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群馬県道・福島県道1号沼田檜枝岐線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福島県道1号から転送)
主要地方道
群馬県道1号標識
福島県道1号標識
群馬県道1号 沼田檜枝岐線
福島県道1号 沼田檜枝岐線
主要地方道 沼田檜枝岐線
総延長 68.802 km
実延長 22.168 km
制定年 1976年昭和51年) 群馬県認定
1976年(昭和51年) 福島県認定
起点 群馬県沼田市上之町【北緯36度38分42.6秒 東経139度2分48.8秒 / 北緯36.645167度 東経139.046889度 / 36.645167; 139.046889 (県道1号起点)
主な
経由都市
利根郡片品村
終点 福島県南会津郡檜枝岐村燧ケ岳【北緯36度59分4.9秒 東経139度18分20.7秒 / 北緯36.984694度 東経139.305750度 / 36.984694; 139.305750 (県道1号終点)
接続する
主な道路
記法
国道401号標識 国道401号
国道352号標識 国道352号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

群馬県道・福島県道1号沼田檜枝岐線(ぐんまけんどう・ふくしまけんどう1ごう ぬまたひのえまたせん)は、群馬県沼田市から福島県南会津郡檜枝岐村に至る主要地方道群馬県道福島県道)である。

概要

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本県道は、群馬県沼田市上之町から尾瀬国立公園を経由し福島県南会津郡檜枝岐村燧ヶ岳までを結ぶ主要地方道である。また唯一の群馬県と福島県を直接結ぶ道路であるが、車両は通行できない(後述)。

起点から鎌田交差点(片品村鎌田)までの間は国道120号国道401号、鎌田交差点から大清水小屋付近(片品村戸倉)までの間は国道401号と重複するため、沼田市内では本県道の単独区間は存在しない。

本県道は尾瀬を縦断する区間(片品村戸倉・大清水小屋付近 - 檜枝岐村燧ケ岳・国道352号交点)が供用されているのに対し、国道401号は未供用(分断)区間となっている。このため本県道は、沼田市から重複してきた国道401号とは大清水小屋付近で離れるかたちとなり、ここから以北は単独区間となる。

しかし、尾瀬国立公園内にある大清水小屋前駐車場 - 一ノ瀬休憩所 - 三平峠 - 尾瀬沼 - 沼山峠 - 御池駐車場 は一般車が通行できない。この内、一ノ瀬休憩所 - 沼山峠は高山植物の保護のため木道となっており歩行者のみが通行可能である。木道区間を挟む群馬県側の大清水小屋 - 一ノ瀬休憩所と福島県側の沼山峠 - 御池には車道があるが、どちらも一般車は通年通行禁止となっており、専用の有料バスが運行される[1][2]

路線データ

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全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
  • 起点 : 群馬県沼田市上之町(上之町交差点=国道120号国道401号群馬県道62号沼田大間々線交点)
  • 終点 : 福島県南会津郡檜枝岐村燧ケ岳(国道352号交点)
  • 重要な経過地:利根郡片品村[3]
  • 総延長 : 68.8017km(群馬県区間 : 55.6937km[4]、福島県区間 : 13.108km[5]
    • 実延長 : 22.1675 km(群馬県区間 : 9.0595 km[4]、福島県区間 : 13.108 km[5]
      • 自動車交通不能区間の延長 : 7.0185 km(群馬県区間 : 3.5025 km[4]、福島県区間 : 3.516 km[5]
    • 重用延長 : 46.6342 km(群馬県区間 : 46.6342 km[4]、福島県区間 : 0 km[5]
    • 未供用延長 : 0 km(群馬県区間 : 0 km[4]、福島県区間 : 0 km[5]

