プロジェクト‐ノート:生物
過去ログとそのまとめ
- /学名および分類box
- /log20040627 - イタリア語版プロジェクト生物。鳥綱の種ごとの表について(Sibley体系、日本語版は独自基準でよいか?)
- 2004年12月8日 (水) 11:49まで カテゴリの使用に関して; 分類の基準について; 鳥の画像について; このプロジェクトとリンクしていない生物記事; 分類表修正依頼; 鳥分類テンプレートについて; WikiProject Dog breeds; ウィキポータル 生き物と自然; 日本の野鳥一覧について; 11/8の週、 今週の翻訳記事 マナティー; オウムとインコ; Templateを用いた分類テーブル
- 2005年9月29日 (水) 21:18まで カテゴリ指針: 未確定; 画像のカテゴリ: 追加する; 分類表の学名のフォントとスタイル : 自動で斜体はやめる; 分類表の自動リンク: 自動はやめる。
- 2005年11月2日 (水) 00:58まで 分類表の「種」の欄の学名表記: 属名のイニシャルをつける; 省略テンプレート: Wikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト 生物/分類表に移行して議論継続; カテゴリの方針: Category‐ノート:生物に移行して継続; 英語へのリンクの復活: 自動ではやらないがリンクはつける; 生物写真の種名について: 写真にはできるだけ説明を付ける
- 2005年12月7日 (水) 00:58まで 学名の書き方: 参考になります(ガイドラインに取り込む予定); 鳥類のSibley分類の統合の是非について: 併存する; 生物のスタブカテゴリ: 議論継続; 鳥スタブカテゴリ: 作成済み; スタブ外しの判断: 加筆して一通り書けていればはずす。その後スタブをつける人はノートか要約に何が足らないかを記す(参考)
- 2008年6月23日 21:59 (UTC) まで Stub templates(古生物と恐竜、藻類と原生生物、ウィキポータルについて、魚類スタブ、スタブに関する諸問題); Commons:WikiProject Tree of Life; 移動トラブル; 学名のリダイレクト作成の是非; 生物分類表について; プロジェクトの適用についての議論; ウィキプロジェクト 化学より: 有機・無機化合物の名前の表記法について; template:生物分類表表示項目追加; フェアリーポッサム改名についてのコメント依頼; ワシントン条約(CITES)のカテゴリの有用性について; 天然記念物一覧についての質問; ビワマスというもの; 節 "status" の名前について(絶滅種について、生物分類表中の Status について、地質時代の実装案); status; 有毒種のカテゴリ化にあたって; 魚類の標準和名について; 別名について; EOLについて; 鳥分類を生物分類表へ統合; 細菌の記事タイトルの不統一について; 新レッドリストの発表について; 生物学関連のスタブ項目の関連プロジェクト変更について; Aspergillus nidulansの改名について; Category:サル目とCategory:人間の報告と説明; 昆虫写真について質問
- 2009年5月17日 13:57 (UTC) まで キャラクターの列挙について; 微生物のスタブカテゴリ; 「ヤマネ」の記事分割についてコメント依頼; Sibley-Ahlquistをカタカナ表記に; バクセラについて; 誰かクリオネに詳しい人いますか?; 過剰なリダイレクト; 生物分類表の学名及び英名のリンク方法について; 履歴継承なしに初稿投稿してしまった翻訳記事に関して; wikispeciesの使い方; IUCN2008年度版; 下位分類の記述について; 古細菌の色について; カテゴリ [[:Category:日本での活動がある植物学者]] の存在意義について; [[:Category:各国の植物相]]; 免疫学、解剖学あるいは組織学、生理学のスタブカテゴリ作成依頼; 和名のない生物について; 記事「受粉」の分割提案; シブリーアールキスト分類における単型の下位分類群に関して
- 2010年5月16日 08:44 (UTC) まで 生物のページの「分類」の種類名の表示について; 生物のカテゴライズ; 「保護上の位置づけ」と「種の保全状態評価」; 絶滅した生物について; 各国の野鳥一覧の是非; 学名用テンプレートを作りました; Category:生物分類表使用; Category:生物分類表使用ボット作業依頼の案; Category:生物分類表使用移行完了後の作業; 飼育・展示施設; Category:記事名の付け方; 「Wikipedia:良質な記事」運用開始のお知らせ; レッドリスト等のテンプレートの改訂提案
- 2011年2月7日 (月) 15:10 まで 新規カテゴリについて; 哺乳類の目名について; 動物スタブの画像; ウィキプロジェクト用名前空間「プロジェクト」新設のお知らせ; 目や類のリダイレクトについて; 一覧記事の名称について
- 2012年4月25日 (水) 07:00 まで 「分類」のリストについて; 免疫と免疫系の記事統合に関して; 1つの記事に対応する種について; ミヤイリガイ画像に関する質問; 有鬚動物の改名提案に関する議論; 良質な記事の再選考のお知らせ(タイセイヨウサケ)
- 2015年12月18日 (金) 21:40 まで 保全状態評価の扱いについて; 生き物の分布マップに関して; 「保全状態」から「保全状況」への訳語変更を提案; Category: 琉球の生き物(仮); Category: ○○の生物相(仮); Category:天然記念物の改名提案; 生物における外部リンクでの出典について; IUCNレッドリストカテゴリの更新; 生物分類表の英語版へのリンクについて; 生物分類表の和名欄の表記方法について; 日本と日本国外の種にわけることについて
- 2017年1月25日 (水) 13:44 まで Sibley分類に関する3つの提案; 記事の冒頭で動物界脊索動物門などと書くことの是非; 保全状況評価画像を二重に表示することについて; 淡水魚のカテゴリについて; IUCNによる保全状況表示が英語のみでわかりにくい; 鳥類カテゴリ再編について; かつては○○科に所属していたという表現; 被子植物の分類の基準がAPG植物分類体系を受けて; ネコ科のテンプレート作成について; ポータル新設の懸念および既存のポータルについて; カテゴリ情報不足の改名提案
- 2019年12月21日 (土) 04:51 まで 分類単位と種名の分離について; PJ:BIOにおける編集方針について; 第4次環境省レッドリスト公表; ダニ類の分類再編について; 地域伝統野菜の記事名について; 分布の置き場; トゲアリトゲナシトゲトゲという生物; オオカミの標準和名と学名; 侠遺伝子という記事について; 家畜の品種と「絶滅」「絶滅危惧」という表現について教えてください。; テンプレート呼び出しで引数が重複しているページ; [意見募集]鳥類プロジェクトにおける品質評価テンプレートの存廃について; Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/ルバーブ 20170511; 生物分類表の保全状況評価の表示に関するテンプレート群について; リュウキュウガネブについて; アフリカンゴールデンウルフへの記事リンクについて; Neocaridina davidi について; 写真の判定について; 改名提案のご案内; サバンナモンキー関連記事名の議論のご案内; カテゴリの改名提案; 暫定的記事名であった「主要被子植物」について
関連ノート
- Wikipedia‐ノート:ウィキポータル_生き物と自然: ウィキポータル_生き物と自然に関する議論
- Wikipedia‐ノート:ウィキポータル_生物学: ウィキポータル_生物学に関する議論
- Wikipedia:ウィキポータル_生物学/ロビー: 学術系の項目全般に関する議論
- Category‐ノート:生物: 生物のカテゴリ全般に関する議論
- Wikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト 生物/分類表: 分類表や定義文などに関する議論
分類の基準からクロンキスト体系を外しませんか
遅ればせながら米倉浩司 (2010 2009)『高等植物分類表』北隆館を入手し、APGで採用されたタクサの日本語名をつらつら眺めています(本書はAPG IIとLAPG[* 1]を基本にしています)。印象を深くしたのは、かのYListの制作者である著者が「植物の進化を扱う学問分野においては、EnglerやCronquistの体系はもはや時代遅れのものでしかない」(p. 17) と明言していたことです。時代はそこまで来たのだなあと。プロジェクト:生物#分類の基準の被子植物で基準とする分類体系に挙げられているクロンキスト体系を、外しませんか。APGに対する違和感も薄れてきていることでしょう。ご意見をお願いします。
- ^ Haston et al. 2006. Taxon 56(1):7-12.
--Maxima m(会話) 2012年6月28日 (木) 11:50 (UTC) 書誌訂正 --Maxima m(会話) 2012年7月21日 (土) 00:57 (UTC)
- 賛成 賛成です。分類の基準は1つにしておかないと無用な混乱を招くと思います(プロジェクト‐ノート:植物ではNPOVに反するという話も出てはいますが)。また、英語版ではほぼ完全にAPGへの移行が終わっています。移行に伴う作業としては、まず、Category:被子植物を見る限り、1000以上のページで生物分類表の張り替えが必要となりそうです。botでの処理はたぶん無理なので人手ですることになるでしょう。また、旧分類のカテゴリをどうするか、という問題もあります(英語版では削除されているようです)。それと、Template:生物分類表/単子葉植物綱・Template:生物分類表/双子葉植物綱という省略テンプレートがありますが、これも何とかする必要があると思います。以上のような課題はありますが、今後APGが主流になることはほぼ明らかなので、今の内に移行を済ませておくべきではないでしょうか。--Ltsc2335(会話) 2012年6月28日 (木) 14:08 (UTC)
- 賛成 提案に賛成します。米倉2010より少し前に出た『植物分類表』(大場秀章、2009年)を見ても、クロンキスト体系は Thorne や Dahlgren と並んで歴史の中の一体系という扱いになっています(p293)。なお本書の出版は APGIII に微妙に先んじており、APG と言うよりも Mabberley に準じた体系ですが、APG と大きく矛盾するものでもありません。クロンキスト体系を一線から外すことに問題は無いと思います。- NEON(会話) 2012年6月28日 (木) 23:54 (UTC)
- 賛成 提案者票。忘れていました。 --Maxima m(会話) 2012年6月29日 (金) 11:55 (UTC)
- 報告 PJ:PLANTのノートに知らせてきました。 --Maxima m(会話) 2012年6月29日 (金) 11:55 (UTC)
- コメント 「分子では系統など、わからない」と力説していた先生方があちこちにいらしたのですが、昔の話になりました。
- 旧分類によるカテゴリは将来的に削除でしょうか。
- NPOVは、新エングラーに対してダールグレンやクロンキストという時代にはそうだったかもしれませんが、分類学者が揃って「歴史上の話です」といっている現在、POVの観点から伝統的体系を考慮するべきとも思えません。
- 全部まとめて分類表の変更は、botには無理でしょうね。「やっぱりばらばらにされてしまいました」ユリ科とか、「えっ、そうだったんですか」ゴマノハグサ科とかもありますから、属以上はしっかり確認する必要があるでしょう。安定している一部の大きな分類群、たとえばラン科・イネ科・キク科・ウリ科などを小分けにbotに依頼するのはありかもしれません。
- Template:生物分類表/双子葉植物綱は廃止でしょう。双子葉というまとまりを認めていませんので。Template:生物分類表/単子葉植物綱は、中を書き換えてAPGの単子葉類にすることもできますが、過去版を参照したときに(遡って)APGが採用されていたように見えますので、別建てのテンプレートにした方がいいのではないかと思います。Template:生物分類表/単子葉類とかいった名前になりますか。ついでに、Template:生物分類表/キク類 Iあたりまで作らせてくださるとありがたいのですが。(追加 2012年7月2日 (月) 06:03 (UTC))
途中ですがひとまず。こんなところでしょうか--Maxima m(会話) 2012年7月2日 (月) 04:39 (UTC)(#4を追加 2012年7月2日 (月) 06:03 (UTC))
- コメント 「分子では系統など、わからない」と力説していた先生方があちこちにいらしたのですが、昔の話になりました。
報告 提案から2週間を過ぎて反対意見がありませんでしたので、クロンキストを外しました。省略テンプレートの処遇と分類表の内容を移行する手順は改めて。 --Maxima m(会話) 2012年7月13日 (金) 18:55 (UTC)
報告 その2:クロンキストを外したので、関連するドキュメントを改訂しました。プロジェクト:生物/分類表のイネの分類表をAPG IIIに対応させ、そのときに門や綱でなく「階級なし」というものが現れてしまうのでクレードの扱いを追加しています。他にも修正する必要のある場所があるかもしれません。--Maxima m(会話) 2012年7月20日 (金) 13:25 (UTC) — テンプレート {{fullurl}} の引数重複エラーを修正。 --Kanjy(会話) 2015年4月30日 (木) 01:16 (UTC)
反対 今更ですが、ここでこのような議論がされているとは知りませんでした。最新の知見はそれとしても、ウィキペディアを利用する人は、既存の植物図鑑、地方植物誌や百科事典と対比しながら、参考として閲覧すると思います。日本語ウィキペディアの植物分類において、クロンキスト体系(等)を削除してAPGのみにする、ということには賛成できません。YListで使われる分類体系でも併記されています。「分類表」もクロンキスト体系などの今までの分類と最新のAPGの分類を併記できるよう、研究者ではなく読者の立場にたった考え方はできないものでしょうか。あと、これは前の項での話ですが、種の「和名はカタカナ」は当然です。()内はその由来等を補足して記入していました(だから、括弧書きなのです)が、それは「百科事典」にふさわしくない、のでしょうか。--Qwert1234(会話) 2012年8月23日 (木) 16:22 (UTC)
- コメント Category:シソ目・Category:ユキノシタ目などで作業していた者です。併記については賛成しますが、人為分類であることが明らかとなった体系に対し、生物分類表を1つ用いるのはあまりに過剰だと思います。なので、生物分類表はAPGとし、冒頭文に他の体系を併記する形ではどうでしょうか。--Ltsc2335(会話) 2012年8月23日 (木) 22:58 (UTC)
- コメント 既存の書物と対比されるのであれば、尚更 APG III を冒頭に出す価値があるでしょう。BGPlants ですら分類体系の更新が滞っているのですから、Wikipedia が最新の情報源に準拠する意義は大きいと思います。旧来の分類を無視するという事ではなく、Ltsc2335 氏同様、本文に入れるべきと思います。冒頭でも良いですし、あるいは分類の経緯や変遷を記した節を作れば、自ずとそこで言及されることになります。- NEON(会話) 2012年8月24日 (金) 00:21 (UTC)
報告 「分類体系の併記」のイメージは、利用者:Qwert1234/分類体系併記のイメージをご覧ください。--Qwert1234(会話) 2012年8月23日 (木) 17:21 (UTC)
イネ | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
…… | ||||||||||||||||||||||||
分類(クロンキスト体系) | ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||
…… |
- Qwert1234さんがここをご覧になっていないとは思っていなかったもので、、、 APGだめ、というお考えではないと思いますが、いかがですか。実は、フランス語版に想を得て、以前から構想だけは練っていたのですが、右のように分類体系を複数記すことが可能になれば、分類体系なんて唯一絶対のものではないよ、と示せるのではないでしょうか。複数のシステムが示されていれば、リンク先に飛んで分類体系の記事を見て比較できるでしょうし。余談ですが、『牧野植物図鑑』もAPG版が出ましたね(ISBN 978-4-8326-0973-0 出版社の目録)。 --Maxima m(会話) 2012年8月24日 (金) 00:50 (UTC)
- コメント私はこの手の話で、以前に「分類体系は最新を採用すべきでない」と主張したことがあります。理由はとにかくころころ変わるから。そのたびに手を入れるのは大変ですし、それで信頼性が保てるとも思えない、と言うことです。ただ、さすがにそういった騒動にもある程度は目星がついてきたようですね。そういう面からはクロンキストを外すのは、時代の要請となっているかも、とも思います。もちろん、既成の図鑑のほとんどは、特に信頼できる真っ当なのはそう沢山は出ませんから、依然として古い体系に基づいていますね。そこに問題はありますが、それは記事内容にまず書いておくとか、またカテゴリで対応させるというのも手ではないかと思います。
- ついでに、Maxima m様の「分類体系なんて唯一絶対のものではないよ」は間違いだと思います。分類体系には唯一絶対があって、それを探し求めるのが分類学ではないでしょうか。もちろん既成の体系がそれに至る段階である以上、不正確・不完全であるのはやむを得ないのですが、すでに大きく間違っているとわかった体系を使い続けるのは、やはりまずいでしょう。たとえば五界説はすでに分類学上は死んだようなものですが、日本では高校理科はこれを使っています。だからといってこれを各項目の分類表に反映させてはいないです。それと同じではないでしょうか。--Ks(会話) 2012年8月24日 (金) 01:32 (UTC)
コメント 皆さん、ありがとうございます。Maxima mさんの「併記イメージ」には賛成できます。私がいいたいのは、繰り返しになりますが、「生物学の分類体系の最新の知見」はあるとしても、たとえば、レッドリスト・レッドデータブック 環境省や同じ日本語ウィキペディア維管束植物レッドリストの変遷 (環境省)との整合性、歴史的経過から、今までの分類体系を日本語ウィキペディアから、今、削除すべきでないと考えるのです。最新の知見を知っている者だけのウィキペディアでなく、「百科事典」にすべきと思っています。--Qwert1234(会話) 2012年8月24日 (金) 16:33 (UTC)
- 複数の体系を表示できたら、ありがたいですよね。{{生物分類表/sandbox}}につくってみましたので、複数体系表示の実例を{{生物分類表/testcases}}でご覧下さい。--Maxima m(会話) 2012年8月25日 (土) 10:48 (UTC)
- コメント 分類表で体系を併記するのには賛成できません。2つくらいならよいかもしれませんが、分類の見直しは、大きなものから小さなものまで、今後も続くでしょう。新しい体系が提唱されるたびに併記すると、きりがありません。また、体系間で所属に大きな変更のない生物に関して併記をすると、ほぼ同じものが繰り返されることになり、冗長です(例に出ているイネでも、目を除けばほとんど同じ内容の繰り返しですね)。分類表では何か1つ、それなりに整合性があり定着した体系を採用し、異なる体系での扱いについては本文中で解説するほうがよいと思います。何もすべての情報を分類表で表示する必要はないのですから。本文で解説すれば、大きな変更は大きく、小さな変更は小さく、変更の根拠や経緯も含めて取り扱うことができます。古い図鑑類と照らし合わせたい読者に対しても、そのほうが有益な情報を提示できるのではないでしょうか。--Trca(会話) 2012年8月25日 (土) 11:20 (UTC)
- そうですね、見かけ上は目の名前が違うだけでほとんど同じことになっています。2つ、要りますか? --Maxima m(会話) 2012年8月26日 (日) 22:58 (UTC)
- コメント 分類表は二つまでにし、その一方を「隠す機能」を使って、標準としては今までの表示の仕方、というのはどうでしょうか。私は作れませんが。--Qwert1234(会話) 2012年8月28日 (火) 14:53 (UTC)
イネ | |||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
…… | |||||||||||||||||||||||||||
分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||||||||
…… |
- 分類体系は2つ欲しい、というご意見でよろしいですね。テンプレートとして実装しろと言われると能力を超えますが、単一の表ならなんとか。右に見本です。折りたたみ部分の文字揃えがおかしいのですが、ご容赦。 --Maxima m(会話) 2012年8月28日 (火) 16:34 (UTC) (分類表修正 --Maxima m(会話) 2012年8月28日 (火) 16:47 (UTC))
- {{生物分類表/分類群}}を修正したので折りたたみ部分のタクソンの名称部分、文字揃えはまともになったのですが、他の記事などで表示に乱れが出ていれば遠慮なく差し戻してください。 --Maxima m(会話) 2012年8月28日 (火) 17:13 (UTC)
- 分類体系は2つ欲しい、というご意見でよろしいですね。テンプレートとして実装しろと言われると能力を超えますが、単一の表ならなんとか。右に見本です。折りたたみ部分の文字揃えがおかしいのですが、ご容赦。 --Maxima m(会話) 2012年8月28日 (火) 16:34 (UTC) (分類表修正 --Maxima m(会話) 2012年8月28日 (火) 16:47 (UTC))
複数並記については技術的な目処はついたかと存じます。
「分類体系は唯一のものではない」というのは「APGに沿った『分類表』を刊行した分類学者が、自分の管理する標本庫ではエングラーにしたがって腊葉標本を配列している、などということは容易に予想されることで、たった一つの体系が世の中に流通しているわけではない」とでもしておきましょう。学問としての分類学についてはいろいろな立場があると思います。
以下、被子植物に限定して皆さんに伺いたいのですが、図鑑やレッドリストなどを参照される場合、科より上位の分類階級は使われますか? 『日本の野生植物』や『環境省レッドリスト・レッドデータブック』はエングラーを採用していますけれど、目で参照することは基本的に無いのではないでしょうか。目や亜綱が違っているだけの分類体系を複数併記する必然性をはっきりさせておきたいのです。 --Maxima m(会話) 2012年9月3日 (月) 09:36 (UTC)
- 「分類体系は一つではない」については一定理解できます。しかし、後半はまた別ではないかと思います。というのは、確かに高等植物では目以上の分類を意識することは少ないと思います。しかしそれより上の合弁花離弁花については強く意識しますよね。しかも、新しい本だとウリ科が離弁花だったりして混乱したり。そしてより問題になるのは、科の分類が、それも結構大口の科の扱いが変わっていることではないかと。そういう科は、たいていは以前からゴミ箱という噂があったところですから、そこがすっきりするのは良いことではないかとも思います。--Ks(会話) 2012年9月3日 (月) 10:32 (UTC)
- 私は、2012年6月以降、ここでの議論を認知していなかった状況のもと、オオバタケシマラン、タケシマラン、タケシマラン属、クルマバツクバネソウ、ツクバネソウ属、チシマゼキショウ、ヒメイワショウブ、オゼソウを新規に立項しています。新しい分類であるAPGでの科の分類は知っている範囲内で本文中に「ユリ科」ではない旨記載しましたが、それは、Ks氏のいうところの「ごみ箱という噂」の範疇なのかと思います。私は、目以上の分類で参照することは無いわけではなく(つまり、既存の図鑑等に依拠する場合、単子葉類、双子葉類(離弁花類・合弁花類)という「超古い大分類」から検索することは正直なところ。)、また、APGで「ユリ科」が細分類されているため、目以上の問題だかから影響は少ない、ということではなく、新エングラーやクロンキスト体系で「ユリ科」とされている種については、それは大きな問題と思っています。何度かいっていますが、新しい知見であるAPGは排除すべき、とは思っていません。--Qwert1234(会話) 2012年9月5日 (水) 15:55 (UTC)
コメント誠文堂新光社から出たネイチャーウォッチングガイドブック『草木の種子と果実』ISBN 978-4-416-71219-1出版社のサイトでは、APG IIIが採用されていました。一般実用書を出している出版社のアマチュア向けの書籍でも、APGを採用し始めているようですね。今後、一般向けの図鑑等でも採用していく流れなのでしょうか。一応、報告まで。--NOZO(会話) 2013年1月12日 (土) 00:04 (UTC)
報告フィールドで使っている方が多いと思われる、山と渓谷社の山渓ハンディ図鑑『野に咲く花』『山に咲く花』に増補改訂新版が出ましたが、この2冊も分類にAPGDNAによる分類を採用しています。やはりAPGを採用する流れのようですね。--NOZO(会話) 2013年3月17日 (日) 12:50 (UTC) 追記 正確には『植物分類表』(大場 2009)に準拠した分類でした。--NOZO(会話) 2013年4月20日 (土) 21:23 (UTC)
提案 こちらも議論開始から半年以上経っていますので、そろそろまとめていきたいと思います。自分が報告したように、一般の図鑑や書籍でAPGを採用するものが出版されるようになってきており、Wikipedia日本語版でもAPGを採用するということで、概ね賛同は得られていると思います。なので、
- 生物分類表における植物の分類体系はAPGとし、従来のクロンキストやエングラーから分類が変わった分類群や種については、すでに提案が出ているように冒頭文や分類に関する節で変遷を記述することで、既存の図鑑を使っている読者にもわかるようにする。
- 生物分類表には、Maxima mさんが作られたように従来の分類体系も併記する。ただし、PJ:BIOとして推奨する、ぐらいに留めておく。
- 張り替えの労力軽減のため省略テンプレートTemplate:生物分類表/単子葉類からTemplate:生物分類表/キク類 Iあたりまでを作る。
ということで、よろしいでしょうか。これで良ければPJ:BIOへの記述と作業をしたいと思います。--NOZO(会話) 2013年3月30日 (土) 10:00 (UTC)
- 賛成 2012年8月23日 (木) 16:22 (UTC)付けで反対しましたが、旧体系をまったく無視することは無い、という条件で賛成します。分類表の並記提案についても撤回します。私がすぐに対応できるわけではありませんが。--Qwert1234(会話) 2016年7月29日 (金) 12:16 (UTC)
環境省の「レッドデータブック2014」のご案内
ご存知の方も多いと思いますが、環境省の「レッドデータブック2014」全分類群刊行しております。ぎょうせいで取り扱っているほか、アマゾンでも発売されております。--貘(会話) 2015年4月29日 (水) 22:05 (UTC)
- レッドデータブック2014 <哺乳類、鳥類、爬虫類・両生類、貝類、その他無脊椎動物> - 2014年10月9日
- レッドデータブック2014<汽水・淡水魚類、昆虫類、植物Ⅱ> - 2014年3月9日
- レッドデータブック2014<植物Ⅰ> - 2015年3月20日
- 環境省のレッドデータブックも記事の更新が必要ですが、IUCNレッドリストも更新されていてリンク切れになっているものが多数あるようですね。--氷鷺(会話) 2015年5月9日 (土) 04:25 (UTC)
- 環境省2014RDB植物編を購入しました。2012RL植物編とカテゴリの変更はなく、今回は完全にブックの作成(分布、減少の要因等の解説)に留まっておりました。IUCN-RLは2014.3が最新のようですが、例えば、両生類の多くは、2004-2008年版から改訂されていない状況でした。何にせよ、きちんと確認する必要はあると思いますが、環境省RDBのほうは2012-2013RLに更新してあれば、影響は少なそうです。舌足らずでしたがRDBの紹介は、記事の中身を執筆するのにお役に立てて頂きたいとの趣旨です。それも(環境省は、哺乳類等のレッドデータブック2014は2014年9月発売だから)2015年度内?にはWEB上でも確認できるようです。お役所仕事になるかもしれませんが、さすがに文字情報はあるので、早く出てくるのではないかと期待しております(なので、一番遅く出版された植物Iしか買いませんでした。)最新の目録・分類表も合わせて購入したら家内に怒られたもので…しばらく本は買えません。--貘(会話) 2015年5月9日 (土) 06:18 (UTC)
情報 2014年に刊行されたレッドと名の付く書籍がもう一種類存在しますので、この節で紹介させて下さい。2010年にIUCNレッドリストのサイトにおいて地球上の様々な種を日替わりで紹介した取り組みの書籍化、日本語訳である『IUCNレッドリスト 世界の絶滅危惧生物図鑑』(岩槻邦男・太田英利 訳、丸善出版)というものが存在します。この書籍ではたとえば鳥類の Celeus obrieni に「オブライエンテンニョゲラ」、魚類の Oreochromis karongae に「マラウィカワスズメ」、軟体動物の Gocea ohridana に「オフリトイズミガイ」、昆虫の Progomphus kimminsi に「キンミンスナガレトンボ」、コケ植物の Spruceanthus theobromae に「カカオナミゴヘイゴケ」、菌類の Zeus olympius に「オリンピアノゼウスカビ」があてられています。これらの和名はGoogleで検索しても出版社のサイト以外実質的に何もヒットしませんが、同書の訳者まえがき(p. iii)に、トンボ類の和名についてはいくつかの種の記載を行った経験もある苅部治紀氏に、コケ植物に関しては兵庫県立大学・人と自然の博物館の秋山弘之氏の助力を仰ぎ、植物や菌類に関しても「新しい和名をいくつか提起し」たとされ、植物学者である岩槻氏が直接新たに和名を考案したものがある事が仄めかされています。現在の項目名に関する方針の文言には個人的に思うところがあり#学名ラテン語の記事名についてにて議論中でございますが、これらは「標準和名」の条件を問題なく満たすものであり、仮に現行の文書を変更しないという結論となったとしても記事名として有効なものとなる事と存じます。--Eryk Kij(会話) 2018年6月14日 (木) 17:18 (UTC)
記事冒頭から「動物界脊索動物門○○綱」を除去する提案
4年前の議論#記事の冒頭で動物界脊索動物門などと書くことの是非において概ね合意に至っていましたが、改めてBOT作業依頼の提案を行いたいと思います。
- BOT作業内容
- 脊椎動物の記事冒頭の『○○は、動物界脊索動物門○○綱○○目○○科○○属に分類される○○。』という文から「動物界脊索動物門○○綱」を除去する。
- 対象記事数
- 爬虫綱(293記事)、鳥綱(319記事)、哺乳綱(201記事)、計813記事。
- 詳細(BOT作業依頼案)
- 利用者:Hisagi/動物界脊索動物門
異論がなければ1週間後を目途にWikipedia:Bot作業依頼に提出しようと思います。--Hisagi/氷鷺(会話) 2015年6月6日 (土) 16:35 (UTC)
賛成 4年前の議論も見させて頂きました。賛成します。今回のBot依頼は目未満を対象にしております。目以上の階級、例えばウサギ目などで「動物界脊索動物門」の除去についてはいかが致しましょうか。数が少なそうなので、Botの作業後に検索がしやすくなってから、手動で行ってもいいかもしれません。--貘(会話) 2015年6月6日 (土) 23:29 (UTC)
- 意図的に目以上を外した訳ではなく、単に検索漏れのようです(昨日より数件、検索結果が増えています)。今夜改めて確認いたします。--Hisagi/氷鷺(会話) 2015年6月7日 (日) 03:30 (UTC)
反対 まず動物界脊索動物門の記述は私が作成したあるいは編集した記事に該当すると思われるため、お手数をおかけしたことはお詫びいたします。申し訳ありませんでした。しかし4年前の議論では
- Hisagiさんが目までを除去
- Trcaさんはエボシガイを例にとると分類階級をほぼ除去
- Law somaさんが除去に賛成。個人的には脊索動物と節足動物では動物界脊索動物門のみ除去
- 私が除去すべきではない
という意見表明のみであったと思います。界以降全てを記述せずに綱以降のみを記述するという形で私がまとめたように記憶していますし、この議論以降編集することがあれば動物界脊索動物門は除去していましたが、なぜ綱も含めて除去で合意が得られたという形になっているのでしょうか? 2011年9月18日の時点で反対意見表明しておくべきだったとは思いますし総意には従いますが、魚綱の細分化(軟骨魚綱、硬骨魚綱。さらに軟骨魚綱が条鰭綱、肉鰭綱)、有鱗目(爬虫綱<トカゲ・ヘビ・ミミズトカゲ>、哺乳綱<センザンコウ>)、ウミヘビ科などの問題から目を含めた除去には反対致します。
- 条件付賛成 動物界脊索動物門のみ除去であれば過去の議論による同意、混乱も少ないと考えられることから賛成します。--Moss(会話) 2015年6月7日 (日) 10:11 (UTC)
賛成 細かい分類はテンプレに書けば良く、冒頭で「動物界脊索動物門爬虫綱有鱗目」と書いても普通の人には意味不明でしょう。また、「爬虫類」はわかっても、「爬虫綱」ではわからない人もいるのではないでしょうか?乱暴な話、冒頭では「〇〇はトカゲの一種」で良いのかもしれません(エボシガイは現在の版がわかりやすいですね)。--Sutepen angel momo(会話) 2015年6月7日 (日) 11:02 (UTC)(JapaneseA)
- コメント 哺乳綱、鳥綱、爬虫綱は、原則不要です(念のためですが、この場での議論ではこの3タクソン及び両生綱以外は含みません。)。高次の階級やややこしいタクソン、古生物など必要があれば、例外的に使えばいいでしょう。また、4年前の議論も、氷鷺さんの「綱まで除去」(2011年9月18日 (日) 08:51 (UTC))が最後のコメントであり、実際に「両生綱の除去」が行われ、それに対して明確な反対意見がないことから、客観的に見ても、Mossさんが「綱以降のみを記述するという形でまとめられた」という事ではないと解釈しています。
- Mossさんの仰られている「目を含めた除去」の意味がわかりにくいのですが、『動物界脊索動物門○○綱○○目○○科○○属に分類される○○。』から『動物界脊索動物門○○綱○○目』まで除去するという意味であれば、今回の氷鷺さんの提案の対象ではないと思います。また、私が例示した『ウサギ目(中略)は、動物界脊索動物門哺乳綱に属する目』であれば、私は『動物界脊索動物門』の除去としているので、Mossさんの考えと近い
違っていないと思います。--貘(会話) 2015年6月8日 (月) 09:54 (UTC) 一部修正--貘(会話) 2015年6月8日 (月) 10:43 (UTC)
学名ラテン語の記事名について
現在表ページの表には
標準和名 | カタカナ | ◎ 最も推奨される項目名です。原則としてこのスタイルを採用して下さい。 |
漢字・漢字混じり | ○ 大腸菌や肝吸虫のようにヒトとの関わりが深い生物で定着している場合、哺乳類や裸子植物のように高次の分類群に使います。 | |
学名 | 属名+種小名(細菌では属名+種形容語) | △ ヘリコバクター・ピロリのように種の特定が必要な細菌、ヒト属、愛玩用の外来動物などに使います。 |
属名カタカナ | △ クラミドモナスのように、和名が無いかあまり知られていない生物に使います。 | |
種小名カタカナ | △ エリンギのように、慣例的に使われている場合のみ使います。 | |
アルファベット | × 日本語版ウィキペディアでは推奨されません。日本語での記述を検討して下さい。ただし和名が存在せず、カタカナで表記した例も見つからない生物では、やむを得ず学名をそのまま項目名としても構いません。 | |
俗称 | ‐ | × 推奨されません。標準和名や学名を使いましょう。 |
とありますが、 現在「学名/アルファベット」(6段目、太字)に当たる例として生物分類表へのリンクをざっと確認してみたところ、Pelecus cultratus、Hyposmocoma molluscivora、Phanerochaete chrysosporium、Vernonia glabra、Spinoloricus cinzia、Paedophryne amauensis、Argiope protensa、 Camponotus schmitzi、Barbourula kalimantanensis、Porphyra umbilicalis、Pseudomonas protegens、Pseudomonas tomatoが見られました(見落としはあるかも)。 それぞれの対応はまちまちで、Template:暫定記事名をはっていたり、Template:記事名の制約をはっていたり、何もなされていなかったりします。学名の属名, 種小名(種形容語)は斜体であるべきであり、英語版では斜体で表示されています。なのでこういった記事に関して、すべてTemplate:Italic titleを適用し、タイトルを斜体にするのはどうでしょう?(Template:暫定記事名はそのまま、Template:記事名の制約は除去)
また、上記の表について、現在は「種小名カタカナ:△、アルファベット:×」となっています。 しかし、種小名カタカナは(知識不足なだけかもしれませんが)エリンギぐらいしか思い当たらず、アルファベットは上記のような事例があります(特にPelecus cultratusに関しては、英名から議論のもと移されたという経緯があります)ので、「種小名カタカナ:△、アルファベット:△」または「種小名カタカナ:×、アルファベット:△」、もしくは「種小名カタカナ:×、アルファベット:×」にすることを提案します。 ただ、「アルファベット:△」としてしまうと、他の記事名との整合性の問題(現在ある例では、シュードモナス属の記事にはPseudomonas protegensと シュードモナス・シリンガエが存在する)がでてきますので適当でないかもしれません。
さらに、上記の表について
日本語版ウィキペディアでは推奨されません。日本語での記述を検討して下さい。ただし Pelecus cultratusなど、和名が存在せず、カタカナで表記した例も見つからない生物では、やむを得ず学名をそのまま項目名としても構いません。
としてはどうでしょう。
ついでに検索の過程でいくつか疑問を抱いたのですが、こちらにもコメントお願いいたします。
- ダーウィンズ・バーク・スパイダーやタイガーショベルノーズキャットフィッシュなど、こういった名称は上記の表の「標準和名/カタカナ」に当たるものなのでしょうか?俗名のような気もしますがWikipedia:記事名の付け方#記事名を付けるにはの「認知度が高い」からするとこういうものなんでしょうか?
