信濃川橋梁 (信越本線)
表示
信濃川橋梁 | |
---|---|
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 新潟県長岡市浦 |
交差物件 | 信濃川 |
用途 | 鉄道橋 |
路線名 | 信越本線 |
管理者 | 東日本旅客鉄道 |
施工者 | 日本橋梁、汽車製造、東京鐵骨橋梁、松尾橋梁(上り線) |
竣工 |
1952年(昭和27年)(上り線) 1970年(昭和45年)(下り線) |
座標 | 北緯37度23分42.0秒 東経138度48分37.7秒 / 北緯37.395000度 東経138.810472度 |
構造諸元 | |
形式 | トラス橋・桁橋 |
材料 | 鋼 |
全長 |
599 m(上り線) 602.4 m(下り線) |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
信濃川橋梁(しなのがわきょうりょう)は、新潟県長岡市浦の信濃川に架かる信越本線の橋長約600 m(メートル)のトラス橋・桁橋。来迎寺駅 - 前川駅間に位置する。
概要
[編集]上り線
- 形式 - 鋼下路単純ワーレントラス6連+鋼下路単純鈑桁1連+鋼上路単純鈑桁10連
- 活荷重 - KS18
- 橋長 - 599 m
- 径間割 - 6×62.4 m + 31.50 m + 9×19.20 m + 9.80 m
- 幅員 -
- 基礎 - 井筒基礎(A1 - P8)、直接基礎(P9 - A2)
- 施工
下り線
- 形式 - 鋼下路トラス9連+鋼下路鈑桁1連
- 活荷重 - KS18
- 橋長 - 602.4 m
- 径間割 - 70.2 m + 6×62.4 m + 2×59.1 m + 31.5 m
初代橋
- 形式 - 鋼下路プラットトラス6連(リベット結合)
- 橋長 - 470 m
- 径間割 - 6×62.7 m
- 幅員 - 3.6 m
- 基礎 - 煉瓦井筒基礎
- 施工 - アンドリュー・ハンディサイド[注釈 4]
歴史
[編集]初代の橋梁は北越鉄道により1898年(明治31年)に架設された[3]。
老朽化に伴い1952年(昭和27年)に架替が行われた。このとき初代橋のトラス桁6連の内中央の4連は拡幅が施されて越路橋の旧橋に再利用された。また残りの2連は越路町の渋海川に架かる岩田橋と不動沢橋に転用された。岩田橋と不動沢橋は信濃川橋梁の竣工から120年が経過しているが現役で道路橋として供されている[5]。
その後1970年(昭和45年)に複線化に伴い下流側に下り線の橋梁が新設された[1][2]。
越路橋は1998年(平成10年)に架替が行われたが住民からの保存の声を受け、2002年(平成14年)に越路河川公園内に一部が移設保存された。2019年(令和元年)に「旧浦村鉄橋」として岩田橋・不動沢橋・越路橋が土木学会選奨土木遺産に認定された[6][7][8]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “信濃川橋1952”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2021年5月17日閲覧。
- ^ a b c “信濃川橋梁上り線”. 土木学会附属土木図書館. 歴史的鋼橋. 土木学会. 2021年5月17日閲覧。
- ^ a b “信濃川橋1898-12-27”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2021年5月17日閲覧。
- ^ “越路橋”. 土木学会附属土木図書館. 歴史的鋼橋. 土木学会. 2021年5月17日閲覧。
- ^ “令和元年度「土木学会選奨土木遺産」に『旧浦村鉄橋』が認定されました。” (PDF). 土木学会関東支部新潟会 (2019年9月25日). 2021年5月17日閲覧。
- ^ “【長岡】旧浦村鉄橋が土木学会選奨土木遺産に認定されました”. 新潟県長岡地域振興局地域整備部 (2020年10月13日). 2021年5月17日閲覧。
- ^ “旧浦村鉄橋” (PDF). 新潟県長岡地域振興局地域整備部 (2020年2月). 2021年5月17日閲覧。
- ^ 東田典雅 (2020年10月13日). “新潟支社管内の高速道路における橋梁の劣化と維持管理”. 鋼構造出版. 2021年5月17日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 東日本旅客鉄道 - 橋梁管理者
- 空から見た信濃川・魚野川 - 北陸地方整備局 信濃川河川事務所