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泉外旭川駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
羽後いずみ駅から転送)
泉外旭川駅
駅入口(2021年3月)
いずみそとあさひかわ
Izumi-Sotoasahikawa
秋田 (3.1 km)
(4.0 km) 土崎[* 1]
地図
秋田県秋田市泉菅野二丁目18番地[報道 1][報道 2]
北緯39度44分18.06秒 東経140度06分43.85秒 / 北緯39.7383500度 東経140.1121806度 / 39.7383500; 140.1121806座標: 北緯39度44分18.06秒 東経140度06分43.85秒 / 北緯39.7383500度 東経140.1121806度 / 39.7383500; 140.1121806
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 奥羽本線
男鹿線直通含む)
キロ程 301.8[新聞 1] km(福島起点)
電報略号 イソ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[新聞 2]
開業年月日 2021年令和3年)3月13日[報道 3][報道 4][新聞 3]
備考 無人駅自動券売機あり)[1][新聞 2]
  1. ^ この間に秋田貨物駅あり(福島起点 302.3 km)。
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泉外旭川駅(いずみそとあさひかわえき)は、秋田県秋田市泉菅野二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線である[報道 2]

追分駅から乗り入れる男鹿線の列車も停車する。

概要

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元々、泉・外旭川地区は、泉ハイタウンのような土地区画整理事業宅地開発事業などの進行により居住環境が向上し、人口が密集する地域であった[2]。一方、秋田駅や土崎駅の両駅から離れていたため、新たな駅を造ることにより、それらの地域の利便性向上が期待されるとして、2011年3月に策定された「第6次秋田市総合都市計画」の一施策として構想されていた[2]

また、駅から北西約1.5キロメートルに位置する場所(秋田市卸売市場跡地)にて、イオンタウンが大型商業施設を建設予定であることから、さらなる地域発展・人口増加が見込まれることや施設利用者のアクセス面を考え、秋田市が総事業費約20億7,300万円を全額負担する請願駅として建設されるに至った[新聞 3][新聞 2][新聞 4]

当駅開業以前の秋田駅 - 土崎駅間は距離が7.1キロメートルあり、これは県庁所在地の中心駅から隣駅までの距離としては東北6県で最長だった[新聞 5][注 1]

秋田県内では、2001年(平成13年)に岩城町(現・由利本荘市)で開業した羽越本線岩城みなと駅以来の新駅となった[新聞 3][新聞 2]

駅名決定までの経緯

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「泉外旭川」の名称は、泉地区と外旭川地区の境界付近に立地することに由来する。泉は概ね駅の南側の地区、外旭川は北側の地区である。秋田市は仮称として使用していた「泉・外旭川新駅」が市民にも浸透しているとして、2019年(令和元年)7月にJRへ「泉外旭川駅」を提案し、JRは自治体からの要望のほか、利用客の認識しやすさ、周辺住民の受容、類似した駅名の有無などを勘案して選定した[報道 5][新聞 6]

歴史

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駅構造

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長さ約125メートル、幅2.6メートルの単式ホーム2面2線を有する地上駅である[新聞 2]秋田貨物駅などが近くにあり、上下線が離れて走っているため、駅舎は上下線で挟む形で設置されており、南北駅前広場から地下通路を通って中に入る[新聞 7]。なお、この地下通路は駅北東側の外旭川地区と南西側の泉地区を連絡する機能を兼ねており、24時間通行可能である。

秋田駅管理の無人駅である。自動券売機、簡易Suica改札機[報道 6]が設置されている。待合室前の通路にトイレがあり、地下通路の出入口には階段のほかにエレベーターが併設されている。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 奥羽本線
男鹿線含む)
上り 秋田方面[3]
2 奥羽本線 下り 青森方面[3]
男鹿線 男鹿方面[3]

利用状況

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秋田市は開業時の1日当たりの乗車人員を2,118人と見込んでいたが[新聞 8]、2022年(令和4年)2月に行った秋田市の調査によると、1日平均乗車人員が平日は1,124人、休日は510人で、当初見込みの3分の1以下の利用に留まっている[新聞 9]

駅周辺

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泉駅前広場口

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外旭川駅前広場口

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バス路線

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泉駅前広場
外旭川駅前広場

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
奥羽本線・男鹿線(男鹿線は秋田駅 - 追分駅間奥羽本線)
快速・普通[報道 3][報道 4]
秋田駅 - 泉外旭川駅 - (貨)秋田貨物駅 - 土崎駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 当駅開業以降最も長い区間は、秋田駅・四ツ小屋駅間(奥羽本線)の6.4キロメートル。

