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西伊敷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 鹿児島県 > 鹿児島市 > 西伊敷
西伊敷
町丁
地図北緯31度38分38秒 東経130度32分04秒 / 北緯31.643806度 東経130.534389度 / 31.643806; 130.534389座標: 北緯31度38分38秒 東経130度32分04秒 / 北緯31.643806度 東経130.534389度 / 31.643806; 130.534389
日本の旗 日本
都道府県 鹿児島県の旗 鹿児島県
市町村 鹿児島市
地域 伊敷地域
人口情報2020年(令和2年)4月1日現在)
 人口 8,042 人
 世帯数 3,977 世帯
郵便番号 890-0002[註 1]
891-1202[註 2]
市外局番 099
ナンバープレート 鹿児島
町字ID[1] 0126001(一丁目)
0126002(二丁目)
0126003(三丁目)
0126004(四丁目)
0126005(五丁目)
0126006(六丁目)
0126007(七丁目)
運輸局住所コード[2] 46500-1194
ウィキポータル 日本の町・字
鹿児島県の旗 ウィキポータル 鹿児島県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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西伊敷(にしいしき[3])は、鹿児島県鹿児島市町丁[4]郵便番号は西伊敷一丁目から西伊敷四丁目までは890-0002[5]、西伊敷五丁目から西伊敷七丁目までは891-1202[6]人口は8,042人、世帯数は3,977世帯。(2020年4月1日現在)[7]。西伊敷一丁目から西伊敷七丁目まであり、西伊敷一丁目から西伊敷七丁目までの全域で住居表示を実施している[8]

鹿児島開発事業団によって伊敷団地(いしきだんち)として開発された住宅団地の区域からなる[9][10]

地理

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鹿児島市の北部、甲突川中流域に位置しており、甲突川支流の花野川、長井田川に挟まれた丘陵地帯にある[10]。全域が「伊敷団地」として台地上に宅地造成された新興住宅地であり、市営住宅や国家公務員共同宿舎も所在している[9]

町域の北方には岡之原町花野光ヶ丘川上町、南方には伊敷町、東方には下田町、西方には伊敷千年がそれぞれ隣接している。ほぼ中央部に伊敷中央公園が所在し、その付近に鹿児島市立西伊敷小学校がある。北部には市営住宅や国家公務員共同宿舎などが所在している。

西伊敷の高齢化率は鹿児島市内の平均を上回る37.85%であり、高齢化が深刻となっている[11]

歴史

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伊敷団地の造成

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現在の西伊敷の区域は鹿児島市から委託を受けた鹿児島開発事業団によって「伊敷団地」として建設された住宅団地である[12][10]1967年(昭和42年)に事業化し、1968年昭和43年)4月に着工、1977年(昭和52年)に事業が完了した[13]。造成面積は884,000平方メートル、総事業費は274,917万円であった[14]

予定面積の3分の1は既に総合商社である丸紅が買収を進めており、残りの部分についても丸紅が用地買収を行い鹿児島開発事業団が買い取る形を取り、一部の区域については鹿児島開発事業団が直接用地買収を実施した[10]

最初の分譲は1968年昭和43年)12月より開始され[11]1971年(昭和46年)にすべての区域の宅地造成が完了した[15]1974年(昭和49年)には伊敷団地内に鹿児島市立西伊敷小学校が開校した[16]

西伊敷の設置

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1977年昭和52年)7月11日に伊敷団地地区(伊敷団地周辺地区)において住居表示が実施されることとなった[17][18]。これに伴い、7月6日に鹿児島県公報に掲載された「町の区域の設定」(鹿児島県告示)により町域の再編が実施されることとなり、伊敷団地の区域にあたる伊敷町の一部より「西伊敷一丁目」、「西伊敷二丁目」、「西伊敷三丁目」、伊敷町・岡之原町の各一部より「西伊敷四丁目」、岡之原町の一部より「西伊敷五丁目」、「西伊敷六丁目」、岡之原町川上町の各一部より「西伊敷七丁目」が設置された[19][18][4]

町域の変遷

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変更後 変更年 変更前
西伊敷一丁目(新設) 1977年昭和52年) 伊敷町(一部)
西伊敷二丁目(新設)
西伊敷三丁目(新設)
西伊敷四丁目(新設) 伊敷町(一部)
岡之原町(一部)
西伊敷五丁目(新設) 岡之原町(一部)
西伊敷六丁目(新設)
西伊敷七丁目(新設) 岡之原町(一部)
川上町(一部)

人口

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町丁別

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世帯数・人口[7]
世帯数 人口
西伊敷一丁目 415 835
西伊敷二丁目 432 840
西伊敷三丁目 763 1,563
西伊敷四丁目 715 1,458
西伊敷五丁目 372 746
西伊敷六丁目 571 1,165
西伊敷七丁目 709 1,435

