コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

令和元年東日本台風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
令和元年台風第19号から転送)
令和元年東日本台風
(台風第19号・ハギビス・Hagibis)
カテゴリー5の スーパー・タイフーンSSHWS
台風第19号
台風第19号
発生期間 2019年10月6日3:00
- 2019年10月13日12:00
寿命 7日9時間
最低気圧 915 hPa (日気象庁解析)
890 hPa (米海軍解析)
最大風速
(日気象庁解析)
55 m/s (105 kt)
最大風速
米海軍解析)
160 kt
被害総額 1兆8800億円
平均速度 27.0 km/時
648 km/日
移動距離 4785 km
上陸地点 静岡県伊豆半島
死傷者数 死者105名、行方不明者3名、負傷者375名
被害地域 日本の旗 日本
プロジェクト : 気象と気候災害
テンプレートを表示

令和元年東日本台風(れいわがんねんひがしにほんたいふう、令和元年台風第19号、アジア名:ハギビス/Hagibis、命名:フィリピン、意味:すばやい)は、2019年令和元年)10月6日3時にマリアナ諸島の東海上で発生し、12日日本に上陸した台風である[1]静岡県関東甲信新潟県東北地方などで記録的な大雨となり、甚大な被害をもたらした。またこの台風は、昭和54年台風第20号以来、40年ぶりに死者100人を超える台風となった。

日本政府はこの台風の被害に対し、激甚災害[2][3][注釈 1]特定非常災害(台風としては初)[4]大規模災害復興法の非常災害(2例目)[5] の適用を行った[6]。また、災害救助法適用自治体は14都県の390市区町村であり、東日本大震災東北地方太平洋沖地震)を超えて過去最大の適用となった[2][7]。被災者向け避難所が最後に閉鎖されたのは発生翌年の2020年3月23日福島県伊達市においてである[8]

台風の動き

[編集]
令和元年東日本台風の進路図 令和元年東日本台風の進路図
令和元年東日本台風の進路図

10月1日頃にマーシャル諸島近海で形成が始まった低圧部が、5日3時に熱帯低気圧に発達します。合同台風警報センター(JTWC)は同日11時30分(UTC 2時30分)に熱帯低気圧形成警報(TCFA)を発し、18時(UTC 9時)に熱帯低気圧番号20Wを付番した。20Wは翌6日3時に南鳥島近海の北緯15度5分、東経158度10分で台風となり[9][10]アジアハギビスHagibis)と命名された。

台風は平年よりも高い海水温の領域を通過しながら急速に発達し、7日18時には、同時刻までの24時間での気圧低下77hPaを記録。発生からわずか39時間で中心気圧915hPaとなり、猛烈な勢力[注釈 2]に発達した[12][13]。勢力を維持したまま小笠原諸島に接近し、10日21時に非常に強い勢力へ[14]、12日18時に強い勢力になる[15]。同日19時前に大型で強い勢力で静岡県伊豆半島に上陸した[16][17]。上陸直前の中心気圧は955hPa、最大風速は40m/s[16] で、その後は関東地方と福島県を縦断し、13日12時に三陸沖東部の北緯41度、東経147度で温帯低気圧に変わった[18]。なお、この台風から変わった温帯低気圧は10月14日前後にベーリング海付近で急速に発達し、中心気圧は952hPaに達した[19][20]。その後も衰弱しながらベーリング海を進み続けたが、23日15時に東経域からやってきた別の低気圧に吸収され、消滅した。

また、台風19号が猛烈な勢力を維持した期間は7日21時から10日21時までの72時間となり、第1位の昭和53年台風第26号の96時間、第2位の平成30年台風第22号の90時間、第3位の平成16年台風第16号の78時間に次いで、第4位を記録した[21][22]

台風19号の特徴としては、発生後まもなく猛烈な勢力に発達し、その後北上しても大きくは勢力が弱まらず、本州に接近するまで非常に強い勢力を保ったままであったことが挙げられる。その要因として、発生後初期には海面水温30以上(平年比+1℃以上)の海域を進み、日本のすぐ南の海面水温も27℃以上と平年より1℃から2℃高く、エネルギー源となる水蒸気を多く取り込んだこと、また乾燥した空気などの台風の勢力を弱める要因も小さかったことが挙げられる[16]

例年は10月になると台風は偏西風の影響で日本の南で東に進路を変え遠ざかる場合が多い。一方、台風19号が発生した時期には平年より偏西風が北に偏り、太平洋高気圧も広く張り出していたため、台風はゆっくりとその縁をまわるように北上し、東日本に上陸する経路となった[16][23][24]

連続での猛烈な勢力の期間が長い台風
順位 台風 国際名 猛烈な勢力であった期間
1 昭和53年台風第26号 Rita 1978年 96時間
2 平成30年台風第22号 Mangkhut 2018年 90時間
3 平成16年台風第16号 Chaba 2004年 78時間
4 令和元年東日本台風
(令和元年台風第19号)
Hagibis 2019年 72時間
昭和59年台風第22号 Vanessa 1984年
昭和56年台風第22号 Elsie 1981年
昭和54年台風第20号 Tip 1979年
8 平成9年台風第24号 Joan 1997年 66時間
9 平成24年台風第17号 Jelawat 2012年 60時間
平成3年台風第28号 Yuri 1991年
平成3年台風第23号 Ruth 1991年

名称

[編集]

この台風は当初、台風番号の基準に基づき令和元年台風第19号と呼ばれていたが、2018年平成30年)に日本の気象庁が定めた「台風の名称を定める基準[25]」において浸水家屋数が条件に相当する見込みとなったため、1977年昭和52年)9月の沖永良部台風以来、42年1か月ぶりに命名される見通しとなり[26]2020年(令和2年)2月19日、気象庁はこの台風について「令和元年東日本台風」と命名した(同年発生した令和元年房総半島台風〈台風15号〉と同時に命名)[27]

気象庁命名台風
気象庁命名 名称 国際名
洞爺丸台風 昭和29年台風第15号 Marie 1954年
狩野川台風 昭和33年台風第22号 Ida 1958年
宮古島台風 昭和34年台風第14号 Sarah 1959年
伊勢湾台風 昭和34年台風第15号 Vera
第2室戸台風 昭和36年台風第18号 Nancy 1961年
第2宮古島台風 昭和41年台風第18号 Cora 1966年
第3宮古島台風 昭和43年台風第16号 Della 1968年
沖永良部台風 昭和52年台風第9号 Babe 1977年
令和元年房総半島台風 令和元年台風第15号 Faxai 2019年
令和元年東日本台風 令和元年台風第19号 Hagibis

狩野川台風との類似性

[編集]
狩野川台風の進路図

この台風が日本に接近しつつあった10月11日、気象庁は記者会見を開き、「台風19号は非常に強い勢力を保ったまま、12日に東海地方または関東地方に上陸する見込みで、静岡県伊豆地方を中心に甚大な被害をもたらし1,200人以上の死者・行方不明者を出した、1958年狩野川台風に匹敵する記録的な大雨となる恐れもある。」と発表し、警戒を呼びかけた[28][29][30][31][32][33][34][35][36][37]。会見した梶原靖司予報課長は、この狩野川台風を例示した理由について、「台風19号で予想される現象あるいは災害の程度が著しいということから例に挙げた」と説明し、「狩野川台風が取った進路や勢力あるいは北上の速度なども、台風19号と類似している点がある。あるいは台風の大きさなども含めて。」とし、「そういった類似性も高いため、説明に用いる判断をしたところです。」と語ったという[30]

この台風も、狩野川台風と類似した進路を辿って12日に伊豆半島に上陸したが、61年前に狩野川台風により甚大な被害を受けた静岡県伊豆の国市では、「狩野川台風級」との警告により住民の迅速な避難につながって、犠牲者もゼロとなった[38]。また、狩野川台風後に整備された狩野川放水路が開放されたことで放水路は効果を発揮し、狩野川は氾濫に至ることはなく、本流での河川堤防の決壊や氾濫被害が食い止められた[31]。まさに、過去の記憶や教訓、あるいはそれにより進められた対策などが、流域の被害軽減につながった成功事例と言える[39]。ただし本流の氾濫被害を食い止めた一方で、沼津市や函南町などでは、狩野川の水位が上昇して支流から排水しきれずにあふれる支流域で内水被害が発生し、流域自治体からは第2放水路の整備を求める意見も出るなど、治水対策に新たな課題が突きつけられた[31]。国土交通省沼津河川国道事務所のまとめによると、この台風の総降水量は伊豆市の湯ケ島雨量観測所で(狩野川台風を上回る)778mmを記録。長時間にわたり激しい雨が降り、清水町や長泉町の観測所では氾濫危険水位を一時越えた[31]。台風接近に伴う水位上昇を見込み、同事務所は12日午前5時40分から放水路を開放して、翌13日午前11時頃まで分流した結果、放水路が無い場合の想定に比べ、実際の水位は1.85m下回ったと推計する。放水路が無かった場合には、越水や決壊が発生し、沼津市や伊豆の国市などで1万6千戸の家屋、鉄道や道路が浸水すると同事務所は想定する。

気象状況

[編集]
風速・気圧・速度の推移

台風の接近と秋雨前線の停滞により、関東甲信地方静岡県新潟県東北地方では、各地で3時間、6時間、12時間、24時間の降水量が観測史上1位を更新するなど、記録的な大雨となった[40]。これらの地域では台風が上陸する前から活発な雨雲が断続的に生じ、広範囲で強い雨が降り続けた。特に神奈川県箱根町では、降り始めからの降水量が1,000ミリを超え、10月12日の日降水量も全国歴代1位となる922.5ミリを観測した[41]。また、10月12日の北日本と東日本のアメダスで観測された総降水量は73,075ミリ(1地点あたり119.2ミリ)で、比較可能な613 地点で1982年以降の1日の降水量として最多となった[16]

気象庁は12日15時30分に大雨特別警報静岡県神奈川県東京都埼玉県群馬県山梨県長野県の7都県に発表し[42]、19時50分に茨城県栃木県、新潟県、福島県宮城県[43]、13日0時40分に岩手県にも発表した[44]。半日で13都県での発表は、3日で11府県に発表された平成30年7月豪雨を超え、特別警報の運用を開始して以来最多の発表数となった。

10月12日午後に気象庁は会見で、台風19号の特徴について「台風の中心の北側に非常に発達した広い雨雲があり、記録的大雨となった」と説明した。台風の接近・上陸にともない、東や南東からの暖かく湿った風が関東の秩父丹沢や静岡の伊豆半島、東北南部などの山々にぶつかることで上昇気流が生じ、広い範囲で雨雲が次々と発生したという[45]。気象庁は10月24日に発表した解析結果で、記録的大雨となった要因として下記のように説明している[16]

  1. 台風が大型で非常に強い勢力だったために、台風本体の雨雲がかかるより前から大量の水蒸気が流れ込み続け、地形の効果により雨雲を発達させた。
  2. 台風接近前に寒気が南下し、関東甲信から福島県付近に発生した局地的な前線が、台風による南からの空気の流れにより強化され、平野部も含めて大雨となった。
  3. その後、台風本体の雨雲が加わった。

また各地で高潮となり、静岡県の御前崎御前崎市)や石廊崎賀茂郡南伊豆町)、神奈川県の小田原市などでは、観測史上最高潮位を記録した[40][46]

以下の10月10日0時~13日24時までのアメダス計測値は、国土交通省が発表した資料より引用する[47]

1時間降水量
  1. 95.0 mm: 普代(岩手県、13日1時54分まで)
  2. 93.5 mm: 小本(岩手県、13日1時55分まで)
  3. 85.0 mm: 箱根(神奈川県、12日19時21分まで)
  4. 84.5 mm: 宮古(岩手県、13日1時21分まで)
  5. 81.5 mm: 丹沢湖(神奈川県、12日19時52分まで)
  6. 80.5 mm: 筆甫(宮城県、12日20時30分まで)
  7. 77.5 mm: 山田(岩手県、13日0時59分まで)
  8. 75.0 mm: 梅ケ島(静岡県、12日17時55分まで)
  9. 71.0 mm: 久慈(岩手県、13日1時43分まで)
  10. 70.5 mm: 今市(栃木県、12日18時39分まで)
(70mm以上)
24時間降水量
  1. 942.5 mm: 箱根(神奈川県、12日21時00分まで)
  2. 717.5 mm: 湯ケ島(静岡県、12日18時50分まで)
  3. 647.5 mm: 浦山(埼玉県、12日22時00分まで)
  4. 627.0 mm: 小沢(東京都、12日21時20分まで)
  5. 613.5 mm: 梅ケ島(静岡県、12日20時00分まで)
  6. 604.5 mm: 相模湖(神奈川県、12日21時20分まで)
  7. 588.0 mm: 筆甫(宮城県、13日3時50分まで)
  8. 587.0 mm: ときがわ(埼玉県、12日22時10分まで)
  9. 580.0 mm: 小河内(東京都、12日21時20分まで)
  10. 561.5 mm: 三峰(埼玉県、12日21時40分まで)
(550mm以上)
最大瞬間風速
  1. 44.8 m/s: 神津島(東京都、12日15時15分)
  2. 43.8 m/s: 江戸川臨海(東京都、12日21時17分)
  3. 43.8 m/s: 横浜(神奈川県、12日20時32分)
  4. 42.7 m/s: 羽田(東京都、12日21時04分)
  5. 42.2 m/s: 三宅坪田(東京都、12日17時16分)
  6. 41.5 m/s: 東京(東京都、12日21時14分)
  7. 40.3 m/s: 千葉(千葉県、12日21時20分)
(40m/s以上)

被害・影響

[編集]

人的被害

[編集]
台風の影響で臨時休業した東京都江東区コンビニエンスストア(窓ガラスをガムテープで補強している)