- Candidatus Desulforudis audaxviatorはCandidatusを含む記事名が適当なのでしょうか?他言語版では「Desulforudis audaxviator」が多く、カルディアルカエウム・スプテッラーネウムのような記事があるのでDesulforudis audaxviatorのほうが良いように思われますが…
--Kingfiser(会話) 2015年12月18日 (金) 13:14 (UTC)
- @Kingfiserさん もう二年以上も前の話題である事は承知ですが、賛意を示させて頂きます。具体例を含んでおり、より分かりやすくなって良いと存じます。こちらも他の箇所について提案がございます。詳しくはすぐ下の節をご覧頂ければ幸いに存じます。--Eryk Kij(会話) 2018年5月17日 (木) 17:07 (UTC)
- Eryk Kijさん、ありがとうございます。最近多忙のため執筆活動を退いていたのですが、目を通してみます。--Kingfiser(会話) 2018年5月25日 (金) 12:58 (UTC)
カタカナ記名について
英語名っぽいもののカタカナ記名については私も関わっている案件があります。サザンプラティフィッシュなんですが、これはごく普通に熱帯魚として知られており、その分野での名はプラティです。現在の記名は標準和名でがあるそうですが、知名度と利用がごく少ないと思えます。熱帯魚や観賞植物ではこのような例がかなり多いように思います。これについてもご判断をお願いしたいのですが。--Keisotyo(会話) 2015年12月18日 (金) 21:40 (UTC)
- コメント Template:Italic titleでイタリック表示にするのは良いと思います。本来斜体や下線で区別すべきものなので。Template:暫定記事名の併用にも賛成です。
- 種小名カタカナは、確かに種小名のカナ転写例はエリンギくらいしか無いのであまり重要ではありません。しかし和名に由来する種小名が付いて結果的にそうなっているもの(トラザメやアカエイなど)や、種小名を含む名前の寄生虫(ギブソン糸状虫、マーシャル糸状虫、ロデシア眼虫など)もあり、特に排除することも無いと考えて△になっています。
- アルファベットが☓なのは、やはり日本語版なので日本語化を重視しようという努力目標みたいなものです。生物屋としては学名で立項できれば最も正確で楽ですが、他の分野の人から見れば異議があるでしょう。従ってこの「☓」はプロジェクトに対する対外的な目を気にした面があります。個人的には学名アルファベットで立項されても全く構いません。
- Candidatusは少なくとも記事中では付けるべきですが、記事名としてはどうでしょう。自分には判断できません。無い方がスマートですが、必ずしも外れる見込みがあるものではないですし、何よりICNBで定められた規則です。Candidatus付きで立項した人の良識を慮れば、積極的に外す気にはなれません。
- ペットや観賞魚の通称名は扱いが難しいです。普及している名前なので、その意味では採用を躊躇する必要は無いですが、藻類をコケ呼ばわりするような分野の名称は(Wikipedia で言うところの)信頼に値するのか、という問題はあります。しっかりした書籍だと思っても、「コケ対策にプレコ」のような記述が平気で出てくる。サザンプラティフィッシュのように標準和名が存在するのならば、そちらを採用すべきだと思います。- NEON(会話) 2015年12月20日 (日) 15:38 (UTC)
- Keisotyoさん、NEONさん、コメントありがとうございます。
- では、Template:Italic titleについては即時付けていってよろしいでしょうか。
- 表中の種小名カタカナ:△、アルファベット:×はそういう理由だったのですね。安易な提案申し訳ありませんでした。(過去ログを再度確認してみると「フェアリーポッサム改名についてのコメント依頼」という節に議論があったのですね…)表中の例示については何も言及されていないのですが不要ということでしょうか?個人的には例があったほうがわかりやすいと思ったのですが、推奨されないということで書くべきでないのでしょうか。
- Candidatusについて、記事中では付けるべきというのは勿論だと思いますが、記事名では他の記事との不統一は混乱を招きますし、これから執筆されることも考えて、ガイドラインがあってもよいと考えています。ところで、Candidatusを学名片仮名表記につけるにはどうすればよいのでしょう?
- 英名のような(和?)名については… うーん、良い案があるわけではないので流れに従います。--Kingfiser(会話) 2015年12月22日 (火) 14:47 (UTC)
- 対象となる記事の数も少ないですし、Template:Italic titleは付けて構わないでしょう。過去ログは所詮過去の話なので、もちろんその後の改変があって然るべきだと思います。アルファベットも例示を入れた方が分かりやすいでしょうか。挙げられた記事のうち、Spinoloricus cinziaは自分が立てたもので、(立項が適切だったかどうかはともかくとして)当面和名が付きそうにもありません。このへんを入れても良いかも知れません。
- Candidatusについては、微生物に詳しい人の意見を伺いたいです。真正細菌・古細菌を執筆している方々の中には、プロやセミプロの人が居ると思うので。- NEON(会話) 2015年12月28日 (月) 01:01 (UTC)
- 私としては、アルファベットの記事名は極力避けてほしいと思います。これは私自身、高校生くらいまでは文章中に学名がアルファベットで出てくると目が拒否したという印象を持っているからです。せめてカタカナであればまだ史嫁が拾いやすかったんですよ。
- といいつつArgiope protensa作ったの私です。アルギオペ・プロテンサでよいかとも思ったのですが、日本語の出典はなかったですし、それに何よりアルギオペを英語読みではアージャイオーペと読むんだと聞いたことがあって、表記の揺れが大きすぎると感じたもので。その辺の判断が付けば、カタカナにしたかったですね。--Keisotyo(会話) 2015年12月28日 (月) 01:12 (UTC)
- 報告 とりあえず、Template:Italic titleの貼付を行いました。 上記の通り、Template:記事名の制約がついているものについては除去、Template:暫定記事名はそのままにしています(新たに追加もしていない)。
- 現在、学名の片仮名表記はラテン語読み/英語読みに拘らず通用しているものを採用している(はず)ですがこれをラテン語読みに統一するとこういった問題は一掃されるんですけどね。独自研究に引っかかるのでそういうわけにもいかないんですよね?--Kingfiser(会話) 2015年12月28日 (月) 08:40 (UTC)
- イタリックの追加、ありがとうございます。読み方の過度の統一や、存在しないカナ転写の記事名は仰る通り独自研究にあたると思います。ノート:バシラス属や、過去ログの「Aspergillus nidulansの改名について」のように、検討を要する事態も多いでしょうし。- NEON(会話) 2015年12月29日 (火) 16:07 (UTC)
(まだ余裕がありますが、最後の議論から数年経過している事も考えインデントは一応戻させて頂きます)私は近頃日本に生えていない植物記事の新規立項に力を入れている者でございます。YListやこちらの文書を参考として記事名を決めて参りましたが、どうもモヤモヤする事が多いです。そもそも日本に生えていない = 和名がつけられた事がない種は多いのですが、折角日本語文献で名がつけられていても植物学的な文献でないので和名ではなく俗称に過ぎないのではと考え、しかしアルファベット表記は非推奨であるので、日本語化された例がないにもかかわらず学名を自身の考えるラテン語の音写とした例があります(例: ブラキラエナ・フイレンシス、木材としての名は「ムフフ」; コルディア・ドデカンドラ、木材としての名は「ジリコテ」や「シャムガキ」等)。左記の例の場合いずれも植物図鑑における言及例がなかなか見つからず、YListにも記載が無い、つまり標準和名は存在しないという理解ですが、特に「ジリコテ」はGoogle検索にかけるとギター製作に用いられるものとして楽器界隈では広く認知されている事が窺える上、他の種を指す事もなくWP:CRITERIAの「認知度が高い」、「曖昧でない」といった規準をクリアしているのではないかとも思えました。しかし、Wikipedia:検証可能性等の様にTemplate:Policyが付されている類の(下線部追記: Eryk Kij(会話) 2018年5月18日 (金) 17:44 (UTC))ガイドラインではないとはいえこちらの文書を無視して良い合理的な理由を思いつかなかった為、わざわざ学名を音写する選択を取りました。日本語話者にとってはラテン文字よりもカナで表記した方が読みやすいであろうという配慮が働いた面も、Keisotyoさんが2015年12月28日 01:12 (UTC) に表明された通りあります。ところが、Keisotyoさんがそうした認識をお持ちである一方、学名を記事名の基盤とするにしてもカナ表記された例がないものを強引にカナ化することに関しては慎重な姿勢を示されていた事や、NEONさんが前例の無いものをカナ表記化する事を「独自研究」にあたるのではと懸念されていた事につい数時間前になって気づき、私は愕然と致しました。KingfiserさんもKeisotyoさんもNEONさんも私も全員記事名の決定に関しては慎重に臨もうとしていた筈ですが、少なくとも私の場合は石橋が壊れないか確かめようとするあまりにダイナマイトで爆破した並みの本末顛倒な行いをしてしまった恐れがございます。
本当に植物名のみに関する話となり恐縮でございますが、標準和名として認められているか否かの判断や、標準和名があるとしてもそれが広く一般的に認知されているものであるかについては曖昧である事が多い様に思われます。標準和名があるものとばかり思っていてもYListには記載が無かったり、YListにあったとしてもおよそ一般的に認知されているものであるとは思えないものが多々見られます。現時点で記事が存在するものに関して私の問題意識が関わってくるものはざっと調べただけでも以下の様になります。
記事名 | 学名 | 備考 |
---|---|---|
アルガンノキ | Argania spinosa (L.) Skeels | 英語から翻訳された植物図鑑の一つ(キングズバリ 2016: 35)にこの名による言及あり。 |
カルダモン | Elettaria cardamomum L. Maton | 『世界大百科事典』に「カルダモン」の項目あり。執筆者は農学者の星川清親氏。 |
キワノ | Cucumis metuliferus E.Mey. ex Naudin | 現在の記事名「ツノニガウリ」も含めてYListには記載なし。 |
ティーツリー | Melaleuca alternifolia (Maiden & Betche) Cheel | 同属でYListに唯一記載されているものは「カユプテ」(M. cajuputi subsp. cumingiana (Turcz.) Barlow)。属名「コバノブラシノキ」はフトモモ科(2006年5月7日 02:08 (UTC) 版以降)等に見られるが、出典不明。『世界大百科事典』では植物学者初島住彦氏による執筆項目「カユプテ」に「コバノブラッシノキ属」という言及はあり。 |
ドラゴンフルーツ | Hylocereus undatus (Haw.) Britton & Rose | 同属でYListに唯一記載されているものは「サンカクチュウ」(H. triangularis (L.) Britton & Rose) |
ノコギリパルメット | Serenoa repens (W.Bartram) Small | 健康食品としてノコギリヤシの名で流通 |
ババコ | Carica × pentagona Heilborn | |
ヒスイカズラ | Strongylodon macrobotrys A.Gray | 学名は示されていないが『日本大百科全書』「豆」の項に言及あり(執筆者は文化人類学者の板橋作美氏)。また、学名の音写「ストロンギロドン マクロボトリス」(中黒なし)で紹介している植物図鑑(林・古里 1986: 667)あり。 |
ペピーノ | Solanum muricatum Aiton | |
ラカンカ | Siraitia grosvenorii (Swingle) C. Jeffrey ex A.M.Lu & Zhi Y.Zhang |
この他、Category:木材には私が作成したものも含めて日本語の植物学的な文献(図鑑類も含む)ではあまり言及されていないものが多々見られます。以上の表の種は現在の基準を厳格に適用した場合、不適切な記事名であるという事になりかねませんが、一般書やマスメディアでも頻繁に目にしてきた覚えがございますので、これらを「不適切」とし、ラテン文字による学名を記事名としなければいけないとする事には強い違和感を抱きます。個人的には飴の原料として親しみのあるラカンカやテレビで当たり前の様に紹介されていたヒスイカズラが記載されていなかった事が大変ショックでした。またカルダモンが無いというのも非常に意外でした。
少なくともカルダモンの様なその辺のスーパーでも見られる様なものについて、もし仮に『世界大百科事典』における言及がなかった場合に、学名がカナ表記されていないかわざわざ調べた上で、無いならばラテン文字の学名表記を記事名とする改名提案を……というのは、いくら控えめに申し上げたとしても流石に馬鹿馬鹿しいのではないかと思われます。そこで 提案 がございますが、俗称に関する扱いを以下の様に変更するというのはいかがでしょう。
「俗称 / カタカナ / △ 基本的には推奨されません。標準和名や学名を使いましょう。ただし探しても標準和名が存在しない可能性が高いものに限り俗称を用いても構いません。その場合は必ずその名称が用いられている出典を示して下さい。」
なお現行の文書の同節にも「和名は複数存在する事もあります。もっとも一般的なものを精選するとともに、判断材料とした参考文献を挙げましょう。」とあります。現行のこの箇所と今回の私の提案における具体的な出典の示し方として最も望ましいのは学術論文における言及の箇所や一般書(図鑑類。ただし植物学的な性格ではないものも含む)や雑誌(の特に健康特集等)における言及の箇所を脚注で指定したものを複数並べる事であるというのが私の見解であるのですが、いかがでしょうか。
(余談)なお、学名のカナ表記をどうするかに関しては問題意識を抱いた方が存在します(参考: 辻野匠「学名 (ラテン語) のカナ表記についての試論」 『地質ニュース』675, 61-70頁, 2010年11月)。--Eryk Kij(会話) 2018年5月17日 (木) 17:07 (UTC)
(追記)本文書の冒頭には「これらはこのプロジェクトからの提案であり、使用を強要するものではありません。また使用する義務を感じる必要もありません。」とありますね。私はどうもこうした文書類を規範と捉える傾向がございますので、その点は少々行き過ぎ考え過ぎであるのかもしれません。しかし日本に元々存在しない対象についての記事を書く度に、標準和名であるかはっきりした保証がないものを勝手に記事名として許容されるのか、という悩みがあるのです。その様な中でこの文書は悩みを解決する拠り所となるのです。それとも冒頭文の文言に甘えて勝手に振る舞っても何ら問題は無いのでしょうか。この点について他の方のご見解を知りたいという事が根底にあるのです。--Eryk Kij(会話) 2018年5月18日 (金) 17:44 (UTC)
- 反対 いろいろとたくさん言いたいことはあるのですが、ここ数日非常に疲れていて論点をまとめる気力が起きません。とりあえず、俗名の使用を公認するという提案には、強く 反対 しておきます。詳細な議論については後ほど投稿します。--Loasa(会話) 2018年5月21日 (月) 12:23 (UTC)
- 返信 (Loasaさん宛) ご反応頂きありがとうございます。投稿履歴を拝見しましたがお疲れ様です。私も疲れさせてしまったかもしれませんが、意見が異なるとなればむしろ期待しております。ごゆっくり反論をまとめて下さい。この提案を行った動機は今後の自身の執筆予定に関わる事項である為というのが根底にあるのですが、既存の記事についても規準と合致しないものが多々見られる為曖昧な点を排除していきたいという事もございます。お疲れの中恐れ入りますが、ご反論の際には
- 現在存在する記事の中で、現行の規準と矛盾する項目の扱いについてはどの様なものとされたいか
- 以上の点につきましても明示して頂ければ幸いに存じます。この点につきましては、これから新たに議論に参加して下さる方もご意見を表明して下さるとありがたいです。肝心の最初の提案で述べ損なってしまっておりますので私自身の現在の見解を以下にまとめておく事と致します。私の立場はこれから改名を行うのは誰にとっても負担が大きいので現状維持を正当化するためにも、標準和名か不明な記事名であっても生物学的に1種しか指さない場合であればそのまま追認すべき、というものです。そうすれば記事名の根拠となる出典(極力初版作成日時よりも前に出版・公開されたもの)を提示するだけで済む為です。ただ、俗名となると(場合によっては生物学的に近縁でも何でもない)複数種にまたがって用いられている場合があるという事は当然承知しております。そのような場合にはやむを得ず学名、出典があればその学名のカナ(下線部追記: Eryk Kij(会話) 2018年5月21日 (月) 20:08 (UTC))表記とするのが最も賢明であると考えております。問題は、俗名が(下線部追記: Eryk Kij(会話) 2018年5月21日 (月) 20:08 (UTC))他の種を指す可能性が著しく低いと思われる場合に関してです。この様な場合であったとしても(カナ表記例が見当たらなければ)わざわざアルファベットによる学名表記を記事名としなければならないのか、という違和感を覚えるのです。
- なお、上記の提案や今回の自身のコメントからは、私がYListに掲載されているものや植物学者による使用例が確認されるもののみを標準和名と見做している意識が読み取られるかと存じますが、この見方で正しいのか内心迷っております。本当はこうした提案を行うのであれば、その前の段階で正しく理解しているべきであったのですが……。--Eryk Kij(会話) 2018年5月21日 (月) 18:44 (UTC)
- 返信 (Loasaさん宛) ご反応頂きありがとうございます。投稿履歴を拝見しましたがお疲れ様です。私も疲れさせてしまったかもしれませんが、意見が異なるとなればむしろ期待しております。ごゆっくり反論をまとめて下さい。この提案を行った動機は今後の自身の執筆予定に関わる事項である為というのが根底にあるのですが、既存の記事についても規準と合致しないものが多々見られる為曖昧な点を排除していきたいという事もございます。お疲れの中恐れ入りますが、ご反論の際には
- @Loasaさん、@Kingfiserさん、@その他本議論にご関心をお持ちの方各位 申し訳ございません、Loasaさんからのご反論を受けてから調整を図っていく構えでございましたが、その前に当方の問題意識について説明し直したり、自発的に認識を改めて提案を修正したりしておいた方が良いという考えに至りましたので、数日以内に改めて議論を投稿し直す事と致します。--Eryk Kij(会話) 2018年6月14日 (木) 17:59 (UTC)
- 議論再開 数日以内と申し上げながら2ヶ月以上も放置してしまったのですが、提案を行うよりも先に、生物記事に携わる方々に質問を行いたいと存じます。全て植物を例に取り、既存の記事も含めて検討していきたいと存じますが、以下の様に「標準和名」が存在しないと思われる場合には記事名をどの様にする事が望ましいでしょうか。
- 学名をカナ転写した前例が見当たらず、和名と呼べるものもないが、(特に日本語以外に起源のある)商業名等での言及例が存在する。
- 例: Brachylaena huillensis(商業名: ムフフ)、Cordia dodecandra(商業名: ジリコテ)、Tarchonanthus camphoratus(マサイ語起源の名称 leleshwa の音写レレシュワでの言及例あり[1]。)
- 学名をカナ転写した例はあるが、それは現在ではシノニム扱いで、正式な分類名を信頼できる情報源において言及した例が見られない場合。
- ただし、一般的に知られていると思われる学名以外の名称が存在する場合。
- 例:
Rotheca myricoides(追記: この種に関しては現学名の転写「ロテカ・ミリコイデス」で紹介された文献[2]が見つかりましたが、仮にこうしたものが見つからなかった場合の話としてご理解頂ければ幸いです。なお次に挙げてある「ブルーエルフィン」は一品種名に過ぎず、これを記事名とするのは同種の原種や他品種が除外されるので不適切でしょう。--Eryk Kij(会話) 2018年9月28日 (金) 16:57 (UTC))(園芸用にブルーエルフィンの名で流通。シノニムの Clerodendrum ugandense がクレロデンドルム・ウガンデンセと転写されて掲載されている[3][4]が、厳密には属名転写と種小名転写が別々に記され、中黒つきで表記された例は『植物レファレンス事典』(日外アソシエーツ、2004年)などに見られる。)
- 例:
- 現在はシノニムとなっている学名の転写例のみが存在する場合。
- 例: Plectranthus barbatus(シノニムの Coleus forskohlii に由来するコレウス・フォルスコリとして記事が存在。ただし、書籍での言及例は中黒なしのコレウスフォルスコリが専門的とは言い難いビジネス新書等において見られるのみ([1])。)、Vachellia drepanolobium(シノニムの Acacia drepanolobium に由来するアカキア・ドレパノロビウムとしての言及例あり[5]。)
- ただし、一般的に知られていると思われる学名以外の名称が存在する場合。
- 属名部分の転写例が存在し、かつ種小名も他の種に対して用いられた例が存在するもの。
- 例: Milicia excelsa(ミリキア・エクスケルサとして作成。記事名決定の根拠については初版要約欄を参照)。
- 学名をカナ転写した前例が見当たらず、和名と呼べるものもないが、(特に日本語以外に起源のある)商業名等での言及例が存在する。
- 全く何も見当たらないとなれば学名そのままのラテン文字表記を記事名とするしかないで諦めがつきます。しかし、はっきり「標準和名」と認定できるものではなかったとしても特定の1種以外を指す事が考えられないのであれば、Wikipedia:記事名のつけ方#記事名を付けるにはで理想とされる5つの基準のうち「認知度が高い」、「見つけやすい」、「曖昧でない」を満たすので問題ないと存じます。上の事例3.のみはこれら5つの基準でいえば「曖昧でない」以外を満たせないかもしれませんが、人名についてはこれまで日本語圏で全く知られていない人物であっても原語表記のままではなくカナ表記等に変換するのが当たり前となっており、信頼できる情報源に乏しい上にあまりにも原音と乖離しているという根拠が存在する場合以外は独自研究等と指摘される事がないので、基本的にラテン語である学名の転写を行っても全く構わないのでは、という認識でございます。もっとも、そのラテン語の転写にも様々な方法がある事は存じております(再掲: 辻野匠「辻野匠「学名 (ラテン語) のカナ表記についての試論」『地質ニュース』675, 61-70頁, 2010年11月)。しかし属名と種小名それぞれの転写例を信頼できる情報源から示す事が可能である場合であれば、たとえ作成対象を直接言及した例がない場合にそれらの転写例を合成してウィキペディア上に公開しても独自研究には当たらないのでは、という考えでございます。--Eryk Kij(会話) 2018年9月4日 (火) 22:07 (UTC)
- ちょっと質問からは外れるのかもしれませんが、気になったので一言。ラテン語ベースの学名をその本来の姿であるはずのアルファベット表記で記事名とすることが、ウィキペディアにおいてここまで否定的に評価されているということにとても驚いています。そもそも学名の読み方というのは、決まりがありません。日本人はわりとローマ字式に読みますが、アメリカ人は平気で英語式に発音します。その日本人にしたところで、chaetoというつづりを「キート」と読んだり「カエト」と読んだりと、かなりの幅があるものです。どれかの読み方が圧倒的に人口に膾炙しているという状況が認められるなら別ですが、そうでないものをすべからく無理やりにカナ化するとなれば、読者としては、ウィキペディア上で何か特定の生物種について知りたいとなったとき、ウィキペディアの編集者がどの読みを採用したのかをいちいち検討し、いくつものカナ表記を試行錯誤しなければなりません。これが本当に「見つけやすい」といえるのでしょうか。私はすこぶる疑問です。オリジナルのアルファベット表記を標準とすればこのような問題はいっさい発生しません。アルファベットにアレルギーのある方もおられるようですが、ここは少しだけ乗り越える努力をしていただいて、「アルファベットでの記事作成ぜんぜんOK」ということに、あるいはせめて本来のアルファベット表記を記事名のエイリアスとして設定すべしというように、合意することはできないものなのでしょうか。--Dropped out biologist(会話) 2018年9月16日 (日) 15:43 (UTC)
- 予想される反論として、日本人以外の人物・海外の土地名など、みんなカタカナ表記ではないかというのがあるでしょう。しかし、アメリカ人ならアメリカ英語式に、ドイツの地方自治体の記事ならドイツ語式に読めばいいことは明らかであり、細かい「-」の有無など表記ゆれはあるもののほぼ一意にカタカナ表記が定まるといえます。ラテン語学名はそうではないということです。ウィキペディア全体の調和も大切ですが、分野ごとの事情も無視するべきではないと考えます。--Dropped out biologist(会話) 2018年9月17日 (月) 14:13 (UTC)
- 反論しておきます。
- 「アルファベットにアレルギーのある方もおられるようですが」私は記事書きのために英語論文を曲がりなりにも読むものですが、それでも英字記事は意識を集中しないと読み取れません。より分野に遠い人なら、もっとそうでしょう。しかもアルファベットを見慣れた人であっても、学名はラテン語であり、その綴りのパターンは英語と違います。ふつうの人は目が拾いません。
- 「ここは少しだけ乗り越える努力をしていただいて」これはどなたに対しておっしゃっているのでしょうか。専門分野を目指しているものであれば、こういう言葉も当然と言えましょうが、ここは一般人向けの百科事典サイトなのです。例えば高校生も読むはずですよ。それに対してこの言葉を投げるのが、当然と思えますか?
- 私も1本学名アルファベット綴りの記事Argiope protensaを書いていますが、これは属名がローマ字的読みと英語式読みの乖離が極端(例えばアルギオペとアージャイオーペ)な例として挙げられているのを見た記憶があってのことです。日本語の百科事典の記事名が日本語表記であって欲しい、それは当然ではないでしょうか。--Keisotyo(会話) 2018年9月18日 (火) 13:57 (UTC)
- 失礼ながら、その反論は「アルファベットはカナより見にくいに決まっている」という個人的な感覚のみに依存し、実際的な記事へのアクセシビリティを度外視した主張に思われます。私から見れば「Argiope」も「アージャイオーペ」も「拾いにくさ」という点では大差ないですね。非常に定着したカナ表記が存在するならそれでもいいのですが、他の分類群まで探索範囲を広げてやっと「こうじゃないかな」と推測できるような「正しい」カナ表記を記事名としたとして、本当にそれが記事の見つけやすさにつながると思いますか。私は全く思いません。--Dropped out biologist(会話) 2018年9月23日 (日) 05:59 (UTC)
- 反論しておきます。
- カタカナ表記が検証可能性を満たさないために批判を恐れて立項できないというのは不健全だと思いますので、アルファベット表記を行うための形式的基準はあってもよいかと思います。--ぬまえびす(会話) 2018年9月18日 (火) 01:42 (UTC)
- コメント 私はこれまでKeisotyoさんが表明されてきたものと同じ考え方で、極力記事名をカナ表記にしてお送りするのが日本語話者向けとしては望ましいという考えでした。しかしDropped out biologistさんの2018年9月16日 15:43 (UTC) のご意見を受けて、カナ表記の前例があるものであってもあまりに言及例の総数が少ない場合は、ガイドライン文書であるWikipedia:記事名のつけ方#記事名を付けるにはのいう「認知度が高い」、「見つけやすさ」を本当に満たせるのかどうか疑問に思えて参りました。Keisotyoさんによる 2018年9月18日 13:57 (UTC) ご投稿のコメントを拝読してから以下の様な妥協案を考えついたのですが、いかがでしょうか。少なくとも、ぬまえびすさんが懸念されている様な記事作成の度に記事名を問題にしなければいけない負担は減る事が期待されます。
- (日本語文献による言及例が著しく少ないと判断されるもの、特に和名の存在しないものに関しては)ラテン語の学名をそのまま記事名とする。ただし記事の導入に学名のカナ表記を示し、以降の本文での言及はそのカナ表記を用いて進めるという形式をとっても構わない。
- さて、私は妥協案の一部を括弧でくくっておりますが、これは私が現行の目安表のいう「標準和名」の範囲が曖昧であると考えており、変更の余地があると思われる為です。和名と俗名の線引きでもうずっと悩み続けております。具体的には上の質問で示した「商業名」や「園芸名」(追加の例示となりますが Xerosicyos danguyi に対する「緑の太鼓」など)を記事名とするのはありなのかという点です。この点につきましては名指しとなりますが、以前私が問題意識の共有を怠ったまま粗雑な提案を行った際「俗名の使用を公認する」事に関して強い反対意志を表明されたLoasaさんのご見解を特に詳しく伺いたいところです。--Eryk Kij(会話) 2018年9月18日 (火) 19:21 (UTC)
- 論点追加 記事名に関してもう一つ悩んでいる事がございます。それは分類でいえば属等のものについてです。日本語名が一切確認できないものは「ラテン語そのまま」(例:「Brosimum」)あるいは「ラテン語名+属」(例:「Brosimum属」)とするのが良いでしょうか。
- また、和名がつけられている種が存在していたとしても無条件でそれを属名に転用してはならない、という認識でよろしいでしょうか。たとえばアオイ科(旧アオギリ科)の植物で Dombeya という属が存在し、『図説熱帯植物集成』(E.J.H. Corner、渡辺清彦、廣川書店、1969年)という書籍の483頁に掲載されている Dombeya spectabilis という種には「ベニハナギリ」という和名が付されていますが属名の日本語表記はない上、この和名はこのコメントを書いている時点では検索エンジンで何の情報も(無関係な情報すら)ヒットしない状況です。属名の言及で前例があるのはむしろ学名のカナ転写から採られたものばかりで、「ドムベヤ属」[6]や「ドンベア属」[7]、「ドンベヤ(属)」[8]というようにバラバラに用いられています。この様な場合、左記のカナ転写による属名の表記例から適当に選んで項目名とする事が考えられますが、表記揺れを避けて通りたいからといって「ベニハナギリ属」とするのは独自研究となり許容されないという認識でよろしいでしょうか。表記揺れの問題を考えたくないのであれば、上記の Brosimum(クワ科の植物で木材が得られるスネークウッド B. guianense や食用となる果実が取れる「ラモンの木」B. alicastrum などの有用植物で知られています)のケースと同様の扱いとするべきでしょうか。
- ところで、数日前に提示した「妥協案」につきましては本当に異論はないでしょうか。今回の場合、異論がないからといって勝手に合意形成と見做すやり方は問題であると考えておりますので、現時点で反対でない場合にはごく短いもので構いませんのでコメントの表明をお願い致します。なお、2018年9月4日 22:07 (UTC) に行った質問に関しましては、現在は「1の事例については商業名の使用が公認されるのであればそれを使用したい。2の事例については、記事名は学名アルファベット表記で設定するが、本文中では任意でカナ表記を用いる形式で構わない」という見解です。--Eryk Kij(会話) 2018年9月22日 (土) 17:33 (UTC)
- 改定案を支持します。
- まずは、こうした「和名を持たない」ようなマイナーな生物をあえて調べようとするのはどんな人たちか、ということに思いを致すべきでしょう。典型的なケースは、おそらくは素人ながらも何らかの「生物に関する専門的な事柄」について調べていて、論文などを読むことになり、そこに出てきた生物について簡単に知っておきたいといったところではないでしょうか。
- オープンアクセスで読める和文雑誌、たとえば、和文誌「藻類」・日本菌学会会報などを見ればわかるように、専門誌では和名が存在する場合でも学名を必ず併記するものです。和名が見当たらない場合は学名のみが表記されます。たとえば日本生態学会誌の論文で「環境DNA分析の野外調査への展開」というのがあります。この中にはいくつも和名を持たない種への言及があります。和名をもたない種は「カエルの 1 種(Pelobates fuscus)」のように書かれていて、決して「ペロベーテス フスクス(Pelobates fuscus)」ではありません。目が拾おうと拾うまいと、コンテンツ内に確実に存在するのはラテン語表記の学名であってカナ表記の学名ではありません。記事名がアルファベット表記になっていれば、これらの記事中のウィキペディアの検索窓にコピペすることで容易かつ確実にその記事に行けつけるはずです。こう考えれば、カナ表記云々に拘ってアルファベット表記を避けるのは、苦労してわざわざ利便性を下げているとみることさえ可能です。--Dropped out biologist(会話) 2018年9月23日 (日) 06:46 (UTC)
- 1つだけ。一般人向けの百科事典の記事名をどうするか、という議論に対し、例として学術雑誌を取り上げるのは、はっきり言って奇異であり、とてもなじめないと思います。それは学術雑誌であれば学名を、それもアルファベットでいいでしょう。それで読み取れない奴は読む資格無し、でもいいと思いますが。--Keisotyo(会話) 2018年9月29日 (土) 08:55 (UTC)
- 私が上で提示した想定ケースをお読みになってなおそういう反論なのでしょうか。だとすれば、誠に残念に思います。一般人は金輪際学術雑誌など読むはずはないと? むしろ素人ながらなんとか専門誌に目を通さざるを得なくなった、しかし、本当に専門家が参照するような事典辞書にあたるほどの必要性は有しない、という人にとってこそウィキペディアは有用であるべきでしょう。そのようなケースにおいて、「使われてもいないカナ表記」がほんとうにアルファベット表記よりベターと言えるのでしょうか。私はアルファベット表記を過度に否定的にとらえすぎていると考えます。
- 私は、すでに広く定着しているカナ表記、カナ表記が慣例化している分野、学会主導で標準的なカナ表記を制定しようという動きがあるような分類群についてそれらをすべて無視しろとは言いません。また標準和名で記事を立てることにも何ら反対しません。何もホモ・エレクトスをHomo erectus に改名しろとか言っているわけではないのです。しかし、アルファベット表記を避けたいがためにどう考えても「認知度が高い」・「見つけやすい」とは言いにくいカナ表記を無理して探すというのは止めにして、アルファベットでOKというコンセンサスを作るべきだといっているのです。現在の過度のアルファベット表記否定は、読者にも筆者にも、ただ無駄な苦労を強いるだけと私は思います。
- ついでに言っておけば、ウィキペディアの各ページに表示されている検索窓は、入力したキーワードと記事名が完全一致しているならその記事に直接飛び、そうでなければ全文検索結果を表示する仕様になっているようです。アルファベット表記の種名が記事名になっていれば、藻類雑誌の学名部分をコピーして検索窓にペーストしてクリックすることで、ラテン語音写のブレとか悩むことなく直接的に確実に記事に飛べるはずなのです。これ以上やさしいユーザーインターフェースがあるでしょうか。--Dropped out biologist(会話) 2018年9月29日 (土) 15:56 (UTC)
- 1つだけ。一般人向けの百科事典の記事名をどうするか、という議論に対し、例として学術雑誌を取り上げるのは、はっきり言って奇異であり、とてもなじめないと思います。それは学術雑誌であれば学名を、それもアルファベットでいいでしょう。それで読み取れない奴は読む資格無し、でもいいと思いますが。--Keisotyo(会話) 2018年9月29日 (土) 08:55 (UTC)
- コメント 私はこれまでKeisotyoさんが表明されてきたものと同じ考え方で、極力記事名をカナ表記にしてお送りするのが日本語話者向けとしては望ましいという考えでした。しかしDropped out biologistさんの2018年9月16日 15:43 (UTC) のご意見を受けて、カナ表記の前例があるものであってもあまりに言及例の総数が少ない場合は、ガイドライン文書であるWikipedia:記事名のつけ方#記事名を付けるにはのいう「認知度が高い」、「見つけやすさ」を本当に満たせるのかどうか疑問に思えて参りました。Keisotyoさんによる 2018年9月18日 13:57 (UTC) ご投稿のコメントを拝読してから以下の様な妥協案を考えついたのですが、いかがでしょうか。少なくとも、ぬまえびすさんが懸念されている様な記事作成の度に記事名を問題にしなければいけない負担は減る事が期待されます。
- 予想される反論として、日本人以外の人物・海外の土地名など、みんなカタカナ表記ではないかというのがあるでしょう。しかし、アメリカ人ならアメリカ英語式に、ドイツの地方自治体の記事ならドイツ語式に読めばいいことは明らかであり、細かい「-」の有無など表記ゆれはあるもののほぼ一意にカタカナ表記が定まるといえます。ラテン語学名はそうではないということです。ウィキペディア全体の調和も大切ですが、分野ごとの事情も無視するべきではないと考えます。--Dropped out biologist(会話) 2018年9月17日 (月) 14:13 (UTC)
- ちょっと質問からは外れるのかもしれませんが、気になったので一言。ラテン語ベースの学名をその本来の姿であるはずのアルファベット表記で記事名とすることが、ウィキペディアにおいてここまで否定的に評価されているということにとても驚いています。そもそも学名の読み方というのは、決まりがありません。日本人はわりとローマ字式に読みますが、アメリカ人は平気で英語式に発音します。その日本人にしたところで、chaetoというつづりを「キート」と読んだり「カエト」と読んだりと、かなりの幅があるものです。どれかの読み方が圧倒的に人口に膾炙しているという状況が認められるなら別ですが、そうでないものをすべからく無理やりにカナ化するとなれば、読者としては、ウィキペディア上で何か特定の生物種について知りたいとなったとき、ウィキペディアの編集者がどの読みを採用したのかをいちいち検討し、いくつものカナ表記を試行錯誤しなければなりません。これが本当に「見つけやすい」といえるのでしょうか。私はすこぶる疑問です。オリジナルのアルファベット表記を標準とすればこのような問題はいっさい発生しません。アルファベットにアレルギーのある方もおられるようですが、ここは少しだけ乗り越える努力をしていただいて、「アルファベットでの記事作成ぜんぜんOK」ということに、あるいはせめて本来のアルファベット表記を記事名のエイリアスとして設定すべしというように、合意することはできないものなのでしょうか。--Dropped out biologist(会話) 2018年9月16日 (日) 15:43 (UTC)
- 議論再開 数日以内と申し上げながら2ヶ月以上も放置してしまったのですが、提案を行うよりも先に、生物記事に携わる方々に質問を行いたいと存じます。全て植物を例に取り、既存の記事も含めて検討していきたいと存じますが、以下の様に「標準和名」が存在しないと思われる場合には記事名をどの様にする事が望ましいでしょうか。
(インデント戻します)このガイドの元となる議論を提示した者です。 まずフクロモモンガダマシGymnobelideus leadbeateriが、フクロモモンガの偽物のようで気に入らないという理由で、英名をカナ表記したような「フェアリーポッサム」「リードビーターズポッサム」といった名称で作成された前例がありました。それがきっかけで日本語版の生物において記事名になんらかのガイドが必要ではないかという私が議論を提示し、NEONさんらにご尽力いただいたことでひとつの前段階としてこのようなガイドを作成していただいた経緯があります。おおむねそれが今日まで保持されてきましたが、アルファベット表記に関してはこの前段階からさらに踏み込むべき段階に差し掛かっているのかもしれません。
「専門的な出典に名称がない限り、アルファベット表記の記事名とする」ことは支持します。「フェアリーポッサム」「リードビーターズポッサム」の件も含めて単に英名や学名をそのままカナ表記した(主に翻訳系)、あるいは非専門的・内容に疑問のある出典の段階で英名や学名をそのままカナ表記したかのような記事が既に多く作成されており、独自研究・内容に疑問のある非専門的な出典が用いられている・他の分類群とあまりに乖離した名称などの観点からこれらの問題が大きくなっているという懸念があります。以下に一部の例を上げます。
- ヴァラヌス・ビタタワ → Varanus bitatawa 学名のカナ表記と思われる記事名。通常であればオオトカゲ科他種と同じく○○オオトカゲが妥当な和名と思われるが、この種に触れていてかつ日本語で執筆された専門的な出典がない。
- ブライアンズ・シアウォーター → 既に改名されているが、英名のカナ表記と思われる記事名。ミズナギドリ科他種と同じく○○ミズナギドリ(オガサワラヒメミズナギドリ)とする出典が発行されるまで、記事を作成するべきではなかった。
- アフリカンゴールデンウルフ → 新称の英名のカナ表記と思われる記事名。ウルフという和名の種<オオカミ・タテガミオオカミ>、アフリカではなくアフリカンが和名につく種は、少なくとも哺乳類ではいないと思われる。アフリカキンイロオオカミ(仮称)とする出典が発行されるまで、記事を作成するべきではなかった(もっともこの種は他に分類上などいろいろ問題があるため、作成そのものをするべき種だとは思わないが)。できれば狭義のCanis aureusの和名もキンイロジャッカルとして保持するか、ユーラシアジャッカル(仮称)など新称を併記している出典が発行されるまで待つのが望ましい。
- クセノキプリス亜科 → 学名のカナ表記と思われる記事名。
ただし私は「アルファベット表記の名称の記事の乱造」を推奨はしません。少なくとも現生の四足動物(哺乳綱・鳥綱・爬虫綱・両生綱)では、「和名すらも定かでない・存在しないものが作成されてしまった場合の妥協・修正案」です。熱帯魚やペット用に流通している海外産の昆虫などでは、状況が変わると思います。化石種や植物に関しては、それぞれ慣例などもあると思いますし、なにより門外漢のためコメントは控えます。 アルファベットが推奨されないのは、私個人の考えとしては名称だけでなく他の情報も含めて記事の根拠となる出典を探す労力を惜しむべきではない。そもそも専門的な文献であっても日本語の名称すらも定かでない・存在しないものは「作成しない」のが望ましいという意味合いであると思っています。 余談ですがPelobates fuscusは、国内で発行されている専門書でも挙がっている種だと思うのですが、ニンニクガエル(スキアシガエル科ニンニクガエル属 英名 Common spadefoot)です(複数の出典の提示可能)。--Moss(会話) 2018年9月29日 (土) 18:46 (UTC)
- 「日本語の名称すらも定かでない・存在しないものは「作成しない」のが望ましい」とのご主張には強く反対します。動物では和名をつけるのが当たり前の慣例かもしれませんが、藻類などでは和名など与えられていないし今後も与えられる可能性が限りなくゼロに近いものが大半です。それでも生物学的に特筆すべき対象はいくらでも考えられます。こういう記事をアルファベット表記学名を記事名として建てたとたん乱造などと批判されてはたまりませんので、そこだけは再考をお願いします。--Dropped out biologist(会話) 2018年9月29日 (土) 20:47 (UTC)
- @Mossさん なるほど、そもそも出発点はウィキペディアの一利用者が勝手に和名を付け始めたところであったのですね。それをしてはいけないという事が今は世間一般に共有されているかと問われますと、疑問が残りますからね……。
- 藻類も含め植物は動物よりも和名の命名が追いついていないものと思われます。動物のうち哺乳類はこちらでかなり見つかりますし、先日Mossさんがある記事で出典として使用された「世界哺乳類標準和名目録」というものでも学名が更新されている事が確認できます。一方植物の場合、『植物レファレンス事典』(日外アソシエーツ、2014年-)シリーズという(権威あるものも含め)植物図鑑での言及例を集めた書籍が存在するのですが、学名のカナ転写しかなかったり、そもそもそうした形ですら載っていなかったりという例をいくつも存じております。ほかにオープンアクセス可能なものでは和名の検索が可能な YList というものも存在しますが、何もかも全てが網羅されているという訳ではありません。極端な例となりますが Cordia leslieae など、IUCNレッドリストにおいて相当深刻な段階である近絶滅種(Critically Endangered)であるにもかかわらず、和名どころか学名の転写例すら確認できないものも山ほど存在します。そして、これはIUCNレッドリストでは未評価ですがヌクシア・コンゲスタなどの様に日本語文献は記事名の出所を示すために用いるだけで、形態的特徴や利用法についての記述は外国語文献で十分賄える事例も存在します。また、上に挙げた「ロテカ・ミリコイデス」の転写例は実は先日偶然見つけたもので、出典が『植物レファレンス事典』になく(あるのは現在シノニム扱いの学名の転写クレロデンドルム・ウガンデンセへの言及のみ)、記事作成にあたって誰でも必ずあたる事になるかというと疑問のある事例となります。形態や利用法といった記事の本文となり得る内容について触れた文献自体は日本語・それ以外を問わず既に複数確保しているにもかかわらず、記事名が決まらない為に執筆を思い止まっている状態です。Rotheca myricoides の場合現行の規定では「ロテカ・ミリコイデス」を記事名とするのが最も望ましいという事になりますが、仮に他の種に関して現在はシノニム扱いとなっている学名の転写しか見つからない場合、最もよく見られる言及例だからといってその様なものを記事名にするよりは、学名そのままを記事名にして良いという事にした方が良いと存じます。私はこうした日本語圏においては呼称が安定しないものの、現学名は安定しており、内容に関する資料も十分に集まる種の記事が作成しやすくなる様にと考え、今回議論提起をさせて頂きました。
- @Dropped out biologistさん Mossさんのコメントは主張というよりは、現行の目安の解釈であると存じます。しかし、Dropped out biologistさんのコメントからは、私の問題意識と多分に重なるものが感じられます。--Eryk Kij(会話) 2018年9月30日 (日) 10:42 (UTC)
- Dropped out biologistさん、「日本語の名称すらも定かでない・存在しないものは『作成しない』のが望ましい」は「少なくとも四足動物~」にかけていて、「化石種や植物に関しては、それぞれ慣例などもあると思いますし、なにより門外漢のためコメントは控えます」として、これには該当しないと私としては断ったつもりだったのですが、わかりにくい表現になってしまい申し訳ありませんでした。言い方が悪かったですが乱造→大量作成に関しても、植物・化石種(学名のカナ表記や属名のみが慣例で多いようですので)などは専門的な知識のある方・出典が手元にあるあるいは閲覧できる環境がある・あるいは専門的に執筆している方の判断に委ねます。--Moss(会話) 2018年9月30日 (日) 14:14 (UTC)
- 魚類・甲殻類に関しては、少なくとも日本に定着していることが明らかな現生種およびその属・科・目などの記事は作成すべきと考えます。ヨシノボリのように学名のないものに次から次へと和名を提唱する研究者がいる分野とその他の分野で、記事に非常に大きな偏りが発生してしまうためです。記事名に関して疑義が生じた場合の妥協・修正案としてアルファベット表記を採用する可能性を残すべきという点では、Mossさんのご意見と同様です。--ぬまえびす(会話) 2018年10月2日 (火) 04:53 (UTC)
- 「有効な和名出典が存在しないものに対してはアルファベット表記の学名を記事名とすることを許す」ことに賛成です.多少の欠点はあるでしょうが、どの案をとっても何らかの不備が存在するのであれば要するにどの欠点を許容するかという観点になります.私が支持する案は最もマイナス点が小さい物であると考えます.
