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トヨタ・サイノス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

サイノスCYNOS)は、トヨタ自動車が生産・販売していたクーペ型の小型自動車である。日本国外ではパセオPASEO )を名乗る。

初代 EL40型(1991年 - 1995年)

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トヨタ・サイノス(初代)
EL4#型
概要
販売期間 1991年1月 - 1995年9月[1]
ボディ
乗車定員 4人
ボディタイプ 2ドアノッチバッククーペ
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン 5E-FE型 1.5L 直4 DOHC
5E-FHE型 1.5L 直4 DOHC
最高出力 5E-FE型:105PS→100PS
5E-FHE型:115PS
最大トルク 5E-FE型:12.9kg·m→12.8kg·m
5E-FHE型:13.8kg·m
変速機 4速AT、5速MT
前:ストラット式
後:トレーリングツイストビーム式
前:ストラット式
後:トレーリングツイストビーム式
車両寸法
ホイールベース 2,380mm
全長 4,145mm
全幅 1,645mm
全高 1,295mm
車両重量 870 - 950kg
その他
ベース トヨタ・ターセルセダン
トヨタ・コルサセダン
販売終了前月までの新車登録台数の累計 7万8,264台[1]
系譜
先代 北米:
トヨタ・ターセルクーペ(EL30型系)
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ターセル/コルサをベースとした小型2ドアクーペで、北米のセクレタリーカー(女性秘書等を対象にイメージされた車)およびサブコンパクトカー市場に向けて企画されたモデルであり、ターセルクーペの後継車種にあたる。

2代目 EL50型(1995年 - 1999年)

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トヨタ・サイノス(2代目)
EL5#型
1.3α ジュノパッケージ(前期型)
概要
販売期間 1995年9月 - 1999年12月
ボディ
乗車定員 4人
ボディタイプ 2ドアノッチバッククーペ
2ドアコンバーチブル
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン 4E-FE型 直4 DOHC 1.3L
5E-FHE型 直4 DOHC 1.5L
最高出力 4E-FE型:88PS→85PS
5E-FHE型:110PS
最大トルク 4E-FE型:11.8kg·m→12.0kg·m
5E-FHE型:13.9kg·m
変速機 3速AT/4速MT/5速MT
前:ストラット式
後:トレーリングツイストビーム式
前:ストラット式
後:トレーリングツイストビーム式
車両寸法
ホイールベース 2,380mm
全長 4,155mm
全幅 1,660mm
全高 1,295mm
車両重量 910 - 1,000kg
その他
販売終了前月までの新車登録台数の累計 4万3,269台[4]
テンプレートを表示
  • 1995年9月[4] - フルモデルチェンジCMには当時大ブレイク中であったglobeが起用された。先代同様α(アルファ)、β(ベータ)、2グレードの設定。αは4E-FE型1.3L DOHCエンジン、βは5E-FHE型1.5L DOHCエンジンを搭載。初代は2種類の1.5Lエンジンでグレードが分かれていたが、2代目は排気量別となる。トランスミッションは姉妹車のターセル/コルサ/カローラII/スターレット同様、1.3L車(α)は4速MT/3速AT車、1.5L車(β)は5速MT/4速AT車が設定された。αとβでは装備の差も大きく、中間グレードとして1.3L車(α)にβと同等の装備を施したα juno(ジュノ)パッケージも設定する。なお、7,000回転スケールタコメーターはαの基本仕様を除いて全て標準装備である。販売チャネルは初代末期同様、トヨペット店(大阪はトヨタ店)とトヨタビスタ店となる。
  • 1996年8月 - コンバーチブルを追加設定。同時に、イエローのボディカラーを採用した特別仕様が150台限定で発売された。これは上級のセリカコンバーチブル同様、クーペボディ骨格部に追加補強を施した車体をアメリカのASC社へ送り、ルーフ、クォーターピラーをカット、その他艤装を施し日本へ送り返して納車前検査をするという工程を経ていた。クーペ仕様と同様1.3Lと1.5Lの2グレード設定。コンバーチブル追加時に、クーペ版は一部仕様変更で「安全装備の全車標準装備化」され、ターセル等に続いてABS・デュアルエアバッグを標準装備した。
  • 1997年12月[5] - マイナーチェンジ。ヘッドライトがマルチリフレクターとなり、衝突安全ボディGOAを標準装備した。1.3L車のMTが4速から5速へ多段化。
  • 1999年7月[6] - オーダーストップに伴い生産終了。以降は在庫対応分のみの販売となる。
  • 1999年12月[7] - 販売終了。

車名の意味

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英語で「目標」「注目の的」などを意味する「cynosure」から取られた造語。「cynosure」には「北極星」の意もあり、「スターレット」にも掛けた名前でもある。輸出仕様の「PASEO」はスペイン語で「散歩に行く」の意味。

脚注

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  1. ^ a b デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第45号11ページ
  2. ^ [1]
  3. ^ サイノス(トヨタ)1991年1月~1995年8月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月12日). 2020年1月12日閲覧。
  4. ^ a b デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第42号11ページ
  5. ^ サイノス(トヨタ)1995年9月~1999年12月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月12日). 2020年1月12日閲覧。
  6. ^ サイノス(1995年8月~1999年7月)”. トヨタ自動車株式会社 (2020年1月12日). 2020年1月12日閲覧。
  7. ^ サイノス(トヨタ)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月12日). 2020年1月12日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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