トヨタ・キャミ
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キャミ(CAMI)はかつてダイハツ工業が1999年4月から2005年11月まで製造し、トヨタ自動車が1999年5月から2006年1月まで販売していた小型SUVである。
トヨタ・キャミ J100/102/122E型 | |
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後期型(フロント) | |
前期型(リア) | |
概要 | |
別名 |
ダイハツ・テリオス(初代) プロドゥア・クンバラ |
製造国 | 日本 |
販売期間 | 1999年5月 - 2006年1月 |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 5ドア SUV |
駆動方式 | FR / 4WD |
パワートレイン | |
エンジン |
HC-EJ型 1.3L 直4 SOHC(前期型) K3-VE型 1.3L 直4 DOHC(後期型) K3-VET型 1.3L ターボ 直4 DOHC(後期型) |
変速機 | 4速AT / 5速MT |
前 |
前:ストラット式 後:5リンク式 |
後 |
前:ストラット式 後:5リンク式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,420mm |
全長 | 3,785 - 3,865mm |
全幅 | 1,555mm |
全高 | 1,675 - 1,760mm |
車両重量 | 1,030 - 1,090kg |
その他 | |
製造事業者 | ダイハツ工業 |
系譜 | |
後継 | トヨタ・ラッシュ |
概要
[編集]ダイハツ工業からテリオスのOEMを受けて販売していた車種である。
コンパクトなボディながら4ドア + 横開きのバックドアを備え、駆動系は縦置きFRベースのフルタイム4WDとなっている。
トランスミッションは5速MTと4速AT。年代により、ステアリングホイールやシフトノブに抗菌加工を施したものや、フロントドアにUVカットガラスを採用したものがある。
トヨペット店の扱いであるが、大阪府でのみトヨタ店で販売された。本家のテリオス(ただし中期型以降)より多くの台数が販売されている。
一度もフルモデルチェンジを行うことなく2006年に終売し、後継車の「ラッシュ」(テリオスの後継車種であるビーゴのOEM供給モデル)が登場している。
年表
[編集]- 1999年5月 - 発売開始。(型式:J100E)
- 2000年5月 - マイナーチェンジを実施。駆動方式にFRを追加、エンジンは全車これまでのHC-EJ型(1.3L・直4SOHC16バルブEFI)からK3-VE型(1.3L・直4DOHC16バルブVVT-i)に変更され(型式4WD:J102E、2WD:J122E)更にK3-VET型ターボチャージャー付エンジン(1.3L・4気筒DOHC16バルブインタークーラーターボ)搭載モデルが追加された(ターボのみ8月から発売)。ターボ車の馬力は140馬力に達している。
- 2002年1月 - 一部改良。
- 2005年11月 - 生産終了。在庫のみの対応となる。
- 2006年1月 - 販売終了。新車登録台数の累計は4万213台[1]
グレード
[編集]- P(FR)
- Q(FR)
- Qエアロバージョン(FR)
- Qターボエアロバージョン(FR)
- (それぞれに4WD車も設定)※FR・Qターボエアロバージョンは2000年8月から
車名の由来
[編集]名前はCasual Mini の略で Cami になったもの。
関連項目
[編集]- ダイハツ・テリオス - OEM元の車種
- ダイハツ・テリオスキッド - OEM元の派生車種にして軽自動車仕様
- トヨタ・ラッシュ - 後継車種
- ダンシング・ベイビー - CMキャラ
- 川村亜紀 - 2000年のミスヤングマガジン(現:ミスマガジン)でグランプリを受賞した際、副賞としてキャミ・Qエアロバージョンを1年間使用していた[2]。
外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第46号23ページより。
- ^ 「Missヤンマガ2000 グランプリ決定! 川村亜紀“ワ~イ!わたしのCAMiだ!”」『週刊ヤングマガジン』2000年18号、講談社、2000年4月17日、16-17頁、2019年7月26日閲覧。