コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

鴨田町 (岡崎市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 愛知県 > 岡崎市 > 岩津地区 > 鴨田町 (岡崎市)
鴨田町
大樹寺
鴨田町の位置(愛知県内)
鴨田町
鴨田町
鴨田町の位置
北緯34度59分1.86秒 東経137度10分8.73秒 / 北緯34.9838500度 東経137.1690917度 / 34.9838500; 137.1690917
日本の旗 日本
都道府県 愛知県
市町村 岡崎市
地区 岩津地区
面積
 • 合計 0.531183242 km2
人口
2019年令和元年)5月1日現在)[2]
 • 合計 5,295人
 • 密度 10,000人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
444-2121[3]
市外局番 0564(岡崎MA[4]
ナンバープレート 岡崎

鴨田町(かもだちょう)は、愛知県岡崎市岩津地区の町名。丁番を持たない単独町名であり、18の小字が設置されている。

地理

[編集]

岡崎市の北西部に位置する。町内には松平氏菩提寺の大樹寺や、その塔頭を始めとした宗教施設が多数存在し、東部には真福寺道が通る。

かつては町域中央部を名鉄挙母線が通っていた。岡崎市内線と名鉄挙母線の事実上の接続駅だった大樹寺駅が町域中心部にあり、挙母線廃止後は名鉄バス大樹寺バス停(バスターミナル)及び駐車場となっている。

小字

[編集]

世帯数と人口

[編集]

2019年(令和元年)5月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
鴨田町 2,383世帯 5,295人

人口の変遷

[編集]

国勢調査による人口の推移

1995年(平成7年) 5,673人 [5]
2000年(平成12年) 5,444人 [6]
2005年(平成17年) 5,533人 [7]
2010年(平成22年) 5,646人 [8]
2015年(平成27年) 5,222人 [9]

小・中学校の学区

[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[10]

字・番地等 小学校 中学校 高等学校
字南魂場 岡崎市立井田小学校 岡崎市立葵中学校 三河学区
その他 岡崎市立大樹寺小学校 岡崎市立北中学校

歴史

[編集]
かもだむら
鴨田村
廃止日 1889年10月1日
廃止理由 新設合併
大樹寺村大門村上里村鴨田村藪田村百々村大樹寺村
現在の自治体 岡崎市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県
額田郡
隣接自治体 額田郡
薮田村、百々村、瀧村東阿知和村井田村
鴨田村役場
所在地 愛知県額田郡鴨田村
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示
大樹寺の松平八代墓[11]

額田郡鴨田村を前身とする。8世紀中頃に、額田八郷の一つとして鴨田郷ができた[12][13]

中世、1467年、鴨田郷に分立されていた松平氏第4代松平親忠が、井田野合戦で勝利したのち戦死者を弔うため井田野の地に念仏堂(現西光寺)を建立し、千人塚を築いた。西光寺は岡崎観光きらり百選に、千人塚は市指定史跡[14]に、それぞれ選定されている。松平氏菩提寺大樹寺を建立したのも松平親忠とされる[15]

1560年5月19日昼、桶狭間の戦いで今川義元が戦死。同日夕方に大高城で義元戦死の報を聞いた松平元康(後の徳川家康)は夜半に退城し、翌20日、大樹寺に入った。ほどなく今川軍が岡崎城を退去したため、23日、元康は岡崎城に入城し、自立への第一歩を踏み出した[16][17][18][19]

江戸時代には大樹寺領及び鴨田天満宮領となる。

沿革

[編集]

史跡

[編集]

交通

[編集]
道路
バス

施設

[編集]
池内
北浦
北魂場
郷前
末広
田起
所屋敷
広元
南魂場
向山
山畔

ギャラリー

[編集]

その他

[編集]

日本郵便

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 愛知県岡崎市の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2019年5月19日閲覧。
  2. ^ a b 支所・町別人口・世帯集計表(各月1日現在)” (XLS). 岡崎市(統計ポータルサイト) (2019年5月1日). 2019年5月19日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年5月19日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年5月19日閲覧。
  5. ^ 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  6. ^ 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  7. ^ 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  8. ^ 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  9. ^ 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  10. ^ 岡崎市立小中学校通学区域”. 岡崎市 (2018年6月9日). 2019年5月19日閲覧。
  11. ^ a b 市指定:史跡 松平八代墓”. 岡崎市ホームページ (2020年9月8日). 2021年7月19日閲覧。
  12. ^ 「市のあゆみ」岡崎市
  13. ^ 「こうた豆知識 」幸田町
  14. ^ 岡崎市教育委員会事務局社会教育課文化財班 (2015年2月27日). “岡崎市指定文化財目録”. 岡崎市. 2015年4月11日閲覧。
  15. ^ 「大樹寺」ブリタニカ百科事典
  16. ^ 『岡崎市史別巻 徳川家康と其周圍』上巻、1934年、p. 304-305”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2023年2月7日閲覧。
  17. ^ 『岡崎市史別巻 徳川家康と其周圍』上巻、1934年、p. 306-307”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2023年2月7日閲覧。
  18. ^ 『新編岡崎市史 中世 2』, p. 809.
  19. ^ 『三河物語』 1992, pp. 132–135.
  20. ^ a b 新編岡崎市史編さん委員会 1993, p. 654.
  21. ^ a b c d 新編岡崎市史編さん委員会 1993, p. 655.
  22. ^ 新編岡崎市史編さん委員会 1983, p. 99.
  23. ^ a b c 「4 新旧町名対照一覧表」” (XLS). 岡崎市. 2019年5月26日閲覧。
  24. ^ a b 市指定:史跡 千人塚”. 岡崎市ホームぺージ (2020年9月8日). 2022年6月1日閲覧。
  25. ^ a b c d e f g h 岡崎地区バス路線図”. 路線図ドットコム (2015年4月1日). 2015年4月11日閲覧。
  26. ^ 郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年5月18日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 有限会社平凡社地方資料センター 編『日本歴史地名大系 第23巻 愛知県の地名』平凡社、1981年11月30日。ISBN 978-4582490237 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5 
  • 『新編 岡崎市史 中世 2』新編岡崎市史編さん委員会、1989年3月31日。 
  • 新編岡崎市史編さん委員会 編『新編岡崎市史 資料 現代 11』1983年。 
  • 新編岡崎市史編さん委員会 編『新編岡崎市史 総集編 20』1993年。 
  • 大久保彦左衛門 著、百瀬明治 訳『三河物語徳間書店、1992年12月31日。 

関連項目

[編集]