- 魚類・甲殻類に関しては、少なくとも日本に定着していることが明らかな現生種およびその属・科・目などの記事は作成すべきと考えます。ヨシノボリのように学名のないものに次から次へと和名を提唱する研究者がいる分野とその他の分野で、記事に非常に大きな偏りが発生してしまうためです。記事名に関して疑義が生じた場合の妥協・修正案としてアルファベット表記を採用する可能性を残すべきという点では、Mossさんのご意見と同様です。--ぬまえびす(会話) 2018年10月2日 (火) 04:53 (UTC)
- Dropped out biologistさん、「日本語の名称すらも定かでない・存在しないものは『作成しない』のが望ましい」は「少なくとも四足動物~」にかけていて、「化石種や植物に関しては、それぞれ慣例などもあると思いますし、なにより門外漢のためコメントは控えます」として、これには該当しないと私としては断ったつもりだったのですが、わかりにくい表現になってしまい申し訳ありませんでした。言い方が悪かったですが乱造→大量作成に関しても、植物・化石種(学名のカナ表記や属名のみが慣例で多いようですので)などは専門的な知識のある方・出典が手元にあるあるいは閲覧できる環境がある・あるいは専門的に執筆している方の判断に委ねます。--Moss(会話) 2018年9月30日 (日) 14:14 (UTC)
- 私個人としては和名がない生物の記事を進んで作成しようとは思いませんが、何らかの理由によって実際に作成しようとする方にとっては一つの拠り所ができるでしょう.Moss様の「作成しないのが望ましい」とのお考えはどちらかというと私も同意する部分ではあるのですが、あくまで個人的指針です.よって、その指針を他者に強いたり、またはそれを守らなかった編集者を非難することはできません.私の個人的観点ではこれは「作成されてしまった場合の妥協」ではなく「作成されるであろう記事の暫定記事名指針」と解釈しています.--Preto(m)(会話) 2018年10月4日 (木) 05:52 (UTC)
約1か月議論が止まっていますが、これまでのところで少なくとも「アルファベット表記の記事名を許容する」というところまでのコンセンサスができたのではないかと考えます。私としては、改定案を採用するか、少なくとも現行の推薦表から「× 日本語版ウィキペディアでは推奨されません。日本語での記述を検討して下さい。」を削除することを改めて提案したいと思います。
ただ、和名が存在するか否かをどこまで探索すべきかについて、気になる点が残っています。以前の私のコメントで使った例示について、Mossさんから、「Pelobates fuscusはニンニクガエルである」旨の指摘がありました。ところが、当該種についてはLSDBの和名生物名辞書プロジェクトでダウンロードできるデータにも日本産爬虫両生類標準和名リスト(2018年10月24日版)にも見当たらないのです。前者は最近アップデータ・メンテナンスされている様子がなく、後者は「日本産」ということで守備範囲外なのでしょう。こうした例で「複数の専門文献」見つけられなかった場合、探し方が足りないまま不適切にアルファベット記事名を採用したなどと叱られたくはないと私は思うのですが、「許容」とおっしゃった方を含めその辺をどう考えられているのかを伺いたい気がします。--Dropped out biologist(会話) 2018年11月3日 (土) 18:51 (UTC)
- では一応「許容」の側の者にカウントされるであろう私から少し思うことを述べさせていただきます.Dropped out biologist様の懸念はもっともなことだと思うのですが、仮に許容案が同意を得て推薦表が改定されたのであれば、そのような例ではだれも初稿執筆者を「叱る」ことはできなくなると思います.
- 人は誰しも常に完璧であることは望めないのですから、たとえ生物学に非常に造詣の深い編集者であっても和名の記述例を見落とすことは絶対にないとは保証できますまい.ならば「今まで一度たりともミスを犯したことのない者のみ石を投げつけよ」です.そしてこの許容案が採用されたならば、多数の学名記事名が濫立することは容易に想像できます.しかしそれは多くの場合「生物学にそれほど詳しくないだけの善意の編集者」が、執筆・翻訳の際に自らの知る範囲で和名を見つけることができなかったというだけだと思われます(悪意の発露のためだけにわざわざ記事を書く例は少ないでしょう).であるならば、たとえ実際にはその生物に和名の記述例が存在したとしても、他の編集者ができること・すべきことは、初稿執筆者を責めることでも叱ることでもなく、「この分類群については出典○○に××という和名の使用例があります.そこで記事名の××へ改名提案をしようと思うのでよかったらご賛同ください」のようにすればよいだけです.
- ついでに、またこの案が採用された場合のはなしですが、今の我々は現行制度の中で「正式な記事名としての和名」を探すことに戦々恐々となっていますが、後の編集者は「(ちょっとだけ)調べたけれどよく分からない」「調べてみたら複数の和名が存在するけれどもどれがベストか自分では判断つかないのでよく知ってる人に任せよう」といった比較的軽い気持ちで学名記事を作成する例が多々でてくるでしょう.こういった例に関しても上と同じく、"よく知ってる人"が「はいはーい、ではこれについては改名提案します.こっちについてはノートで議論の場を設けるのでそこで相談しましょう.この記事についてはうーむ、しばらくは学名記事のままですかね」といった(こちらも比較的軽い)スタンスで対応すればよいものだと考えます.専門家(を自認する人)のみでなく多数の人が共同して記事の作成に当たるのがWikipediaとしての本質であると思うが故です.間違っても必要な知識が少し足りないだけの善意の編集者を荒らし扱いすることはあってはならないと信じます.
- 個人的にはこれからも私が初稿を手がけるならば項目名の選定には大きく注力するでしょう.しかしこの案が採用されたならば、他者の和名探索努力が多少甘くみえようが特に何か言うことはないだろうと感じています.--Preto(m)(会話) 2018年11月8日 (木) 09:40 (UTC)
- 途中参加ですみません。自分が初版翻訳した記事を例にします(オリエントスズメバチ、学名:Vespa orientalis)。新規作成時に図書館にて「昆虫の和名と学名の対応表」のような文献で調べたが、標準和名は見つかりませんでした。となると、プロジェクトのルールに従うと「ヴェスパ・オリエンタリス」(このカナで正しいのか不明)となります。さて、「hornet=スズメバチ」は、私程度の英語・生物学の知識しかなくても知っていますし、スズメバチを調べている人ならVespaで通じるかもしれません。しかし、ヴェスパ・オリエンタリスでハチを想像する人がいるとは思えません。「ヴェスパ」で思いつくのはせいぜいでスクーターでしょう(語源は一緒なのかもですが)。生物をかじった人が、Wikipediaではじめて記事を作成する際、「ヴェスパ・オリエンタリス」か「Vespa orientalis」かと言えば、それは多分後者で作るでしょう。
- 次に、Vespa orientalisとしなかった理由です。バラエティ番組のWEBサイトにしか記載されていないようなレベルの俗称は論外だと思いますが、複数の学術的な出典で使用されているような俗称であれば、標準和名がない場合は、それは使用しても構わないのではないでしょうか(と思って、記事名はオリエントスズメバチにしました。参考:日本動物行動学会や京都大学生態学研究センターでの使用例)。
- というわけで、学名記事で「ヘリコバクターピロリ」のようなカナ名を否定はしないが、無理にカナ名にする必要はない。俗称は、それを記載している出典の数と質を判断し、使用するかどうか決める、と思いますが、こういう話も分野によって全然違うのかもしれませんね。
- --Sutepen angel momo(会話) 2018年11月8日 (木) 13:57 (UTC)(JapaneseA)
- コメント Dropped out biologistさんの11月3日 18:51 (UTC) のコメントからJapaneseAさんの11月8日 13:57 (UTC) のコメントまで拝読しました。Preto(m)さんの考え方は、私は見習った方が良いかもしれませんね。と申しますのも、私は執筆者の行動を縛る様な発想を少し前から考えていたのです。それは、記事作成対象となる生物のまとまりに応じて、和名やカナ転写の前例が無いか媒体を問わず特定のデータベースや検索エンジンで信頼できる情報源における前例を確認して頂く(例: 植物ならオンラインのYListや書籍の『植物レファレンス事典』)様にする勧告や、前例がない場合に勝手に和名を発明してはならないという文言を追加する事です。ここ数ヶ月だけで検証の結果データベースになく、前例がないにもかかわらずこの様に英名(とされるもの)を直訳して記事名としてしまったのではないかという事例がかなり目撃されています。どうも一執筆者が勝手に和名を発明してはならない(≒独自研究は載せない)という認識は利用者の誰もが当たり前に共有している訳ではない様に見受けられるのです。植物だけでも日本に自生しないものに関してはオンラインのデータベース(YList)にない名称が無出典(少なくとも直接脚注の形で示されてはいない)で記事名とされている例が山ほど見られ、書籍等に言及例がないか探そうとしているところです(以下に挙げるもの全部がそうです: アイスプラント、アセロラ、カミニンギョウ科、カムカム、ギニアショウガ、キワノ、ギンピ・ギンピ、コウジ (柑橘類)、コーカサスブナ、コブミカン、
サイウンカク、シアーバターノキ、シナブナ、チア (植物)、ドラゴンフルーツ、バターナット科、ババコ、バンバラマメ、ビカクシダ属、ペピーノ、マカ、マンチニール、ミラクルフルーツ、メキシコトビマメ、メンガ、ライベリー、ルイボス、レインボーユーカリ、ローレルジンチョウゲ。どなたか検証にご協力いただければ幸いです)。不確かなものがこれだけの数あると正直ヒステリーを起こしたくなる(というより、左に色々列挙したのはもう完全に八つ当たりです。全部独りで抱え込むものではありませんね)のですが、Preto(m)さんのコメントを拝読し、私は大人の対応を取らなければならないと自分自身に突きつけているところです。私は現行の「項目名の推奨表」から不寛容さを感じ取りながら、別の不寛容さを他人に押し付けようとしている気がして参りました。「作成前に前例がないか調べて下さい」というお願いや、「勝手に和名をつけないで下さい」という注意書きまでは必要と考えますが、「データベースにない名称ならば出典をつけろ」(廃案とした5月17日 17:07 (UTC) の提案に盛り込まれていた内容)まではやり過ぎでしょうか。自分で考えて書いておきながら息苦しさを覚えます。 - 俗称に関しての私の認識は、まさにJapaneseAさんが述べられたものと同様のものです。今にして思えば、複数の文献においてジリコテの名でしか知られていない植物の記事名を使用例未発見の学名カナ転写(コルディア・ドデカンドラ)としたのはやり過ぎでしたね。もっともオリエントスズメバチの事例は、私は神経質ですので導入に脚注で出典表示が欲しいと思ってしまいますが……。タナガワトウダイグサのようにごく限られた書籍にしか掲載がない場合にはやはり欲しいです。ほぼ執筆者本人しか出所が分からない場合、執筆者が活動から遠ざかってしまったら、検証したいと考える方が現れた場合に困った事になりますので……。極端な話となりますが、オンラインのデータベースのサービスが何かの間違いで終了となってしまった場合、結局頼りとなるのは紙媒体による言及例である気が致しますがいかがでしょうか。ところで日外アソシエーツが『昆虫レファレンス事典』というものを出していますので、昆虫に関してはこれを確認したいと考えております。--Eryk Kij(会話) 2018年11月8日 (木) 19:53 (UTC)(追記: 検証済みのものを明示。--Eryk Kij(会話) 2018年11月19日 (月) 16:12 (UTC))
- 「データベースにない名称ならば出典をつけろ」は、当然の要求どころか「名称には必ず出典つけろ」で良いと思います(WP:V)。そして、学術的な記述なのですから「名称には学術的な出典つけろ」となるでしょう。オリエントスズメバチに出典を付けました。すみません、お恥ずかしい限りです。以前、図書館にて御提示の昆虫レファレンス事典で調べたと思ったのですが・・・見落としがあってはいけないので近日中に図書館に行って参ります。ありがとうございました。--Sutepen angel momo(会話) 2018年11月9日 (金) 04:43 (UTC)(JapaneseA))
- コメント Dropped out biologistさんの11月3日 18:51 (UTC) のコメントからJapaneseAさんの11月8日 13:57 (UTC) のコメントまで拝読しました。Preto(m)さんの考え方は、私は見習った方が良いかもしれませんね。と申しますのも、私は執筆者の行動を縛る様な発想を少し前から考えていたのです。それは、記事作成対象となる生物のまとまりに応じて、和名やカナ転写の前例が無いか媒体を問わず特定のデータベースや検索エンジンで信頼できる情報源における前例を確認して頂く(例: 植物ならオンラインのYListや書籍の『植物レファレンス事典』)様にする勧告や、前例がない場合に勝手に和名を発明してはならないという文言を追加する事です。ここ数ヶ月だけで検証の結果データベースになく、前例がないにもかかわらずこの様に英名(とされるもの)を直訳して記事名としてしまったのではないかという事例がかなり目撃されています。どうも一執筆者が勝手に和名を発明してはならない(≒独自研究は載せない)という認識は利用者の誰もが当たり前に共有している訳ではない様に見受けられるのです。植物だけでも日本に自生しないものに関してはオンラインのデータベース(YList)にない名称が無出典(少なくとも直接脚注の形で示されてはいない)で記事名とされている例が山ほど見られ、書籍等に言及例がないか探そうとしているところです(以下に挙げるもの全部がそうです: アイスプラント、アセロラ、カミニンギョウ科、カムカム、ギニアショウガ、キワノ、ギンピ・ギンピ、コウジ (柑橘類)、コーカサスブナ、コブミカン、
コメントたまたま気付かされましたので、コメントしておきます。
- 大前提として、学術の対象として扱う生物の識別子は命名規約によって統制された学名を用いるというのが、博物学から生物学へと発展してきた学問が長い時間をかけて到達したベストプラクティスであり、もちろん不要論を含めいろんな意見は出ていますがこれを越えるものは今のところありません。ですから、もっぱら学術の対象として扱われる生物の項目名は、Wikipediaにおいても学名でなければおかしいです。なおラテンアルファベットで書かれたもののみが学名で、それを字訳なり音訳なりしたものは学名とは呼べません。
- しかしWikipediaに項目が作られる生物は(そしておそらく全ての生物は)、多かれ少なかれ学術以外との接点を持っています。巨視的な動植物には有史以前から名前があるものも多いでしょうし、微細な生物も(学術を生業とするものに限らず)人間が興味を持つからこそ認識されたものです。ですからWikipediaの各項目の内容は生物学に限られないし、したがって項目名も学名より優先されるものがありうることは当然です。
- ところが何をどう優先するかは決して容易ではない。綿密な規約を構築した学名ですら一意に定めるのは容易ではないのに、規約のない和名を1つ選ぶことが容易なはずがありませんし、それは学名が識別子としてベストプラクティスになる理由の一つでもあります。
- 学術団体なり法令なりによって統制された和名(いわゆる標準和名)があれば、それは優先されるべきものと言えます
- 慣習的に受容されていることが客観的に示せるのであれば、学名より優先されてよいでしょう
- 学術的な文献で提案または利用されているものも、上記より普遍性は劣りますが十分考慮に値します
- (今回は主張しませんが個人的には慣例に準じた学名の字訳も排除すべきではなく、他方で学名の音訳・意訳、外名の字訳・音訳・意訳は、いずれも行うべきではないと考えています)
- 以上のような優先されるべき日本語の名称(出典が明示されることが望ましい)が見付からないならば、学名(もちろんアルファベット表記)が項目名となるのは当然のことだと考えます。この点から、現在の学名>アルファベットの欄に「日本語版ウィキペディアでは推奨されません」とあるのは不見識であり、速やかに除去すべきです。
ところで「改定案」というのはどれのことでしょう?現状では賛意を示すべき対象が明示されておらず、いつまで経っても収束しないと思いますよ。--Mzaki(会話) 2018年11月19日 (月) 11:25 (UTC)
- @Mzakiさん 議論へのご参加ありがとうございます。「改定案」というのは恐らく私が複数の意見を受けて2018年9月18日 19:21 (UTC) に妥協案として提示した「(日本語文献による言及例が著しく少ないと判断されるもの、特に和名の存在しないものに関しては)ラテン語の学名をそのまま記事名とする。ただし記事の導入に学名のカナ表記を示し、以降の本文での言及はそのカナ表記を用いて進めるという形式をとっても構わない。」の事であると存じます。……合っておりますよね、@Dropped out biologistさん?
- Mzakiさんは、私が個人的に胸につっかえていた点を多く拾って下さいました。特に、はっきり標準和名とされているものでなくとも「慣習的に受容されていることが客観的に示せるのであれば、学名より優先されてよいでしょう」というのには強く同意致します。具体的に「3つ以上の出典(極力互いに独立しているもの)が提示できる」といった条件とするのはいかがでしょうか?
- 記事名の決定をめぐっては様々な論点があり、参加者の都合が合わなかったりする事も度々ありましたが、そろそろ「改定案」あたりは合意形成を図る段階に移った方がよろしいですね。「× 日本語版ウィキペディアでは推奨されません。」という文言の削除も併せまして。--Eryk Kij(会話) 2018年11月19日 (月) 16:12 (UTC)
- Mzakiさんのご指摘については多くの点で同意できます。「不見識であり、速やかに除去すべきです。」も賛同します(あまり強く言うのもと思って私はここまではっきり表明しないでいたんですが)。「改定案」が指し示すものについては「2018年9月18日 19:21 (UTC) の妥協案」と私は認識しておりました。たしかに確認が曖昧のまま議論を続けてしまっていましたね。カッコの中身をどうするかについてもちゃんと議論していませんし、だいぶん時間もたっていることですし、確認・復習の意味も含めて文案をフルで書き下しておくべきかもしれません。
- ただし、《具体的に「3つ以上の出典(極力互いに独立しているもの)が提示できる」といった条件》はちょっと今ひとつです。一見厳格化しているようで「極力」などと曖昧な言葉を入れた中途半端な条件となっており混乱を招くでしょう。一方で、標準和名なんて基準がそもそもあいまいなんですから、その信頼性判定にがちがちな条件はそぐいません。図鑑なりYlistのようなものが一つ示せれば充分じゃないですか。--Dropped out biologist(会話) 2018年11月19日 (月) 18:23 (UTC)
- あらためて表明だけしておきます。ここは百科事典を作るプロジェクト、ですよね?それは忘れないでください。
- 学名が絶対であり、それはアルファベット綴りでなければならない、それが自明であるのは分かります。が、それは専門分野の中でだけのことなのです。
- 例えば新聞紙上に生物が取り上げられたとき、学名が出ますか?出たとしても、カナ書きになっているのではないですか?