出典

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  1. ^ a b 駅の情報(泉外旭川駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月7日閲覧。
  2. ^ a b 泉・外旭川新駅(仮称)整備効果等調査報告書” (PDF). 秋田市/ランドブレイン. 2020年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月18日閲覧。
  3. ^ a b c JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(泉外旭川駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年4月29日閲覧。

報道発表資料

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  1. ^ a b 奥羽線「(仮称)泉外旭川駅」の設置を認可しました。』(PDF)(プレスリリース)国土交通省東北運輸局、2019年1月18日。オリジナルの2019年2月2日時点におけるアーカイブhttps://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11463405/wwwtb.mlit.go.jp/tohoku/puresu/puresu/td190118-1.pdf2020年2月9日閲覧 
  2. ^ a b c d e 「(仮称)泉外旭川駅」の設置に関する認可について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2019年1月18日。オリジナルの2019年1月20日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190120094021/https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20190118-1.pdf2019年12月18日閲覧 
  3. ^ a b c 2021年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2020年12月18日、6頁。オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201218071035/https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201218_ho01.pdf2020年12月18日閲覧 
  4. ^ a b c 2021年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2020年12月18日、1頁。オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201218075852/https://www.jreast.co.jp/press/2020/akita/20201218_a01.pdf2020年12月18日閲覧 
  5. ^ a b 秋田〜土崎駅間の新駅の駅名決定について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2020年2月20日。オリジナルの2020年2月21日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200221091353/https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20200220-2.pdf2020年2月25日閲覧 
  6. ^ a b 2023年5月27日(土)北東北3エリアでSuicaがデビューします!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社・秋田支社、2022年12月12日。オリジナルの2022年12月12日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20221212054051/https://www.jreast.co.jp/press/2022/morioka/20221212_mr01.pdf2022年12月12日閲覧 
  7. ^ 北東北3県におけるSuicaご利用エリアの拡大について 〜2023年春以降、青森・岩手・秋田の各エリアでSuicaをご利用いただけるようになります〜』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2021年4月6日。オリジナルの2021年4月6日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210406050454/https://www.jreast.co.jp/press/2021/20210406_ho02.pdf2021年4月6日閲覧 
  8. ^ Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240711051550/https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240711_ho02.pdf2024年8月6日閲覧 

新聞記事

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  1. ^ a b 奥羽本線秋田・土崎間に新駅 2021年3月開業」『日本経済新聞』2019年1月18日。オリジナルの2019年1月21日時点におけるアーカイブ。2019年12月18日閲覧。
  2. ^ a b c d e f JR奥羽線新駅の工事安全に 21年開業予定、秋田で祈願祭」『河北新報』2019年12月8日。オリジナルの2019年12月9日時点におけるアーカイブ。2020年2月21日閲覧。
  3. ^ a b c d 地域住民が泉外旭川駅開業祝う 県内で20年ぶりの新駅」『秋田魁新報』2021年3月13日。オリジナルの2021年3月13日時点におけるアーカイブ。2021年3月13日閲覧。
  4. ^ <奥羽線>新駅付近にイオン進出計画」『河北新報』2019年1月19日。オリジナルの2019年12月17日時点におけるアーカイブ。2019年12月18日閲覧。
  5. ^ a b 泉外旭川駅、工事の無事故祈願 穂積市長らくわ入れ」『秋田魁新報』2019年12月8日。オリジナルの2019年12月8日時点におけるアーカイブ。2019年12月8日閲覧。
  6. ^ 秋田―土崎駅間の新駅、名前は「泉外旭川駅」 JR秋田支社」『秋田魁新報』2020年2月20日。オリジナルの2020年3月12日時点におけるアーカイブ。2020年9月5日閲覧。
  7. ^ a b <奥羽線>秋田-土崎間に新駅、21年開業へ 秋田市請願「泉外旭川駅」」『河北新報』2019年1月19日。オリジナルの2019年12月17日時点におけるアーカイブ。2019年12月18日閲覧。
  8. ^ a b 秋田駅の隣に来春新駅「泉外旭川駅」 JR支社決定」『産経新聞』2020年2月20日。オリジナルの2020年2月20日時点におけるアーカイブ。2020年2月25日閲覧。
  9. ^ 社説:秋田市の新駅1年 利用促進、市の責任重い」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2022年3月20日。オリジナルの2022年3月23日時点におけるアーカイブ。2022年3月23日閲覧。
  10. ^ 幸町交番が移転し「泉交番」に 泉外旭川駅近くに新築」『秋田魁新報』2021年12月24日。オリジナルの2021年12月24日時点におけるアーカイブ。2022年1月4日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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