皇徳寺台
皇徳寺台 | |
---|---|
町丁 | |
北緯31度33分42秒 東経130度29分13秒 / 北緯31.5617度 東経130.4869度座標: 北緯31度33分42秒 東経130度29分13秒 / 北緯31.5617度 東経130.4869度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 鹿児島県 |
市町村 | 鹿児島市 |
地域 | 谷山地域 |
地区 | 谷山北部地区 |
人口情報(2020年(令和2年)4月1日現在) | |
人口 | 11,239 人 |
世帯数 | 4,566 世帯 |
郵便番号 | 891-0103 |
市外局番 | 099 |
ナンバープレート | 鹿児島 |
町字ID[1] |
0046001(一丁目) 0046002(二丁目) 0046003(三丁目) 0046004(四丁目) 0046005(五丁目) |
運輸局住所コード[2] | 46500-1461 |
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皇徳寺台(こうとくじだい[3])は、鹿児島県鹿児島市の町丁[4]。郵便番号は891-0103[5]。人口は11,239人、世帯数は4,566世帯(2020年4月1日現在)[6]。皇徳寺台一丁目から皇徳寺台五丁目まであり、皇徳寺台一丁目から皇徳寺台五丁目までの全域で住居表示を実施している[7]。
皇徳寺台の全域が「皇徳寺ニュータウン」と「南皇徳寺台」として造成された住宅団地である。
地理
[編集]鹿児島市の西部、永田川の中流域にある丘陵上に位置している。町域の全域が南国殖産の子会社であった南国地所によって開発された新興住宅地となっており、大部分を皇徳寺ニュータウンが占め、南部の一部は南皇徳寺台として造成されたものである。町域の北方および西方には五ケ別府町、南方および東方には山田町がそれぞれ接している。鹿児島市の代表的な新興住宅地のうちの1つである。
ニュータウンが建設された当初は、生徒数が多く、皇徳寺中学校は、鹿児島市の中でも有数の生徒数であったが、減少し続けている。これらの学校をつなぐ道としてブルーベリーロードと呼ばれる、2.5Kmの歩行者専用道路がある。このブルーベリーロードには1980年代に皇徳寺台を建設していた南国地所によって数百本のブルーベリーが植樹された[8]。各学校の駅伝大会などにも使用されることがある。
町名の由来
[編集]皇徳寺という地名は本来、山田町字皇徳寺を指しており、山田町字皇徳寺に皇徳寺という寺があったことに由来している。
歴史
[編集]皇徳寺ニュータウンの造成
[編集]皇徳寺ニュータウンは1986年(昭和61年)に南国地所(南国殖産の子会社、現在は南国殖産に合併)によって造成が開始された[9]。皇徳寺ニュータウンの有効宅地率は44.5パーセントであり、宅地が幹線道路に面さないように設計されている[10]。
1986年(昭和61年)には鹿児島市立宮川小学校が五ケ別府町より現在地に移転し[11]、1990年(平成2年)4月には鹿児島市立谷山北中学校から分離して鹿児島市立皇徳寺中学校が新設され[12]、1991年(平成3年)4月には児童数が1,000人を超えていた鹿児島市立宮川小学校から分離して鹿児島市立皇徳寺小学校が新たに設置された[13]。
町丁の設置以降
[編集]1992年(平成4年)9月14日に五ケ別府町および山田町の各一部にあたる皇徳寺ニュータウン地区において住居表示が実施されることとなり[14]、「皇徳寺台一丁目」、「皇徳寺台二丁目」、「皇徳寺台三丁目」、「皇徳寺台四丁目」、「皇徳寺台五丁目」が設置された[4]。丁目別の詳細としては、皇徳寺台一丁目から皇徳寺台三丁目までは山田町の一部、皇徳寺台四丁目は五ケ別府町及び山田町の一部、皇徳寺台五丁目は五ケ別府町の一部であった[15]。
1997年(平成9年)11月17日に五ケ別府町の一部及び皇徳寺台五丁目の一部が皇徳寺台四丁目に編入され、五ケ別府町の一部が皇徳寺台五丁目に編入された[16][17]。
2008年(平成20年)11月10日には山田町の一部にあたる南皇徳寺台地区が皇徳寺台三丁目および皇徳寺台四丁目に編入された[17][18][19]。2016年(平成28年)2月1日には山田町の一部が皇徳寺台一丁目に編入された[20]。
町域の変遷
[編集]変更後 | 変更年 | 変更前 |
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皇徳寺台一丁目(新設) | 1992年(平成4年) | 山田町(一部) |
皇徳寺台二丁目(新設) | ||
皇徳寺台三丁目(新設) | ||
皇徳寺台四丁目(新設) | 五ケ別府町(一部) | |
山田町(一部) | ||
皇徳寺台五丁目(新設) | 五ケ別府町(一部) | |
皇徳寺台五丁目(編入) | 1997年(平成9年) | 五ケ別府町(一部) |
皇徳寺台四丁目(一部) | ||
皇徳寺台四丁目(編入) | 五ケ別府町(一部) | |
皇徳寺台三丁目(編入) | 2008年(平成20年) | 山田町(一部) |
皇徳寺台四丁目(編入) | ||
皇徳寺台一丁目(編入) | 2016年(平成28年) | 山田町(一部) |
人口
[編集]町丁別
[編集]世帯数 | 人口 | |
---|---|---|
皇徳寺台一丁目 | 395 | 920 |
皇徳寺台二丁目 | 874 | 2,131 |