この台風の影響で、洪水や土砂に襲われ亡くなった者が続出した。死亡した際の状況が判明した64人を毎日新聞が分析したところによると、住宅内で水や土砂に襲われ死亡したのは27人で4割超を占め、少なくとも3割近い17人が車での移動中に死亡したとされている[注釈 3][48]

もっとも人的被害が大きかったのは福島県で、死者は30名となった。被害が最大となった理由は、阿武隈川流域での多くの河川の氾濫で郡山市、須賀川市、本宮市、伊達市、白河市などで幅広く決壊したためで、2階まで浸水した家屋も多くあった。1986年(昭和61年)に「8.5水害」が発生し、その際にも大きな被害があり、1998年(平成10年)から約3年間で800億円以上の予算が組まれ改修されたが、川内村では、雨が降り出した11日午後から13日昼の間のおよそ2日弱、その間に3か月分ほどの雨が降ったことなどがあり、想定を上回る被害となった[49]

台風の接近により品薄となった店舗の食品棚 台風の接近により品薄となった店舗の食品棚
台風の接近により品薄となった店舗の食品棚

次いで人的被害が大きかったのは宮城県で19名、特に丸森町での死者数は11名に上った。阿武隈川の支流での破堤や支流の上流での土砂崩れがその要因として挙げられている[50]

台風通過前には、千葉県市原市で10月12日午前8時ごろに竜巻のような激しい突風が吹いた[51]とみられ、横転した軽トラックの中から男性1名が意識不明で発見され、その後、病院で死亡が確認された[52]。また同市を管轄する市原市消防局市津消防署の消防車両3台が、竜巻のような突風の影響でフロントガラスが割れ、出場不能になるなどの被害を受けた。静岡県御殿場市では2人が川に流され、1人は救助されたが[53]1人は死亡が確認された[54]

台風通過後の浅川(東京都八王子市) 台風通過後の浅川(東京都八王子市)
台風通過後の浅川(東京都八王子市

12日には群馬県富岡市の内匠で住宅の裏山が崩れ、2棟が全壊した。これにより男性1名が死亡、住民2人と一時連絡が取れなくなっていたが[55][56]、13日に死亡が確認された[57]。同日午後7時ごろに長野県東御市千曲川にかかる田中橋の近くの道路が陥没し、車3台が転落。乗っていた人のうち3人は救助されたが残りの1名は死亡[58]が確認された[59][60]

台風によって崩壊した生田緑地飯室山の斜面(神奈川県川崎市

また同日23時ごろ、神奈川県川崎市沖合3キロほどの東京湾上で、パナマ船籍の貨物船「JIA DE ジア・デ」(1,925トン)の乗組員が漂流しているのが見つかった[61]中国人7人、ミャンマー人3人、ベトナム人2人の合計12人の乗組員のうち4人が救助され、7人が死亡、1人が行方不明となっている[61][62]第三管区海上保安本部によると、貨物船は台風のため東扇島沖合に停泊していたが[62]、台風接近時に沈没したものとみられている[61]。その後の調査で12日の21時29分の送信を最後にAISの信号が途絶え[63]、翌13日早朝、海中に沈んでいる所を発見された[62]。この事故で重油が流出し、千葉県富津市のノリ養殖用ブイに重油が付着した[64]。同じ川崎市では多摩川からのバックウォーター現象によって、右岸支流の平瀬川近くのマンション1階部分が浸水。これにより男性1名が死亡した[65]。また沈没が確認された貨物船ジア・デ号は、2020年2月に引き上げ作業が行われ、船内から行方不明であったベトナム国籍の乗組員が発見された[62]

13日午前10時ごろには福島県いわき市で、浸漬した家屋からの救助のため、消防ヘリコプターにけが人の70代女性を収容しようとしたところ、誤って約40メートルの高さから地上に落下する事故が発生した。女性は同市内の医療機関に搬送されたが死亡が確認された[66][67]。ヘリコプター側のワイヤと救助機材をつなぐ金具がかけられておらず、収容時に隊員が確認を怠ったとみられる[68]。この事故を受けて東京消防庁は同日午後に記者会見を開き、「活動中の手順を誤った」として謝罪した[69]

14日午後には、日野市の多摩川河川敷で路上生活者とみられる70代ほどの男性の遺体が発見され、解剖により溺死と判明した。台風との関連が不明であったため災害関連死には含まれていなかったが、市が警察と協議した結果、関連死として判断された[70][71]。なお、河川敷に住んでいたホームレスの被害状況の全容は不明。

2020年10月13日に発表された消防庁の報告書によると、この台風による死者・行方不明者は108人となり、平成16年台風第23号平成23年台風第12号の98人を超え、平成以降の日本における台風被害で最悪の規模となった。

内訳(2020年10月13日18時00分現在)[72]
都府県名 死者 行方
不明者
負傷者
重傷 軽症 程度不明
青森県 1
岩手県 3 4 3
宮城県 20 2 8 35
山形県 2 1
福島県 36 1 56
茨城県 2 1 20
栃木県 4 4 19
群馬県 4 1 8
埼玉県 4 2 31
千葉県 1 3 23
東京都 3 10
神奈川県 9 3 35
新潟県 2 3
富山県 1
石川県 1
福井県 1
山梨県 1
長野県 15 6 39
静岡県 3 2 5
愛知県 1
三重県 3
滋賀県 3
京都府 1 3
大阪府 8
兵庫県 1 14
鳥取県 1
岡山県 1
広島県 2
山口県 1
徳島県 1
高知県 2
佐賀県 2
大分県 2
合計 105 3 43 332 0

建造物被害

[編集]

2020年10月13日18時時点で全国で100,621棟の住家に被害が確認されている[73]

  • 住家の全壊3,229棟、半壊28,107棟、一部破損40,212棟、床上浸水7,524棟、床下浸水21,549棟
  • 公共建物の被害272棟、その他の非住家被害16,095棟

東京ヤクルトスワローズの二軍本拠地であるヤクルト戸田球場が水没、施設そのものが使用できなくなった。これがきっかけとなり二軍本拠地を茨城県守谷市に移転する計画が策定され、2027年の稼働を目指すこととなった[74]

川崎市市民ミュージアムは地下が水没し、所蔵品が水浸しになる被害を受けた。

河川・湖沼の水害

[編集]
画像・動画
長野県長野市大字穂保付近の被害箇所(出典: https://www.youtube.com/watch?v=X5ikjzWOjco
長野県長野市大字穂保付近の被害箇所(出典: https://www.youtube.com/watch?v=vJzzmAr7fuI
長野県長野市大字大町付近の被害箇所(出典: https://www.youtube.com/watch?v=_V9Q-KrLoos
長野県長野市大字穂保付近における千曲川の破堤(出典: https://www.youtube.com/watch?v=X5ikjzWOjcoの44秒付近を切り取り)

阿武隈川千曲川の堤防が決壊するなど河川の氾濫・決壊が相次ぎ、国土交通省によると、この台風により浸水面積は国管理河川だけでも約2万5,000ヘクタールに達した。この被害は西日本豪雨(平成30年7月豪雨)の約1万8,500ヘクタールを上回った[75]

決壊

[編集]

2020年(令和2年)4月10日9時現在において以下の河川の決壊が確認された[76]

決壊(国管理河川)
整備局等 水系名 河川名 市町村
東北 鳴瀬川 吉田川 宮城県 大郷町
阿武隈川 阿武隈川 福島県 須賀川市
関東 久慈川 久慈川 茨城県 常陸大宮市(3か所)
那珂川 那珂川 茨城県 常陸大宮市(2か所)・那珂市
荒川 越辺川 埼玉県 川越市[77]東松山市[77]
都幾川 埼玉県 東松山市(3か所)[77][78]
北陸 信濃川 千曲川 長野県 長野市
決壊(県管理河川)
水系名 河川名 市町村
宮城県 阿武隈川 内川 丸森町(10か所)
五福谷川 丸森町(4か所)
齋川 白石市
新川 丸森町(4か所)
高倉川 角田市
半田川 角田市
北上川 荒川 栗原市
石貝川 登米市
熊谷川 栗原市
瀬峰川 栗原市
照越川 栗原市(2か所)
富士川 石巻市
水沼川 石巻市
砂押川 砂押川 利府町
鳴瀬川 小西川 大和町
渋井川 大崎市
名蓋川 大崎市(2か所)・加美町
身洗川 大和町
福島県 阿賀野川 藤川 会津美里町
阿武隈川 安達太良川 本宮市
阿武隈川 鏡石町(2か所)・玉川村矢吹町(3か所)
佐久間川 桑折町(2か所)
鈴川 鏡石町(2か所)
滝川 伊達市
濁川 福島市
広瀬川 伊達市
藤田川 郡山市
藤野川 白河市
社川 浅川町(3か所)・石川町・白河市(5か所)・棚倉町(3か所)
谷田川 郡山市(2か所)
宇多川 宇多川 相馬市(3か所)
太田川 太田川 南相馬市
小高川 小高川 南相馬市(2か所)
川房川 南相馬市
小泉川 小泉川 相馬市
鮫川 鮫川 いわき市
夏井川 夏井川 いわき市(5か所)
好間川 いわき市
新田川 水無川 南相馬市
真野川 上真野川 南相馬市
三滝川 三滝川 新地町
茨城県 久慈川 浅川 常陸太田市
久慈川 常陸大宮市
里川 常陸太田市(2か所)
那珂川 藤井川 水戸市(2か所)
栃木県 利根川 秋山川 佐野市(2か所)
荒井川 鹿沼市
出流川 足利市
思川 鹿沼市(3か所)
黒川 壬生町(3か所)
新川 下野市
永野川 栃木市(6か所)
三杉川 栃木市
那珂川 荒川 那須烏山市(3か所)
内川 さくら市
蛇尾川 大田原市
中川 矢板市(3か所)
百村川 大田原市
埼玉県 荒川 新江川 東松山市
都幾川 東松山市
新潟県 信濃川 魚野川 南魚沼市
関川 矢代川 上越市
長野県 信濃川 麻績川 麻績村(2か所)
皿川 飯山市
三念沢 長野市
志賀川 佐久市
滑津川 佐久市

溢水・越水氾濫

[編集]
画像・動画
阿武隈川(福島県郡山市市街地から阿武隈川を挟んで郡山市田村町地区を望む)。手前を横切る高架は東北新幹線。出典:国土地理院ウェブサイト(https://saigai.gsi.go.jp/1/R1_10typhoon19/1013abukumagawa/naname/qv/ABU469.JPG)
阿武隈川(福島県玉川村矢吹村の境界付近)。横切る高架は、あぶくま高原道路玉川インターチェンジ。出典:国土地理院ウェブサイト(https://saigai.gsi.go.jp/1/R1_10typhoon19/1013abukumagawa/naname/qv/ABU_tsuika_042.jpg
阿武隈川(宮城県大河原町付近)。出典:国土地理院ウェブサイト(https://saigai.gsi.go.jp/1/R1_10typhoon19/1013abukuma_marumori/naname/qv/Maru299.JPG
多摩川の氾濫が発生した世田谷区二子玉川の対岸、川崎市高津区瀬田の翌日の被害状況。脇は東急電鉄二子橋梁
長野県長野市の千曲川、堤防外側が越流によって損壊した箇所

2020年(令和2年)4月10日9時現在において以下の河川の溢水・越水氾濫が確認された[79]