- 私から見ると、ここで議論している皆様、いずれも専門分野に浸りすぎています。専門外の人間には、敷居が高いのですよ。専門分野は。
- 専門書は専門家しか手に取らないわけではない、という論がありましたが、全くの詭弁に過ぎません。もちろんそれはそうでしょう。手に取ることも、読もうとすることも出来ます。でも読めるか、というとそれはまた別です。専門書はそれでいいのです。専門家に読めればいいし、学生であればそれが読めるようにならなければならない。また、一般の人が読んでもかまいませんが、読めないからといって文句を言えない。文句があるなら諦めて出ていくか、さもなければ読めるだけの勉強をして出直してこい、それでいいはずです。
- 私は古い人間であたらしい話にはならないのですが、公害問題などに取り組んだ人たちの話には、そんな苦闘の様子がありました。何しろ企業も専門家も手を出してくれず、素人が自力で解明せねばならないことがままあったからですね。だから専門書に取り組まねばならず、そんなときは往々に高校の教科書から勉強し直す必要があったそうです。それが一般人です。
- そんな人たちでもひとまず気軽に覗けるのが百科事典でなければならないのではないでしょうか。学名カナ読みは色々問題はあるでしょう。が、間違いなく敷居を低くする効果はある。それはとても大事なことだと私は思っています。少し前、とある方の植物記事に関して、用語に易しい説明をつけているのに対して、専門記事だからそれは不要、という声を寄せた方がいましたが、私はそれもおかしいと思っています。百科事典は専門書ではないでしょう?あらゆる語にまで説明をつけるものではないでしょうが、私は多分に言い換えてあります。
- とまあそういうわけで、ここまでの議論も安易に学名そのまま記事名を認める、というものではありませんのでそれはそれとして、『「日本語版ウィキペディアでは推奨されません」とあるのは不見識であり、速やかに除去すべき』には反対します。それだけです。--Keisotyo(会話) 2018年11月19日 (月) 22:54 (UTC)
- 我々は百科事典を作っています。五本の柱の1つ目に明記されているとおり、「ウィキペディアは、総合百科・専門百科・年鑑の要素を取り入れた百科事典です。すべての項目は、独自の研究を認めない方針に従う必要があり、正確となるよう努力しなければなりません。」正確であることが第一であり、Wikipediaが典拠として参照可能な百科事典として受容されるために必要なことです。平易な表現を心がけるというのは当然のことです。専門書であったとしてもわざわざ難解な表現を用いる意味があるとは思えませんし(する例があるのは知ってますが)。ですが不正確な表現をするのは正しくありません。学名を項目名として使うべきだということではないことはご承知だと思います。学名より人口に膾炙し、正確性が損なわれない表現があるならば、それを用いるべきです。しかしわざわざ正確性を担保するため識別子の体系である学名を排除するのは百科事典としての正しい姿勢ではなく、不見識なのです。--Mzaki(会話) 2018年11月20日 (火) 01:36 (UTC)
- 別に記事名に出なくても、今までだって記事内や分類表では学名がちゃんと記されています。それで正確性は担保できますよね?あとは感覚的な差になるかもしれませんが。私も排除する気はないのです。ただ、記事名は日本人の一般人の目に優しいものであって欲しい。そんな感じですか。そんな意味では大勢の議論に対して絶対的に異論を立てる、というものではありません。ですからこれで黙るつもりです。--Keisotyo(会話) 2018年11月20日 (火) 01:44 (UTC)
- 現にわざわざ排除する文面があるので不見識だと申しています。また「分類表に学名が書いてあるから記事名は俺が勝手に付けた和名でオッケー」というわけにはいかない(たしかに学名がないよりましですけど)こともご理解いただけると思います。むしろ私個人としては、(上にも書きましたが)用例がなくとも慣例に準じて学名を字訳した項目名を受容すべきだと思っています。種名くらいなら固有名詞というか記号みたいなものなので横文字でも比較的受け入れやすいような気がするけれど、高次分類群になってくると概念としての意味合いが強くなり日本語文に横文字混じりはどうかなというのが実感なもので。ただ現状でそれをやれば独自の研究を認めないことと衝突してしまうので、やるとなれば相応の理論武装と制度設計が必要になるでしょうし、それをした上でも合意できる可能性は大きくないのではないかな。--Mzaki(会話) 2018年11月20日 (火) 02:25 (UTC)
- 現状のプロジェクトルールではアルファベット学名は実質「禁止」となっています。今回の改定案はカタカナ学名を「禁止」するようなものではなく、アルファベット学名を「許可」し自由度を広げるものです。それは私も含めた皆様の意に叶うものだと思います。次に、俗称(やカタカナ学名)の「3つ以上の出典」ですが、プロジェクトルールでは具体的な数を書かずに、出典の質と量で決まるようにしておけば良いと思います。標準和名最優先、俗称(やカタカナ学名)が個人サイトにしか記載のない場合はアルファベット学名優先、専門図鑑に記載があれば俗称(やカタカナ学名)優先とするのは皆様宜しいでしょうか。では、一般科学誌・サイト(ニュートンやナショジオ、日経サイエンスなど)、学術誌と関係ない普通の新聞、「身近な有毒生物ベスト〇〇」(と書いておきながらコブラやドクトカゲが載っているような)のような面白おかしく書かれた本、といったレベルの出典に1つだけ、俗称(やカタカナ学名)の記載があった場合どうするべきでしょうか?多分ここで議論されている方の大半は、いずれのケースでもアルファベット学名にされそうですね(私もですが)。では、それが2つだったら、あるいは3つだったら、5つだったら?Keisotyo様が仰るようにアルファベット学名指向に傾き過ぎるのもダメですが、一方 反対の方向に傾き過ぎるのもダメでしょう。私見では専門図鑑5点、一般科学誌・サイト2.5点、新聞2点として合計10点超えれば俗称(やカタカナ学名)にする、といった感覚ですが、私もどちらかといえばアルファベット学名指向です。ちなみにプロジェクト:天体では、実情はともかく意見としては「日本語記事名とできるのは専門学術誌・サイトか天文辞事典クラスの出典が必ず1つ以上ある事。そうでなければ英語記事名」で少ないメンバー間で合意しており、記事名であるかどうかに関らず 英語名を独断でカナ名とするのは独自研究となります。これと同様に、Wikipedia編集者がアルファベット学名をカナ学名に翻訳してしまうのは、独自研究にならないのでしょうか。オリエントスズメバチ、やはり過去の調査同様 昆虫レファレンス事典およびその増冊に記載はありませんでした。--Sutepen angel momo(会話) 2018年11月20日 (火) 04:16 (UTC)(JapaneseA)
- Eryk Kijさんご提示の「3つ以上の出典(極力互いに独立しているもの)が提示できる」はよくないです。慣習的な受容を示すのに必要な文献数は文献の性格や質によって異なるのが当然です。大事なことは、ウィキペディアが和名創作の場になってはいけないということであり、そのためにウィキペディア外部に和名としての受容の典拠を求める必要があるということでしょう。出典を伴う複数の和名の間での優劣については編集(移動)で対応できますが、創作和名を垂れ流してしまうのはちょっと取り返しが付かないことですので。これは通常の記事に出典が求められているのと同じなのであって、数を規定する性格のものではないと思います。もちろん幅広い出典があれば、そのほうが受容の典拠として優れているとは言えるでしょう。--Mzaki(会話) 2018年11月20日 (火) 04:41 (UTC)
- 学名カナ化についての私見です。ウィキペディア外部の専門家も当然従うことが期待される字訳の規則が存在していて、それについて合意できれば、独自研究にはならないと思います。たしか化合物のIUPAC名に関しては字訳規則があるんじゃなかったかな。薬の名前も字訳規則を見た記憶があります。ただ学名について「外部専門家も当然従うことが期待される字訳の規則」なんてないと思います。外部専門家が当然従うとまで行かなくても、外部専門家の判断と表記揺れの範囲に収まることを合理的に期待できる字訳規則の採用を合意する、というのも論理としては通じると思います。ハイフンとか中黒の使い方、ビとヴィの違いのようなものは、一般には用語統一というよりは編集慣行の範疇ですので、それの延長として合意するということです。ただ本当に可能かというとわかりません。(学名の場合は音訳という選択肢に魅力を感じる方が多いことも問題になります。学名について規範的な発音を定めることはできないので、音訳は選択肢になり得ないというのが私の意見です。ですが、外部専門家が音訳を好むことは当然想定されるので…。)私は「学名表記を避けるために創作和名が横行すること」を回避する事が最優先だと考えており、こういう検討は今回はないものとして扱うのがよいと思っています。--Mzaki(会話) 2018年11月20日 (火) 05:07 (UTC)
- 今回の議論と直接関係はしませんが、「学術団体や法令などによって統制されている和名」の情報源をまとめておくことは有意義だと思います。オンラインで参照できるものは極めて便利でしょうし、そうでなくとも図書館などで参照可能なものは事前にリストアップされているほうが嬉しいですよね。もちろんこれらの情報源を参照することを義務化するという意味ではありません。あくまで参照可能な情報源として。--Mzaki(会話) 2018年11月20日 (火) 05:19 (UTC)
- 現にわざわざ排除する文面があるので不見識だと申しています。また「分類表に学名が書いてあるから記事名は俺が勝手に付けた和名でオッケー」というわけにはいかない(たしかに学名がないよりましですけど)こともご理解いただけると思います。むしろ私個人としては、(上にも書きましたが)用例がなくとも慣例に準じて学名を字訳した項目名を受容すべきだと思っています。種名くらいなら固有名詞というか記号みたいなものなので横文字でも比較的受け入れやすいような気がするけれど、高次分類群になってくると概念としての意味合いが強くなり日本語文に横文字混じりはどうかなというのが実感なもので。ただ現状でそれをやれば独自の研究を認めないことと衝突してしまうので、やるとなれば相応の理論武装と制度設計が必要になるでしょうし、それをした上でも合意できる可能性は大きくないのではないかな。--Mzaki(会話) 2018年11月20日 (火) 02:25 (UTC)
- 別に記事名に出なくても、今までだって記事内や分類表では学名がちゃんと記されています。それで正確性は担保できますよね?あとは感覚的な差になるかもしれませんが。私も排除する気はないのです。ただ、記事名は日本人の一般人の目に優しいものであって欲しい。そんな感じですか。そんな意味では大勢の議論に対して絶対的に異論を立てる、というものではありません。ですからこれで黙るつもりです。--Keisotyo(会話) 2018年11月20日 (火) 01:44 (UTC)
- keisotyoさんの主張には私としてはいろいろ異議がありますが、反論を考えると私や誰かの発言を反復することにしかなりそうもありません。ただ一つ言っておきたいのは、専門的なトピックを扱う記事は「敷居を低くする」というよりは「敷居を跨ぐ方法を示す」ものであるのが望ましいと考えます。この議論の当初はとにかくアルファベット表記の記事名を避けることが至上命題のようになっていて、誰も使ってもいないようなカナ表記をも無理やり記事名に仕立てるための議論になっていました。それはどう考えても本末転倒です。そのようなカナ表記を見せられた素人さんはその後どうなりますか? その場では敷居をさげてもらえたようでも、その直後で別の敷居に直面するだけです。そんなのは敷居を下げた内に入りません。強いて言えば「敷居をゆがめた」だけなのです。そんなおかしな方向にウィキペディアを誘導しかねない「実質的禁止条項」はやはり撤廃されるべきです。--Dropped out biologist(会話) 2018年11月20日 (火) 17:21 (UTC)
- 我々は百科事典を作っています。五本の柱の1つ目に明記されているとおり、「ウィキペディアは、総合百科・専門百科・年鑑の要素を取り入れた百科事典です。すべての項目は、独自の研究を認めない方針に従う必要があり、正確となるよう努力しなければなりません。」正確であることが第一であり、Wikipediaが典拠として参照可能な百科事典として受容されるために必要なことです。平易な表現を心がけるというのは当然のことです。専門書であったとしてもわざわざ難解な表現を用いる意味があるとは思えませんし(する例があるのは知ってますが)。ですが不正確な表現をするのは正しくありません。学名を項目名として使うべきだということではないことはご承知だと思います。学名より人口に膾炙し、正確性が損なわれない表現があるならば、それを用いるべきです。しかしわざわざ正確性を担保するため識別子の体系である学名を排除するのは百科事典としての正しい姿勢ではなく、不見識なのです。--Mzaki(会話) 2018年11月20日 (火) 01:36 (UTC)
- コメント @Dropped out biologistさん、Keisotyoさん、@ぬまえびすさん、@Mossさん、@Preto(m)さん、@JapaneseAさん、@Mzakiさん 議論提起しておきながら長らく停滞させてしまい、申し訳ございません。自身が関心のある要素だけでなく、他の皆様のご意見も汲み上げた上で具体的な改定文を決める必要がありますので、少し凝り固まっておりました。また、執筆活動を続けている内に今回の議題に関連する新たな問題意識(簡潔にまとめますと、一応存在する和名よりも学名カナ表記の方の使用実績の方が多いと見られる場合には後者を記事名として優先した方が良いのではないか、という事です; 参考: メトロシデロス・エクスケルサ)も強く抱く様になったのですが、ごく限られた例外的事象に過ぎないかもしれず、いたずらに論点を増やして良いのかどうか独りで悩み始めた事も議論を停滞させてしまった原因の一つです。来年にまで跨ってしまいますが、近い内に現行の文言の具体的な改訂案を固め、再びこの場で是非を諮りたいと存じます。これまで議論に参加して下さった皆様には、もう少しだけご辛抱の上、お付き合い願います。--Eryk Kij(会話) 2018年12月28日 (金) 05:15 (UTC)
- 1点だけ。日本では、古生物は学名カナ表記が普通に行われています(ティラノサウルスとかトリケラトプスとか)。御返事は不要ですので、改訂案の一助になれば幸いです。--Sutepen angel momo(会話) 2018年12月28日 (金) 07:13 (UTC)(JapaneseA)
- お久しぶりです。現在綱レベルの化石甲殻類の項目名について議論(ノート:恐蟹綱)があるのですが、こちらで議論に関わっていたEryk Kijさん、@Dropped out biologistさん、Keisotyoさん、@ぬまえびすさん、@Mossさん、@Preto(m)さん、@JapaneseAさん、@Mzakiさんからもご意見いただきたく伺いに参りました。もしお時間がございましたら、コメントいただけると幸いです。--Kingfiser(会話) 2019年12月10日 (火) 07:45 (UTC)
脚注
- ^ 東アフリカオイル図鑑(日本貿易振興機構 (ジェトロ)). 2018年9月4日閲覧。
- ^ 土橋豊『日本で見られる熱帯の花ハンドブック』文一総合出版、2013年、118頁。ISBN 978-4-8299-8113-9
- ^ 山中雅也 ほか共著『園芸植物大事典 2』小学館、1988年、180、182頁。
- ^ 坂﨑信之 主著『日本で育つ 熱帯花木植栽事典』アボック社、1998年、781、783頁。
- ^
冨山、前掲書冨山稔『世界のワイルドフラワーI 地中海ヨーロッパ/アフリカ;マダガスカル編』学習研究社、2003年、164頁。ISBN 4-05-201912-1 - ^ 林弥栄、古里和夫 監修『原色世界植物大圖鑑』北隆館、1986年、247頁。
- ^ クリストファー・ブリッケル 編集責任、横井政人 監訳『A-Z 園芸植物百科事典』誠文堂新光社、2003年、375頁。ISBN 4-416-40300-3
- ^ 坂崎、前掲書、802頁。
外部リンク修正の御願いと修正方法
皆様御存知かもしれませんが、ある日を境にナショナルジオグラフィックが一斉にリンク切れとなりました。特別:外部リンク検索でhttp://www.nationalgeographic.co.jp/newsを指定すると、表示されます(40件ほど修正しましたが、まだ400件近く残っています)。修正方法としては、
- 上記一覧よりURLを開き、リンク切れを確認
- 上記一覧より記事を開き、ナショナルジオグラフィックのURLのタイトル(カメレオン科の場合、「自然界の不思議な舌」)をWEB検索
- WEB検索で見つかったURLを開き、記事内の記述が出典に記載されている事を確認
- URLを修正
となります(例:カメレオン科)。以上、何かのついでで結構ですので、片隅にでも覚えて頂ければ幸いです。--Sutepen angel momo(会話) 2016年5月22日 (日) 13:42 (UTC)(JapaneseA)
記事冒頭で「特定動物。」と書くことについて
例えば「アフリカニシキヘビ」など、記事冒頭で「○○○○は、××科××属に分類される△△。特定動物。」などと書かれている記事が結構あるようです。
これについて「そもそもJPOV的に冒頭に書くのはどうか」という点と、「人間やその財産に危害を加える(可能性のある)動物」であることを端的に表す基準としてそれはOKとした場合にも「ただ4文字、特定動物とだけ書くのはどうか」という点、2つの問題があるかと思いますが、いかがでしょうか? --Hisagi(会話) 2017年10月16日 (月) 11:08 (UTC)
- 指定法令を明確にするために「動物愛護管理法の規定に基づく特定動物」とするのはいかがでしょうか。--ウミユスリカ(会話) 2017年10月16日 (月) 14:12 (UTC)
- ありがとうございます。ウミユスリカさんのご意見としては「冒頭に書くこと自体はOK」ということでしょうか。それと(そもそも個人的には冒頭はNG寄りだったこともあり)後出しで申し訳ないですが、書くならあくまで「日本国内での扱い」ということですから、根拠法令よりは「日本における」という断り書きがまずあるべきな気がします。「日本においては、人間や所有財産に害を加える恐れのある特定動物に指定されている。」とかでしょうか。ちょっと堅いですが。--Hisagi(会話) 2017年10月16日 (月) 14:38 (UTC)
- 1点目。本ケースのような人間主体の記述は冒頭ではなく「人間との関係」節に記載すべきだと思います(イエネコやイヌのような人間がいなければ存在しなかったものは別ですが)。少し話はそれますが、人間(日本人)と関りが深そうな生物の記事での「人間との関係を示す記述」は、ハブ (動物)やニホンマムシやウシガエルやオオスズメバチやヤギは冒頭で記載なし、イエシロアリやオオクチバスやアメリカザリガニやヌートリアやヒアリやウマは冒頭に記載ありで、特に統一はされていないようです。2点目は一任します。「特定動物。」だけでもリンクを見れば何の事かわかりますので、このままでも構いませんし、御二方が御提案の文でも構いません。--Sutepen angel momo(会話) 2017年10月16日 (月) 22:08 (UTC)(JapaneseA)
- ありがとうございます。ウミユスリカさんのご意見としては「冒頭に書くこと自体はOK」ということでしょうか。それと(そもそも個人的には冒頭はNG寄りだったこともあり)後出しで申し訳ないですが、書くならあくまで「日本国内での扱い」ということですから、根拠法令よりは「日本における」という断り書きがまずあるべきな気がします。「日本においては、人間や所有財産に害を加える恐れのある特定動物に指定されている。」とかでしょうか。ちょっと堅いですが。--Hisagi(会話) 2017年10月16日 (月) 14:38 (UTC)
以前からWikipedia日本語版において「特定動物」の用法に強い違和感を持っていました。と申しますのも、「特定動物」という語は特定法令の指し示す「特定動物」に限らず、普通名詞としても意味を持ってしまうからです。私の提案の含みは、日本国内での特定法令の特定動物であると明示するところにあります。--ウミユスリカ(会話) 2017年10月17日 (火) 05:17 (UTC)
- 意図は理解しました。いわゆる政令指定都市を「地方自治法の規定に基づく政令指定都市」と書くような意味合いですね。(それに対して私の案は「大都市制度としての政令指定都市」とするようなものでしょうか)--Hisagi(会話) 2017年10月21日 (土) 15:20 (UTC)
IUCNの虚偽編集
Moss様により管理者伝言板に報告されているIP:61.197.100.147(会話 / 投稿記録 / 記録 / Whois)氏の編集について。故意に荒らしているのか、間違えているのかはわかりませんが、論点は全Rvする必要があるかどうかです。ニューカレドニアクイナの編集は誤り[2]でしたが、フクロモグラは、LCで正解[3]のようです。同様にエゾアカネは誤りで、ニュージーランドクイナは正しいようです。さて、今のところ120記事ほどが対象ですが、一律全Rvとすべきでしょうか?--Sutepen angel momo(会話) 2018年1月30日 (火) 08:30 (UTC)(JapaneseA)
- 2018年1月26日 UTC分をチェックしましたが、問題となるような編集はありませんでした(強いて言えばフロリダパンサー)。ただし、オトメユリはなぜかIUCNの検索でヒットしないので、真偽不明です。--Sutepen angel momo(会話) 2018年1月30日 (火) 08:54 (UTC)
- 2018年1月27日 UTC分をチェックしました。マユグロアホウドリは間違い。クロウミガメ、オランウータン、ゴリラ、ノコギリエイは種でないものに記載する問題編集。シナワニトカゲは他に問題編集はあるが、IUCNステータスの編集は問題なし。チャコリクガメ、アカアシガメ、ハネジロペンギンはIUCNの検索でヒットしないので、真偽不明。他は問題なし。--Sutepen angel momo(会話) 2018年1月30日 (火) 09:34 (UTC)
- 全てリバートするのが理想ですが、まずは誤情報の除去・修正を優先するべきでしょう。単にIUCNへのリンクを貼っただけでは出典元の引用方法を満たしていないと過去に指摘を受けたことがありますので、手間はかかりますが引用文も明記するべきだと思います(IUCNレッドデータの一番下にある著者・年・doi・バージョンなどが明記された文章)。残りの対処は更新作業も含め後ほど進めます。--Moss(会話) 2018年1月30日 (火) 14:04 (UTC)
- コメントありがとうございます。印象としては「編集は7割正しい」といった感じです。2018年1月26日と27日UTCをチェックしましたが、全Rvすると逆に間違いが増えるように思います。「IUCNへのリンクを貼っただけでは出典元の引用方法を満たしていない」は、なぜかはわかりかねますが、とりあえず間違ったstatusを正しくする事自体は良き編集だと思っています。--Sutepen angel momo(会話) 2018年1月30日 (火) 15:38 (UTC)
- 2018年1月28日 UTC分をチェックしました。サバクキンモグラとニューカレドニアクイナとグアダループウミツバメは間違い。クロテナガザル属、エリマキキツネザル属は種でないものに記載する問題編集。ヘイワインコはIUCNの検索でヒットせず、英語版の学名Eunymphicus cornutusではヒット(これは日本語版のミスか?)、Eunymphicus cornutusのstatusとは正しく一致。なお、ここまで発見した「間違い」「問題編集」は全て修正済である事を確認しています。余談ですがカワイルカ科は分類単位とテンプレが一致していないように思います(絶滅種を考慮しても1科1属1種?)。--Sutepen angel momo(会話) 2018年1月31日 (水) 01:59 (UTC)
- 上記で報告したIUCN検索にヒットしなかったチャコリクガメ。シノニムのGeochelone petersiや英語版のChelonoidis chilensisでヒットし、正しく一致。ただし記事に記載されている3.1ではなく2.3[4]。記事内の出典[5]には記載がないようです(リンク先が更新されたのかも?)。--Sutepen angel momo(会話) 2018年1月31日 (水) 02:08 (UTC)
- 2018年1月29日 UTC分をチェックしました。カスミサンショウウオとエゾアカネは間違い。メキシコオオカミ、クロウミガメ、ツシマヤマネコ、エゾヒグマ、サツキマス、ミヤジマトンボ、カゼトゲタナゴ(亜種の記事だと判断。なお右側のテンプレを亜種レベルまで記載すべき。なお、Rhodeus smithii smithiiもRhodeus smithiiもIUCN検索にヒットせず)、メダカ(ちなみにOryzias latipesがLC、Oryzias sakaizumiiはヒットせず)は、種でないものに記載する問題編集。ヒナイシドジョウ、カワバタモロコ、ムツゴロウはIUCN検索でヒットせず。上記で報告してきたものも含めヒットしなかったものは全て除去しました。--Sutepen angel momo(会話) 2018年1月31日 (水) 03:27 (UTC)
- 2018年1月30日 UTC分をチェックしました。ニューカレドニアクイナは間違い。バーバリライオンは、種でないものに記載する問題編集(実際にIUCNレッドリストが種単位かどうかは知りませんが、上記報告も含め「属」や「亜種」などの学名でヒットしない事を確認しています)。--Sutepen angel momo(会話) 2018年1月31日 (水) 03:39 (UTC)
これにて全てのチェックが終わりました。活動停止したのか、別IPで編集を続けているのかはわかりません。発見された方は このノートに報告頂ければ幸いです。--Sutepen angel momo(会話) 2018年1月31日 (水) 03:39 (UTC)
2018年2月2日 (金) 07:08 UTC までのチェックが終わりました。今回は7割ダメです。--Sutepen angel momo(会話) 2018年2月2日 (金) 12:52 (UTC)
2018年2月11日 再度の活動をジンベイザメ, ノコギリエイ, ニューカレドニアクイナで確認しました. rvしてあります. 管理者伝言板にも報告, ブロック依頼をいたしました.--Pseudoanas(会話) 2018年2月11日 (日) 08:45 (UTC)
- ジンベイザメについては, 私の過誤でありましたので修正しました--Pseudoanas(会話) 2018年2月12日 (月) 10:24 (UTC)。
2018年2月12日 (月) 23:51 UTC までのチェックが終わりました。ローソンヒノキですが、学名はChamaecyparis lawsonia(この名ではIUCNヒットせず)と記載されていますが、出典[6]ではChamaecyparis lawsoniana、で、一致していません。この出典で良いのであれば、記事の学名を修正し、NT2.3をNT3.1に修正する必要があります(あるいは出典間違いで除去するか)。--Sutepen angel momo(会話) 2018年2月13日 (火) 11:19 (UTC)
- 返信 シノニムかと思ってキュー植物園のデータベースで"Chamaecyparis lawsonia"を調べて見たのですが見当たりません。どうやら単なる書き間違いだったようですので、学名を修正しておきました。保全状況に関しては、生物分類表の
status
をNT3.1と書き換えただけではランキングが消えてしまい修正方法がわからないのでそのままにしてあります。--Loasa(会話) 2018年2月15日 (木) 11:06 (UTC)- 修正ありがとうございます。NT3.1にしました、問題がないか確認して頂ければ幸いです。--Sutepen angel momo(会話) 2018年2月15日 (木) 11:51 (UTC)
- こんにちは。すでにご認識されているかと思いますが、IP:157.65.80.178(会話 / 投稿記録 / 記録 / Whois)氏によって同様の編集が行われています。ご確認をお願いします。--翼のない堕天使(会話) 2018年2月21日 (水) 23:51 (UTC)
- うわっ知りませんでした。情報ありがとうございます。ちょっと忙しくて対応できません。--Sutepen angel momo(会話) 2018年2月22日 (木) 12:08 (UTC)
157.65.80.178の2018年2月22日 (木) 21:13 UTCまでをチェックしました。なお、IP:124.154.37.54(会話 / 投稿記録 / 記録 / Whois)も同一人物のようですね。--Sutepen angel momo(会話) 2018年2月24日 (土) 03:59 (UTC)
- 157.65.80.178がブロック明けに編集を再会しました。編集はシロフクロウの1つのみで、この編集は問題ない事を確認しました。--Sutepen angel momo(会話) 2018年3月6日 (火) 10:16 (UTC)
いつの間にか活動を再開していたようです。2018年4月18日 (水) 13:00 (UTC)までをチェックしました。題名のない音楽会は当プロジェクトの範囲外ですので、ノーチェック。
- カンガルー属:「ケナガワラビー」→「ケナガワラルー」は判断つきかねたのでそのまま(標準和名は存じませんが、豊橋総合動植物公園のサイトでケナガワラルーと記載されていました)。
- サイチョウ科:「シラガサイチョウ」の記載、出典なしとしてRv
- リバーサファリ:「アマゾンマナティー」→「アメリカマナティー」。公式サイト?に記載の分布よりアメリカマナティーと判断します。Moss様、いかがでしょうか?
総じていえば、今回のチェックでは「サイチョウ科」の編集の真偽が不明なので一応Rvしましたが、虚偽と呼べるような編集はないようです(コビトキツネザル科は、現状の記事名が標準和名になっていない事自体が問題)。--Sutepen angel momo(会話) 2018年4月18日 (水) 13:43 (UTC)
2018年4月20日 (水) 13:00 (UTC)までをチェックしました。
他は問題なし。--Sutepen angel momo(会話) 2018年4月20日 (金) 13:43 (UTC)
2018年4月23日 (月) 13:00 (UTC)までをチェックしました。--Sutepen angel momo(会話) 2018年4月24日 (火) 12:07 (UTC)
(インデント戻します)対処ありがとうございます。以前にコウテイペンギンの件でも申し上げましたが、学会による標準和名というものが明記されている生物群はかなり限られ、されにそれはもっぱら日本産に限定されます。例として私の執筆範囲(主に四肢動物。まれに魚類。)かつ知る限りでは標準和名が明言されているのは日本産の魚類・両生類・爬虫類くらいです。標準和名とは明記されていないが鳥類では日本産のものについては日本鳥類目録というものがあります。哺乳類は2018年現在日本哺乳類学会によって標準和名を設けようとする動きはありますが、まだ案の段階であり確定事項ではありません。コビトキツネザル科も含めた霊長目の和名については2000年以降に多くの亜種が独立種とされるなどの大きな分類の変動があったこともあり、和名が定まっていない状態でした(できれば比較のためにも複数種が掲載された文献・論文を参考にするように心がけてはいましたが)。2018年になり日本モンキーセンター(専門機関)による近年の分類を網羅した霊長目全種の和名リスト(近年の分類・他種と比較できる)が公開されたため現在これを元に修正を試みていますが、先に挙げた日本哺乳類学会の標準和名が確定しこれらと齟齬が生じるようであればまたWikipedia:日本語版の霊長目の和名について大規模な変更が行われる可能性もあります。無論こうした問題があるといっても好きに名称を付けていいものではなく、専門的な出典をできれば複数用意して検証可能性を満たし、新種・分類に変更があるおそれがある場合は作成などを保留するなどといった姿勢が必要でしょう(これらについての問題はPJ:BIOで名称のガイドライン作成のきっかけとなったフクロモモンガダマシのノートなどを参照)。ケナガワラビーはケナガワラルーの誤植、シラガサイチョウは明記されていないが記述のある出典はあり、アマゾンマナティーはアマゾンエリアで展示しているのは疑問ですが分布をみる限りではアメリカマナティー(基亜種アンティルマナティー)のようです。問題となっているIPアドレスについてはLTAと認定しましたので、以後も出没ごとに対処を行う予定です。--Moss(会話) 2018年5月3日 (木) 10:37 (UTC)
5月9日 0:00 UTCまでチェック完了。--Sutepen angel momo(会話) 2018年5月10日 (木) 13:16 (UTC)
- 2018年5月24日 (木) 10:00 UTCまでチェック完了(花田少年史の編集は真偽不明。門外漢なのでそのまま)。Rvされていますが、エリマキキツネザル属、ゴリラ、スローロリス、オランウータンは正しい編集のようです(出典を提示せよ、インデントが悪い、というのは置いとく)。--Sutepen angel momo(会話) 2018年5月25日 (金) 13:28 (UTC)
- 2018年6月7日 (木) 09:00 UTCまでチェック完了。今回は特に問題なし。--Sutepen angel momo(会話) 2018年6月7日 (木) 09:44 (UTC)
- 2018年6月8日 (金) 11:00 UTCまでチェック完了。今回は特に問題なし。--Sutepen angel momo(会話) 2018年6月8日 (金) 11:51 (UTC)
- 2018年6月17日 (日) 01:00 UTCまでチェック完了。--Sutepen angel momo(会話) 2018年6月20日 (水) 19:22 (UTC)
- 2018年10月10日 (水) 00:00 UTCまで生物関連記事のみチェック完了。--Sutepen angel momo(会話) 2018年10月10日 (水) 09:50 (UTC)
- 報告 新たにIP:210.139.83.126(会話 / 投稿記録 / 記録 / Whois)が出現しました。半分以上の編集は問題ないのですが、たまに虚偽があるところが一連の利用者と一致しています。カラスガレイ 2019年2月19日 (火) 07:36 UTCまでチェックし、IUCNで検索してヒットしなかったものはRvしました。
- サバクキンモグラなどいくつかの編集が虚偽でした。
- ニューカレドニアズクヨタカは問題ないと判断しました。
- トムソンガゼルはGazella thomsoniiで検索するとEudorcas thomsonii(Thomson's Gazelle)にヒット。値は一致したので、Rvせず(学名変わったのか?)。
- モモイロバトはColumba mayeriで検索するとNesoenas mayeri(Pink Pigeon)にヒット。値は一致したので、Rvせず(学名変わったのか?)。
- ボーダンクロオウムはCalyptorhynchus baudiniiで検索するとZanda baudinii(Long-billed Black-cockatoo)にヒット。値は一致しないので、Rv。
- セアカヒメミフウズラはTurnix castanotaで検索するとTurnix castanotusにヒット。値は一致したので、Rvせず(Wikipediaの記事内の学名正しいのか不明?)。
- キバシカササギはPica nuttalliで検索するとPica nutalliにヒット。値は一致したので、Rvせず(Wikipediaの記事内の学名正しいのか不明?)。
- 2019年2月19日 (火) 13:00までチェック完了。--Sutepen angel momo(会話) 2019年2月19日 (火) 13:48 (UTC)
Oxygastrinaeの記事名について
クセノキプリス亜科を立項したところ、記事名が適切でないとのご指摘をいただきました。代替案がない状況ですので、ノート:クセノキプリス亜科で皆さんのご意見を頂戴したく思っております。--ぬまえびす(会話) 2018年9月5日 (水) 02:33 (UTC)
カテゴリの名称について
Category:頭足綱とCategory:頭足類の両方が存在するようです。使い分ける手段はないと思われるためいずれか一方を削除依頼に出すつもりですが、どちらを採用すべきか皆さんのご意見を頂戴したく思います。他との整合の問題が起こりうるため、ノートページではなくここで議論することとします。--ぬまえびす(会話) 2018年9月11日 (火) 05:52 (UTC)
- Category:頭足類の体
- Category:頭足類に関する文化(サブカテゴリ有り)
- Category:頭足類を題材にした作品(未使用カテゴリ)
- Category:頭足類を題材とした映画作品(未使用カテゴリ)
- これらの扱い(改名、削除など)もどうするか検討した方が宜しいかと。--Challemoni(会話) 2018年9月23日 (日) 06:26 (UTC)
体・文化・作品は「頭足綱」というよりは「頭足綱に分類される生物=頭足類」に関するものですから、ただちに変更する必要はないように思われます(魚類などでも同様の不一致があります)。もっとも、生物全体で一定の基準の元に統一するというのであれば反対するつもりはありません。--ぬまえびす(会話) 2018年9月24日 (月) 10:29 (UTC)
乳酸菌系の菌株・宣伝記事について
ちょっとガセリ菌SP株という記事を見かけまして、気になったので調べてみると、乳酸菌の菌株・宣伝記事がこれだけあるようです。
- ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株
- Enterococcus faecalis EF-2001
- Enterococcus faecalis フェカリス菌FK-23
- Lactobacillus rhamnosus L8020乳酸菌
- ガセリ菌SP株
- Lactobacillus salivarius 乳酸菌LS1
多くは特定企業・個人によって研究されているものですが、宣伝記事の存続、削除の基準があいまいなので、皆様の意見を聞かせてください。仮に存続としても、ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株はヤクルト(または代田稔)へ、ガセリ菌SP株は雪印メグミルクへ、乳酸菌LS1は乳酸菌LS1 (菓子)へのリダイレクトで良いような気もしますが。--Crion(会話) 2019年4月7日 (日) 03:38 (UTC)
- 数年前に同じ理由で二件ほど乳酸菌の個別株の記事を削除したんですよ(Wikipedia:削除依頼/植物乳酸菌P2L9、Wikipedia:削除依頼/L-55乳酸菌)。個人的にはその時の意見と同じです。--Karasunoko(会話) 2019年6月18日 (火) 12:11 (UTC)
- ご意見ありがとうございます。もうしばらく待って、異論が無ければ削除依頼に出してみようと思います。--Crion(会話) 2019年8月21日 (水) 10:59 (UTC)
- 削除依頼に提出しました(Wikipedia:削除依頼/微生物株の宣伝記事)。なお、ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株、乳酸菌LS1は後ほどリダイレクト化の提案を出す予定で、今回の依頼には含めていません。--Crion(会話) 2019年9月9日 (月) 05:13 (UTC)
- ご意見ありがとうございます。もうしばらく待って、異論が無ければ削除依頼に出してみようと思います。--Crion(会話) 2019年8月21日 (水) 10:59 (UTC)
分類の基準の更新
PJ:BIO#分類の基準では、「『理科年表』平成16年版」や「『生物学辞典 第4版』」(岩波生物学辞典 第4版のこと)が挙げられていますが、現在、
が出版されており、更新が望ましいと思います。また、「『学術用語集 動物学編』(文部省 1988年)」も挙げられていますが、PJ:BIO#寄せられた意見のような問題もあり、上記2書籍に基づくことによりこの参照は不要だと思いますので、除去することを提案します。--Kingfiser(会話) 2019年12月15日 (日) 22:43 (UTC)
- この議題に関して、1年以上経ったもののどなたからも意見がないのですが、ひとまず『岩波生物学辞典』については旧版である第4版に準拠する理由がないため、議論の余地はないと考え全て第5版に更新します。また、上記の動物界における分類体系に関しても、かなり古い『学術用語集 動物学編』(文部省 1988年)または『理科年表』平成16年版に準拠する理由はないと思いますので、『岩波生物学辞典 第5版』に差し替えます(現時点で理科年表に準拠する理由はあまりないと見受けられます)。
- その他の分類群に関しては、最新の分類体系に基づき適宜調整の必要があると思います。被子植物に関してはAPG III (2009)が挙げられていますが、同様の理由で旧版に準拠する理由はなく、APG IV (2016)に更新します。日本語の文献としてはHaston et al. (2007)のLAPGに準拠した邑田・米倉(2010)『高等植物分類表』も参考になるかと存じます。これには維管束植物が含まれます。シダ植物に関しては、小葉類、大葉シダ類ともにPPG I (2016)というcommunity-derived(研究者のコミュニティで広く受け入れられている体型を整理したもの)の分類体系がまとめられていますので、それを追加することをここで提案します。ひとまず反対意見がなければ1週間で追加します。その他に関してはより小規模な分類群に関してより正確な分類体系がお更新されつつあると思うのですが、知識に乏しいため、ご意見を賜りたいです。--Kingfiser(会話) 2021年3月25日 (木) 20:06 (UTC)
当PJ関連記事が良質な記事として選考中です (2019年12月期)
当プロジェクトに (直接・間接的に) 関連する以下の1記事が現在、良質な記事の選考中です。
タガメ(ノート / 履歴 / ログ / リンク元) ⇒ 選考個別ページ
- 【選考締切】: 2020年1月3日 (金) 14:52 (UTC) (※左記より最大4週間延長される場合があります)
- 【選考エントリータイプ】: 他者推薦
- 【主筆者】: 要塞騎士さん加筆 (月間強化記事賞候補時)
- 【過去の関連選考】: コウイカ (2019年12月、選考通過) - 生物関連の直近選考案件 (Kingfiserさん主筆) です。
タガメは、カメムシ目コオイムシ科のタガメ亜科に分類される水生カメムシ類の総称、またはそのうちの1種 Kirkaldyia deyrolliを指す和名である。カメムシおよび水生昆虫としては日本最大級で、日本の一般的な水生昆虫である。知名度の高さに加え、学術的にも貴重な種だが、現在は絶滅が心配されている。…… — Template:強化記事 (oldid=74924923) より概説抜粋。
- 賛否投票だけでなく、査読コメントや修正案の提起などのご協力も歓迎します。時間が足りない場合は、査読・修正希望者が選考期間の延長を申請することもできます。選考ページに是非立ち寄ってみてください。
- また、良質な記事選考の新規投票者を増やすための取り組みを「ノートページ」上で議論しています。選考投票に躊躇している方がいらっしゃいましたら、お声をお寄せ下さい。--ProfessorPine(会話) 2019年12月21日 (土) 04:51 (UTC)
当PJ関連記事が良質な記事として選考中です (2020年1月期)
当プロジェクトに (直接・間接的に) 関連する以下の2記事が現在、良質な記事の選考中です。
藍藻(ノート / 履歴 / ログ / リンク元) ⇒ 選考個別ページ
- 【選考締切】: 2020年1月25日 (土) 00:04 (UTC) (※左記より最大4週間延長される場合があります)
- 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
- 【過去の関連選考 1】: 紅藻 (2019年12月、選考通過) - 主筆者が同一です
- 【過去の関連選考 2】: 二胚動物 (2019年12月、選考通過) - 詳細な査読コメントがついた案件です
藍藻は、酸素発生を伴う光合成を行う細菌の一群、またはそれに属する生物のことである。系統的には細菌ドメイン(真正細菌)に属する原核生物であり、他の藻類よりも大腸菌や乳酸菌などに近縁である。そのため、生物学においてはシアノバクテリア(藍色細菌)とよばれることが多い。単細胞、群体、または糸状体であり、多くは顕微鏡でなければ見えない大きさであるが、肉眼でも見える大きさの集塊を形成するものもいる。…… — Template:強化記事 (oldid=75418404) より概説抜粋。
アルバートサウルス(ノート / 履歴 / ログ / リンク元) ⇒ 選考個別ページ
- 【選考締切】: 2020年1月25日 (土) 00:04 (UTC) (※左記より最大4週間延長される場合があります)
- 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
- 【過去の関連選考 1】: ロッキートビバッタ (2019年8月、選考通過せず) - 猛威を振るった後に絶滅した種です
アルバートサウルスは、約7000万年前の後期白亜紀に北アメリカ西部に生息した、ティラノサウルス科の獣脚類の恐竜の属。属名は、化石が初めて発見された地であるカナダ・アルバータ州にちなむ。他のティラノサウルス科の属と同様に、小さな二本指の前肢と大型で鋭い歯が多く並ぶ巨大な頭部を持つ二足歩行の捕食動物であった。ただし、ティラノサウルスよりは遥かに小型であり、全長は10メートル、体重はおそらく2トン未満であった。…… — Template:強化記事 (oldid=75383453) より概説抜粋。
- 賛否投票だけでなく、査読コメントや修正案の提起などのご協力も歓迎します。時間が足りない場合は、査読・修正希望者が選考期間の延長を申請することもできます。選考ページに是非立ち寄ってみてください。--ProfessorPine(会話) 2020年1月11日 (土) 09:05 (UTC)
当PJ関連記事が良質な記事として選考中です (2020年2月期)
当プロジェクトに (直接・間接的に) 関連する以下の1記事が現在、良質な記事の選考中です。
タルボサウルス(ノート / 履歴 / ログ / リンク元) ⇒ 選考個別ページ
- 【選考締切】: 2020年2月25日 (火) 00:04 (UTC) (※左記より最大4週間延長される場合があります)
- 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
- 【過去の関連選考 1】: アルバートサウルス (2020年1月、通過)
タルボサウルスは、後期白亜紀の終わりごろである約7000万年前のアジアに生息した、ティラノサウルス科の獣脚類の恐竜の属。巨大な二足歩行の捕食動物であり、体重は最大5トンで60本もの歯が生えていた。下顎には独特の固定機構がある。体格に見合わないほど小さな2本指の前肢はティラノサウルス科によく知られる特徴であるが、タルボサウルスの前肢は体格と比べてその中でも最小であった。…… — Template:強化記事 (oldid=75700045) より概説抜粋。
- 前月からの選考持ち越し案件も複数残っている状態で、人手不足です。コメントだけでも構いませんので、是非選考にご協力下さい! --ProfessorPine(会話) 2020年2月11日 (火) 05:31 (UTC)
Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/ヘビの鱗 20200225
本プロジェクトに関連する「ヘビの鱗」についての選考が、Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/ヘビの鱗 20200225にて行われております。投票やコメントのご協力を頂ければ幸いです。--Yapparina(会話) 2020年3月12日 (木) 09:36 (UTC)
当PJ関連記事が良質な記事として選考中です (2020年9月期)
当プロジェクトに (直接・間接的に) 関連する以下の3記事が現在、良質な記事 (GA) の選考中です。選考締切日時は、下記より最大4週間延長される場合があります。
アマノリ(ノート / 履歴 / ログ / リンク元) ⇒ 選考個別ページ
- 【選考締切】: 2020年9月24日 (木) 16:48 (UTC)
- 【選考エントリータイプ】: 月間新記事賞からの自動推薦
- 【記事概要】: 紅藻のウシケノリ綱に属する海藻。紅藻は2019年にGA認定済です。
微生物叢(ノート / 履歴 / ログ / リンク元) ⇒ 選考個別ページ
- 【選考締切】: 2020年9月25日 (金) 00:04 (UTC)
- 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
- 【記事概要】: 微生物の集合で細菌、古細菌、真菌、寄生虫、ウイルスの総称。腸内細菌など宿主がヒトのものや、植物に宿るタイプなど包括的に解説。
ミューラー型擬態(ノート / 履歴 / ログ / リンク元) ⇒ 選考個別ページ
- 【選考締切】: 2020年9月24日 (木) 16:48 (UTC)
- 【選考エントリータイプ】: 月間新記事賞からの自動推薦
- 【記事概要】: 共通の捕食者を持つ種の関係で、捕食者から防御するため食べると不味いことが多い。
投票や査読コメント、お待ちしています。--ProfessorPine(会話) 2020年9月11日 (金) 09:25 (UTC) ⇒ 1件漏れていたので追記。--ProfessorPine(会話) 2020年9月11日 (金) 09:37 (UTC)
当PJ関連記事が良質な記事として選考中です (2020年10月期)
当プロジェクトに (直接・間接的に) 関連する以下の2記事が現在、良質な記事 (GA) の選考中です。選考締切日時は、下記より最大4週間延長される場合があります。
熱水噴出孔(ノート / 履歴 / ログ / リンク元) ⇒ 選考個別ページ
- 【選考締切】: 2020年10月25日 (日) 00:04 (UTC)
- 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
- 【記事概要】: 地熱で熱せられた水が噴出する大地の亀裂。地球外にも存在するとみられる。地球では、深海にもかかわらず熱水噴出孔周辺では多様な生物が生息。英語版からの翻訳加筆。
緑藻(ノート / 履歴 / ログ / リンク元) ⇒ 選考個別ページ
- 【選考締切】: 2020年10月25日 (日) 00:05 (UTC)
- 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
- 【記事概要】: 緑色植物のうち、陸上植物 (コケ植物と維管束植物) を除いた総称。クロレラ、アオサ、マリモなど。
投票や査読コメント、お待ちしています。--ClerkPine (on behalf of ProfessorPine) 2020年10月14日 (水) 13:39 (UTC)
PJ:BIOのガイドにおける「専門的でない資料」の禁止あるいは回避に関する明文化の提言
プロジェクト:生物のガイドにおいて、「専門的でない資料を用いるべきでない」あるいは「専門的でない資料を避ける」ということを明記することを提言します。
以前よりコトバンクなどのウェブ上のものも含めた百科事典(LTA:HEATHROW、Wikipedia:コメント依頼/Greeneyes3とBox normなど)や、新聞、ニュースサイトや個人サイト(LTA:PAR・LTA:MEIなど)などを出典に、生物系の記事において信頼性の低い・検証可能性を満たせないと思われる問題のある編集が多く見受けられます。LTA関連は上記の編集を傾向を参照いただくとして、以下に一部の例を挙げます。
- ヴァラヌス・ビタタワ - ニュースサイトなどを出典に作成された記事。体長の数値があるが、爬虫類の体長が何を指すのか不明(トカゲ類やヘビ類が分類される有鱗目であれば全長か頭胴長。海獣を除く哺乳綱では頭胴長を体長とすることもある<海獣類は尾鰭を含む計測値を体長とすることもあり、全長=体長であることもある>)。半陰茎(ヘミペニス - 有鱗目で見られる陰茎に似た1対の器官がある。カメ目やワニ目は陰茎)があることを、特徴とするかのような報道がなされたとされる(おそらくは有鱗目の分類法の1つである、半陰茎の形状を分類の根拠の1つとしたのを専門的な知識がない人間が理解せずに報道した)。
- アマミノクロウサギにて朝日新聞を出典として「奄美大島における個体数は1万5千 - 3万9千匹にまで回復したと推定されている」と記述する。 - 環境省が非公表としていたデータを、情報公開制度を利用し報道している。しかしこの推定値は糞に基づくものであり気候や気温(おそらく雨天や高温時には糞が分解してしまう)の影響を大きく受けてしまうため、環境省が信頼性が低いとして公表せず報道内容を否定している。
Wikipedia:信頼できる情報源において、科学分野においては「査読された科学出版物を参照し学会のコンセンサスをチェックする」「科学では一般向けの出版物からの引用を避ける」といった事柄は明記されていますが、これをプロジェクト単位に落とし込んで何らかの形で明文化したいと考えております。 ただしこの提言はあくまで「Wikipedia全体において、新聞などの資料を活用すべきではない」という意図はないことを断っておきます。私の執筆分野は生物のみですが、門外漢ながら政治・経済・芸能などの他の執筆分野においては新聞などの資料を活用しないと検証可能性を満たす編集を行うことが難しいと考えているからです。 よろしければ皆様の御意見をお願い致します。 --Moss(会話) 2020年11月2日 (月) 11:47 (UTC)
- 反対 :生物の記事であっても専門外の文献を参照する必要がある場合は多々あります。例えば生物学者が一般向きに書いた読み物は中々大事な資料になることが多々あります。あるいはその生物に関する伝説や神話、あるいは物語の中での言及が有用である場合もあります。それを無視して一律に『「専門的でない資料を用いるべきでない」あるいは「専門的でない資料を避ける」ということを明記』するのは問題です。もちろんそれらを用いる部分は記事の中の一部にしかならないでしょうが、それを区別する条件設定など、ほぼ不可能でしょう。
- さらに言えばMoss様は以前、そのような内容を片っ端から削除して問題にされたのをお忘れではないですよね?まさかあのようなまねを『合法化』しようとの意図ではないでしょうね?