皇徳寺台三丁目 | 1,209 | 3,197 |
皇徳寺台四丁目 | 1,215 | 2,889 |
皇徳寺台五丁目 | 873 | 2,102 |
国勢調査
[編集]以下の表は国勢調査による小地域集計が開始された1995年以降の人口の推移である。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[22] | 13,816
|
2000年(平成12年)[23] | 13,603
|
2005年(平成17年)[24] | 12,723
|
2010年(平成22年)[25] | 12,987
|
2015年(平成27年)[26] | 11,975
|
施設
[編集]公共
[編集]- 皇徳寺中央公園
- 皇徳寺グランド公園
- 皇徳寺福祉館[27]
- 皇徳寺校区公民館
- 鹿児島市水道局皇徳寺ポンプ所
教育
[編集]- 鹿児島市立皇徳寺中学校[28]
- 鹿児島市立皇徳寺小学校[29]
- 鹿児島市立宮川小学校[29]
- 鹿児島女子短期大学附属すみれ幼稚園[30]
- 皇徳寺保育園
- いちご保育園
郵便局
[編集]- 鹿児島皇徳寺郵便局[31]
その他
[編集]小・中学校の学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[32]。
町丁 | 番・番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
皇徳寺台一丁目 | 全域 | 鹿児島市立皇徳寺小学校 | 鹿児島市立皇徳寺中学校 |
皇徳寺台二丁目 | 全域 | ||
皇徳寺台三丁目 | 全域 | ||
皇徳寺台四丁目 | 全域 | 鹿児島市立宮川小学校 | |
皇徳寺台五丁目 | 全域 |
ギャラリー
[編集]-
2009年のブルーベリーロード
-
2009年の皇徳寺中学校前通りの紅葉
-
2010年の雪のブルーベリーロード
交通
[編集]- 主要地方道
-
- 鹿児島県道17号指宿鹿児島インター線(指宿スカイライン、通過のみ)
脚注
[編集]- ^ “日本 町字マスター データセット”. デジタル庁 (2022年3月31日). 2022年4月29日閲覧。
- ^ “自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2021年4月26日閲覧。
- ^ “鹿児島市の町名”. 鹿児島市. 2020年10月25日閲覧。
- ^ a b “かごしま市民のひろば(平成4年9月号)”. 鹿児島市. 2021年2月23日閲覧。
- ^ “鹿児島県鹿児島市皇徳寺台の郵便番号”. 日本郵便. 2021年2月23日閲覧。
- ^ “年齢(5歳階級)別・町丁別住民基本台帳人口(平成27~令和2年度)”. 鹿児島市 (2020年4月1日). 2020年5月8日閲覧。
- ^ “住居表示実施区域町名一覧表”. 鹿児島市 (2020年2月3日). 2020年6月28日閲覧。
- ^ 南日本新聞 2010年4月2日付17面
- ^ 千葉昭彦 1997, p. 5.
- ^ 千葉昭彦 1997, p. 9.
- ^ 南日本新聞 1990, p. 856.
- ^ 南日本新聞 2015, p. 947.
- ^ 南日本新聞 2015, p. 946.
- ^ 南日本新聞 2015, p. 828.
- ^ 平成4年鹿児島県告示第1653号の2(町の区域の設定及び変更、平成4年9月11日付鹿児島県公報第539号の2所収)
- ^ 平成9年鹿児島県告示第1565号(町の区域の設定及び変更、平成9年11月5日付鹿児島県公報第1565号所収)
- ^ a b 南日本新聞 2015, p. 829.
- ^ “かごしま市民のひろば(平成20年11月号)”. 鹿児島市. 2021年2月23日閲覧。
- ^ “南皇徳寺台地区住居表示実施”. 鹿児島市. 2011年7月1日閲覧。
- ^ “かごしま市民のひろば(平成28年1月号)”. 鹿児島市. 2021年2月23日閲覧。
- ^ “年齢(5歳階級)別・町丁別住民基本台帳人口(平成27~令和2年度)”. 鹿児島市 (2020年4月1日). 2020年5月8日閲覧。
- ^ “国勢調査 / 平成7年国勢調査 小地域集計 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “皇徳寺福祉館”. 鹿児島市. 2021年2月23日閲覧。
- ^ 南日本新聞 2015, p. 951.
- ^ a b 南日本新聞 2015, p. 950.
- ^ 南日本新聞 2015, p. 942.
- ^ “鹿児島皇徳寺郵便局(鹿児島市)”. 日本郵便. 2021年2月23日閲覧。
- ^ “小・中学校の校区表”. 鹿児島市役所. 2010年6月5日閲覧。
参考文献
[編集]- 南日本新聞『鹿児島市史Ⅳ』 4巻、鹿児島市、1990年3月15日 。, Wikidata Q111372875
- 南日本新聞『鹿児島市史Ⅴ』 5巻、鹿児島市、2015年3月27日 。, Wikidata Q111372912
- 千葉昭彦「鹿児島都市圏における大規模宅地開発の展開過程」『経済地理学年報』第43巻第1号、経済地理学会、1997年、doi:10.20592/jaeg.43.1_1。
関連項目
[編集]五ケ別府町 | 五ケ別府町・山田町 | 山田町 | ||
五ケ別府町 | 山田町 | |||
皇徳寺台 | ||||
五ケ別府町 | 五ケ別府町・山田町 | 山田町 |