溢水・越水(国管理河川)
整備局等 水系名 河川名 市町村
東北 鳴瀬川 善川 宮城県大衡村大和町
竹林川 宮城県富谷市
吉田川 宮城県大崎市大郷町大和町松島町
阿武隈川 阿武隈川 福島県郡山市須賀川市伊達市二本松市本宮市
関東 那珂川 那珂川 茨城県ひたちなか市水戸市栃木県那珂川町那須烏山市茂木町
涸沼川 茨城県大洗町
久慈川 久慈川 茨城県常陸太田市
里川 茨城県常陸太田市
利根川 鬼怒川 茨城県筑西市
利根川 茨城県坂東市(無堤防溢水[80])・神栖市(無堤防溢水[81])、千葉県野田市(無堤防溢水[82])・銚子市(無堤防溢水[81]
荒川 荒川 埼玉県上尾市(無堤防溢水[83])・桶川市(無堤防溢水[83]
多摩川 多摩川 東京都世田谷区(無堤防溢水[84]
北陸 信濃川 信濃川 新潟県小千谷市
千曲川 長野県飯山市上田市小布施町須坂市千曲市中野市長野市
中部 狩野川 狩野川 静岡県清水町
菊川 牛淵川 静岡県菊川市
溢水・越水(都県管理河川)
都県 水系名 河川名 市町村
青森県 馬淵川 馬淵川 南部町
岩手県 宇部川 宇部川 久慈市野田村
明内川 野田村
織笠川 織笠川 山田町
馬指野川 山田町
久慈川 小屋畑川 久慈市
鳥谷川 久慈市
宮城県 阿武隈川 雉子尾川 丸森町
新川 村田町
森川 蔵王町
大沢川 大沢川 女川町
北上川 内の原川 石巻市
加茂川 石巻市
善光寺川 栗原市
高木川 石巻市
西沢川 石巻市
日向川 石巻市
馬鞍川 石巻市
南沢川 登米市
七北田川 七北田川 仙台市
八幡川 八幡川 南三陸町
山形県 最上川 市の沢川 大江町
犬川黒川 川西町
野呂川 山形市
和田川 高畠町
福島県 阿武隈川 安達太田川 二本松市
逢瀬川 郡山市
大森川 福島市
小国川 伊達市
小浜川 二本松市
北須川 石川町
三百川 川俣町
塩野川 伊達市
東根川 伊達市
井出川 井出川 楢葉町
請戸川 高瀬川 浪江町
大久川 大久川 いわき市
小高川 前川 南相馬市
木戸川 楢生川 楢葉町
地蔵川 椎木川 相馬市
夏井川 新川 いわき市
新田川 北川 南相馬市
笹部川 南相馬市
新田川 南相馬市
日下石川 日下石川 相馬市
茨城県 大北川 大北川 北茨城市
久慈川 押川 大子町
久慈川 大子町常陸大宮市
利根川 飯沼川 坂東市
糸繰川 下妻市
江川 坂東市
北台川 下妻市
桜川 つくば市
将門川 常総市
田川 結城市
西谷田川 つくば市
八間堀川 下妻市
真木川 つくばみらい市
横仁連川 坂東市
那珂川 石川川 水戸市
大谷川 鉾田市
緒川 常陸大宮市
桂川 城里町
塩子川 城里町
田野川 水戸市
中丸川 ひたちなか市
早戸川 ひたちなか市
涸沼川 茨城町笠間市
群馬県 利根川 赤坂川 中之条町
吾妻川 嬬恋村
鮎川 藤岡市
蟻川 中之条町
石田川 太田市
碓氷川 安中市
雄川 富岡市
温沢川 富岡市
蚊沼川 富岡市
鏑川 高崎市・富岡市
神流川 上野村
休泊川 大泉町
新堀川 邑楽町
新谷田川放水路 千代田町
多々良川 邑楽町
名久田川 中之条町
南牧川 南牧村
野上川 富岡市
丹生川 富岡市
孫兵衛川 邑楽町
栃木県 利根川 赤堀川 日光市
粟野川 鹿沼市
出流川 足利市
巴波川 栃木市
姥川 足利市
小曽戸川 佐野市
尾名川 足利市
小俣川 足利市
思川 小山市
柏倉川 栃木市
清水川 足利市
姿川 宇都宮市
杣井木川 小山市
田川 宇都宮市・下野市・日光市
武子川 日光市
豊穂川 小山市
永野川 栃木市
名草川 足利市
行川 日光市
旗川 足利市・佐野市
彦間川 佐野市
松田川 足利市
武名瀬川 上三川町
湯西川 日光市
那珂川 荒川 那須烏山市
内川 さくら市
江川 さくら市・那須烏山市
木須川 茂木町
逆川 茂木町
奈良川 那須町
武茂川 那珂川町
湯坂川 大田原市
埼玉県 荒川 赤平川 秩父市
荒川 長瀞町
飯盛川 坂戸市
入間川 入間市飯能市
江川 上尾市桶川市
大谷木川 毛呂山町
越辺川 越生町・毛呂山町
葛川 坂戸市・毛呂山町
高麗川 飯能市・日高市
芝川 さいたま市大宮区緑区
芝川(加田屋川) さいたま市
菖蒲川 戸田市
新河岸川 川越市
槻川 小川町
九十九川 東松山市
不老川 入間市・狭山市
毛呂川 毛呂山町
柳瀬川 所沢市
横瀬川 秩父市
利根川 赤堀川 北本市
綾瀬川 さいたま市
忍川 行田市
女堀川 本庄市
庄兵衛堀川 久喜市
藤治川 深谷市
備前堀川 久喜市
姫宮落川 白岡市宮代町
福川 熊谷市
元荒川 鴻巣市
東京都 荒川 奈良橋川 東大和市
成木川 青梅市
柳瀬川 東村山市
境川 境川 町田市
多摩川 秋川 あきる野市
浅川 八王子市
南浅川 八王子市
谷沢川 世田谷区
神奈川県 相模川 串川 相模原市
道志川 相模原市
多摩川 平瀬川 川崎市
早川 芦ノ湖 箱根町
早川 箱根町
引地川 引地川 藤沢市
新潟県 阿賀野川 阿賀野川 阿賀町
桑取川 桑取川 上越市
信濃川 信濃川 津南町
浄土川 長岡市
山梨県 富士川 大道川 身延町
島尻川 南部町
鳴沢川 市川三郷町
西川 南アルプス市
長野県 信濃川 浅川 長野市
尾根川 上田市
片貝川 佐久市
更級川 千曲市
沢山川 千曲市
産川 上田市
武石川 上田市
千曲川 上田市・栄村佐久穂町
泥川 軽井沢町
中沢川 佐久市
滑津川 佐久市
八木沢川 須坂市
湯川 上田市
吉沢川 佐久市
依田川 上田市
静岡県 鮎沢川 須川 小山町
稲生沢川 稲生沢川 下田市
太田川 秋田川 袋井市
沖之川 袋井市
逆川 掛川市
二瀬川 掛川市
狩野川 大平江川 沼津市
函南観音川 函南町
黄瀬川 御殿場市
境川 清水町
宗光寺川 伊豆の国市
戸沢川 伊豆の国市
洞川 伊豆の国市
堂川 伊豆の国市
韮山古川 伊豆の国市
菊川 江川 菊川市
小笠高橋川 菊川市
黒沢川 菊川市
小石川 小石川 焼津市
瀬戸川 石脇川 焼津市
高草川 高草川 焼津市
栃山川 木屋川 焼津市
那賀川 岩科川 松崎町
萩間川 萩間川 牧之原市

ダムの緊急放流

[編集]

相模川水系城山ダムの水量が増えたため、神奈川県は10月12日17時から異常洪水時防災操作(緊急放流)を行うことを予告し、相模原市は流域の住民に避難指示を発令した[85]。しかし増加が想定よりも低かったため、緊急放流の開始を遅らせることが発表された。21時に改めて、22時から緊急放流することを発表した[86]。その後、水量の増加により、予定を前倒しして21時30分より放流を行った。また花園川水系水沼ダムでも、12日20時50分より緊急放流を実施している[87]

このほか、利根川水系下久保ダム荒川水系二瀬ダム[88]鬼怒川流域川治ダム川俣ダムでも緊急放流を一時検討していた[89]

塩原ダム竜神ダム高柴ダム美和ダム菅平ダムなどでも実施された[90]

また、福島県南相馬市の高の倉ダムも12日22時過ぎに緊急放流を行い、水無川、新田川で氾濫した。NHKなどでは「北長野地区で氾濫」と発表したが、上高平地区でも氾濫している。

治水効果

[編集]
台風通過後の八ッ場ダム

災害による甚大な被害の一方、埼玉県北部・東部(桶川市・上尾市を除く)や東京都(世田谷区を除く)、千葉県北西部(野田市を除く)、神奈川県北部などの東京圏では、100年に一度の大雨を想定した治水工事の効果が発揮された。荒川第一調節池渡良瀬遊水地田中調節池では史上もっとも多い水を貯留し、首都圏外郭放水路神田川・環状七号線地下調節池もフル稼働した。そのほか、高規格堤防で荒川下流・江戸川下流の堤防が、首都圏氾濫区域堤防強化対策(大抵の重要水防箇所は高規格堤防整備済み)により利根川中流・江戸川上流の堤防が強化されたことも決壊防止に効果を上げた。

鶴見川多目的遊水地(新横浜公園)も貯留機能を発揮して下流域への氾濫を防いだ。公園内にある横浜国際総合競技場は1階駐車場に水が流入したが、直後の10月13日にはラグビーワールドカップ2019の日本対スコットランド戦が開催されている[91]

運用開始前だった八ッ場ダムは10月1日に試験湛水が開始されたばかりで、国土交通省によれば最高水位に達するまで3か月から4か月程度かかるとみられていたが、11日未明から13日朝までに累計347ミリの雨が降り、山間部から流れ込んだ水で水位が約54メートル上昇し、ほぼ2日で満水となった[92]

交通

[編集]
台風19号による長野新幹線車両センター浸水後、解体を待つ車両
台風19号災害の復旧過程で一時的に行われた、高尾駅-相模湖駅間の下り線による区間折返し運転列車

東北地方から関東北部・甲信地方を中心に、多数の交通網が土砂災害や浸水による被害を受けた。中でも、特筆すべき被害として、千曲川決壊にともなう北陸新幹線への影響と、東京都八王子市から神奈川県相模原市にかけての小仏峠大垂水峠一帯での交通網寸断が挙げられる。

北陸新幹線は、千曲川の決壊により長野駅 - 飯山駅間で信号電源装置が被害を受け[93]、長野駅 - 上越妙高駅間が10月25日まで約2週間運休になった[94][95] ほか、長野新幹線車両センター内に留置していたE7系・W7系車両10編成120両(北陸新幹線用車両の約3分の1)が冠水被害を受け[96]、最終的には全編成が廃車処分となったほか、電気設備などの車両基地設備も被災した[64]。報道では、鉄道車両の被害金額だけでも、代替車の新造費用を含み約418億円を超え[97]、かつ長期間のダイヤ削減を余儀なくされた[98][99]

また、小仏峠・大垂水峠一帯で、道路(中央自動車道国道20号)・鉄道(中央本線)が被災し、特急「あずさ」「かいじ」「富士回遊」「はちおうじ」「おうめ」が10月27日まで運休になる[100] など、東京都と山梨県の間の主要ルートが一時寸断されたことから、国土交通省が迂回路に関する情報を提供した[101]東海旅客鉄道(JR東海)はおもな施設被災はなかったが、中央線の運休などを受け、東京 - 山梨間の迂回ルートを確保するために身延線の輸送力を増強(定期列車の延長運転や臨時列車の運転)した[102]

道路

[編集]
多摩川の増水を受けて橋脚が沈み路面が陥没した日野橋(東京都日野市立川市間)

高速道路では、東北自動車道東名高速道路など13路線・15区間(10月13日13時現在)で、法面の崩落などの被害を受けた[64][103]。このうち、以下の箇所で長期にわたる影響が出た。

国直轄国道では17路線39区間が被害を受け[108]、11月25日9時分現在、以下の1路線1箇かで通行止めが続いていたが[109]、11月29日に応急仮設橋をにより復旧を行い解除された[110]

  • 国道20号:山梨県大月市の法雲寺橋で橋脚洗堀による落橋のおそれ。2019年11月29日に仮復旧。2022年4月3日に新橋による復旧完了し、開通[110]

また、補助国道(都県管理)でも38路線62区間が被災し[108]、2020年5月3日現在、5路線6区間で通行止めが続いている[111][112]

路線バス事業者では、福島交通郡山支社逢瀬川阿武隈川支流)の氾濫により浸水被害を受け[113]、営業所が所有するバス90台が水没したため、郡山市内70路線で運休が発生。20路線で運転再開にこぎ着けたものの、福島空港リムジンバスを含む残りの路線の運行再開には時間がかかる見通しである[113]。2019年12月5日現在でも、一部の路線バスと高速バスの運休や路線バスの迂回運行、定期乗車券などの対応措置が取られており[114]、車両手配の都合により運休が続いていた高速バス福島 - 郡山線はJR東北本線との競争による収益性の悪さもともない、そのまま廃止が決まった。また、長電バス本社および長野営業所が浸水被害を受けた[115]。2020年1月10日現在、合計で2事業者4路線が全面運休、9事業者15路線が一部運休している[112][116]

タクシー関係では60事業者で計219台が被害を受けた[116]

鉄道

[編集]
改札を閉鎖した東海道新幹線

12日終日および13日14時ごろまで、関東甲信地方を発着する路線を中心に広く計画運休が実施され[64][117][118][119][120]、計画運休を含め83事業者・254路線で運転休止となった[121]

以下は10月15日15時現在[122] および10月16日12時30分現在[123] で国土交通省がとりまとめた、施設が被災した路線。

西日本旅客鉄道(JR西日本)では、北陸新幹線の運休を受け、1年5か月の間[126]金沢駅 - 米原駅間の特急「しらさぎ」の輸送力増強(増結)を実施した[127]

航空

[編集]

成田空港では12日11時から13日5時までの間旅客機の着陸を制限したことから、空港に来てから欠航を知った旅客ら約1,500人が滞留する事態となった[128]

羽田空港では12日から13日5時の間、旅客機の着陸を制限した。また一部エプロン・誘導路が冠水した[129]

国内外の空港へ航空各社の航空機の避難が行われたため、各地の空港では駐機場などを最大活用して駐機を実施した。新千歳空港では駐機場だけでは足りず、B滑走路を閉鎖して滑走路上に駐機を行った[130][131]

また、北陸新幹線の代替輸送機関として、東京/羽田 - 富山・東京/羽田 - 小松の2路線で臨時便運航や機材変更により対応していた[132]

イベントなどへの影響

[編集]

台風が予報されたことにより中止・延期となったおもなイベントは以下の通り。

国の式典

[編集]
  • 第66回自衛隊観艦式 - まず事前公開の10月12日および13日の中止が決まり、本番の14日については開催を検討していたが、台風上陸前から各地に被害が出ていたことより14日についても中止が決定した[133][134]。14日9 - 16時までの間、横須賀木更津で16隻の艦艇の一般公開を実施した[135]かがなども観艦式に参加予定であったが、一般公開には参加せず、救援活動の統合任務部隊に加わった[136]

スポーツ

[編集]

音楽イベント

[編集]
  • NHK全国学校音楽コンクール全国コンクール - 12日の高校生の部を中止(11月28日に代替開催。結果的に史上最も遅い開催日となる[153][154]、13日の小学生の部は開演時刻を14時から15時30分に変更[155]
  • 阿波国 THE SOLAR BUDOKAN 2019 - 事前の会場設営等が困難かつ、来場者の安全を第一に考慮し中止[156]

伝統行事・祭り

[編集]