- もちろんそうでないのではあろうということは、例示していただいた案件を見ればわかりますが、それを疑わねばならない危惧を私は持たざるを得ません。そのような例示にあるような内容だけで記事は出来ていない事が少なくありませんし、百科事典の記事は生物学の専門書ではないので合って、専門外の情報が沢山含まれている方が、ある意味では良いと思うものです。--Keisotyo(会話) 2020年11月2日 (月) 12:24 (UTC)
- まあ無理な提案でしょう。確かに新聞や一般雑誌の記事やニュースは、自然科学的な、あるいは博物学的な内容の記述に対する出典としては不適切です。引き合いに出されたような事例では、たしかに新聞記事等を出典とすることは不適切です。しかし、生物記事には「人間との関係」が付きものです。そして「人間との関係」は自然科学というよりも、歴史・経済・社会・民俗・人文・芸術など、どっちかといえば人文・社会科学系の広い分野にまたがる話題が中心になります。こういう分野においては新聞・雑誌記事やニュースなども十分有意な出典となりえる場合もあります。というか、Moss さん御自身が、「政治・経済・芸能などの他の執筆分野においては新聞などの資料を活用しないと検証可能性を満たす編集を行うことが難しいと考えている」のですよね。まさしく「人間との関係」には、そういった分野にかかわる内容も少なくないだけに、そういうご自覚をお持ちであれば、生物記事においても新聞などの資料をまったく利用せずに記事を書け! というのはちと無理な要求であることはご理解いただけると思います。
- ならば、記述内容によって、例えば「生物の外形的特徴についての出典には、専門的でない資料を避ける」などと個々に条件を設定するという方法もありますが、これも細かく設定していったらきりがないですし、どのように細かく条件設定したところで「この場合は新聞記事でも可」という例外は必ず出て来ます。Keisotyo さんのコメントにもあるように、専門的でない資料を使ってよい場合と使うべきでない場合を区別する条件設定はほぼ不可能でしょう。--Loasa(会話) 2020年11月2日 (月) 13:26 (UTC)
御意見ありがとうございます。Keisotyoさんに対する反論として「伝説や神話、あるいは物語の中での言及」に関しては、専門的な資料で言及されているものもあります。また日本語版のフクロウStrix uralensisにおいて「ギリシャ神話において、フクロウは女神アテーナーの象徴であるとされる」という記述がありますが、アテナの象徴とされているのはコキンメフクロウという別属別種Athene noctuaです。こういった情報もある程度専門性のある文献でないと、証明ができません。タンチョウにおいても鳥類の専門機関(山階鳥類研究所)による論文ですが、文献調査から江戸時代には主にツル=タンチョウではあったが、地域によっては必ずしもツル=タンチョウではなかった(おそらくタンチョウが飛来しないか、あるいは他種が飛来するため)などという記述を行っています。例えばジャイアントパンダのように他に間違えようがない特徴的な生物であれば、この限りではないのかもしれません。ジャイアントパンダでは「中国文学に関する論文」という別分野の専門的資料を用いて、中国語での名称に関する考察・マレーバクの混同があったのではないかという説を挙げています。
Loasaさんに対する反論として、「生物記事において新聞などの資料をまったく利用せずに記事を書く」というのは、少なくとも私にとっては特に問題や困難はありません。十数年にわたり生物の記事だけを2,000 - 3,000程度は執筆をしてきましたが新聞・ニュース・雑誌記事(専門誌・生物について扱った分冊百科は除く)・個人サイトなどを出典にしたことは、おそらくないと思います(記憶違いであれば申し訳ありません)。
- 「○○という新種が発表された→その記載論文を確認して執筆する(実際には新種ではなくシノニムの復活であることも多い。その場合分類の変更を提唱した論文。)」
- 「絶滅危惧種に指定された→IUCNあるいは環境省レッドリストを参照して執筆する」
- 「特定外来生物・希少野生動植物種に指定された→指定元である環境省の報道用資料を引用方式に従ったうえで提示・執筆する」
- 「飼育設備で飼育・繁殖された→それが明記された文献が出版された時に執筆する(Wikipediaは速報ではない・PJ:BIOより飼育施設を羅列しない)。あるいはその飼育施設から発行された年鑑や、サイトを参照して執筆する」
といった形になります。報道される内容の元の出典にあたった方が情報量が多く正確な記述があり、不正確な情報が付与されたり必要な情報が除去されてしまう専門的でない媒体を参照する必要性を感じません。
もっとも過去にはフクロモモンガダマシに関する問題(フクロモモンガダマシという名称が嫌だとしてフェアリーポッサムという名称で作成された)にあたり生物系の記事において和名で作成することを推奨する・名称の出典を挙げるというガイドを設けた前例はありますが、私1人の提言でプロジェクト全体の流れを変えるというのは難しいことは承知しております。おそらくは問題提起だけ行ったという形でクローズする可能性が高いと思いますが、現状の信頼性の低い出典とそれによる不正確な情報が乱発されている状況になんらかの防波堤を設けたい、日本語版が以前と比較して出典を用いて検証可能性を満たすようになったのでこれをさらにブラッシュアップしておきたいという思いがあります。口を挟んでしまい申し訳ありません。引き続き御意見をお願い致します。--Moss(会話) 2020年11月2日 (月) 16:20 (UTC)
- 反対 :分類や生態については(自然科学という意味での)専門的な文献や情報源で加筆・修正することは当然でしょう。ただし「人間との関わり」(利用や害、文化など)等については内容に照らして、一般書寄りの書籍、良質な報道記事、飼育や保護・駆除などで関わりを有している公(共)的な機関・団体のサイトも出典として認めるのは、百科事典として望ましいありかたと考えます。それらを排除して支障があるかないかは、記述する分野により異なります。無論、報道よりは直接の発表内容を参照するとか、「人間との関わり」でも動植物等の専門家が啓発や研究の一環として書いた文章があればそれを紹介する等、より良質な出典を探して追加・置換していく努力は常に必要です。Wikipediaの全分野に言えることですが。
- 無出典とか、胡乱な出典での加筆という、Wikipedia共通の大原則に反する編集は他分野でも、しばしば起きています。それらを出典の付与やリライト、削除などでこまめにケアするのはWikipediaの宿命のようなものです。そういう投稿を続けるアカウントやIDには、会話ページでの注意喚起、コメント依頼から、いざとなれば投稿ブロックや広域IP規制とエスカレーションが可能な諸手段があります。生物における「人との関わり」等にまで適用される、自然科学系書籍・論文・サイト以外は全面排除する規制を導入し、百科事典として豊かさを損なうべきではないと考えます。推奨あるいは避けることが望ましい出典のカテゴリーを、分野ごとに示すガイドライン的なものは(厳格な線引きは難しくても)ありえると思いますが。
- 付言しますと、この議論の発端となったであろう「ツキノワグマ」における、地名等でのリンクや新聞や自治体サイトなどの出典使用を理由に挙げた当方編集のリバートが「2020年11月2日 (月) 10:24」、当方会話ページでの今後のコメント依頼提出や差戻の示唆がその直前の「2020年11月2日 (月) 10:23 (UTC)」で、ローカルルールについての議論提起が「2020年11月2日 (月) 11:47 (UTC)」というのは、あるべき時系列が逆でしょう。短期の編集と、中長期の議論は違うというご見解なのかもしれませんが。--Uncyle(会話) 2020年11月3日 (火) 08:07 (UTC)
- おっしゃりたいことはわからないでもないですが、ご提案はいろいろ極論が多く、無理でしょう。
- まず「生物」の記事といいますが、たとえば「フクロウ」や「リンゴ」クラスの主題の場合には、記事の中身を「生物学」的見地に限定することがまず無理です。Wikipediaは生物図鑑ではないので。やるとしたら、もう「生物種としてのフクロウ」みたいな別記事にしてしまうほかないでしょう。
- 次に、「専門的」とおっしゃいますが、「専門的情報源に限る」と決めたら、次には「何を専門的」情報源とみなすのか」の基準が必要になります。まあ無理でしょう。
- できるとしたら、例えば「種としての寸法や、分布や、特徴などについて記述する場合には、ニュースや新聞などの一般的な情報源よりも、その種についての専門的な情報源を使用することを推奨します」みたいなとこぐらいまでじゃないでしょうか。
- ただ、個人的な感想レベルにとどめますが、しばしば「最新の論文」は「一般的な常識」と反する場合がありますので、「古典的にはこう考えられていて、今はふつうこう考えられている、2020年の論文ではこう報告/主張されている」のように、両論併記が望ましいと思っています。百科事典なので。--柒月例祭(会話) 2020年11月3日 (火) 08:20 (UTC)
- 提案者様のご提案は、偏りがあってちょっと無理があると思います。学術的な専門書に絞ってその生物の事を科学的な観点で書きたいということと思料しますが、そもそもWikipediaは百科事典であって、この分野の専門書の代用ではないですよね。各項目の主題に直接言及した、あらゆる分野の人達から様々な観点で書かれている世に発表済みの(査読もされている)資料があれば、それを肥やしに記述を増やしていけば、Wikipediaの記事はより一層、一般読者にとって面白いもの(男女関係なく普通の大人が読んで、知識として関心が持てるもの・読んで楽しいもの)が出来上がるわけで、それでよいのではないでしょうか。もちろん専門書を否定するわけではありませんので、科学的な観点でより専門的な記述を必要とするところは、その専門書を根拠に加筆・修正すればよいわけです。ただし出典資料の専門家によっては、過去に発表済とされている言及・見解も分かれる場合があるので、その時は人類史としての過去の解釈・見解も踏まえて、排他的にせず両論併記も考慮に入れることは必要になりますが…。また生物の文化的な側面で記述を追加したいとき(名称や、人間とのかかわり等に関するもの)なんかあれば、新聞記者や著名人が書いた二次資料を用いても全然アリだと思います。--小石川人晃(会話) 2020年11月4日 (水) 10:32 (UTC)
- 議論提起から一週間未満ではありますし、【ウィキペディアは多数決主義ではありません】ではありますが、現状において、百科事典の趣旨にそぐわないという指摘が大勢で、コンセンサスを得られていない個人ルールを、加筆や修正にとどまらない実質的リバートの理由とする編集行為の再開は、【合意形成】の趣旨に反するのではないでしょうか?繰り返しになりますが、当方は専門的な出典の補強・置換は望ましいことと思っていますが、【Wikipedia:スタイルマニュアル (導入部)】に反して記事冒頭を分類学的位置付けだけの記述にしてしまうとか、PCでもスマホでも表の上に表示される本文導入部から内部リンクを落とすとかは、閲覧される皆さんの益にならないと考えます。そうした編集をWikipedia全体の新ルールにしたいのであれば、スタイルマニュアルや【Wikipedia:記事どうしをつなぐ】のノート等で議論提起をお願いします。上記はエトピリカの編集についてですが、こちらでの議論開始の直前に行われた【「ニホンマムシ」導入部からの漢字表記や毒蛇であることの記述除去】も、Wikipediaが仮に単なる動物図鑑であったとしても趣旨に反するでしょう。本題については追加コメントが入るかも知れませんが、導入部のスタイルマニュアル、内部リンクの適正な範囲・箇所・回数での貼付が、生物系項目を例外とせずWikipedia全体に適用されていることも、再確認しておきたいと思います。--Uncyle(会話) 2020年11月7日 (土) 17:25 (UTC)
- Moss氏のルール化提案は、2カ月近く経っても賛同意見が皆無で、説得力ある追加の説明もないことから、コミュニティとして実質的に却下され、不成立ということでよろしいかと思います。部分的には汲むべき内容(信頼性の高い出典に置き換えていくのが望ましいのは、以前からWikipedia全体に適用されている今更なことですが)を含んでいるとはいえ、元々からしてインターネット百科事典たるWikipediaの趣旨を否定する提案ですから、そのようなルールを全面適用したいのなら、Wikipediaとは別に動物図鑑サイトを立ち上げてやっていただくしかない筋合いの話です。別分野の加筆に注力していたこともあり提起から四半期(3カ月)程度は様子見するつもりでおりましたが、ここでの議論を読んでおられないのか読んだうえで意図的に無視しておられるのか、マイルールしかもPJの議論で反対意見ばかりだったマイルールを恰もWikipediaのルールであるかのように要約欄に記した強行編集を再開しておられるようなので、議論に区切りをつけておく必要があると考えます。付言しますと、提案「内容」の理非と別に、PJや各ページのノートにおいて対話をせずに(あるいは議論提起後に同意が得られる前に)、私見を公的ルールであるかのように言い立てて押し通そうとする「手法」それ自体が、Wikipediaにおいて歓迎されません。--Uncyle(会話) 2020年12月28日 (月) 21:26 (UTC)
生物の個体の単独記事の特筆性について
Category:犬の個体の記事群を観覧していて思ったのですが、犬の個体など(犬に限らず動植物、生物の個体全般)、単独記事立項の特筆性について考えました。以下の一つ、あるいは両方を満たさない項目はWP:FAILNの対象となり得るかと考えます。議論を提起します--Kyuri1449(会話) 2020年12月5日 (土) 05:00 (UTC)
*個体、または個体に関連する事項が、対象から独立した二次情報源で些細でない形で取り上げられたこと(ただし、WP:1EVENT程度では不足します) *個体の存在などによって、何らか物語や伝記もの、伝説が作られ、かつそれが(特筆性のあるレベルで)広く語り継がれるようになったこと *ただし後世に発掘、出土した個体に対し命名が行われたものは、別基準による(歴史学観点の特筆性により判断する(PJ:HIST))
- なお補足として、上記で言うWP:1EVENTとは、「対象から独立した二次情報源で些細でない形で取り上げられ」た事象が単一、単発に留まる事を意図します。たとえばタロとジロは南極に置き去りにされた事件は1EVENTかも知れませんが、既に置き去りにされた時点で国内報道から世間にひどく論難されるなどと、単に1EVENTに留まりません(その後、奇跡的に生存が判明⇒一世風靡⇒記念硬貨まで作られる、映画化etc.)。--Kyuri1449(会話) 2020年12月5日 (土) 05:08 (UTC)
- 発掘個体の後世命名について付記しました。--Kyuri1449(会話) 2020年12月5日 (土) 07:14 (UTC)
- 個体で立項されている生物は、生物としての特徴を離れ、人間社会における役目に基づく特筆性を備えているもので、本プロジェクトとは関係が薄い気がします。WP:FAILNも含め、通常通り独立記事作成の目安で考えれば良いと思いますが、何か生物個体の記事特有の問題がありますか。- NEON(会話) 2020年12月9日 (水) 01:58 (UTC)
- WP:1EVENTは「人物記事」についての規定です。なぜ人物記事にこのような規定があるかと言うと、BLPとの兼ね合いがあり、事件事故に伴う不名誉・不祥事などのネガティブ記述や宣伝に直結しやすく、通常以上に留意する必要があるからでしょう。これに対して「動物」の場合には、たとえばイヌの個体についての記事が、ただちに権利侵害や宣伝につながるとは考えにくいのではないでしょうか。なので、NEONさんがおっしゃるように、通常通りの運用でよいと思います。
- おそらく、動物の個体記事として最も数が多く作られそうなのは、イヌ・ネコあたりだろうと思います。たとえば純平 (犬)は、本件ご提案者のKyuri1449さんが12月5日に{{特筆性}}を付与[7]していますけど、図書節にはこのイヌを主題に据えた刊行物(絵本 ISBN 978-4802400374)が示されていて、これを「特筆性を満たしていない」というのはちょっと無理があるのでは?({{特筆性}}は私が除去しました。)--柒月例祭(会話) 2020年12月9日 (水) 03:40 (UTC)
ヤガ上科の分類体系について
これはたぶんヤガ上科だけの問題ではなく、またおそらく日本語Wikipediaだけの問題でもありませんが、私が個人的に気になったのがヤガ上科だったので範囲を限定したうえでこちらに投稿します。
日本語Wikipediaに存在するヤガ上科に属する種の記事は私が見たところでは以下の18の個別記事とドクガ科に関する9ページですが、依拠する体系がバラバラで統一感に欠ける状態になっています。ヤガ上科およびヤガ科の分類に関しては記事に書きましたし、英語Wikipediaを見てもらってもわかりますが、近年かなり不安定です。いま日本語の図鑑で最も権威のあるものはおそらく『日本産蛾類標準図鑑』ですが、この図鑑の体系はErebidae科を認めるものではありません(参考)。最新の体系を追いかけるのもそれはそれで有意義でしょうが、そもそも私が記事を作成するまでヤガ上科の記事すらなく、いまもってヤガ上科に属する生物種の記事がたったこれだけしかない(にもかかわらず体系の食い違いを発生させている)日本語Wikipediaには明らかに荷が勝ちすぎるように思います。したがって、当座のところは蛾類標準体系に統一するのが望ましいかと思いますが、かまいませんでしょうか?
また、今後おそらくErebidae科(以下の表では仮称「トモエガ科」を採用しました、他の和名が提唱される可能性もあるので注意)を認める体系を採用した図鑑が出てくるでしょうが、どのくらい普及した段階でそちらに移行するかも方針を決めておいた方がいいかもしれません。 --森津(会話) 2020年12月29日 (火) 02:09 (UTC)
- クロダケタカネヨトウを忘れてたので追加しました。フクラスズメとクロダケタカネヨトウの分類は今日私が変更したものです。 --森津(会話) 2020年12月29日 (火) 02:15 (UTC)
種名 | 蛾類標準体系における科と亜科 | 記事中の分類表記 | 最近の体系:英語Wikipedia, Zahiri(2012) |
---|---|---|---|
アケビコノハ | ヤガ科エグリバ亜科 | Erebidae: Calpinae | トモエガ科エグリバ亜科 |
アフリカシロナヨトウ | ヤガ科キリガ亜科 | ヤガ科 | ヤガ科モンヤガ亜科(Noctuinae) |
アメリカシロヒトリ | ヒトリガ科ヒトリガ亜科 | トモエガ科 | トモエガ科ヒトリガ亜科 |
クロダケタカネヨトウ | ヤガ科ツメヨトウ亜科 | ヤガ科ツメヨトウ亜科 | ヤガ科ツメヨトウ亜科 |
シロシタヨトウ | ヤガ科ヨトウガ亜科 | ヤガ科ヨトウガ亜科 | ヤガ科ヨトウガ亜科 |
シロヒトリ | ヒトリガ科ヒトリガ亜科 | ヒトリガ科ヒトリガ亜科 | トモエガ科ヒトリガ亜科 |
スジキリヨトウ | ヤガ科キリガ亜科 | ヤガ科キリガ亜科 | ヤガ科モンヤガ亜科(Noctuinae) |
ツメクサガ | ヤガ科タバコガ亜科 | ヤガ科タバコガ亜科 | ヤガ科タバコガ亜科 |
ナンベイオオヤガ | 海外の種なので不明 | ヤガ科 | トモエガ科トモエガ亜科 |
ハスモンヨトウ | ヤガ科キリガ亜科 | ヤガ科 | ヤガ科モンヤガ亜科(Noctuinae) |
ハマオモトヨトウ | ヤガ科ヨトウガ亜科 | ヤガ科ハマオモトヨトウ亜科 | ヤガ科モンヤガ亜科(Noctuinae) |
ヒトリガ | ヒトリガ科ヒトリガ亜科 | ヒトリガ科ヒトリガ亜科 | トモエガ科ヒトリガ亜科 |
フクラスズメ | ヤガ科ウスベリケンモン亜科 | ヤガ科ウスベリケンモン亜科 | 不明、Zahiri(2012)ではヤガ科Dyopsinae亜科 |
フタトガリコヤガ | ヤガ科アオイガ亜科 | ヤガ科コヤガ亜科 | ヤガ科アオイガ亜科 |
ホウオウボククチバ | ヤガ科シタバガ亜科 | ヤガ科シタバガ亜科 | トモエガ科トモエガ亜科 |
マルデオオホシミミヨトウ | ヤガ科ヒメヨトウ亜科 | ヤガ科ヒメヨトウ亜科 | ヤガ科ヒメヨトウ亜科 |
ミツモンケンモン | ヤガ科ケンモンヤガ亜科 | ヤガ科ケンモンヤガ亜科 | ヤガ科ケンモンヤガ亜科 |
ムクゲコノハ | ヤガ科シタバガ亜科 | ヤガ科シタバガ亜科 | トモエガ科トモエガ亜科 |
ヨトウガ | ヤガ科ヨトウガ亜科 | ヤガ科ヨトウガ亜科 | ヤガ科ヨトウガ亜科 |
ドクガ科 | ドクガ科 | ドクガ科 | トモエガ科ドクガ亜科 |
- 私の意見としては、「どれかに統一する」のではなく、「A説では○○になっている[1]。B説では△△になっている[1]。C説では□□になっている[1]。」というように、併記してほしいなと思います。「古典的にはホニャララだった」のように、現在は採用されていなくても、過去には定説だったものがあれば、それも。--柒月例祭(会話) 2020年12月29日 (火) 03:58 (UTC)
- 変動が激しい時期には最先端を追わない方が無難かと。被子植物もAGPが出てきた頃はころころ変わってましたが、最近はそれも落ち着き、一般の文献でも新たな体系を見られるようになりました。そんな時期が来るはずなので、全体の見直しはそれからでいいのではないでしょうか。--Keisotyo(会話) 2020年12月29日 (火) 04:07 (UTC)
- コメントありがとうございます。幸か不幸か日本語Wikipediaの蛾の記事はスカスカでその気になれば改修は一時間で終わる程度の量しかないですが、基本的には植物の分類をクロンキストにするかAPGにするかというのと同じ問題だと思います。その上で、私が提案しているのは植物にたとえると「まだ一般的でないのにAPG体系を採用するのは混乱をまねくのではないか?少なくとも生物分類表はクロンキスト体系に統一しておいてAPG体系に合わせるのは待った方がいいのでは?」という話です。基準の統一と複数の分類体系の併記は矛盾しないと思います(個人的には種の記事でいちいち分類体系の変遷を追うのもくどいので属以上の上位分類の記事でまとめて記述するのが望ましいと思うんですが、日本語Wikipediaには蛾の、というか昆虫の上位分類群に関する記事が異様に少なく現状その水準にありません)。新しい体系については本文で触れるとして、生物分類表は体系を統一した方がよいかと思うのですが、いかがでしょうか?--森津(会話) 2020年12月29日 (火) 07:39 (UTC)
- しばらく待ちましたが新規コメントも来ないので、日本で現在一般的な体系の標準図鑑体系に統一をはかることにします。これは「全体の見直し」にあたりますが、新しい体系に合わせるのではなく(相対的に)古い体系に差し戻す措置とお考えください。--森津(会話) 2021年1月15日 (金) 17:29 (UTC)
旧シダ植物の生物分類表の修正に関して
予てより(ちょうど100年ほど前から)単系統ではないと言われてきたシダ植物の系統関係が25年ほど前くらいからの分子系統解析により大枠が分かり、そしてここ数年(2014,2016,2018年)になってようやく大量の遺伝子データを用いることでほぼ正しい(これ以上変わりようがない)系統関係が決まりました。PPG I (2016)は分子系統解析の結果を用いて、多くの研究者が参加し合意が得られた小葉類・大葉シダ類両方の分類体系をまとめたもので、これに基づくのが分類体系として妥当であると考えられます。
ここ1ヶ月でそれに基づきシダ植物の大分類をざっと整理しました(シダ植物〈シダ植物門〉・小葉植物・ヒカゲノカズラ綱・大葉シダ植物・シダ綱〈シダ類〉・ハナヤスリ亜綱・薄嚢シダ類)。(ちなみにコケ植物も単系統だと決着がついたので修正したいんですけどなかなか筆が重く…)しかし、各シダ類・小葉類の項目の生物分類表はこれに対応させておらず、修正したいのですがなかなか骨が折れるので次のように書き換えるbot依頼を行いたいと考えています。
- シダ植物門 Pteridophyta→維管束植物門 Tracheophyta/大葉植物亜門 Euphyllophyta/大葉シダ綱 Moniliformopses
- シダ綱 Pteridopsida→維管束植物門 Tracheophyta/大葉植物亜門 Euphyllophyta/大葉シダ綱 Moniliformopses/薄囊シダ亜綱 Polipodiidae
- ヒカゲノカズラ植物門 Lycopodiophyta /○○綱→維管束植物門 Tracheophyta/小葉植物亜門 Lycophytina/ヒカゲノカズラ綱 Lycopodiopsida
それに際しまして、何かご意見・ご指摘等あればいただきたいです。上位の階級(門とか)に関しては最近の研究では書くのを避けるため、上記のものは『岩波生物学辞典 第5版』(2013)に基づいていますが、これに関しても何かご意見があれば。--Kingfiser(会話) 2021年4月9日 (金) 23:13 (UTC)
- 省略テンプレート(プロジェクト:生物/分類表#テンプレートの省略)という仕組みがあるようで、「大葉シダ類」の省略テンプレートはあってもいいかもしれないと思いました。 この形にしておくと、将来 「維管束植物門」「大葉シダ綱」など上位分類群の名前や階級を変えたくなった場合にやりやすいと思います。「大葉シダ綱 Moniliformopses」という名前は PPG I で提案されているわけでもないと思いますし、まだ暫定的な名前なのかなと思っています。
- 個々の種や小さい分類群の記事の生物分類表で「大葉植物亜門」という階層を書くべきなのかは少々疑問に思いました。 Euphyllophyta(大葉植物、真葉植物)というクレード自体はコンセンサスがあるのだと思いますが、階級を「亜門」とするのはそう広く認められたことではないのだろうと思いますし、シダ類だけの話で済まなく種子植物の分類の記述とも関係する話ですよね。書くとしても 階級なし にした方が無難かもしれません。
- PPG I は化石種もカバーできるのでしょうか。
- アーケオプテリス のような 種子植物に近いものは、大葉植物だが種子植物にも大葉シダ綱(Moniliformopses)にも含まれない ということになりますか?(だが「広義のシダ植物」には含まれる?) --RnTkm(会話) 2021年4月30日 (金) 15:19 (UTC)
- RnTkmさん、コメントありがとうございます。
- テンプレートに関して賛成です。なお、PPG I (2016)では大葉シダ綱をPolipodiopsidaとして扱っているため、本来はこちらのほうが望ましいのかもしれません(ただ指す範囲に歴史的に揺れがあります。Cronquist, Takhtajan & Zimmermann 1966)。
- 2つ目の件に関しても仰る通りですね。小葉植物を今の記事(小葉植物亜門-ヒカゲノカズラ綱)のように扱ったのでこのように対応させて書いたのですが、種子植物すべてに大葉植物を付すなんてありえませんし、大葉シダ類に関しても同じで各下位分類群の記事には大葉植物は書かないほうが確かに自然ですね。
- PPG Iは現生のものしか扱っていません。仰る通りアルカエオプテリスを含む前裸子植物(原裸子植物)は種子植物にも大葉シダ類にも含まれません。前裸子植物は側系統群と考えられており、これ自体は別にあってもいいのですが、現在は木質植物 Lignophytaというクレードに置くのが相応しいようです。木質植物は前裸子植物および種子植物(側系統群であるシダ種子植物+裸子植物+被子植物)からなり、大葉シダ類と木質植物およびより原始的なトリメロフィトン類(プシロフィトンなど)がクレード(≒大葉植物)をなします。今年出た論文にその系統樹があり、参考になるかと存じます(Wang et al. 2021)。このうち、ジゴプテリス目が大葉シダ類です(Crane et al. 2004)。
- 分類体系として化石植物を含みまとめられているものはKenrick & Crane (1997) "The Origin and Early Diversification of Land Plants —A Cladistic Study"および『岩波生物学辞典 第5版』 (2013)であると思います。西田 (2017)『化石の植物学』には最近の研究結果を比較的反映した分類が示されているのですが、[]で示される正しいクレードとは別に、旧来のコケ植物、シダ植物、裸子植物、被子植物の4門を無理やり置いたため、木質植物との入れ子構造が逆転してしまい、体系としては成り立っていません。やはりクレードごとの分類と分類階級を用いた分類は共存が難しいのでしょう。--Kingfiser(会話) 2021年4月30日 (金) 18:58 (UTC) すみません普通に書いてありました。嘘ついたので修正します--Kingfiser(会話) 2021年4月30日 (金) 19:07 (UTC)
- ご回答ありがとうございます。
- > 前裸子植物(原裸子植物)は種子植物にも大葉シダ類にも含まれません。
- では、シダ植物 の冒頭の説明は多少修正した方がいいのかなと思います。
