタクシーはない。村営のデマンド型乗合タクシー「りかりか号」がある。
  • レンタカー、レンタサイクルがある。

主な観光名所

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洞寺鍾乳洞の内部

特産品

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「粟国の塩」を製塩している工場
  • 粟国の
  • 粟国の島マース

(上記2製品は製造者名・製品名共に酷似しているが、全くの別製品。)

  • ソテツみそ
  • アカーマーミー
  • あぐにようかん
  • 黒糖
  • もちきび
  • 玉ねぎ
  • 山羊(ヤギ):島内で放牧されている山羊はヤギ肉を得るための食用で、粟国の山羊は県内でも美味しい山羊として古くから知られている。

ハブ

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与那国島久高島伊是名島などと並び「ハブのいない島」とされてきたが、2017年9月2日、島北部にある産業廃棄物処理施設で全長1mのハブが1匹捕獲された[6]。2023年度は8月現在で196匹が捕獲されるなど増加傾向にあるため、同年12月には粟国村議会でハブにかまれた際の医療費の補助や、住宅の石垣整備に使う補修材の支給を行うためのハブ対策条例が制定された[10]

脚注

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関連項目

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外部リンク

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