公営競技

[編集]
  • 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント - 12日開催分を中止し1日ずつ順延(決勝は15日に延期)[161]
  • 東京競馬場 - 令和元年第4回3日目(10月12日)、4日目(10月13日)を中止。3日目は10月15日に出馬表を変更せず、4日目は10月21日に出馬投票のやり直しの上で代替競馬として順延[162]。また関東・甲信越・東海地方の競馬場(パークウィンズ)、ウィンズ、エクセル、J-PLACEの各施設でも当該2日間(一部は12日のみ)の馬券発売・払い戻し業務を休止[163][164]
  • 戸田競艇場 - 14 - 19日に開催予定の「G3・オールレディース」が中止[165]

国家試験・資格試験

[編集]
  • 調理師国家試験(10月12日)は7都県で中止、12月22日に再試験[166]
  • 消費生活相談員資格試験(10月12日)は9都府県で中止、11月2日に再試験。一部受験者への受験料返還措置[167]
  • 技術士試験第一次試験(10月13日)は27都県で中止[168]、翌年3月7日に再試験。また、一部被災受験者等への試験地振替措置[169]
  • 一級建築士試験「設計製図の試験」(10月13日)は、18都県で中止、12月8日に再試験[170]
  • 総合旅行業務取扱管理者試験(10月13日)は2都県で中止。一部被災受験者等への受験料返還措置および有効期限の延長措置、3月15日に再試験[171][172]
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)試験(10月13日)は13都県で中止、4県では開始時間繰り下げ[173]。再試験は翌年3月8日[174]
  • 小学校教員資格認定試験第2次試験(10月13日)は当初全員を受験免除・合格扱いの予定だったが[175]、試験代替として対象者にリポート課題と代替検定試験を3次試験に並行して実施[176]
  • 情報処理技術者試験情報処理安全確保支援士試験(10月20日)について、浸水被害で会場が変更。公共交通機関の不通により、一部試験地で開始時刻の繰り下げ[177]。被災受験者等への次回振替や受験料返還措置[178]

その他イベント

[編集]
  • 第26回鉄道フェスティバルは、12日と13日に開催予定だったが中止となった[179]
  • 10月14日の鉄道の日に合わせて各地で鉄道関連イベントが予定されていたが、多くが中止になった[180]
  • 1997年(平成9年)に廃止された信越本線横川 - 軽井沢間では、川に土砂が堆積した影響で安中市内の下り線の道床が流出しており、現在も「廃線ウォーク」では上り線に迂回を余儀なくされている[181]2023年(令和5年)に視察した岩井均安中市長は「何らかの方法で修繕できるよう検討したい」とコメントしている[182]
  • オリコンチャートでは、10月12日に更新される予定だった2020/10/11付のデイリーチャートの発表が翌日に延期になった[183]
  • あしかがフラワーパーク(栃木県足利市)では10月下旬の開幕予定でイルミネーションイベント「光の花の庭」の準備を進めており、すでに400万球を設置し終えていたが、電球の水没と泥かぶりの被害を受けた[184]。従業員150人が総出で発光ダイオードの交換・整備を行った結果[185]、予定より1週間遅れで開催に漕ぎ付けた[186]

産業への影響

[編集]

農林水産業

[編集]

農林水産省によると、2020年10月23日時点で農林水産関係の被害額は、10月25日の大雨によるものも含めて3,446億円超えとなった。このうち、農地の損壊やため池・用水路などの農業用施設の被害額が2,101億円、コメやリンゴなどの農作物の被害額は159億円となっている。また、林道や木材加工の施設などの林業関係の被害額は805億円、漁港の施設など水産関係の被害額が134億円などとなっていて、引き続き調査中である[187]

製造業

[編集]
  • 福島県郡山市では郡山中央工業団地が水没する被害を受け、幸楽苑パナソニック日立製作所といった企業の商品出荷に影響が発生した[188]。日立製作所は2019年12月に、同様の浸水被害が発生することを懸念して、事業所を移転する方針を明らかにした[189]
  • スバル太田工場では、サプライヤーが浸水被害を受け部品供給が滞ったために車両の出荷停止を行った[190]


その他

[編集]

福島県で除染廃棄物が川に流出

[編集]

福島県田村市は、10月13日、台風19号の大雨による洪水により、福島第一原発事故後の除染廃棄物を詰めた袋が古道川に流出したと発表した。重さは1袋当たり数百キロから1トンほど。2,667袋を保管していた[191][192]。なお、同様の流出は平成27年9月関東・東北豪雨においても発生していた。

郡山市での家庭ごみの処理問題

[編集]

郡山市内2か所のごみ処理場のうちのひとつである、富久山クリーンセンターが水没し、電気設備が故障。災害ゴミの集積が行えないほか、家庭ごみの焼却も行えないため、郡山市民に生ごみ以外は家庭で保管するよう呼びかける、異例の対応が取られた[193]

政府などの対応

[編集]
皇室

10月15日、今上天皇皇后雅子による「お見舞いの気持ち」が、宮内庁を経て発表された。2019年に限り国民の祝日となったその7日後の10月22日には、即位の礼(中心儀式:即位礼正殿の儀)の一部である「祝賀御列の儀」(天皇即位を祝う皇居から赤坂御用地までのオープンカーによるパレード)も予定されていたが、大規模な警備体制の整備を要するため、被害の甚大さと復旧支援の緊急性などを考慮して同儀式は11月10日に延期された。

総理大臣官邸

10月8日13時に情報連絡室を設置。以後、関係閣僚会議を実施(第4次安倍第2次改造内閣[64]。10月12日15時30分、情報連絡室を官邸対策室に改組した[64]。同時刻に安倍晋三内閣総理大臣より関係閣僚に指示を行った[64]

非常災害対策本部

10月13日9時30分、非常災害対策本部を設置[64]

10月15日、千葉県が台風15号・19号にともなう被災者生活再建支援法の県下全域への適用をしたと公表[64]

10月16日、令和元年度一般会計予算予備費より7.1億円を捻出し、被災者支援に充てることを閣議決定[64]

10月18日、「令和元年台風第19号による災害についての特定非常災害及びこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令」を閣議決定し、同日施行[4]

10月29日、今災害をおよび大規模災害復興法の「非常災害」に指定し、11月1日政令公布・同日施行とした[5]

11月1日、今災害を激甚災害に指定する政令を公布・同日施行した[3]

12月4日、激甚災害指定の政令を一部改正し、災害指定期間を延長指定した[194]

内閣府

10月8日13時に情報連絡室を設置。関係都道府県に災害救助法関連情報などの通知を発出した[64]

災害救助法は10月15日現在、1都13県の390自治体に適用されている[2][195]

10月18日、総合法律支援法第三十条第一項第四号に基づく指定を行うための政令を施行[4]

気象庁

気象庁は、10月9日に早期警戒を呼びかける第1報を発出[196]。通常は台風接近の前日に行う記者会見をこの日に行い、同年の房総半島台風平成30年台風第21号と同程度の暴風になるおそれがあるとして警戒を呼びかけた[197]

10月11日に気象庁は再び臨時の記者会見を開き、12日から13日にかけて、広い範囲で記録的な大雨や暴風となる見込みであると発表した。「狩野川台風に匹敵する記録的な大雨となる」おそれもあり、「大雨特別警報を発表する可能性がある」と発表した[198][199]

また、TEC-FORCE JETT(気象防災対応支援チーム)を31都府県に派遣[64]

警察庁

10月8日13時に、災害対策室長を長とする災害情報連絡室を設置した[64]。12日15時30分、警備局長を長とする災害警備本部へ改組[64]。城山ダム緊急放流にともない、神奈川県警察機動隊を厚木市に派遣[64]

13日、警察庁次長を長とする非常災害警備本部に改組[64]。12府県の警察本部に対し、広域緊急援助隊の派遣要請を行った[64]

全国の警察本部・管区警察局からの派遣をもって対応した[195]。各部隊は以下の期間で活動。

警察災害派遣隊(10/13~11/20:39)、広域緊急援助隊(警備部隊 10/13~10/23)、広域警察航空隊(10/13~10/23)、特別自動車警ら隊(10/16~11/20)、特別生活安全部隊(10/17~11/18)、機動警察通信隊(10/13~10/20)[200]

総務省消防庁

10月8日に、消防庁災害対策室(第1次応急体制)を設置。8日以降「台風第19号についての警戒情報」などの警戒情報を都道府県・指定都市等に通達し、警戒を取るように事前通達が行われた[201]

12日15時30分、消防庁長官を長とする消防庁災害対策本部(第3次応急体制)に移行した[201]

宮城県・福島県・長野県から消防庁長官に対し、緊急消防援助隊の応援要請があり、東北ブロック、関東ブロック各隊に出動を求めた[195]。13日から18日にかけて計755隊2,680人規模、消防ヘリコプター38機が投入され、18日の宮城県からの引き上げをもって活動を終了した[195]

防衛省自衛隊

防衛省は10月11日、災害関連情報専用のTwitterアカウントを開設[202]。そのほか、河野太郎防衛大臣のアカウント[203] および、各部隊のアカウントによる個別情報の提供を実施している。これによると、1万7,000人態勢での即応体制を確立するとともに[204]、特別警報が発表された13都県の担当する部隊約2万7,000人を全員呼集[205]。13日現在、21都県(272自治体)および東京電力本社にLO(連絡幹部)を派遣した[64][205]

また、13日16時、河野太郎防衛大臣(第4次安倍第2次改造内閣)より自衛隊行動命令が発出され、陸上総隊司令官髙田克樹陸将を指揮官とする統合任務部隊(JTF、通称号:笑顔と故郷を取り戻すために JTF)が編成された[206]。全国の陸海空自衛隊より人員3万1,000人規模、艦艇8隻、航空機130機体制での活動を開始した[207]。続いて14日17時15分、最大で1,000名程度の即応予備自衛官予備自衛官の招集を閣議決定、招集命令が発せられた[208]。全国から部隊が派遣され、被災者生活支援・医療支援・慰問演奏会を実施した[64]

各都県知事より災害派遣要請が相次いだため、以下に災害派遣情報を一覧として掲載する。

※以下、在任(当時)の各都県知事の人名は1回目のみ表記。便宜上、10月24日~10月26日の大雨についても記載する。

令和元年台風第19号にともなう災害派遣一覧(2019年12月2日14時00分現在)[64][195][209]
要請日時 要請元 要請先 要請内容 撤収要請
10月12日 20時30分 宮城県知事村井嘉浩 陸自 第2施設団長 人命救助 撤収要請受理*
21時10分 栃木県知事福田富一 陸自 第12特科隊長 人命救助 撤収要請受理*
21時20分 静岡県知事川勝平太 陸自 第34普通科連隊長 人員輸送 撤収要請受理*
21時34分 長野県知事阿部守一 陸自 第13普通科連隊長 人命救助、水防活動 11月30日22時00分[210]
21時41分 栃木県知事 陸自 第12特科隊長 人命救助、資材搬送 撤収要請受理*
21時50分 東京都知事小池百合子 陸自 第1師団長 避難誘導等 撤収要請受理*
23時15分 福島県知事内堀雅雄 陸自 第6特科連隊長 人命救助 撤収要請受理*
10月13日 00時25分 茨城県知事大井川和彦 陸自 施設学校長 人命救助 撤収要請受理*
00時44分 宮城県知事 陸自 第2施設団長

船岡駐屯地司令名義)

人命救助 撤収要請受理*
02時00分 福島県知事 陸自 第44普通科連隊長 行方不明者捜索 撤収要請受理*
02時10分 宮城県知事 陸自 第22即応機動連隊長

多賀城駐屯地司令名義)

孤立者救助 撤収要請受理*
02時20分 栃木県知事 陸自 第12特科隊長 人命救助 撤収要請受理*
02時26分 東京都知事 陸自 第1師団長 孤立者救助 撤収要請受理*
02時45分 岩手県知事達増拓也 陸自 第9特科連隊長 行方不明者捜索 撤収要請受理*
02時50分 茨城県知事 陸自 施設学校長 水防作業 撤収要請受理*
03時00分 宮城県知事 陸自 第2施設団長 人命救助 撤収要請受理*
04時05分 栃木県知事 陸自 第12特科隊長 人命救助 撤収要請受理*
04時30分 福島県知事 陸自 第6特科連隊長 行方不明者捜索 撤収要請受理*
05時34分 茨城県知事 空自 第7航空団司令 孤立者救助 撤収要請受理*
06時00分 群馬県知事山本一太 陸自 第12旅団長 人命救助 撤収要請受理*
08時30分 埼玉県知事大野元裕 陸自 第1師団長 給水支援 撤収要請受理*
11時20分 栃木県知事 陸自 第12特科隊長 給水支援 撤収要請受理*
13時07分 静岡県知事 陸自 第34普通科連隊長 行方不明者捜索 撤収要請受理*
13時35分 神奈川県知事黒岩祐治 陸自 第1師団長 人命救助 撤収要請受理*
17時33分 千葉県知事森田健作 陸自 第1空挺団長 避難誘導、輸送支援 11月5日 15時10分[211][注釈 4]
10月25日 17時30分 千葉県知事 陸自 第1空挺団長 人命救助 10月26日[195][注釈 4]
10月26日 11時20分 福島県知事 陸自 第44普通科連隊長 行方不明者捜索 10月31日[195]
*は撤収要請日時不明を示す
備考

LO:21都県(最大271自治体)・東京電力本社に派遣。本省審議官級を長とする連絡員チームを各県庁に派遣

統合任務部隊(JTF)編成規模:最大人員3,1000人規模、艦艇8隻、航空機130機等体制[206]。最大5,500人規模・40機で活動[212]

即応予備自衛官:368名、予備自衛官:53名(最大1,000名程度予定)。

以後、部隊規模の縮小、撤収要請が相次いだことから、11月8日の大臣命令をもってJTFは解組され、東北を管轄する東北方面総監・関東甲信越を管轄する東部方面総監による指揮体制に移行した[212][213]。同時に、11月9日をもって即応予備自衛官・予備自衛官の招集を終了した[212]。11月30日をもって一連の活動を終了した。

