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トヨタ・カローラワゴン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トヨタ・カローラ > トヨタ・カローラワゴン

カローラワゴンCOROLLA WAGON)は、トヨタ自動車で生産されていたステーションワゴン型の乗用車である[1]トヨタ・カローラの派生車種(カローラシリーズ)である。

日本国内初代(シリーズ通算4代目) E7#G型(1982年 - 1987年)

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トヨタ・カローラワゴン(日本国内初代)
(シリーズ通算4代目)
KE73G / CE70G型
米国仕様 1.8L(フロント)
米国仕様 1.8L(TE73LG)
(リア)
概要
販売期間 1982年 - 1987年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアステーションワゴン
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン 直4 1.3L(ガソリン)
直4 1.8L(ディーゼル)
変速機 5速 / 4速MT
前:マクファーソンストラットコイル
後:リジッドリーフ
前:マクファーソンストラットコイル
後:リジッドリーフ
その他
製造事業(委託)者 ダイハツ工業
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エンジンは当初、1.3Lの4K-U II型OHVガソリンエンジンのみの展開で、グレードは当初1300DXと1300GLの2種、トランスミッションは当初は4速MTのみ。最初のマイチェン時に5速MTを標準装備した1.8L、1C型SOHCディーゼルエンジン搭載の「1800GL」を追加。リアサスペンションはE70型バンと共通のリーフリジッドを採用し、ステアリング形式はガソリン車がラック&ピニオン、ディーゼル車はリサーキュレーティング・ボールをそれぞれ採用。

  • 1982年5月 - 発売。
  • 1983年8月 - 最初のマイナーチェンジ。ルーフを45mm高いミドルルーフとし、エンジンフード・フェンダー・ランプ類・インストルメントパネルのデザイン変更。ミラーをフェンダーミラーからドアミラー化。バンに搭載済みの1.8Lディーゼルエンジン車を追加設定。
  • 1985年8月 - 2度目のマイナーチェンジ。1.8Lディーゼルエンジン(1C型)がパワーアップされた「1C-II」へと変更され、フロントグリル等の外観を小変更。セミフラットシートを採用。

日本国内2代目(シリーズ通算6代目) E9#G型(1987年 - 1991年)

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トヨタ・カローラワゴン(日本国内2代目)
(シリーズ通算6代目)
EE97G / AE91G/ CE97G型
米国仕様 1.6L(AE92LG) 前期型
(フロント)
米国仕様 1.6L(AE92LG) 前期型
(リア)
概要
販売期間 1987年 - 1991年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアステーションワゴン
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン 直4 1.3L
直4 1.5L
直4 ディーゼル1.8L
変速機 4速AT
5速 / 4速MT
前:マクファーソンストラットコイル
後:リジッドリーフ
(Gツーリングはデュアルリンクストラット)
前:マクファーソンストラットコイル
後:リジッドリーフ
(Gツーリングはデュアルリンクストラット)
車両寸法
ホイールベース 2430 mm
全長 4205 mm
全幅 1655 mm
全高 1425 - 1435 mm
その他
製造事業(委託)者  ダイハツ工業
テンプレートを表示
  • 1987年8月 - バンと同時にモデルチェンジ。グレードは当初DX、GL、Gツーリングの3グレードでエンジンは1.3Lの2E型SOHC12バルブシングルキャブレターおよび1.5Lの5A-F型DOHC16バルブシングルキャブレターの2種類のガソリンエンジンを新規搭載したほか、横置き用に再設計された1.8Lディーゼルエンジンの1C型も搭載。ワゴンとしてはこの代よりAT仕様も設定される。
  • 1989年5月 - マイナーチェンジ。1.5Gツーリングが5A-FE型ガソリンエンジンに変更。2E型ガソリンエンジンが電子制御キャブレターに変更。これに伴い1.5Gツーリングの廉価版にあたる1.5Lツーリングが追加され5A-F型エンジンが廃止された。

なお、欧州・豪州向けモデルは日本・北米向けモデルとは異なり、外板が6代目スプリンターと共通になっている。このモデルは日本では2代目スプリンターカリブとしてトヨタオート店で販売されていた。

日本国内3代目(シリーズ通算7代目) E10#G型(1991年 - 2002年)