国勢調査

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以下の表は国勢調査による小地域集計が開始された1995年以降の人口の推移である。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[20]
10,597
2000年(平成12年)[21]
10,019
2005年(平成17年)[22]
9,668
2010年(平成22年)[23]
8,975
2015年(平成27年)[24]
8,120

施設

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公共

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教育

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郵便局

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  • 鹿児島西伊敷三郵便局(西伊敷三丁目)[28]
  • 岡之原簡易郵便局(西伊敷六丁目)[29]

小・中学校の学区

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市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[30]

町丁 番・番地 小学校 中学校
西伊敷一丁目 全域 鹿児島市立西伊敷小学校 鹿児島市立緑丘中学校
西伊敷二丁目 全域
西伊敷三丁目 全域
西伊敷四丁目 全域
西伊敷五丁目 全域
西伊敷六丁目 全域
西伊敷七丁目 全域

脚注

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  1. ^ 西伊敷一丁目から西伊敷四丁目までの郵便番号は890-0002
  2. ^ 西伊敷五丁目から西伊敷七丁目までの郵便番号は891-1202

出典

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  1. ^ 日本 町字マスター データセット”. デジタル庁 (2022年3月31日). 2022年4月29日閲覧。
  2. ^ 自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2021年4月26日閲覧。
  3. ^ 鹿児島市の町名”. 鹿児島市. 2020年11月2日閲覧。
  4. ^ a b 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1983, p. 493.
  5. ^ 鹿児島県鹿児島市西伊敷(1~4丁目)の郵便番号”. 日本郵便. 2021年2月12日閲覧。
  6. ^ 鹿児島県鹿児島市西伊敷(5~7丁目)の郵便番号”. 日本郵便. 2021年2月12日閲覧。
  7. ^ a b 年齢(5歳階級)別・町丁別住民基本台帳人口(平成27~令和2年度)”. 鹿児島市 (2020年4月1日). 2020年5月8日閲覧。
  8. ^ 住居表示実施区域町名一覧表”. 鹿児島市 (2020年2月3日). 2020年6月28日閲覧。
  9. ^ a b 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1983, p. 690.
  10. ^ a b c d 南日本新聞開発センター 1993, p. 113.
  11. ^ a b 『南日本新聞』 2013年7月16日付 14面(ふるさと新聞 西伊敷版)
  12. ^ 南日本新聞 1990, p. 781.
  13. ^ 南日本新聞開発センター 1993, p. 26.
  14. ^ 南日本新聞開発センター 1993, p. 26-27.
  15. ^ 南日本新聞開発センター 1993, p. 114.
  16. ^ 南日本新聞 1990, p. 855.
  17. ^ 南日本新聞 1990, p. 777.
  18. ^ a b かごしま市民のひろば(昭和52年7月号)”. 鹿児島市 (1977年7月1日). 2020年12月27日閲覧。
  19. ^ 町の区域の設定(昭和52年鹿児島県告示第820号、昭和52年7月6日付鹿児島県公報第7094号所収)
  20. ^ 国勢調査 / 平成7年国勢調査 小地域集計 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
  21. ^ 国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
  22. ^ 国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
  23. ^ 国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
  24. ^ 国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
  25. ^ 西伊敷福祉館”. 鹿児島市. 2021年2月12日閲覧。
  26. ^ 伊敷工事事務所”. 鹿児島市. 2021年2月12日閲覧。
  27. ^ 南日本新聞 2015, p. 950.
  28. ^ 鹿児島西伊敷三郵便局(鹿児島県)”. 日本郵便. 2021年2月12日閲覧。
  29. ^ 岡之原簡易郵便局(鹿児島県)”. 日本郵便. 2021年2月12日閲覧。
  30. ^ 小・中学校の校区(学区)表”. 鹿児島市役所. 2020年9月26日閲覧。

参考文献

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  • 南日本新聞『鹿児島市史Ⅳ』 4巻、鹿児島市、1990年3月15日http://www.city.kagoshima.lg.jp/kikakuzaisei/kikaku/seisaku-s/shise/shokai/shishi/kagoshima.html , Wikidata Q111372875
  • 南日本新聞『鹿児島市史Ⅴ』 5巻、鹿児島市、2015年3月27日http://www.city.kagoshima.lg.jp/kikakuzaisei/kikaku/seisaku-s/shise/shokai/kagoshima-05.html , Wikidata Q111372912
  • 南日本新聞開発センター『鹿児島開発事業団史 二十八年のあゆみ』鹿児島開発事業団、1993年。 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会「角川日本地名大辞典 46 鹿児島県」『角川日本地名大辞典』第46巻、角川書店、日本、1983年3月1日。ISBN 978-4-04-001460-9 , Wikidata Q111291392