11月8日、台風15号から一連の災害派遣活動により、一般会計予算の予備費から経費65億円を拠出したことを発表した[214]

海上保安庁

10日に海上保安庁本庁に災害対策室を設置。12日15時30分に災害対策本部に移行。11月8日7時現在、巡視艇のべ716隻、航空機のべ166機、救助要員のべ442名、リエゾンのべ86名規模で対処[195]。また、航行警報129件、海の安全情報121件を発出し情報提供を行った[195]

このほか、福島県・岩手県で給水支援、入浴支援を実施した[195]

総務省

10月8日13時に大臣官房総務課に情報連絡室を設置[64]。12日15時30分に官房長を長とする災害対策本部に改組[64]。被災地への応援職員の派遣に関する通知発出およびリエゾンの派遣、移動式電源車の用意、衛星携帯電話の貸し出しを山梨県と千葉県君津市、長野県などに実施した[64]。このほか、災害時用公衆無線LANサービス「00000JAPAN」の開放[64]、特設の公衆電話124台設置、NHK・携帯電話料金・無線局電波使用料の支払い猶予などを実施[64]

以下は今災害に絡む電波法に基づく臨機の措置、および放送局の被害の一覧である[64]

  • 予備免許交付中のこまえエフエム(CFM)の設備を用いて、臨機の措置により臨時災害放送局を開設(12日開設 - 13日閉局)[64]
  • 茨城県大子町のFMだいごが被災し停波したため[215]FMぱるるんの機材を使用し、FMだいごと同一周波数(77.5MHz)にて臨機の措置により臨時災害放送局を開設[216](14日開局)。19日、FMだいごの設備が仮復旧。同日夕方に臨時災害放送局を閉局し、放送を再開した[64]
  • 埼玉県秩父市のちちぶエフエムは送信所付近の電柱滑落にともなう配電線・光回線遮断により停波。スマートフォンアプリのみで昼間限定で放送していたが[217]、15日をもってスマートフォンアプリでの配信を中止。仮設アンテナ設置により10月26日7時よりFM放送・スマートフォンアプリによる放送を再開[218]
  • 神奈川県横須賀市のFM・ブルー湘南は通信回線断による停波、葉山町の湘南ビーチFMの停電による停波はそれぞれ復旧した[64]
  • このほか、いわき市民コミュニティ放送中継局の中継局停電・浸水、軽井沢エフエム放送の停電による停波はそれぞれ復旧した[64]
  • 県域局である、栃木放送FM補完放送でも一時停電による停波が発生した[64]
  • 復旧応援の中国電力北陸電力等に対する陸上移動局の移動範囲の変更[64]
  • NTTドコモに対し衛星基地局の開設の許可[64]

総務省所管の日本郵便によると、13日17時現在、静岡県全域の窓口業務および静岡県外8局での窓口業務を休止。全国的に郵便配達が遅れていた[219]。また、長野県・福島県での車両型郵便局の展開、長野県での避難所における郵便物配達、貯金の非常即時払いの実施、かんぽ生命などの利率減免、臨時貯金窓口の営業を実施した[195]

厚生労働省

18日6時時点で、DMATのべ68隊、DPATのべ11隊が活動[64]。2020年1月時点でDMATは活動終了[220]

事務連絡を通して、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)、感染症、衛生、災害時の小児アレルギーに関する周知を実施[64]日本栄養士会のJDA-DATとの連携を実施[219]。このほか、リエゾン、保健師の派遣、インフルエンザワクチンの確保の要請を行った[64]

国土交通省

10月11日に本省災害対策本部を設置[64]。10月10日よりTEC-FORCE(11月3日7時現在、延べ1万5,822人)、13日より省所有ヘリコプター(全機)、災害対策用機械(のべ9,050台)派遣を実施[64]

農林水産省

10月11日に令和元年台風第19号に関する農林水産省緊急自然災害対策本部を設置。プッシュ型食料物資支援の調整のため、内閣府防災(8号館)へ職員2名を派遣したほか、地方部局・地方自治体へリエゾン派遣を実施[64]

文部科学省

10月13日14時30分、事務次官を本部長とする文部科学省非常災害対策本部を設置[64]。児童の安全確認に関する通知、被災した学校の復旧に関する通知を行う[219]。大学病院やQST病院の備蓄体制の確認に関する通知などを実施[64]。このほか、奨学金・教科書などに関する通知を実施[64]

文部科学省が所管する宇宙航空研究開発機構(JAXA) は国土交通省などの要請を受け、台風被害の把握のため、陸域観測技術衛星2号 「だいち2号」による東北・関東地方およびその周辺地域の緊急観測を13日から17日にかけて計7回実施した[64]

文部科学省が所管する防災科学技術研究所は「令和元(2019)年 梅雨期・台風期 クライシスレスポンスサイト」・「令和元(2019)年台風19号に関するクライシスレスポンスサイト」を随時更新し、情報提供を実施[64]。また各県の県庁にリエゾンを派遣した[64]

金融庁

10月8日、金融庁災害情報連絡室を設置。13日、金融庁災害対策室に改組した[64]

10月13日、災害救助法の適用を決定したことを受け、適用地域の所轄財務局において、日本銀行との連名で12都県内の金融機関などに対して、「令和元年台風第19号に伴う災害に対する金融上の措置について」を発出した[64]

10月15日、先だって設置していた台風15号金融庁フリーダイヤルを更新する形で、台風19号金融庁フリーダイヤルを設置[64]

消費者庁

大規模災害に関連した消費者トラブル・消費者事故への注意喚起などを実施[64]

法務省

10月11日9時20分、災害情報連絡室を設置。10月13日15時50分、法務省災害対策本部を設置した。避難所として、駿府学園、東日本成人矯正医療センター東京拘置所府中刑務所を開放した[64]

財務省

商工中金日本政策金融公庫などの政府系金融機関に対し、被災者への貸付に関する配慮要請を発出[64]。罹災証明書業務支援等人的支援を実施[195]

経済産業省

松本経済産業副大臣から東京電力に対して、福島第一原子力発電所における台風19号の接近にともなう防災対策の徹底について要請した[64]

環境省

災害ごみに関する通知、リエゾン派遣などを実施[64]

海外の反応

[編集]

備考

[編集]
  • 台風のアジア名である「ハギビス(Hagibis)」は、この台風限りで使用中止となった[233]
  • 足利市は令和元年東日本台風(台風19号)の記録誌「令和元年東日本台風 足利市の記録」を作成した[234]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 同年12月4日に、今災害を激甚災害に指定する令和元年政令第一四二の一部を変更する政令が公布され、令和元年10月25日の大雨災害も今指定に追加された(令和元年政令一七一)。(詳細後述)
  2. ^ 中心付近の10分間平均最大風速により、強い:33m/s(64ノット)以上44m/s(85ノット)未満、非常に強い:44m/s(85ノット)以上54m/s(105ノット)未満、猛烈な:54m/s(105ノット)以上、に台風の強さが分けられる[11]
  3. ^ 総務省消防庁によると、19号の通過中に最大で9都県の210万人(13日午後1時時点)に避難指示が出されたとみられる。
  4. ^ a b 千葉県での災害派遣態勢は令和元年房総半島台風(台風15号)による災害派遣要請から継続。