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トヨタ・カローラワゴン(日本国内3代目)
(シリーズ通算7代目)
EE10#G / AE10#G / CE10#G型
1995年5月改良型(フロント)
1997年5月改良型 1.6 Lツーリングリミテッド4WD
1997年5月改良型 1.6 Lツーリング リミテッドS 4WD
概要
販売期間 1991年 - 2002年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアステーションワゴン
駆動方式 FF/4WD
パワートレイン
エンジン 直4 1.5/1.6L
直4 ディーゼル2.0/2.2L
変速機 4速 / 3速AT
6速 / 5速 / 4速MT
前:マクファーソンストラットコイル
後:リジッドリーフ
(ツーリングワゴン系はパラレルリンクストラット)
前:マクファーソンストラットコイル
後:リジッドリーフ
(ツーリングワゴン系はパラレルリンクストラット)
車両寸法
ホイールベース 2,465mm
全長 4,260mm
全幅 1,685mm
全高 1,425mm
車両重量 1,090kg
その他
データモデル 前期型1.5 Gツーリング FF 4速AT
製造事業(委託)者 ダイハツ工業
系譜
後継 トヨタ・カローラフィールダー
(ツーリングワゴン)
トヨタ・プロボックスワゴン
(ビジネス/アシスタワゴン)
テンプレートを表示
  • 1991年9月 - バンと同時にモデルチェンジ。
  • 1993年5月 - 最初のマイナーチェンジ。LツーリングおよびGツーリングのリアドアウインドウをパワーウインドウ化、Gツーリングに電動格納ドアミラーを装備するなどの変更が行われた。
  • 1994年1月 - 一部改良。ビジネスワゴンのガソリンエンジンがそれまでの3E-LU型に代わり、DOHC16バルブ(ハイメカツインカム)の5E-FE型に換装。ガソリンエンジンはすべてEFI化された。
  • 1995年5月 - ツーリングワゴンが2度目のマイナーチェンジ。フロントラジエターグリルの花冠マークのエンブレムが廃止され、代わりに同社のCIロゴをあしらったフロントエンブレムへ変更される。これに伴い4A-FE型エンジン搭載の4WD車とディーゼル車がそれぞれ追加。このほか、セダンおよびレビンの各E110型へのフルモデルチェンジに伴うエンジン・ミッション・サスペンション等の主要コンポーネンツの変更などが挙げられる。同年8月にE110型カローラの欧州向けワゴンタイプ(日本では3代目スプリンターカリブとして発売)が登場したが、カローラ店ではE10#G型ワゴンを継続販売。CM出演者は永作博美
  • 1996年5月 - 一部改良。運転席エアバッグ・ABS(ツーリングワゴンシリーズのみ)を標準装備にした他、ツーリングワゴンシリーズに4A-GE型20バルブエンジン搭載のBZツーリングを追加。CM出演者はドラガン・ストイコビッチ辻香緒里
  • 1997年5月 - ツーリングワゴンが3度目のマイナーチェンジ。助手席エアバッグを標準装備化、プリテンショナー・フォースリミッター付きシートベルトの採用など安全面の向上が行われた。後部座席ヘッドレストを分割式に変更、グリルガードが廃止される。BZツーリングは、3本スポークのステアリングになった他、MTを6速化。この時期のステーションワゴンブームに便乗して「カロゴン」の愛称がつき、グレードによって「ツーリングワゴン」と「ビジネスワゴン」に分かれる。CM出演者は篠原ともえユースケ・サンタマリア[2]
  • 1998年4月 - ガソリン車が平成10年アイドリング規制に適合。ディーゼルエンジンが3C-E型2.2Lに変更されると同時に平成9年規制に適合。同時にビジネスワゴンにも助手席エアバッグ・ABS・プリテンショナー・フォースリミッター付きシートベルトが標準装備化される。
  • 2000年8月7日 - マイナーチェンジにより、ビジネスワゴンをアシスタワゴンに改名。MT全車が5速化されたほか各部の安全性向上が図られ、ガソリンエンジン全車が「平成12年排出ガス基準25%低減レベル(G-LEV(☆))」を達成した。
  • 2000年8月27日 - ツーリングワゴン販売終了。後継車はカローラフィールダー。
  • 2002年7月1日 - アシスタワゴン販売終了。カローラワゴンシリーズは20年の歴史に終止符を打った。後継車はプロボックスワゴン

脚注・出典

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  1. ^ トヨタ カローラ ツーリング | トヨタ自動車WEBサイト”. toyota.jp. 2022年2月6日閲覧。
  2. ^ このCMにて、期間限定ユニット「カロゴンズ」を結成し、CMソング歌唱およびCD発売を行った。

関連項目

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外部リンク

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