「中条駅」の版間の差分
Mister0124 (会話 | 投稿記録) m JR東日本の駅構内図のサイトが公表された為、のりばの方面表記を再修正 |
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|画像説明 = 中条駅東口(2018年8月) |
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|よみがな = なかじょう |
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2020年2月15日 (土) 04:32時点における版
中条駅 | |
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中条駅東口(2018年8月) | |
なかじょう Nakajō | |
◄金塚 (3.8 km) (5.6 km) 平木田► | |
所在地 | 新潟県胎内市表町7-22 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 日本貨物鉄道(JR貨物)* |
所属路線 | ■羽越本線 |
キロ程 | 39.1 km(新津起点) |
電報略号 | ナヨ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,189人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)6月1日 |
備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有 |
* オフレールステーションを併設。 |
中条駅(なかじょうえき)は、新潟県胎内市表町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)羽越本線の駅である。
胎内市の中心駅で、中条市街地(旧中条町)に位置する。特急「いなほ」の全列車や観光列車「海里」が停車するなど、大半の旅客列車が停車する。
歴史
- 1914年(大正3年)
- 1924年(大正13年)7月31日:所属線区を羽越線(後の羽越本線)に変更。
- 1967年(昭和42年)2月:現在の駅舎に改築。
- 1979年(昭和54年)4月:みどりの窓口開設。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物の取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。
- 1988年(昭和63年)3月13日:専用線発着のコンテナ貨物の取り扱いを開始。
- 1994年(平成6年)12月3日:駅フロントでのコンテナ貨物の取り扱いを開始。
- 1996年(平成8年)3月16日:コンテナ輸送を自動車代行化。
- 2006年(平成18年)4月1日:JR貨物の駅の一部がオフレールステーションとなる。
- 2007年(平成19年)3月8日:自動改札機が設置される。
- 2008年(平成20年)10月:売店(KIOSK)閉鎖。
- 2010年(平成22年)3月:売店跡地に観光案内所開設。
- 2012年(平成24年):観光案内所に売店を増設。駅構内の防犯システムを一新。
- 2014年(平成26年)4月1日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[1]。
- 2016年(平成28年)12月3日:橋上駅舎化工事の進捗に伴い、仮駅舎へ移転[2]。
- 2018年(平成30年)7月21日:新駅舎および自由通路の使用を開始[3][4]。西口広場の一部使用開始[5]。
- 2019年(平成31年)春:観光交流室および西口自転車駐輪場の使用を開始[6]。
中条駅周辺整備事業
2002年、当時の中条町は「都市計画マスタープラン」を策定し、交通結節機能の強化などを目的として当駅前に約5000平方メートルの駅前広場を設置する事業に着手。県と町が1998年から既に事業化していた県道中条停車場線の改良と合わせ各種整備を実施し(中条駅前広場整備事業[7][8])、2007年度末に全面竣工した。
一方、中条地区は市街地化が進捗した一方で当駅周辺には羽越本線を横断する手段が乏しく、当駅を利用する駅西側の住民は踏切を渡るか、大きく迂回して跨線橋を通行するしかない状況が長らく続いていた。特に踏切付近では朝のラッシュ時には列車の通過待ちによる渋滞もしばしば発生していた。
胎内市の新設合併後である2006年には市の施策計画として「第一次胎内市総合計画[9]」が策定され、それを踏まえて都市計画マスタープラン[10]も策定された。このマスタープランには東側のみにしか駅舎がなかった当駅に新たに西口を新設する「中条駅西口周辺整備事業」が新規事業として盛り込まれた。基本構想案では駅西側に西口駅前広場を整備し、自由通路を併設した橋上駅舎を建設するというもので、敷地にはJR貨物の廃線敷が活用されることとなった。