出典

[編集]
  1. ^ 令和元年:2019年5月1日 - 12月31日(平成31年:同年1月1日 - 4月30日)。
  2. ^ a b c “「災害救助法」適用は13都県317市区町村に 東日本大震災上回る”. NHK. (2019年10月19日). https://web.archive.org/web/20191018200601/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191019/k10012139551000.html 2019年10月19日閲覧。 
  3. ^ a b 令和元年十月十一日から同月十四日までの間の暴風雨及び豪雨による災害についての激甚災害並びにこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令(令和元年十一月一日政令第百四十二号)” (PDF). インターネット版官報. 国立印刷局 (2019年11月1日). 2019年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月2日閲覧。
  4. ^ a b c 「令和元年台風第十九号による災害についての特定非常災害及びこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令(令和元年十月十八日政令第一二九)」および「令和元年台風第十九号による災害についての総合法律支援法第三十条第一項第四号の規定による指定等に関する政令(令和元年十月十八日政令第一三〇)」”. インターネット版官報. 国立印刷局. 2019年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月19日閲覧。
  5. ^ a b 令和元年台風第十九号による災害についての非常災害の指定に関する政令(令和元年十一月一日政令第百四十三号)” (PDF). 国立印刷局 (2019年11月1日). 2019年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月2日閲覧。
  6. ^ “台風19号「非常災害」と「激甚災害」指定 復旧工事を国が代行”. NHK. (2019年10月29日). https://web.archive.org/web/20191029033213/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191029/k10012154771000.html 2019年10月29日閲覧。 
  7. ^ 令和元年台風第19号に伴う災害にかかる災害救助法の適用について【第13報】(訂正報)”. 内閣府. 2019年11月5日閲覧。
  8. ^ 「台風19号最後の避難所が閉鎖 福島・伊達」日本経済新聞』朝刊2020年3月24日社会面掲載の共同通信記事(2020年3月25日閲覧)
  9. ^ 令和元年 台風第19号に関する情報”. 気象庁 (2019年10月6日). 2019年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月6日閲覧。
  10. ^ 台風19号「ハギビス」発生 日本の南で猛烈な台風に”. 日本気象協会 (2019年10月6日). 2019年10月6日閲覧。
  11. ^ 台風に関する用語”. 気象庁. 2019年10月14日閲覧。
  12. ^ 令和元年 台風第19号に関する情報 第5号(位置)”. 気象庁 (2019年10月7日). 2019年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月7日閲覧。
  13. ^ 台風19号 猛烈な勢力に発達”. 日本気象協会 (2019年10月7日). 2019年10月7日閲覧。
  14. ^ 令和元年 台風第19号に関する情報 第35号 (位置)”. 気象庁 (2019年10月10日). 2019年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月10日閲覧。
  15. ^ 令和元年 台風第19号に関する情報 第75号(位置)”. 気象庁. 2019年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月12日閲覧。
  16. ^ a b c d e f 令和元年台風第19号とそれに伴う大雨などの特徴・要因について(速報)”. 気象庁 (2019年10月24日). 2020年9月5日閲覧。
  17. ^ 令和元年 台風第19号に関する情報 第76号”. 気象庁. 2019年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月12日閲覧。
  18. ^ 令和元年 台風第19号に関する情報 第99号(位置)”. 気象庁 (2019年10月13日). 2019年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月13日閲覧。
  19. ^ "元台風19号がついに米アラスカ州へ 21日にも上陸か?". Sponichi ANNEX. スポーツニッポン新聞社. 16 October 2019. 2019年10月16日閲覧
  20. ^ 2019年10月15日の天気図”. 気象庁 (2019年10月15日). 2019年10月20日閲覧。
  21. ^ 2018年台風第22号 MANGKHUT (1822) 位置表”. 気象庁 (2018年11月5日). 2019年10月14日閲覧。
  22. ^ 杉江勇次 (2018年9月14日). “台風22号、14年ぶりに猛烈期間が72時間以上に”. Yahoo!ニュース 個人. https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/287c760082abbbd6618c309eaded1c1183449167 2019年10月22日閲覧。 
  23. ^ 台風19号、なぜ関東直撃?上陸までの「驚くべき経過」”. 朝日新聞デジタル (2019年10月13日). 2020年3月25日閲覧。
  24. ^ 台風19号は「特殊な雨台風」 地形条件も重なり大被害”. 朝日新聞デジタル (2019年10月14日). 2020年3月25日閲覧。
  25. ^ 顕著な災害を起こした自然現象の名称について(平成30年7月9日)”. 気象庁. 2019年10月16日閲覧。
  26. ^ “気象庁、台風19号を命名へ 42年ぶり”. デジタル毎日. 毎日新聞社. (2019年10月15日). https://mainichi.jp/articles/20191015/k00/00m/040/190000c 2019年10月15日閲覧。 
  27. ^ 令和元年に顕著な災害をもたらした台風の名称について』(PDF)(プレスリリース)気象庁予報部、2020年2月19日。オリジナルの2020年2月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200219091546/https://www.jma.go.jp/jma/press/2002/19a/20200219_typhoonname.pdf2020年2月19日閲覧 
  28. ^ デジタル台風:2019年台風19号(ハギビス|HAGIBIS)”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年7月20日閲覧。
  29. ^ 台風19号は“1200人犠牲の狩野川台風”に匹敵か…高まる警戒感に各地は”. FNNプライムオンライン. 2020年6月23日閲覧。
  30. ^ a b 台風19号が類似、「狩野川台風」とは? 死者888人、行方不明者381人の被害が出た大災害”. ハフポスト (2019年10月11日). 2020年6月23日閲覧。
  31. ^ a b c d 【台風19号】狩野川放水路、本流被害食い止め 新たな課題も|静岡新聞アットエス”. @S[アットエス]. 2020年6月23日閲覧。
  32. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2019年10月11日). “台風19号は犠牲者1200人の「狩野川台風」に匹敵、大雨特別警報の発令も 鉄道、空の便で大規模計画運休”. 産経ニュース. 2020年6月23日閲覧。
  33. ^ テレビ災害報道の限界を超えた台風19号の猛威 | 災害・事件・裁判”. 東洋経済オンライン (2019年10月17日). 2020年6月23日閲覧。
  34. ^ 台風19号と規模類似 甚大な被害残した狩野川台風とは:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年6月23日閲覧。
  35. ^ 台風2019年19号と狩野川台風”. 防災リテラシー研究所 (2019年10月14日). 2020年6月23日閲覧。
  36. ^ 犠牲者1200人超え 狩野川台風とは?(THE PAGE)”. Yahoo!ニュース. 2020年6月23日閲覧。
  37. ^ Chiba, Yuto. “61年前、1000人以上の命を奪った狩野川台風。その脅威とは”. BuzzFeed. 2024年2月5日閲覧。
  38. ^ 【台風19号】警告「狩野川台風級」、避難行動に奏功 伊豆の国|静岡新聞アットエス”. @S[アットエス]. 2020年6月23日閲覧。
  39. ^ 台風19号 61年前の教訓 人的被害ゼロ 「狩野川級」警告、迅速に避難 伊豆の国 /静岡”. 毎日新聞. 2020年6月23日閲覧。
  40. ^ a b 台風第19号による大雨、暴風等 令和元年(2019年)10月10日~10月13日(速報) 気象庁、2019年10月20日閲覧。
  41. ^ 歴代全国ランキング”. 気象庁. 2019年10月12日閲覧。
  42. ^ 7都県に大雨特別警報発表”. 気象庁 (2019年10月12日). 2019年10月12日閲覧。
  43. ^ 5県に大雨特別警報発表”. 気象庁 (2019年10月12日). 2019年10月12日閲覧。
  44. ^ 岩手県に大雨特別警報発表”. 気象庁 (2019年10月13日). 2019年10月13日閲覧。
  45. ^ 台風19号、なぜ関東直撃?上陸までの「驚くべき経過」”. 朝日新聞 (2019年10月12日). 2019年10月12日閲覧。
  46. ^ 観測史上最高潮位も 高潮や高波に厳重警戒”. NHK NEWS WEB (2019年10月12日). 2019年10月14日閲覧。[リンク切れ]
  47. ^ 令和元年台風第19号等による被害状況等について(第54報)”. 国土交通省 (2020年4月10日). 2020年9月5日閲覧。
  48. ^ “台風19号 住宅内で4割死亡 車で移動中は3割 避難の遅れ深刻”. 毎日新聞. (2019年10月18日). https://mainichi.jp/articles/20191017/k00/00m/040/346000c 2019年10月18日閲覧。 
  49. ^ 800億円かけて改修した阿武隈川がなぜ決壊したのか”. FM93AM1242ニッポン放送 (2019年10月15日). 2019年10月17日閲覧。
  50. ^ “豪雨と地形が悲劇招く 宮城・丸森に被害集中、11人犠牲”. 河北新報 online news. (2019年10月31日). https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191031_13014.html 2019年12月27日閲覧。 
  51. ^ 「竜巻の正体を知ろう!」(2014年放送)より。
  52. ^ “千葉・市原で竜巻か 車横転して男性死亡・住宅1軒全壊”. 朝日新聞デジタル. (2019年10月12日). https://www.asahi.com/articles/ASMBD36V4MBDUDCB006.html 2019年10月12日閲覧。 
  53. ^ 日本放送協会. “川に2人流されたか 1人不明 1人救助 静岡 御殿場”. NHKニュース. 2019年10月12日閲覧。
  54. ^ 台風19号 不明男性の死亡確認 沼津港に遺体 県内死者3人に /静岡”. 毎日新聞. 2021年3月28日閲覧。
  55. ^ 日本放送協会. “裏山崩れ住宅2棟全壊 3人行方不明 群馬 富岡”. NHKニュース. 2019年10月12日閲覧。
  56. ^ 2人死亡3人不明、93万人に避難指示…停電21万軒”. 読売新聞オンライン. 2019年10月12日閲覧。
  57. ^ 群馬 富岡の土砂崩れ 3人全員の死亡を確認”. NHK NEWS WEB. 2019年10月16日閲覧。
  58. ^ 台風19号で不明の運転手男性、千曲川で遺体発見 佐久”. 朝日新聞. 2021年3月28日閲覧。
  59. ^ 県内死者2人 心肺停止1人 長野・穂保で浸水続く”. 信濃毎日新聞. 2021年3月28日閲覧。
  60. ^ 川に車3台落下 乗車の3人救助 3人不明 長野 東御”. NHKニュース. 日本放送協会 (2019年10月12日). 2019年10月13日閲覧。
  61. ^ a b c “川崎沖の貨物船沈没事故 死者7人に 1人不明 捜索続く”. NHK. (2019年10月13日). https://web.archive.org/web/20191014061746/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191014/k10012130911000.html 2019年10月13日閲覧。 
  62. ^ a b c d 台風19号で沈没の貨物船内からベトナム人乗組員の遺体発見、東京湾”. VIETJO ベトナムニュース (2020年3月4日). 2020年9月3日閲覧。
  63. ^ JIA DE General Cargo IMO:8989848”. MarineTraffic.com (2019-10-12 12:21 UTC). 2020年9月3日閲覧。
  64. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba 令和元年台風第 19 号等に係る被害状況等について”. 内閣府非常災害対策本部. 2019年11月5日閲覧。
  65. ^ 【台風19号】川崎の大規模浸水、2つの原因浮上 | 社会 | カナロコ by 神奈川新聞”. カナロコ. 2019年12月4日閲覧。
  66. ^ 救助ヘリが70代女性を誤って落下、心肺停止に 福島”. 日本経済新聞 (2019年10月13日). 2019年10月13日閲覧。
  67. ^ 救助ヘリから落下の女性が死亡”. 共同通信 (2019年10月13日). 2019年10月13日閲覧。
  68. ^ 【台風19号】消防ヘリが救助中に女性が落下し死亡 フック付け忘れてつり上げ”. 産経新聞 (2019年10月13日). 2019年10月13日閲覧。
  69. ^ 救助ヘリから落下の女性死亡 東京消防庁、フック忘れる”. 日本経済新聞 (2019年10月16日). 2019年10月13日閲覧。
  70. ^ 多摩川のホームレス 都内唯一の死者に 救えなかったか 毎日新聞 2019年10月19日
  71. ^ 東京 日野 多摩川河川敷に遺体 台風19号の犠牲者と判断”. NHK NEWS WEB (2019年10月23日). 2019年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月28日閲覧。
  72. ^ 令和元年東日本台風及び前線による大雨による被害及び消防機関等の対応状況(第67報)”. 消防庁. 2020年10月14日閲覧。
  73. ^ 令和元年東日本台風及び前線による大雨による被害及び消防機関等の対応状況(第67報)”. 消防庁. 2020年10月14日閲覧。
  74. ^ "ヤクルトがファーム施設移転に関する基本協定締結式開催 10日に茨城県庁で". サンケイスポーツ. 産経デジタル. 1 November 2023. 2023年11月1日閲覧
  75. ^ 朝日新聞(東京本社版)2019年10月19日朝刊1面。
  76. ^ 堤防決壊箇所一覧(4 月10 日 9:00 時点)”. 国土交通省 (2020年4月10日). 2020年9月16日閲覧。
  77. ^ a b c 台風19号 ゴルフ場・商業施設・特養ホーム… 復旧遅れ予想以上 埼玉 産経新聞 2019年10月20日、2019年11月26日閲覧。
  78. ^ 埼玉県内、住宅2100棟超が浸水 台風19号 日本経済新聞、2019年10月15日、2019年11月26日閲覧。
  79. ^ 令和元年台風第19号等による被害状況等について(第54報)”. 国土交通省 (2020年4月10日). 2020年9月16日閲覧。
  80. ^ 永岡桂子 [@keiko_nagaoka] (2022年1月7日). "利根川坂東市小山地先(利根川左岸108.5㎞付近)の無堤防地区に木村市長、坂東市役所の担当の方と視察に伺いました。令和1年の東日本台風の時に出水した所です。". X(旧Twitter)より2022年10月29日閲覧
  81. ^ a b 出水速報(第三報修正) 令和元年10月 台風19号” (PDF). 国交省関東地方整備局利根川下流河川事務所. p. 24. 2021年1月1日閲覧。
  82. ^ 利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更案)について関係都県知事からいただいたご意見” (PDF). 国交省関東地方整備局. p. 10. 2020年12月3日閲覧。
  83. ^ a b 令和元年台⾵第19号を踏まえた「⼊間川流域緊急治⽔対策プロジェクト」(p9 令和元年台風第19号による被災状況(荒川本川 直轄区間))” (PDF). 国交省関東地方整備局. p. 9. 2020年12月31日閲覧。
  84. ^ 住民の合意難航…50年以上、無堤防状態 多摩川氾濫の東京・二子玉川 産経新聞 2019年10月25日
  85. ^ “相模原市 相模川流域に避難指示”. NHK(首都圏). (2019年10月12日). オリジナルの2019年10月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20191012071621/https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20191012/1000037893.html 
  86. ^ 日本放送協会. “城山ダム 午後10時から緊急放流 流域で大規模水害のおそれ”. NHKニュース. 2019年10月12日閲覧。
  87. ^ “水沼ダムで緊急放流 北茨城”. NHK. (2019年10月12日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191012/k10012126601000.html 2019年10月12日閲覧。 
  88. ^ TBS NEWS 防災 [@TBSNEWS6] (2019年10月12日). "【#台風19号 情報】 利根川水系のダムと荒川水系のダムでも #緊急放流 する可能性があると、国交省関東地方整備局が会見で発表した。埼玉県神川町にある利根川水系神流川の #下久保ダム と、埼玉県秩父市にある荒川水系荒川の #二瀬ダム で、今後水位が上昇した場合、ダムの水を緊急放流する可能性も". X(旧Twitter)より2019年10月22日閲覧
  89. ^ 日本放送協会. “鬼怒川流域 栃木 日光の2ダム 緊急放流の可能性”. NHKニュース. 2019年10月12日閲覧。
  90. ^ 菅平ダム放流で避難呼びかけ”. NHK NEWS WEB. 2019年10月14日閲覧。