- 大葉シダ類/Moniliformopses の名前について
- > PPG I (2016)では大葉シダ綱をPolipodiopsidaとして扱っている
- しかし、「ウラボシ綱 Polypodiopsida」とするのだと 混乱を招きそうということなんですよね。 Wikipedia内でも「ウラボシ綱」という言葉を大葉シダ類より狭い群を指す意味で使っている記事があるようです。
- 「維管束植物」は「門」とするのがいいのでしょうか。なんとなく(今の時点では)階級なし の方が無難かなという気もしますが。 裸子植物の記事では現状「裸子植物」を門階級にしているものが多いようです。 被子植物の記事は「被子植物」を 階級なし としているものが多いようで、界 と 目以下はあるが 門・綱 は分類表にはない形になっているようです。
- Euphyllophyta の日本語として「大葉植物」か「真葉植物」かというのもありますが(分類表に書かないなら重要度下がるが)、岩波生物学辞典 では「大葉植物」となっているのでしょうか。前裸子植物のことも考えると、「真葉植物」の方が混乱が少なそうな気もするのですが。
- Kingfiserさんが書かれたものではないですが、記事 真葉植物 では 大葉植物 や 大葉類 という言葉が 真葉植物 とは違う意味、おそらく 大葉シダ類 を指す意味で使われているようです。そういう意味で使われることもあるということなのか、あるいは単に間違いなのか…。--RnTkm(会話) 2021年5月3日 (月) 02:48 (UTC)
- RnTkmさま、ありがとうございます。
- シダ植物 の冒頭に関して、そうですね。現生植物に重点を置いた説明になっていました。これは不正確ですので修正します。
- 大葉シダ類はやはり大葉シダ綱 Moniliformopsesとして様子を見ましょうか。(なお、モニロファイツ Monilophyta (英: Monilophytes)と呼ばれることもありますが、不勉強なものでこれは誰の命名かまだ辿れていません。もしご存じでしたらご教授願います。)
- 門の階級に関しては、少なくともKenrick & Crane (1997)および『岩波生物学辞典 第5版』 (2013)では維管束植物 Tracheophytaを門として置いています。門をどう置くかは研究者によって考えが大きく分かれるところですので、本来はこれらの大分類に関しては分類階級を置かないほうが問題は少ないのですが、そうなると「門」が存在しないことになってしまい、分類なしが多数並列する状況になるため、Wikipedia的にはいかがなものかと思います。わかりやすさとしてはどこかを門で区切ってまとめるのがいいのですが。伊藤元己 (2012)『植物の系統と進化』のように、大葉シダ類と同義の範囲をシダ植物門 Pteridophytaと門として扱っているものもあるのですが、なんせ名前がPteridophytaを引き継いでいるものですから、これをもとに分類体系を整理というのは少し厳しいと思います。現生陸上植物をクレードごとに、門の階級において望ましい範囲で分けた「コケ植物門 Bryomorpha」「小葉植物門 Lycophyta」「大葉シダ植物門 Monilophyta」「種子植物門 Spermatophyta(もしくは裸子植物門 Gymnospermae + 被子植物門 Angiospermae)」とするような分類体系があればすっきりするのですが、そんなものは存在しませんし化石植物も含めるとこれでは問題が多いですし… 被子植物が階級なしとなっているのはAPG分類体系のせいですね。あれは目以上のクレードに学名を置いていませんから(確かに、被子植物以外の分類群のことも考え適切な規模の分類階級として固定するのはなかなか難しいのでこのような措置にするのは理解はできるのですが)。もし維管束植物を門として置くなら裸子植物、被子植物にもそれを適用しなければならないのでなかなか大変な作業になるでしょうね… とりあえずは全て階級なしですかねぇ。
- なお、PPG Iでも門を置かず小葉類と大葉シダ類を共に綱に置いています。陸上植物の門は大分類の系統関係が全く分からなかった時代に細分化され、旧シダ植物を裸茎植物門(マツバラン門)、トクサ植物門、小葉植物門、シダ門に、裸子植物をソテツ植物門、イチョウ植物門、球果植物門、グネツム植物門(マオウ門)に分けられました。田川基二 (1959)『原色日本羊歯植物図鑑』や信頼できる維管束植物の教科書として用いられるGifford & Foster (1988) "Morphology and Evolution of Vascular Plants"ではこの分け方がなされています。今後どうなるのかは本当にわからないものですが、Puttick et al 2018によりコケ植物が単系統とされたことで蘚植物門、苔植物門、ツノゴケ植物門を維管束植物門と並列して置く必要がなくなったこともあり、コケ植物と維管束植物が門より上位の分類階級に置かれ、より下位の分類群が門とされることも考えられます。今後の進展を待つしかありませんね。
- 「大葉類」という用語はかつては真正シダ類(真囊シダ類+薄囊シダ類)を指す言葉として使われたことがあります。一方、日本語の「大葉植物」は「真葉植物 Euphyllophyta」と同義でしか用いられないはずです。以下の記述などより、真葉植物はあくまで同義語として挙げられるのみであり、大葉植物の名を優先して使うのが適切だと考えています。見出しの学名であるEuphyllophytinaの直訳はあくまで真葉植物なのでこのままでもいいかもしれませんが、大葉植物への改名も大いにありだと考えています(前裸子植物は大葉シダ類ではありませんが大葉植物ではあり、名前は特に問題ではありません。)。また、真葉植物の記事中にある「大葉植物」は「大葉シダ植物」に置き換える必要があります。
- 『岩波生物学辞典 第5版』 (2013)の分類表では「大葉植物亜門 Euphyllophytina (真葉植物亜門)」との表記が用いられています。また、岩波生物学辞典の本文の見出し語では「大葉類 Macrophyllinae」、同義語として「大葉植物類 Euphyllophyta」が挙げられており、E.C.Jeffrey (1902)がシダ類と種子植物全部を一括して呼んだ群名として説明されています。また、「大葉 macrophyll」の説明として、O. Lignier (1903)は真正シダ類に限定し「大葉類 Macrophyllinae」と呼んだが、E.C.Jeffrey (1902)はこれを拡大適用し、合わせて「プテロプシダ Pteropsida」と総括した、とあります。このPteropsidaは以下の西田 (2017)では大葉類と訳されています。
- 西田治文 (2017)『化石の植物学』 p.91には、「ここでは,小葉 microphyll と大葉 megaphyll について,もう少し詳しく解説する.ちなみに,大葉という英語の表現には macrophyll というのもあり,研究者の間でもわりに自由に使われてきた.大葉類という表現にも,megaphyllous plants と macrophyllous plants の両方がある.どちらかというと macrophyll はあまり使われず,さらにややこしいことに最近は,真葉 euphyll という表現が多くなってきた.megaphyll や macrophyll という表現が生態学などでも葉の分類に使われているからかもしれない.理由はよく調べていないが,"本当の葉"という表現には,進化では禁物の優越感のようなものが見え隠れして好きではない.APG分類の中核であるミズーリ植物園のページにも理由は示されていないが,さりげなく"Euphyllophyta" may be a misnomer... (意訳すると,「真葉植物というのはよい名前ではないかも」)とある.本書ではしたがってmegaphyllを使っている.」とあります(この記述は見つけられていないのですが、少なくともそう考える研究者はいるようです)。
- また、長谷部光泰 (2020)『陸上植物の形態と進化』 p.152には、「シダ植物と木質植物はそれぞれ単系統群であるとともに、両者は姉妹群である。これら二群をまとめて、小葉植物と対比して大葉植物と呼ぶ。(中略)このように、両者の葉は起源も性質も異なるので、ひとまとめに大葉と呼ぶことは妥当ではない。しかし、シダ植物と裸子植物の共有派生形質は見つかっておらず、両者をまとめて呼ぶ他の良い名前が見つからないので、歴史的に用いられてきた大葉植物という用語がいまだに用いられる。」とあります。なお、この本における「シダ植物」はMonilophytaを指すという注釈が別記されています。この前提がないとこの文章は意味が通りませんね。
- まとめます。
- 以上です。よろしくお願いいたします。--Kingfiser(会話) 2021年5月3日 (月) 16:41 (UTC) --追記。Kingfiser(会話) 2021年5月3日 (月) 16:46 (UTC)
- 了解しました。詳細なご説明ありがとうございました。 真葉植物 も修正されて(すごい仕事速いですね!)、よくわからなかったところが解消したと思います。
- RnTkmさま、ありがとうございます。
- > わかりやすさとしてはどこかを門で区切ってまとめるのがいい
- 門階級をどこかに設定するとしたら 維管束植物 というのは私もなかなか良さそうな選択肢と思いますが、今の時点でやってしまっていいのかは私にはわかりません。積極的には反対も賛成もしないという感じです。
- いずれは 維管束植物 とかその辺りの階層が門になることも想定して できる準備を徐々に進めていくとよいのかなと。 省略テンプレートを導入するのもそうだし、 高次分類群の記事の改名とか 問題になる記述の対処とかですね(記事 球果植物門、ソテツ類 など)。 裸子植物、被子植物 は少し触りました。 また、下位分類群の記事でも 分類表で裸子植物より下の階層が「門」となっているものがあるようで、この状態はあまり好ましくないと思っています。
- この際 裸子植物などの記事の分類表も bot処理して 省略テンプレートを導入した形にして、「裸子植物門」や「ソテツ門」をやめて 階級なし「裸子植物」にする、といったことをしてもいいかもしれません。
- 本題からは外れますが カテゴリの構造とか改名の話もあるのかなと。優先度的には後でもいいですが。 --RnTkm(会話) 2021年5月5日 (水) 03:26 (UTC)
- ありがとうございます。そしてもろもろの修正、おつかれさまです。小葉植物、大葉シダ植物、裸子植物については階級の議論も見越して省略テンプレートを導入しましょうか。歴史的に様々な分類体系があり、(落ち着いた時代があるかはともかく)過渡期であろうと思いますので、これと決めるのは難しいところですが、全く違うランクに同じ階級名が使われるのは混乱のもとですので、Wikipediaなりの大枠となる指針を決める必要がありますね。どちらにせよ球果植物門は困るので早急に改名の手続きを行います。ひとまずすべて階級なしにすればいいと思うのですが、以下、門について書いていたら長文になってしまいました(次の箇条書きまで読み飛ばしても結構です)。RnTkmさんは粗方ご存じだと思いますがご堪忍を。
- 現在使われている門の位置づけは大きく分けて以下の通りでしょうか。記事「シダ植物」にも大まかな分類の流れを載せておりますのでご参考までに。
- 陸上植物の下にコケ植物門・シダ植物門・裸子植物門・被子植物門を置く体系。これの出処は不明ですがいわゆる学校教育の教科書などでよく見かけますね。エングラー体系なのかなと思ってde:Die Natürlichen Pflanzenfamilienを参照したのですが[陸上植物-頸卵器植物門(コケ植物亜門+シダ植物亜門), 陸上植物-顕花植物門(裸子植物亜門+被子植物亜門)]のようになっていますね。山岸高旺 (1975)『植物分類の基礎』の体系では、細菌植物門や真菌植物門、緑藻植物門などとともにコケ植物門, シダ植物門(裸茎植物亜門+小葉植物亜門+有節植物亜門+シダ類亜門), 種子植物門(裸子植物亜門+被子植物亜門)となっています。小葉植物という形質としても明確に区別できるクレードが認識された今、これに基づく理由はありません。やはり生活環の説明および分類の歴史の観点でのみ用いられるべきでしょう。
- 陸上植物の下にコケ植物の3群(ツノゴケ植物門、苔植物門、蘚植物門)と維管束植物門を置くもの。維管束植物門を置くのはTippo (1942)のころからすでにあったようですね。そのころはまだコケ植物が門としてまとめられていたという違いがあり、シダ植物が早くも小葉類・楔葉類・シダ類に分けられシダ類は種子植物とともに大葉植物とされました。前記の通りKenrick & Crane (1997)および『岩波生物学辞典 第5版』 (2013)といった信頼できる書籍でも維管束植物門を置いています。維管束植物は今でも単系統群として支持されている上、維管束をもつというはっきりした形質でまとめられているため、問題は少ないはずです。ただこれまた前記の通りコケ植物が単系統群となると陸上植物の下に2門しか置かないのはすこし分類階級の無駄遣い(?)のようにも見えますが、現時点で採用するのはこれかなと思います。まあお互い何度も念押ししている通りひとまず保留でもよいかなとは思います(とはいいつつ大葉植物と小葉植物はすでに亜門としていますが)。
- ツノゴケ植物門、苔植物門、蘚植物門だけでなく維管束植物までも各門に分ける分類体系。田川 (1959)では裸茎植物門、ひかげのかずら門、とくさ門、しだ門、そてつ門、毬果植物門、まおう門、被子植物門としています。Gifford & Foster (1988)ではリニア門、ゾステロフィルム門、トリメロフィトン門、マツバラン門、ヒカゲノカズラ門(=小葉植物門)、トクサ門、シダ門、原裸子植物門、シダ種子植物門、ソテツ門、キカデオイデア門、イチョウ門、針葉樹門、グネツム門、モクレン門(=被子植物門)としています。これは各群の系統関係がわからないということが指摘され細分化されたものですが、PPG I (2016)では大葉シダ類を綱のランクに置いており、それに含まれるトクサ類やマツバラン類が門であるというのは成り立たないため、これは採用できません。伊藤 (2012)『植物の系統と進化』では陸上植物の門をツノゴケ植物門、苔植物門、蘚植物門、ヒカゲノカズラ植物門、シダ植物門(=大葉シダ類)、イチョウ植物門、ソテツ植物門、グネツム植物門、球果植物門、被子植物門としており、これであれば使えるかと思いますが、大葉植物は亜門や門に置くことはあっても上門に置くことはないため、この分類体系と併存させにくいという難点があります。
- Gifford & Foster (1988)でのこの分類体系の解説を引用します。1988年のものは第3版なのですが、第2版では違う分類体系が用いられていました。
重要そうな部分に勝手に太字を施しました。このように、このころは維管束植物の単系統性が疑われていたのですが、分子系統解析の結果現生の維管束植物は単系統であり、ホルネオフィトンやトルチリカウリスなどの化石植物(前維管束植物)を除けば維管束植物は単系統であるといえるため、ここに書かれている問題はないかと存じます。「地球上に優占している陸上植物は多様性に富んだ性質・器官・生殖様式をもっているが,非常に重要な一つの性質,つまり維管束系の存在という性質を共有している。この解剖学的特徴は,管状組織 tracheary tissue,すなわち木部をもつすべての植物を「維管束植物 tracheophytes」 (Sinnott, 1936),より専門的には「維管束植物門 Tracheophyta」(Eames,1936)と命名する根拠として,広く受け入れられている。広い進化的見地からみれば,維管束組織の起源は,胞子体世代の発達および陸上生活への絶えざる適応の点でかなり重要なものである。本書の第2版では,維管束植物門はすべての維管束植物を含み,12綱から構成されていた。これらの綱はそれぞれ独自の形態学的特徴をもっている。維管束植物門を大分類群として認めるということは,まさに維管束植物が単系統群であることを意味している(Stewart, 1983)。近年,維管束植物にただ一つの門に代わって,いくつかの門を認める傾向がある。こうした分類体系では,以前は綱であったものが門の段階へと上げられている。はっきりと言及しているかどうかは別として,こうした体系は,維管束植物が多系統であるという概念を含蓄している。最近の古植物学的研究は,維管束植物はデボン紀後期,さらにはシルル紀中期からすでに別々の進化的系列に分かれていたらしいという結論に至っている。今までのところ,維管束植物かコケ植物かわからない微化石(たとえば維管束状の細胞や胞子)は得られているが,初期の維管束植物の大型化石は発見されていない。したがって,すべての維管束植物が一つの藻類から単一起源で生じたのか,あるいは葉・道管の発達や種子の性質でよくみられるように,外見上は関係のないグループに適応進化の結果として維管束組織の獲得が起きたのかどうかについては,不明な点が多い。さらに古生物学的知見を蓄積することによって初めて,この疑問に答えることができるようになるのだろう。分類学におけるすべての系統体系は,どんなによくても仮説にすぎない。どの系統体系も門・目・科に関して,現代の形態学者と古生物学者にとって満足できるものではない。こうした難点の一つは,先に触れたが,維管束植物で提案されたさまざまな群について,説得力のある系統関係が欠落していることである。さらに,単に接尾辞を変えることで,低次の分類群(たとえば綱)から高次のカテゴリー(たとえば門)への置き換えやその逆を行うため,分類の形式的な部分でもかなりの混乱がある。ここでは,こうした難点や命名上の問題から維管束植物の分類に関するさまざまな体系を対比させるつもりはない。しかしながら,維管束植物を「維管束植物門」として一つの門と扱う代わりに,この版では15の門として認識する。前版では綱または目とさえされていたものである。この体系は,現代植物学者の何人かの分類系とよく一致している。それぞれの門の植物は認識可能な特徴をもつ。これらの特徴を用いると,他の門の植物から区別できるし,比較や仮の系統関係の基準が与えられる。」
- Gifford & Foster (1988)でのこの分類体系の解説を引用します。1988年のものは第3版なのですが、第2版では違う分類体系が用いられていました。
- シダ植物をいじるにあたって、シダ植物とシダ植物門、シダ綱とシダ類をどうしようかすごく迷ったのですが、今のところ併存させつつ大部分の内容をそれぞれの前者に書き、後者を水先案内としました。しかし指す範囲はほぼ同じであるため、いっそ階級を付さない方にまとめてしまった方が親切かもしれません。特にシダ綱はシダの文化的側面および歴史的な側系統であるシダ綱について述べていますので、シダとした方がベターなのですが、改名の手続きが面倒で今のような形にしてしまいました。まあ特にシダ植物門はもともとの内容が大葉シダ類に近いですし、履歴を引き継ぐ必要性もないのでもう完全にリダイレクト化してしまってもいい気もします。マツバラン綱もすごく対処に困っています。もともとはマツバラン目のみを含むグループでしたが、Smith et al. (2006)で今のハナヤスリ亜綱と同じ範囲を指すようになり、現在ではハナヤスリ亜綱に置き換わり用いられていません。今の記事ではハナヤスリ亜綱と同じ範囲について述べられているのでハナヤスリ亜綱にリダイレクトさせるか、それとも旧マツバラン綱としてマツバラン目にリダイレクトさせるか、それともシダ植物門みたいに曖昧さ回避にするか…。
- 裸子植物については、GPGが発足中らしいので、きちんとした分類体系はこれからでしょうが、系統関係は大方明らかになっています。長谷部 (2020)では、分子系統解析の結果から、((ソテツ類, イチョウ類) , (((グネツム目,†ベネチテス類), マツ目), ヒノキ目))としており、グネツム目が針葉樹類(((グネツム目+†ベネチテス類)+マツ目)+ヒノキ目)に内包され、球果植物(マツ類+ヒノキ類)は側系統であるようです。こちらの修正も課題が多そうですね。
- 維管束植物とか種子植物はなかなか重要なクレードだと思うのですが、内容がカスカスですね。維管束植物の総説をまとめたいところですが、なかなかに大変なので手を付けるかどうか…。また今後、作成の必要があるであろう分類群を挙げておきます。気が向いたら執筆します。バリノフィトン類とかコルダイテス目もあったらいいですが優先順位は低めですかね。
- また、改名の提案を出すべきなのはとりあえずこんなもんでしょうか。
- 生物分類表の上位分類は極力単系統群であるべきなのに対し、カテゴリは別に単系統群のみで構成される必要はないため、利便性重視でシダ植物とかは別にあってもよいのかなと思っています。Category:植物分類、なんてのもありますね。とりあえず雑多にこれを付してしまってもいいかもしれません。
- 長々と失礼しました。文章が拙くやや難解になってしまい申し訳ありません。--Kingfiser(会話) 2021年5月5日 (水) 19:03 (UTC)
- ありがとうございます。そしてもろもろの修正、おつかれさまです。小葉植物、大葉シダ植物、裸子植物については階級の議論も見越して省略テンプレートを導入しましょうか。歴史的に様々な分類体系があり、(落ち着いた時代があるかはともかく)過渡期であろうと思いますので、これと決めるのは難しいところですが、全く違うランクに同じ階級名が使われるのは混乱のもとですので、Wikipediaなりの大枠となる指針を決める必要がありますね。どちらにせよ球果植物門は困るので早急に改名の手続きを行います。ひとまずすべて階級なしにすればいいと思うのですが、以下、門について書いていたら長文になってしまいました(次の箇条書きまで読み飛ばしても結構です)。RnTkmさんは粗方ご存じだと思いますがご堪忍を。
- 続報です。
- 上記4項目に関し、改名の手続きを済ませましたが、分類体系や命名についてももう少し調べていました。
- 全生物の分類体系をまとめた論文が2015年に出ていました。(Ruggiero et al. 2015)。オープンアクセスなので誰でも読めるはずです。最近の分子系統解析を反映した分類群を、既存の界階級群(上界)からの分類体系に折衷し収めたもので、まさに「折衷」であるため未だに生物をSuperkingdom ProkaryotaとEukaryotaに分けていたりするのですが、大方信頼してよいと思います。なんなら(細かいところは各分類群でさらに最善のものを勘案する必要がありますが;例えばクロミスタ界の下位分類群はほかでもないキャバリエ=スミスの提案するものに変更など: Cavalier-Smith 2018)Wikipediaの準拠する分類体系に選んでも良いと思います。オンライン上にある分、このご時世は岩波生物学辞典より使いやすいかもしれません。
- 大葉シダ植物を表す綱の学名 Polipodiopsida と Moniliformopses に関して。この分類群はPPG I (2016)ではClass Polipodiopsida Cronquist, Takht & W.Zimm.とされており、Taxon 15: 133. 1966.を引用、また範囲の定義としてPryer et al. (2009)および上記のRuggiero et al. (2015)を引用しています。Cronquist, Takht & W.Zimm. Taxon 15: 133. 1966.を参照すると、Divisio POLYPODIOPHYTA div.nov. (classis Filices Endl. 1836; Gen. pl. 58).およびTypus: Polypodium L. 1753. Classis POLYPODIATAE classis nov. Typus: Polypodium L. 1753.としています。おそらくこれにICN (2018; 深圳規約)の第16.3条
を適用し、Class Polupodiatae Cronquist, Takht & W.Zimm. (1966)がClass Polupodiopsida Cronquist, Takht & W.Zimm. (1966)に訂正されたものだと考えられます。Pryer et al. (2009)はTree of Lifeのページで、「16.3 自動的にタイプ指定される学名は以下のように終わる。菌類でない門の学名は-phytaで終わり、菌類の場合は-mycotaで終わる。菌類でない亜門の学名は-phytinaで終わり、菌類の場合は-mycotinaで終わる。藻類では綱の学名は-phyceaeで終わり、亜綱の学名は-phycidaeで終わる。菌類では綱の学名は-mycetesで終わり、亜綱の学名は-mycetidaeで終わる。植物では綱の学名は-opsidaで終わり、亜綱の学名は-idae(ただし-viridaeでない)で終わる。自動的にタイプ指定される学名でこの規則または第17.1条に従わない語尾のものは訂正されなければならないが、著者名や発表の日付は変更されない(第32.2条をみよ)。しかい、そのような学名がラテン語でない語尾をもって発表されたならば、それらは正式には発表されていない。」
とあり、これを訳すとPolypodiopsida historically did not include the horsetails or whiskferns, two clades now believed to fall within the ferns. The use of other potential names for this inclusive clade, such as Monilophyta or Moniliformopses, is complicated by the uncertain placement of extinct taxa; these clades may not correspond perfectly with the ferns as here defined.
であり、Moniliformopses は系統関係が未確定な絶滅群を含むという理由で否定されています。また、Smith et al. (2006)ではMoniliformopsesについて、「Polypodiopsida は歴史的にはトクサ類やマツバラン類を含まないが、この2群は現在はシダ類に含まれると信じられている。これらをすべて含んだ単系統群として考えられる他の名前に、Monilophyta や Moniliformopses があるが、絶滅群の不確定な位置関係によりわかりにくい。これらの単系統群はここで定義するシダ類に完全には一致しないかもしれない。」
と述べています。これも訳します。In this reclassification, we treat all classes, orders, and families of extant ferns, which constitute a monophyletic group, sometimes referred to as Infradivision Moniliformopses (Kenrick & Crane, 1997), or monilophytes (Donoghue in Judd & al., 2002; Pryer & al., 2001a, 2004a, b). However, "Infradivision" is not a recognized rank in the International Code of Botanical Nomenclature (Greuter & al., 2000); moreover, the name "Moniliformopses" was never validly published, lacking a Latin diagnosis or description, or a reference to one. Because validly published names at an appropriate rank are not available for ferns (as here defined), euphyllophytes (ferns + seed plants), or even vascular plants (euphyllophytes + lycophytes), and because all available names at higher ranks have been used in a sense we think would be confusing, we avoid placing ferns in any rank above class. Classification may be better served by adopting “floating”, rankless names for clades above the rank of class.
Within ferns, we recognize four classes (Psilotopsida; Equisetopsida; Marattiopsida; Polypodiopsida), 11 orders, and 37 families.