この事業は第13回まち交大賞(部門賞 まちづくりシナリオ賞)を受賞[11]。2018年7月に橋上駅舎・自由通路の供用開始および西口広場の一部供用開始が行われた。
駅構造
東側より順に、単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する橋上駅。互いのホームは橋上駅舎で連絡している。この他、ホームのない側線が3番線の西側に複数敷設されていた(撤去済み)。
村上駅管理の業務委託駅で、駅業務はジェイアール新潟ビジネスが受託している。駅舎2階にはみどりの窓口や自動券売機、自動改札機、待合室(改札内)[12]、トイレ(改札内)[12]などがあり、東西を結ぶ自由通路には胎内の旬を発信する大型ディスプレイ[12]が設けられている。1階にはトイレ(東西両方)[12]のほか、東口側には待合機能や観光案内機能を備えた「観光交流室」があり、レンタサイクルの取り扱いもある。東口・西口のエントランス部と両ホームには階段[12]のほかエレベータ[12]が設置されている。
前述の事業により東口および西口に駅前広場が整備され、ロータリー化されている。東口には広場に隣接してパークアンドライドとしても利用できる駐車場[13]が設けられている。また、12月から2月ごろまで東口の桜のライトアップが行われる。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■羽越本線 | 上り | 新発田・新津・新潟方面[14] |
2 | (待避線) | ||
3 | 下り | 村上・鶴岡・酒田・秋田方面[14] |
貨物取扱
JR貨物の駅は、コンテナ貨物(12フィートコンテナのみ)と、臨時車扱貨物の取扱駅となっている。コンテナ輸送はトラック便によって行われる。
中条オフレールステーション
中条オフレールステーション(略称:中条ORS)は、JR貨物中条駅に属し、駅舎の南側にあるコンテナ集配基地である。新潟貨物ターミナル駅との間でトラック便が1日3.5往復(当駅発が3本)運行されている。
かつてはコンテナも列車で輸送されていたが、1996年(平成8年)3月よりトラック代行になり、自動車代行駅となった。
専用線
かつては構内西側の側線から本線西側に沿って北へ伸び、クラレ中条事業所へ至る専用線が分岐していた。専用線はタンク車による化学薬品輸送に使用され、苛性ソーダや塩酸(両者とも酒田港駅発送)などが到着していたが、2008年(平成20年)3月に廃止された。1996年まではコンテナ輸送も行われていた。
また、駅南側にある水澤化学工業中条工場への専用線もあったが、1990年代後半に廃止された。
利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は1,189人である[利用客数 1]。
近年の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
1965年(昭和40年) | 2,038 | [利用客数 2] |
1970年(昭和45年) | 1,797 | [利用客数 3] |
1975年(昭和50年) | 1,761 | [利用客数 4] |
2000年(平成12年) | 1,596 | [利用客数 5] |
2001年(平成13年) | 1,504 | [利用客数 6] |
2002年(平成14年) | 1,449 | [利用客数 7] |
2003年(平成15年) | 1,444 | [利用客数 8] |
2004年(平成16年) | 1,414 | [利用客数 9] |
2005年(平成17年) | 1,368 | [利用客数 10] |
2006年(平成18年) | 1,326 | [利用客数 11] |
2007年(平成19年) | 1,330 | [利用客数 12] |
2008年(平成20年) | 1,300 | [利用客数 13] |
2009年(平成21年) | 1,254 | [利用客数 14] |
2010年(平成22年) | 1,236 | [利用客数 15] |
2011年(平成23年) | 1,213 | [利用客数 16] |
2012年(平成24年) | 1,232 | [利用客数 17] |
2013年(平成25年) | 1,261 | [利用客数 18] |
2014年(平成26年) | 1,193 | [利用客数 19] |
2015年(平成27年) | 1,214 | [利用客数 20] |
2016年(平成28年) | 1,199 | [利用客数 21] |
2017年(平成29年) | 1,191 | [利用客数 22] |
2018年(平成30年) | 1,189 | [利用客数 1] |
駅周辺
東口側
古くからの宿場町・中条の市街地である。
- 新潟県道585号中条停車場線
- 国道7号(中条黒川バイパス)
- 中条駅前簡易郵便局
- 胎内市役所
- 水澤化学工業中条工場
- 中条郵便局
- 第四銀行中条中央支店
- 北越銀行中条支店
- 新潟縣信用組合中条支店