  91. ^ 【科学】ドラマ生んだラグビーW杯、その陰に治水対策 台風克服の横浜国際総合競技場”. 時事ドットコム. 2022年3月19日閲覧。
  92. ^ 八ッ場ダム、一気に「満水まで10m」…台風で54m上昇”. 読売新聞オンライン. 2019年10月14日閲覧。
  93. ^ “全線再開まで1~2週間 北陸新幹線、信号に重大被害”. 東京新聞. (2019年10月16日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201910/CK2019101602000116.html 2019年10月16日閲覧。 
  94. ^ 北陸新幹線(東京~金沢間)の直通運転再開に伴う暫定ダイヤについて』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2019年10月23日https://www.jreast.co.jp/press/2019/20191023_ho01.pdf2019年10月23日閲覧 
  95. ^ “北陸新幹線 東京-長野「あさま」上下計11本減”. 信濃毎日新聞. (2019年10月24日). https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20191024/KT191023ATI090020000.php 2019年10月25日閲覧。 
  96. ^ “北陸新幹線の車両基地水没、長野 堤防決壊、10編成が被害”. 共同通信. (2019年10月13日). https://web.archive.org/web/20191013005704/https://this.kiji.is/555908281185371233 2019年10月13日閲覧。 
  97. ^ 台風19号で浸水した北陸新幹線E7系をすべて廃車…その損失額は約418億円に”. Responce (2019年11月29日). 2020年10月10日閲覧。
  98. ^ “北陸新幹線、ダイヤ全面復旧は年内困難 影響長期化”. 日本経済新聞. (2019年10月19日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51195890Z11C19A0CZ8000/ 2019年10月20日閲覧。 
  99. ^ 北陸新幹線の 11 月 30 日以降の暫定ダイヤについて”. JR東日本. 2020年3月1日閲覧。
  100. ^ 中央本線の通常運転再開について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2019年10月25日https://www.jreast.co.jp/press/2019/20191025_ho02.pdf2019年10月25日閲覧 
  101. ^ 首都圏と山梨県・松本方面との代替ルートについて』(プレスリリース)国土交通省、2019年10月14日https://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo02_hh_000120.html2019年10月15日閲覧 
  102. ^ JR東日本管内中央本線運転見合せに伴う身延線臨時列車の追加について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2019年10月16日https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040104.pdf2019年10月20日閲覧 
  103. ^ “高速道路13路線15区間で被害”. 共同通信. (2019年10月13日). https://web.archive.org/web/20191014081826/https://this.kiji.is/555907755797890145 2019年10月14日閲覧。 
  104. ^ 台風19号による E18 上信越自動車道の通行止めを解除しました”. 東日本高速道路株式会社関東支社 (2019年10月23日). 2019年10月23日閲覧。
  105. ^ E18上信越自動車道(碓氷軽井沢IC〜佐久IC) 4車線での通行確保について 〜 4月3日(金)の午後4時に4車線通行確保 〜” (PDF). 東日本高速道路株式会社 (2020年4月3日). 2020年4月25日閲覧。
  106. ^ E6常磐自動車道 水戸北スマートICの閉鎖を解除しました” (PDF). 東日本高速道路株式会社 (2019年12月2日). 2019年12月2日閲覧。
  107. ^ E18上信越自動車道 小布施スマートICの閉鎖を解除しました” (PDF). 東日本高速道路株式会社 (2019年11月29日). 2019年11月29日閲覧。
  108. ^ a b 令和元年台風第19号による被害状況等について(第4報)”. 国土交通省 (2019年10月13日). 2019年10月13日閲覧。
  109. ^ 令和元年台風第19号等による被害状況等について(第48報)”. 国土交通省. 2019年11月29日閲覧。
  110. ^ a b 令和元年台風19号により被災した国道20号 法雲寺橋の復旧が完了します。” (PDF). 国土交通省関東地方整備局 甲府河川国道事務所 (2022年2月17日). 2022年4月3日閲覧。
  111. ^ 国道115号の通行止めを解除します”. 福島県土木部. 2020年12月7日閲覧。
  112. ^ a b 令和元年台風第19号等による被害状況等について(第54報)”. 国土交通省. 2020年4月12日閲覧。
  113. ^ a b “福島・郡山で路線バス90台が水没、一部運休続くに”. 産経新聞. (2019年10月17日). https://www.sankei.com/article/20191017-2L4E6JKBYFILDFIK5OIEOL22WE/ 2019年10月24日閲覧。 
  114. ^ バスの長期運休のお詫びと今後の見通しについて(2019年12月5 日時点) (PDF) - 福島交通、2019年12月5日、同日閲覧
  115. ^ 令和元年台風第19号による被害状況等について(第17報)”. 国土交通省 (2019年10月19日). 2019年10月20日閲覧。
  116. ^ a b 令和元年台風第19号等による被害状況等について(第52報)”. 国土交通省. 2020年1月17日閲覧。
  117. ^ 台風19号 首都圏鉄道の計画運休 一部除きほとんどの区間で”. NHK. 2019年10月12日閲覧。
  118. ^ “「本日は東京へ行けません」掲示 新幹線運休で新大阪駅”. 朝日新聞デジタル. (2019年10月12日). https://www.asahi.com/articles/ASMBD2RWTMBDPTIL002.html 2019年10月12日閲覧。 
  119. ^ “首都圏の鉄道、順次「計画運休」…運休早める路線も”. 読売新聞オンライン. (2019年10月12日). https://www.yomiuri.co.jp/national/20191012-OYT1T50159/ 2019年10月12日閲覧。 
  120. ^ “台風19号、きょう夕方に関東か東海上陸 記録的大雨も”. 朝日新聞デジタル. (2019年10月12日). https://www.asahi.com/articles/ASMBC5CK0MBCUTIL03J.html 2019年10月12日閲覧。 
  121. ^ 令和元年台風第19号による被害状況等について(第3報)”. 国土交通省 (2019年10月12日). 2019年10月26日閲覧。
  122. ^ 令和元年台風第19号による被害状況等について(第10報)”. 国土交通省 (2019年10月15日). 2019年10月26日閲覧。
  123. ^ 令和元年台風第19号による被害状況等について(第12報)”. 国土交通省 (2019年10月16日). 2019年10月26日閲覧。
  124. ^ 阿武隈急行線について”. 福島県. 2020年12月7日閲覧。
  125. ^ 阿武隈急行、10月にも「全線再開」 赤字額は過去最大10億円超”. 福島民友新聞. 2020年6月2日閲覧。
  126. ^ 北陸新幹線、3月13日に暫定ダイヤ終了 「あさま」運転本数を100%に”. ITmedia. 2021年3月28日閲覧。
  127. ^ 北陸新幹線(東京~金沢駅間)の直通運転再開見込みについて』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2019年10月18日https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/10/page_15132.html2019年10月24日閲覧 
  128. ^ “成田空港が着陸禁止措置 12日午後から 滞留者は1500人超に”. 毎日新聞. (2019年10月12日). https://mainichi.jp/articles/20191012/k00/00m/040/187000c 2019年10月12日閲覧。 
  129. ^ 2019年10月13日16時32分(UTC)発出の羽田空港(RJTT)NOTAMより
  130. ^ “新千歳に飛行機“避難” 台風で羽田、成田から”. 北海道新聞. (2019年10月13日). https://www.hokkaido-np.co.jp/article/354215 2019年10月20日閲覧。 
  131. ^ 2019年10月12日 5時41分(UTC)発出の新千歳空港(RJCC)NOTAMより
  132. ^ 令和元年台風第19号による被害状況等について(第21報)”. 国土交通省. p. 95 (2019年10月22日). 2019年10月22日閲覧。
  133. ^ 令和元年度自衛隊観艦式事前公開(体験航海)の中止について” (PDF). 海上自衛隊 海上幕僚監部 (2019年10月8日). 2019年10月13日閲覧。
  134. ^ 令和元年度自衛隊観艦式の中止について” (PDF). 海上自衛隊 海上幕僚監部 (2019年10月13日). 2019年10月13日閲覧。
  135. ^ 令和元年度自衛隊観艦式の中止に伴う艦艇の公開について”. 海上自衛隊 海上幕僚監部 (2019年10月13日). 2019年10月14日閲覧。
  136. ^ 防衛省・自衛隊(災害対策) [@modjapan_saigai] (2019年10月13日). "明日の観艦式に参加を予定していた護衛艦「かが」も、統合任務部隊に組み込まれて救援活動をします。ヘリの洋上基地としての機能も担うことになります。". X(旧Twitter)より2019年10月22日閲覧
  137. ^ 第19回全国障害者スポーツ大会「いきいき茨城ゆめ大会」の中止について”. いきいき茨城ゆめ国体・いきいき茨城ゆめ大会 実行委員会事務局 (2019年10月10日). 2019年10月10日閲覧。
  138. ^ 10月12日(土)クライマックスシリーズ ファイナルステージG-T(東京ドーム)試合中止のお知らせ”. 一般社団法人日本野球機構 (2019年10月10日). 2019年10月14日閲覧。
  139. ^ 10月13日(日)クライマックスシリーズ ファイナルステージ第4戦G-T(東京ドーム)試合開始時間変更のお知らせ”. 一般社団法人日本野球機構 (2019年10月11日). 2019年10月14日閲覧。
  140. ^ 10月12日(土)クライマックスシリーズ ファイナルステージL-H(メットライフ)試合中止のお知らせ”. 一般社団法人日本野球機構 (2019年10月10日). 2019年10月14日閲覧。
  141. ^ 台風19号接近にともなう試合開催への影響について』(プレスリリース)ラグビーワールドカップ2019大会組織委員会、2019年10月11日https://www.rugbyworldcup.com/update/5056392019年10月20日閲覧 
  142. ^ 10月13日(日)「ナミビア V カナダ」(釜石鵜住居復興スタジアム)試合開催中止について』(プレスリリース)ラグビーワールドカップ2019大会組織委員会、2019年10月13日https://www.rugbyworldcup.com/update/5107162019年10月20日閲覧 
  143. ^ “ブリヂストンOP 13日の最終日は中止、今平が今季初勝利で大会連覇”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2019年10月12日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2019/10/12/kiji/20191012s00043000197000c.html 2019年10月14日閲覧。 
  144. ^ “女子ゴルフ・スタンレーレディース 12日の第2Rは中止”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2019年10月11日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2019/10/11/kiji/20191011s00043000264000c.html 2019年10月14日閲覧。 
  145. ^ “スタンレーレディス決勝Rは9ホールで実施/国内女子”. サンケイスポーツ. 産経デジタル. (2019年10月11日). https://www.sanspo.com/article/20191012-P2YQ5GFNPJOLBGPB6T4ACPLSQQ/ 2019年10月14日閲覧。 
  146. ^ “鈴鹿サーキットがF1日本GP週末のスケジュール変更を発表。12日土曜は一部を除き閉園、F1予選は日曜10時からの開催”. autosport web (株式会社三栄). (2019年10月11日). https://www.as-web.jp/f1/531190?all 2019年10月22日閲覧。 
  147. ^ 「台風19号被災地、秋の催し中止相次ぐ」『東京新聞』2019年10月24日、朝刊。
  148. ^ 「東北・みやぎ復興マラソン2019」中止のお知らせ”. 東北・みやぎ復興マラソン2019 (2019年10月10日). 2019年10月22日閲覧。
  149. ^ 新潟シティマラソン2019の開催中止について”. 新潟シティマラソン (2019年10月11日). 2019年10月15日閲覧。
  150. ^ 台風19号接近にともなう試合開催への影響について【Jリーグ】”. J.LEAGUE.jp (2019年10月13日). 2019年10月20日閲覧。
  151. ^ 全日本学生バドミントン連盟”. 全日本学生バドミントン連盟. 2019年12月24日閲覧。
  152. ^ 第6回モルック日本大会中止のお知らせ”. 日本モルック協会 (2019年10月10日). 2020年7月10日閲覧。
  153. ^ 全国学校音楽コンクール 高校の部 豊島岡女子学園高が初の金賞”. NHK. 2019年11月29日閲覧。
  154. ^ NHK全国学校音楽コンクール(Nコン)【全国コンクール 高等学校の部】”. NHK全国学校音楽コンクール(Nコン)ツイッター (2019年10月25日). 2019年10月27日閲覧。
  155. ^ NHK 12日「Nコン 高校の部」史上初の中止…台風19号の影響 代替開催は未定”. スポーツニッポン (2019年10月10日). 2019年10月14日閲覧。
  156. ^ 阿波国 THE SOLAR BUDOKAN 2019、開催中止のお知らせ”. club GRINDHOUSE&阿波国 THE SOLAR BUDOKAN 実行委員会 (2019年10月10日). 2021年1月15日閲覧。
  157. ^ <台風19号>こうのす花火大会、中止に ギネス世界記録の四尺玉2万発以上が予定されていた”. 47NEWS. 2019年10月14日閲覧。
  158. ^ 「第11回ビーチバレー川崎市長杯」中止のお知らせ”. 川崎市 (2019年10月10日). 2019年10月14日閲覧。
  159. ^ 【2019年開催なし】第114回長野えびす講煙火大会の日程・開催情報”. 花火大会2019 花火カレンダー - ウォーカープラス. 2019年10月30日閲覧。
  160. ^ 令和元年度『佐倉の秋祭り』の開催中止について”. 千葉県佐倉市公式ウェブサイト. 佐倉市 (2019年10月10日). 2019年11月16日閲覧。
  161. ^ “競輪G1寛仁親王牌の2日目中止 台風影響で”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2019年10月10日). https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2019/10/10/kiji/20191010s00052000233000c.html 2019年10月14日閲覧。 
  162. ^ “●●12日(土)、13日(日)の東京競馬は中止に●●”. 競馬実況web. 日経ラジオ社(ラジオNIKKEI). (2019年10月11日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/1314.html 2019年10月14日閲覧。 
  163. ^ “競馬場・パークウインズ・ウインズの明日(12日)の営業取りやめについて”. 競馬実況web. 日経ラジオ社(ラジオNIKKEI). (2019年10月11日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/12_12.html 2019年10月14日閲覧。 
  164. ^ “競馬場・パークウインズ・ウインズの明日(13日)の営業取りやめについて”. 競馬実況web. 日経ラジオ社(ラジオNIKKEI). (2019年10月12日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/13_12.html 2019年10月14日閲覧。 
  165. ^ 【ボート】戸田が台風被害で女子戦中止 ピット、大時計が水没し、場内も危険な状態”. デイリースポーツ (2019年10月13日). 2019年10月14日閲覧。
  166. ^ 調理師試験の再試験について』(プレスリリース)調理技術技能センター、2019年10月16日http://www.chouri-ggc.or.jp/data/chourishi/2019-saishikenbi1.pdf2019年10月25日閲覧 
  167. ^ 再試験・受験手数料返金手続きについて』(プレスリリース)国民生活センター、2019年10月25日https://www.kokusen.go.jp/shikaku/shikaku.html2019年10月25日閲覧 
  168. ^ “技術士第一次試験を受験される皆様へ(第6報 10月13日 8時40分)”. 日本技術士会. (2019年10月13日). https://www.engineer.or.jp/c_topics/006/006816.html 2019年10月13日閲覧。 
  169. ^ “令和元年度技術士第一次試験の再試験について(第1報)”. 日本技術士会. (2019年11月1日). https://www.engineer.or.jp/c_topics/006/006853.html 2019年11月14日閲覧。 
  170. ^ 台風19号の影響による令和元年一級建築士試験「設計製図の試験」の再試験について(令和元年10月13日(日曜)中止会場)』(プレスリリース)建築技術教育普及センターhttps://www.jaeic.or.jp/shiken/1k/1k-saishiken-chushi.html2019年10月25日閲覧 