歴史

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  • 1954年昭和29年)1月20日 - 建設省(現・国土交通省)告示第16号が公布され、群馬県道沼田若松線、福島県道若松沼田線の一部、福島県道内川田島線が主要地方道沼田田島線に指定される。
  • 1959年昭和34年)9月18日:群馬県より現・道路法に基づき、前身路線にあたる県道沼田尾瀬ヶ原線沼田市 - 利根郡片品村、整理番号1)が路線廃止される[6]
  • 1965年(昭和40年) : 御池 - 沼山峠間の工事が自衛隊によって着工される。
  • 1970年(昭和45年) : 御池 - 沼山峠間が開通される。
  • 1971年(昭和46年)5月 : 一ノ瀬 - 岩清水間の工事が開始される。
  • 1971年(昭和46年)8月 : 自然保護運動の高まりを受け、環境庁の要請で一ノ瀬 - 岩清水間の工事が中止される。
  • 1974年(昭和49年)11月12日 - 政令第354号が公布され、主要県道沼田田島線の一部が一般国道352号に指定される
  • 1976年(昭和51年)4月1日 - 建設省告示第935号が公布され、主要県道沼田田島線の一部が主要地方道沼田檜枝岐線に指定される。
  • 1976年(昭和51年)10月12日 : 群馬県より、主要県道沼田檜枝岐線(群馬県沼田市 - 福島県南会津郡檜枝岐村、整理番号1)として路線認定される[3][4]
  • 1976年(昭和51年)11月16日 : 本路線(福島県区間)が認定される[7]
  • 1981年(昭和56年)4月30日 - 政令第153号が公布され、一般国道401号が指定される。
  • 1993年平成5年)5月11日:建設省から、主要県道沼田檜枝岐線が沼田檜枝岐線として主要地方道に再指定される[8]
  • 1994年(平成6年)4月1日 - 福島県が県道番号を「17」から「1」へ変更。

路線状況

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通称

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  • 尾瀬往還
  • 沼田街道
  • 日本ロマンチック街道(起点 - 片品村鎌田・鎌田交差点)
  • 椎坂バイパス(沼田市白沢町生枝 - 利根町大原)
  • 奥利根ゆけむり街道(沼田市利根町平川・平川交差点 - 片品村戸倉)
  • 土出戸倉バイパス(片品村)

重複区間

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  • 国道120号(起点 - 片品村鎌田・鎌田交差点)
  • 国道401号(起点 - 片品村戸倉・大清水小屋付近)

道路施設

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道の駅

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トンネル

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  • 椎坂白沢トンネル(沼田市白沢町生枝 - 利根町園原)
  • 椎坂利根トンネル(沼田市利根町園原)

地理

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通過する自治体

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交差する道路

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沼田市・上之町交差点
(起点、2015/平成27年9月)
県道62号の起点でもある。↑方向が国道120号・国道401号・県道1号、↓方向が国道120号・国道401号、→方向が県道62号、←方向が市道である。
御池にて当県道方面をみる

交差する河川

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  • 白沢川(沼田市白沢町高平 - 白沢町生枝)
  • 数取川(沼田市白沢町生枝)
  • 片品川(吹割大橋、沼田市利根町高戸谷 - 利根町追貝)
  • 泙川(沼田市利根町追貝 - 利根町平川)
  • 大立沢川(沼田市利根町平川 - 片品村下平)
  • 小川(大滝調整池)(尾瀬大橋、片品村鎌田)
  • 片品川(太田橋、片品村越本)
  • 片品川(尾瀬古仲橋、片品村土出)
  • 片品川(戸倉大橋、片品村戸倉)
  • 一ノ瀬川(三平橋、片品村戸倉)
  • (自動車交通不能区間)

沿線にある施設など

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脚注

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  1. ^ 尾瀬への交通規制”. 檜枝岐村. 2015年10月21日閲覧。
  2. ^ 大清水〜一ノ瀬間低公害車情報”. 片品村観光協会. 2015年10月21日閲覧。
  3. ^ a b 昭和51年群馬県告示第669号 県道の路線認定(群馬県報第5576号、1976年(昭和51年)10月12日、pp. 11–12、群馬県立図書館所蔵)
  4. ^ a b c d e f 群馬県県土整備部道路管理課『道路台帳 平成26年4月1日現在』
  5. ^ a b c d e 道路現況(主要地方道) (平成27年4月1日現在 ed.), 福島県: 福島県, (2015年4月1日), http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/41035a/dourogennkyousyuyou.html 
  6. ^ 昭和34年群馬県告示第325号 県道路線廃止に関する告示(群馬県報 号外、1959年9月18日、pp. 15–24、群馬県立図書館所蔵)
  7. ^ 福島県路線図 - 福島県土木部
  8. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十1日建設省告示第千二百七十号、建設省

参考文献

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  • 群馬県県土整備部道路管理課『道路台帳 平成26年4月1日現在』2015年

関連項目

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