とあり、Moniliformopses が命名規約上有効でないとして空格とし、その下にPPG I (2016)では亜綱とされている4綱を置いています。 Polypodiopsida はSmith et al. (2006)では薄囊シダ類、PPG I (2016)では大葉シダ類を指し、やはり混乱のもとですが、PPG I (2016)では命名規約上こちらを選ぶしかなかったのかなと推測されます。Wikipediaもこの事情を踏まえ、この事情を記述の上、混乱を避けるため全て Polypodiopsida に統一しましょうか。--Kingfiser(会話) 2021年5月10日 (月) 08:53 (UTC)「この再分類では、我々は時折 Imfradivision Moniliformopses (モニリフォルモプセス下門) (Kenrick & Crane 1997) またはモニロファイツ (Donoghue in Judd et al. 2002; Pryer et al. 2001a, 2004a, b)と呼ばれる単系統群を構成する現生のシダ類の全ての綱、目、科を扱った。しかし、「下門 Infradivision」はICNに認識される階級ではないうえ(Greuter et al. 2000)、さらに「Moniliformopses」という学名はラテン語の判別文やその引用がないため正式に発表されたことがない。適切な階級での正式名は(ここで定義する)シダ類、大葉植物(シダ類 + 種子植物)、もしくは維管束植物(大葉植物 + 小葉植物)でさえ使用可能ではないため、また我々が考える意味で使用されてきた高位にある全ての適格名は混乱しているため、我々はシダ類を綱以上のいかなる分類階級にも置くことを避けた。分類体系は綱より上の階級の分類群を階級なしとするほうがよいかもしれない。
シダ類の中に、我々は4綱 (マツバラン綱 Psilotopsida; トクサ綱 Equisetopsida; リュウビンタイ綱 Marattiopsida; ウラボシ綱 Polypodiopsida)、11目、37科を認めた。」
- 返信
- マツバラン綱 は、この言葉に関する歴史的な経緯を簡単に書いた短い記事にするか、曖昧さ回避ページにするかでしょうかね…。ハナヤスリ亜綱と同じ範囲の意味で マツバラン綱 という言葉を使っている記事はいくつかあるようです(リンクされてないけど)。
- ハナヤスリ門 というリダイレクトがあるのですが、もし削除した方がよければしましょう。
- シダ植物門 という言葉は、これまで Wikipedia内で 大葉シダ植物 の意味で使われていたというのがあるので、当面は曖昧さ回避ページにしておくのが無難かなとは思います。
- Ruggiero et al. の体系は、原生生物については側系統的な「界」があったりするので、全面的に従うのには賛成しにくいです。 大きい分類群は基本は ISOP(国際原生生物学会)の体系に従いつつ、同じ分類群が Ruggieroの方にもある場合は そこで与えられている階級を付ける というような、部分的に参考にするのならいいかもしれません。
- 裸子植物の分類の記述と省略テンプレートについて: 「裸子植物」と言うと「被子植物を除く種子植物」の意味か「現生の4群を含むグループ」か どちらを指すのか曖昧な感じがあるので、「裸子植物」ではなく「種子植物」の省略テンプレート Template:生物分類表/種子植物 を作って、これを (おもに)裸子植物の記事に導入するというのがいいかと思っています。 --RnTkm(会話) 2021年5月20日 (木) 09:45 (UTC)
- 返信 ありがとうございます。当面忙しく大きな編集はできそうにありませんが、マツバラン綱は気が向いたら直してみます。
- ハナヤスリ門、正式発表された学名かはわかりませんが、Ophioglossophyta という名前は存在するようです。「"ハナヤスリ門" -Wikipedia」で検索してみるとWikipediaのコピーと思われるページおよび特許のページが引っ掛かったのですが、少なくとも私は学術的な文献でこの和名を見たことがありません。特許のページに関しても、「ヒゲノカズラ門」という語が書かれており、不正確かつWikipediaの生物の分類という項目のコピペである可能性が高いです。ヒゲノカズラ門という和名は存在せず(脱字)、ハナヤスリ門およびヒゲノカズラ門は削除の方針で進めましょうか。
- シダ植物門、これはひとまずそうします。 Ruggiero et al. (2015)はやはり折衷のような印象がありますからね、了解いたしました。
- 省略テンプレートについて、それがよさそうですね。現時点で作成の方向で進めるのはTemplate:生物分類表/小葉植物、Template:生物分類表/大葉シダ植物、Template:生物分類表/種子植物でしょうか。--Kingfiser(会話) 2021年5月28日 (金) 23:59 (UTC)
- 返信 ありがとうございます。当面忙しく大きな編集はできそうにありませんが、マツバラン綱は気が向いたら直してみます。
和名を創作している生物記事についての取り扱い
対象記事一覧
最終更新日時:2021年6月12日 (土) 00:33 (UTC)
※削除済みの記事は、捕捉できたもののみ記載。
# | 記事 | 初版投稿日時 (UTC) | 備考 |
---|---|---|---|
1 | ショウリョウバッタ亜科 | 2021年2月2日 (火) 12:03 | Wikipedia:削除依頼/ショウリョウバッタ亜科 |
2 | 放虫 | 2021年2月7日 (日) 03:51 | Tamago915が全文改稿済 |
3 | クロギリス科 ⇒Anostostomatidae |
2021年3月26日 (金) 08:06 | Wikipedia:削除依頼/クロギリス科、Wikipedia:削除依頼/Anostostomatidae |
4 | アカトビバッタ | 2021年3月27日 (土) 13:11 | Wikipedia:削除依頼/アカトビバッタ |
5 | タイワンツチイナゴ | 2021年3月30日 (火) 13:57 | 翻訳により改稿あり。Wikipedia:削除依頼/タイワンツチイナゴ |
6 | タイオオバッタ | 2021年3月31日 (水) 13:08 | ミドリツチイナゴへのリダイレクト対応 |
7 | ミドリツチイナゴ | 2021年3月31日 (水) 13:19 | |
8 | キリギリス下目 | 2021年4月12日 (月) 09:06 | 翻訳により改稿あり |
9 | ニシキキリギリス | 2021年4月15日 (木) 12:35 | Wikipedia:削除依頼/ニシキキリギリス |
10 | オオキリギリス | 2021年4月19日 (月) 13:36 | 翻訳により多少の改稿あり、削除依頼中:Wikipedia:削除依頼/オオキリギリス |
11 | ヒシバッタ上科 ⇒ヒシバッタ科 |
2021年4月22日 (木) 08:01 | 翻訳により改稿あり。即時存続:Wikipedia:削除依頼/ヒシバッタ上科、 削除依頼中:Wikipedia:削除依頼/ヒシバッタ科 |
12 | Wikipedia Organism breeding lecorder | 2021年5月2日 (日) 05:43 | |
13 | 昆虫の飼育法 | 2021年5月2日 (日) 06:05 | 即時削除済 |
14 | バッタ類の飼育法 | 2021年5月2日 (日) 06:08 | 即時削除済 |
15 | オオカヤキリ | 2021年5月6日 (木) 08:01 | カヤキリへのリダイレクト対応⇒Wikipedia:削除依頼/オオカヤキリ |
16 | ジュウコウカヤキリ | 2021年5月7日 (金) 12:34 | Wikipedia:削除依頼/ジュウコウカヤキリ |
17 | ツチイナゴとミドリツチイナゴ | 2021年5月8日 (土) 03:22 | |
18 | ムサシキリギリス | 2021年5月24日 (月) 01:53 | Wikipedia:削除依頼/ムサシキリギリス |
議論
ご相談があります。生物関連でいくつかの記事が即時削除や削除依頼(私が提出したもの)にかけられていますが、同一と思われるIPv6ユーザー(具体的には特別:投稿記録/240F:73:68FE:1:8571:7322:81C2:FA1D/64)によって、和名が創作されている複数の記事が見つかりました。
- ジュウコウカヤキリ - 即時削除テンプレートが貼られていましたが、議論のため除去しています
- ミドリツチイナゴ - Wikipedia:削除依頼/ミドリツチイナゴ提出中
- キリギリス下目 - 特別:固定リンク/82951927(2021年4月12日 (月) 09:47(UTC)の版)までが当該IPv6ユーザーのもので、改変済み)
上記はその一部です。私は生物系には全く詳しくありませんが、当該ユーザーが立項した昆虫の記事については、存在しない和名がつけられていないか、事実に反した記述がなされていないか、さかのぼって調査したほうがよいかもしれません。--Tamago915(会話) 2021年5月7日 (金) 15:53 (UTC)
- コメント 追記で、2021年2月に放虫という記事が当該IPv6ユーザーによってつくられ、初版の記述に即時削除テンプレートが貼られたのを、当方で改稿したというものもありました。--Tamago915(会話) 2021年5月7日 (金) 15:53 (UTC)
- @Tamago915:さん 記事名に問題があるだけであれば削除までは検討する必要が無い、というのが慣例となっています。生物を主題とする記事に関して記事名が無根拠である場合、基本的にはWikipedia:ページの改名により対応が行われます。これは左記のガイドラインをお読み頂ければお分かりの様にWikipedia:改名提案で告知を行う等色々手順が必要とはなるのですが、生物分野に限っても以下の様に過去に類例がそこそこ存在します(念のためとなりますが、以下の記事名は全て改名による改善が行われた後のものとなります)。
- ニューメキシコハシリトカゲ - ノート
- Dinocaridida - ノート
- ナミハリネズミ - ノート
- Tamago915さんが提示された例のうち「ミドリツチイナゴ」の件は学術的に権威のある人物による日本語圏での使用例が確認できないある漢字表記からDinocarididaへと改名されたケースが近い様に見受けられました。もし提示された記事を今後削除する必要が出てくるとすれば、それは記事の記述内容全体が転載が許可されていない紙媒体資料や外部サイトから無断転載などであると判明し、著作権侵害にあたる箇所を取り除いたら何も情報が残らなくなる様な場合です。ただし転載が許可されていない場合でも複数の資料やサイトから引用した旨が記されていれば日本の著作権法にも違反せず、やはり削除対象にはならないと存じます。--Eryk Kij(会話) 2021年5月7日 (金) 18:23 (UTC)
- ……と書きましたが、ミドリツチイナゴの場合は英語版からの履歴不継承による転載その他諸々が指摘されていますね。近頃翻訳関連の問題(削除の方針でいう「ケースG」)ばかり対応しておりましたので独自研究が削除理由となり得る事も忘れておりました。現在該当記事には general reference の形で新たに2つの外部リンクが提示されています(南アジアに分布するバッタを日本で初めて発見し、専門誌に掲載されました - 生きもの科学研究所、外来バッタChondracris roseaの表記や読み方 - 生きもの科学研究所)が、後者に記されている情報を総合致しますと、私が記事を作成するとすれば記事名はやはり学名のままとする事でしょう。昔使われていた名前はあるにはあるものの、特定の国籍・民族・人種への差別を誘発する恐れがあるとなるとそれを使ってしまうのは確かに躊躇しますね。だからといって和名を創作するのは上に述べた通り許容されない傾向が強いです。現在プロジェクト:生物#項目名には「和名が存在せず、カタカナで表記した例も見つからない生物では、やむを得ず学名をそのまま項目名としても構いません。」とはありますが、実は「和名を勝手に創作するのはやめて下さい」とまでは書かれていないのですよね。はっきり明文化しておいた方が良いでしょうか。ちなみにこの文書は最上部に書かれている通り拘束力はさほど強くはありません。一時期勝手に規範の様に扱ってしまっていた事もございますが……。--Eryk Kij(会話) 2021年5月7日 (金) 19:52 (UTC)
- @Tamago915:さん 記事名に問題があるだけであれば削除までは検討する必要が無い、というのが慣例となっています。生物を主題とする記事に関して記事名が無根拠である場合、基本的にはWikipedia:ページの改名により対応が行われます。これは左記のガイドラインをお読み頂ければお分かりの様にWikipedia:改名提案で告知を行う等色々手順が必要とはなるのですが、生物分野に限っても以下の様に過去に類例がそこそこ存在します(念のためとなりますが、以下の記事名は全て改名による改善が行われた後のものとなります)。
- 上記3記事を拝見しました。どれもWikipediaのスタイルになっていないだけでなく、出典もないか不十分で、学術用語や学名の用法にも問題があると見受けられました。例えば、種の学名はICZNに基づけば地の文と違う字体で、慣例では斜体で書くことになっていますが、そのように書かれていません。これでは百科事典の観点から、読者に有用となりません。記事名にも問題がありますが、本文の内容にも大きな問題があると考えられます。
- ジュウコウカヤキリ - 「"ジュウコウカヤキリ" -wikipedia」で検索をかけたところ、ヒットしませんでした。インターネット上にない文献では調べておりませんが、出典もなく、形態の一文および学名以外の情報がありません。削除が妥当だと考えます。
- ミドリツチイナゴ - 外部リンク先「外来バッタChondracris roseaの表記や読み方」を参照しました。横川忠司氏による文のようですが、個人ブログであるうえ、ブログの内容として種の学名について「新聞などでは全角文字で表記されているものが多いですが、本来は正しくありません。」とあります。ICZNには条11に「学名は、最初に公表されたとき、ラテン語アルファベット26文字(文字j, k, w, yを含むものとする)のみで綴られていなければならない。」、また一般勧告として「属階級群や種階級群のタクソンの学名は、地の分に使われているのとは異なる字体(フォント)で印刷すべきである。」とはありますが、これ以外の条件はないため、この記述は誤りであり、正確性にも問題があります。(本来、このブログ記事または現Wikipedia記事のような主張は学術論文などにて行われるべきものであり、それこそ月刊むしにて日本での報告をした際に和名について議論すればよかったものでしょう。タイワンオオバッタという和名は、他の生物でもこのような1地名を関する和名になっている標準和名の種は多く、台湾でも同義の名「臺灣大蝗」が用いられているらしいため適切であり、この主張自体も妥当ではないと思います。cf.タイワンドジョウ: 東南アジアにも生息、日本魚類学会では差別的な標準和名が変更されたことがあるが国名に関しては議論になっていない; タイワンツナソ: インド原産。ただしアフリカ原産とされることもある)。内容がこのブログによるものであるため、少なくとも論文または図鑑に基づく脚注付きの本文に修正し、記事名はタイワンオオバッタ(またはChondracris rosea)に改名すべきです。本文は「タイオオバッタ」となっていますが、この記述も誤りですね。記事本文が大幅に改善された場合は改名(タイワンオオバッタへの移動)もしくは、そうでない場合WP:DP#ケース E: 百科事典的でない記事の「独自の研究結果の発表」に相当すると考え削除するのが妥当と思います。
- キリギリス下目 - 現在この記事に対応する学名はEnsiferaだと思いますが、この分類群の置かれる階級はSuborder、つまりキリギリス亜目です。キリギリス下目は誤訳であり改名する必要がありますが、キリギリス亜目というページはすでにスタイルに沿った記事として存在します。最初に立項された版でもTettigoniidaeについて記述されており、これはキリギリス科として別に存在します。もし改名されるならキリギリス上科 Tettigonioideaでしょうが、そもそもこの記事はこの分類群に関しての記述として書かれていません。記事の内容に関してはBlursbroth氏による編集の結果英語版Wikipediaから複数の出典が引用された状態となっていますが、訳が不正確なものが多いうえ、未だTemplateのスタイルが崩れている、学名が立体であるという形式上の問題や「夏から秋に鳴く有名な種が多く、また、種類がとても多い。」などの適切な表現でない文が多く残っているなど内容の面でも問題が多く、現時点では存続する理由のない記事だと思います。削除が妥当です。--Kingfiser(会話) 2021年5月7日 (金) 21:10 (UTC)
- 返信 (Kingfiserさん宛) ICZNの方がその様になっているのは意外でした。恐らくご存知と思われますが、国際藻類・菌類・植物命名規約(ICN)2017年版では第60条・第61条・第62条で「種小名や種内分類群の名称は全て小文字から書き始めるべきである」(60F.1、勧告) その他諸々事細かに正書法に関する規定が記されていて、動物の方もそうであるものとばかり思い込んでおりました。それでは、1. IUCN等権威のあるデータベース系サイトにおいて動物の学名も植物のもの同様属名の先頭以外が全て小文字で表記されているのは、単に暗黙の了解に則っているだけ、という見解でよろしいでしょうか。また今回の出典の個人ブログに学名の理解に関して突っ込み所がある事は承知しておりますが、2. 普遍的な話としてそもそも仮に学術的に権威のある人物によるものであったとしても個人ブログというものに関しては出典とする事自体を不適切とお考えでしょうか。あとブログの内容に疑義を呈されている中でこれを申し上げようか迷いましたが、害虫となりえる存在に対して国名を付した呼称を用い続けて定着した場合に対する危惧は理解する事ができるのです。3. この様な危惧は記事名決定の際に考慮せずによろしいのでしょうか。「タイワン」を冠した動植物名が複数存在する事は存じておりますが、有益な野菜として知られるタイワンツナソ等の例を挙げられても、正直腑に落ちませんでした。以上、一度に3種類もの質問攻めとなってしまいますが、私自身の今後の編集姿勢等にも関わって来る要素ですので、ここで議論を行っておきたいと考えた次第です。--Eryk Kij(会話) 2021年5月11日 (火) 07:45 (UTC)
- 返信 (Eryk Kij 様宛) ご質問ありがとうございます。
- 学名の正書法に関しまして。種階級群名が小文字から書き始められなければならない、というのはICZNでも同様です。条28に「頭文字」としてその記述があり、ほかにも綴字や性に関する文も存在します。私が問題視して言及していたのは上記の通り、「新聞などでは全角文字で表記されているものが多いですが、本来は正しくありません。」の一文のみです。ICZNには「字体」に関する要件が存在しない、という意味です。これはICNにおいても似たようなものです。植物でも科階級群以上の学名は通例、立体で表記されますが、ICN (2018 深圳規約、日本語版、北隆館)には、序文 xxiiiにこのような文章があります:
以上を参照してもわかる通り、学名の引用における「字体」は各論文掲載雑誌における基準で定められており、命名規約上に字体の制限をかける文はありません。(ちなみに、記憶に従えばウイルスでは上位の分類群でも斜体と定められていたはずです。)読み返していましたが、「全角文字 (fullwidth)」と「大文字(Captial)」を混同されているのでしょうか。なお、命名規約上のこのような措置は、論文タイトルが斜体で表示される誌の場合、学名が逆に立体で表示されてしまうことや、古い文献では斜体ではない名で公表されている例も多く、こういった学名の命名を否定しないためでしょう。文献によっては小文字 (lowercase)ではなくSmall Captital で示されているようなものもありますし(Cronquist et al. 1966)、最近の論文では、逆に科以上の階級もすべて斜体で表示されているようなものもあります(Cantino et al. 2007)。最近のすべての版と同様に,本『規約』でも学名はどのランクであれイタリックで印刷されている。印刷形式は編集のスタイルと伝統の問題であって命名法上の問題ではないので,本『規約』はこの点に関しては他を拘束する標準ではない。それにもかかわらず,国際的な統一性に関心のある編集者や著者は,『規約』の形式が概して好評で多数の植物学と菌類学の雑誌で採用されているため,この実例に従いたいと考えるだろう。本書では学名をよりはっきりと表示するために,学名の一部をなす word elements はイタリックとしているが,ラテン語の専門用語や表現はイタリックとしていない。 - 個人ブログの引用に関しまして。これはケースにもよると考えておりますが、あくまで生物学的な事柄に関しては論文やそのプレスリリース、また(できれば論文に基づいた)図鑑などを引用すべきだと考えています(生物の文化面や、生物に関するものでない記事に関してはこの限りではありません)。かくいう私も二胚動物などで、和名の出典として、鳥羽水族館の飼育日記にある和名を用いています。ここで挙げられている和名は、実際に記載を行った研究者である古屋先生が用いているもので、それを聞いた森滝さん(鳥羽水族館職員)が鳥羽水族館の飼育日記でも書いているという状況です。しかし、論文や図鑑などでは公表しておらず、出典であるページも飼育員によるブログ記事であるため、本来出典としては適切ではありません。私はお二人ともに面識があり、和名について直接聞いておりましたのでこれを用いているのですが、これは本来望ましくありません(もし出典の信頼性により削除されるのなら、妥当な処置と考え受け入れます)。植物の記事名についての議論も覚えておりますが、栽培作物や園芸植物などでは、標準和名の付いていない例も多く、論文等を引用できないということは存じ上げております。その場合でも、「個人ブログ」の引用は避けるべきだと考えています。少数の販売店により商業的に売られるもので、和名がついておらずある商品名で売られるのであれば学名を用いた記事名にし、記事中にその名で流通することがあると販売店のサイトを引用し示す、などの処置が適切であると考えています。また、「学術的に権威のある人物によるもの」というお話ですが、「そういった方々の引用すべき文」というのは「個人ブログ」に書かれていることは少ないでしょう。例えば、私は記事「大葉シダ植物」において和名ヘミディクティウム科をこのサイトから引用しました。このサイトは長谷部光泰先生によるもので、ドメイン名は「.ac.jp」である、基礎生物学研究所のサイトです。また、イチョウでの下位分類に関して引用したこのサイトも、露崎史朗教授によるドメイン名「.ac.jp」である北海道大学のページです。これらは査読はありませんが、Wikipediaの記事においては十分信頼できる情報源としても良いと思います。また、論文PPG I (2016)では、Pryer et al. (2009)によるウェブサイトが引用されていますが、これはTree of Life Web Projectという生物学者たちによるプロジェクトで査読制度があり、ページ中に引用文献およびそのページ自体の引用形式も指定されており、信頼性があるとみなせるでしょう。やはり、「個人ブログ」は生物学的な内容に関する出典として適切でないと考えています。
- 害虫か否か、というのは生物学においてあまり意味のない問題であると考えます。そもそも、日本ではChondracris roseaは知名度などの面もあり、害虫として認識されていないでしょう。では逆に、クズは英名でJapanese arrowrootと呼ばれます。クズがアメリカ等諸外国で侵略的な外来種 (Invasive species)として、害草となっているからといってJapanese arrowrootの名が日本に対する揶揄やヘイトとなるとお考えでしょうか。標準和名
である記事名に基づくの記事名なら、そういったことは考慮の必要がないのではないでしょうか。
- 学名の正書法に関しまして。種階級群名が小文字から書き始められなければならない、というのはICZNでも同様です。条28に「頭文字」としてその記述があり、ほかにも綴字や性に関する文も存在します。私が問題視して言及していたのは上記の通り、「新聞などでは全角文字で表記されているものが多いですが、本来は正しくありません。」の一文のみです。ICZNには「字体」に関する要件が存在しない、という意味です。これはICNにおいても似たようなものです。植物でも科階級群以上の学名は通例、立体で表記されますが、ICN (2018 深圳規約、日本語版、北隆館)には、序文 xxiiiにこのような文章があります:
- 以上です。--Kingfiser(会話) 2021年5月11日 (火) 09:02 (UTC)--文意が通らないところを修正、および追記しました。Kingfiser(会話) 2021年5月12日 (水) 11:17 (UTC)
- 返信 (Kingfiserさん宛) 質問1に関してはご名答です。見事に「全角」を「全部大文字」に読み間違えた完全に頓珍漢で誤った認識に基づいたものでございました。更に酷い言い訳となりますが、私はICZNのサイトを参照して必要な情報を集めようとしていたのですが、Orthographyかそれに類する語が見出しにないかで探そうとしていたり、クリックで詳細を確認できる章が一度に一種類だけ(それまで開いていた章は勝手に閉じられる)という仕様([8])に苦しめられて、様々な意味で中途半端な情報のまま議論に臨んでしまったので本当に雑が過ぎました。質問2に関しては、Kingfiserさんもウィキペディアの方針と適合するか悩まれながら活動にあたられているという事を把握致しました。質問3に関しては、漠然とした不安に苛まれてのものである事は否定致しません。今後も度々慎重な態度を取る事があるかも知れないという事は予めお伝えしておく事と致します。--Eryk Kij(会話) 2021年5月12日 (水) 11:48 (UTC)
- 上記3記事を拝見しました。どれもWikipediaのスタイルになっていないだけでなく、出典もないか不十分で、学術用語や学名の用法にも問題があると見受けられました。例えば、種の学名はICZNに基づけば地の文と違う字体で、慣例では斜体で書くことになっていますが、そのように書かれていません。これでは百科事典の観点から、読者に有用となりません。記事名にも問題がありますが、本文の内容にも大きな問題があると考えられます。
- コメント 本節冒頭に対象記事一覧を記載しました。また、生物記事ではないので一覧には含めませんでしたが、富岡大輝というシンガーソングライターの記事も立項しております。昆虫好きということで共感して立項したのだと思いますが、IPv6氏本人である可能性も一瞬考えました。--Tamago915(会話) 2021年5月8日 (土) 05:17 (UTC)
- コメント ミドリツチイナゴは削除されました(Wikipedia:削除依頼/ミドリツチイナゴ)。削除依頼を提出した責任というのがあるのかわかりませんが、関連記事となるツチイナゴとミドリツチイナゴについても削除依頼を出しておく必要があると判断し、Wikipedia:削除依頼/ツチイナゴとミドリツチイナゴを提出しました。--Tamago915(会話) 2021年5月16日 (日) 06:18 (UTC)
- コメント ミドリツチイナゴのリダイレクトになっていた、タイオオバッタについても削除依頼を提出しています(Wikipedia:削除依頼/タイオオバッタ)。--Tamago915(会話) 2021年5月17日 (月) 10:59 (UTC)
本件なかなか議論が進まないですが、このまま放置でも構わないのか、削除や改稿など何らかの対応を行うべきなのか、コメントをいただければと思います。私自身はこの分野に全く疎いので、適切な改稿どころか、現状の記事内容が虚偽かどうかの判断すら付かない状態なので、この分野に精通している方々の意見をいただかないと何もできませんので。よろしくお願いします。--Tamago915(会話) 2021年5月28日 (金) 15:09 (UTC)
- コメント Tamago915さま、諸々お疲れ様です。正直手続きが面倒なので静観しておりました。昆虫は門外漢なのですが、何か助けになれればと残りの記事に関する私なりの意見を表明しておきます。
- ショウリョウバッタ亜科→この和名は Acridinae として存在します。しかし科階級群の学名が斜体になっていたり逆に種名が立体で属名の頭が小文字になっていたりと内容が不正確です。少なくとも現在の内容を残さず全面的な修正が必要です。現時点ではWP:DP#G2に牴触し、「日本語になっている部分が、日本語版での記述として意味のあるものになっていれば、存続としてください。」に基づけば存続となります。しかし、日本語の部分も「本来はアフリカのサバンナのような所に住み日本には2属2種が生息する。」のような記述は明らかに誤りであり(現に日本に自然分布し、本来は~はおかしい)、「日本に住む種」の項に関しては学名に誤りがあり、ここに書かれている全内容であるショウリョウバッタはすでに独立項として存在するため、これらを除くと日本語の記述として有用な部分が存在しなくなります。
- クロギリス科→この和名は存在しますが、記事中でのべられている Anostostomatidae ではなく同じ上科の別科 Stenopelmatidae に対する和名です。現時点では本記事が読者に誤りを広める原因となります。少なくとも現在の内容を残さず全面的な修正が必要です。
- アカトビバッタ→国際協力機構などによる用例があります[9]。現在スタブ未満で少なくとも現在の内容を残さず全面的な修正が必要です。
- タイワンツチイナゴ→沖縄美ら島財団、岐阜聖徳学園大学川上先生などによる用例があります[10][11]。現在スタブ未満で少なくとも現在の内容を残さず全面的な修正が必要です。
- キリギリス下目→以前に述べた理由で削除。なお、infraorder Tettigoniideaに関する記事として改稿された場合残してもよさそうです。
- ニシキキリギリス→創作和名。本項にも「この種においての本国での研究は無いに等しく、本種の生態は今のところよくわからない。」とあります。今のところ特筆性がない、および和名に関する独自研究であり削除が妥当(WP:DP#DかつケースE: 独自の研究結果の発表)。
- オオキリギリス→創作和名。「本種は海野和男の著書でよく「トゲトゲギス」と呼ばれていたが、ここではオオキリギリスとし、これから本などで本種を掲載する時も「オオキリギリス」として欲しい。」なんですかね?この一文は…。和名に関する独自研究であり、その他の用語など内容に関しても誤りが多く議論の余地なく削除が妥当(WP:DP#DかつケースE: 独自の研究結果の発表)。
- ヒシバッタ上科→この和名は存在しますが、記事中でのべられている Tetrigidae ではなく Tetrigoidea です。 こちらも現時点では本記事が読者に誤りを広める原因となります。少なくとも現在の内容を残さず全面的な修正が必要です。
- ジュウコウカヤキリ→創作和名。以前に述べた通り削除(WP:DP#DかつケースE: 独自の研究結果の発表)。
- ムサシキリギリス→創作和名。同上の理由で削除(WP:DP#DかつケースE: 独自の研究結果の発表)。
- 以上です。ひどい記事ばかりでケースE: 独自の研究結果の発表にあたる記事は全て削除が妥当だと考えます。ほかのものに関しても積極的に削除すべきとは思いませんが、少なくとも全面改訂が必要です。直せと言われれば直せますが現時点でそこまでの熱量と暇はありませんので期待はなさらぬように。--Kingfiser(会話) 2021年5月28日 (金) 23:59 (UTC)
- 返信 (Kingfiserさん宛) 調査、コメント感謝いたします。乱暴にまとめますが、すべてが学術的に不適切と言ったところでしょうか。立項者の故意か、能力不足かは判断しかねますが、故意であればWikipedia:荒らしに相当する行為として全般3で即時削除まで視野に入ってきます。
- 私自身としても、Kingfiserさんに列挙いただいた記事はすべて削除が妥当と考えますし、削除依頼は私から行いたいと思います。ただ、とくに用例があるものについては「全面改稿が必要だが、そのコストが多大すぎる」というのが削除理由として理解が得られるかどうか、やってみないとわからない部分があります。また、一括して削除依頼するか、記事ごとに別々の削除依頼とするかは、Wikipedia:井戸端で聞いてみます。--Tamago915(会話) 2021年5月29日 (土) 00:46 (UTC)
- コメント 件数が多く案件としても類似しているので、一括削除依頼で出したくなるところですが、この種の依頼は面倒でも個別に出したほうがよいでしょう。たとえば、案件が多くても、同じサイトのほぼ同じ部分からのコピペとか、同じ内容のプライバシー暴露といった問題点であれば、議論参加者が本質的に検証・確認しなければならない部分は同じであり、判断も一括して下すことができます。しかし本件のような事例は、問題点自体はほぼ類似であっても、それを検証・確認するための根拠とか出典資料などは全部記事ごとに異なります。当然、全部の案件を一括して判断を下すことはできません(結果として全部同じ結論になったとしても)。数人の議論参加者がまじめに一件ずつ個別に検証していけば、議論が複雑になって流れを追うのも困難になります。というわけで、繰返しになりますが、これらの依頼は面倒でも全部個別に出すべきです。--Loasa(会話) 2021年5月29日 (土) 05:11 (UTC)
- コメント ところで、Kingfiser さんがコメントした記事のうち「創作和名」とされるものはケースEとして削除が比較的認められやすいとは思います(ただし「創作」であることの証明が必要で、これは悪魔の証明なのでちょっと難しいですが)。しかし、それ以外の事例については、削除の理由をよほどしっかりと根拠立てて説明しないと、「日本語版での記述として意味のあるものになっていれば、存続としてください。」や「記事としての特筆性はあるので存続」などを持ち出されて存続となってしまいます。創作和名の案件にしても「改名して存続」という意見が出てくることは容易に想定されます。まさしくTamago915 さんご自身が懸念しておられるように、「とくに用例があるものについては「全面改稿が必要だが、そのコストが多大すぎる」というのが削除理由として理解が得られるかどうか、」です。
- この種の案件に関しては、少なくとも過去においては、スタブレベルでかつ正確でない内容であっても「編集で対応できるし特筆牲はあるのだから将来の加筆に期待して存続」となる傾向でした。現在では若干流れが変わりつつあるようですが、それでもこの種の案件で「削除」を通すためには、かなりきっちりしたロジックと根拠を示さなければなりません。そのためにはある程度の専門知識も必要です。専門知識のない者が出したこの種の依頼は大抵「編集対応でよいので存続」に押し切られがちですから。
- だからと言って、削除依頼を出すな、というわけではありません。この種の記事を濫造する初版投稿者の行為はもはや荒らしレベルと言ってよい位のものだし、私も基本的には上記の案件はすべて削除でよいと考えています。ただ、少なくとも生物系の知識がある人たちから賛同を取り付けられるくらいには、しっかりと依頼文の内容を練った上で削除依頼を出していただけるようお願いしたいと思います。
- Kingfiser さんの「直せと言われれば直せますが現時点でそこまでの熱量と暇はありませんので期待はなさらぬように」のコメントのように、専門家や専門知識を持つ人がこぞって「こんなひどい代物は直す気にもならん!」と言うことになれば若干通りやすくはなるかな、と思います。私も、Wikipedia:削除依頼/スペクトル幾何学や、Wikipedia:削除依頼/自由束(両者とも特筆性および日本語タイトルに関してはまったく問題なし)において、「数学屋として直せと言われれば直せるけど、こんなひどい代物は直す気にもならん!」と切り捨てたこともあります。それが功を奏したというわけではないと思いますが、両方とも削除になっています。もっとも、そうなると専門知識もないのに英語版からのほとんど機械翻訳そのままを加筆して「記事を充実させました」などという者が現れますが、記事の充実どころかゴミを増やしているようなものです。そういうことを専門にやるLTAも存在し、本案件の幾つかの記事にも 関っているようです。まあそなればそうなったで、G-2案件を適用することもできますが。--Loasa(会話) 2021年5月29日 (土) 05:11 (UTC)
- 返信 (Loasaさん宛) コメントありがとうございます。個人的にも最も懸念しているのがそこで、低くない確率で、多くの記事が「将来の改稿を想定して」存続終了になることが考えられます。ですが実際には長期にわたって改稿がなされず、学術的に不適切な状態が放置されることにつながることは想像に難くありません。
- 削除依頼ではなく、記事を白紙化した上で、「学術的に不適切な内容なので全文を除去しています。適切な内容に改稿できる編集者をお待ちしております」のような記述をしたいくらいですが、そのような記述は認められるでしょうか。{{工事中}}も、この目的にはそぐわず、適切なテンプレートが見当たらないようですが。--Tamago915(会話) 2021年5月29日 (土) 07:50 (UTC)
- 返信 (Tamago915さん宛) こういう場合はTemplate:複数の問題が使い易いのではないかと思います。理由のパラメーターが多数用意されているので、本案件に当てはまりそうなものも幾つかあるでしょう。本案件には「精度」、「 要改訳」あたりが適当でしょうか。あるいは、{{修正2}}を貼って 修正依頼に出しておくという方法もあります。白紙化するならば「〜は○○科の昆虫」とか「**科は??目に属する昆虫の科」といった最小限の記述だけ残して白紙化し、{{スタブ}} を貼り付けておけばよいのではないかと思います。さらに、最終的な手段として、適切なテンプレートが見付からないのなら、Template:Amboxを使って独自のメッセージテンプレートを作ることもできます。
- どの方法にせよ、それでもまともな加筆がなされないままに数年放置されたら、改めて削除依頼に出せばその時は通りやすい(少なくとも説得力は増す)かもしれません。もっとも、例によってまともな加筆がなされる前に、外国語版からの機械翻訳そのままを加筆して「記事を充実させました」などという者が現れるかもしれませんが、その時は「やるならきちんとやれ!」とリバートで。(編集合戦に注意)--Loasa(会話) 2021年5月29日 (土) 09:54 (UTC)
- 返信 (Loasaさん宛) 情報提供ありがとうございます。内容については{{修正2}}を使用して、また記事名に問題があるものについては{{暫定記事名}}も追加するのが良さそうだと考えております。
ですが、この1行すら正確を期するにはコストがかかると考えておりますので、テンプレート以外は何も書かないのが暫定対応としては適切だろうというのが正直なところです。Wikipediaとして適切な対応なのかはちょっと疑問が残りますが、明確な誤りを残すよりは白紙化の方がましだという認識であることは明確にしておきたいです。--Tamago915(会話) 2021年5月29日 (土) 10:12 (UTC)「**科は??目に属する昆虫の科」といった最小限の記述だけ残して白紙化
とりあえず、{{修正2}}(と{{暫定記事名}})だけに差し替える編集を、Kingfiserさんが2021年5月28日 (金) 23:59 (UTC) に列挙した記事群に対して実施します。削除依頼は時機を見て提出予定ですが、昨日の本件とは無関係の削除依頼(6144さんの一連のもの)があまりに筋が悪く、追随する形に見られるのもどうかと思うので、提出するとしても時間をおくと思います。--Tamago915(会話) 2021年5月30日 (日) 02:37 (UTC)
- 報告 列挙いただいた10記事は、「修正2」テンプレートなどに置き換える形で白紙化しましたが、その後キリギリス下目については別の編集者から修正対応いただいております。--Tamago915(会話) 2021年5月30日 (日) 14:25 (UTC)
- オオカヤキリ も創作和名でしょうか? Googleの検索ではヒットしません。 ページ名が独自研究だとすると、リダイレクトになっていれば問題ないということにはならないと思います。 --RnTkm(会話) 2021年6月5日 (土) 02:35 (UTC)
- 返信 (RnTkmさん宛) コメントありがとうございます。おそらく創作和名だと思われます(詳しい方に聞きたいのですが、実際どうなんでしょう)。RnTkmさんとして、リダイレクトが問題だというのであれば、どうすべきだとお考えか、具体的なところを聞かせていただければと思います。--Tamago915(会話) 2021年6月5日 (土) 13:04 (UTC)
- 通常記事へのリダイレクトになっていて削除審議中の表示などもない状態だと、暗にその名前(ページ名)を認めている感じに見えます。
- ・創作和名とされる他のページと同じ扱いにするのが1つの手でしょう。その結果リダイレクトでなくなっても別に構わないと思います。
- ・それか、リダイレクトとして置いておくなら ページ名は学名に改名するべきです(この場合、移動の残骸はリダイレクトの削除依頼へ)。
- さっさと削除依頼に出すのであれば こうした対処はしなくてもいいと思いますが、だいぶ時間がたってしまっていますよね。 --RnTkm(会話) 2021年6月7日 (月) 07:25 (UTC)
- 返信 (RnTkmさん宛) ネット上には「Pseudorhynchus gigasの学名を持つ種の和名がオオカヤキリである」ことを示す情報は見つけられなかったのですが、なにせ自分に生物学の知識はほとんどないもので、対応に踏み切れないでいます。ほかの記事と同様に、修正テンプレートのみの記事にして白紙化したいと思いますが、それで問題ないか、有識者にコメントをいただければと思います。--Tamago915(会話) 2021年6月7日 (月) 11:08 (UTC)
作業着手 白紙化状態にしてから時間をおいてしまいましたが、その間にも編集、削除依頼、{{修正2}}テンプレートの使い方の不備指摘など、状況が動いております。放置しておくことによる弊害も出てきましたので、上記一覧のうち、削除または削除依頼にない記事について、(放虫とキリギリス下目以外の記事をまとめて削除依頼に提出します。--Tamago915(会話) 2021年6月9日 (水) 10:45 (UTC)
- 残っていた9記事を削除依頼しました。--Tamago915(会話) 2021年6月9日 (水) 11:16 (UTC)
- 移動されていた記事について、Wikipedia:削除依頼/ヒシバッタ科およびWikipedia:削除依頼/Anostostomatidaeを提出しています。上記と合わせ、投票をお願いします。--Tamago915(会話) 2021年6月12日 (土) 00:33 (UTC)
- @Kingfiserさん、エリック・キィさん (今回の議論に積極的に関わってくださっている、お二方を指名する形にしておりますが、昆虫の生物学に造詣の深い方ならどなたでもお願いします)Wikipedia:削除依頼/タイワンツチイナゴにて、当該記事を英語版からの翻訳で再構築したと報告が上がっております。内容が妥当か判断がつきませんので、ご確認いただいた上で、削除依頼への投票、コメントなどをいただければと思います。--Tamago915(会話) 2021年6月28日 (月) 23:32 (UTC)
ジャマイカニシキオオツバメガ