  171. ^ 台風19号の影響による令和元年度総合旅行業務取扱管理者試験の対応について』(プレスリリース)日本旅行業協会、2019年10月15日https://www.jata-net.or.jp/seminar/exam/guide/191012_typhoon19thinfo.html2019年10月25日閲覧 
  172. ^ 「令和元年度 総合旅行業業務取扱管理者試験」宮城・東京会場の再試験実施について』(プレスリリース)日本旅行業協会、2019年10月30日https://www.jata-net.or.jp/seminar/exam/guide/20200315_reexamination.html2019年11月5日閲覧 
  173. ^ “ケアマネ試験、1都12県で中止に 試験問題の情報漏えい防止措置も”. 介護のニュースサイトJoint (官庁通信社). (2019年10月15日). https://www.joint-kaigo.com/1/article-13/pg1131.html 2019年10月25日閲覧。 
  174. ^ “中止となったケアマネ試験、再試験は来年3月8日に実施へ”. 介護のニュースサイトJoint (官庁通信社). (2019年11月13日). https://www.joint-kaigo.com/1/article-13/pg1180.html 2019年12月4日閲覧。 
  175. ^ 2019年度小学校教員資格認定試験実施要領(平成31年4月19日 文部科学大臣決定)の取扱いについて』(プレスリリース)文部科学省、2019年10月11日https://www.nits.go.jp/menkyo/shiken/files/notice_20191024_001_004.pdf2019年10月25日閲覧 
  176. ^ “台風19号で中止の代替2次 リポートと検定試験 小学校教員の資格認定”. 産経ニュース (産経デジタル). (2019年10月24日). https://www.sankei.com/life/amp/191024/lif1910240024-a.html 2019年10月25日閲覧。 
  177. ^ “令和元年度秋期試験の実施について(試験会場「東京都市大学 世田谷キャンパス」の変更、郡山試験地(2会場)、長野試験地(1会場)における試験開始時刻の変更、ほか)”. 情報処理推進機構. (2019年10月17日). https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20191017.html 2020年1月13日閲覧。 
  178. ^ “令和元年台風第19号に伴う災害の影響によって令和元年度秋期試験を受験できなかった方への「受験手数料の返還」又は「次回試験への振替」措置について”. 情報処理推進機構. (2019年11月29日). https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20191129.html 2020年1月13日閲覧。 
  179. ^ 台風19号、鉄道フェスタ中止に 日比谷公園で12、13両日予定”. 毎日新聞 (2019年10月9日). 2021年12月14日閲覧。
  180. ^ “台風の影響によるイベントの中止について”. 鉄道ファン・railf.jp (交友社). (2019年10月9日). https://railf.jp/news/2019/10/09/184000.html 2019年10月15日閲覧。 
  181. ^ 2019年11月5日の「碓氷峠 廃線ウォーク」のポスト(ツイート)より、2024年8月29日閲覧。
  182. ^ 2023年4月14日の「岩井均(安中市長)」のポスト(ツイート)より、2024年8月29日閲覧。
  183. ^ “【お知らせ】10/11付デイリーランキングの更新タイミング変更について”. oricon.co.jp (オリコン). (2019年10月11日). https://ranking.oricon.co.jp/free_contents/renew/detail.asp?no=5195 2019年10月11日閲覧。 
  184. ^ 北崎礼子「秋の観光 打撃深刻 やな・遊覧船・自然研究路… ●足利」朝日新聞2019年10月18日付朝刊、栃木版25ページ
  185. ^ "打撃の観光業「希望の光」 あしかがフラワーパーク 電球が水没 総出で復旧"読売新聞2019年11月4日付朝刊、栃木1、23ページ
  186. ^ 江口和貴「きらめく花々」朝日新聞2020年1月10日付朝刊、社会面31ページ
  187. ^ 令和元年東日本台風(台風第19号)等に係る被害情報”. 農林水産省 (2020年10月23日). 2020年12月4日閲覧。
  188. ^ 福島・郡山中央工業団地が冠水 幸楽苑本社など立地 台風19号で阿武隈川が氾濫”. 日本経済新聞 (2019年10月13日). 2020年1月14日閲覧。
  189. ^ 進まぬ工業団地復旧 大手撤退の動きも 台風19号被害・福島”. 時事ドットコム (2020年1月13日). 2020年1月13日閲覧。
  190. ^ スバル操業停止で閑散 台風19号影響で群馬製作所 /群馬”. 毎日新聞 (2019年10月18日). 2020年1月15日閲覧。
  191. ^ 共同通信 (2019年10月13日). “福島で川に除染廃棄物が流出 田村市の仮置き場、台風19号 | 共同通信”. 共同通信. 2019年11月10日閲覧。
  192. ^ 日本放送協会. “除染廃棄物の袋が川に流出 福島 田村”. NHKニュース. 2019年11月10日閲覧。
  193. ^ 郡山市のゴミ焼却場停止、復旧の重荷に 市「ゴミの家庭保管を」”. 日本経済新聞 (2019年10月23日). 2020年1月14日閲覧。
  194. ^ 令和元年十月十一日から同月十四日までの間の暴風雨及び豪雨による災害についての激甚災害並びにこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令の一部を改正する政令(令和元年政令第一七一号)”. インターネット版官報. 国立印刷局 (2019年12月4日). 2020年1月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月31日閲覧。
  195. ^ a b c d e f g h i j k l 令和元年台風第19号等に係る被害状況等について(令和元年12月2日14:00現在)”. 内閣府 非常災害対策本部. 2019年12月2日閲覧。
  196. ^ 台風第 19 号に早めの備えを!(10 月 9 日)” (PDF). 気象庁予報部. 2019年10月12日閲覧。
  197. ^ 朝日新聞(東京本社版)2019年10月10日朝刊社会面。
  198. ^ 台風第19号について(10月11日)”. 気象庁. 2019年10月12日閲覧。
  199. ^ 台風19号「大雨特別警報の可能性」 気象庁が緊急会見「狩野川台風に匹敵の可能性」”. 日本経済新聞 電子版 (2019年10月11日). 2019年10月12日閲覧。
  200. ^ 令和元年台風第19号等に係る被害状況等について(2月12日9:00現在)(PDF形式897.4KB)別ウインドウで開きます”. 内閣府. 2020年2月18日閲覧。
  201. ^ a b 令和元年台風第19号による被害及び消防機関等の対応状況(第2報)” (PDF). 総務省消防庁. 2019年10月12日閲覧。
  202. ^ 防衛省・自衛隊(災害対策) [@ModJapan_saigai] (2019年10月11日). "【災害対策Twitter開設】 10月11日、『防衛省・自衛隊(災害対策)』の公式アカウントを開設しました。 防衛省・自衛隊の他の公式アカウントと連携し、自衛隊の災害対策に関する情報を皆さまにお届けいたします。". X(旧Twitter)より2019年10月22日閲覧
  203. ^ 藤田直央 (2019年10月22日). “「記者泣かせ」の河野大臣ツイッター ひまつぶしが今や…ブロックも”. withnews (朝日新聞社). https://withnews.jp/article/f0191022003qq000000000000000W06k10101qq000019969A 
  204. ^ 防衛省・自衛隊(災害対策) [@ModJapan_saigai] (2019年10月12日). "#台風19号 の接近に伴い、 #防衛省・自衛隊 としては、情報収集や、被害が確認された場合の救援活動を迅速かつ的確に実施できるように、1万7千人態勢で即応性を維持するとともに、すでに、関係する自治体に連絡員を出して、万全の態勢を構築しています。". X(旧Twitter)より2019年10月22日閲覧
  205. ^ a b 防衛省・自衛隊(災害対策) [@ModJapan_saigai] (2019年10月13日). "昨日から実施中の #災害派遣 の状況です。現在は各地で、人命救助を最優先に活動を継続中です。". X(旧Twitter)より2019年10月22日閲覧
  206. ^ a b 令和元年台風19号に係る災害派遣 特設サイト”. 防衛省・自衛隊. 2019年10月13日閲覧。
  207. ^ 防衛省・自衛隊(災害対策) [@ModJapan_saigai] (2019年10月13日). "本日16時、自衛隊の災害派遣の態勢を強化するため、河野防衛大臣の命令によって、統合任務部隊を組織しました。自衛隊は、3.1万人、航空機約40機まで増強し、引き続き救援活動を行ていきます。". X(旧Twitter)より2019年10月22日閲覧
  208. ^ 防衛省・自衛隊(災害対策) [@ModJapan_saigai] (2019年10月14日). "現在、自衛隊は #人命救助 を中心に活動していますが、今後、生活支援ニーズが増加することが想定されます。このようなニーズへの対応にも万全を期すべく、先ほど持ち回り閣議決定を経て、最大千名程度の #予備自衛官 及び #即応予備自衛官 の招集を命じました。引き続き対応に万全を期します。". X(旧Twitter)より2019年10月22日閲覧
  209. ^ 令和元年台風第19号に係る災害派遣について(05時30分現在)” (PDF). 防衛省・自衛隊. 2019年10月13日閲覧。
  210. ^ 防衛省・自衛隊(災害対策) [@ModJapan_saigai] (2019年11月30日). "本日22時、長野県知事から撤収要請が出され、台風第19号等についての災害派遣活動が全て終了しました。今回の災害派遣においては、最大12都県で延べ約7万9千名により、現地での活動が行われました。今後も自衛隊は災害対応に万全を期してまいります。#台風19号 等 #災害派遣". X(旧Twitter)より2019年12月2日閲覧
  211. ^ 陸上自衛隊 第1空挺団 [@jgsdf_1stAbnB] (2019年11月5日). "本日15時10分に千葉県知事から自衛隊に対する撤収要請を受け、災害派遣活動を終了しました。約2ケ月にわたり、被災された方々の一刻も早い生活再建の一助となるべく活動して参りました。第1空挺団は、引き続き我が国の平和のため、皆様に寄り添いつつ、任務を必遂して参ります。#精鋭無比 #空挺団". X(旧Twitter)より2019年11月8日閲覧
  212. ^ a b c 令和元年11月8日(金)9:22~9:37|河野防衛大臣閣議後会見 防衛省報道資料(2019-11-08)2019年11月9日閲覧
  213. ^ 河野太郎 [@konotarogomame] (2019年11月8日). "自衛隊の災害派遣活動は4週間近く経ち、最大で約5000人だった業務に携わる隊員の数も本日は約300人となりました。本日(8日)をもって統合任務部隊は解組し、今後は東部方面隊及び東北方面隊が災害廃棄物除去や入浴支援等、被災者に寄り添った災害派遣活動をしっかり継続していきます。". X(旧Twitter)より2019年11月8日閲覧
  214. ^ 台風15号及び19号の災害復旧等に係る一般会計予備費使用の概要 (防衛省関係)”. 防衛省・自衛隊. 2019年11月8日閲覧。
  215. ^ FMだいご [@fmdaigo] (2019年10月12日). "【FMだいごから重要なお知らせ】 #fmdaigo #大子町". X(旧Twitter)より2019年10月22日閲覧
  216. ^ 令和元年台風第 19 号による被害状況等について(第9報)”. 総務省. 2019年10月14日閲覧。
  217. ^ ちちぶエフエム株式会社@79.0 [@chichibu_fm] (2019年10月14日). "ちちぶFM 放送時間のお知らせ 【10/14(月祝) 8:00改定】 ちちぶエフエム送信所付近電柱滑落により、イレギュラーの放送にてお送りいたします。 FMプラプラ 9時から18時 t.co/KoTb3RqDxy 皆様には開局早々、ご心配をおかけして申し訳ありません。". X(旧Twitter)より2019年10月22日閲覧
  218. ^ ちちぶエフエム株式会社@79.0 [@chichibu_fm] (2019年10月19日). "【ちちぶFM放送再開のお知らせ】10月26日(土)7時より仮設アンテナを使用して、放送を再開いたします。また、インターネット(FMプラプラ)での同時配信も行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。". X(旧Twitter)より2019年11月5日閲覧
  219. ^ a b c 令和元年台風第 19 号に係る被害状況等について(令和元年 10 月 14 日 08 時 00 分 現 在)” (PDF). 内閣府 非常災害対策本部. 2019年10月14日閲覧。
  220. ^ 令和元年台風第19号等に係る被害状況等について(1月10日10:00現在)(PDF形式896.6KB)別ウインドウで開きます”. 内閣府. 2020年1月17日閲覧。
  221. ^ “Typhoon Hagibis: Japan suffers deadly floods and landslides from storm”. BBC.com. (2019年10月13日). https://www.bbc.com/news/world-asia-50020108 
  222. ^ “Recovery begins as Japan's Typhoon Hagibis leaves trail of death and destruction”. CNN.com. (2019年10月13日). https://edition.cnn.com/2019/10/13/asia/typhoon-hagibis-japan-rugby-intl-hnk/index.html 2019年10月13日閲覧。 
  223. ^ “The Latest: Typhoon leaves 19 dead, 16 missing in Japan”. abcnews.go.com. (2019年10月13日). https://abcnews.go.com/International/wireStory/latest-typhoon-leaves-dead-15-missing-japan-66238269?cid=clicksource_76_null_bsq_hed 2019年10月13日閲覧。 
  224. ^ “Typhoon Hagibis death toll reaches 21 after landslides bury homes, rivers break banks in Japan”. abc.net.au. (2019年10月13日). https://www.abc.net.au/news/2019-10-13/clean-up-after-japan-typhoon-hagibis/11597810 2019年10月13日閲覧。 
  225. ^ 中国海軍ミサイル駆逐艦「太原」、東京に寄港 台風被災者にお見舞いも”. 新華社通信 (2019年10月14日). 2019年10月14日閲覧。
  226. ^ Secretary-General's Statement on Typhoon Hagibis in Japan”. United Nations Secretary-General (2019年10月13日). 2019年10月14日閲覧。
  227. ^ UN Humanitarian [@UNOCHA] (2019年10月14日). "We join SG @antonioguterres in extending deep condolences to the families of the victims of #TyphoonHagibis, the Government and people of Japan. We are saddened by reports of loss of life, and stand in solidarity". X(旧Twitter)より2019年10月22日閲覧
  228. ^ 蔡英文 Tsai Ing-wen [@iingwen] (2019年10月13日). "台風19号がもたらした記録的な雨によって日本では被害が広がっています。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 日本は我々にとってもっとも大事な友人です。いつでも支援に駆けつけます。". X(旧Twitter)より2019年10月22日閲覧
  229. ^ Narendra Modi [@narendramodi] (2019年10月13日). "インド国民を代表して、大型台風ハギビス(台風19号)の犠牲となった方々にお悔やみを申し上げます。この自然災害による損害や破壊からの早期の回復を願っております。". X(旧Twitter)より2019年10月22日閲覧
  230. ^ “台風19号の被害 海外メディアが大きく伝える”. NHK. (2019年10月13日). オリジナルの2019年10月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20191013125650/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191013/k10012129891000.html 2019年10月13日閲覧。 
  231. ^ “試合中止のカナダ代表 釜石でボランティア活動”. NHK. (2019年10月13日). オリジナルの2019年10月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20191013102113/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191013/k10012129691000.html 2019年10月13日閲覧。 
  232. ^ 試合中止のカナダが釜石で台風ボランティア活動 感動の嵐「この恩は忘れません!」”. THE ANSWER (2019年10月13日). 2019年10月13日閲覧。
  233. ^ 2nd VIDEO CONFERENCE”. Typhoon Committee. 2020年10月20日閲覧。
  234. ^ “<11日に考えた>台風19号の教訓を次に生かす 足利市が被災時の状況を「記録誌」に”. 東京新聞. (2021年2月11日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/85320 2021年2月11日閲覧。 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]