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国道221号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
えびのループ橋から転送)
一般国道
国道221号標識
国道221号
地図
地図
総延長 73.9 km
実延長 71.4 km
現道 71.4 km
制定年 1953年昭和28年)
起点 熊本県人吉市
東間下町交差点(北緯32度11分58.88秒 東経130度46分10.12秒 / 北緯32.1996889度 東経130.7694778度 / 32.1996889; 130.7694778 (東間下町交差点)
主な
経由都市
宮崎県えびの市
終点 宮崎県都城市
松之元交差点(北緯31度45分50.84秒 東経131度5分22.52秒 / 北緯31.7641222度 東経131.0895889度 / 31.7641222; 131.0895889 (松之元交差点)
接続する
主な道路
記法
国道219号標識 国道219号
E3 九州自動車道
国道268号標識 国道268号
国道265号標識 国道265号
国道223号標識 国道223号
E10 宮崎自動車道
国道10号標識 国道10号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
小林市東上町(2008年10月6日)

国道221号(こくどう221ごう)は、熊本県人吉市から宮崎県都城市に至る一般国道である。

概要

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中九州南九州を結ぶ重要な道路であり、難所であった標高720 mの加久藤峠を加久藤トンネルや人吉・えびのループによって解消してきた[1]1995年(平成7年)7月27日に並行する九州自動車道人吉ICえびのIC間が開通[2]後も同自動車道八代IC・えびのIC間では危険物積載車両の通行が禁止されているため、規制されるタンクローリーなどは八代市からえびの市にかけて国道219号と併せて代替道路として利用することとなり、国土交通省九州地方整備局は高速輸送ネットワークのミッシングリンクとして課題に挙げている[3]

路線データ

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一般国道の路線を指定する政令[4][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

歴史

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路線状況

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重複区間

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  • 国道219号(熊本県人吉市東間下町・東間下町交差点(起点) - 球磨郡錦町大字西)
  • 国道268号(宮崎県えびの市大字小田・えびの市川原交差点 - 小林市真方・東上町交差点)
  • 国道223号(宮崎県小林市真方・東上町交差点 - 西諸県郡高原町大字西麓・高原町二本松交差点)

道路施設

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橋梁

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人吉ループ(2023年5月14日)
えびのループ(2009年8月26日)
  • 熊本県
    • 加久藤ループ橋(人吉ループ橋[8]・えびのループ橋、人吉市)
    熊本県人吉市宮崎県えびの市の境界にある加久藤トンネルの前後にはそれぞれループ橋が設置されている。これらは標高差55 mの人吉ループと標高差75 mのえびのループからなり、加久藤トンネルと同じく加久藤峠の狭隘な道路の解消を目的に建設され、加久藤ループ橋と総称される[1]
    人吉ループはカーブ半径95 mから140 mの橋3本で構成され、1977年(昭和52年)に完成。えびのループはカーブ半径150 mから400 mの橋6本とトンネル3本で構成され、1979年(昭和54年)に完成した[1][9]

トンネル

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加久藤トンネル(えびの方面、2008年5月11日)
  • 熊本県
  • 宮崎県
    • 雲海トンネル:延長405 m、えびの市
    • 観望隧道:延長104 m、えびの市

道の駅

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  • 熊本県
    • 人吉(人吉市、国道219号重複区間内)

地理

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通過する自治体

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交差する道路

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交差する道路 都道府県名 市町村名 交差する場所
国道219号 重複区間起点
熊本県道102号上漆田東間下線
熊本県 人吉市 東間下町 東間下町交差点
E3 九州自動車道 七地町 19-1 人吉球磨SIC
国道219号 重複区間終点 球磨郡 錦町 大字西
熊本県道102号上漆田東間下線 人吉市 上田代町
熊本県道189号大畑停車場線
熊本県道265号大畑西線
大畑町 大畑町交差点
国道268号 重複区間起点 宮崎県 えびの市 大字小田 えびの市川原交差点
宮崎県道411号えびの飯野停車場線 大字原田 亀城交差点
宮崎県道407号原田杉水流線 大字杉水流 八幡ヶ丘公園前交差点
宮崎県道404号石阿弥陀五日市線 大字杉水流 えびの市五日市交差点
宮崎県道409号生駒高原北西方線 小林市 北西方 小林市西之原交差点
宮崎県道・鹿児島県道1号小林えびの高原牧園線 細野 西町交差点
宮崎県道53号京町小林線 重複区間起点
鹿児島県道・宮崎県道104号霧島公園小林線
細野 小林市役所入口交差点
宮崎県道53号京町小林線 重複区間終点
宮崎県道410号木浦木小林停車場線 重複区間起点
本町 小林商工会議所交差点
国道265号
宮崎県道410号木浦木小林停車場線 重複区間終点
細野 本町交差点
国道223号 重複区間起点
国道268号 重複区間終点
真方 東上町交差点
宮崎県道405号西麓小林線 西諸県郡 高原町 大字西麓 高原町仲町交差点
国道223号 重複区間終点
宮崎県道29号高原野尻線
大字西麓 高原町二本松交差点
E10 宮崎自動車道 大字西麓 高原IC入口交差点
2 高原IC
宮崎県道424号高崎新田停車場線 都城市 高崎町大牟田
宮崎県道413号祓川高崎線 高崎町大牟田 都城市仲町交差点
宮崎県道42号都城野尻線 重複区間起点 高崎町大牟田 高崎総合支所入口交差点
宮崎県道42号都城野尻線 重複区間起点 高崎町大牟田 江平口交差点
宮崎県道46号高城山田線 重複区間起点 上水流町 志和池小入口交差点
宮崎県道46号高城山田線 重複区間終点 上水流町 志和池交差点
国道10号 都北町 松之元交差点 / 終点

交差する鉄道

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脚注

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注釈

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  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在

出典

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  1. ^ a b c 虹橋 46号” (PDF). 日本橋梁建設協会. pp. 17-19 (1992年1月). 2013年3月23日閲覧。
  2. ^ 九州支社の歴史(あゆみ)”. 西日本高速道路. 2016-02=16時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月23日閲覧。
  3. ^ 九州横断自動車道延岡線(嘉島JCT-矢部)” (PDF). 国土交通省九州地方整備局. p. 22 (2011年12月16日). 2013年3月23日閲覧。
  4. ^ a b 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2013年3月23日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月14日閲覧。
  6. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2013年3月23日閲覧。
  7. ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
  8. ^ 浅井建爾『道と路がわかる辞典』(初版)日本実業出版社、2001年11月10日、228頁。ISBN 4-534-03315-X 
  9. ^ 五箇年計画と県内道路整備の推移” (PDF). 熊本県. 2013年3月23日閲覧。[リンク切れ]
  10. ^ 昭和46年度(1971年-1972年)県政タイムトラベル”. 熊本県広報課. 2013年3月23日閲覧。
  11. ^ 宮崎県地域防災計画(道路災害対策編)” (PDF). 宮崎県道路保全課. p. 1569. 2013年3月23日閲覧。[リンク切れ]

関連項目

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外部リンク

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