- 流れをぶった切る形になり、また厳密には「創作和名」ではありませんが、似たような問題のある記事としてジャマイカニシキオオツバメガの記事を挙げて関連づけておきます。こちらの記事には大規模な剽窃が見られたため内容の大半が版指定削除の対象となりました(私が削除依頼を出しました)。しかしながら、タイトルの「ジャマイカニシキオオツバメガ」もおそらく剽窃先のサイトから取られたものであり、この和名自体も(すくなくともネット上では)当該サイトが初出であると思われます。本種には英名として"Jamaican Sunset Moth"があるようで、こちらの英名は論文(e.g. Nazari et al. 2016)にも採用されているものであり、この英名の訳語として「ジャマイカニシキオオツバメガ」があるであろうことは理解はできますが、いずれにしても「出典として適切でないサイトからの和名拝借」ないし独自研究にあたるように思われますので、やはり問題があるように感じます。削除後ほぼスタブ状態のまま放置されているため、こちらの記事も削除対象にしてもよいかもしれません(ただ乗りするようで申し訳ないですが…)。--森津(会話) 2021年6月17日 (木) 02:30 (UTC)
- 返信 (森津さん宛) 情報ありがとうございます。とりあえず議論の節だけ独立させました。私には判断がつかず、前例に倣うなら学名の記事に移動(名前を変更)するか、削除依頼か、このまま放置になると思います(何も言っていないに等しいですね)。--Tamago915(会話) 2021年6月28日 (月) 23:32 (UTC)
学名のリダイレクト
今日は、 Tadorna等のリダイレクトを作成したものの、削除する必要があるという見方もあるので、コメントが参考になります。ありがとうございます、 --Maculosae tegmine lyncis(会話) 2021年5月22日 (土) 17:22 (UTC)
植物の分布系カテゴリの作成に関して
利用者:マンゴスチン(会話 / 投稿記録 / 記録)さんがCategory:日本の固有植物相およびCategory:固有植物相というカテゴリを作成されて様々な植物の記事に前者を付与されているところを目に致しました。念のためにキュー植物園系の学名データベースPlants of the World Onlineで確認したところ南西諸島や火山列島(アジサイ)が含まれるものの、大まかな対応関係は妥当である様に思えました。実はかねてこの系統のカテゴリが欲しいと薄々感じていた私はそれでつい便乗してCategory:フィリピン固有の植物相を作成し、心当たりのある植物2種を入れてしまったのですが、その後上位カテゴリを作成する前にCategory‐ノート:日本の植物相をふと確認し、そこで漸くWikipedia:削除依頼/過剰に細分化された生物相関係のカテゴリ(2011年7月15日 (金) 12:37 (UTC) 開始、2011年8月14日 (日) 09:32 (UTC) 終了)の存在を知りました。そこでは
- 「[前略] 大陸別の~、地域別の~のカテゴリに関しては利用者:しまでん氏(2004年9月~2009年8月)もしくは利用者:魔私利戸氏(2009年8月~2010年7月)によって2008年12月と2009年8月30~31日に乱造されたカテゴリです。前者が生物相および植物相、後者が動物相を作成し、また前者は2009年に大規模削除された国別の植物相の作成者でもあるようです。両名は互いの会話ページにおいてソックパペット疑惑があがっているので、同一人物かもしれません。2010年10月の段階でウィキプロジェクト生物にて上記の問題を提起し、同様の問題の再発および過剰な細分化を懸念していました。[中略] 他言語版にあるカテゴリを日本語版でも必ず作成しなければ行けない方針や道理はないため不用。
- ケース D:百科事典の記事になりにくいもの。(有用性がない)
- ケース Z:その他の問題がある場合(過剰な細分化、および同様に細分化されることを憂慮しての抑止力。)
- 以上に該当すると考え削除を依頼します。」(Mossさん (上記削除依頼における依頼者)、2011年7月15日 (金) 12:37 (UTC))
- 「地域の生物相の中に収まる記事数は、どう考えても数百でなく、数万になるのです。もちろんその下にサブカテゴリとして動物相、植物相、さらに分類群ごとにサブカテゴリを作ればいいのですが、その結果として、ある地域の生物相カテゴリの下には、生物分類を反映したひどく枝分かれしたサブカテゴリ群が出来てしまう。これでは、一覧性など望めません。そのようなカテゴリに、どんな有用性があるでしょうか。生物相カテゴリをつける種を限定する、と言う考えもありますが、これは、今度は逆に、何のカテゴリもつかない種の存在を許します。また、その種に生物相カテゴリをつける理由も、種によって様々です。たとえば固有種、あるいは隔離分布の一つ、北限、南限など。でも、カテゴリにしてしまうと、そこからはそのような情報は得られません。一覧記事なら、それも書けるわけです。」(現Keisotyoさん、2011年7月20日 23:58 (UTC))
等の意見が出され、最終的に大部分が削除されています。こうした出来事の存在を先に把握しておけば良かったのですが、先述の通り見事に先走ってしまっております。迂闊でございました。そしてMossさんが削除依頼内で言及されていたものと思われる議論(リンク先修正: --Eryk Kij(会話) 2021年6月7日 (月) 01:36 (UTC))やその前段階の議論を流し読みしたのですが、エコリージョンの区分法が色々存在する上に、動物相と植物相で統一の規格を作ろうとしてうまくまとまらなかった印象を受けました。動物相に関しては残念な事に全く不案内であるのですが、よく執筆を行う植物相の方に限りましてはキュー植物園系のデータベース World Checklist of Selected Plant Species において使用されている Brummitt, R. K. (2001). World Geographical Scheme for Recording Plant Distributions (2 ed.). Pittsburgh: Hunt Institute for Botanical Documentation, Carnegie Mellon University(URLの貼り損ねと出版情報を修正。--Eryk Kij(会話) 2021年5月26日 (水) 09:16 (UTC)) の区分が適用できないものかと考えてしまいます。これは世界の地域を4段階(Continent(al)、Region(al)、Level-3、Level-4)に分けて区分したもので、たとえば日本含む東アジアについては以下の様な区分けがなされています(pp. 39, 41-42)。
Continent(al) | Region(al) | Level-3 | Level-4 |
---|---|---|---|
Asia-Temperate | Russian Far East | Amur | Amur |
Kamchatka | Kamchatka | ||
Khabarovsk | Khabarovsk | ||
Kuril Is.〈千島列島〉 | Kuril Is. | ||
Magadan | Magadan | ||
Primorye | Primorye | ||
Sakhalin〈サハリン〉 | Sakhalin | ||
China | China South-Central | Chongqing〈重慶〉 | |
Guizhou〈貴州省〉 | |||
Hubei〈湖北省〉 | |||
Sichuan〈四川省〉 | |||
Yunnan〈雲南省〉 | |||
Hainan〈海南省〉 | Hainan | ||
Inner Mongolia | Nei Mongol〈内モンゴル自治区〉 | ||
Ningxia〈寧夏〉 | |||
Manchuria〈満州〉 | Heilongjiang〈黒竜江省〉 | ||
Jilin〈吉林省〉 | |||
Liaoning〈遼寧省〉 | |||
China North-Central | Beijing〈北京〉 | ||
Gansu〈甘粛省〉 | |||
Hebei〈河北省〉 | |||
Shaanxi | |||
Shandong〈山東省〉 | |||
Shanxi〈山西省〉 | |||
Tianjin〈天津〉 | |||
Qinghai〈青海省〉 | Qinghai | ||
China-Southeast | Anhui〈安徽省〉 | ||
Fujian〈福建省〉 | |||
Guangdong〈広東省〉 | |||
Guangxi〈広西省〉 | |||
Henan〈河南省〉 | |||
Hong Kong〈香港〉 | |||
Hunan〈湖南省〉 | |||
Jiangsu〈江蘇省〉 | |||
Jiangxi〈江西省〉 | |||
Kin-Men | |||
Macau〈マカオ〉 | |||
Ma-tsu-Pai-chúan | |||
Shanghai〈上海〉 | |||
Zhejiang〈浙江省〉 | |||
Tibet〈チベット〉 | Tibet | ||
Xinjiang〈新疆〉 | Xinjiang | ||
Eastern Asia | Japan | Hokkaido | |
Honshu | |||
Kyushu | |||
Shikoku | |||
Korea | North Korea | ||
South Korea | |||
Kazan-retto〈火山列島〉 | Kazan-retto | ||
Nansei-shoto〈南西諸島〉 | Nansei-shoto | ||
Ogasawara-shoto〈小笠原諸島〉 | Ogasawara-shoto | ||
Taiwan | Taiwan |
以上の様に火山列島と小笠原諸島が別枠扱いという点には首をひねりたくなりますが、一応幅広い地域が4段階に分けられている規格であり、「これよりも細分化されたものは即時削除とする」などの歯止めを利かせる事は可能になると思われます。一部地域に関しての上位カテゴリで揉め事が起きるかも知れませんが、それに関してはまた例外条件を設ける等という事で一つ……。また、今回一部引用したロシアやブラジルなどはかなり細分化され、オーストラリアはRegion(al)(2段階目)扱いでその上に Australasia という区分が設けられている等の特徴が見られます。ちなみに私が先走って作ってしまったフィリピンに関しては Asia-Tropical > Malesia(マレー群島区系)> Philippines > Philippines とされているのですが、この Malesia の下位区分にはマラヤ・ボルネオ・スマトラ・ジャワ・小スンダ列島・スラウェシ・マルク・などといった国家で言えばマレーシア・シンガポール・ブルネイ・インドネシア・東ティモールのある地域が島や大陸を基準とした区分けとされている事も大きな特徴です。IUCNレッドリストを見ていますとたとえばフタバガキ科サラノキ属の高木メラピアガマ(Shorea agami、IUCNレッドリスト)などの様に "This species is endemic to Borneo"〈この種はボルネオ固有である〉という言い方の項目が結構見つかりますが、ボルネオは BurmittBrummitt(訂正: Eryk Kij(会話) 2021年5月26日 (水) 06:37 (UTC)) (2001) でいえばレベル3のみに用いられている区分であり、固有種系カテゴリを作るとしてもレベル3とレベル4限定、等と区切る事も可能である様に思われます。動物相と植物相とで無理に規格を統一せず、できそうな方からどうにか新しい方法を導入できないものでしょうか。
なお、先述のマンゴスチンさんが作成されたカテゴリですが「固有植物相」という用語の使用例はGoogle Booksを探してもまるで確認できなかった為、仮に固有種系カテゴリの作成が合意されたとしても「……固有の植物相」といった名前とする必要があるものと存じます。また先日「WP:SCRUTINY」を理由として無期限ブロックされた利用者:Evelym-rose(会話 / 投稿記録 / 記録)(訂正: Eryk Kij(会話) 2021年5月25日 (火) 13:38 (UTC))が分布系のカテゴリを大量に作成している事にも気づいたのですが、これらに関しては先述の区分に該当しないものから削除依頼に回して良いと考えております。--Eryk Kij(会話) 2021年5月25日 (火) 12:04 (UTC)
- エリック・キィ様。その人はおそらく利用者:Evelym-rose(会話 / 投稿記録 / 記録)という人で、2021年5月24日付で無期限ブロックされている人です。私ではないです。訂正お願いします。--Evelyn-rose(会話) 2021年5月25日 (火) 13:04 (UTC)
- @Evelyn-roseさん 訂正致しました。申し訳ございません。--Eryk Kij(会話) 2021年5月25日 (火) 13:38 (UTC)
- 確認しました。よかったです。私がLTAを理由とする編集の差し戻しをしていたら、そんなこと(私と似た名前の多重アカウントの作成)をされてしまいました。ご返信まで。--Evelyn-rose(会話) 2021年5月25日 (火) 13:48 (UTC)
- コメント 更に過去にWikipedia:削除依頼/各国の木および植物相のカテゴリや各国の植物相という議論が行われていた事を把握致しました。どうも当時はアフリカの非常に多くの地域に跨って見られるアフリカバオバブやタマリンドといった種の記事にカテゴリが大量に使われていた状況が問題視された結果削除された模様ですが、ここ数年私はタナガワトウダイグサ(ケニア固有種)、Rytigynia uhligii(ケニアから熱帯アフリカ南部)、オクメ(熱帯アフリカ西中央部)といったアフリカにおいても分布域に偏りがあるものや、Gilbertiodendron dewevrei(少なくとも中央アフリカ共和国・コンゴ民主共和国(旧ザイール)・コンゴ共和国といった Brummitt (2001:37f) が上位区分を共通して West-Central Tropical Africa としている地域においてこの樹種の単一優占が見られるが、こうした現象は熱帯林としては珍しい部類に入る)の様に特定地域の生態系において重要な種の記事の拡充に力を入れてきております上、最初に述べました通り権威ある機関において用いられている地域区分の表が存在する事も明らかとなりました為、現在と過去とでは色々と事情が異なるものとなってきていると考えております。くどいですが正直私はこの手のカテゴリが欲しいです。今回の議論提起の発端となった利用者:マンゴスチン(会話 / 投稿記録 / 記録)は不正な多重アカウントによる履歴分断を理由に先日無期限ブロック(恐らく先日の利用者:Evelym-rose同様にLTA:ELLSであったのでしょう)となっていますが、歯止めをかける手段が存在するとなればLTAが何をしようがそれから外れるものは全部削除依頼へ回せば良いという話になり、対処もしやすいと存じます。特にケニア(Brummitt (2001:38) では Africa > East Tropical Africa > Kenya (> Kenya) という区分とされています)は私が作成を行った記事だけでも16種(ブラキラエナ・フイレンシス、プルヌス・アフリカナ、コルディア・アフリカーナ、ドンベヤ・バージェシアエ、ミリキア・エクスケルサ、ミルシネ・アフリカナ、ヌクシア・コンゲスタ、タナガワトウダイグサ、Bridelia micrantha、ハウチワノキ、カロデンドラム・カペンセ、アデニア・グロボーサ、アカキア・ドレパノロビウム、ピイラーウッド、Rytigynia uhligii、マーカミア・ルテア)が存在し、貴重な固有種も1つ(タナガワトウダイグサ)含まれている以上そろそろCategory:ケニアの植物相が欲しいところでございます。上に挙げました通り、Keisotyoさんがサブカテゴリ群が枝分かれして一覧性が望めなくなる事を懸念されていた事は把握しておりますが、私は仮にそうなるとしてもむしろ生物分類によって地域区分の考え方は変わり得るものであるという事が可視化されて良いのではないか、ぐらいの考えでございます。ちなみにケニアに関しては世界遺産にもなっているケニア山国立公園などに触れつつケニアの植物相という記事をまとめようと考えているところでございます。また West-Central Tropical Africa(訳は上でも一度使用した「熱帯アフリカ西中央部」が適切でしょうか)に関しても先述の Gilbertiodendron dewevrei の森やサンガ川流域の3か国保護地域への言及など植物相に関して結構まとまった内容が書けそうな気がしております。--Eryk Kij(会話) 2021年6月7日 (月) 01:36 (UTC)
- コメント 精力的な執筆・調査活動お疲れ様です。さて、せっかく丁寧にお調べいただいたあげくにこういうことを言うのは心苦しいですが、やはりこの種のカテゴリは無闇やたらに作るべきではありません。当議論では「植物」の「日本を含む東アジアにおける分布」が具体例として引き合いに出されているので、以下のコメントでも具体的には東アジアの植物分布について話をしますが、本質的な問題はどの生物のどの地域における分布でも同じことですので、以下の議論は一般論であると考えてください。
- 反対の理由としてはやはり、Wikipedia:削除依頼/過剰に細分化された生物相関係のカテゴリ におけるKeisotyoさん 、Trcaさんのコメントにつきます。地理区分(つまりカテゴリの分けかた)に根拠があるか否かというのは本質的な問題点ではありません。どんなに権威ある区分であろうと、そういうカテゴリを一律に作ること自体に無理があるのです。
- たとえば、日本の野生植物(帰化種も含む)について言えば、沖縄や小笠原の固有種を除けばほとんどのものが、Hokkaido、Honshu、Kyushu、Shikoku の四つの(もしくはHokkaidoを除く三つ)のカテゴリに含まれてしまいます。真面目にリストアップすればそれだけで三千を超えるし、ウィキペディア日本語版に記事があるものに限っても数百以上、つまり「ウィキペディア日本語版に記事がある日本の野生植物」のほとんどのものが含まれてしまうでしょう。さらに多くのものは東アジア共通種だったり汎ユーラシア種だったり汎世界種(帰化植物の多くはそう)ですから、そういう種類はAsia-Temperate 以下のほとんどすべてのカテゴリに含まれることになります。つまり Continent(al)、Region(al)、Level-3、Level-4 のどの段階で区分しようとも各カテゴリには線百から数千オーダーの記事が含まれ、しかもその大部分が重複していることになります。そういうカテゴリに実用的な意味があるでしょうか。
- カテゴリの側からだけでなく記事の側から考えても事情は同じです。上のような事情により、大半の植物記事には地理区分のカテゴリが少なくとも十以上、汎世界種であれば百以上ものカテゴリがずらずら並ぶことになります。そんなカテゴリを並べても見苦しいだけで意味があるとは思えません。所属する地理区分を知りたければ「分布」節に概略として書くのがよいでしょう。
- たしかに現状で記事自体が少ないアフリカの植物ならばこれくらい細かい区分でカテゴリを作っても上に述べたような「多過ぎて意味がない」という問題は実質的にないと言ってもよいでしょう。しかし本質的な問題点はまったく同じであり、将来的に記事が増えればやはり同じ問題が生じます。現状ではアフリカの場合は細かく区分しても問題がないから、ということでアフリカの細かい地理分布のカテゴリを作った場合に、なによりも懸念されるのは、「アフリカは細かく区分しているんだから」というわけで考えもなしに提案もせずに他地域の細かいカテゴリを作りまくる者が絶対に出て来るであろうことです。この種のカテゴリはやはり面倒でも個別に考えるしかないし、そういうことも考えずに「小笠原があるなら本州も」などと一律にカテゴリを作りまわるような者にはやはり荒らしに準ずる行為と見なしてそれなりの対処をするしかないでしょう。
- ちなみにGA記事になっている皇居の生物相が執筆されたのは、この種の議論がきっかけだったそうです。Eryk Kij さんが希望されている「ケニアの植物相」なども、カテゴリとしてまとめるよりも記事としてまとめた方がよいと思います。カテゴリには原則的にその地域に分布する種類はすべて含めなければなりません。つまり「この種はこの地域に分布するという出典があるから」と言われれば、あまり意味のない種であってもカテゴリに次々と加えていくような行為を阻止することはできません。少なくとも記事ならば取り上げる種は取捨撰択できます。また、カテゴリのような単なるリストから植物相の特徴を読み取るには、ある程度生態学などの知識が必要で百科事典向きではありませんが、記事ならばそういうことも言葉で説明できます。--Loasa(会話) 2021年6月12日 (土) 09:03 (UTC)
- 返信 (Loasaさん宛) ありがとうございます。この手のカテゴリには分布域の広いものまで含める必要があり、そうなるとその記事のカテゴリ欄も大量の地域区分系のもので埋まる事となり、一覧として機能しなくなるのが関の山、と懸念されているという事ですね。それはごもっともであると存じます。
- 恐らく長期荒らし以外の利用者の存在もご念頭に置かれている模様ですが、今回も含め数々の議論を通して出されてきた懸念をよそにカテゴリの濫造を行う利用者に関しては、ここが誰でもボランティアで参加する事が可能なサイトである以上、その都度その都度先行議論の存在をお知らせしていく他にないものと存じます。特に何が百科事典的に必要なものであるかという観点は、なかなか共有しにくい部類のものであると存じます。現に日本語版ウィキペディアで7年は活動してきて各種方針を遵守する意志のある私ですら十分に身についている訳ではないというのを、他言語版プロジェクトにおいてではあるものの悟る事となった出来事がございます。こちら、私がアップロードした標本の画像をドイツ語版Wikipediaで安易に貼って回ろうとした末に頂く事となったご批判の言葉で、要約致しますと〈もう少し百科事典的に使えるものかどうかを吟味して下さい〉という旨の事です。ここまではっきりとした言葉を引き出すまでにはこちらが数回説明を求めたりと紆余曲折がございましたが、いずれにせよこの経験から相手が慣習やこちら側からすれば自明な物事の是非に関して不案内と判断した場合は、極力早い段階で考え方が共有できるように説明を行っていこうという認識が強くなりました。とはいえ逐一説明を行う事には多かれ少なかれ労力を伴いますし、「プロジェクト文書のここをお読み下さい」という案内の仕方であれば説明を比較的簡潔に済ます事ができる筈です。しかし現行のプロジェクト文書ではこの手のカテゴリの作成に関して過去に議論が繰り返されてきた事が全く説明されていない状態です。現在は別件の明文化を提案中でございますが、この件に関しても地域区分系カテゴリ作成のデメリット(特に百科事典として問題があるという観点への言及は確実に盛り込んておいた方が良いでしょう)を強調する方向で明文化を目指した方が良いと考えております。
- 今回のLoasaさんの示されたご見解を覆す事ができる程の反論ができない限りは、後始末のために一連のカテゴリの削除依頼の準備を検討する事と致します。ですがその前に論点潰しにお付き合い下さい。今回のLoasaさんのご主張は、特定地域の固有種に関しても同様という理解でよろしいでしょうか?固有種となれば記事ページが地域区分系カテゴリで溢れたりはしにくくなるでしょうし、たとえば『Brummitt (2001) が提示した区分(但し国名・地域名の改称は考慮)でIUCNレッドリスト等の出典に「固有」あるいは "endemic (to ...)" との言及が見られる場合』といった縛りを設けたとしてもなお問題は存在するでしょうか。なおこの場合、上位カテゴリに「[国名・地域名]の植物相」を設定する事は非推奨とする内容をプロジェクト文書に明記済みで、他の利用者に対する先行議論の存在の周知も徹底されているという前提と致します。--Eryk Kij(会話) 2021年6月13日 (日) 07:12 (UTC)
- 固有種の場合は各カテゴリが溢れ返る懸念は少ないでしょう(とはいえ、ケープ植物区の固有種などは五千を越えますが)。しかしながら固有種と簡単に言っても、そのくくり方はなかなか簡単な原則でまとめられるものではありません。
- 例えば、東北と北海道の一部の山にだけ生息するような植物は「日本の固有種」とは言えるでしょうが「本州の固有種」「北海道の固有種」とはいえません。もっと複雑な例を出せば、台湾の北部と南西諸島と南九州の一部の地域だけに分布するものは?「日本の固有種」「九州の固有種」「南西諸島の固有種」「台湾の固有種」いずれも言えませんね。(実際にそういう分布をする植物は少なからずあります。)しかし生態的にはこういうものは立派な「固有種」と言えます。
- もう少し一般的な形で説明しますと、どのレベルで区分したとしても、たとえば、A区とB区の両方にまたがるごく狭いC地域のみに生息する植物は「A区の固有種」とも「B区の固有種」とも言えないでしょう。しかしまぎれもなくこれは「C地域の固有種」です。そして、C地域が固有種の多いことで知られる地域であったとしても、それらは「C地域の固有種」という、基準となる地理区分から外れるような例外的カテゴリを作らない限りどこのカテゴリにも属させることもできません。まとまった地域ならまだしも、たとえばA区のa山とB区のb山のみに生息するものはどうでしょう。a山とb山が同じ山系だったら「○○山系の固有種」くらいにはまとめられますが、まったく別の山系だったら? それとも、このような場合は「A区の固有種」と「B区の固有種」の両方に含めてしまいますか?
- こういう例を考えると、「固有種」の場合は、どう区分しても不完全もしくは意味のないものが多くなってしまいます。固有種の地域区分こそ、何らかの一律な基準で器械的に割り振るのではなく、それぞれのカテゴリごとに、カテゴリとしてまとめる意味があるかどうかよく吟味すべきでしょう。--Loasa(会話) 2021年6月14日 (月) 13:34 (UTC)
- 返信 (Loasaさん宛) ご回答ありがとうございます。取り敢えずそもそも機械的に特定の基準を根拠に一律でカテゴリの範囲を決めるという発想自体に問題があるというご見解でいらっしゃる事を把握致しました。ただ、今回の返信では依然 Brummitt (2001) を前提に話を展開してしまう箇所がいくつかございますがご容赦願います。私が作成した記事の中でも、確かにパタゴニアヒバの Argentina South と Chile South(共通する上位区分は左記の他に Paraguay や Uruguay も含まれてしまう South Southern America)の様に分布域は限られているものの Brummitt (2001) の区分では2つ以上の地域に跨ってしまうものがございました(IUCNレッドリストでは一応 "This species is endemic to southern Chile and Argentina" とは表現されていますが……)。この種に関してはロス・アレルセス国立公園等が説明の場となりますのでまだ良いのですが……。やはり「…の植物相」系記事の作成を早く進めていく事と致します。記事を作成してもなお納まり切らない固有種にカテゴリを、という考え方でおりましたが、ケープ方面の場合はなおも膨大になってしまいそうですね。
- さて、Loasaさんのご懸念を伺った上でCategory:固有植物相、Category:日本の固有植物相、Category:フィリピン固有の植物相を削除依頼対象に含めるか否か判断しようと考えておりましたが、正直依然及び腰でございます(特にフィリピン)。前2つは「固有植物相」という用語の例が無いに等しいので存続させる場合は改名を行う必要がございますが、関係する地域がいずれも島々からなり、少なくともフィリピンの方に関しては陸続きのアルゼンチン・チリの組み合わせの様な「不完全もしくは意味のないもの」と思えてしまう事態も起こりにくそうという性質もあり(一方日本に関してはそうしたパターンの機能不全とは別のマイナス要素が存在しますので今回の最後の方で触れる事と致します)、後述する様な色々な制限を設けておけば有用性を維持する事が可能であると考えております。思えば私は「[国名]の~」系のカテゴリが多用される文化・言語・民族といった人文学の分野から活動を始めたのですが、植物という分野に手を出して以来今回の事件まではこの手のカテゴリをつけてこなかったのは過去の一連の議論の存在など知る由もなく本当にたまたま「何となく」による奇跡以外の何物でもなく、今のままでは逆に「何となく」でカテゴリをつけてしまう方が現れても何もおかしくはありません(しかも別分野で英語版記事と対応させようという考えで動く傾向のある方に心当たりがございますし、他に似た様な発想で動く方が現れたとしてもそれは至極自然な事であると存じます)。他の分野では特定の国や地域にしか見られない事柄にその国や地域を冠したカテゴリを付与する行動は当たり前の事であり、この「当たり前」に対して生物学の知識を持つ私達がどの様に対処するかも大事になってくると存じます。現状では長期荒らしだけでなくまともな利用者であってもこの手のカテゴリに手を出してしまう恐れが十分に予想されますので、一応3カテゴリとも敢えてこの様にきつめの表現方法を選んでの応急処置を取った(そしてほぼ全て削除依頼対象とする予定の利用者:Evelym-rose(会話 / 投稿記録 / 記録)による作成カテゴリも依頼までにまだ少し時間がかかりそうですので同じ注意書きを貼り付けておく事と致します)のですが、今後はこれよりももう少しばかり丁寧な表現で『議論なしで上位カテゴリに単純な「○○の植物相」を設定したり地域の細分化をしたりする事の禁止』の理由の説明をプロジェクト文書(こちらには過去の議論や削除依頼の一覧を掲載)だけではなく削除議論を経て存続が決まったCategory:日本の植物相等にも表側の見える位置に注意書きの形で改めて設置するといった事も(動物相の方にも適用可能な話である為)別の節を設けて提案を行って参りたいと存じます。また利用者:マンゴスチン(会話 / 投稿記録 / 記録)がCategory:日本の固有植物相に含めた全記事の精査を現在行っている最中でございますが、その過程で個別記事における分布情報においても一般的な国や地域の分け方と生物学的な分け方とでは異なる場合があるという事を書いていった方が、読み手を通してより広く私達の考え方を理解してもらう事ができるのでは、という発想に至りました。試しにアジサイでこれを行ってみました(Special:Diff/84015990/next)が、Brummitt (2001) のいう千島列島・日本・火山列島・南西諸島・小笠原諸島のうちの少なくとも2つが分布域に含まれる場合は同じ事を書いていけば良いと今のところ考えております。下手に Brummitt (2001) が権威化するのがよろしくないのであれば、他にその都度その都度説得力のある区分法で同様の記述を行っていくという事でいかがでしょうか。--Eryk Kij(会話) 2021年6月16日 (水) 14:50 (UTC)
- コメント 最後の私の返信から1週間が経過しましたが、Category:フィリピン固有の植物相に関しては削除すべき積極的な理由が全く挙げられなかった為、削除依頼の対象から外す事と致します。上位カテゴリのCategory:固有植物相に関しても暫定措置で安易な作成を思いとどまらせる警告文を貼ってある為、やはり依頼対象とはしない予定でございます。一方、Category:日本の固有植物相は「日本」に含める範囲の定義が曖昧で、定義を共有できるか今の段階で不安が残る為あまり気は進まないものの依頼対象に含める事と致します。そして利用者Evelym-roseおよび利用者:マンゴスチンによる作成カテゴリで今回特に言及しなかったものは全て削除依頼の対象と致します。--Eryk Kij(会話) 2021年6月25日 (金) 00:09 (UTC)
- 報告 Wikipedia:削除依頼/濫造された植物の分布系カテゴリを提出致しました。対象は前回のコメント通りです。利用者:Evelym-roseによる他の生物の分布系カテゴリもやはり一括して提出を行おうと考えております。次は方針文書へ過去の関連議論の存在を明記することを検討する事となりますが、文言には今回の議論で挙げられたデメリットの他、〈他言語版に対応するカテゴリが存在する事は何の正当性の担保にもならない〉という旨も絶対に盛り込む必要があるでしょう。繰り返しとなりますが、生物の分布を国単位基準で考えるべきではなく、更にカテゴリ分けも逐一議論の必要があるという事は決して直感的に誰でも分かるという性質のものではない為です。--Eryk Kij(会話) 2021年6月27日 (日) 22:08 (UTC)
「保全状況評価の表示」節改訂の提案
現行の「保全状況評価の表示」節にIUCNレッドリストにおける評価情報リストの編集を、種より上位の階級で禁止あるいは非推奨とする文言を追加する事を提案致します。発端はWikipedia:削除依頼/Template:IUCN statusで私が提示したコプロスマ属やクチナシ属を確認されたMossさんから記事のあり方に関して様々な批判を頂き、その内容がごもっともであると判断した為でございます。元々MossさんはIUCNレッドリストの評価情報を種より上位の分類群の記事で用いる事に関して、以下の様な問題意識をお持ちでした。
- 『生物種の記事において、IUCNレッドリストの判定を明記することは有用な情報である。しかし各種の記事だけではなく数十種(四肢動物なら多くても百数十)が含まれる上位分類群(目・科・属など)で、それらのIUCNの判定を逐一確認し更新するのは膨大な手間が生じる。各種の記事ではIUCNのサイトの引用方法に沿った情報を明記している記事が多くあるため、例えば判定の更新が遅れていても出典が明記されていることで古い判定であるということがわかるようになっている。しかし[中略]、上記のように数十・数百種が含まれる上位分類群では(四肢動物でも)「IUCNの引用情報だけで、数十・百数十の出典が羅列される」ことになる。魚類や昆虫などでは数百に達する分類群も存在するかもしれない。そうなれば明らかにバランスを欠くものになることが予想される。』(Wikipedia:削除依頼/Template:IUCN statusの依頼理由より一部抜粋)
- 「上記に挙げたように虚偽の判定が貼られた例があるが、無根拠でIUCNレッドリストの判定を変更する・意図的に虚偽の判定を添付するLTAとしてWikipedia:進行中の荒らし行為/長期/IUCNレッドデータ関連荒らし(LTA:FRL)が存在する。各種の記事だけでも生物関連の記事において複数の利用者により修正作業が行われ、それだけでも膨大な手間を必要としているのに上位分類群の記事でもIUCNのレッドリストの虚偽を含む判定が行われた場合、これまで以上に対処が追い付かなくなることが容易に想定できる。」(同上)
- 「種の記事で確認・修正作業を行えば、上位分類群の記事との間に判定の齟齬(属はENのままなのに、種は更新でCRになったことが判明したetc…)を起こさないためにも必然的に上位分類群の作業も行うことになります。」(同ページ2021年5月27日 (木) 16:53 (UTC) のMossさんのご発言より抜粋)
更にコプロスマ属の記事中のリストに関しては少なくとも1種に関して、作成者自身であった私がバージョンと判定の情報を完全に間違えていた事も明らかになりました。現在は修正致しました(参照: Special:Diff/81155601/next)が、この1件により作成者自身がリストを定期的あるいは極めて頻繁に確認する事を義務付けるか、あるいは他に特定の上位分類に興味を持ちかつ編集活動を積極的に継続される方が現れるかしない限り現実的ではないと判断致しました。前者はWikipedia:ウィキペディアは何ではないか#ウィキペディアは強制ではありませんに反しますし、後者に関しても日本語圏であまり知られていない種やその上位分類の記事を作成する私の記事にその様な奇特な方が現れる事を期待するのには相当無理があるという意識がございます。現実的ではございません。
一応私が特定の属にIUCNレッドリストをつけてきた訳は、「和名やカナ転写で紹介された試しが無いかほとんど無いに等しく、日本語の情報がほとんど集まらないどころか標本が数回程度採取された試ししかなく独立記事として発展させにくい様な種であっても絶滅を除けば最も深刻な近絶滅種と判定されたものが多く存在する」という事を周知させる目的がございました。しかしメリットはこれぐらいのものであり、むしろデメリットが最初に挙げた様に複数存在する以上、従来の姿勢を改める必要を実感致しました。
しかし、最初に挙げた問題意識はMossさんが何らかの個別の問題を発見する度に投稿者に向けてその都度説明されてきた模様であり、現行のプロジェクトの提案文書(「ガイドライン」とも記されていますが、現状ではWikipedia:方針とガイドラインで述べられている「ガイドライン」の用語の定義ほどに厳密なものではない様に思われます)の「保全状況の評価表示」節には特に触れられておらず、私もこれまで全く指摘を受けた事がございませんでした。今回私が問題意識を理解するに至ったのも直接私に関係のなかった問題に付随して明らかになったものです。これは折角の問題意識が共有されていなかったという事になります。そこで今後この問題が不特定多数の利用者に対して周知されることを期すべく、以下の様な文言を同節に追加する事を 提案 致します。
なお種よりも上位の分類群(例: 属や科など)の記事でIUCNレッドリストにおける評価を一覧として掲載することは推奨できません。これは、分類によっては1ページに100を超える種の情報を掲載する場合にその1つ1つに評価情報を付記してしまうと、その中の一部がIUCNにより不定期で更新された際にそのことを確認する手間が、個別の種に対する評価の更新を行う手間に加えて増えてしまい、リストの作成を行った者が頻繁に、あるいは定期的に確認し続けるのではない限り情報に齟齬が生まれたまま放置されてしまう恐れがあるためです。また、意図的に虚偽のレッドリスト評価の追加を行う長期荒らしの存在(参照: Wikipedia:進行中の荒らし行為/長期/IUCNレッドデータ関連荒らし)が確認されているということにも留意して下さい。 |
恐らくMossさんとしては「非推奨」ではなく「禁止」とされたいレベルであるかもしれませんが、現状この文書がWikipedia:方針とガイドラインで定義されている「方針」ではなく、同文書で定義されている「ガイドライン」との同一性も曖昧である状態では強制力を持たせるには無理があるものと存じます。
なお、モノタイプの扱いに関しては一旦議論を挟んでから入れようと考えております。
また逆に種の下位分類である亜種や変種に関しては、少なくとも私の念頭にございました植物に関しては個別記事が作成される見込みが少ない上IUCNレッドリストで同じ種に関して10亜種・変種以上同時に評価対象とされる事例は寡聞にして存じません為、種階級の記事でのリスト作成に制限を設けない方が良いのではないかと考えております。ただ動物相の方に関しましては、私が確認した限りでは亜種が存在する種でそこまで評価対象とされたものにウミイグアナ(Amblyrhynchus cristatus)の12亜種(左記の記事にはまだ反映されていませんが、Miralles et al. (2017) の論文が従来の亜種 A. c. mertensi を A. c. godzilla・A. c. hayampi・A. c. jeffreysi・A. c. mertensi・A. c. trillmichi・A. c. wikelskii の6亜種に分割し、またこれはIUCNレッドリストにも未反映ですが A. c. albemarlensis は基本種のシノニムとするという事を発表しています)がいるという事が判明しました。発端となった削除依頼では「動物相と植物相とで扱いを分けるのは不平等であろう」という旨の意見も開陳してしまいましたが、本当に事情の違いを考慮しなくて良いのか悩み始めております。--Eryk Kij(会話) 2021年5月28日 (金) 09:09 (UTC)
- 賛成 ガイドラインの制定に賛成。「禁止」としたいところですが、「避ける(非推奨)」ことを明言化できるだけも納得できる範囲ではあります。
- 本来、件の削除依頼にて問題提起を行った私がこの場にて議論の場を設けるべきでしたが、エリック・キィさんに速やかに議論の場を開いていただく形となってしまいました。申し訳ありません。そして私が伝えたかった意図と、ガイド化の提案もしていただきありがとうございます。
- 私の執筆分野における事情を説明するのであれば、主な執筆分野である四肢動物で最も構成種が多い属はおそらくコヤスガエル属Eleutherodactylusで(2021年現在で202種)、カエルツボカビ症による問題もあったことからか両生綱はほとんどの種でIUCNレッドリストによる判定が行われています。そのためコヤスガエル属の記事が作成され(私は構成種が膨大なことと、アオガエル属やアカガエル属・アマガエル属のように将来的に複数の属に細分化されると予想しているので現時点で執筆の意志はない)、その各種の一覧にIUCNレッドリストの判定が添付されたら…という事態を想定し強い懸念があったのです。件の削除依頼で挙げた亜種単位で多数のIUCNレッドリストの判定がある種のうち、トラについては2亜種のみとする説もある・キリンについては3 - 4の種に分ける説もあることから、将来的には状況が変わる可能性もあります。記憶がおぼろげですがジャガー・ピューマなどでは過去には亜種単位での判定もありましたが、近年は抹消されています。ウミイグアナに関しては、出典にIUCNレッドリストからの出典がかなり羅列されるものの判定は2つだけに分けられていたが、しばらく見ない間に増えているようですね。こちらはあとで確認いたします。思い出しましたが、同様の記事としてガラパゴスゾウガメ(種群)があります。--Moss(会話) 2021年5月28日 (金) 10:37 (UTC)
- 探すツールを使えば、一ページで、分類群を見ることができます。例えば、「Coprosma」(コプロスマ属)を入力すると、一ページで24アセスメントが見えます。2021年には、アセスメントの変化がなかったので、メンテナンスも簡単と思います(約10秒かかりました)。日本語版で記事がない種は、属等の記事でIUCNのウエブサイトへのリンクがあれば便利かもしれません。おそらく、Template:仮リンクのように、種の記事が作成されると、属等の記事でアセスメントが見られない可能性もあります。--Maculosae tegmine lyncis(会話) 2021年5月28日 (金) 12:58 (UTC)
- 返信 (@Maculosae tegmine lyncisさん宛) 部分的には貴方の考え方も理解する事ができるのですが、Mossさんが{{IUCN status}}を削除依頼に提出された理由説明の一つが「一目見ただけでは最新の判定なのか、古い判定なのかが判断できない」です。メンテナンスする場合に古いものと新しいものとが存在する場合、新旧が明らかであれば古いものの方から優先的にメンテナンスが可能となる事でしょう。私がバージョンを表示する機能をテンプレートに追加致しました(Special:Diff/83726990/next)ので、この様にすればどれが古いものでどれが新しいものか比較的分かりやすくなります(ちなみに LC と LR/lc の区別はご存知ですよね?)。コプロスマ属のリスト等は私が作成者である為、今後もメンテナンスを行っていこうと考えておりますが、問題は他の記事におけるリスト作成者も同様の努力をするという保証が全く存在しないという点です。結局は誰かが他人の作成したリストのメンテナンスを行う必要に迫られるのですが、現状では更にLTA:FRLという邪魔者も存在しますので、リスト作成者以外が様々な記事のメンテナンスを行おうとすると大変な量をこなさなければならなくなります。これがMossさんと私が理解している懸念要素です。--Eryk Kij(会話) 2021年5月28日 (金) 16:02 (UTC)