- サザン・イリノイ・ユニバーシティ新潟校跡地
- 新潟県立中条高等学校
- 胎内市立中条中学校
- 胎内市立中条小学校
- 蔦屋書店中条店(TSUTAYA)
- ウオロク中条店
- 大阪屋中条店
- ブックオフ中条店
- コメリ中条店
- 小野商店(模型店)
- ヤマダ電機テックランド胎内店(南東へ車3分)
西口側
西口新設にあわせて宅地分譲が行われているほか[15]、飲食店街「西口のれん街」が整備された。
バス路線
東口ロータリー内を以下の路線が発着する。かつては新潟交通観光バスの一般路線バスも運行されていたが2017年秋以降はデマンド交通に一本化された。
- 予約制のりあい自動車「のれんす号」[16] - 市内ほぼ全域をカバーするデマンド型交通。市民のみならず市外在住の人や観光の足としての利用も想定されている[17]。
- 無料観光バス「くるっと胎内」[18][19] - 季節限定で土・日・祝のみ運行。
その他
- 南イリノイ大学カーボンデール校が市内に分校を置いていたこともあり、駅舎内の時刻表パネルには日本語と英語が併記されている。
- 市内に「日立製作所」のグループ企業である「日立産機システム 中条事業所」がある縁から、駅の設備の一部(待合室に設置されている液晶テレビや照明器具など)は同社が寄贈している。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■羽越本線
- 特急「いなほ」・快速「らくらくトレイン村上」・快速「海里」停車駅
脚注
記事本文
- ^ Suica の一部サービスをご利用いただける駅が増えます (PDF) - 2013年11月29日東日本旅客鉄道株式会社
- ^ “中条駅西口周辺整備事業 JR中条駅 仮駅舎建築工事”. 胎内市公式サイト. (2016年12月7日). オリジナルの2017年5月7日時点におけるアーカイブ。 2017年5月7日閲覧。
- ^ "羽越本線 中条駅「橋上駅舎」7月21日(土)開業!" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道新潟支社. 29 May 2018. 2018年5月30日閲覧。
- ^ 中条駅新駅舎が開業 胎内 記念式典にぎわう(新潟日報 2018年7月22日付) - ウェイバックマシン(2018年7月26日アーカイブ分)
- ^ 市報たいない No.310 2018年7月15日号 p.1 7月21日 中条駅西口広場の一部供用開始 - 胎内市
- ^ 市報たいない No.326 2019年3月15日号 p.1 4月1日 中条駅に新たな施設がオープン - 胎内市
- ^ 中条町の都市計画:駅前広場整備事業(中条町)(2005年7月28日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 胎内市の都市計画:駅前広場整備事業(胎内市)(2014年2月12日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ “第1次胎内市総合計画”. 胎内市. 2019年12月30日閲覧。
- ^ “胎内市都市計画マスタープラン”. 胎内市. 2019年12月30日閲覧。
- ^ 平成29年度 都市再生整備計画事業事例集:実施地区 中条駅周辺地区 - 国土交通省北陸地方整備局.2019年12月30日閲覧。
- ^ a b c d e f 市報たいない No.311 2018年8月1日号 pp.1-3 あたらしい中条駅が完成しました - 胎内市
- ^ “中条駅前自動車駐車場”. 胎内市. 2019年12月30日閲覧。
- ^ a b “駅構内図(中条駅)”. 東日本旅客鉄道. 2020年2月2日閲覧。
- ^ “新潟県胎内市で「ウエストタウン中条」が建設中”. にいがた経済新聞. (2019年8月14日)
- ^ “予約制のりあい自動車「のれんす号」”. 胎内市. 2019年12月30日閲覧。
- ^ “予約制のりあい自動車 のれんす号 のご案内”. 胎内市観光協会. 2019年12月30日閲覧。
- ^ “胎内市の行楽地をくるっと巡回 無料観光バスくるっと胎内”. 胎内観光協会. 2019年12月30日閲覧。
- ^ “新潟・胎内市、無料観光バス運行 外国人客を誘致”. 日本経済新聞. (2019年4月22日)
利用状況
- ^ a b “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月21日閲覧。
- ^ 鉄道統計年報昭和40年版p100 新潟鉄道管理局
- ^ 鉄道統計年報昭和45年版p90-91 新潟鉄道管理局
- ^ 鉄道統計年報昭和50年版p64-65 新潟鉄道管理局
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(中条駅):JR東日本
- 中条駅観光交流室 (@nakajo_sta_kkr) - X(旧Twitter)
- 中条駅西口周辺整備事業について 胎内市